JPH08204761A - 無線受信装置 - Google Patents

無線受信装置

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Publication number
JPH08204761A
JPH08204761A JP7013828A JP1382895A JPH08204761A JP H08204761 A JPH08204761 A JP H08204761A JP 7013828 A JP7013828 A JP 7013828A JP 1382895 A JP1382895 A JP 1382895A JP H08204761 A JPH08204761 A JP H08204761A
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JP
Japan
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bit rate
signal
address
circuit
bit
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Application number
JP7013828A
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English (en)
Inventor
Shunichi Matsumoto
俊一 松本
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、コストの低減と消費電力の節約を実
現でき、加えて処理速度をさらに速めることができる無
線受信装置を提供する。 【構成】受信部2で受信した受信信号に対し、ビットレ
ート検出部5には、低ビットレートPL と高ビットレー
トPH の周波数成分のみを通過させるバンドパスフィル
タ51a、51bが設けられていて、これらバンドパス
フィルタ51a、51bの通過出力のうち所定レベル以
上で最大のものが検出され、この検出結果がデコーダ部
3に与えられ、そのビットレート専用のサンプリングク
ロックが設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信信号のビットレー
トに自動追従可能にした無線受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、加入者が携帯する間欠受信を行う
無線受信装置の一種であるペ−ジング受信機に対して一
般電話機より交換局を介して呼出番号とともに情報メッ
セージを無線伝送することにより、必要とする情報を知
らせるようにしたペ−ジングシステムが運用されてい
る。
【0003】ところで、このようなペ−ジング受信機が
用いられるシステムの送信信号は、図6に示すようにな
っている。同図(a)は、全体フォーマットを示すもの
で、送信信号は、プリアンブル信号Aとこれに続く複数
のバッチB、C…からなっている。ここでのプリアンブ
ル信号Aとは、送信信号と受信機とのビット同期を取る
ためのもので、「1010101…」の“1”と“0”
の繰り返しパターンで、576ビット連続している。ま
た、各バッチB、C…は、同図(b)に示すように同期
コードSCと第1から第8までの8つのフレームより構
成され、1フレームは2コードワードからなっている。
【0004】同期コードSCと1コードワードはともに
32ビット構成で、コードワードは、呼出し番号を示す
アドレスコードワードとメッセージを示すメッセージコ
ードワードに分けられる。アドレスコードワードは同図
(c)に、メッセージコードワードは同図(d)にそれ
ぞれ示している。
【0005】ここで、アドレスコードワードは、第1ビ
ットがアドレスコードワードかメッセージコードワード
かを区別するメッセージフラグであり、アドレスコード
ワードの場合は、このビットが“0”である。そして、
第2〜19ビットがアドレスデータを表すアドレスビッ
ト、第20、21ビットが表示形態、報音形態を示すフ
ァンクションビット、第22〜31ビットがBCHパリ
ティビット、第32ビットがイーブンパリティビットで
ある。
【0006】また、メッセージコードワードは、第1ビ
ットがメッセージフラグでメッセージコードワードを示
す“1”が設定されており、第2〜21ビットがメッセ
ージデータを表すメッセージビット、第22〜31ビッ
トがBCHパリティビット、第32ビットがイーブンパ
リティビットである。また、同期コードワードSCで
は、32ビットが特定のパターンになっている。
【0007】上述した信号は、アドレスコードワードの
アドレスデータと、当該アドレスコードワードを送信す
るフレームの順位とによって、ページング受信機を選択
的に呼び出す方式の信号である。従って、各ページング
受信機には、個別呼出しを受付けるために、1つのアド
レスと1つのフレーム(例えば、第2のフレーム)が割
り当てられる。
【0008】そして、メッセージを送信する場合は、先
頭にアドレスコードワードが付加され、その後、必要な
長さだけのメッセージコードワードが送られる。なお送
信は、1ワードあたり62.5ms(以下、1ワード時
間という。)の送信スピードで行われ、また受信機側で
の受信ミスを少なくするため、同一内容(アドレスおよ
びメッセージ)のものが所定時間後、例えば60秒後に
再送信されるようになっている。
【0009】ところで、ペ−ジング受信機において、マ
ルチビットレート方式を採用したものでは、ビットレー
トの検出手段として、プリアンブル信号Aによるビット
同期確立とプリアンブサーチのタイミングで受信信号を
サンプリングし、これにより得られたパルス幅から受信
信号のビットレートを検出するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ビットレート検出方法では、複数のビットレート、例え
ば低ビットレートPL (bps)と高ビットレートPH
(bps)(ここでPL<PH )を正しく検出するに
は、PL とPH の最小公倍数のビットレートに対するサ
ンプリング速度を必要とすることとなり、通常の低ビッ
トレートPL (bps)にのみ対応しているペ−ジング
受信機と比べて、より高速に動作するものが必要にな
り、このためコスト的に高価で、しかも消費電力が大き
くなるという問題点があった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、コストの低減と消費電力の節約を実現でき、加えて
処理速度をさらに速めることができる、マルチビットレ
ートに対応可能な無線受信装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信信号を受
信する受信手段と、この受信手段で受信した受信信号に
対し所定のビットレートに対応する周波数成分を通過さ
せるフィルタ手段と、このフィルタ手段を通過される出
力に対応するビットレートに基づいて該ビットレート専
用のサンプリング速度が設定されるデコーダ手段とによ
り構成されている。
【0013】また、本発明では、フィルタ手段は、異な
るビットレートの周波数成分を通過させる複数のバンド
パスフィルタからなっている。また、本発明では、前記
受信信号の送信相手に対応するビットレートの設定状態
を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段の記憶内容の
ビットレートに基づいて該ビットレート専用のサンプリ
ング速度を前記デコーダ手段に設定するようになってい
る。
【0014】
【作用】この結果、本発明によれば、受信手段で受信し
た受信信号に対し所定のビットレートに対応する周波数
成分を通過させるフィルタ手段を設けていて、このフィ
ルタ手段を通過される出力に対応するビットレートに基
づいて該ビットレート専用のサンプリング速度がデコー
ダ手段に設定されるようになるので、マルチビットレー
ト対応時にもデコーダ手段の基本動作速度を高速化する
ことなく対処することができる。
【0015】また、本発明によれば、フィルタ手段とし
て、異なるビットレートの周波数成分を通過させる複数
のバンドパスフィルタが用いられることで、例えば、高
ビットレートまたは低ビットレートに対応して自動的に
サンプリング速度の切り換えを行うことができる。
【0016】また、本発明によれば、所定の送信相手に
対応するビットレートの設定状態を記憶する記憶手段を
有していて、前記送信相手についてビットレートが設定
されている場合は、ビットレート検出を行うことなく、
記憶内容のビットレートに基づいてサンプリング速度を
デコーダ手段に速やかに設定できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従い説明す
る。図1はページング受信機の概略構成を示している。
図において、1はアンテナで、このアンテナ1は受信部
2に接続し、この受信部2をデコーダ部3を介してCP
U4に接続している。受信部2は、アンテナ1で受信し
た受信データを復調するようにしている。
【0018】受信部2には、ビットレート検出部5を接
続している。このビットレート検出部5は、図2に示す
ようにバンドパスフィルタ51a、51b、アンプ52
a、52bおよびアナログコンパレータ53からなるも
のである。ここで、バンドパスフィルタ51aは、検出
すべきビットレートを低ビットレートPL (bps)と
した場合、このビットレートの周波数成分のPL /2の
みを通し、また、バンドパスフィルタ51bは、検出す
べきビットレートを高ビットレートPH (bps)とし
た場合、このビットレートの周波数成分のPH /2のみ
を通すものである。また、アナログコンパレータ53
は、アンプ52a、52bからの出力のうち所定レベル
以上で最大のものを検出し、この検出結果をデコーダ部
3およびCPU4に伝えるようにしている。
【0019】デコーダ部3は、ビットレート検出部5の
アナログコンパレータ53の検出結果から、そのビット
レート専用のサンプリングクロックを選択するようにし
ている。なお、このデコーダ部3については後述する。
【0020】デコーダ回路3およびCPU4には、スイ
ッチSW1を介して電源6を接続し、また、受信部2に
は、スイッチSW1およびSW2を介して電源6を接続
している。スイッチSW1は、使用者の操作によりオン
オフされるマニュアルスイッチである。また、スイッチ
SW2は、デコーダ部3によりオンオフ制御され、受信
部2への電源供給を断続するようにしている。
【0021】CPU4には、シンセサイザ7、ドライバ
8を介してスピーカ9、ドライバ10を介してLED1
1、スイッチ回路12、ROMカード13、メッセージ
メモリ14および表示部15を接続している。
【0022】ここで、シンセサイザ7は、VCO回路を
有し、CPU4の制御の下に、受信部2に対して所定の
周波数信号を出力するようにしている。ドライバ8は、
CPU4の制御の下にスピーカ9を駆動し、呼出し報知
などの各種報知を行い、ドライバ10は、CPU4の制
御の下に、LED11を点滅し、当該ページング受信機
に対する呼出しがあった旨を報知するものである。ま
た、スイッチ回路12は、各種のスイッチを有し、操作
されたスイッチに対応するスイッチ入力信号をCPU4
に入力するものである。
【0023】ROMカード13は、EEPROMなどか
らなるもので、当該ページング受信機に対し着脱可能に
設けられ、図3に示すようにページングサービス会社名
aを始め、情報提供サービスを受けるための受信制御デ
ータとしてアドレスデータb、フレームデータc、受信
周波数データdおよびビットレートフラグeを記憶する
ようにしている。
【0024】メッセージメモリ14は、メモリエリアが
複数に分割され、受信したメッセージをメッセージの種
類に応じてそれぞれ異なるメモリエリアに記憶するよう
にしている。
【0025】そして、表示部15は、CPU4の指示に
より、メッセージメモリ14に記憶されている受信メッ
セージなどを表示するものである。図4は、デコーダ部
3の概略構成を示すものである。
【0026】この場合、上述した受信部2からの受信信
号がビット同期回路31に入力される。このビット同期
回路31は、受信部2で復調された“1”“0”のビッ
ト列からなる受信信号が入力されると、このビット列と
後述するタイミング制御回路32より発生される内部ク
ロックとの同期を取るもので、この同期の取れたビット
列をプリアンブル検出回路33、同期信号検出回路34
およびBCH補正回路35に与えるようにしている。
【0027】タイミング制御回路32は、発振回路、3
2進のビットカウンタおよび17進のワードカウンタな
どを有し、上述したビットレート検出部5の検出出力に
より、この検出されたビットレート専用のサンプリング
クロックを選択して出力するとともに、プリアンブル検
出回路33、同期信号検出回路34の検出信号および後
述するフレームレジスタ36にセットされるフレームデ
ータなどを得て、デコーダ部3全体のタイミング制御を
行い、信号の読み込みタイミングおよび各回路の動作順
序を定めるようにしている。
【0028】プリアンブル検出回路33は、受信信号す
なわちビット同期回路31からのビット列中からのプリ
アンブル信号Aを検出する回路であり、継続して8ビッ
トに亘って“1”“0”を繰り返して検出したときにプ
リアンブル信号Aを検出したとして、その検出信号をタ
イミング制御回路32に送出するようにしている。同期
信号検出回路34は、受信信号中から同期コードSCを
検出し、この検出信号をタイミング制御回路32および
後述のSC不一致カウンタ37に送出するようにしてい
る。また、BCH補正回路35は、BCHパリティコー
ドが付加されてくる受信信号に対してBCH誤り訂正処
理を行い、訂正済みのデータをデータ処理回路38およ
びアドレス比較回路39に送出するとともに、訂正が不
能エラーであった場合は、エラーフラグ用の信号を送出
するようにしている。
【0029】SC不一致カウンタ37は、タイミング制
御回路32中のワードカウンタのキャリー出力で1だけ
カウントアップするとともに、同期信号検出回路34の
検出信号によってリセットされるもので、ここでの計数
値がSCリトライレジスタ40にセットされている同期
ずれの許容限界回数に至った時に、その旨の信号をバッ
テリセーブ信号デコーダ41に送出するようにしてい
る。
【0030】バッテリセーブ信号デコーダ41は、タイ
ミング制御回路32、SC不一致カウンタ37あるいは
CPU4からの信号を受けて、図1に示すスイッチSW
2 をオンオフ制御するようにしている。
【0031】SCリトライレジスタ40、フレームレジ
スタ36、アドレスレジスタ42は、CPU4からの制
御を受けてROMカード13から順次送られてくるデー
タをそれぞれセットするようにしている。ここで、SC
リトライレジスタ40は、同期ずれの許容限度回数がセ
ットされ、フレームレジスタ36は、当該ページング受
信機の個別呼出しなどに係るフレームナンバーがセット
される。また、アドレスレジスタ42は、フレームレジ
スタ36にセットされているフレームナンバーのフレー
ムにおけるアドレスがセットされ、例えば、当該受信機
だけを個別に呼び出す場合に用いられるアドレスがセッ
トされたり、当該受信機を含む複数の受信機からなるグ
ループを一斉に呼び出す場合に用いられるアドレスがセ
ットされる。また、アドレスレジスタ42は、タイミン
グ制御回路32の制御を受けたフレームレジスタ36に
より制御され、セットしているアドレスをアドレス比較
回路39に送出するようにしている。
【0032】また、フレームレジスタ36、アドレスレ
ジスタ42は、ROMカード13に記憶されている受信
制御データ(アドレスデータ、フレームデータ)のうち
特定のものがキー入力より選択されたとき、その受信制
御データがCPU4から送られてきてセットされるよう
になっている。
【0033】なお、アドレスレジスタ42は、タイミン
グ制御回路32の制御を受けたフレームレジスタ36に
より制御され、セットしているアドレスをアドレス比較
回路39に送出するようにもしている。
【0034】アドレス比較回路39は、タイミング制御
回路32に制御され、BCH補正回路35から送られて
くる受信したアドレスと、アドレスレジスタ42から送
られてくるアドレスとを比較するもので、一致した場合
に、その一致検出信号をアドレスメッセージデコーダ4
3に送出するとともに、一致検出信号と一致検出された
アドレスデータに付加されていた2ビットのファンクシ
ョンデータとをアドレス処理回路44に送出する。
【0035】なお、アドレス比較回路39からの出力
は、受信継続信号としてバッテリセーブ信号デコーダ4
1へも送出される。アドレスメッセージデコーダ43
は、アドレス比較回路39から送られてくる信号を受け
て、まずアドレス処理回路44に動作指令信号を送出
し、その後、一定時間経過後にデータ処理回路38に動
作指令信号を送出するようにしている。また、アドレス
処理回路44は、アドレスメッセージデコーダ43から
の動作指令を受けて動作し、その時点に一致検出信号を
送ってきているアドレス比較回路39にかかるファンク
ションビットデータとをCPU4で用いられる並列ビッ
ト信号にしてCPU4に送出する。データ処理回路38
は、アドレスメッセージデコーダ43からの動作指令を
受けて動作を開始し、タイミング制御回路32の制御の
下に、BCH補正回路35から直列信号で与えられるメ
ッセージをCPU4で用いられる並列ビットにしてCP
U4に送出する。
【0036】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。まず、使用者によりスイッチSW1 をオン
状態にすると、図5に示すフローチャートが実行され
る。
【0037】この場合、ステップ501で、スイッチS
W1 のオン状態により電源オンになると、ステップ50
2で、ページングサービス会社の選択・決定を実行す
る。この場合、スイッチ回路12でのスイッチ操作によ
りROMカード13の行アドレスを順に読み出すこと
で、ページングサービス会社名aが表示部15に表示さ
れ、この表示のうちから所望するページングサービス会
社名を選択するとともに、決定するようになる。
【0038】そしてページングサービス会社名が決定さ
れると、ステップ503で、当該ページングサービス会
社名の行アドレスにビットレートフラグが立っているか
判断する。この場合、最初はビットレートフラグは立っ
ていないので、ステップ504に進む。
【0039】ステップ504では、着信待ち状態とな
る。この場合、ROMカード13より上述の決定された
ページングサービス会社名の行アドレスに書き込まれた
アドレスデータb、フレームデータcがCPU4により
デコーダ部3に送られ、それぞれアドレスレジスタ4
2、フレームレジスタ36にセットされ、また、CPU
4からバッテリセーブ信号デコーダ41に制御信号が送
られ、スイッチSW2 を所定時間だけオンにする間欠受
信状態になって、次のステップ505および506で、
ビットレート検出部5によりビットレートが検出された
かを判断する。この場合、プリアンブル信号Aは、図2
に示すようにバンドパスフィルタ51a、51bに与え
られ、これらバンドパスフィルタ51a、51bを通っ
た出力は、アンプ52a、52bを介してアナログコン
パレータ53に送られ、このアナログコンパレータ53
によりアンプ52a、52bからの出力うち所定レベル
以上で最大のものが検出される。つまり、ビットレート
が、例えば低ビットレートPL (bps)に対応したも
のである場合は、ビットレートの周波数成分のPL/2
のみを通すバンドパスフィルタ51aの出力が最大とな
り、また、高ビットレートPH (bps)に対応したも
のである場合は、ビットレートの周波数成分のPH /2
のみを通すバンドパスフィルタ51bの出力が最大とな
り、これら最大出力のものがアナログコンパレータ53
により検出される。
【0040】ステップ506で、バンドパスフィルタ5
1bの出力が最大となり、高ビットが検出されると、ス
テップ507に進み、ビットレート検出部5からの検出
結果は、デコーダ部3のタイミング制御回路32に送ら
れ、高ビットレート専用のサンプリングクロックが選択
され設定されるようになる。
【0041】そして、ステップ508で、ROMカード
13の該当ページングサービス会社名の行アドレスのビ
ットレートフラグを立て、次のステップ509でプリア
ンブルが検出されるかが判断される。
【0042】この場合、スイッチSW2 がオン状態にあ
るタイミングで、プリアンブル信号Aが送られてくる
と、受信部2を通ってデコーダ部3のビット同期回路3
1に入力される。
【0043】そして、このビット同期回路31で回路動
作タイミングと同期が取られ、プリアンブル検出回路3
3に送られ、ここでプリアンブル検出が行われ、例え
ば、継続して8ビットに亘って“1”“0”を繰り返し
検出したときにプリアンブル信号Aと見做し、その検出
信号をタイミング制御回路32に送出する。なお、プリ
アンブル信号Aを検出しない場合は、ステップ504に
戻って、着信待ち状態が継続される。
【0044】そして、プリアンブル検出回路33がプリ
アンブル信号Aを検出すると、ステップ510の着信処
理に移行される。一方、バンドパスフィルタ51aの出
力が最大となり、ステップ505で低ビットレートが検
出された場合は、ステップ511に進み、ビットレート
検出部5からの判断結果は、デコーダ部3のタイミング
制御回路32に送られ、低ビットレート専用のサンプリ
ングクロックが選択され設定されるようになる。そし
て、次のステップ512でプリアンブルが検出されたか
を判断し、プリアンブルが検出された場合は、がステッ
プ513の着信処理に移行される。また、ステップ51
1でプリアンブルが検出されない場合、あるいはステッ
プ513の着信処理が終了すると、ステップ504の着
信待ちに戻る。
【0045】ここまでの説明は、表示部15に表示され
るページングサービス会社名から所望するページングサ
ービス会社名を選択、決定した状態から、ステップ50
3で、当該ページングサービス会社名の行アドレスにビ
ットレートフラグが立っていないと判断された場合で、
この段階で、仮に選択決定されたページングサービス会
社名の行アドレスにビットレートフラグが立っている場
合は、ステップ503でYESと判断され、ステップ5
14に進み、CPU4に制御信号がデコーダ部3のタイ
ミング制御回路32に送られ、高ビットレート専用のサ
ンプリングクロックが選択され設定されるようになる。
【0046】そして、ステップ515で、スイッチSW
2 を所定時間だけオンにする間欠受信状態になって、次
のステップ516で、プリアンブルが検出されるかが判
断される。
【0047】この場合もスイッチSW2 がオン状態にあ
るタイミングで、プリアンブル信号Aが送られてくる
と、受信部2を通ってデコーダ部3のビット同期回路3
1に入力される。
【0048】そして、このビット同期回路31で回路動
作タイミングと同期が取られ、プリアンブル検出回路3
3に送られ、ここでプリアンブル検出が行われ、例え
ば、継続して8ビットに亘って“1”“0”を繰り返し
検出したときにプリアンブル信号Aと見做し、その検出
信号をタイミング制御回路32に送出する。なお、プリ
アンブル信号Aを検出しない場合は、ステップ515に
戻って、着信待ち状態が継続される。そして、プリアン
ブル検出回路33がプリアンブル信号Aを検出すると、
ステップ510の着信処理に移行される。
【0049】なお、ここでの着信処理については、既に
公知の動作なので、ここでの詳細な説明は省略する。従
って、このような実施例によれば、受信部2で受信した
受信信号に対し、ビットレート検出部5には、低ビット
レートPL と高ビットレートPH の周波数成分のみを通
過させるバンドパスフィルタ51a、51bが設けられ
ていて、これらバンドパスフィルタ51a、51bの通
過出力のうち所定レベル以上で最大のものが検出され、
この検出結果がデコーダ部3に与えられ、そのビットレ
ート専用のサンプリングクロックが設定されるので、マ
ルチビットレート対応時にもデコーダ部3の基本動作速
度を高速化することなく対処することができ、従来のP
L とPH の最小公倍数のビットレートに対するサンプリ
ング速度を必要とするものと比べ、コストの低減と消費
電力の節約を実現できる。
【0050】また、低ビットレートPL と高ビットレー
トPH の周波数成分のみを通過させる複数のバンドパス
フィルタ51a、51bが用いられ、高ビットレートま
たは低ビットレートに対応して自動的にサンプリングク
ロックが切り換えられるようになり、しかも、所定の送
信相手であるページングサービス会社に対応するビット
レート設定状態をフラグによりROMカード13に記憶
していて、前記ページングサービス会社からの受信によ
りROMカード13のフラグ状態から当該ビットレート
に基づいてサンプリングクロックをデコーダ部3に速や
かに設定できるようになるので、全体の処理速度をさら
に速めることができる。
【0051】なお、本発明は、上記実施例にのみ限定さ
れず、要旨を変更しない範囲で、適宜変形して実施でき
る。例えば、予めデコーダ部を低ビットレート用に設定
しておき、高ビットレート用のバンドパスフィルタのみ
を設けるようにして、高ビットレートを検出したとき
に、デコーダ部を高ビットレート用に切り換えるように
してもよい。このようにすれば、1回のビットレート検
出のみで済み、また、低ビットレート用のバンドパスフ
ィルタが必要なくなるので、さらに消費電力の節約と、
コストの低減および小形化を実現することができる。
【0052】また、上述の実施例では、2つのビットレ
ートに対応するようにしているが、3つ以上のビットレ
ートに対応するようにしてもよい。この場合は、各ビッ
トレートに対応したバンドパスフィルタが必要になるこ
とは勿論である。
【0053】また、上述した実施例では、本発明をペー
ジング受信機に適用した場合について説明したが、例え
ばFM多重受信機などでもよく、要はビットレートの異
なるデジタルデータを受信する受信機であれば本発明を
適用できる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、マ
ルチビットレート対応時にもデコーダ手段の基本動作速
度を高速化することなく対処することができ、コストの
低減と消費電力の節約を実現できる。
【0055】また、マルチビットレートに対し、これら
各ビットレートに対応して自動的にデコーダ部のサンプ
リング速度を切り換えることができ、さらに、所定の送
信相手に対応するビットレートの設定状態を記憶する記
憶手段を有することで、前記送信相手についてビットレ
ートが設定されている場合は、ビットレート検出を行う
ことなく、記憶内容のビットレートに基づきサンプリン
グ速度を設定できることから、全体の処理速度をさらに
速めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成を示す図。
【図2】一実施例に用いられるビットレート検出部の概
略構成を示す図。
【図3】一実施例に用いられるROMカードの内部構成
を示す図。
【図4】一実施例に用いられるデコーダ部の概略構成を
示す図。
【図5】一実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図6】従来のペ−ジング受信機が用いられるシステム
の送信信号を説明するための図。
【符号の説明】
1…アンテナ、2…受信部、3…デコーダ部、31…ビ
ット同期回路、32…タイミング制御回路、33…プリ
アンブル検出回路、34…同期信号検出回路、35…B
CH補正回路、36…フレームレジスタ、37…SC不
一致カウンタ、38…データ処理回路、39…アドレス
比較回路、40…SCリトライレジスタ、41…バッテ
リセーブ信号デコーダ、42…アドレスレジスタ、43
…アドレスメッセージデコーダ、44…アドレス処理回
路、4…CPU、5…ビットレート検出部、51a、5
1b…バンドパスフィルタ、52a、52b…アンプ、
53…アナログコンパレータ、6…電源、7…シンセサ
イザ、8…ドライバ、9…スピーカ、10…ドライバ、
11…LED、12…スイッチ回路、13…ROMカー
ド、14…メッセージメモリ、15…表示部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を受信する受信手段と、 この受信手段で受信した受信信号に対し所定のビットレ
    ートに対応する周波数成分を通過させるフィルタ手段
    と、 このフィルタ手段を通過される出力に対応するビットレ
    ートに基づいて該ビットレート専用のサンプリング速度
    が設定されるデコーダ手段と、 を具備したことを特徴とする無線受信装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ手段は、異なるビットレートの
    周波数成分を通過させる複数のバンドパスフィルタから
    なることを特徴とする請求項1記載の無線受信装置。
  3. 【請求項3】 前記受信信号の送信相手に対応するビッ
    トレートの設定状態を記憶する記憶手段を有し、 前記記憶手段の記憶内容のビットレートに基づいて該ビ
    ットレート専用のサンプリング速度を前記デコーダ手段
    に設定することを特徴とする請求項1または2記載の無
    線受信装置。
JP7013828A 1995-01-31 1995-01-31 無線受信装置 Pending JPH08204761A (ja)

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