JPH08204449A - 温度補償形水晶発振回路 - Google Patents

温度補償形水晶発振回路

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JPH08204449A
JPH08204449A JP1012995A JP1012995A JPH08204449A JP H08204449 A JPH08204449 A JP H08204449A JP 1012995 A JP1012995 A JP 1012995A JP 1012995 A JP1012995 A JP 1012995A JP H08204449 A JPH08204449 A JP H08204449A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
voltage
ambient temperature
oscillation circuit
output
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Pending
Application number
JP1012995A
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English (en)
Inventor
Masanobu Chiba
正信 千葉
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイコン制御によって、周囲温度の変化に応
じた周波数の補正を行なう温度補償形水晶発振回路にお
いて、周囲温度が変化し基準発振周波数が変化してもデ
ジタル信号を正しく出力することのできる温度補償形水
晶発振回路を提供することを目的とする。 【構成】 水晶発振回路の周囲温度を検知し、該検知し
た周囲温度を電圧に変換してマイコン入力する。マイコ
ンの出力であるステップ状に変化する補正電圧は、積分
回路を介して水晶発振回路に入力され、水晶発振回路は
基準発振周波数信号を出力する。または、ステップ状に
変化する補正電圧をデジタル信号の変調を加えている間
は一定に保ち、変調を加えていないときは周囲温度に対
する補正電圧を出力するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイコンの制御によっ
て周囲温度の変化に応じて発振周波数の補正を行う温度
補償形水晶発振回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては図3に示すようなも
のがある。図3は、無線機に使用するマイコンの制御に
よって、周波数補正を行う従来の温度補償形水晶発振回
路を示す図である。図3において、水晶発振回路1の周
囲温度10が時間と共に変化すると、電源に接続された
抵抗11とGND間に接続された感温抵抗12で構成し
た温度センタ13によって周囲温度10を検知し、この
検知した周囲温度を電圧に変換してマイコン14に入力
する。マイコン14は、温度センサ13によって検知さ
れた電圧に応じてステップ状に変化する補正電圧4を水
晶発振回路1に出力し、水晶発振回路1の入力とGND
間に接続されたバリキャップダイオード15の作用によ
り、水晶発振回路1は周囲温度10の変化に対して安定
した基準発振周波数信号を、補正電圧4に追従して出力
することができる。また、水晶発振回路1の他方の入力
には、データやDCS、LTR(CSS)などのコード
で構成されたデジタル信号8(変調信号)が変調回路7
を介して供給される。水晶発振回路1は、上記基準発振
周波数信号とデジタル信号8を電圧制御発振回路16に
出力する。さらに、デジタル信号8は電圧制御発振回路
16で変調回路7を経た音声信号17に重畳され出力さ
れる。
【0003】図4に、周囲温度の変化に対するマイコン
14の入出力特性を示す。入力特性は、温度センサ13
によって検知された電圧2であり、出力特性は、補正電
圧4である。例えば、周囲温度がマイナスからプラスへ
と変化したとき、温度センサ13によって検知された電
圧2は、電圧が高い方から低い方へと変化し、補正電圧
4は電圧が低い方から高い方へ正弦波を画くようにステ
ップ状に変化する。このとき、バリキャップダイオード
15の作用によって、水晶発振回路1から出力する基準
発振周波数を上記補正電圧4に対応させて補正し、温度
補償を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術におい
ては、図3に示すように、補正電圧4がステップ状に変
化するため、周囲温度10が変化し、補正電圧4がV1
からV2、V2からV3に変化したとき、基準発振周波
数も補正電圧4に追従するようにf1からf2、f2か
らf3というような変化をする。その時、水晶発振回路
1にデジタル信号8(変調信号)が供給された場合、該
デジタル信号8は基準発振周波数に重畳されて出力され
るので、基準発振周波数の変化をデータまたはコードと
判断し、デジタル信号は誤ったデータやコードとなって
出力され、受信機側では誤ったデータを検出したり、コ
ードが一致せず受信不可能になるという欠点がある。
【0005】本発明は、これらの欠点を除去し、デジタ
ル信号(変調信号)が印加されているときに周囲温度が
変化し、基準発振周波数が変化しても、デジタル信号を
正しいデータやコードで出力することのできる温度補償
形水晶発振回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、第1の手段として、マイコン(制御器)の
出力に積分回路を挿入し、補正電圧に時定数を持たせ出
力するように構成したものである。また、第2の手段と
して、デジタル信号の変調信号を印加している間は補正
電圧を変化させず一定に保ち、デジタル信号の変調信号
を印加していないときは周囲温度に対する周波数補正を
行う制御手段を設けたものである。
【0007】
【作用】その結果、上記第1の手段によって、周波数補
正された基準発振周波数は時定数を持った補正電圧に追
従するように変化することになり、デジタル信号が重畳
されても基準発振周波数の変化をデータやコードとは判
断せず、デジタル信号のデータやコードを誤ることなく
出力できる。また、上記第2の手段によってデジタル信
号の変調を加えている間は補正電圧は一定であるので基
準発振周波数もステップ状の変化を行わないので、デジ
タル信号は誤ったデータになることなく出力可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第一の実施例を図5により説
明する。図5は、無線機に使用するマイコンの制御によ
って周波数補正を行う温度補償形水晶発振回路の一実施
例を示す図である。図5において、水晶発振回路1の周
囲温度10が経時的に変化すると、電源に接続された抵
抗11とGND間に接続された感温抵抗12で構成した
温度センサ13によって周囲温度10を検知し、この検
知した周囲温度を電圧に変換してマイコン14に入力す
る。マイコン14の出力であるステップ状に変化する補
正電圧4は、温度センサ13で検知した電圧に応じて出
力され、抵抗21とGND間に接続されたコンデンサ2
2で構成された積分回路によって時定数を持ち、この時
定数を持った補正電圧23として抵抗24を介して水晶
発振回路1に入力される。このとき、水晶発振回路1
は、入力とGND間に接続されたバリキャップダイオー
ド15の作用により、周囲温度10の変化に対して所定
の時定数を持った補正電圧23に追従するように安定し
た基準発振周波数信号を出力する。また、水晶発振回路
1の他方の入力には、データやDCS、LTR(CS
S)などのコードで構成されたデジタル信号8が変調回
路7を介して入力され、基準発振周波数信号とデジタル
信号8が電圧制御発振回路16に出力される。さらに、
電圧制御発振回路16でデジタル信号8は変調回路7を
経た音声信号17に重畳され出力される。よって、水晶
発振回路1にデジタル信号8が印加されているときに周
囲温度10が変化し、基準発振周波数が変化しても、時
定数を持った補正電圧23に追従するように基準発振周
波数が変化することになり、基準発振周波数の変化をデ
ータやコードと判断せず、デジタル信号8は誤ることな
く出力することが可能である。
【0009】次に、本発明の第二の実施例を図6により
説明する。図6は、無線機に使用するマイコンによって
周波数補正を行う温度補償形水晶発振回路の他の実施例
を示す図である。図6において、水晶発振回路1の周囲
温度10が経時的に変化すると、電源に接続された抵抗
11とGND間に接続された感温抵抗12で構成された
温度センサ13によって周囲温度10を検知し、この検
知された周囲温度を電圧に変換してマイコン14に入力
する。マイコン14の出力であるステップ状に変化する
補正電圧4は、温度センサ13によって検知された電圧
に応じて、水晶発振回路1に出力される。このとき、水
晶発振回路1の入力とGND間に接続されたバリキャッ
プダイオード15の作用により、周囲温度10の変化に
対し補正電圧4に追従するように安定した基準発振周波
数信号を出力する。また、水晶発振回路1の他方の入力
には、データやDCS、LTR(CSS)などのコード
で構成されたデジタル信号8が変調回路7を介して入力
され、基準発振周波数信号とデジタル信号8が電圧制御
発振回路16に出力される。さらに、電圧制御発振回路
16でデジタル信号8は変調回路7を経た音声信号17
と重畳され出力される。また、デジタル信号8の変調信
号を印加している間は、補正電圧4を変化させず一定に
保ち無補正電圧9として出力し、デジタル信号8の変調
信号を印加していないときは、周囲温度10に応じた補
正電圧4を出力し、基準発振周波数を補正するようにし
たものである。よって、水晶発振回路1にデジタル信号
8の変調信号を印加している間に周囲温度が変化して
も、デジタル信号8の変調は無補正電圧9が出力されて
いるので基準発振周波数もステップ状の変化をしないの
でデジタル信号8は誤ることなく出力することが可能で
ある。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、マイコンの制御によっ
て、周囲温度の変化に応じて発振周波数補正を行う機器
において、周囲温度が変化し基準発振周波数が変化して
も、デジタル信号のデータやコードを誤ることなく出力
できる温度補償形水晶発振回路が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一構成例を示す図。
【図2】本発明の他の構成例を示す図。
【図3】従来例の構成を示す図。
【図4】マイコンの入出力特性を示す図。
【図5】本発明の第一の実施例を示す図。
【図6】本発明の第二の実施例を示す図。
【符号の説明】
1…水晶発振回路 2…周囲温度
検知電圧 3…制御器 4…補正電圧 5…基準発振周波数出力 6…積分回路 7…変調回路 8…デジタル
信号(入力) 9…無補正電圧 10…周囲温
度の変化 11…抵抗 12…感温抵
抗 13…温度センサ 14…マイコ
ン 15…バリキャップダイオード 16…電圧制
御発振回路 17…音声信号 18…電圧制
御発振回路出力 19…基準発振周波数の変化 20…デジタ
ル信号(出力) 21…抵抗 22…コンデ
ンサ 23…時定数を持った補正電圧 24…抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水晶発振回路の周囲温度を検知し、該検
    知した周囲温度を電圧に変換して制御器に入力し、該制
    御器は入力電圧に応じてステップ状に変化する補正電圧
    を前記水晶発振回路に出力し、前記水晶発振回路は該補
    正電圧で補正された周波数信号を出力する温度補償形水
    晶発振回路において、 前記制御器と水晶発振回路の間に積分回路を設けたこと
    を特徴とする温度補償形水晶発振回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温度補償形水晶発振回
    路において、 前記水晶発振回路に変調信号を与えるための変調回路が
    設けられ、該水晶発振回路に変調信号が印加されている
    間は、前記制御器は出力する補正電圧を変化させず一定
    に保ち、水晶発振回路に変調信号が印加されていないと
    きには前記制御器は入力電圧に応じて前記ステップ状に
    変化する補正電圧を出力することを特徴とする温度補償
    形周波数発振回路。
JP1012995A 1995-01-25 1995-01-25 温度補償形水晶発振回路 Pending JPH08204449A (ja)

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