JPH082041A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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Publication number
JPH082041A
JPH082041A JP14340994A JP14340994A JPH082041A JP H082041 A JPH082041 A JP H082041A JP 14340994 A JP14340994 A JP 14340994A JP 14340994 A JP14340994 A JP 14340994A JP H082041 A JPH082041 A JP H082041A
Authority
JP
Japan
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recording medium
base
thermal head
printing
printer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14340994A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunobu Yoshinaga
光伸 吉永
Kiyoshi Koike
清 小池
Kunihiko Nakagawa
邦彦 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH082041A publication Critical patent/JPH082041A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基台の全部またはその一部を交換すること
で、異なる記録媒体や印画方式などに対応できるコスト
パフォーマンスの高いプリンタ装置を得ること。 【構成】 サーマルヘッドの相手側部材60を基台11
上面の凹部にはめ込み、締結部材61により固定する構
造としており、サーマルヘッドの相手側部材60のみを
基台11上から容易に取り外し交換することができる。
予め用意された硬度や材質の異なる部材の中から、その
ときの記録媒体の材質や厚さ、印画方式の種類などの条
件に応じて最適な部材をサーマルヘッド相手側部材60
に選択して基台11に装着するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドとイン
クシートを用いて記録媒体へ印画を行う熱転写方式のプ
リンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図35は、例えば特開昭63−2496
74号公報に示された従来のプリンタ装置を示す概略図
である。図において、1は記録媒体、2は熱転写印画す
るための熱を発生する部材であるサーマルヘッド、3は
サーマルヘッド2に対向して設けられたゴム製のローラ
であるプラテン、4は記録媒体1をプラテン3に圧接し
プラテン3に従動して回転するピンチローラ、5はフィ
ルム表面にインクが塗布されているインクシート、6は
インクシート5を収納しているインクシートカセット、
6aは未使用のインクシートをロール状に巻いているイ
ンクシート供給側リール、6bは印画終了済みのインク
シートをロール状に巻取るためのインクシート巻取側リ
ール、7は印画終了済みのインクシート5と記録媒体1
とを剥離するための剥離ローラ、8は複数枚の記録媒体
1を収納している記録媒体供給カセット(以下、「供給
カセット」という)、9は供給カセット8中の複数枚の
記録媒体1のうち印画する一枚のみを分離して供給する
供給ローラ、Aは記録媒体1の正搬送方向であり、印画
動作中に記録媒体1を搬送する方向、Bはプラテン3の
正回転方向であり、印画動作中にプラテン3を回転させ
る方向である。また、図36は従来のプリンタ装置の記
録媒体1の供給動作を示す概略図、図37は従来のプリ
ンタ装置の記録媒体1の排出動作を示す概略図である。
【0003】次に動作について説明する。従来のプリン
タ装置は上記のように構成されており、例えば図36に
示すように、供給ローラ9により供給カセット8から装
置内の印画部へ供給された記録媒体1は、ピンチローラ
4および剥離ローラ7により圧接されて、プラテン3に
巻き付く。まず、ピンチローラ4および剥離ローラ7
と、プラテン3との間で、記録媒体1を圧接挟持させた
状態で、プラテン3をB方向に回転させることによっ
て、記録媒体1をA方向に搬送し、サーマルヘッド2の
発熱体の位置と記録媒体1の印画開始位置とを合わせる
(以下、「記録媒体1の印画開始位置合わせ」とい
う)。
【0004】同時に、インクシート巻取側リール6bを
図中に示す矢印の方向に回転させインクシート5を巻取
り、インクシート5表面のインクの印画開始位置を合わ
せる(以下、「インクシート5の印画開始位置合わせ」
という)。この状態から印画が行われる。図には示され
ていないサーマルヘッド接離機構によりサーマルヘッド
2を降下させ、図35に示すように、インクシート5と
記録媒体1とを間に介してサーマルヘッド2をプラテン
3に圧接させる。このサーマルヘッド2をプラテン3に
圧接させた状態で、プラテン3をB方向に回転させ記録
媒体1をA方向に搬送しながら、サーマルヘッド2の発
熱体を発熱させることによって、インクシート5表面に
塗布されたインクを溶融または昇華させて記録媒体1表
面に転写する。同時に、インクシート巻取側リール6b
を矢印の方向に回転させ印画終了済みのインクシート5
を巻取りながら、剥離ローラ7によりインクシート5と
記録媒体1とを剥離する。以上で記録媒体1への印画動
作が終了する。
【0005】カラーで印画する場合には、一枚の記録媒
体1に対して複数色のインクを重ね合わせることにより
実現する。一色目の印画を上記と同様の過程で終了した
後、サーマルヘッド2をプラテン3から離間させ、プラ
テン3をBとは反対の方向に回転させて記録媒体1をA
とは反対の方向に後退させ、再び記録媒体1の印画開始
位置合わせを行う。同時に、インクシート巻取側リール
6bを矢印の方向に回転させ、二色目のインクの印画開
始位置合わせを行う。次に、再度サーマルヘッド2をプ
ラテン3に圧接させて、一色目と同様の過程にて二色目
を印画する。以上の動作を必要回数繰り返してカラーの
印画動作が終了する。
【0006】印画終了後、サーマルヘッド2をプラテン
3から離間させ、図37のように、記録媒体1をプラテ
ン3と剥離ローラ7とにより挟み込んだ状態にてプラテ
ン3をさらにB方向に回転させ、記録媒体1をA方向に
搬送する。記録媒体1は図には示されていない排出ロー
ラへと導かれ、排出ローラにより装置外に排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のプ
リンタ装置では、プラテンを回転させることにより記録
媒体を搬送しながら印画を行うが、記録媒体を搬送する
方向と直交する方向に記録媒体を拘束する手段がないた
めに、記録媒体の印画動作中に、記録媒体を搬送する方
向と直交する方向に記録媒体がずれて斜めに搬送される
ので、装置内部での記録媒体の詰まりの原因となった
り、所定の位置に印画できずに印画領域がずれるという
問題点があった。
【0008】また、サーマルヘッドとプラテンによりイ
ンクシートと記録媒体とを圧接挟持した状態にてプラテ
ンを回転させ、プラテン表面と記録媒体表面との間に生
じる摩擦力を利用して記録媒体を搬送しながら印画する
ために、サーマルヘッドの圧接力によりローラが弾性変
形するので、ローラの回転量に対して記録媒体の送り量
が安定しないという問題点があった。
【0009】また、カセットに収納されて複数枚積載さ
れた記録媒体のうち印画を行うための一枚だけを分離す
る供給ローラと、供給ローラによりカセットから送り出
された記録媒体を印画部にまで搬送する複数の搬送ロー
ラと、通常対向して設けられる供給ローラおよび搬送ロ
ーラを圧接する機構と、供給ローラおよび搬送ローラを
回転するための駆動機構などを必要とするために、部品
点数が多くなり機構が複雑になるという問題点があっ
た。
【0010】また、供給カセットの中から印画を行う記
録媒体一枚だけを分離して送り出し、印画部にまで記録
媒体を供給する場合に、記録媒体を搬送する方向とは直
交する方向に記録媒体を拘束する手段がないために、記
録媒体の供給動作中に、記録媒体を搬送する方向とは直
交する方向に記録媒体の位置がずれて斜めに搬送される
ので、装置内部での記録媒体の詰まりの原因となった
り、所定の位置に印画できずに印画領域がずれるという
問題点があった。
【0011】また、ゴム製の供給ローラを記録媒体に圧
接して摩擦力を利用してカセット内に複数枚積載された
記録媒体を送り出すために、供給ローラと記録媒体の滑
りなどにより記録媒体を送り出すのを失敗したり、一度
に複数枚の記録媒体を送り出してしまうなどの問題点が
あった。
【0012】また、記録媒体の材質や厚さ、印画方式の
種類など各種条件により印画に最適なサーマルヘッドの
相手側の部材の材質や硬度が異なるために、一つの機構
では、種類の異なる記録媒体や印画方式に対して対応で
きないという問題点があった。
【0013】また、一つの機構では、大きさや厚さの異
なる記録媒体に対して対応できないという問題点があっ
た。
【0014】また、サーマルヘッドの相手側部材のクリ
ーニングや交換などの保守を行う場合、熱転写方式のプ
リンタ装置の構造上、サーマルヘッドを移動させたり、
インクシートを取り外したりする必要があるために、保
守に時間や手間がかかるという問題点があった。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、記録媒体の搬送方向と直交する
方向の記録媒体のずれにより生じる、装置内部での記録
媒体の詰まりや印画領域のずれのない信頼性の高いプリ
ンタ装置を得ることを目標とする。
【0016】また、記録媒体を印画中に精密に搬送する
ことができる印画品質の高いプリンタ装置を得ることを
目標とする。
【0017】また、印画不可領域のないプリンタ装置を
得ることを目標とする。
【0018】また、部品点数が少なく、小形で安価なプ
リンタ装置を得ることを目標とする。
【0019】また、記録媒体を供給カセットから送り出
せない、または、一度に複数枚の記録媒体を送り出す、
などの記録媒体供給失敗のない信頼性の高いプリンタ装
置を得ることを目標とする。
【0020】また、一つの機構で、異なる記録媒体や印
画方式などに対応できるコストパフォーマンスの高いプ
リンタ装置を得ることを目標とする。
【0021】また、サーマルヘッドの相手側部材の保守
が容易な使い勝手の良いプリンタ装置を得ることを目標
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプリンタ
装置は、基台上の所定の位置に供給された記録媒体の四
辺のうち一辺の一部を、圧接部材により記録媒体の厚み
方向に圧接して挟持することによって、記録媒体を基台
上に固定して印画を行う。
【0023】また、基台上の所定の位置に供給された記
録媒体の端面を、当接部材により記録媒体の長さ方向ま
たは幅方向に当接して挟持することによって、記録媒体
を基台上に固定して印画を行う。
【0024】さらに、当接部材の当接面高さが、記録媒
体の厚さよりも低く設定されている。
【0025】また、基台の上面に、記録媒体の大きさと
同じ大きさの長方形の凹部を設け、この溝の内部に記録
媒体を嵌入することによって、記録媒体を基台上に固定
して印画を行う。
【0026】さらに、基台上面の凹部に記録媒体を嵌入
固定して印画した後、基台に内設された圧接部材を記録
媒体の下面に押し当て記録媒体を溝部から押し上げ、圧
接部材に対向して設けられた排出ローラに記録媒体を圧
接した状態で排出ローラを回転させることによって、溝
部から記録媒体を排出する。
【0027】さらに、長方形の凹部の深さが記録媒体の
厚さよりも浅く設定されている。
【0028】また、記録媒体を上面に載置した状態で自
ら移動しながら印画を行う基台を移動させることによ
り、供給カセットに収納されて複数枚積載された記録媒
体のうち印画を行うための一枚だけを分離して供給カセ
ットから送り出し、さらに基台を移動させ続けて、印画
部にまで記録媒体を供給する。
【0029】さらに、供給カセットに収納されて複数枚
積載された記録媒体のうち印画を行うための一枚だけを
分離して供給カセットから送り出すための基台の上面に
設けられた供給部材の上面が、傾斜面に形成されてい
る。
【0030】また、上面に設けられた記録媒体の大きさ
と等しい大きさの凹部に記録媒体を嵌入固定した状態で
自ら移動しながら印画を行う基台を移動させることによ
り、供給カセットに収納されて複数枚積載された記録媒
体のうち印画を行うための一枚だけを分離して供給カセ
ットから送り出し、さらに基台を移動させ続けて、印画
部にまで記録媒体を供給する。
【0031】また、記録媒体や印画方式などの各種条件
に応じて最適なサーマルヘッドの相手側部材を選択でき
るように、基台の全部またはその一部を交換する手段を
備えた。
【0032】また、上面に設けられた記録媒体の大きさ
と等しい大きさの凹部の大きさの異なる基台の全部また
はその部分を交換する手段を備えた。
【0033】また、基台を記録媒体の印画動作中に移動
させる方向だけでなく、印画動作中の移動方向以外の方
向にも移動可能に構成した。
【0034】
【作用】上記のように構成されたプリンタ装置は、圧接
部材を記録媒体の四辺のうち一辺の一部を厚み方向に圧
接させることにより記録媒体を基台上に固定することに
よって、圧接部材により押さえ付ける記録媒体の記録表
面の面積が小さくでき、また、記録媒体の印画動作中に
おいて、記録媒体の搬送方向と直交する方向の記録媒体
のずれを防ぐことができ、記録媒体を滑りなどなく精密
に搬送することができる。
【0035】また、当接部材を記録媒体の端面を長さ方
向または幅方向に当接させることにより記録媒体を基台
上に固定することによって、記録媒体の記録表面に接触
することなく基台上に固定することができる。また、印
画動作中における記録媒体の搬送方向と直交する方向の
記録媒体のずれや、記録媒体の滑りを防ぐことができ
る。
【0036】さらに、当接部材の当接面高さを記録媒体
の厚さよりも低く設定することによって、サーマルヘッ
ドの発熱部を記録媒体の記録表面の全ての位置に位置合
わせすることができる。
【0037】また、基台の上面に設けられた記録媒体の
大きさと等しい大きさの長方形の凹部に記録媒体を嵌入
することにより記録媒体を基台上に固定することによっ
て、記録媒体の記録表面に接触することなく記録媒体を
基台上に固定することができ、固定部材、位置決め部材
およびその駆動機構などの部品点数を削減することがで
きる。また、印画動作中における記録媒体の搬送方向と
直交する方向の記録媒体のずれや、記録媒体の滑りを防
ぐことができる。
【0038】さらに、基台上面の凹部に記録媒体を嵌入
固定して印画した後、基台に内設された圧接部材により
記録媒体を排出ローラに圧接し、排出ローラにより溝部
から記録媒体を排出することによって、簡単な構成によ
り記録媒体を基台の溝部から排出させることができる。
【0039】さらに、長方形の凹部の深さを記録媒体の
厚さよりも浅く設定することによって、サーマルヘッド
の発熱部を記録媒体の記録表面の全ての位置に位置合わ
せすることができる。
【0040】また、記録媒体を上面に載置固定した状態
で自ら移動しながら印画を行う基台を移動させることに
より、供給カセットに収納されて複数枚積載された記録
媒体のうち印画を行うための一枚だけを分離して供給カ
セットから送り出し、さらに基台を移動させ続けて、印
画部にまで記録媒体を供給することによって、供給ロー
ラやその駆動機構など部品点数を削減することができ、
また、記録媒体の供給動作中において、記録媒体の搬送
方向および搬送方向とは直交する方向の記録媒体のずれ
を防ぐことができる。
【0041】さらに、供給カセット内の記録媒体のうち
印画を行うための一枚だけを分離して送り出すための、
基台の上面に設けられた供給部材の上面を傾斜面に構成
することによって、記録媒体を供給、印画した後、基台
が記録媒体カセットの下方を通り待機状態に戻る際に、
供給部材の勾配により供給カセットに積載された記録媒
体を押し上げるために、往路では供給カセットから記録
媒体を送り出し、復路では供給カセット内の記録媒体に
影響を与えずに再び待機状態に戻るという動作を特別な
駆動系を必要としない簡単な構成により実現できる。
【0042】また、上面に設けられた記録媒体の大きさ
と同じ大きさの凹部に記録媒体を嵌入固定した状態で自
ら移動しながら印画を行う基台を移動させることによ
り、基台上の凹部を利用して供給カセットから印画を行
うための記録媒体一枚だけを確実に分離して供給するこ
とができる。
【0043】また、基台の全部またはその一部を交換す
る手段を備えることによって、記録媒体の材質、厚さ、
印画方式の種類などの各種条件に応じて最適なサーマル
ヘッドの相手側部材を選択できる。
【0044】さらに、上面に記録媒体を嵌入固定する長
方形の凹部を有した基台の全部またはその一部を交換す
る手段を備えることによって、記録媒体の大きさや厚さ
に適した凹部を有したサーマルヘッド相手側部材を選択
できる。
【0045】また、基台を記録媒体の印画動作中に移動
させる方向だけでなく、印画動作中の移動方向以外の方
向にも移動可能にすることによって、サーマルヘッドを
移動させたり、インクシートを取り外したりせずに、基
台を保守の容易な場所に移動させることができる。
【0046】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1のプリンタ装置の構
成を示す斜視図であり、1、2、5、6a、6b、8は
従来のプリンタ装置と同一もしくは相当する部分であ
る。図において、8aは記録媒体1が一枚のみ通過可能
な隙間が設けられた供給カセットの供給口、10は記録
媒体1以下の厚さで、記録媒体1の一端面を当接しなが
ら搬送し、記録媒体の供給、排出の動作を行う薄板部
材、10aは記録媒体1を供給する方向と直交する方向
に拘束するために薄板部材10の記録媒体1と当接する
端面の両側に設けられた突起部分、11は記録媒体1を
上面に載置した状態で自ら並進運動しながら印画を行う
サーマルヘッドの相手側部材である基台である。
【0047】また、12は供給カセット8から基台11
上への記録媒体1の供給動作中において、記録媒体1お
よび薄板部材10を上面にて案内する記録媒体ガイド、
13は記録媒体1の薄板部材10に当接する面とは反対
側の端面に当接して記録媒体1を印画開始位置に位置決
めするために設けられたピン形状をした位置決め部材、
14は基台11を並進運動させるための駆動源であるモ
ータ、15はモータ14の出力軸と同軸に固定されモー
タ14の回転運動を並進運動に変換する送りねじ、16
は送りねじ15を支持するために設けられた軸受、17
は印画終了済みの記録媒体1を積載収納するための記録
媒体排出トレイ、20は記録媒体1の四辺のうち一辺に
おいて厚み方向に圧接して、記録媒体1を基台11上に
固定する圧接部材、Cは記録媒体1の供給および排出動
作中に薄板部材10を搬送する方向であり、Dは記録媒
体1の印画動作中に基台11を移動させる方向である。
【0048】また、図2は実施例1のプリンタ装置の印
画部の概略を示す斜視図であり、20aは記録媒体1を
圧接する圧接部材20の圧接面部分である。また、図
3、図4、図5は実施例1のプリンタ装置の供給動作を
示す断面図である。
【0049】また、図6および図7は実施例1の記録媒
体固定機構を示す概略図で、11aは圧縮ばねの一端面
を受けるために基台11の底部に設けられたばね受け溝
部分、21は圧接部材20を基台11に圧接させるため
の圧接力を発生させるための圧縮ばね、22は圧接部材
20の基台11への圧接力を付加または解除させるため
に圧接部材20を昇降させるためのカム、22aはカム
20の回転中心穴、23は駆動系の回転力をカム22に
伝達するためにカムの回転中心穴22aに固定された動
力伝達軸である。また、図8は実施例1のプリンタ装置
の排出動作を示す断面図である。
【0050】次に動作について説明する。図3は動作開
始前の待機状態を示している。図において、記録媒体1
は供給カセット8内部に複数枚積載収納されている。ま
ず、図には示されていない薄板部材駆動機構により、薄
板部材10を図中のC方向に並進運動させ、薄板部材1
0の端面を供給カセット8内部に積載収納されている複
数枚の記録媒体1のうちの最下段の一枚の端面に当接さ
せる。薄板部材10をさらにC方向に並進運動させ続け
ると、図4に示すように、最下段の記録媒体1の一枚の
みが押されて移動し供給カセットの供給口8aから外部
に送り出され、最下段から二枚目より上に積載された記
録媒体1は供給カセット8に阻止されて送り出されな
い。
【0051】薄板部材10をさらにC方向に並進運動さ
せ続けて、供給カセット8から送り出された記録媒体1
は、記録媒体ガイド12上面にて案内され基台11上に
搬送される。このとき、図4の実線で示すように、基台
11内部に配設されている位置決め部材13は、基台1
1の記録媒体1との接触面より下方に位置している。こ
こで、図には示されていない位置決め部材昇降機構によ
り、位置決め部材13を基台11の記録媒体1との接触
面より上に図4に示す矢印の方向に上昇させて図2中の
実線にて示される状態から破線にて示される状態にな
る。
【0052】この状態で、薄板部材10をC方向に並進
運動させ続けて、図5に示すように、記録媒体1の薄板
部材10に当接している面とは反対側の端面が位置決め
部材13に当接したところで薄板部材10のC方向への
並進運動を停止させる。このあと、位置決め部材13
を、基台11の記録媒体1との接触面より下に図5に示
す矢印の方向に下降させて図5の破線にて示される状態
から実線にて示される状態となる。以上で、記録媒体1
の供給動作終了である。
【0053】次に、記録媒体1が基台11上の所定の位
置に供給された状態で、図2の実線で示すように、圧接
部材の圧接面部分20aは基台11の上面より上方に位
置しており、図6に示されるような状態となっている。
ここで、図には示されていない駆動系により、動力伝達
軸23を図6中の矢印の方向に回転させると、動力伝達
軸23に固定されているカム22も図中の矢印の方向に
回転する。カム22が回転すると、図7に示すように、
カムの回転中心22aと圧接部分との接触部分すなわち
カム22の作用点までの距離が短くなるために、圧接部
材20を持ち上げていた力が解除される。固定されてい
る基台11と圧接部材20との保持されている圧縮ばね
21の力により、圧接部材20は下降して図2の破線に
て示される状態から実線にて示される状態となり、記録
媒体1の四辺のうち一辺において記録媒体1を基台11
に対して厚み方向に圧接する。以上の動作により、記録
媒体1は基台11上に固定される。
【0054】次に、印画動作が行われる。基台11の上
面より上方に待機していたサーマルヘッド2を、図には
示されていないサーマルヘッド接離機構により、記録媒
体1とインクシート7とを間に介して基台11に圧接さ
せる。この状態から印画を開始する。基台11およびそ
の上に固定されている記録媒体1が図1中のD方向に移
動するようにモータ14を回転させる。同時に、インク
シート巻取側リール6bを図中の矢印の方向に回転させ
ることにより、記録媒体1の搬送速度と同じ速度でイン
クシート5も搬送される。同時に、印画する情報に従い
サーマルヘッド2の発熱部を発熱させ、この時発生する
熱により溶融または昇華したインクが記録媒体1上に転
写される。記録媒体1への印画が終了するとモータ14
の回転を停止させ、図には示されていないサーマルヘッ
ド接離機構により、サーマルヘッド2を基台11の上方
に離間させる。次に、モータ14を印画のときとは反対
の方向に回転させて、基台11およびその上に固定され
ている記録媒体1をD方向とは反対の方向に移動させ
て、図1で示す基台11の待機状態に戻す。
【0055】印画動作が終了すると、図7に示す状態か
ら、駆動系により動力伝達軸23を図7中の矢印の方向
に回転させると、動力伝達軸23に固定されているカム
22も図中の矢印の方向に回転する。カム22が回転す
ると、図6に示すように、カムの回転中心22aと圧接
部材20との接触部分すなわちカム22の作用点までの
距離が長くなるために、基台11と圧接部材20との保
持されている圧縮ばね21の力に抵抗して圧接部材20
は持ち上げられる。圧接部材20は上昇して、図2の実
線にて示される状態から破線にて示される状態となり、
記録媒体1への基台11に対する圧接は解除される。
【0056】最後に、圧接部材20の記録媒体1に対す
る圧接を解除した状態で、図5に示す状態から薄板部材
10をさらにC方向に並進運動させると、図8に示すよ
うに、記録媒体1は薄板部材10に押されて基台11上
から排出され、記録媒体排出トレイ17内に積載され
る。以上により全ての動作が終了する。
【0057】したがって、圧接部材20を記録媒体1の
四辺のうち一辺の一部を厚み方向に圧接させることによ
り記録媒体1を基台11上に固定することによって、未
印画領域を従来のプリンタ装置に比べて小さくすること
ができる。また、印画動作中において、記録媒体1が斜
めに搬送されて発生する装置内部での記録媒体1の詰ま
りや記録媒体1上の印画領域のずれをなくすことがで
き、記録媒体1の所望の位置に精密に印画を行うことが
できる。
【0058】実施例2.図9は本発明の実施例2のプリ
ンタ装置の印画要部を示す斜視図であり、1、10、1
1、12、13、15、Cは上記実施例1と同一もしく
は相当する部分である。図において、30は記録媒体1
の一端面を当接して、記録媒体1を記録媒体受け部材と
の間で挟持して基台11上に固定する当接部材、30a
は記録媒体1の一端面を当接する当接部材の当接面部
分、31は記録媒体1の当接部材30が当接する面とは
反対側の端面を受けるために基台11上に設けられた記
録媒体受け部材である。
【0059】また、図10および図11は本実施例2の
記録媒体固定機構を示す概略図である。図において、3
2は圧縮ばねの一端面を受けるための溝部を有し、基台
11に固定されたばね受け部材、33は当接部材30を
記録媒体1に当接するための当接力を発生させるための
圧縮ばね、34は当接部材30の記録媒体1への当接力
を付加または解除させるために当接部材30を移動させ
るためのカム、34aはカムの回転中心穴、35は駆動
系の回転力をカム34に伝達するためにカムの回転中心
穴34aに固定された動力伝達軸である。その他の構成
は上記実施例1と同様である。
【0060】次に動作について説明する。上記実施例1
と同様に、記録媒体1は、薄板部材10により、供給カ
セットから送り出され、記録媒体ガイド12の上面にて
案内され基台上の所定の位置に供給される。このとき、
図9の実線で示すように、記録媒体1が基台11上の所
定の位置に供給された状態で、当接部材の当接面部分3
0aは記録媒体1の端面より横方向に僅かにずれて位置
しており、図10に示されるような状態となっている。
【0061】ここで、図には示されていない駆動系によ
り、動力伝達軸35を図10中の矢印の方向に回転させ
ると、動力伝達軸35に固定されているカム34も図中
の矢印の方向に回転する。カム34が回転すると、図1
1に示すように、カムの回転中心34aと当接部材30
との接触部分すなわちカム34の作用点までの距離が短
くなるために、当接部材30に加えていた力が解除され
る。固定されているばね受け部材32と当接部材30と
に保持されている圧縮ばね33の力により、当接部材3
0は移動して図9の実線にて示される状態から破線にて
示される状態となり、記録媒体1の一端面を記録媒体受
け部材31に押圧する方向に当接する。以上の動作によ
り、記録媒体1は基台11上に固定される。その後、印
画動作が行われる。
【0062】印画動作が終了すると、図11に示す状態
から、図には示されていない駆動系により、動力伝達軸
35を図11中の矢印の方向に回転させると、動力伝達
軸35に固定されているカム34も図中の矢印の方向に
回転する。カム34が回転すると、図10に示すよう
に、カムの回転中心穴34aと当接部材30との接触部
分すなわちカム34の作用点までの距離が長くなるため
に、ばね受け部材32と当接部材30とに保持されてい
る圧縮ばね33の力に抵抗して当接部材30は移動す
る。当接部材30は記録媒体1の端面から離間して、図
9の破線にて示される状態から実線にて示される状態と
なり、記録媒体1への当接は解除される。記録媒体を基
台の上面に固定する以外の記録媒体の供給、印画、排出
に関する全体的な動作はすべて上記実施例1と同様であ
る。
【0063】実施例1では、圧接部材20を記録媒体1
の一辺を厚み方向に圧接させることにより記録媒体1を
基台11上に固定したが、本実施例2では、当接部材3
0を記録媒体1の端面を長さ方向または幅方向に当接さ
せることにより記録媒体1を基台11上に固定すること
によって、記録媒体1の記録表面に接触することなく記
録媒体1を基台11上に固定することができるために、
未印画領域を従来のプリンタ装置に比べて小さくするこ
とができる。さらに、当接部材30の当接面高さを記録
媒体1の厚さよりも低く設定することによって、サーマ
ルヘッド2の発熱部を記録媒体1の記録表面の全ての位
置に位置合わせすることができるために、未印画領域を
なくすことができる。
【0064】実施例3.図12は本発明の実施例3のプ
リンタ装置の印画要部を示す斜視図で、1、10、10
a、11、12、15、Cは上記実施例1と同一または
相当する部分である。図において、40は記録媒体1を
基台11上に固定するために、基台11上面に設けられ
た記録媒体1の大きさと同じ大きさに形成された長方形
の凹部である。また、図13および図14は本実施例3
のプリンタ装置の排出動作を示す断面図である。図にお
いて、41は記録媒体1を排出ローラに圧接するピン形
状をした排出ローラ圧接部材、42は記録媒体を基台上
から排出トレイ17へ排出するための排出ローラであ
る。その他の構成は上記実施例1と同様である。
【0065】次に動作について説明する。上記実施例1
と同様に、記録媒体1は、薄板部材10により、供給カ
セットから送り出され、記録媒体ガイド12の上面にて
案内され基台11上に搬送される。基台11上に搬送さ
れた記録媒体1は、薄板部材10の端面の両側に設けら
れた突起部分10aにより記録媒体1を供給する方向で
あるC方向と直交する方向に拘束された状態で搬送さ
れ、図12に示すように、基台11の上面に設けられた
凹部40に挿嵌される。以上で、記録媒体の供給動作終
了である。このとき、記録媒体1が基台11上の所定の
位置に供給された状態で、排出ローラ圧接部材41は基
台11の記録媒体1との接触面より下方に位置してお
り、図13に示されるような状態となっている。
【0066】その後、記録媒体1は凹部40内に収めら
れて基台11上においてC方向およびC方向と直交する
方向に拘束された状態で、上記実施例1と同様に印画動
作が行われる。印画動作が終了すると、図13に示され
る状態から、図には示されていない駆動系により、排出
ローラ圧接部材41を図13中の矢印の方向に上昇さ
せ、記録媒体1は排出ローラ圧接部材41と排出ローラ
42に挟持され、図14に示される状態となる。この状
態で、排出ローラ42を図14中の矢印の方向に回転さ
せることにより、記録媒体1は基台11上面の凹部40
から排出され、記録媒体排出トレイ17の中に積載され
る。最後に、図14に示される状態から、排出ローラ圧
接部材41を図14中の矢印の方向に下降させ、図13
に示される状態に戻す。記録媒体1を基台11の上面に
設けられた凹部40内に嵌入することにより固定する以
外の全体的な動作はすべて上記実施例1と同様である。
【0067】上記実施例1および上記実施例2では、固
定部材により記録媒体を挟持させることによって記録媒
体を固定したが、本実施例3では、基台の上面に設けら
れた記録媒体と同じの大きさの長方形の凹部内に記録媒
体を嵌入することにより記録媒体を基台上に固定するこ
とによって、固定部材およびその駆動機構などの部品点
数を削減することができるので、装置を小形で安価に構
成することができる。
【0068】さらに、基台上面の凹部内に記録媒体を嵌
入固定して印画した後、基台に内設された圧接部材によ
り記録媒体を排出ローラに圧接し、排出ローラにより凹
部内から記録媒体を排出することによって、簡単な構成
により記録媒体を基台の凹部から排出させることができ
るので、装置を小形で安価に構成することができる。
【0069】さらに、長方形の凹部の深さを記録媒体の
厚さよりも浅く設定することによって、サーマルヘッド
の発熱部を記録媒体の記録表面の全ての位置に位置合わ
せすることができるので、未印画領域をなくすことがで
きる。
【0070】実施例4.図15は本発明の実施例4のプ
リンタ装置の構成を示す斜視図であり、1、2、5、6
a、6b、8、11、14、15、16、17は上記実
施例3と同一もしくは相当する部分である。図におい
て、50は記録媒体1以下の厚さで、記録媒体1の一端
面を当接して供給カセット8から記録媒体一枚のみを送
り出し搬送し、また、当接部材が記録媒体1に当接する
面とは反対側の端面を受けて記録媒体1を固定する供給
部材、51は記録媒体1の一端面を当接して、供給部材
50とにより記録媒体1を挟持して基台11上に固定す
る当接部材、52は記録媒体1の一端面を当接しながら
排出する薄板部材、53は記録媒体1の排出動作中にお
いて、薄板部材52を上面にて案内する薄板部材ガイ
ド、Eは記録媒体1の供給および印画動作中に基台11
を移動させる方向である。
【0071】また、図16は本実施例4のプリンタ装置
の印画要部を示す斜視図である。図において、51aは
記録媒体1の一端面を当接して固定する当接部材50の
当接面部分、Fは記録媒体1の排出動作中において薄板
部材52を移動させる方向であり、供給部材50には排
出動作終了後に基台11を待機状態に戻すときに、供給
カセット8に積載された記録媒体1を押し上げて退避さ
せるために勾配が設けられている。
【0072】図17は本実施例4のプリンタ装置の供給
カセットを下方からみた斜視図であり、8aは記録媒体
供給口8bは印画動作中に基台11が移動して供給カセ
ット8の下方に位置していない場合でも、供給カセット
8から複数枚積載された記録媒体1が下方に落ちないよ
うにする記録媒体保持部分である。
【0073】また、図18、図19および図20は本実
施例4のプリンタ装置の供給動作を示す断面図、図21
および図22は本実施例4のプリンタ装置の印画動作を
示す断面図、図23は本実施例4のプリンタ装置の排出
後の動作を示す断面図である。
【0074】次に動作について説明する。図において、
記録媒体1は供給カセット8内部に複数枚積載収納され
ている。図18は動作開始前の状態を示している。この
とき、基台11が印画開始位置にセットされた状態で、
図16の破線で示すように、当接部材51の当接面部分
51aは記録媒体1の端面より僅かにずれて位置してい
る。
【0075】また、基台11上面の供給部材50および
当接部材51の厚さは記録媒体1の厚さ以下に設定され
ており、供給カセット8内部に積載収納されている複数
枚の記録媒体1のうちの最下段の一枚のみが、基台11
上面の供給部材50と当接部材51との間に収納されて
いる。ここで、図には示されていない駆動機構により、
当接部材51を記録媒体1の一端面に押圧する方向に当
接させて、図16にて破線で示される状態から実線で示
される状態となり、図19に示すように、記録媒体1は
当接部材51と供給部材50とにより挟持される。以上
の動作により、記録媒体1は基台11上に固定される。
【0076】次に、供給カセット8内部に積載収納され
ている複数枚の記録媒体1のうちの最下段の一枚を基台
11上の当接部材51と供給部材50とにより挟持した
状態で、モータ14を回転させて基台11をE方向に移
動させ、図20に示すように、最下段の記録媒体1一枚
のみを保持したまま供給カセットの供給口8aから外部
に送り出す。最下段から二枚目より上に積載された記録
媒体1は供給カセット8に阻止されて送り出されない。
さらに、基台11をE方向に並進運動させ続けて、供給
カセット8から送り出された記録媒体1は、基台11の
上面に固定された状態のまま搬送され、図21に示す状
態になる。以上で、記録媒体1の供給動作終了である。
【0077】次に、図21で示される状態から印画動作
が行われる。基台11上の記録媒体1より上方に待機し
ていたサーマルヘッド2を、図には示されていないサー
マルヘッド接離機構により、記録媒体1とインクシート
7とを間に介して基台11に圧接させて、図21の実線
にて示される状態から破線にて示される状態となる。モ
ータ14を回転させ、基台11およびその上に固定され
ている記録媒体1をさらにE方向に並進運動させる。同
時に、インクシート巻取側リール6bによりインクシー
ト5を搬送しながら、サーマルヘッド2の発熱部を発熱
させて記録媒体1に印画が行われる。図22で示す状態
まで基台11を移動させながら印画した後、モータ14
の回転を停止させ、図には示されていない接離機構によ
り、サーマルヘッド2を上方に離間させて、図22の破
線にて示される状態から実線にて示される状態となる。
【0078】次に、モータ14を印画のときとは反対の
方向に回転させて、基台およびその上に固定されている
記録媒体をEては反対の方向に並進運動させて図21で
示す状態に戻した後、モータ14を停止させる。カラー
で印画する場合には、記録媒体1を載置固定した状態で
基台11を往復運動させて、一枚の記録媒体1に複数色
のインクを重ね合わせることにより実現する。
【0079】印画動作が終了すると、図には示されてい
ない駆動機構により、当接部材51を離間させて、図1
6にて実線で示される状態から破線で示される状態とな
り、当接部材51による記録媒体への当接は解除され
る。その後、当接部材による記録媒体の基台への固定を
解除した状態で、薄板部材52を薄板部材ガイド53の
上面にて案内しながらF方向に並進運動させると、記録
媒体1は薄板部材52に押されて基台11上から排出さ
れ、記録媒体排出トレイ17に積載される。
【0080】最後に、図22の状態から、モータ14を
回転させ、基台11をE方向とは反対の方向に並進運動
させて、基台11を待機状態に戻す。このとき、基台1
1が供給カセット8の下方を移動するときには、図23
に示すように、供給部材50の勾配で供給カセット8に
積載収納された記録媒体1を押し上げながら、再び図1
8の待機状態になる。以上により、全ての動作が終了す
る。
【0081】このように、記録媒体1を上面に載置固定
した状態で自ら移動しながら印画を行う基台11を移動
させることにより、供給カセット8に収納されて複数枚
積載された記録媒体1のうち印画を行うための一枚だけ
を分離して供給カセット8から送り出し、さらに基台1
1を移動させ続けて印画部にまで記録媒体1を供給する
ことによって、供給ローラやその駆動機構などの供給機
構の部品点数を削減することができるので、装置を小形
で安価に構成することができる。
【0082】さらに、供給カセット8内の記録媒体1の
うち印画を行うための一枚だけを分離して送り出すため
の、基台11の上面に備えられた供給部材50に勾配を
設けることによって、記録媒体1を供給、印画した後、
基台11が記録媒体カセット8の下方を通り待機状態に
戻る際に、供給部材50の勾配により供給カセット8に
積載された記録媒体1を押し上げるので、往路では供給
カセット8から記録媒体1を送り出し、復路では供給カ
セット8内の記録媒体1に影響を与えずに再び待機状態
に戻るという機構を小形で安価に構成することができ
る。
【0083】実施例5.図24は本発明の実施例5のプ
リンタ装置の構成を示す斜視図であり、1、8、11、
14、15、16、17、40、41、42は上記実施
例3と同一もしくは相当する部分である。図において、
40aは基台11上の凹部40の記録媒体1の供給動作
中に記録媒体1を当接する当接面部分、矢印Gは記録媒
体1の供給および印画動作中に基台11を移動させる方
向である。また、図25および図26は本発明の実施例
5のプリンタ装置の供給動作を示す断面図である。
【0084】次に動作について説明する。図において、
記録媒体1は供給カセット8内部に複数枚積載収納され
ている。図25は動作開始前の状態を示している。この
とき、基台11上面の凹部40の深さは記録媒体1の厚
さ以下に設定されており、供給カセット8内部に積載収
納されている複数枚の記録媒体1のうちの最下段の一枚
のみが、基台11上面の凹部40内に嵌入されている。
この状態から、モータ14を回転させて基台11をG方
向に並進運動させる。基台11上面の凹部40の記録媒
体当接面部分40aにより、最下段の記録媒体1が押さ
れて移動し供給カセットの供給口8aから外部に送り出
される。最下段から二枚目より上に積載された記録媒体
1は供給カセット8に阻止されて送り出されない。さら
に、基台11をG方向に並進運動させ続けると、供給カ
セット8から送り出された記録媒体1は、基台11上面
の凹部40内に嵌入固定された状態で搬送され、図26
で示す状態になる。以上で、記録媒体1の供給および基
台上への固定動作が終了である。
【0085】その後、記録媒体1への印画および排出動
作が上記実施例3と同様に行われる。記録媒体1の排出
終了後、基台をG方向とは反対の方向に並進運動させ
て、供給カセット8内の最下段の記録媒体1が、基台1
1上面の凹部40内に嵌入された位置でモータ14を停
止させ、図25の待機状態に戻される。
【0086】このように、上面に設けられた記録媒体の
大きさと同じ大きさの凹部内に記録媒体を嵌入固定した
状態で自ら移動しながら印画を行う基台を移動させるこ
とにより、基台上の凹部の厚みを利用して供給カセット
から印画を行うための記録媒体一枚だけを送り出すこと
によって、供給カセットに収納されて複数枚積載された
記録媒体のうち印画を行うための一枚だけを確実に分離
して供給することができるので、記録媒体を供給できな
い、または、一度に複数枚の記録媒体を送り出す、など
の記録媒体供給失敗をなくすことができる。
【0087】実施例6.図27は本発明の実施例6のプ
リンタ装置の印画要部を示す斜視図であり、1、11、
13、15、20は上記実施例1と同一もしくは相当す
る部分である。図において、60は基台11の上面に締
結部材により固定されたサーマルヘッドの相手側部材で
あり、61はサーマルヘッドの相手側部材60を基台1
1の上面に固定するための締結部材である。図28は本
実施例6のプリンタ装置の基台11からサーマルヘッド
の相手側部材60を取り外した状態を示す斜視図であ
る。図において、11bは基台11に設けられたサーマ
ルヘッドの相手側部材60を基台11に取り付けるため
の穴、60aはサーマルヘッドの相手側部材60に設け
られたサーマルヘッドの相手側部材60を基台11に取
り付けるための穴、60bは位置決め部材13とサーマ
ルヘッドの相手側部材60とが干渉しないように設けら
れた穴である。その他の構成は上記実施例1と同様であ
る。
【0088】動作については、上記実施例1と同様であ
る。図28に示すように、サーマルヘッドの相手側部材
60を基台11上面の凹部にはめ込み、締結部材61に
より固定する構造としており、サーマルヘッドの相手側
部材60のみを基台11上から容易に取り外し交換する
ことができる。予め用意された硬度や材質の異なる部材
の中から、そのときの記録媒体の材質や厚さ、印画方式
の種類などの条件に応じて最適な部材をサーマルヘッド
相手側部材60に選択して印画を行う。
【0089】このように、基台上のサーマルヘッドの相
手側部材を交換して、記録媒体の材質、厚さ、印画方式
の種類などの各種条件に応じてサーマルヘッドの相手側
部材を選択することによって、一つの機構により、異な
る材質、厚さの記録媒体、異なる印画方式に対して最適
な印画を行うことができる。
【0090】実施例7.図29は本発明の実施例7のプ
リンタ装置の印画要部を示す斜視図であり、1、11、
15は上記実施例1と同一もしくは相当する部分であ
る。図において、70は基台11の上面に締結部材によ
り固定された長方形の凹部を有するサーマルヘッドの相
手側部材であり、70aはサーマルヘッドの相手側部材
70の上面に設けられた記録媒体と同じ大きさに形成さ
れた凹部、71はサーマルヘッドの相手側部材70を基
台11の上面に固定するための締結部材である。
【0091】図30は本実施例7のプリンタ装置の基台
11からサーマルヘッドの相手側部材70を取り外した
状態を示す斜視図であり、11bは上記実施例6と同一
もしくは相当する部分である。図において、70bはサ
ーマルヘッドの相手側部材70に設けられたサーマルヘ
ッドの相手側部材70を基台11に取り付けるための穴
である。
【0092】図31は各種の大きさや厚さの異なる記録
媒体1に適した凹部70aを有するサーマルヘッドの相
手側部材70を示す斜視図である。その他の構成は上記
実施例3と同様である。
【0093】動作については、上記実施例3と同様であ
る。図30に示すように、サーマルヘッドの相手側部材
70を基台11の上面の凹部にはめ込み、締結部材71
により固定する構造としており、上記実施例6と同様
に、サーマルヘッドの相手側部材70のみを基台11上
から容易に取り外し交換することができる。予め用意さ
れた大きさや深さの異なる凹部70aを有した部材の中
から、そのときの記録媒体の大きさや厚さに適した凹部
70aを有する部材をサーマルヘッド相手側部材70に
選択して印画を行う。
【0094】したがって、基台11上の記録媒体1を収
納する長方形の凹部70aを有したサーマルヘッドの相
手側部材70を交換して、記録媒体1の大きさや厚さに
応じた溝を有したサーマルヘッドの相手側部材70を選
択することによって、一つの機構により、異なる大きさ
や厚さの記録媒体1を基台11の上面に固定することが
できる。
【0095】実施例8.図32は本発明の実施例8のプ
リンタ装置の構成を示す斜視図であり、1、2、5、6
a、6b、8、8a、10、11、12、13、14、
15、16、20、C、Dは上記実施例1と同一もしく
は相当する部分である。80は内側穴部分に溝が設けら
れてあり、この溝部分にて送りねじ15と噛み合い、送
りねじ15の回転に従い基台11を載置した状態で移動
する移動部材、81は基台11に設けられたピン形状を
したロックピン、82は回動中心82aを中心に回動自
在であり、ロックピン81に掛けることにより印画動作
中の基台11の移動部材80に対する移動を防止する、
移動部材80に設けられたロックレバー、83は基台1
1を移動部材80に対して移動させるときに必要な取っ
手、矢印Hは基台11を移動部材80に対して移動させ
る方向であり、D方向と直交する方向である。
【0096】図33および図34は本実施例8のプリン
タ装置の印画要部を示す斜視図であり、基台11をH方
向に移動させたときの動作を示している。図において、
11cは基台11の下面に設けられた移動部材80のレ
ール部と噛み合うレール溝、80aは移動部材80の上
面に設けられ、基台11の移動部材80に対する移動を
H方向のみに規制するためのレール部である。
【0097】動作については、上記実施例1と同様であ
る。基台11表面のサーマルヘッドの相手側部材のクリ
ーニングや交換などの保守を行う場合に、図33に示す
状態から、ロックレバー82を図中の矢印の方向に回転
させ、ロックピン81との噛み合いを外しロックを解除
する。このロックを解除した状態で、取っ手83を握り
H方向に力を加えると、基台11は移動部材のレール部
80aに規制されてH方向に移動して、図34に示すよ
うな状態になる。サーマルヘッドの相手側部分の保守が
終了したら、図34に示す状態から、取っ手83を握り
Hとは反対の方向に力を加えると、基台11は移動部材
のレール部80aに規制されてHとは反対の方向に移動
する。ロックレバー82を回転させ、ロックピン81に
掛けて印画動作中に基台11が移動部材80に対して移
動しないように固定する。
【0098】このように、基台を記録媒体の印画動作中
に移動させる方向だけでなく、印画動作中の移動方向以
外の方向にも移動可能にすることによって、サーマルヘ
ッドを移動させたり、インクシートを取り外したりせず
に、基台を保守の容易な場所に移動させることができる
ので、容易に保守ができる。
【0099】
【発明の効果】本発明は、以上説明したよう構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0100】圧接部材を記録媒体の四辺のうち一辺の一
部を厚み方向に圧接させることにより記録媒体を基台上
に固定するようにしたので、未印画領域を従来のプリン
タ装置に比べて小さくすることができ、さらに、印画動
作中において、記録媒体が斜めに搬送されて発生する装
置内部での記録媒体の詰まりや記録媒体上の印画領域の
ずれをなくすことができ、記録媒体の所望の位置に精密
に印画を行うことができる。
【0101】また、当接部材を記録媒体の端面を長さ方
向または幅方向に当接させることにより記録媒体を基台
上に固定するようにしたので、未印画領域を従来のプリ
ンタ装置に比べて小さくすることができ、さらに、印画
動作中において、記録媒体が斜めに搬送されて発生する
装置内部での記録媒体の詰まりや記録媒体上の印画領域
のずれをなくすことができ、記録媒体の所望の位置に精
密に印画を行うことができる。
【0102】さらに、当接部材の当接面高さを記録媒体
の厚さよりも低く設定したので、未印画領域をなくすこ
とができる。
【0103】また、基台の上面に設けられた記録媒体の
大きさと同じ大きさの長方形の凹部に記録媒体を嵌入す
ることにより記録媒体を基台上に固定するようにしたの
で、未印画領域を従来のプリンタ装置に比べて少なくす
ることができ、装置を小形で安価に構成することができ
る。また印画動作中において、記録媒体が斜めに搬送さ
れて発生する装置内部での記録媒体の詰まりや記録媒体
上の印画領域のずれをなくすことができ、記録媒体の所
望の位置に精密に印画を行うことができる。
【0104】さらに、基台上面の凹部に記録媒体を嵌入
固定して印画した後、基台に内設された圧接部材により
記録媒体を排出ローラに圧接し、排出ローラにより凹部
から記録媒体を排出するようにしたので、装置を小形で
安価に構成することができる。
【0105】さらに、長方形の凹部の深さを記録媒体の
厚さよりも浅く設定したので、未印画領域をなくすこと
ができる。
【0106】また、記録媒体を上面に載置固定した状態
で自ら移動しながら印画を行う基台を移動させることに
より、供給カセットに収納されて複数枚積載された記録
媒体のうち印画を行うための一枚だけを分離して供給カ
セットから送り出し、さらに基台を移動させ続けて、印
画部にまで記録媒体を供給するようにしたので、装置を
小形で安価に構成することができ、また、記録媒体の供
給動作中に、記録媒体が斜めに搬送されて発生する装置
内部での記録媒体の詰まりや記録媒体上の印画領域のず
れをなくすことができる。
【0107】さらに、供給カセット内の記録媒体のうち
印画を行うための一枚だけを分離して送り出すための、
基台の上面に備えられた供給部材の上面を傾斜面に形成
したので、往路では記録媒体を送り出し、復路では記録
媒体に影響を与えずに再び待機状態に戻るという動作を
簡単な構成により実現できるので、装置を小形で安価に
構成することができる。
【0108】また、上面に設けられた記録媒体の大きさ
と同じ大きさの凹部に記録媒体を嵌入固定した状態で自
ら移動しながら印画を行う基台を移動させるようにした
ので、基台上の凹部を利用して供給カセットから印画を
行うための記録媒体一枚だけを送り出すができ、記録媒
体を供給できない、または、一度に複数枚の記録媒体を
送り出す、などの記録媒体供給失敗をなくすことができ
る。
【0109】また、基台の全部またはその一部を交換す
る手段を備えたので、記録媒体の材質、厚さ、印画方式
の種類などの各種条件に応じて最適なサーマルヘッドの
相手側部材を選択することによって、一つの機構によ
り、異なる材質、厚さの記録媒体、異なる印画方式に対
して最適な印画が可能となる。
【0110】さらに、表面に記録媒体を収納する長方形
の凹部を有したサーマルヘッド相手側部材の全部または
その一部を交換する手段を備えたので、記録媒体の大き
さや厚さに応じた溝部を有した基台を選択することによ
って、一つの機構により、異なる大きさや厚さの記録媒
体を基台上に固定することが可能となる。
【0111】また、基台を記録媒体の印画動作中に移動
させる方向だけでなく、印画動作中の移動方向と垂直な
方向にも移動可能にしたので、サーマルヘッドの相手側
部材のクリーニングや交換などの保守が容易に可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のプリンタ装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】 実施例1のプリンタ装置の印画要部を示す斜
視図である。
【図3】 実施例1のプリンタ装置の供給動作を示す断
面図である。
【図4】 実施例1のプリンタ装置の供給動作を示す断
面図である。
【図5】 実施例1のプリンタ装置の供給動作を示す断
面図である。
【図6】 実施例1のプリンタ装置の記録媒体固定機構
を示す概略図である。
【図7】 実施例1のプリンタ装置の記録媒体固定機構
を示す概略図である。
【図8】 実施例1のプリンタ装置の排出動作を示す断
面図である。
【図9】 本発明の実施例2のプリンタ装置の印画要部
を示す斜視図である。
【図10】 実施例2のプリンタ装置の記録媒体固定機
構を示す概略図である。
【図11】 実施例2のプリンタ装置の記録媒体固定機
構を示す概略図である。
【図12】 本発明の実施例3のプリンタ装置の印画要
部を示す斜視図である。
【図13】 実施例3のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図14】 実施例3のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図15】 本発明の実施例4のプリンタ装置の構成を
示す斜視図である。
【図16】 実施例4のプリンタ装置の印画要部を示す
斜視図である。
【図17】 実施例4のプリンタ装置の供給カセットを
示す斜視図である。
【図18】 実施例4のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図19】 実施例4のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図20】 実施例4のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図21】 実施例4のプリンタ装置の印画動作を示す
断面図である。
【図22】 実施例4のプリンタ装置の印画動作を示す
断面図である。
【図23】 実施例4のプリンタ装置の排出後の動作を
示す断面図である。
【図24】 本発明の実施例5のプリンタ装置の構成を
示す斜視図である。
【図25】 実施例5のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図26】 実施例5のプリンタ装置の供給動作を示す
断面図である。
【図27】 本発明の実施例6のプリンタ装置の印画要
部を示す斜視図である。
【図28】 実施例6のプリンタ装置の印画要部を示す
斜視図である。
【図29】 本発明の実施例7のプリンタ装置の印画要
部を示す斜視図である。
【図30】 実施例7のプリンタ装置の印画要部を示す
斜視図である。
【図31】 実施例7のプリンタ装置のサーマルヘッド
の相手側部材を示す斜視図である。
【図32】 本発明の実施例8のプリンタ装置の構成を
示す斜視図である。
【図33】 実施例8のプリンタ装置の印画要部を示す
斜視図である。
【図34】 実施例8のプリンタ装置の印画要部を示す
斜視図である。
【図35】 従来のプリンタ装置の構成を示す図であ
る。
【図36】 従来例の動作を示す図である。
【図37】 従来例の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 記録媒体、2 サーマルヘッド、3 プラテン、4
ピンチローラ、5 インクシート、6 インクシート
カセット、6a インクシート供給側リール、6b イ
ンクシート巻取側リール、7 剥離ローラ、8 記録媒
体供給カセット、8a 記録媒体供給口、8b 記録媒
体保持部分、9 供給ローラ、10 薄板部材、10a
突起部分、11 基台、11a ばね受け溝部分、1
1b 穴、11c レール溝部分、12 記録媒体ガイ
ド、13 位置決め部材、14モータ、15 送りね
じ、16 軸受、17 記録媒体排出トレイ、20 圧
接部材、20a 圧接面部分、21 圧縮ばね、22
カム、22a 回転中心穴、23 動力伝達軸、30
当接部材、30a 当接面部分、31 記録媒体受け部
材、32 ばね受け部材、33 圧縮ばね、34 カ
ム、34a 回転中心穴、35 動力伝達軸、40 凹
部、40a 当接面部分、41 排出ローラ圧接部材、
42 排出ローラ、50 供給部材、51 当接部材、
51a 当接面部分、52 薄板部材、53 薄板部材
ガイド、60 サーマルヘッドの相手側部材、60a
穴、60b 位置決め部材穴、61 締結部材、70
サーマルヘッドの相手側部材、70a 凹部、70b
穴、71 締結部材、80 移動部材、80a レール
部、81 ロックピン、82 ロックレバー、83 取
っ手、A 記録媒体の正搬送方向、B プラテンの正回
転方向、C 記録媒体の供給および排出動作中における
薄板部材の正搬送方向、D 記録媒体の印画動作中にお
ける基台の正移動方向、E 記録媒体の供給および印画
動作中における基台の正移動方向、F 記録媒体の排出
動作中における薄板部材の正搬送方向、G記録媒体の供
給および印画動作中における基台の正移動方向、H サ
ーマルヘッドの相手側部材の保守における基台の正移動
方向。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に記録媒体を載置し、サーマルヘ
    ッドをインクシートの上から圧接させた状態で、サーマ
    ルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート
    表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリン
    タ装置において、基台上の所定の位置に供給された記録
    媒体の四辺のうち一辺の一部を記録媒体の厚み方向に圧
    接して基台上に固定する圧接部材を備えたことを特徴と
    するプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 基台上に記録媒体を載置し、サーマルヘ
    ッドをインクシートの上から圧接させた状態で、サーマ
    ルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート
    表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリン
    タ装置において、基台上の所定の位置に供給された記録
    媒体の長さ方向または幅方向の端面を基台上に押えて固
    定する当接部材を備えたことを特徴とするプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】 当接部材の当接面の高さが記録媒体の厚
    さよりも低く設定されていることを特徴とする請求項第
    2項記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 基台上に記録媒体を載置し、サーマルヘ
    ッドをインクシートの上から圧接させた状態で、サーマ
    ルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート
    表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリン
    タ装置において、基台の上面に、記録媒体と同じ大きさ
    の凹部を設け、この凹部内に記録媒体を嵌入させて基台
    上に固定するようにしたことを特徴とするプリンタ装
    置。
  5. 【請求項5】 基台上面の凹部内に記録媒体を嵌入固定
    して印画した後当該記録媒体を凹部内から押し上げる圧
    接部材と、この押し上げられた記録媒体を基台上から搬
    出する排出ローラとを備えたことを特徴とする請求項第
    4項記載のプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 基台上面に形成された凹部の深さが記録
    媒体の厚さよりも浅く設定されていることを特徴とする
    請求項第4項記載のプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 基台上に記録媒体を載置し、サーマルヘ
    ッドをインクシートの上から圧接させた状態でサーマル
    ヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート表
    面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリンタ
    装置において、記録媒体供給カセットと、上記基台の上
    面に設けられ、当該基台を移動させることで上記記録媒
    体供給カセット内に収納されている記録媒体のなかから
    一枚の記録媒体を取り出す供給部材と、上記基台を上記
    記録媒体供給カセットから印画部まで移動させる基台移
    動手段を備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  8. 【請求項8】 基台の上面に設けられた供給部材の上面
    が傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項第7
    項記載のプリンタ装置。
  9. 【請求項9】 基台上に記録媒体を載置し、サーマルヘ
    ッドをインクシートの上から圧接させた状態でサーマル
    ヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート表
    面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリンタ
    装置において、記録媒体供給カセットと、基台の上面に
    設けられた記録媒体の大きさと等しい大きさの凹部と、
    上記基台を上記記録媒体供給カセットから印画部まで移
    動させる基台移動手段を備え、上記凹部内に記録媒体を
    嵌入固定した状態で記録媒体供給カセットから記録媒体
    を取り出すようにしたことを特徴とするプリンタ装置。
  10. 【請求項10】 基台上に記録媒体を載置し、サーマル
    ヘッドをインクシートの上から圧接させた状態でサーマ
    ルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシート
    表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリン
    タ装置において、基台の全部またはその一部を記録媒体
    や印画方式などの各種条件に応じて交換する手段を備え
    たことを特徴とするプリンタ装置。
  11. 【請求項11】 基台上に記録媒体を載置し、サーマル
    ヘッドをインクシートの上から圧接させた状態で、サー
    マルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシー
    ト表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリ
    ンタ装置において、異なる記録媒体と同じ大きさの凹部
    が形成されている基台の全部または当該凹部が形成され
    ている部分が交換可能に構成されてなることを特徴とす
    るプリンタ装置。
  12. 【請求項12】 基台上に記録媒体を載置し、サーマル
    ヘッドをインクシートの上から圧接させた状態で、サー
    マルヘッドの発熱体を発熱させることによりインクシー
    ト表面に塗布されたインクを記録媒体上に転写するプリ
    ンタ装置において、基台の移動手段が印画動作時に移動
    させる方向およびこの方向と交又する方向にも移動可能
    に構成されてなることを特徴とするプリンタ装置。
JP14340994A 1994-06-24 1994-06-24 プリンタ装置 Pending JPH082041A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017128070A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 キヤノンファインテック株式会社 キャリッジ装置
JP2020199725A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 株式会社ウイル 高速タグ発行装置及びタグ製造方法

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