JPH08203985A - 基板移し替え装置 - Google Patents

基板移し替え装置

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JPH08203985A
JPH08203985A JP678495A JP678495A JPH08203985A JP H08203985 A JPH08203985 A JP H08203985A JP 678495 A JP678495 A JP 678495A JP 678495 A JP678495 A JP 678495A JP H08203985 A JPH08203985 A JP H08203985A
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JP
Japan
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gear
surface hardness
gears
dust
substrate transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP678495A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhito Yokoyama
暢人 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体ウエハや液晶基板等の基板移し替え装
置に関し、特に動力伝達系に歯車を備えた構成であっ
て、歯車部を密封したり、吸引により塵を除去すること
なしに発塵を低減できるようにすることを目的とする。 【構成】 第2の駆動モータ44より基板保持部60
a、60bへの動力伝達系において、その第1の平行リ
ンク機構40と第2の平行リンク機構50におけるリン
ク41、42とリンク51、52の連結箇所に、互いに
噛み合い、かつ表面硬度を高めた歯車70、72を設け
た基板移し替え装置の構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウエハや液晶基板
等の基板移し替え装置に関し、特に基板保持部への動力
伝達系に歯車を備えた基板移し替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体ウエハや液晶基板等の製造
プロセスにおいて、エッチングやCVD等の処理を行う
処理装置内は、真空もしくは厳密に管理されたガス雰囲
気に維持する必要があるため気密構造になっており、処
理装置内のスペースはかなり狭く限られている。そのた
め、処理装置内で使用される基板移し替え装置は、でき
るだけ所要スペースの小さいことが要求される。
【0003】従来における所要スペースの小型化を目的
とした半導体ウエハや液晶基板等の基板移し替え装置と
して、たとえば特開平4−30447号公報に開示され
た構造のものがある。そして半導体ウエハや液晶基板等
の製造プロセスにおいて、半導体素子の高集積化、およ
び液晶基板の大型化に対応していくため、基板移し替え
装置においても、さらなる低発塵化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける基板移し替え装置は、半導体ウエハや液晶基板等
の製造プロセス処理装置内の腐食性ガスを含む環境下に
おいて高い耐食性を備える必要性から、また、錆びによ
るクリーンルーム内の環境汚染を防止する必要性から、
その構成部材はステンレス鋼で製作されており、歯車の
ようなすべりを伴う動力伝達手段においては、ステンレ
ス鋼自体の硬度が低いために摩耗しやすく、歯車が発塵
源となっている。そして、さらなる低発塵化が望まれる
半導体ウエハや液晶基板等の製造プロセスに対応してい
くためには、発塵源である歯車部を密封したり、吸引に
より塵を除去することが必要であり、基板移し替え装置
の大型化およびコストアップをもたらすという問題点が
あった。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、歯車部
を密封したり、吸引により塵を除去することなしに発塵
を低減させることができる基板移し替え装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は基板保持部への動力伝達系に歯車を備えた構成
において、前記歯車は表面が高い硬度を有する構成とす
る。
【0007】また、前記歯車は、炭化物層の生成によっ
て高い表面硬度を有する構成とする。また前記歯車は、
ボロン化合物の拡散によって高い表面硬度を有する構成
とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように表面硬度を高めた歯車を
備えたことにより、歯車の摩耗を大幅に低減できるた
め、歯車部を密封したり、吸引により塵を除去すること
なしに発塵を低減させることができる。
【0009】また、炭化物質の生成によって歯車の表面
硬度を高めることにより、歯車の摩耗を大幅に低減でき
るため、歯車部の密封、吸引による塵除去をすることな
しに発塵を低減し、さらに耐食性を高めることができ
る。
【0010】また、ボロン化合物の拡散によって歯車の
表面硬度を高めることにより、前述と同様に発塵を低減
するとともに、歯車表面の硬化層の厚さを0.05〜
0.1mmと大きくとれるため耐久性を高めることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1を参照し
ながら説明する。図1は基板移し替え装置を示し、この
基板移し替え装置は、図示しない処理装置の密封された
空室内に設けられている。
【0012】前記基板移し替え装置は、第1の駆動モー
タ11と、この駆動モータ11の駆動力を歯車機構12
を介して旋回させられる旋回台10と、旋回台10の下
部に一体に設けられた2つの第2の駆動モータ44と、
第2の駆動モータ44で回転し、上端が旋回台10の上
部に案内された2つの駆動軸43と、旋回台10に関係
づけた2組の搬送アーム20および30と、前記搬送ア
ーム20および30の先端に装着され、半導体ウエハを
載置できる形状の基板保持部60a、60bを備えてい
る。
【0013】搬送アーム20および30についてさらに
詳しく説明すると、この搬送アーム20と30は、それ
ぞれ第1の平行リンク機構40と、第2の平行リンク機
構50よりなっている。第1の平行リンク機構40は2
つのリンク41、42よりなり、一方のリンク41の一
端は旋回台10に枢結され、他方のリンク42の一端は
旋回台10上において駆動軸43に結合している。また
リンク41の他端はそれぞれ互いに噛み合うギヤ比1:
1の歯車72、70の歯車72に枢着され、リンク42
の他端は歯車70に固定されている。第2の平行リンク
機構50は2つのリンク51、52よりなり、リンク5
1の一端は歯車70に枢結され、リンク52の一端は歯
車72に固定され、そして共にリンク54の両端部に枢
結されている。またリンク51、52の他端は基板保持
部60a(60b)に連結されている。
【0014】ここで互いに噛み合う歯車72、70は高
い表面硬度をもつように形成されている。その一手段と
しては炭化物層の生成によって表面硬度を高めている。
炭化物層としては、バナジウムカーバイト、ニオブカー
バイト、クロムカーバイト等が望ましい。また、他の手
段としては、ボロンの拡散によって表面硬度を高め、そ
の硬化層の厚さを0.05〜0.1mmと大きくしてい
る。
【0015】上記の基板移し替え装置の動作について説
明する。まず、第2の駆動モータ44が回転すると第1
の平行リンク機構40が旋回し、表面硬度を高めた歯車
70、72の噛み合いにより、第2の平行リンク機構5
0は第1の平行リンク機構40と反対方向に同じ角度だ
け旋回する。その結果、左右の搬送アーム20、30が
互いに外側に向けて屈曲するとともに、基板保持部60
a、60bは平行リンク機構の単節に沿う方向に直線的
に平行移動する。
【0016】その際、歯車70、72は表面硬度が高い
ため、歯車70、72の摩耗が非常に低減でき、低発塵
な動作とすることができる。また、歯車70、72は炭
化物層の生成によって表面硬度を高めると、歯車70、
72の摩耗がさらに低減でき、かつ、耐食性を高めるこ
とができる。
【0017】また、歯車70、72はボロンの拡散によ
って表面硬度を高めると、歯車70、72の摩耗がさら
に低減でき、硬化層の厚みが大きくとれるので耐久性が
よくなる。また、歯車70、72の潤滑を併用すること
により、歯車の摩耗はより低減できる。次に第1の駆動
モータ11が回転すると、歯車機構12を介して、旋回
台10が旋回し、これに並べて設けられている1対の搬
送アーム20、30がいっしょに旋回する。以上の動作
の組み合せにより半導体ウエハや液晶基板等の基板の移
し替えを行なう。
【0018】なお、実施例では歯車70、72について
表面硬度を高くしたが、歯車機構12についても同様に
表面硬度を高くすることが好ましい。また、本発明は基
板保持部60a、60bの動力伝達系に歯車が設けられ
ている以外のリンク機構の構造は、図示のものに限られ
るものではない。
【0019】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明は表面硬度を高めた歯車を備えたことにより、歯
車部を密封したり、吸引により塵を除去することなしに
発塵を低減させることができる基板移し替え装置を提供
できる。
【0020】また、炭化物層の生成によって歯車の表面
硬度を高めることにより、前記の効果に加え、耐食性を
高めた基板移し替え装置を提供できる。さらに、ボロン
の拡散によって歯車の表面硬度を高めることにより、上
記効果に加え、歯車表面の硬化層の厚さを大きくとれ、
耐久性を高めた基板移し替え装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基板移し替え装置の斜視図
【符号の説明】
10 旋回台 11 第1の駆動モータ 12 歯車機構 20、30 搬送アーム 40 第1の平行リンク機構 41、42 リンク 43 駆動軸 44 第2の駆動モータ 50 第2の平行リンク機構 51、52 リンク 54 連結リンク 60a、60b 基板保持部 70、72 歯車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エッチング、CVD等の真空もしくはガ
    ス雰囲気の処理装置内に装置された基板移し替え装置で
    あって、基板保持部への動力伝達系に歯車を備え、前記
    歯車は表面が高い硬度を有することを特徴とする基板移
    し替え装置。
  2. 【請求項2】 歯車は、炭化物層の生成によって高い表
    面硬度を有することを特徴とする請求項1記載の基板移
    し替え装置。
  3. 【請求項3】 歯車は、ボロン化合物の拡散によって高
    い表面硬度を有することを特徴とする基板移し替え装
    置。
JP678495A 1995-01-20 1995-01-20 基板移し替え装置 Pending JPH08203985A (ja)

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JP678495A JPH08203985A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 基板移し替え装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100671353B1 (ko) * 1999-12-22 2007-01-22 가부시키가이샤 제이이엘 반송 아암
KR100799411B1 (ko) * 2005-11-30 2008-01-30 티디케이가부시기가이샤 기밀 용기의 뚜껑 개폐 시스템
US8040306B2 (en) 2006-12-20 2011-10-18 Dongbu Hitek Co., Ltd. Display driving chip
CN102699910A (zh) * 2012-06-26 2012-10-03 东莞理工学院 一种机械手装置

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KR100799411B1 (ko) * 2005-11-30 2008-01-30 티디케이가부시기가이샤 기밀 용기의 뚜껑 개폐 시스템
US8040306B2 (en) 2006-12-20 2011-10-18 Dongbu Hitek Co., Ltd. Display driving chip
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