JPH08203430A - 小型蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

小型蛍光ランプの製造方法

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JPH08203430A
JPH08203430A JP1214895A JP1214895A JPH08203430A JP H08203430 A JPH08203430 A JP H08203430A JP 1214895 A JP1214895 A JP 1214895A JP 1214895 A JP1214895 A JP 1214895A JP H08203430 A JPH08203430 A JP H08203430A
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JP
Japan
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drying
bulb
suspension
phosphor suspension
time
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JP1214895A
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English (en)
Inventor
Yoshizo Urata
好造 浦田
Hidekazu Matsuoka
秀和 松岡
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 管径が2〜5mmの直管状バルブの内面に蛍
光体懸濁液を良好な状態で塗布すると共にスムーズに乾
燥処理することにある。 【構成】 管径が2〜5mmの直管状バルブの内面に蛍
光体懸濁液を塗布するに際して、前記蛍光体懸濁液の粘
度を5〜80cpsとする。これにより、蛍光体懸濁液
の塗布後に乾燥用エアをバルブ内に上方から吹き込む際
に、前記蛍光体懸濁液がスムーズに流下するので、前記
バルブの下端で固まりができて詰まることはない。ま
た、前記蛍光体懸濁液を塗布後、乾燥用エアを、その風
速を乾燥時間前半で大きく、且つ、乾燥時間後半で小さ
くして前記乾燥初期から乾燥終期まで連続的に供給す
る。これにより、乾燥時間前半での乾燥速度を上げると
共に乾燥時間後半での乾燥速度を下げてバルブの上下部
位について膜厚分布の均一性を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型蛍光ランプの製造方
法に関し、詳しくは、冷陰極蛍光ランプの製造工程で使
用され、2〜5mmのバルブの内面に蛍光体懸濁液を塗
布して乾燥させる小型蛍光ランプの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ、OCR等のOA
機器の原稿読取り用光源や液晶表示装置のバックライト
用光源などに使用される冷陰極蛍光ランプ1は、従来、
その管径が7〜8mm程度のものが多く、具体的には、
図1に示すように直管状のガラス製バルブ2の内面に蛍
光膜3を被着させ、そのバルブ2の両端にフィラメント
電極4を有するステム5を封着した後、その内部を真空
排気した上で水銀や希ガスを封入して製造されるのが一
般的である。
【0003】この種の蛍光ランプ1の製造では、以下の
ような要領でもって前記バルブ2の内面に蛍光膜3が形
成される。
【0004】即ち、図2に示すように回転自在なターン
テーブル6へ蛍光体懸濁液が塗布前のバルブ2が前処理
工程から搬入されると、そのターンテーブル6の挿入ポ
ジションP1 で前記バルブ2を適宜の手段により起立さ
せて保持する。そして、前記ターンテーブル6の回転に
より、次のゲージングポジションP2 へバルブ2が移送
され、そのゲージングポジションP2 でバルブ2の高さ
調整が行われ、その上で次の塗布ポジションP3 へ移送
され、その塗布ポジションP3 で以下のような蛍光体懸
濁液6の塗布処理が実行される。
【0005】この塗布ポジションP3 では、図3に示す
ようにバルブ2の上方位置に上下動自在に配置された吸
引ヘッド7を下降させて前記バルブ2の上方開口端に嵌
入させて気密的に装着する。尚、その吸引ヘッド7はド
ライポンプ等の真空発生装置8と管路接続されている。
また、バルブ2の下方位置に上下動自在に配置されたタ
ンク9を上昇させて前記バルブ2の下方開口端を、その
タンク9内に収容された蛍光体懸濁液10に浸漬する。
【0006】この状態から、真空発生装置8により吸引
ヘッド7を介してバルブ2の上方開口端からその内部を
真空吸引する。この真空吸引によりバルブ2の下方開口
端からタンク9内の蛍光体懸濁液10が吸い上げられて
バルブ2の内面に蛍光体懸濁液10が塗布される。
【0007】このようにして蛍光体懸濁液10の塗布が
完了した後、前記バルブ2を次の乾燥ゾーンZへ移送し
た上で、図4に示すように乾燥開始ポジションP4 から
乾燥終了ポジションP5 へ至る乾燥ゾーンZでバルブ2
の上方に配置されたノズル11から乾燥用エアmを吹き
込むことにより、バルブ2の内面に塗布された蛍光体懸
濁液10を乾燥させる。
【0008】具体的に、この蛍光体懸濁液10の乾燥
は、前記乾燥用エアmを、その風速を乾燥時間前半T1
で小さく〔例えば0.1〜0.8m/s程度〕、且つ、
乾燥時間後半T2 で大きく〔例えば1〜5m/s程度〕
として供給するようにして行われていた。尚、この時、
乾燥される蛍光体懸濁液10には、通常、100〜20
0cps程度で比較的高い粘度のものが使用されてい
た。このような乾燥処理により、バルブ2の内面に蛍光
膜3を最終的に被着させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来方法で
は、低粘度の蛍光体懸濁液10を使用すると、乾燥後の
蛍光膜3の外観〔塗肌〕が悪くなるため、100〜20
0cps程度で比較的高い粘度の蛍光体懸濁液10を使
用していた。そうすると、塗布時に蛍光体懸濁液10が
バルブ2内で流れにくくなるため、乾燥用エアmを塗布
後にバルブ2内に上方から吹き込むようにしている。こ
の場合、乾燥初期から風速が大きいとムラが生じやすく
なるので、その乾燥時間前半T1 までは0.1〜0.8
m/s程度と風速を小さくし、前記蛍光体懸濁液10が
ほぼ乾燥した状態で乾燥時間後半T2では1〜5m/s
程度と風速を大きくするようにしている。
【0010】ところで、上述のような方法は、管径が7
〜8mm程度を有する蛍光ランプ1の製造には適してい
た。しかしながら、近年では、ファクシミリ、OCR等
のOA機器の原稿読取り用光源や液晶表示装置のバック
ライト用光源などに使用される冷陰極蛍光ランプの小型
化が要望されており、その結果、管径が2〜5mmの直
管状バルブ2を使用した小型蛍光ランプが開発されつつ
ある。従って、この種の小型蛍光ランプの製造に、前述
した蛍光体懸濁液10の塗布及び乾燥処理をそのまま適
用して実行しようとしても以下のような問題があった。
【0011】即ち、バルブ2を起立させて保持した状態
にあると、乾燥用エアmを蛍光体懸濁液10の塗布後に
バルブ2内に上方から吹き込む際に、前記バルブ2の管
径が非常に小さいため、前記蛍光体懸濁液10が毛細管
現象により流下せずバルブ2の下端で固まりができて詰
まり、スムーズな乾燥処理が困難となる。その結果、バ
ルブ2の上下部位に沿って蛍光膜3の膜厚の不均一が発
生し、また、混合蛍光体を含む蛍光体懸濁液10を使用
した場合に色度の不均一が発生し、更に、塗肌不良(乾
燥ムラ)が現出するという問題が生じていた。
【0012】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、管径が2〜5
mmの直管状バルブの内面に蛍光体懸濁液を良好な状態
で塗布すると共にスムーズに乾燥し得る小型蛍光ランプ
の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明方法は、管径が2〜5mm
の直管状バルブの内面に蛍光体懸濁液を塗布するに際し
て、前記蛍光体懸濁液の粘度を5〜80cpsとし、前
記蛍光体懸濁液を塗布後、乾燥用エアを、その風速を乾
燥時間前半で大きく、且つ、乾燥時間後半で小さくして
前記乾燥初期から乾燥終期まで連続的に供給するように
したことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明方法では、管径が2〜5mmの直管状バ
ルブに対して使用する蛍光体懸濁液の粘度を5〜80c
psとすることにより、蛍光体懸濁液の塗布後に乾燥用
エアをバルブ内に上方から吹き込む際に、前記蛍光体懸
濁液がスムーズに流下するので、前記バルブの下端で固
まりができて詰まることはない。
【0015】上述のように低粘度の蛍光体懸濁液を使用
すると、乾燥時に前記蛍光体懸濁液の流下速度が大きく
なるので、バルブの上下部位で膜厚差が大きくなるおそ
れがある。
【0016】そこで、低粘度の蛍光体懸濁液を使用する
と共に、乾燥用エアを、その風速を乾燥時間前半で大き
く、且つ、乾燥時間後半で小さくして前記乾燥初期から
乾燥終期まで連続的に供給することにより、乾燥時間前
半での乾燥速度を上げると共に乾燥時間後半での乾燥速
度を下げてバルブの上下部位について膜厚分布の均一性
を確保する。
【0017】
【実施例】本発明方法の実施例を以下に説明する。尚、
以下の説明では図1乃至図4と同一又は相当部分には同
一参照符号を付す。
【0018】本発明方法の特徴は、管径が2〜5mmの
バルブ2に対して適用されることを前提とし、前記バル
ブ2の内面に塗布する蛍光体懸濁液10の粘度及びその
蛍光体懸濁液10の塗布後での乾燥用エアmの供給方法
にある。
【0019】即ち、前記蛍光体懸濁液10の粘度を5〜
80cpsとし、また、蛍光体懸濁液10の塗布後での
乾燥用エアmの供給方法として、前記乾燥用エアmを、
その風速を乾燥時間前半T1 で大きく、且つ、乾燥時間
後半T2 で小さくして前記乾燥初期から乾燥終期まで連
続的に供給する。
【0020】具体的には、本発明方法による蛍光体懸濁
液10の塗布及び乾燥要領は以下の通りである。
【0021】まず、従来と同様、図2に示すように蛍光
体懸濁液10の塗布前のバルブ2が前処理工程からター
ンテーブル6へ搬入されると、まず、そのターンテーブ
ル6の挿入ポジションP1 で適宜の手段により前記バル
ブ2を起立させて保持する。そして、前記ターンテーブ
ル6の回転により、次のゲージングポジションP2 へ前
記バルブ2が移送され、そのゲージングポジションP2
でバルブ2の高さ調整が行われる。更に、前記ターンテ
ーブル6の回転により、次の塗布ポジションP 3 へ前記
バルブ2が移送され、その塗布ポジションP3 で以下の
ような蛍光体懸濁液10の塗布処理が実行される。
【0022】前記塗布ポジションP3 では、図3に示す
ようにバルブ2の上方位置に上下動自在に配置された吸
引ヘッド7を下降させて前記バルブ2の上方開口端に嵌
入させて気密的に装着する。尚、その吸引ヘッド7はド
ライポンプ等の真空発生装置8と管路接続されている。
また、バルブ2の下方位置に上下動自在に配置されたタ
ンク9を上昇させて前記バルブ2の下方開口端を、その
タンク9内に収容された蛍光体懸濁液10に浸漬する。
尚、前記タンク9内に収容された蛍光体懸濁液10は、
本発明の場合、前述したように粘度が5〜80cps程
度を有する。
【0023】この状態で、真空発生装置8の作動によ
り、吸引ヘッド7を介してバルブ2の上方開口端からそ
のバルブ2内を真空吸引する。この吸引ヘッド7からの
真空吸引により、バルブ2の下方開口端でタンク9内の
蛍光体懸濁液10が、バルブ2の下方から上方へ吸い上
げられてバルブ2の内面に蛍光体懸濁液10が塗布され
る。
【0024】尚、前記蛍光体懸濁液10がバルブ2の所
定位置まで達すると、その所定位置と対応する部位に配
置されたセンサ〔図示せず〕により、バルブ2内を吸い
上げられてきた蛍光体懸濁液10を検出し、その検出出
力に基づいて、真空発生装置8の作動を停止させてバル
ブ2内での真空吸引を停止させる。
【0025】このようにして蛍光体懸濁液10の塗布を
完了した後、前記タンク9を下降させると共に吸引ヘッ
ド7を上昇させて初期位置に復帰させる。その後、ター
ンテーブル6を回転させることにより、バルブ2を次の
乾燥ゾーンZへ移送し、図4に示すように乾燥開始ポジ
ションP4 から乾燥終了ポジションP5 へ至る乾燥ゾー
ンZで、バルブ2の上方に配置されたノズル11から乾
燥用エアmをバルブ2の上方開口端へ向けて後述の風速
でもって吹き込むことにより、バルブ2の内面に塗布さ
れた蛍光体懸濁液10を乾燥させた上で、前記バルブ2
をターンテーブル6から離脱させて後工程へ搬出する。
【0026】前記乾燥ゾーンZでは、塗布ポジションP
3 から蛍光体懸濁液10が塗布済みのバルブ2が移送さ
れてくると、前記ノズル11が下降してバルブ2の上方
開口端から内部へ乾燥用エアmを吹き込み開始する。そ
して、その乾燥開始ポジションP4 から乾燥終了ポジシ
ョンP5 までの間、乾燥時間前半T1 では、前記乾燥用
エアmの風速を例えば1〜2m/s程度と大きく、乾燥
時間後半T2 では、前記風速を例えば0.5〜1m/s
程度と小さくして乾燥初期から乾燥終期まで連続的に供
給する。
【0027】上述した乾燥処理では、管径が2〜5mm
のバルブ2に対して、粘度が5〜80cpsの蛍光体懸
濁液10を使用することにより、蛍光体懸濁液10の塗
布後に乾燥用エアmをバルブ2内に上方から吹き込む際
に、前記蛍光体懸濁液10がスムーズに流下するので、
前記バルブ2の下端で固まりができて詰まることはな
い。
【0028】ここで、前記蛍光体懸濁液10の粘度が5
cpsより小さい場合には、粘度が小さすぎるため、バ
ルブ2の上下部位について蛍光膜3の膜厚分布が不均一
となって不適であり、また、80cpsより大きい場合
には、粘度が大きすぎるため、蛍光体懸濁液10が表面
張力の増大に伴う毛細管現象により流下せずバルブ2の
下端で固まりができて詰まり不適である。
【0029】尚、前記蛍光体懸濁液10には、硝化綿溶
液と酢酸ブチルを含有するものであり、両者の含有量に
より粘度調整が行える。即ち、前記硝化綿溶液の含有量
を多くすれば、粘度を上げることができ、酢酸ブチルの
含有量を多くすれば、粘度を下げることができる。
【0030】このように低粘度の蛍光体懸濁液10を使
用すると共に、乾燥用エアmを、その風速を乾燥時間前
半T1 で例えば1〜2m/s程度と大きく、且つ、乾燥
時間後半T2 で例えば0.5〜1m/s程度と小さくし
て前記乾燥初期から乾燥終期まで連続的に供給すること
により、乾燥時間前半T1 での乾燥速度を上げると共に
乾燥時間後半T2 での乾燥速度を下げてバルブ2の上下
部位について蛍光膜3の膜厚分布の均一性を確保する。
【0031】ここで、前記乾燥時間前半T1 で乾燥用エ
アmの風速が1m/sより小さいと、乾燥速度を上げる
ことができず、蛍光体懸濁液10が毛細管現象により流
下せずバルブ2の下端で固まりができて詰まり、また、
その風速が2m/sより大きいと、乾燥速度が上がりす
ぎて塗肌不良が発生する。また、乾燥時間後半T2 で乾
燥用エアmの風速が0.5m/sより小さいと、乾燥速
度を下がりすぎて、乾燥時間の短縮化が図れず、また、
その風速が1m/sより大きいと、乾燥速度が上がりす
ぎてバルブ2の上下部位について蛍光膜3の膜厚分布が
不均一となって不適である。
【0032】以下、本発明者が行った実験結果を下表に
示す。
【0033】
【表1】
【0034】尚、上表では、乾燥風速が初期、中期、後
期に分けているが、本発明方法でいう乾燥時間前半T1
が初期及び中期に相当し、乾燥時間後半T2 が後期に該
当する。上表から明らかなように、従来品A〔管径が7
mm〕では、蛍光体懸濁液10の粘度が150cpsと
大きく、乾燥風速が初期で0.5m/s及び中期で1.
0m/sであり、後期で5m/sである場合、膜厚(拡
散透過率)〔最適値:90〕がバルブ上部で91、中部
で90、下部で89となり、拡散透過率の最大値と最小
値との差〔適正範囲:2以下〕が2で、且つ、色度差
〔適正範囲:0.003以下〕がΔxで0.002、Δ
yで0.003となり、外観(塗肌)も良好となって、
蛍光ランプとしては適正な値を示している。尚、前記拡
散透過率とは、所定の光源から発せられた光がバルブに
形成された蛍光膜を透過する割合を示し、上述した数値
が大きいもの程、蛍光膜の膜厚が小さいことを示す。
【0035】しかしながら、前述した従来品A〔管径が
7mm〕の諸条件〔蛍光体懸濁液、乾燥温度〕をそのま
ま適用した比較品B〔管径が2mm〕では、乾燥風速が
初期及び中期で1.0m/sであり、後期で0.5m/
sである場合、膜厚(拡散透過率)がバルブ上部で9
5、中部で91、下部で91(まだら)となり、拡散透
過率の最大値と最小値との差が4で、且つ、色度差がΔ
xで0.009、Δyで0.007となり、外観(塗
肌)も不良となって、蛍光体懸濁液10の粘度が150
cpsと大きいままでは、蛍光ランプとして不適である
ことを示す。
【0036】一方、本発明品C〔管径が2mm〕では、
蛍光体懸濁液10の粘度が20cpsと小さく〔但し、
粘度を小さくした分、膜厚をあげるため、比重を1.4
3としている〕、乾燥風速が初期及び中期で1.0m/
sであり、後期で0.5m/sである場合、膜厚(拡散
透過率)がバルブ上部で91、中部で90、下部で89
となり、拡散透過率の最大値と最小値との差が2で、且
つ、色度差がΔxで0.002、Δyで0.002とな
り、外観(塗肌)も良好となって、従来品Aとほぼ同様
の値が得られて蛍光ランプとしては適正な値を示す。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、管径が2〜5mmの直
管状バルブの内面に蛍光体懸濁液を塗布するに際して、
前記蛍光体懸濁液の粘度を5〜80cpsとし、前記蛍
光体懸濁液を塗布後、乾燥用エアを、その風速を乾燥時
間前半で大きく、且つ、乾燥時間後半で小さくして前記
乾燥初期から乾燥終期まで連続的に供給するようにした
ことにより、蛍光膜の膜厚及び色度の均一性を十分に確
保することができて良好な塗肌を有する蛍光膜を容易に
実現でき、液晶表示装置のバックライト用等の光源とし
て、高品質の小型で高輝度の蛍光ランプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小型蛍光ランプの構造例を示す断面図
【図2】蛍光体懸濁液の塗布及び乾燥処理を実行するタ
ーンテーブルの平面図
【図3】蛍光体懸濁液の塗布装置の一例を示す概略構成
【図4】蛍光体懸濁液の乾燥装置のノズルを示す概略構
成図
【符号の説明】
1 蛍光ランプ 2 バルブ 10 蛍光体懸濁液 m 乾燥用エア T1 乾燥時間前半 T2 乾燥時間後半

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管径が2〜5mmの直管状バルブの内面
    に蛍光体懸濁液を塗布するに際して、前記蛍光体懸濁液
    の粘度を5〜80cpsとし、前記蛍光体懸濁液を塗布
    後、乾燥用エアを、その風速を乾燥時間前半で大きく、
    且つ、乾燥時間後半で小さくして前記乾燥初期から乾燥
    終期まで連続的に供給するようにしたことを特徴とする
    小型蛍光ランプの製造方法。
JP1214895A 1995-01-30 1995-01-30 小型蛍光ランプの製造方法 Withdrawn JPH08203430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100643964B1 (ko) * 2004-12-22 2006-11-10 현대자동차주식회사 후륜 현가장치 구조

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