JPS63285843A - 小形蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は細管のガラスバルブ内へ蛍光体被膜な被着させ
る工程を改良した小形蛍光ランプの製造方法に関する。

（従来の技術） 蛍光ランプの管形ガラスバルブの内面には蛍光体被膜が
被着されている。蛍光体被膜をガラスバルブの内面に被
着させるには１両端が開放された管形ガラスバルブを垂
直に保持して、ガラスバルブの上方に位置するノズルか
ら蛍光体懸濁液をガラスバルブの内壁に沿って流下させ
る方式と、ガラスバルブの下方から蛍光体懸濁液をコン
プレッサなどの圧力によってガラスバルブ内部に押し上
げて塗布する方式が一般に行われている。従来の蛍光ラ
ンプのガラスバルブはその外径が１５隨以上であり、ガ
ラスバルブの内径も１３ｍ以上であった。したがって、
上記した蛍光体懸濁液の塗布方式で膜厚の一様な蛍光体
被膜を形成させることが容易であった。近時液晶テレビ
のバックライトなどに蛍光ランプが使用されているが、
この様な用途に使用される蛍光ランプは、液晶テレビの
肉厚を大きくしないためにできるだけ細い蛍光ランプが
要求されており、外径が１０　ｍｓ以下、たとえば外径
が２．５ｍ、内径が１．１ｉｎのようなガラスバルブが
使用されている。このような細いガラスバルブの内壁に
蛍光体被膜を被着させる場合、上記した従来のガラスバ
ルブの上方から蛍光体懸濁液を流下させる方式や、下方
から蛍光体懸濁液を押し上げる方式では不可能であるた
め、蛍光体懸濁液を注射器に入れ、注射針によって上記
の細いガラスバルブ内に注入する方式がとられていた。

しかしながら、この゛方式では注射針の中の蛍光体懸濁
液に空気が混じって泡ができ蛍光体被膜が細いガラスバ
ルブ内壁に均一に被着されず、ランプになった後の放電
で蛍光体の発光が不均一になり輝度が一様でない問題が
あった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記したように外径がｌ０ＩＩＩＩＥ以下の細いガラス
バルブの蛍光ランプを製造する際に、上記ガラスバルブ
の内壁に蛍光体被膜を一様に均一に被着させることはき
わめて難しく、そのため完成した小形蛍光ランプの輝度
が一様にならない問題があった。

本発明は上記問題点に対してなされたもので。

外径が１０１１１以下の蛍光ランプの製造において。

蛍光体被膜をガラスバルブ内壁に均一に被着させること
ができ、したがって輝度が一様な蛍光ランプを製造する
ことが可能な改良された小形蛍光ランプの製造方法を提
供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明の小形蛍光ランプの製造方法は、外径が１０ｍ以
下のガラスバルブの一端を圧力調整装置を有する真空系
に接続し、他端を蛍光体懸濁液内に浸漬し、圧力調整装
置を作動させつつガラスバルブ内部を真空引きしてガラ
スバルブの内面に蛍光体懸濁液を上昇させ、その後真空
引きを中止または弱めて蛍光体懸濁液をガラスバルブか
ら排出してガラスバルブ内面に蛍光体被膜を被着させる
工程を有していることを特徴とする。

（作用） 本発明小形蛍光ランプの製造方法は、外径が１０ｎ以下
の細いガラスバルブの小形蛍光ランプを製造スる際に、
ガラスバルブの一端を、真空ポンプなどによってガラス
バルブ内の空気を排気することができ、圧力調整装置を
有する真空系に接続し。

ガラスバルブの他端を蛍光体懸濁液を充満させた容器の
蛍光体懸濁液内に浸漬させ、圧力調整装置に設けた。た
とえばコックの開閉を調整することによって、ガラスバ
ルブの上記他端から蛍光体懸濁液をガラスバルブ内の所
定位置まで吸い上げ。

つづいて真空引きを中止するか弱めて蛍光体懸濁液をガ
ラスバルブから排出してガラスバルブ内面に蛍光体被膜
な被着させる工程を有している。したがって２本発明の
製造方法であると、注射器を使用する従来方法のように
泡が発生して蛍光体懸濁液が不均一に被着されることが
なく、一様で均一な輝度の発光をする優れた小形蛍光ラ
ンプを製造することができる。

（実施例） 本発明小形蛍光ランプの製造方法の詳細を添付図を参照
して説明する。図は本発明製造方法に使用される装置の
一例の模式正面図である。真空ポンプ（１）に接続され
た真空系（２）の配管（３）はコック（４）を経由して
、小形蛍光ランプの外径１０ｍ以下。

たとえば外径が２．５ｆｌのガラスバルブ（５）がとり
つけられる治具（６）に接続されている。配管（３）の
途中に圧力調整装置（力がコック（８）を経由してとり
つけられており、その端部（９）は大気に解放されてい
る。

ガラスバルブ（５）の治具（６）にとりつげられた上端
（１１の反対側の下端（１１）は容器αり内に充満され
た蛍光体懸濁液（１３内に浸漬されている。ガラスバル
ブ（５）を治具（６）にとりつける時は、真空ポンプ（
１）の配管（３）のコック（４）を図の破線のように閉
じ、圧力調整装置（７）のコック（８）を破線のように
開いてガラスバルブ（５）を治具（６）にとりつけ、下
端Ｉを容器（１’Ｂ内の蛍光体懸濁液（１３内に浸漬さ
せる。つぎに圧力調整装置（７）のコック（８）を実線
のように閉じながら、配管（３）のコック（４）を実線
で示すように開くと、容器Ｈ内の蛍光体懸濁液０がガラ
スバルブ（５）内を押し上げられる。蛍光体懸濁液がガ
ラスバルブ（５）内の所定の位置まで押し上げられたら
、配管（３）のコック（４）を閉じるか、やや絞り、圧
力調整装置（力のコック（８）を開（と蛍光体懸濁液が
ガラスバルブ（５）から排出されて容器（ｌｚ内に戻り
、ガラスバルブ（５）の内壁に蛍光体懸濁液が塗布され
る。蛍光体懸濁液の溶媒を乾燥空気などで乾燥した後、
ベーキングしてバインダを弁数させて蛍光ランプの封土
工程以更の製造工程に搬送する。

以上述べたように本発明製造方法は圧力調整装置（力の
コック（８）と真空系（２）の配管（３）のコック（４
）との開閉を連動して調整して行わせることによって。

たとえばガラスバルブの外径が２．５ｍ１ｉ＊内径が１
．１龍のような細いガラスバルブでもその内壁に蛍光体
被膜を被着させることが容易にでき、蛍光体懸濁液に泡
などが発生することがなり、シたがって均一な膜厚の蛍
光体被膜を被着させることができるから一様な輝度の小
形蛍光ランプが得られる。

なお、外径が１０　ｍｔｎより大きいガラスバルブの場
合には前記した蛍光体懸濁液のガラスバルブ上方からの
流下や、下方からの押し上げによって蛍光体被膜を塗布
することができる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明蛍光ランプの製造方法は１０
ｗ以下の細い外径の蛍光ランプの製造において、上記細
い外径のガラスバルブの一端を圧力調整装置を有する真
空系に接続し、ガラスバルブの他端を蛍光体懸濁液内に
浸漬し、圧力調整装置を作動させながら真空系によって
ガラスバルブ内を真空引きしてガラスバルブ内面に蛍光
体懸濁液を上昇させ、その後真空引きを中止または弱め
て蛍光体懸濁液をガラスバルブから排出して蛍光体被膜
をガラスバルブの内面に被着させる工程を有しているこ
とを特徴とし、細い外径、したがって細い内径のガラス
バルブ内壁に泡などの発生がな（均一で一様な蛍光体被
膜な被着させることが容易にでき、輝度が一様な優れた
特性を有し、液晶テレビのバックライトなどに好適な小
形蛍光ランプの製造方法を提供することができる効果を
有している。なお２本発明製造方法は添付した模式図の
ような装置を使用する方法に限定するものではなく、ま
た圧力調整装置は図示のものに限定するものではない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明小形蛍光ランプの製造方法に使用される装置
の一例の模式正面図である。 （２）・・・・・・真空系、（３）・・・・・・配管。 （４）　、　（８）・・・・・・コック、　　　（５）
・・・・・・ガラスバルブ。 （７）・・・・・・圧力調整装置、　α階・・・・・・
蛍光体懸濁液。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガラスバルブの一端を圧力調整装置を有する真空系に接
   続し上記ガラスバルブの他端を蛍光体懸濁液内に浸漬し
   、圧力調整装置を作動させつつガラスバルブ内部を真空
   引きしてガラスバルブ内面に蛍光体懸濁液を上昇させそ
   の後真空引きを中止又は弱めて蛍光体懸濁液をガラスバ
   ルブから排出して蛍光体被膜をガラスバルブ内面に被着
   させる工程を有していることを特徴とする小形蛍光ラン
   プの製造方法。