JP2005310736A - 蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

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和尋 松尾
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Abstract

【課題】 蛍光体塗布液の乾燥時間を短縮でき、かつ塗布むらの発生を防止できる蛍光ランプの製造方法を提供する。
【解決手段】 垂下姿勢にある直管状のガラス管11の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、ガラス管11の上端から内部に乾燥エア12を吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含み、ガラス管11の上端から550mmの位置を基準点Tとして、基準点Tより上部に位置するガラス管11の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度に維持し、基準点Tより下部に位置するガラス管11の周辺温度を35℃以下の温度に維持して前記乾燥を行い、かつ、乾燥エア12の流量が、ガラス管11の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にある蛍光ランプの製造方法とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直管状のガラス管の内周面に蛍光体を塗布してなる蛍光ランプの製造方法に関する。
蛍光ランプとして、直管状のガラス管の内周面に蛍光体を塗布して構成されたものがある。例えば、直管状蛍光ランプや、蛍光体塗布後に円形状に湾曲形成された環状蛍光ランプなどである。
蛍光体の塗布方法としては、垂下姿勢にあるガラス管の上端から所定の蛍光体を含んだ蛍光体塗布液を流し込んだり、同じく垂下姿勢にあるガラス管の下端から蛍光体塗布液を吸い上げたりする方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、液晶ディスプレイなどのバックライト光源として冷陰極蛍光ランプが用いられている。この冷陰極蛍光ランプにおいては、ガラス管の内径が約1〜7mmと細いために、ガラス管の上端から蛍光体塗布液を流し込む方法では生産性が悪く、蛍光体塗布液を吸い上げる方法が採用されている。
図6は、冷陰極蛍光ランプ用のガラス管における従来の蛍光体塗布方法を示す図である。ガラス管41の内周面への蛍光体の塗布は、まず、ガラス管41内に蛍光体塗布液42を所定の位置まで真空吸引により吸い上げ(図6(a))、その後、ガラス管41内を大気に開放して蛍光体塗布液42の排出を行い(図6(b))、さらにガラス管41の上端から乾燥エア43を所定の流量で吹き込んで蛍光体塗布液42の排出と乾燥とを行うことによりなされる(図6(c))。なお、図6(c)における44は、蛍光体塗布液42の乾燥部分である。この従来の塗布方法では、乾燥時間はガラス管41の長さに比例して増加する。
特開平4−280031号公報
最近、大型液晶ディスプレイが急速に普及し、そのバックライト光源として用いられる冷陰極蛍光ランプのガラス管の長さも、それに伴い600mm以上が主流となり、長尺化している。このように長尺化し、かつ外径が細いガラス管に、上記従来の方法で蛍光体塗布液を塗布すると、乾燥時間が許容できる限度を超えて長くなるという問題がある。例えば、常温で内径2mm、長さ600mm以上のガラス管を乾燥した場合には、その乾燥時間は20分以上の長時間となり、蛍光体塗布液がガラス管の下端部で排出され過ぎてしまい、ガラス管の下端部の蛍光膜が極端に薄くなるという問題がある。
この問題を解決するために、乾燥温度を上げる方法が考えられる。この方法では乾燥時間は短縮されるが、蛍光体塗布液の塗布むらが生じ易いという別の問題が発生する。即ち、上記従来の蛍光体塗布方法で蛍光体塗布液の塗布を行うと、蛍光体塗布液の乾燥はガラス管の上部から下部に向かって蛍光体塗布液を排出しながら徐々に進行する(この種の乾燥を以下、「通常乾燥。」という。)。しかし、例えば、雰囲気温度を36℃以上として600mm以上、特に700mm以上のガラス管を用いて従来の蛍光体塗布方法を行うと、通常乾燥がガラス管の下部に達するまでに、ガラス管の下部において外部の熱によって蛍光体塗布液の一部がガラス管の内周面側から乾燥してしまう(この種の乾燥を以下、「局部乾燥」という。)。この局部乾燥が発生した後に通常乾燥が行われると、通常乾燥に伴って排出された蛍光体塗布液が局部乾燥の部分で堰き止められ、蛍光体塗布液の塗布むらが発生する。この種の塗布むらは、ガラス管の長さが長くなればなるほど、ガラス管の下部の未乾燥部分が長時間にわたって加熱されるため、発生しやすくなる。
上記塗布むらを図面に基づき説明する。図7は、通常乾燥に伴って排出された蛍光体塗布液が局部乾燥の部分で堰き止められ、蛍光体塗布液の塗布むらが発生した状態を示す説明図である。図7において、51がガラス管であり、52が局部乾燥された部分であり、53が通常乾燥された塗布部であり、54が蛍光体塗布液が堰き止められて薄くなった塗布部である。
一方、上記乾燥時間を短縮する方法として、乾燥エアの風量を増加させる方法も考えられる。この方法でも乾燥時間は短縮されるが、この方法でも蛍光体塗布液の塗布むらが生じ易いという上記と同様の問題がある。即ち、乾燥エアの風量を増加させると、通常乾燥される塗布部が乾燥エアの風力によってずり落ちる場合があり、蛍光体塗布液の塗布むらが発生するのである。
上記塗布むらを図面に基づき説明する。図8は、乾燥エアの風力によってずり落ちて、蛍光体塗布液の塗布むらが発生した状態を示す説明図である。図8において、61がガラス管であり、62が通常乾燥された塗布部であり、63がずり落ちによって厚くなった塗布部である。
以上の塗布むらが発生すると、蛍光ランプの輝度が低下して、所定の明るさを確保できなくなる。図9は、蛍光膜の厚さとランプ輝度との一般的な関係を示す図である。図9に示したように、塗布むらにより蛍光膜の厚さが設計値より増減すると、ランプ輝度は確実に低下する。従って、蛍光ランプの長手方向における蛍光膜の厚さを均一にしなければ、蛍光ランプの長手方向の輝度を均一にできない。
そこで、本発明は、上記従来の問題を解決するもので、蛍光体塗布液の乾燥時間を短縮でき、かつ塗布むらの発生を防止できる蛍光ランプの製造方法を提供するものである。
本発明は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、前記ガラス管の上端からの所定の位置を基準点として、前記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度に維持し、前記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度に維持して前記乾燥を行い、かつ、前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法である。
また、本発明は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、前記ガラス管を部分的に加熱し、前記ガラス管の上端から下端に向けて加熱部分を移動させて前記乾燥を行い、かつ、前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法である。
また、本発明は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、前記ガラス管の上端からの所定の位置を基準点として、前記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度に維持し、前記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度に維持し、さらに、前記ガラス管を部分的に加熱し、前記ガラス管の上端から下端に向けて加熱部分を移動させて前記乾燥を行い、かつ、前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法である。
(1) 本発明の製造方法は、請求項1〜請求項8に記載の工程を有することにより、蛍光体塗布液の乾燥時間を短縮でき、かつ塗布むらの発生を防止できる。
(2) 本発明の製造方法は、請求項9および請求項10に記載の工程を有することにより、ガラス管の全体を均一に加熱できるとともに、蛍光体塗布液の偏りを防止できる。
(3) 本発明の製造方法は、請求項11に記載の構成を有することにより、蛍光ランプの長尺化の市場要求に対応できる。
(4) 本発明の製造方法は、請求項12に記載の構成を有することにより、液晶ディスプレイなどのバックライト光源として用いられる冷陰極蛍光ランプの製造に対応できる。
(5) 本発明の製造方法は、請求項13および請求項14に記載の構成を有することにより、塗布むらの発生をより効果的に防止できる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施形態1)
本発明の蛍光ランプの製造方法の一例は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、上記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで上記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む。また、上記ガラス管の上端から550mmの位置または上記ガラス管の上端と下端との間の中心部を基準点として、上記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度、より好ましくは40〜45℃に維持して上記乾燥を行う。さらに、上記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度、より好ましくは20〜30℃、さらに好ましくは24〜26℃、最も好ましくは25℃に維持して上記乾燥を行う。上記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下とするのは、ガラス管の下部において前述の局部乾燥を防止するためである。また、上記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度にするのは、乾燥時間を短縮するためである。なお、ガラス管の上端と下端との間の中心部を基準点とすると、特にガラス管の長さが1000mmを超える場合に好適である。また、本明細書でガラス管の周辺温度とは、ガラス管の中心軸に垂直な方向にガラス管から10mm離れた位置の温度をいう。
さらに、上記ガスの流量は、上記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることが必要である。80cm3/min/mm2を超えると、ガスの風圧による塗布むらが発生し、16cm3/min/mm2未満では乾燥時間が長くなるとともに、蛍光膜が薄くなるからである。なお、蛍光膜が薄くなるのは、ガスの流量が少ないと蛍光体塗布液中の溶媒の除去が困難となり、蛍光体塗布液がガラス管に付着せずに排出されやすくなるからである。
上記ガスとしては、常温エア、加熱エア、常温乾燥エア、加熱乾燥エアなどが使用できる。加熱乾燥エアを用いる場合のエアの温度は、ガラス管に流入する直前においてガラス管の周辺雰囲気温度以上とすることが好ましい。これにより、乾燥効率をより向上できるからである。
上記乾燥は、上記ガラス管の中心軸を自転軸として上記ガラス管を自転させながら行うことが好ましい。これにより、ガラス管全体が均一に加熱されるとともに、ガラス管が傾いていても蛍光体塗布液の偏りを防止できるからである。また、上記ガラス管の自転速度は、70rpm以下であることが好ましい。この範囲内であれば、ガラス管に多少のそりがあっても振動が発生せず、蛍光体塗布液の偏りを防止できるからである。
上記ガラス管の長さは600mm以上とすることができ、さらに700mm以上とすることができる。これにより、蛍光ランプの長尺化の市場要求に対応できる。また、上記ガラス管の内径は、1〜7mmの範囲とすることができる。これにより、液晶ディスプレイなどのバックライト光源として用いられる冷陰極蛍光ランプの製造に対応できる。
また、上記蛍光体塗布液の粘度は、先端がテーパ状の円筒型のフォードカップ粘度計(先端の穴径2.8mm、テーパ部の長さ30mm、円筒部の内径50mm、蛍光体塗布液の充填容積100cm3)において40〜110秒の範囲にあることが好ましい。この範囲内であれば、蛍光体塗布液がガラス管の内周面に適度に付着するからであり、また蛍光体塗布液がガラス管に詰まることもないからである。なお、以下に記載する“フォードカップ粘度計”とは、上記と同様の構成の粘度計を意味する。
次に、本実施形態を図面に基づき説明する。図1は、本実施形態の蛍光ランプの製造方法の一例を示す図である。図1は、垂下姿勢にある直管状のガラス管11の内周面に蛍光体塗布液を塗布した後、ガラス管11を自転させながら上端から内部に常温の乾燥エア12を吹き込んで上記蛍光体塗布液を乾燥している状態を示している。但し、図1では蛍光体塗布液の図示を省略している。
ガラス管11は、長さが1000mmのものを用いている。ガラス管11は、例えば上端から250mmごとに4つの領域に分けられ、それぞれ上端からA領域、B領域、C領域、D領域としてある。また、A領域、B領域、C領域、D領域のそれぞれの側部近傍には、4つのヒータ13a、13b、13c、13dが配置されている。また、ヒータ13a、13b、13c、13dは、A領域のガラス管11の周辺温度が45℃、B領域のガラス管11の周辺温度が40℃、C領域のガラス管11の周辺温度が30℃、D領域のガラス管11の周辺温度が25℃になるように、それぞれ加熱されている。従って、ガラス管11の上端から550mmの位置を基準点Tとすると、基準点Tより上部に位置するガラス管11の少なくとも一部(A領域とB領域)の周辺温度は35℃を超える温度に維持され、基準点Tより下部に位置するガラス管の周辺温度は35℃以下の温度に維持されていることになる。なお、基準点Tをガラス管11の上端と下端との間の中心部(ガラス管11の上端から500mmの位置)としても同様である。
但し、上記領域の分け方、上記ヒータの数、各領域のガラス管の周辺温度は、いずれも上記のものに限られるものではなく、種々の態様が実施可能である。
また、上記乾燥エア12の流量は、ガラス管11の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲に設定されている。
上記ガラス管11は、その中心軸を自転軸として、自転速度70rpm以下で自転させながら乾燥される。これにより、ガラス管11全体が均一に加熱されるとともに、蛍光体塗布液の偏りを防止できる。
また、上記ガラス管11の周辺の風速は、0.1m/sec以下に維持される。これにより、ガラス管11各領域での規定温度を維持できる。
本実施形態の製造方法では、複数のガラス管11を連続して移動させながら加熱してもよいし、ガラス管11を移動させずに加熱してもよい。
(実施形態2)
本発明の蛍光ランプの製造方法の他の一例は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、上記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで上記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む。また、上記ガラス管を部分的に加熱し、かつ上記ガラス管の上端から下端に向けてその加熱部分を移動させて上記乾燥を行う。これにより、蛍光体塗布液の未乾燥部分が長時間高温に曝されないため、ガラス管の下部において前述の局部乾燥を防止できる。さらに、ガラス管を部分的に加熱することにより、乾燥時間を短縮することができる。
さらに、上記ガスの流量は、上記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることが必要である。80cm3/min/mm2を超えると、ガスの風圧による塗布むらが発生し、16cm3/min/mm2未満では乾燥時間が長くなるとともに、蛍光膜が薄くなるからである。なお、蛍光膜が薄くなるのは、ガスの流量が少ないと蛍光体塗布液中の溶媒の除去が困難となり、蛍光体塗布液がガラス管に付着せずに排出されやすくなるからである。
上記加熱は、赤外線ヒータ、温風ヒータなどの加熱装置をガラス管の上端から下端に向けて移動させつつ、ガラス管をスポット的に加熱することにより行うことができる。また、上記加熱は、斜め上下方向に配置された複数の加熱装置に沿ってガラス管を移動させることにより、加熱部分をガラス管の上端から下端に向けて移動させて行うこともできる。
加熱装置としては、赤外線ヒータが好ましい。ガラス管は赤外線を吸収する性質を持つため、赤外線ランプから放射された赤外線は、ガラス管に吸収され、吸収された赤外線はガラス管を急速に加熱するとともに、赤外線の当たった部分のみを選択的に加熱することができるからである。このため、蛍光体塗布液が乾燥エアによって乾燥されるのとほぼ同時にガラス管を加熱できるため、前述の局部乾燥が防止でき、塗布むらが発生せず、蛍光膜を上端部から下端部にかけてほぼ一定の膜厚さで形成できる。
また、上記ガラス管の長手方向における上記加熱部分の長さは、3〜450mmであることが好ましい。この範囲内であれば、前述の局部乾燥の発生を防止しつつ、乾燥時間の短縮を図ることができるからである。
また、上記加熱は、上記ガラス管の中心軸を自転軸として上記ガラス管を自転させながら行うことが好ましい。これにより、ガラス管全体が均一に加熱されるとともに、ガラス管が傾いていても蛍光体塗布液の偏りを防止できるからである。また、上記ガラス管の自転速度は、70rpm以下であることが好ましい。この範囲内であれば、ガラス管に多少のそりがあっても振動が発生せず、蛍光体塗布液の偏りを防止できるからである。
なお、赤外線ランプを用い、かつガラス管を自転させない場合には、赤外線ランプと対峙する方向に反射ミラーを配置することにより、ガラス管の自転と同様の効果を得ることができる。
上記ガスとしては、常温エア、加熱エア、常温乾燥エア、加熱乾燥エアなどが使用できる。加熱エアまたは加熱乾燥エアを用いる場合のエアの温度は、ガラス管に流入する直前においてガラス管の近辺の雰囲気温度以上とすることが好ましい。これにより、乾燥効率をより向上できるからである。
上記ガラス管の長さは600mm以上とすることができ、さらに700mm以上とすることができる。これにより、蛍光ランプの長尺化の市場要求に対応できる。また、上記ガラス管の内径は、1〜7mmの範囲とすることができる。これにより、液晶ディスプレイなどのバックライト光源として用いられる冷陰極蛍光ランプの製造に対応できる。
また、上記蛍光体塗布液の粘度は、フォードカップ粘度計において40〜110秒の範囲にあることが好ましい。この範囲内であれば、蛍光体塗布液がガラス管の内周面に適度に付着するからであり、また蛍光体塗布液がガラス管に詰まることもないからである。
次に、本実施形態を図面に基づき説明する。図2(a)は、本実施形態の蛍光ランプの製造方法の一例を示す図である。図2(a)は、垂下姿勢にある直管状のガラス管21の内周面に蛍光体塗布液を塗布した後、ガラス管21を自転させながら上端から内部に常温の乾燥エア22を吹き込んで上記蛍光体塗布液を乾燥している状態を示している。また、ガラス管21の側部近傍には、赤外線ヒータ23が配置され、赤外線ヒータ23はガラス管21の上端から下端に向けて所定の速度で下降するように設定されている。
上記乾燥エア22の流量は、ガラス管21の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲に設定されている。
また、赤外線ヒータ23の温度は、ガラス管の周辺温度が40〜45℃になるように設定される。これにより、全体の乾燥時間を短縮できる。また、加熱されていない部分のガラス管21の周辺温度は、通常20〜30℃、より好ましくは24〜26℃、最も好ましくは25℃に設定される。これにより、非加熱部分における前述の局部乾燥の発生を防止できる。
図2(a)において、24は蛍光体塗布液の未塗布部分、25は蛍光体塗布液の未乾燥部分、26は蛍光体塗布液の乾燥部分である。ガラス管21の内周面に塗布された蛍光体塗布液の乾燥は、ガラス管21の上部から下部に向って進行する。即ち、その乾燥先端部27は、ガラス管21の上部から下部にかけて時間の経過に伴って移動する。上記赤外線ヒータ23による加熱は、この蛍光体塗布液の乾燥先端部27の近傍に対して行うのが好ましい。従って、赤外線ヒータ23は、蛍光体塗布液の乾燥先端部27の移動に合わせて移動(下降)させることが好ましい。
また、ガラス管21の長手方向における加熱部分28の長さは、3〜450mmとすることができる。
上記ガラス管21は、その中心軸を自転軸として、自転速度70rpm以下で自転させながら乾燥される。これにより、ガラス管21全体が均一に加熱されるとともに、蛍光体塗布液の偏りを防止できる。
また、上記ガラス管21の周辺の風速は、0.1m/sec以下に維持される。これにより、加熱されていない部分のガラス管21の周辺温度を規定温度に維持できる。
また、図2(b)は、本実施形態の蛍光ランプの製造方法の他の一例を示す図である。図2(b)は、複数の垂下姿勢にある直管状のガラス管31の内周面に蛍光体塗布液を塗布した後、ガラス管31を自転させながら上端から内部に常温の乾燥エア32を吹き込んで上記蛍光体塗布液を乾燥している状態を示している。複数のガラス管31は、回転する円筒状のドラム34に載置されている。また、ドラム34の周囲には、複数の赤外線ヒータ33が斜め上下方向に固定して配置されている。ドラム34の回転により、赤外線ヒータ33による加熱部分は、各ガラス管31の上端から下端に向けて所定の速度で下降するように設定されている。
上記乾燥エア32の流量は、ガラス管31の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲に設定されている。
また、赤外線ヒータ33の温度は、ガラス管の周辺温度が40〜45℃になるように設定される。これにより、全体の乾燥時間を短縮できる。また、加熱されていない部分のガラス管31の周辺温度は、通常20〜30℃、より好ましくは24〜26℃、最も好ましくは25℃に設定される。これにより、非加熱部分における前述の局部乾燥の発生を防止できる。なお、非加熱部分のガラス管の周辺温度を20〜30℃に保つために、別のヒータ(図示せず。)を設けてもよい。また、非加熱部分の雰囲気温度が元々20〜30℃であれば、別のヒータを設けなくてもよい。その他の条件は、前述の図2(a)の場合とほぼ同様である。
また、図2(b)では、円筒状のドラム34を用いてガラス管31を移動させたが、図2(c)に示すような平板状移載装置35または図2(d)に示すような多角形状移載装置36を用いてガラス管31を移動させて加熱してもよい。なお、図2(c)および(d)では赤外線ヒータの図示を省略した。
(実施形態3)
本発明の蛍光ランプの製造方法の他の一例は、実施形態1と実施形態2とを組み合わせたものである。即ち、本実施形態は、垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、上記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで上記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む。また、上記ガラス管の上端から550mmの位置または上記ガラス管の上端と下端との間の中心部を基準点として、上記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度、より好ましくは40〜45℃に維持して上記乾燥を行う。さらに、上記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度、より好ましくは20〜30℃、さらに好ましくは24〜26℃、最も好ましくは25℃に維持して上記乾燥を行う。上記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下とするのは、ガラス管の下部において前述の局部乾燥を防止するためである。また、上記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度にするのは、乾燥時間を短縮するためである。
また、上記ガラス管を部分的に加熱し、かつ上記ガラス管の上端から下端に向けてその加熱部分を移動させて上記乾燥を行う。これにより、蛍光体塗布液の未乾燥部分が長時間高温に曝されないため、ガラス管の下部において前述の局部乾燥を防止できる。さらに、ガラス管を部分的に加熱することにより、乾燥時間をさらに短縮することができる。
さらに、上記ガスの流量は、上記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることが必要である。80cm3/min/mm2を超えると、ガスの風圧による塗布むらが発生し、16cm3/min/mm2未満では乾燥時間が長くなるとともに、蛍光膜が薄くなるからである。なお、蛍光膜が薄くなるのは、ガスの流量が少ないと蛍光体塗布液中の溶媒の除去が困難となり、蛍光体塗布液がガラス管に付着せずに排出されやすくなるからである。
その他の条件は、実施形態1および実施形態2と同様とすることができる。
(実施形態4)
一般的に蛍光体塗布液の粘度は、使用される蛍光体の粒度分布、母体の種類、結晶構造、表面状態などによって変化する。特に、蛍光体の粒子径がサブミクロンオーダーの比率が高くなると粘度が増加する。そこで、塗布むらをより効果的に防止するために蛍光体塗布液の粘度範囲を最適化することが必要である。
例えば、平均粒子径が3〜10μmの蛍光体BaMgAl1017:Eu2+、蛍光体LaPO4:Ce3+,Tb3+、蛍光体Y23:Eu3+をニトロセルロースに分散した蛍光体塗布液を用い、前述の実施形態2の方法で蛍光体塗布液を塗布した。用いたガラス管は、全長1075mm、外径3mm、内径2mmである。風量は、54cm3/min/mm2とした。赤外線ヒータの温度は、ガラス管の周辺温度が42℃になるように設定した。この場合、蛍光体塗布液の比重をx、フォードカップ粘度計で測定した粘度をy(秒)とすると、66.667x−25≦y≦−285.71x+530であると、塗布むらをより効果的に防止できることが分かった。この関係を図4に示す。図4において、y1はy=66.667x−25の直線を示し、y2はy=−285.71x+530の直線を示す。
また、図9に示したように、蛍光ランプの長手方向における蛍光膜の厚さを均一にしなければ、蛍光ランプの長手方向の輝度を均一にできない。即ち、ガラス管1本当たりの総塗布重量が一定の範囲内になるように粘度範囲を最適化する必要がある。この点を考慮すると、図4において、x=1.575、y=80で表される点p1、x=1.425、y=70で表される点p2、x=1.375、y=90で表される点p3、x=1.330、y=150で表される点p4で形成される四角形の内部が、より好ましい粘度範囲となる。
さらに、蛍光体塗布液の粘度と比重を規定範囲内に管理して塗布するという生産管理の観点からは、図4において、x=1.415、y=105で表される点q1、x=1.475、y=105で表される点q2、x=1.475、y=75で表される点q3、x=1.415、y=75で表される点q4で形成される四角形の内部が、さらに好ましい粘度と比重との範囲となる。
(実施形態5)
一般にガラス管にそりが存在すると塗布むらが発生しやすくなる。本実施形態では、ガラス管を水平姿勢にして長手方向を回転軸にして回転させた場合において、ガラス管の特定位置の振幅を測定することによりガラス管のそりを検出し、そりが少ないガラス管を用いて蛍光体塗布液を塗布することにより、より効果的に塗布むらの発生を防止するものである。
これを図面に基づき説明する。図5(a)は、ガラス管の特定位置の振幅を測定する方法を説明する正面図であり、図5(b)は、図5(a)の側面図である。振幅を測定するガラス管91は、一対の駆動小ローラー92の間に載置されている。また、駆動小ローラー92の下には駆動大ローラー93が配置されている。駆動大ローラー93と駆動小ローラー92とは接触し、また、駆動小ローラー92とガラス管91とは接触している。従って、例えば、駆動大ローラー93がモーター94により右回転した場合、駆動小ローラー92は左回転し、これによりガラス管91は右回転する。ここで、図5(a)に示すように、ガラス管91を長手方向に四等分した位置を順にt1、t2、t3とし、ガラス管91を水平姿勢にして長手方向を回転軸にして回転させたとき、回転前の静止時のガラス管91の中心位置を基準とした位置t1の振幅をT1(mm)、位置t2の振幅をT2(mm)、位置t3の振幅をT3(mm)とした場合、0.5≦T1/T2≦0.9、かつ0.5≦T3/T2≦0.9であるガラス管を用いることが好ましい。さらに好ましくはT2≦0.4であるガラス管を用いる。この範囲内であれば、より効果的に塗布むらの発生を防止することができるからである。なお、振幅測定時のガラス管の回転数は、0.2〜1.5rpmである。
(実施例)
以下、実施例に基づき本発明を説明する。ただし、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
内径2mm、長さ1000mmのガラス管を用いて実施形態2の図2(a)と同様にして蛍光体塗布液を塗布して乾燥した。乾燥条件は、下記のとおりとした。
(1) 乾燥エアの温度:常温
(2) 乾燥エアの流量:57cm3/min/mm2
(3) 赤外線ヒータによる加熱部分のガラス管の周辺温度:60℃
(4) 非加熱部分のガラス管の周辺温度:25℃
(5) ガラス管の周辺の風速:0.1m/sec以下
(6) ガラス管の自転速度:60rpm
(7) 蛍光体塗布液の粘度:フォードカップ粘度計において90秒
また、赤外線ヒータは、蛍光体塗布液の乾燥先端部の移動に合わせて移動(下降)させた。なお、蛍光体塗布液は、ガラス管の内周面全体に塗布した。
(比較例)
赤外線ランプによる加熱を行わなかったこと以外は、実施例1と同様にしてガラス管に蛍光体塗布液を塗布して乾燥した。
<乾燥時間の比較>
上記実施例1と比較例において、それぞれの蛍光体塗布液の乾燥時間を測定した。その結果、実施例1では12分、比較例では45分であった。
<蛍光膜の厚さの均一性の評価>
形成した蛍光膜の厚さの均一性を評価するために、上記実施例1および比較例で塗布したガラス管の上端から長手方向に100mm〜1000mmまで100mm間隔における10地点の断面の電子顕微鏡観察を行い、それぞれの地点での蛍光膜の平均膜厚を測定した。その結果と設計膜厚との関係を図3に示す。
図3から、実施例1ではガラス管の長手方向における蛍光膜の膜厚がほぼ設計膜厚を維持していることが分かる。一方、比較例ではガラス管の上端から600mmを超えると膜厚が薄くなっているのが分かる。
以上説明したように本発明は、蛍光体塗布液の乾燥時間を短縮でき、かつ塗布むらの発生を防止できる蛍光ランプの製造方法を提供することができ、その工業的価値は大である。
実施形態1の蛍光ランプの製造方法の一例を示す図である。 (a)は実施形態2の蛍光ランプの製造方法の一例を示す図であり、(b)〜(d)は他の一例を示す図である。 ガラス管の長手方向における蛍光膜の膜厚と設計膜厚との関係を示す図である。 蛍光体塗布液の粘度と比重との関係を示す図である。 (a)はガラス管の特定位置の振幅を測定する方法を説明する正面図であり、(b)は(a)の側面図である。 冷陰極蛍光ランプ用のガラス管における従来の蛍光体塗布方法を示す図である。 通常乾燥に伴って排出された蛍光体塗布液が局部乾燥の部分で堰き止められ、蛍光体塗布液の塗布むらが発生した状態を示す説明図である。 乾燥エアの風力によってずり落ちて、蛍光体塗布液の塗布むらが発生した状態を示す説明図である。 蛍光膜の厚さとランプ輝度との一般的な関係を示す図である。
符号の説明
11、21、31、41、51、61、91 ガラス管
12、22、32、43 乾燥エア
13a、13b、13c、13d ヒータ
23、33 赤外線ヒータ
24 未塗布部分
25 未乾燥部分
26 乾燥部分
27 乾燥先端部
28 加熱部分
34 ドラム
35 平板状移載装置
36 多角形状移載装置
42 蛍光体塗布液
44 乾燥部分
52 局部乾燥された部分
53 通常乾燥された塗布部
54 薄くなった塗布部
62 通常乾燥された塗布部
63 厚くなった塗布部
92 駆動小ローラー
93 駆動大ローラー
94 モーター

Claims (14)

  1. 垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、
    前記ガラス管の上端からの所定の位置を基準点として、前記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度に維持し、前記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度に維持して前記乾燥を行い、かつ、
    前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法。
  2. 前記基準点が、前記ガラス管の上端から550mmの位置にある請求項1に記載の蛍光ランプの製造方法。
  3. 前記基準点が、前記ガラス管の上端と下端との間の中心部にある請求項1に記載の蛍光ランプの製造方法。
  4. 垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、
    前記ガラス管を部分的に加熱し、前記ガラス管の上端から下端に向けて加熱部分を移動させて前記乾燥を行い、かつ、
    前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法。
  5. 垂下姿勢にある直管状のガラス管の内周面に蛍光体塗布液を塗布する工程と、前記ガラス管の上端から内部にガスを吹き込んで前記蛍光体塗布液を排出しながら乾燥する工程とを含む蛍光ランプの製造方法であって、
    前記ガラス管の上端からの所定の位置を基準点として、前記基準点より上部に位置するガラス管の少なくとも一部の周辺温度を35℃を超える温度に維持し、前記基準点より下部に位置するガラス管の周辺温度を35℃以下の温度に維持し、
    さらに、前記ガラス管を部分的に加熱し、前記ガラス管の上端から下端に向けて加熱部分を移動させて前記乾燥を行い、かつ、
    前記ガスの流量が、前記ガラス管の中心軸に垂直な断面の単位断面積あたり16〜80cm3/min/mm2の範囲にあることを特徴とする蛍光ランプの製造方法。
  6. 前記基準点が、前記ガラス管の上端から550mmの位置にある請求項5に記載の蛍光ランプの製造方法。
  7. 前記基準点が、前記ガラス管の上端と下端との間の中心部にある請求項5に記載の蛍光ランプの製造方法。
  8. 前記ガラス管の長手方向における前記加熱部分の長さが、3〜450mmである請求項4〜7のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
  9. 前記ガラス管の中心軸を自転軸として前記ガラス管を自転させながら前記乾燥を行う請求項1〜8のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
  10. 前記ガラス管の自転速度が、70rpm以下である請求項9に記載の蛍光ランプの製造方法。
  11. 前記ガラス管の長さが、700mm以上である請求項1〜10のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
  12. 前記ガラス管の内径が、1〜7mmの範囲にある請求項1〜11のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
  13. 前記蛍光体塗布液の比重をx、フォードカップ粘度計で測定した粘度をy(秒)とした場合、66.667x−25≦y≦−285.71x+530である請求項1〜12のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
  14. 前記ガラス管を長手方向に四等分した位置を順にt1、t2、t3とし、前記ガラス管を水平姿勢にして長手方向を回転軸にして回転させたとき、回転前の静止時の前記ガラス管の中心位置を基準とした前記t1の振幅をT1、前記t2の振幅をT2、前記t3の振幅をT3とした場合、0.5≦T1/T2≦0.9、かつ0.5≦T3/T2≦0.9である請求項1〜13のいずれかに記載の蛍光ランプの製造方法。
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