JPH1157536A - 塗布液の塗布装置 - Google Patents

塗布液の塗布装置

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JPH1157536A
JPH1157536A JP22850097A JP22850097A JPH1157536A JP H1157536 A JPH1157536 A JP H1157536A JP 22850097 A JP22850097 A JP 22850097A JP 22850097 A JP22850097 A JP 22850097A JP H1157536 A JPH1157536 A JP H1157536A
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JP
Japan
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valve
valve seat
coating
opening
coating liquid
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Withdrawn
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JP22850097A
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English (en)
Inventor
Junichi Uchida
潤一 内田
Noriyuki Tanaka
規之 田中
Katsumi Tsuji
克己 辻
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成によりプレッシャマ−ク,
オ−バ−フロ−,泡ムラなどの塗布不良の発生を効果的
に低減できる塗布液の塗布装置を提供すること。 【解決手段】本体部の下部に、筒状の弁4Aとこの弁の
下端開口部を開閉する弁座5Aとを有するノズル部3A
を配置すると共に、本体部の上部に、弁座の弁に対する
開閉動作を付与する開閉手段を配置してなり、前記ノズ
ル部を、弁の下端面に内側に向けて傾斜するテ−パ部4
Aaを形成すると共に、この弁のテ−パ部に弁座を小さ
な接触面積で密接するように構成し、かつ弁座の外径d
0 ,弁の外径d1 をガラスバルブの内径Dに対して d
0 ≦d1 ,0.45D≦d1 ≦0.70D の関係を満
足するように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は塗布液の塗布装置
に関し、特に本体部に筒状の弁とこの弁の下端開口部を
開閉する弁座とを有するノズル部を配置した塗布ヘッド
において、塗布液の流出状態を改善できるノズル部の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛍光ランプは、例えばストレ−
ト状のガラスバルブの内面に発光層を形成すると共に、
ガラスバルブの両端部に電極を配置し、かつガラスバル
ブの内部空間に所要量の不活性ガス,水銀を封入して構
成されている。
【0003】この蛍光ランプにおいて、発光層の形成に
は、例えば図6〜図7に示す塗布ユニットが用いられて
いる。このユニットは塗布装置(塗布ヘッド),蛍光体
塗布液の塗布液受け,メインタンク,ダイヤフラムポン
プ,バッファタンクなどから構成されている。例えば塗
布ヘッド1は内部に空間部を有する本体部2と、本体部
2の下部に一定の間隔で配置され、かつ筒状の弁4とこ
の弁4の下端開口部を開閉する弁座5と軸6を有するノ
ズル部3と、本体部2の上部に配置され、軸6を介して
弁座5を弁4に対して開閉させるシリンダなどの開閉手
段7とから構成されている。
【0004】この塗布ヘッド1の下方には蛍光体塗布液
Qを回収する塗布液受け8が配置されている。この塗布
液受け8は塗布ヘッド1の長さと同等ないし若干長い目
に設定されており、その底部は流れ落ちた塗布液が一端
に向けて流れ易くなるように傾斜状に構成されている。
そして、底部の下流部分にはパイプが接続されており、
流れ落ちた塗布液は自重によってパイプを通ってメイン
タンク9に回収される。このメインタンク9には蛍光
体,水溶性バインダ(例えばポリエチレンオキサイ
ド),溶剤(例えば水),分散剤などが所要量収容され
ており、常時、攪拌機10によって攪拌されている。
【0005】このメインタンク9に調製された蛍光体塗
布液Qはダイヤフラムポンプ11を利用してパイプを介
してバッファタンク12に供給される。このバッファタ
ンク12は塗布ヘッド1の上方に位置するように配置さ
れており、塗布ヘッド1とはフレキシブルパイプによっ
て接続されている。塗布ヘッド1の本体部2には蛍光体
塗布液Qがバッファタンク12からフレキシブルパイプ
を介して供給されており、その圧力はバッファタンク1
2の配置高さによって一義的に決定される。
【0006】このように構成された塗布ユニットによる
ガラスバルブBへの蛍光体塗布液の塗布は、次のように
行われている。即ち、まず、ほぼ垂直に支持された複数
のガラスバルブBの上端開口部に塗布ヘッド1のそれぞ
れのノズル部3を挿入・配置する。尚、図示例ではガラ
スバルブBは簡略化して1本のみを表示している。次
に、図8に示すように、複数の開閉手段7を一斉に動作
させ、軸6を介して弁座5を下方に移動させる。これに
よって、弁4の下端面と弁座5の上端面との間には環状
の隙間Gが形成され、この隙間Gから蛍光体塗布液Q
が、バッファタンク12の配置高さによって定まる塗布
圧(例えば0.2Kg/cm2 )に基づいて、放射状に
吐出される。吐出された蛍光体塗布液Qは隙間Gに対向
するガラスバルブ部分に接触した後、ガラスバルブBの
内面に沿って流れ落ちる。ガラスバルブBの内面全体に
蛍光体塗布液Qが接触した後に、開閉手段7を一斉に動
作させ、軸6を介して弁座5を上方に移動させて弁4の
下端面に弁座5の上端面を密接させ、蛍光体塗布液Qの
ガラスバルブ内への吐出を停止させる。そして、塗布ヘ
ッド1を上昇させてガラスバルブBの上端開口部から取
り出すと共に、温風による乾燥を開始する。これによっ
て、ガラスバルブBの内面には図9(a)に示すような
塗布膜Qaが形成される。然る後、例えば500〜60
0°C程度の温度にて焼成することにより発光層が形成
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、弁座5の開
放動作によって、弁4の下端面と弁座5の上端面との間
に環状の隙間Gが形成されると、この隙間Gからは蛍光
体塗布液Qが放射状に吐出され、ガラスバルブBの内面
には塗布膜Qaが形成されるのであるが、図9(b)に
示すように、ガラスバルブBの上端開口部分の塗布膜Q
aの厚みが部分的に厚くなるプレッシャマ−クPが形成
されたり、蛍光体塗布液QがガラスバルブBの外面側に
オ−バ−フロ−したり、或いは弁座5を弁4の下端面に
密接する閉止動作時に泡が発生し蛍光体塗布液Qの流下
中に弾けて泡ムラが生じたり、弁4と弁座5との閉止動
作後にも蛍光体塗布液Qが漏れて不所望部分に付着した
りして、塗布膜の形成状態が著しく損なわれ、時には塗
布不良が10%を超えることもある。
【0008】具体的には、プレッシャマ−クPはガラス
バルブBの内径のバラツキなどによってノズル部3との
間隔及び塗布圧が不適切になったりすると、ノズル部3
から吐出された蛍光体塗布液QがガラスバルブBの上端
開口部側に不均一に回り込むために、部分的に膜厚が厚
くなるように形成されるものである。これが形成される
と、ガラスバルブBの上端開口部側において、塗布膜む
らに基づく照度むらが生じて外観特性が損なわれる。
【0009】又、上述の条件によっては、蛍光体塗布液
QがガラスバルブBの外面側にオ−バ−フロ−し、ガラ
スバルブBの外面側に蛍光体塗布液Qが付着されること
がある。蛍光体塗布液QのガラスバルブBへの塗布後に
おける温風などによる乾燥工程において、ガラスバルブ
Bの外面側に蛍光体塗布液が付着している部分と付着し
ていない部分とに対応するガラスバルブ内面における塗
布膜の乾燥条件は異なることになり、乾燥むら,膜厚む
らが生じ、照度分布の不均一になり易い。
【0010】さらには、ノズル部3において、弁4と弁
座5との閉止時における接触面積が広いために、閉止時
の液漏れは確実に防止できるものの、短時間での閉止が
難しい上に、閉止時に蛍光体塗布液Qに泡が混入され易
くなる。この泡が蛍光体塗布液と共にガラスバルブBの
内面に被着され、乾燥中などにおいて泡が弾けると、そ
の部分の塗布膜の厚みが薄くなるために、泡ムラが発生
し、塗布状態が損なわれることになる。
【0011】このようにプレッシャマ−クP,オ−バ−
フロ−,泡ムラなどの塗布不良は、塗布ユニットの状態
やガラスバルブBの寸法パラツキなどによっては10%
を超えることがあり、蛍光ランプの生産性,コストなど
に多大の影響を与えるものであり、これの改善が望まれ
ている。
【0012】それ故に、本発明の目的は、比較的に簡単
な構成によりプレッシャマ−ク,オ−バ−フロ−,泡ム
ラなどの塗布不良の発生を効果的に低減できる塗布液の
塗布装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、上述
の目的を達成するために、本体部の下部に、筒状の弁と
この弁の下端開口部を開閉する弁座とを有するノズル部
を配置すると共に、本体部の上部に、弁座の弁に対する
開閉動作を付与する開閉手段を配置した塗布液の塗布装
置において、前記ノズル部は、下端面に内側に向けて傾
斜するテ−パ部を形成した弁と、この弁のテ−パ部に小
さな接触面積で密接する弁座とから構成したことを特徴
とする。
【0014】又、本発明の第2の発明は、本体部の下部
に、筒状の弁とこの弁の下端開口部を開閉する弁座とを
有するノズル部を配置すると共に、本体部の上部に、弁
座の弁に対する開閉動作を付与する開閉手段を配置した
塗布液の塗布装置において、前記ノズル部は、下端面に
内側に向けて傾斜するテ−パ部を形成した弁と、この弁
のテ−パ部に小さな接触面積で密接する弁座とから構成
し、かつ弁座の外径d 0 ,弁の外径d1 を塗布液の塗布
時にノズル部が挿入されるガラスバルブの内径Dに対し
てそれぞれ d0 ≦d1 ,0.45D≦d1 ≦0.70
D の関係を満足するように設定したことを特徴とす
る。
【0015】さらに、本発明の第3の発明は、前記ノズ
ル部の弁座を、それの周縁部が弁のテ−パ部にほぼ線接
触されるように構成したことを特徴とし、第4の発明
は、前記ノズル部の弁座の周縁部に、弁のテ−パ部に小
さな接触面積で密接されるようにテ−パ部を形成したこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる塗布液の塗
布装置について図1〜図2を参照して説明する。尚、図
6〜図9に示す従来例と同一部分には同一参照符号を付
し、その詳細な説明は省略する。同図において、この実
施例の特徴部分は、ノズル部3Aを、下端面に内側に向
けて傾斜するテ−パ部4Aaを形成した筒状の弁4A
と、この弁4Aのテ−パ部4Aaに平坦な上面部5Aa
の周縁部が線接触状態で密接する弁座5Aとから構成し
たことである。
【0017】具体的には、弁4Aの下端面におけるテ−
パ部4Aaの傾斜角度βは、例えば45〜80°の範囲
に設定されており、弁座5Aの外径d0 ,弁4Aの外径
1は、蛍光体塗布液Qの塗布時にノズル部3Aが挿入
されるガラスバルブBの内径Dに対してそれぞれ d0
≦d1 ,0.45D≦d1 ≦0.70D の関係を満足
するように設定されている。
【0018】次に、この塗布装置を用いて蛍光体塗布液
Qのガラスバルブ内面への塗布方法について図2〜図3
を参照して説明する。まず、図2に示すように、ガラス
バルブBを図示しない支持手段にてほぼ垂直に支持する
と共に、それの上端開口部内にノズル部3Aを挿入・配
置する。尚、この状態では、弁4Aのテ−パ部4Aaに
は弁座5Aの上面部5Aaの周縁部が密接されている。
次に、図3に示すように、開閉手段7の開放動作に基づ
く軸6の下降動作によって弁座5Aは下方に移動する。
これによって、弁座5Aの周縁部は弁4Aのテ−パ部4
Aaから離隔され、両者の間には環状の隙間Gが形成さ
れる。この隙間Gからは蛍光体塗布液Qが、バッファタ
ンク12からの圧力を受けて放射状に吐出され、ガラス
バルブBの内面に沿って流れ落ちる。この際に、蛍光体
塗布液Qの一部はガラスバルブBの内面に接触した後
に、図示のように上端開口部に向けて盛り上がるように
流動し、恰も弁4Aの外周部分に液溜まりが形成される
ような挙動を呈する。次に、ガラスバルブBの内面全体
に蛍光体塗布液Qが接触した段階で、開閉手段7の閉成
動作に基づく軸6の上昇動作によって弁座5Aは上方に
移動する。これによって、弁座5Aの周縁部は弁4Aの
テ−パ部4Aaに線接触状態で密接され、両者間は完全
に閉止され、蛍光体塗布液Qのガラスバルブ内への吐出
は停止される。以下、従来と同様の過程を経て塗布膜が
形成される。
【0019】この実施例によれば、弁4Aの下端面には
テ−パ部4Aaが形成されているために、弁座5Aの閉
成動作時に、それの上面部5Aaの周縁部がテ−パ部4
Aaに小さな接触面積(線接触状態)で密接される。従
って、弁4Aに対する弁座5Aの開閉動作を短時間で円
滑に行うことができるために、泡の発生を抑制でき、蛍
光体塗布液Qへの混入を軽減できる。
【0020】しかも、弁座5Aの閉止時に、蛍光体塗布
液Qに少々の泡が混入されても、液溜まり部分の蛍光体
塗布液Qが流れ落ちることによって、泡も一緒に効果的
に流される。従って、塗布膜中に泡が残留することは殆
んどなくなり、泡の弾けに起因する泡ムラの発生を著し
く減少できる。
【0021】又、弁座5Aの外径d0 ,弁4Aの外径d
1 は、ガラスバルブBの内径Dに対してそれぞれ d0
≦d1 ,0.45D≦d1 ≦0.70D の関係を満足
するように設定されているために、プレッシャ−マ−
ク,オ−バ−フロ−などの発生を激減でき、これらに起
因する塗布不良の発生率をほぼ0.1%以下に減少でき
る。
【0022】しかしながら、弁座5Aの外径d0 が弁4
Aの外径d1 より大きくなると、端部に縮径加工を施し
たガラスバルブへのノズル部3Aの挿入に支障が生ずる
ようになる。又、弁4Aの外径d1 が0.45D未満に
なると、ノズル部3A(弁4Aの下端部)とガラスバル
ブ内面との間隔が広くなり過ぎて塗布むらが発生し易く
なるし、逆に、弁4Aの外径d1 が0.70Dを超える
と、ノズル部3Aとガラスバルブ内面との間隔が狭くな
り過ぎて、バルブ内面に対する塗布圧力が大きくなり、
プレッシャ−マ−ク,オ−バ−フロ−などが発生し易く
なる。従って、弁4Aの外径d1 とガラスバルブBの内
径Dとの関係は上記範囲内に設定することが望ましい。
【0023】図4は本発明にかかる塗布装置の他の実施
例を示すものであって、基本的には上記実施例と同じで
ある。異なる点は、ノズル部3Bにおける弁座5Bの上
端面に外周に向けて下り勾配のテ−パ部5Baを形成し
たことである。このテ−パ部5Baの傾斜角度αは、例
えばテ−パ部4Aaの傾斜角度βが45〜80°の範囲
に設定されている場合、40〜70°の範囲に設定され
る。
【0024】この実施例によれば、弁座5Bの上端面に
もテ−パ部5Baが形成されているために、弁座5Bの
開放時に、蛍光体塗布液Qの吐出方向がテ−パ部4Aa
とテ−パ部5Baとによって特定され易くなる。従っ
て、塗布膜の形成状態が一層改善される。
【0025】尚、本発明は、何ら上記実施例に制約され
ることなく、例えば塗布液は蛍光体塗布液の他に、光反
射膜を形成するための塗布液などにも適用できる。又、
塗布液は溶剤として水を用いる他に、有機溶剤を用いる
こともできる。さらに、弁座の開閉はシリンダの他に、
手動,電磁的に行うこともできる。
【0026】
【実施例】次に、実験例について説明する。まず、青色
領域,緑色領域,赤色領域に発光を呈する3種類の希土
類蛍光体,水溶性バインダ,水を含む蛍光体塗布液を調
製し、バッファタンクから塗布圧が0.2Kg/cm2
となるように塗布装置の本体部に供給する。次に、両端
に縮径加工を施したバルブ内径が28mmのストレ−ト
状のガラスバルブをほぼ垂直に支持すると共に、上端開
口部に図2に示すノズル部を挿入する。尚、ノズル部に
おける弁のテ−パ部の傾斜角度βは55°に設定されて
おり、弁座の外径d0 は弁の外径d1 より小さく設定さ
れている。次に、ノズル部から蛍光体塗布液を吐出させ
てガラスバルブの内面に塗布膜を形成する。この際に、
弁の外径d1 を8.4〜22.4mmの範囲で変化さ
せ、蛍光体塗布液の塗布状態を観察したところ、図5に
示す結果が得られた。
【0027】同図から明らかなように、弁の外径d1
12.6〜19.6mmの範囲では、プレッシャ−マ−
ク,オ−バ−フロ−,泡ムラなどの塗布不良の発生率が
ほぼ0.1%以下に改善されているが、弁の外径d1
8.4mm,22.4mmでは塗布不良の発生率が極端
に高くなっている。このことから、品位の高い塗布膜を
形成するには、弁の外径d1 は12.6〜19.6mm
の範囲に設定することが望まれる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弁の下
端面にはテ−パ部が形成されているために、弁座の閉成
動作時に、それの周縁部がテ−パ部に小さな接触面積
(例えば線接触状態)で密接される。従って、弁に対す
る弁座の開閉動作を円滑に行うことができるために、泡
の発生を抑制でき、塗布液への混入も軽減できる。
【0029】しかも、弁座の閉止時に、塗布液に少々の
泡が混入されても、液溜まり部分の塗布液が流れ落ちる
ことによって、泡も一緒に効果的に流される。従って、
塗布膜中に泡が残留することは殆んどなくなり、泡の弾
けに起因する泡ムラの発生を著しく減少できる。
【0030】さらには、弁座の外径d0 ,弁の外径d1
は、ガラスバルブの内径に対してそれぞれ d0
1 ,0.45D≦d1 ≦0.70D の関係を満足す
るように設定されているために、プレッシャ−マ−ク,
オ−バ−フロ−などの発生を激減でき、これらに起因す
る塗布不良の発生率をほぼ0.1%以下に減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる塗布装置の1実施例を示す要部
断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】塗布液の塗布方法を説明するための要部拡大断
面図。
【図4】本発明にかかる塗布装置の他の実施例を示す要
部断面図。
【図5】内径が一定のガラスバルブに対する弁の外径の
大きさに基づく塗布不良の発生率との関係を示す図。
【図6】従来の塗布液の塗布ユニットを示す概略図。
【図7】図6の要部拡大断面図。
【図8】塗布液の塗布方法を説明するための要部拡大断
面図。
【図9】塗布状態を示す図であって、同図(a)は正常
な状態の断面図、同図(b)はプレッシャ−マ−クの発
生した状態を示す断面図。
【符号の説明】
B ガラスバルブ Q 塗布液 Qa 塗布膜 1 塗布装置(塗布ヘッド) 2 本体部 3A,3B ノズル部 4A 弁 4Aa,5Ba テ−パ部 5A,5B 弁座 6 軸 7 開閉手段(シリンダ) 8 塗布液受け 9 メインタンク 12 バッファタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 克己 大阪府大阪市中央区城見1丁目4番24号 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部の下部に、筒状の弁とこの弁の下
    端開口部を開閉する弁座とを有するノズル部を配置する
    と共に、本体部の上部に、弁座の弁に対する開閉動作を
    付与する開閉手段を配置した塗布液の塗布装置におい
    て、前記ノズル部は、下端面に内側に向けて傾斜するテ
    −パ部を形成した弁と、この弁のテ−パ部に小さな接触
    面積で密接する弁座とから構成したことを特徴とする塗
    布液の塗布装置。
  2. 【請求項2】 本体部の下部に、筒状の弁とこの弁の下
    端開口部を開閉する弁座とを有するノズル部を配置する
    と共に、本体部の上部に、弁座の弁に対する開閉動作を
    付与する開閉手段を配置した塗布液の塗布装置におい
    て、前記ノズル部は、下端面に内側に向けて傾斜するテ
    −パ部を形成した弁と、この弁のテ−パ部に小さな接触
    面積で密接する弁座とから構成し、かつ弁座の外径
    0 ,弁の外径d1 を塗布液の塗布時にノズル部が挿入
    されるガラスバルブの内径Dに対してそれぞれ d0 ≦d1 0.45D≦d1 ≦0.70D の関係を満足するように設定したことを特徴とする塗布
    液の塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズル部の弁座を、それの周縁部が
    弁のテ−パ部にほぼ線接触されるように構成したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の塗布液の塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル部の弁座の周縁部に、弁のテ
    −パ部に小さな接触面積で密接されるようにテ−パ部を
    形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の塗布
    液の塗布装置。
JP22850097A 1997-08-25 1997-08-25 塗布液の塗布装置 Withdrawn JPH1157536A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102214543A (zh) * 2010-04-02 2011-10-12 优志旺电机株式会社 荧光灯及该荧光灯的制造方法
KR101337202B1 (ko) * 2012-08-14 2013-12-05 한국화학연구원 다발관 강하막 반응기 및 이를 이용한 젖산 고분자 제조방법
JP2020172315A (ja) * 2019-04-12 2020-10-22 藤森工業株式会社 注出用スパウト、ストッパ部材付き注出用スパウト、キャップ付き注出用スパウト

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