JPH08203015A - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

Info

Publication number
JPH08203015A
JPH08203015A JP1467995A JP1467995A JPH08203015A JP H08203015 A JPH08203015 A JP H08203015A JP 1467995 A JP1467995 A JP 1467995A JP 1467995 A JP1467995 A JP 1467995A JP H08203015 A JPH08203015 A JP H08203015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
single crystal
recording medium
crystal ferrite
magnetic head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1467995A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kurosawa
文夫 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1467995A priority Critical patent/JPH08203015A/ja
Publication of JPH08203015A publication Critical patent/JPH08203015A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気特性を損なわずに、磁気記録媒体摺動面
の偏摩耗による当たりの中心のずれを抑え、良好な電磁
変換特性を長時間保持して出力の低下を抑える。 【構成】 一対の磁気コア1,2の少なくとも磁気ギャ
ップG形成部分を磁気記録媒体摺動面が(211)面,
ギャップ形成面が(111)面,上記磁気記録媒体摺動
面及びギャップ形成面に直交する磁路構成面が(11
0)面とされるV方位単結晶フェライト3a,3bによ
り構成し、上記磁気コア1,2の残りの部分の少なくと
も磁気記録媒体摺動面1b,2b側を磁気記録媒体摺動
面が(110)面,上記ギャップ形成面と平行な一主面
が(100)面,上記磁気記録媒体摺動面及び上記一主
面に直交する磁路構成面が(110)面とされるβ方位
単結晶フェライト4a,4bにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダーやデジタルオーディオテープレコーダー、デー
タストレージ装置等、主にヘリカルスキャン方式で磁気
テープ等の磁気記録媒体に磁気記録再生を行なう磁気記
録再生装置に使用される磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダー(以
下、VTRと称する。)やデジタルオーディオテープレ
コーダー(R−DAT)等の磁気記録再生装置において
は、高密度記録を実現させるために、磁気ヘッドとして
磁気特性に優れた単結晶フェライト材を用いた磁気ヘッ
ドが使用されている。
【0003】そして、上記単結晶フェライト材において
は、その組成は勿論のこと、その摺動面やギャップ形成
面に現れる結晶方位や摺動方向の選択が形成される磁気
ヘッドの磁気特性や摩耗特性を大きく左右する事が知ら
れており、上記のような単結晶フェライト材を用いた磁
気ヘッドにおいては、磁気特性や耐摩耗性を向上させる
べく、単結晶フェライト材の結晶方位の制御を行ってい
る。
【0004】例えば、磁気記録媒体摺動面を(110)
面,ギャップ形成面を(100)面,上記磁気記録媒体
摺動面及びギャップ形成面と直交する磁路構成面を(1
10)面とした単結晶フェライト材(以下、β方位単結
晶フェライトと称する。)により磁気ヘッドを構成する
と、耐摩耗性と磁気特性に優れる磁気ヘッドが得られる
ことがよく知られている。
【0005】また、磁気記録媒体摺動面を(211)
面,ギャップ形成面を(111)面,磁路構成面を(1
10)面とした単結晶フェライト材(以下、V方位単結
晶フェライトと称する。)よりなる磁気ヘッドはさらに
磁気特性に優れており、よく用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにV方位単
結晶フェライトを使用した磁気ヘッドの方が、β方位単
結晶フェライトを使用した磁気ヘッドよりも磁気特性の
点において優れており高出力が得られるものの、V方位
単結晶フェライトを使用した磁気ヘッドにおいては、磁
気記録媒体摺動面において偏摩耗が生じ易く、これによ
り出力が低下してしまうといった不都合が生じる。
【0007】上記のような磁気ヘッドにおいては、磁気
記録媒体摺動面を曲面としており、磁気ギャップを曲面
の頂点(最も突き出ている位置)、すなわち磁気テープ
等の磁気記録媒体との当たりの中心に臨むように配置し
てスペース損失をなるべく少なくしている。しかしなが
ら、上記V方位単結晶フェライトを使用した磁気ヘッド
においては、磁気記録媒体摺動面における結晶方位と摺
動方向の関係により、磁気テープ入口側磁気コアよりも
磁気テープ出口側磁気コアの方が耐摩耗性に劣ることと
なる。そして、長時間の摺動の間に磁気テープ出口側磁
気コアがより多く摩耗してしまい、その結果、磁気ヘッ
ドの当たりの中心が磁気ギャップ形成位置から磁気テー
プ入口側にずれてしまうという現象が起こる。
【0008】このことを確認するべく、本発明者等は、
β方位単結晶フェライトを使用した磁気ヘッドとV方位
単結晶フェライトを使用した磁気ヘッドを用意し、これ
らに磁気記録媒体として磁気テープを摺動させ、各磁気
ヘッドの磁気記録媒体摺動面の摩耗による形状の変化を
観察した。なお、結果は磁気記録媒体摺動面の形状を座
標化して示すものとする。
【0009】β方位単結晶フェライトを使用した磁気ヘ
ッドの結果を図17に示し、V方位単結晶フェライトを
使用した磁気ヘッドの結果を図18に示す。なお、図1
7及び図18ともに横軸は磁気ヘッドの摺動方向の幅を
示し、縦軸は磁気ギャップのデプス方向の高さを示す。
さらに、図中一点鎖線は各磁気ヘッドの磁気ギャップ形
成位置を示し、実線は各磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動
前の磁気記録媒体摺動面の形状を示し、破線は各磁気ヘ
ッドの磁気記録媒体摺動後の磁気記録媒体摺動面の形状
を示し、図中矢印mは磁気テープの走行方向を示す。
【0010】これらの結果から、β方位単結晶フェライ
トからなる磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒体摺動面
が左右対称に摩耗しており、磁気テープ入口側及び出口
側の磁気コアの両方が略同等に摩耗することがわかり、
磁気ヘッドの当たりの中心が磁気ギャップ形成位置から
ほとんど移動しないことがわかった。一方、V方位単結
晶フェライトからなる磁気ヘッドにおいては、磁気記録
媒体摺動面の摩耗が左右対称ではなく、磁気テープ出口
側の磁気コアが磁気テープ入口側の磁気コアよりも多く
摩耗することがわかり、摩耗に伴って磁気ヘッドの当た
りの中心が磁気ギャップ形成位置から磁気テープ入口側
に移動しているのがわかった。
【0011】また、V方位単結晶フェライトを使用した
磁気ヘッドにおいては、β方位単結晶フェライトを使用
した磁気ヘッドよりも磁気記録媒体摺動面の偏摩耗が生
じ易いことも確認された。なお、ここでは示していない
が、多結晶フェライトを使用した磁気ヘッドもβ方位単
結晶フェライトを使用した磁気ヘッドと同様に左右対称
に摩耗し、磁気テープ入口側及び出口側の磁気コアの両
方が略同等に摩耗するため、磁気ヘッドの当たりの中心
が磁気ギャップ形成位置からほとんど移動しない。
【0012】上記V方位単結晶フェライトを使用した磁
気ヘッドのように、偏摩耗が発生し易く、当たりの中心
が磁気ギャップ形成位置からずれてしまうと、磁気ヘッ
ド単体として異常が無くても、磁気テープとの接触が弱
くなるため電磁変換特性が低下し、出力が低下してしま
う。そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案されたも
のであり、磁気特性を損なうことなく、磁気記録媒体摺
動面の偏摩耗による当たりの中心のずれを抑え、良好な
電磁変換特性を長時間保持して出力の低下を抑えること
を可能とする磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記V方位単結晶フェラ
イトを使用した磁気ヘッドにおける磁気記録媒体摺動面
の偏摩耗は、V方位単結晶フェライトの結晶方位と摺動
方向が原因である。従って、磁気記録媒体摺動面がV方
位単結晶フェライトで構成されている限り、避けられな
い問題である。
【0014】しかしながら、上述の目的を達成するため
に本発明者等は鋭意検討した結果、磁気ヘッドの磁気ギ
ャップ形成部分近傍を磁気特性に優れるV方位単結晶フ
ェライトで構成し、それ以外の部分をV方位単結晶フェ
ライト以外の材料で構成するようにすれば、磁気特性を
保持したまま、磁気記録媒体入口側磁気コアと磁気記録
媒体出口側磁気コアの摩耗速度を事実上等しくし、偏摩
耗による磁気ヘッドの当たりの中心のずれを抑えること
が可能であることを見い出した。
【0015】すなわち、本発明は、一対の磁気コアを磁
気ギャップを有して突き合わせてなる磁気ヘッドにおい
て、上記磁気コアが2種類の単結晶フェライトの接合材
を含んで構成され、上記磁気コアの少なくとも磁気ギャ
ップ形成部分が、磁気記録媒体摺動面が(211)面,
ギャップ形成面が(111)面,上記磁気記録媒体摺動
面及びギャップ形成面に直交する磁路構成面が(11
0)面とされる第1の単結晶フェライトにより構成さ
れ、上記磁気コアの残りの部分の少なくとも磁気記録媒
体摺動面側が、磁気記録媒体摺動面が(110)面,上
記ギャップ形成面と平行な一主面が(100)面,上記
磁気記録媒体摺動面及び上記一主面に直交する磁路構成
面が(110)面とされる第2の単結晶フェライトによ
り構成されることを特徴とするものである。
【0016】言い換えれば、本発明の磁気ヘッドにおい
ては、磁気コアをいわゆるV方位単結晶フェライト(第
1の単結晶フェライト)といわゆるβ方位単結晶フェラ
イト(第2の単結晶フェライト)の接合材により構成す
るとともに、磁気コアの磁気記録媒体摺動面がV方位単
結晶フェライトの(211)面とβ方位単結晶フェライ
トの(110)面により構成され、ギャップ形成面がV
方位単結晶フェライトの(111)面により構成される
ようにしたものである。
【0017】なお、本発明の磁気ヘッドにおいては、磁
気コアの突き合わせ面側が第1の単結晶フェライト(V
方位単結晶フェライト)により構成され、上記磁気コア
の残りの部分が第2の単結晶フェライト(β方位単結晶
フェライト)により構成されていても良い。また、本発
明の磁気ヘッドにおいては、磁気コアが、第1の単結晶
フェライト(V方位単結晶フェライト)を第2の単結晶
フェライト(β方位単結晶フェライト)により厚さ方向
に挟み込んで形成されており、上記第1の単結晶フェラ
イト(V方位単結晶フェライト)の端面を突き合わせ面
として磁気ギャップを形成していても良い。
【0018】さらに、本発明の磁気ヘッドにおいては、
磁気コアのバック側が多結晶フェライトにより構成され
ていても良い。
【0019】
【作用】本発明の磁気ヘッドにおいては、磁気コアの少
なくとも磁気ギャップ形成部分が磁気特性に優れるV方
位単結晶フェライトにより構成されているため、磁気特
性が良好であり、磁気コアの残りの部分の少なくとも磁
気記録媒体摺動面側がβ方位単結晶フェライトにより構
成されており、β方位単結晶フェライトの特性から、磁
気ヘッドの磁気記録媒体入口側の磁気コアと磁気記録媒
体出口側の磁気コアの耐摩耗性がほぼ同じとなるため、
磁気記録媒体を摺動させた場合に磁気記録媒体摺動面は
磁気ギャップに対して左右対称形を保ったまま摩耗す
る。従って、本発明の磁気ヘッドにおいては、摩耗に伴
う磁気ヘッドの当たりの中心の磁気ギャップ形成位置か
らのずれが小さく抑えられ、良好な電磁変換特性が長時
間保持され、出力の低下が抑えられる。
【0020】さらに、本発明の磁気ヘッドにおいては、
磁気コアの磁気記録媒体摺動面側の大部分をβ方位単結
晶フェライトにより構成しており、β方位単結晶フェラ
イトの特性から耐摩耗特性が良好となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。実施例1 本実施例の磁気ヘッドは、図1に示すように、一対の磁
気コア1,2が磁気ギャップGを有して突き合わされ、
接合一体化されてなるものである。また、上記一対の磁
気コア1,2の突き合わせ面1a,2a側にはコイル巻
装用の巻線溝7,8がそれぞれ形成されている。なお、
図1中においてはコイルの図示は省略している。さら
に、上記一対の磁気コア1,2の磁気記録媒体摺動面1
b,2b側には当たり幅規制溝9,10がそれぞれ設け
られ、上記磁気記録媒体摺動面1b,2bの幅を規制す
るようになされているとともに、磁気記録媒体摺動面1
b,2bは頂点に磁気ギャップGの臨む曲面とされてい
る。
【0022】このとき、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は特に、上記磁気コア1,2が、V方位単結晶フェライ
ト3a,3bとβ方位単結晶フェライト4a,4bの接
合材からなっており、磁気コア1,2の突き合わせ面1
a,2a側がV方位単結晶フェライト3a,3bにより
構成され、磁気コア1,2の残りの部分がβ方位単結晶
フェライト4a,4bにより構成されている。なお、上
記V方位単結晶フェライト3a,3bとβ方位単結晶フ
ェライト4a,4bは低温熱拡散接合法或いは金接合等
の接合法によって接合されている。
【0023】そして、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、磁気コア1,2の磁気記録媒体摺動面1b,2bの
突き合わせ面1a,2a側がV方位単結晶フェライト3
a,3bの(211)面とされ、残りの部分がβ方位単
結晶フェライト4a,4bの(110)面とされる。ま
た、ギャップ形成面となる突き合わせ面1a,2aはV
方位単結晶フェライト3a,3bの(111)面とされ
る。さらに、上記磁気記録媒体摺動面1b,2b及び突
き合わせ面1a,1bと直交する磁路構成面1c,2c
の突き合わせ面1a,2a側はV方位単結晶フェライト
3a,3bの(110)面とされ、残りの部分はβ方位
単結晶フェライト4a,4bの(110)面とされる。
なお、β方位単結晶フェライト4a,4bの突き合わせ
面1a,2aと平行で接合面となる一主面は(100)
面とされる。
【0024】従って、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、磁気コア1,2の突き合わせ面1a,2a側がV方
位単結晶フェライト3a,3bにより構成されており、
磁気ギャップG形成部分が磁気特性に優れたV方位単結
晶フェライト3a,3bにより構成されることとなるた
め、磁気特性が良好となる。また、本実施例の磁気ヘッ
ドにおいては、磁気コア1,2の突き合わせ面1a,2
a側以外の残りの部分がβ方位単結晶フェライト4a,
4bにより構成されており、磁気記録媒体摺動面1b,
2bの大部分がβ方位単結晶フェライト4a,4bによ
り構成されており、β方位単結晶フェライトの特性か
ら、磁気コア1,2の耐摩耗性が同等となる。そのた
め、磁気記録媒体として例えば磁気テープを摺動させた
場合に磁気テープ入口側と出口側で磁気コアの摩耗性が
異なるといったことがなく、磁気記録媒体摺動面1b,
2bは磁気ギャップGに対して左右対称形を保ったまま
摩耗する。従って、本実施例の磁気ヘッドにおいては、
摩耗に伴う磁気ヘッドの当たりの中心の磁気ギャップG
形成位置からのずれが小さく抑えられ、良好な電磁変換
特性が長時間保持され、出力の低下が抑えられる。
【0025】さらに、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、磁気コア1,2の磁気記録媒体摺動面1b,2b側
の大部分をβ方位単結晶フェライト4a,4bにより構
成しており、β方位単結晶フェライトの特性から、耐摩
耗特性が良好となる。次に、上記本実施例の磁気ヘッド
の製造方法について説明する。先ず、図2に示すよう
に、板状のV方位単結晶フェライト材21と板状のβ方
位単結晶フェライト材22を上記のように低温熱拡散接
合法或いは金接合等の接合法によって接合し、接合ブロ
ック23を得る。
【0026】このとき、V方位単結晶フェライト材21
及びβ方位単結晶フェライト材22の厚さは、製造する
磁気ヘッドの磁気コアにおける各フェライト材の磁気ギ
ャップのギャップ長方向の厚さと略同等とし、V方位単
結晶フェライト材21の(211)面とβ方位単結晶フ
ェライト材22の(110)面が隣合い、V方位単結晶
フェライト材21の(111)面とβ方位単結晶フェラ
イト材22の(100)面が平行となり、V方位単結晶
フェライト材21の(110)面とβ方位単結晶フェラ
イト材22の(110)面が隣合うようにする。
【0027】なお、本実施例においては、V方位単結晶
フェライト材21とβ方位単結晶フェライト材22の接
合面を精密に仕上げ、これらを突き合わせ、高温高圧、
例えば1100℃、1MPaで加熱加圧してこれらを接
合し、接合ブロック23を形成した。次に、図3に示す
ように、上記接合ブロック23のV方位単結晶フェライ
ト材21側のギャップ形成面となり、V方位単結晶フェ
ライト材21の(111)面にあたる一主面23aに鏡
面研磨を施し、上記一主面23aの所定の位置に巻線溝
24を形成し、磁気コアブロック25を形成する。な
お、上記巻線溝24は磁気ギャップのデプスを規制する
機能も有するため、該巻線溝24の磁気ギャップを形成
する側の側面24aは傾斜面とする。
【0028】次に、図4に示すように、上記磁気コアブ
ロック25のV方位単結晶フェライト材21側のギャッ
プ形成面27に所定のギャップ長を形成できる図示しな
いギャップ膜を成膜し、上記磁気コアブロック25と同
様にして別途製作した磁気コアブロック26と突き合わ
せる。なお、このとき、図中に示されるように磁気コア
ブロック25,26のV方位単結晶フェライト材21,
51同士を突き合わせるようにし、巻線溝24,54同
士を位置合わせする。
【0029】続いて、上記一対の磁気コアブロック2
5,26間を融着ガラス法または低温熱拡散接合法等の
接合方法で接合一体化し、図5に示すような磁気ヘッド
ブロック28を得る。このとき、上記磁気ヘッドブロッ
ク28においては、突き合わされたV方位単結晶フェラ
イト材21,51間に磁気ギャップGが形成されること
となる。そして、突き合わせ面側がV方位単結晶フェラ
イト材21,51により構成され、残りの部分がβ方位
単結晶フェライト材22,52により構成されることと
なる。
【0030】続いて、図6に示すように、磁気ヘッドブ
ロック28の磁気記録媒体摺動面となる一主面28a、
すなわちV方位単結晶フェライト材の(211)面とβ
方位単結晶フェライト材の(110)面により構成され
る面に円筒研削を施し、上記一主面28aを所定の曲面
に加工する。そして、最後に、図7に示すように、上記
磁気ヘッドブロック28の一主面28aに磁気ヘッドの
磁気記録媒体摺動面の幅を規制する複数の当たり幅規制
溝29を形成し、所定のチップ厚となるように切断し、
バック側等の不要部分を除去して図1に示した構造を有
する複数の磁気ヘッド55を得る。
【0031】実施例2 本実施例の磁気ヘッドは、図8に示すように、一対の磁
気コア11,12が磁気ギャップGを有して突き合わさ
れ、接合一体化されてなるものである。また、上記一対
の磁気コア11,12の突き合わせ面11a,12a側
にはコイル巻装用の巻線溝17,18がそれぞれ形成さ
れている。なお、図8中においてはコイルの図示は省略
している。さらに、上記一対の磁気コア11,12の磁
気記録媒体摺動面11b,12b側には当たり幅規制溝
19,20がそれぞれ設けられ、上記磁気記録媒体摺動
面11b,12bの幅を規制するようになされていると
ともに、磁気記録媒体摺動面11b,12bは頂点に磁
気ギャップGの臨む曲面とされている。
【0032】このとき、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は特に、上記磁気コア11が、β方位単結晶フェライト
14a,14bによりV方位単結晶フェライト13aを
厚さ方向に挟み込んだ接合材により構成されており、上
記磁気コア12が、β方位単結晶フェライト14c,1
4dによりV方位単結晶フェライト13bを厚さ方向に
挟み込んだ接合材により構成されている。なお、上記V
方位単結晶フェライト13a,13bとβ方位単結晶フ
ェライト14a,14b,14c,14dは低温熱拡散
接合法或いは金接合等の接合法によって接合されてい
る。
【0033】また、本実施例の磁気ヘッドにおいては、
磁気コア11,12の突き合わせ面11a,12a側に
突き合わせ面11a,12aの幅を規制する規制溝15
a,15bがそれぞれ形成されており、これにより突き
合わせ面11a,12aはV方位単結晶フェライト13
a,13bの端面により構成されることとなる。そし
て、本実施例の磁気ヘッドにおいては、磁気コア11,
12の磁気記録媒体摺動面11b,12bの中央が磁気
ギャップGのギャップ長方向にわたってV方位単結晶フ
ェライト13a,13bの(211)面とされ、残りの
部分がβ方位単結晶フェライト14a,14b,14
c,14dの(110)面とされる。また、ギャップ形
成面となる突き合わせ面11a,12aはV方位単結晶
フェライト13a,13bの(111)面とされる。さ
らに、上記磁気記録媒体摺動面11b,12b及び突き
合わせ面11a,11bと直交する磁路構成面11c,
12cはβ方位単結晶フェライト14a,14b,14
c,14dの(110)面とされる。
【0034】従って、本実施例の磁気ヘッドにおいて
も、前述の実施例の磁気ヘッドと同様に、磁気コア1
1,12の突き合わせ面11a,12aがV方位単結晶
フェライト13a,13bにより構成されており、磁気
ギャップG形成部分が磁気特性に優れたV方位単結晶フ
ェライト13a,13bにより構成されることとなるた
め、磁気特性が良好となる。
【0035】また、本実施例の磁気ヘッドにおいては、
磁気コア11,12が、V方位単結晶フェライト13
a,13bをβ方位単結晶フェライト14a,14b,
14c,14dにより厚さ方向から挟み込んで形成され
ているため、磁気記録媒体摺動面11b,12bの大部
分がβ方位単結晶フェライト14a,14b,14c,
14dにより構成されることとなり、β方位単結晶フェ
ライトの特性から、磁気コア11,12の耐摩耗性が同
等となる。そのため、磁気記録媒体として例えば磁気テ
ープを摺動させた場合に磁気テープ入口側と出口側で磁
気コアの摩耗性が異なるといったことがなく、磁気記録
媒体摺動面11b,12bは磁気ギャップGに対して左
右対称形を保ったまま摩耗する。従って、本実施例の磁
気ヘッドにおいては、摩耗に伴う磁気ヘッドの当たりの
中心の磁気ギャップG形成位置からのずれが小さく抑え
られ、良好な電磁変換特性が長時間保持され、出力の低
下が抑えられる。
【0036】さらに、本実施例の磁気ヘッドにおいて
は、磁気コア11,12の磁気記録媒体摺動面11b,
12b側の大部分をβ方位単結晶フェライト14a,1
4b,14c,14dにより構成しており、β方位単結
晶フェライトの特性から、耐摩耗特性が良好となる。次
に、上記本実施例の磁気ヘッドの製造方法について説明
する。先ず、図2に示すように、板状のV方位単結晶フ
ェライト材21と板状のβ方位単結晶フェライト材22
を上記のように低温熱拡散接合法或いは金接合等の接合
法によって接合し、接合ブロック23を得る。このと
き、V方位単結晶フェライト材21及びβ方位単結晶フ
ェライト材22の厚さは、製造する磁気ヘッドの磁気コ
アにおける各フェライト材の磁気ギャップのトラック幅
方向の厚さとし、V方位単結晶フェライト材21の(2
11)面とβ方位単結晶フェライト材22の(110)
面が隣合い、V方位単結晶フェライト材21の(11
1)面とβ方位単結晶フェライト材22の(100)面
が隣合い、V方位単結晶フェライト材21の(110)
面とβ方位単結晶フェライト材22の(110)面が平
行となるようにする。
【0037】次に、上記接合ブロック23を各フェライ
ト材の厚さ方向に切断して複数のブロックを形成し、こ
れらを図9に示されるようにV方位単結晶フェライト材
21及びβ方位単結晶フェライト材22が交互に配され
るように並べかえて低温熱拡散接合法等の接合法により
接合し、接合スライス30を得る。次に、図10に示す
ように、上記接合スライス30のギャップ形成面とな
り、V方位単結晶フェライト材21の(111)面とβ
方位単結晶フェライト材22の(100)面により構成
される一主面30aに鏡面研磨を施し、V方位単結晶フ
ェライト材21及びβ方位単結晶フェライト材22の厚
さ方向と直交するように巻線溝32とガラス溝33を形
成する。なお、上記巻線溝32は磁気ギャップのデプス
を規制する機能も有するため、該巻線溝32の磁気ギャ
ップを形成する側の側面32aは傾斜面とする。
【0038】次に、図11に示すように、上記接合スラ
イス30の一主面30aに巻線溝32及びガラス溝33
と直交する方向に突き合わせ面の幅を規制する規制溝3
4を複数形成し、磁気コアブロック35を得る。このと
き、本実施例の磁気ヘッドにおいては、突き合わせ面を
V方位単結晶フェライトにより構成するようにしている
ため、上記規制溝34はV方位単結晶フェライト材21
の両側縁に接するようにして形成される。すなわち、突
き合わせ面間に形成される磁気ギャップのトラック幅も
上記規制溝34により規制されることとなる。
【0039】次に、図12に示すように、上記磁気コア
ブロック35の各溝部の形成により残った面であるギャ
ップ形成面35aに所定のギャップ長を形成できる図示
しないギャップ膜を成膜し、上記磁気コアブロック35
と同様にして別途製作した磁気コアブロック36と突き
合わせる。なお、このとき、図中に示されるように磁気
コアブロック35,36のV方位単結晶フェライト2
1,61同士を突き合わせるようにし、巻線溝32,6
2同士、ガラス溝33,63同士、規制溝34,64同
士を所定の位置で位置合わせする。
【0040】続いて、図13に示されるように、上記一
対の磁気コアブロック35,36の規制溝34,64間
から巻線溝32,62間、或いは規制溝34,64間か
らガラス溝33,63間にわたって融着ガラス38を溶
融充填し、上記磁気コアブロック35,36を接合一体
化して磁気ヘッドブロック37を得る。このとき、上記
磁気ヘッドブロック37においては、突き合わされたV
方位単結晶フェライト材21,61間に磁気ギャップG
が形成されることとなる。
【0041】続いて、磁気ヘッドブロック37のV方位
単結晶フェライト材の(211)面とβ方位単結晶フェ
ライト材の(110)面により構成される面であり、磁
気記録媒体摺動面となる一主面に円筒研削を施し、上記
一主面を所定の曲面に加工する。そして、最後に、図1
4に示すように、上記磁気ヘッドブロック37の一主面
37aに磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面の幅を規制す
る複数の当たり幅規制溝39を形成し、所定のチップ厚
となるように切断し、バック側等の不要部分を除去して
図8に示した構造を有する複数の磁気ヘッド65を得
る。なお、上記のように磁気ヘッドブロック37を所定
のチップ厚に切断した時点で、V方位単結晶フェライト
がβ方位単結晶フェライトにより厚さ方向から挟み込ま
れた形状となる。
【0042】次に、本発明の効果を確認するべく、上記
の実施例1の磁気ヘッドと従来のV方位単結晶フェライ
トを用いた磁気ヘッドを現行のビデオデッキに実装し、
これら磁気ヘッドの耐摩耗性と、摩耗に伴う当たりの中
心のずれを測定した。上記耐摩耗性は、以下のようにし
て測定した。磁気ヘッドをビデオデッキに実装する場合
には磁気ヘッドをドラムと称される支持体に磁気記録媒
体摺動面が上面となるようにして搭載する。そこで、ド
ラムの磁気ヘッド搭載面から磁気ヘッドの磁気記録媒体
摺動面の頂点(最も突き出ている位置)までの距離(以
下、突き出し量と称する。)の磁気テープ摺動時間に対
する変化をそれぞれ測定した。結果を図15に示す。図
15中横軸は磁気テープ摺動時間を示し、縦軸は突き出
し量を示す。また、図15中□は実施例1の磁気ヘッド
の結果を示し、○は従来の磁気ヘッドの結果を示す。
【0043】一方、摩耗に伴う当たりの中心のずれは、
以下のようにして測定した。すなわち、上記突き出し量
を測定すると同時に、磁気ヘッドの磁気記録媒体摺動面
の頂点となる当たりの中心の磁気ギャップ形成位置から
のずれを測定した。結果を図16に示す。図16中横軸
は突き出し量変化を示し、縦軸は当たりの中心のずれを
示す。また、図16中□は実施例1の磁気ヘッドの結果
を示し、○は従来の磁気ヘッドの結果を示す。
【0044】これらの結果から、本発明を適用した実施
例1の磁気ヘッドにおいては、磁気記録媒体摺動面に占
めるV方位単結晶フェライトの面積が少なく、耐摩耗性
に優れるβ方位単結晶フェライトの面積が大きいため、
従来のV方位単結晶フェライトを用いた磁気ヘッドに比
べ、耐摩耗性が高く、かつ当たりの中心のずれが非常に
少ないことが確認された。
【0045】さらに、本発明を適用した磁気ヘッドにお
いては、磁気ギャップ形成部分をV方位単結晶フェライ
トにより構成しているため、従来のV方位単結晶フェラ
イトを用いた磁気ヘッドと同等の高出力が得られること
が確認された。なお、上記実施例1及び実施例2におい
ては、磁気コアがV方位単結晶フェライトとβ方位単結
晶フェライトの2種類の材料の接合材により構成されて
いる例について述べたが、本発明は、これ以外の材料、
すなわち他の方位の単結晶フェライトや多結晶フェライ
トを加えた3種類以上の材料の接合材を磁気コアとして
用いた磁気ヘッドにも適用可能である。このような磁気
ヘッドとしては、例えば実施例1及び実施例2の磁気ヘ
ッドのバック側を多結晶フェライトとするものが好まし
い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッドにおいては、磁気コアの少なくとも磁気
ギャップ形成部分が磁気特性に優れるV方位単結晶フェ
ライトにより構成されているため、磁気特性が良好であ
り、磁気コアの残りの部分の少なくとも磁気記録媒体摺
動面側がβ方位単結晶フェライトにより構成されてお
り、β方位単結晶フェライトの特性から、磁気ヘッドの
磁気記録媒体入口側の磁気コアと磁気記録媒体出口側の
磁気コアの耐摩耗性がほぼ同じとなるため、磁気記録媒
体を摺動させた場合に磁気記録媒体摺動面は磁気ギャッ
プに対して左右対称形を保ったまま摩耗する。従って、
本発明の磁気ヘッドにおいては、摩耗に伴う磁気ヘッド
の当たりの中心の磁気ギャップ形成位置からのずれが小
さく抑えられ、良好な電磁変換特性が長時間保持され、
出力の低下が抑えられる。
【0047】さらに、本発明の磁気ヘッドにおいては、
磁気コアの磁気記録媒体摺動面側の大部分をβ方位単結
晶フェライトにより構成しており、β方位単結晶フェラ
イトの特性から、耐摩耗特性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッドの一例を示す要部
概略斜視図である。
【図2】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、接合ブロックを形成する工
程を示す斜視図である。
【図3】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、巻線溝を形成し、磁気コア
ブロックを形成する工程を示す斜視図である。
【図4】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、一対の磁気コアブロックを
突き合わせる工程を示す斜視図である。
【図5】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、一対の磁気コアブロックを
接合一体化し、磁気ヘッドブロックを得る工程を示す斜
視図である。
【図6】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、磁気ヘッドブロックを円筒
研削する工程を示す斜視図である。
【図7】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の一例
を工程順に示すものであり、当たり幅規制溝加工、チッ
プ切断を行って磁気ヘッドを得る工程を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明を適用した磁気ヘッドの他の例を示す要
部概略斜視図である。
【図9】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他の
例を工程順に示すものであり、接合スライスを得る工程
を示す斜視図である。
【図10】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他
の例を工程順に示すものであり、接合スライスに巻線溝
及びガラス溝を形成する工程を示す斜視図である。
【図11】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他
の例を工程順に示すものであり、接合スライスに規制溝
を形成し、磁気コアブロックを得る工程を示す斜視図で
ある。
【図12】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他
の例を工程順に示すものであり、一対の磁気コアブロッ
クを突き合わせる工程を示す斜視図である。
【図13】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他
の例を工程順に示すものであり、一対の磁気コアブロッ
クを接合一体化し、磁気ヘッドブロックを得る工程を示
す斜視図である。
【図14】本発明を適用した磁気ヘッドの製造方法の他
の例を工程順に示すものであり、、当たり幅規制溝加
工、チップ切断を行って磁気ヘッドを得る工程を示す斜
視図である。
【図15】磁気ヘッドにおける磁気テープ摺動時間と突
き出し量の関係を示す特性図である。
【図16】磁気ヘッドにおける突き出し量変化と当たり
の中心のずれの関係を示す特性図である。
【図17】β方位単結晶フェライトを使用した磁気ヘッ
ドにおける磁気記録媒体摺動面の摩耗による形状の変化
を示す特性図である。
【図18】V方位単結晶フェライトを使用した磁気ヘッ
ドにおける磁気記録媒体摺動面の摩耗による形状の変化
を示す特性図である。
【符号の説明】
1,2,11,12・・・磁気コア 1a,2a,11a,12a・・・突き合わせ面 1b,2b,11b,12b・・・磁気記録媒体摺動面 1c,2c,11c,12c・・・磁路構成面 3a,3b,13a,13b・・・V方位単結晶フェラ
イト 4a,4b,14a,14b,14c,14d・・・β
方位単結晶フェライト G・・・磁気ギャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の磁気コアを磁気ギャップを有して
    突き合わせてなる磁気ヘッドにおいて、 上記磁気コアが2種類の単結晶フェライトの接合材を含
    んで構成され、 上記磁気コアの少なくとも磁気ギャップ形成部分が、磁
    気記録媒体摺動面が(211)面,ギャップ形成面が
    (111)面,上記磁気記録媒体摺動面及びギャップ形
    成面に直交する磁路構成面が(110)面とされる第1
    の単結晶フェライトにより構成され、 上記磁気コアの残りの部分の少なくとも磁気記録媒体摺
    動面側が、磁気記録媒体摺動面が(110)面,上記ギ
    ャップ形成面と平行な一主面が(100)面,上記磁気
    記録媒体摺動面及び上記一主面に直交する磁路構成面が
    (110)面とされる第2の単結晶フェライトにより構
    成されることを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気コアの突き合わせ面側が第1の単結
    晶フェライトにより構成され、上記磁気コアの残りの部
    分が第2の単結晶フェライトにより構成されることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 磁気コアが、第1の単結晶フェライトを
    第2の単結晶フェライトにより厚さ方向に挟み込んで形
    成されており、上記第1の単結晶フェライトの端面を突
    き合わせ面として磁気ギャップを形成していることを特
    徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 磁気コアのバック側が多結晶フェライト
    により構成されることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の磁気ヘッド。
JP1467995A 1995-01-31 1995-01-31 磁気ヘッド Withdrawn JPH08203015A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1467995A JPH08203015A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1467995A JPH08203015A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 磁気ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08203015A true JPH08203015A (ja) 1996-08-09

Family

ID=11867908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1467995A Withdrawn JPH08203015A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 磁気ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08203015A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735047B1 (en) 1999-10-14 2004-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6735047B1 (en) 1999-10-14 2004-05-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5515222A (en) Magnetic head core arrangement having medium facing surface sides formed of single-crystal ferrite
JPH08203015A (ja) 磁気ヘッド
JPH08255309A (ja) 磁気ヘッド
JPH1049820A (ja) 磁気ヘッド
JP2900635B2 (ja) 複合型磁気ヘッドの製造方法
JPH0830909A (ja) 磁気ヘッド
JP2624101B2 (ja) 複合型磁気ヘッド
JPH09204605A (ja) 磁気ヘッド
JPH06282816A (ja) 磁気ヘッド
JPS6238514A (ja) 磁気ヘツド
JPH09219008A (ja) 磁気ヘッド装置及びその製造方法
JPH06180814A (ja) 磁気ヘッド
JPH08315312A (ja) 磁気ヘッド
JPH1049814A (ja) 磁気ヘッド
JPH03237604A (ja) 磁気ヘッド
JPH06231419A (ja) 磁気ヘッド
JPH0554324A (ja) 磁気ヘツド
JPH11213320A (ja) 磁気ヘッド
JPH0689407A (ja) 磁気ヘッドと製造法
JPH02289909A (ja) 磁気ヘッドおよびこの磁気ヘッドの製造方法
JPH08102007A (ja) 磁気ヘッド
JPH08255311A (ja) 磁気ヘッド装置
JPH0554322A (ja) 磁気ヘツドチツプの製造方法
JPH0253213A (ja) 接合フェライト磁気ヘッド
JPH07129910A (ja) 磁気ヘッド及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020402