JPH08202325A - カラーグラフィックにおける色の決定方法及び色修正装置 - Google Patents

カラーグラフィックにおける色の決定方法及び色修正装置

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JPH08202325A
JPH08202325A JP7009380A JP938095A JPH08202325A JP H08202325 A JPH08202325 A JP H08202325A JP 7009380 A JP7009380 A JP 7009380A JP 938095 A JP938095 A JP 938095A JP H08202325 A JPH08202325 A JP H08202325A
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Kohei Kadowaki
幸平 門脇
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Nikon Systems Inc
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Nikon Corp
Nikon Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーグラフィックにおいて、色の修正に際
し、人の予想に近い色の変更を可能として色の修正を容
易とする。 【構成】 画像データによる画像と合わせて色見本を画
像表示装置29の一部に表示し、画像表示装置29に表示さ
れた画像データによる画像の内の特定の色の領域を指定
領域31として特定すると、この指定領域31の現在の色を
画像表示装置29の一部に別個に表示し、又、指定領域31
の色に加える色を前記色見本から選択して添加色とする
と、この添加色も前記画像表示装置29の一部に別個に表
示し、前記指定領域31の色と添加色とを混色した結果色
をも前記画像表示装置29の一部に別個に表示するカラー
グラフィックにおける色の決定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRTなどの画像表示
装置に表示する色を決定する方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、コンピュータを用いてCRTやL
CDなどの画像表示装置に図形や模様を表示するに際
し、図形や模様の一部を色分けして各部に色を指定する
ことが有る。このような図形表示装置に表示されるカラ
ーグラフィックの色の修正や調整及び決定は、多くの場
合、画像表示装置に入力する映像信号のうち、赤色デー
タであるR信号、緑色データであるG信号、青色データ
であるB信号の強度を調整して行うものであり、R信
号,G信号,B信号の強度を調整して画面全体の色合い
を変化させる場合や、画面の一部領域を特定してこの特
定した指定領域のR信号,G信号,B信号の強度を調整
して指定領域の色を調整する場合が有り、又、R信号,
G信号,B信号の強度調整に際して、R信号,G信号,
B信号の強度を例えば0から調整決定して色を決定する
場合や、R信号,G信号,B信号の各信号を各々一定の
割合で増減させるように調整して色を変化させることに
より色を決定する場合が有る。
【0003】又、R信号,G信号,B信号を変化させる
際、VRAMなどに記憶されているデジタル画像データ
の値を変更して特定画素のデータを変化させることによ
り色を決定する場合や、色信号を復調し、R信号,G信
号,B信号の輝度信号増幅率を調整して色を変化させる
ことにより色を修正決定する場合などが有る。尚、色を
僅かに変化させる場合は、特定した指定領域または画面
全体における色相調整、彩度調整、輝度調整により、R
信号成分,G信号成分、及び、B信号成分の強度を一斉
に変更して色合いを変化させることもある。
【0004】このような色調整のために、従来の入力手
段としては、R信号用レバー,G信号用レバー,B信号
用レバーが設けられ、これらのレバーを移動させること
によりその色のR信号成分,G信号成分、及び、B信号
成分の強度を変更して色を調整決定することが多く、色
の微調整としては彩度調整レバー、輝度調整レバー、色
合い調整レバーを操作して色を変化させることもあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、画像表
示装置に表示するカラーグラフィックの色を決定する場
合、R信号,G信号,B信号の強度を操作者が調整する
ことにより色を決定するものは、新たな色を決めるに際
し、操作者が色を変更しようとした現行色及びこの色に
加える色を、R成分,G成分,B成分の三刺激値に分解
する思考を行い、三刺激値であるR信号,G信号,B信
号の強度を決定して調整することになるも、R信号,G
信号,B信号の各信号の強度を変化させたとき、想定し
た予想色とは全く別の色となることが有り、好みの色を
CRTなどに表示することが極めて困難なことが有っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像データに
よる画像を画像表示装置に表示すると共に色見本をもこ
の画像表示装置の一部に表示し、画像表示装置に表示さ
れた画像データによる画像の内の特定の色の領域を指定
すると共に、この指定した領域の色に加える添加色を画
像表示装置に表示している色見本から選択することによ
り、画像データによる画像の領域を指定した特定の色と
選択した色見本の色とを混色した結果色をも画像表示装
置の一部に表示する方法とする。
【0007】尚、特定の色と添加色とを混色するに際し
ては、特定された指定領域の色、及び、添加色として選
択された色見本の色におけるXYZ表色系の三刺激値を
内部で算出し、XYZ表色系による三刺激値の自動加算
により行うものとする。又、色見本の表示としては、色
度図を表示することが有る。そして、色見本により選択
した色を加える量を操作可能とし、添加色とした色の加
える量を決定することにより結果色の色を変化決定する
ものとする。
【0008】更に、デジタル画像データを記憶する画像
データ記憶手段と、前記画像データ記憶手段が記憶した
画像データにより画像を表示する画像表示装置とを有
し、画像表示装置に表示された画素の一つ以上の画素を
特定する特定手段と、特定した画素の色データをXYZ
表色系の三刺激値に変換し、又、XYZ表色系の値から
NTSC規格におけるRGB信号の強度を算出する刺激
値変換手段と、色見本を生成する見本形成手段と、色見
本を画像データと合わせて画像表示装置に表示する画像
合成手段と、表示された色見本の内の選択された色の色
データからXYZ表色系の三刺激値を算出する刺激値算
出手段と、特定された画素の色におけるXYZ表色系の
三刺激値及び選択された色見本の色におけるXYZ表色
系の三刺激値を加算して新たな色データを算出し、この
色データを刺激値変換手段に送る混色手段と、刺激値変
換手段からのRGB信号のデータを特定された画素の色
データに置き換えて保持するデータ変更手段と、を有す
る色修正装置を用いるものとする。
【0009】
【作 用】本発明は、領域を指定することにより色を特
定し、この特定した色に加える色は、色見本を表示して
色見本から選択する方法である故、特定された現行色と
色見本から選択する添加色とから結果色を予想すること
が容易であり、又、結果色を画像表示装置の一部に別個
に表示する故、混合された結果の色を確認しつつ混色を
行うことができる。
【0010】尚、混色に際してXYZ表色系の三刺激値
による加算を行う方法は、現行色及び選択された添加色
の解析及び混色の結果の色の算出を容易に自動化でき
る。又、色見本として色度図を用いれば、添加色の選択
決定を容易に行うことができる。そして、添加色の量を
調整決定し得るものとすれば、細かな色の差を容易に決
定することができる。
【0011】更に、表示された画素の一つ以上を特定す
る特定手段と、この特定した画素の色データをXYZ表
色系の三刺激値に変換する刺激値変換手段とを有する色
修正装置は、画面上の指定領域の色を例えば国際照明委
員会(CIE)のXYZ表色系により色を特定すること
ができる。そして、この色修正装置は、色見本を生成す
る見本形成手段及び色見本を画像データと併せて表示す
る画像合成手段を有している故、画像表示装置において
色を修正したい画像と共に、この修正前の色と併せてこ
の色に添加する色の色見本とを表示することができる。
【0012】又、選択された色見本の三刺激値を算出す
る刺激値算出手段、及び、画素の色データと色見本の色
データとを混色する混色手段を有する故、混色手段は三
刺激値の演算により容易に新たな色の色データを算出す
ることができ、新たな色データを特定された画素の色デ
ータに置き換えるデータ変更手段を有する故、特定領域
の色を新たな色に修正することができる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例は、図1に示すように、画像
表示装置29に適宜の図形を表示させると共に、色変更操
作を行うためのウインドウ40も画像表示装置29に表示す
る色修正装置とするものである。このウインドウ40に
は、色度図41と加色率α及び明度Lとが表示される。
又、表示された図形の内の色変更を行う範囲として指定
された指定領域31の現在の色を表示する現行色表示領域
43、色度図41上において指定選択した色を表示する添加
色表示領域45、現行色に添加色を混合した色を表示する
結果色表示領域47が形成される。加色率αは、現行色に
加える添加色の添加の度合を示す係数で、選択された添
加色にαを乗じた値が現行色に加えられることになる。
例えば、現行色と添加色とを1対1の割合で混合したい
ときはαを1とすればよい。本実施例では、加色率αは
0.0から1.0の間、明度Lは0から100の間でそ
れぞれ任意の値に設定可能とした。
【0014】尚、この画像表示装置29としては、R信
号,G信号,B信号を各々8ビットデータの階調信号と
して処理し得るコンピュータを使用し、信号処理として
はXYZ表色系により処理するものとした。即ち、本発
明に係る色修正装置の実施例は、図2に示すように、画
像データ記憶手段11と、画像入出力バッファを含むデー
タ変更手段13と、刺激値変換手段15としてのRGB−X
YZ変換部と、見本形成手段17と、画像合成手段19と、
画像表示装置29と、選択手段21と、刺激値算出手段24
と、混色手段27と、で形成するものである。
【0015】そして、画像データ記憶手段11は、当該色
修正装置とした画像処理装置におけるCRTなどの画像
表示装置29に表示する画像データをデジタル画像データ
として記憶するものである。又、データ変更手段13は、
画像データ記憶手段11の画像データを読み出して記憶
し、色修正を施した画像データを一時的に記憶する画像
入出力バッファを用いて形成するものであって、画像デ
ータ記憶手段11から読み出した画像データを画像合成手
段19に送ると共に、選択手段21により特定された領域の
画像データであるR信号,G信号,B信号の値を刺激値
変換手段15であるRGB−XYZ変換部に出力し、又、
刺激値変換手段15から送られるR信号,G信号,B信号
を、刺激値変換手段15に出力したR信号,G信号,B信
号の画像データと置き換えて記憶するものである。
【0016】そして、R信号,G信号,B信号をデータ
変更手段13から受け、又、R信号,G信号,B信号をデ
ータ変更手段13に送る刺激値変換手段15は、データ変更
手段13から受ける特定された画素のR信号,G信号,B
信号の画像データに基づいて、この特定された画素のX
YZ表色系の値を算出して後述する混色手段27に送り、
又、混色手段27からのXYZ表色系によるX,Y,Zの
値からNTSC規格におけるR信号,G信号,B信号の
強度を算出するRGB−XYZ変換部をもって形成する
ものである。
【0017】又、見本形成手段17は、色度図41や現行色
表示領域43、添加色表示領域45、結果色表示領域47など
を表示するウインドウ40の画像データを形成するもので
あって、画像合成手段19は、見本形成手段17で形成した
ウインドウ40の画像データとデータ変更手段13に記憶さ
れた画像データ記憶手段11の画像データとを合成してC
RTなどの画像表示装置29に出力するものであり、画像
表示装置29は、画像合成手段19で合成された画像データ
を表示するカラーディスプレイなどのCRTやLCDな
どを用いるものである。
【0018】そして、選択手段21は、CRTに表示され
た画像から特定の領域、所望の加色率α及び明度Lを指
定するマウス23と、マウス23で指定された領域の画像の
色データを解析する入力解析部22とで構成される。入力
解析部22は、指定された画像の色データを解析してuv
値を求め、このuv値とマウス23で指定された加色率α
及び明度Lの設定値を刺激値算出手段24に出力する。
【0019】又、刺激値算出手段24は、画像表示装置29
に表示された色度図41などの内、選択手段21としてのマ
ウス23などで指定された色のuv値をXYZ表色系の
X,Y,Zの値に変換するuv−XYZ変換部25により
構成し、混色手段27は、刺激値変換手段15からの画像デ
ータにおけるR信号,G信号,B信号に基づいたX,
Y,Zの値に刺激値算出手段24からのuv値から換算し
たX,Y,Zの値を加えるものである。
【0020】そして、NTSC方式のカラーCRTで
は、CIEの色度図上で、RはX=0.67,Y=0.
33、GはX=0.21,Y=0.71、BはX=0.
14,Y=0.08とし、白はX=0.310,Y=
0.316として定められており、R信号,G信号,B
信号を30:59:11の割合で加算したものを輝度と
している。
【0021】従って、前述のように変更を加える指定領
域31を、画像表示装置29により表示されている画像に基
づいて選択手段21により定めたとき、この指定領域31の
位置情報からその点の色データとしてR1,G1,B1が
得られることになり、選択手段21からの情報に基づいて
特定された指定領域31の色データをデータ変更手段13か
ら刺激値変換手段15に送り、この色データであるR1,
G1,B1を信号強度に比例したデータとしておけば、式
1により特定された画素のXYZ表色系における三刺激
値であるX1,Y1,Z1を求めることができるものであ
って、刺激値変換手段15でこの演算処理を行って画像表
示装置29に表示された画像の内、指定された1つ以上の
画素の領域の色におけるX1,Y1,Z1を求めることが
できる。
【0022】
【式1】
【0023】このように、画面上で特定された指定領域
31のXYZ表色系における三刺激値X1,Y1,Z1を求
める演算を行うと共に、画面上では画像合成手段19によ
り指定領域31の色をウインドウ40の現行色表示領域43に
も表示することとし、ウインドウ40には指定領域31の現
行色を表示すると共に、色見本としての色度図41の上で
特定した色も選択手段21とした入力解析部22と画像合成
手段19で処理することにより添加色表示領域45に表示す
る。
【0024】尚、指定領域31の色は、有彩色に限ること
なく、白色にして所定の輝度を有する色の場合も有彩色
と同様である。そして色度図41としては、例えば色差が
距離の差に比較的近似する修正が行われているCIE1
976LUV空間によるものを用い、色度図41の位置デ
ータと選択手段21で指定した位置の位置データとにより
色度図41の上で選択した色のu値及びv値を求め、刺激
値算出手段24では式2に示す演算により添加色のXYZ
表色系における三刺激値であるX,Y,Zを求めること
とした。
【0025】
【式2】
【0026】尚、本実施例は、予め変換テーブル26を設
けておき、テーブルと補間法とを併用することにより、
uv−XYZ変換部25におけるu値とv値とからX,
Y,Zを求める演算の処理時間を短縮することとした。
そして、混色手段27では、式3に示すように、u値やv
値から求めたX,Y,Zの値に加色率αを乗じて刺激値
変換手段15で算出したX1,Y1,Z1に加える演算を行
い、現行色に添加色を加えた結果色のXYZ表色系にお
ける三刺激値であるX2,Y2,Z2を求めるものであ
る。
【0027】
【式3】
【0028】そして、この混色手段27で求めたX2,Y
2,Z2を刺激値変換手段15に送り、刺激値変換手段15で
R2,G2,B2を求め、このR2信号,G2信号,B2信号
の画像データをデータ変更手段13に送ってR2信号,G2
信号,B2信号による色を結果色表示領域47に表示す
る。このようにして、添加色を色度図41により指定し、
明度Lを定めて添加色表示領域45で確認し、更に加色率
αを調整しながら結果色表示領域47に表示される色を確
認し、目的の色が結果色表示領域47に表示されるとプレ
ビューを選択するプレビュー操作により、データ変更手
段13において特定された領域の画像データであるR1信
号,G1信号,B1信号の値をR2信号,G2信号,B2信
号の値に書き換えるように画像入出力バッファに記憶さ
れている特定領域の画像データを変更するものである。
【0029】従って、データ変更手段13に記憶された画
像データに基づいて画像表示装置29に表示された指定領
域31の色を結果色に変更させることができ、極めて容易
に任意の指定領域31の色を変更して最終確認を行うこと
ができるものであり、操作終了により、データ変更手段
13の画像入出力バッファに記憶されているこの画像デー
タを、画像データ記憶手段11に戻して記録させることが
できる。
【0030】尚、色度図41をウインドウ40に表示するに
際し、指定領域31により現行色が決定されたとき、各R
信号,G信号,B信号の256階調によっては表示でき
ない色を結果色とする添加色の領域が色度図41において
生じることになる。従って、色度図41を表示するに際
し、式4により求めた範囲を添加可能色42としてその色
を色度図41に表示し、混色後の結果色がCRTに表示で
きない添加色の領域は、例えば灰色の表示として色度図
41を表示することが好ましい。
【0031】
【式4】
【0032】又、添加色が表示不能の色であっても、結
果色を表示することが可能な色は、色度図41としてはこ
の添加色の近似色により表示しておくことが好ましく、
色度図41としては、CIE1976LUV空間によるも
のに限るものでないことは言うまでもない。そして、ウ
インドウ40の表示形式としては、色度図41を用いる方法
に限定されない。例えば、図3に示すように、添加色例
示領域51に何種類かのタイル状色見本を表示できるよう
にしておき、色決定指針52の位置をずらして添加色例示
領域51に表示されるタイル状色見本を入れ換えるように
構成してもよい。この場合、まず、色決定指針52を動か
すことで添加色例示領域51に表示される各タイルの色が
スクロールされるように変わっていく。そして、マウス
23などにより添加色例示領域51に表示されているタイル
状色見本の1つが選択されると、この選択された色見本
が添加色として添加色表示領域45に表示される。又、図
3に示した例では、加色率αや明度Lが予め複数設定さ
れ、所望の値に切り換え可能なようにしている。なお、
添加色の決定には、マンセルの色環を使用することも可
能である。
【0033】
【発明の効果】本発明は、色見本を画像表示装置に表示
して加えたい色を選択する方法である故、現行色に対し
て結果色を予想することが容易であり、現行色のデータ
と添加色のデータとによって色を画像表示装置に表示
し、表示されている色から添加する色を選択指定し、デ
ータの演算を装置内で行わせて修正後の色も表示させ、
表示された結果色を確認しつつ色の修正を行う方法であ
って、容易に好みの色への修正を行うことができるもの
である。
【0034】そして、XYZ表色系の三刺激値による加
算を行って混色をする方法は、操作者が現行色及び添加
色を選択決定するのみで、混色の結果を算出演算する自
動演算を容易に行うことができ、結果色を表示させて確
認しつつ絵の具の混色と同様の感覚によりカラーグラフ
ィックにおける色の変更決定を容易にできるものであ
る。
【0035】又、色度図を色見本として表示すれば、表
現可能な全ての色を一度に表示することができ、添加色
の決定が容易となる利点が有る。更に、添加色を加える
量を決定することにより結果色を変化させて表示する場
合は、修正後の色を確認しつつ添加色の色の選択及び添
加量を調整でき、絵の具と同様の感覚で、一層容易に細
かな色の修正を行うことができる。
【0036】そして、刺激値変換手段や画像合成手段、
混色手段を有する色修正装置は、現行色と添加色及び結
果色を画像表示装置に表示することができ、又、装置内
で三刺激値の演算を行うものである故、操作者は色を指
定し、添加量を定めるのみで容易に色を修正決定するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る色修正装置の画面表示例を示す
図。
【図2】本発明に係る色修正装置の実施例を示すブロッ
ク図。
【図3】本発明に係る色修正装置の他の画面表示例を示
す図。
【符号の説明】 11 画像データ記憶手段 13 データ変更
手段 15 刺激値変換手段 17 見本形成手
段 19 画像合成手段 21 選択手段 22 入力解析部 23 マウス 24 刺激値算出
手段 25 uv−XYZ変換部 26 変換テーブ
ル 27 混色手段 29 画像表示装
置 31 指定領域 40 ウインドウ 41 色度図 42 添加可能色 43 現行色表示
領域 45 添加色表示領域 47 結果色表示
領域 51 添加色例示領域 52 色決定指針

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データによる画像と合わせて色見本
    を画像表示装置の一部に表示し、前記画像表示装置に表
    示された前記画像データによる画像の内の特定の色の領
    域を指定領域として特定すると、この指定領域の現在の
    色を前記画像表示装置の一部に別個に表示し、又、前記
    指定領域の色に加える色を前記色見本から選択して添加
    色とすると、この添加色も前記画像表示装置の一部に別
    個に表示し、前記指定領域の色と前記添加色とを混色し
    た結果色をも前記画像表示装置の一部に別個に表示する
    ことを特徴とするカラーグラフィックにおける色の決定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記指定領域の色と前記添加色とを混色
    するに際し、前記指定領域の色のXYZ表色系による三
    刺激値を算出し、又、前記添加色のXYZ表色系による
    三刺激値も算出し、XYZ表色系による三刺激値の加算
    をもって結果色の三刺激値を演算してR信号,G信号,
    B信号の強度を算出することによりR信号,G信号,B
    信号を形成することを特徴とする請求項1に記載された
    カラーグラフィックにおける色の決定方法。
  3. 【請求項3】 前記画像表示装置の一部に表示する前記
    色見本として、色度図を用いることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載されたカラーグラフィックにおけ
    る色の決定方法。
  4. 【請求項4】 前記添加色を選択し、且つ、添加色を加
    える量を選択決定すると、表示した前記結果色を添加色
    の添加した量に応じて変化させることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載されたカラーグラフィ
    ックにおける色の決定方法。
  5. 【請求項5】 デジタル画像データを記憶する画像デー
    タ記憶手段と、前記画像データ記憶手段が記憶した画像
    データにより画像を表示する画像表示装置とを有し、前
    記画像表示装置に表示された画像における画素の一つ以
    上の画素を特定する特定手段と、前記特定した画素の色
    データをXYZ表色系の三刺激値に変換し、且つ、XY
    Z表色系の三刺激値からR信号,G信号,B信号の強度
    を算出する刺激値変換手段と、色見本を生成する見本形
    成手段と、前記色見本を前記画像データによる画像と合
    わせて前記画像表示装置に表示する画像合成手段と、前
    記色見本の内の選択された色見本の色におけるXYZ表
    色系の三刺激値を算出する刺激値算出手段と、前記特定
    された画素の色の三刺激値及び前記選択された色見本の
    色の三刺激値により新たな色データを算出して前記刺激
    値変換手段に送る混色手段と、この刺激値変換手段から
    のR信号,G信号,B信号による色データを前記特定さ
    れた画素の色データに置き換えて保持するデータ変更手
    段とを有することを特徴とする色修正装置
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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