JP2003299114A - 色抽出画像処理装置並びにその抽出色の表示方法 - Google Patents
色抽出画像処理装置並びにその抽出色の表示方法Info
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- JP2003299114A JP2003299114A JP2002097438A JP2002097438A JP2003299114A JP 2003299114 A JP2003299114 A JP 2003299114A JP 2002097438 A JP2002097438 A JP 2002097438A JP 2002097438 A JP2002097438 A JP 2002097438A JP 2003299114 A JP2003299114 A JP 2003299114A
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- Color Image Communication Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認
可能とする。 【解決手段】CPU6は表示用画像メモリ3R、3G、
3Bに格納されている全ての画素について、抽出領域D
1の画素に対しては特定の色と等色するR値、G値、B
値で内容を書き換え、非抽出領域D2及び背景領域D3
の画素に対しては背景色と等色するR値、G値、B値で
内容を書き換え、さらに、背景領域D3内の所定位置に
相当する画素に対しては、抽出色のR値、G値、B値で
内容を書き換える。そして、ディスプレイ装置9の画面
上に抽出色を表示する領域D4と抽出領域D1を同時に
表示し、抽出領域D1を特定色で表示するとともに非抽
出領域D2並びに背景領域D3を特定色と異なる背景色
で表示する。故に、抽出色と抽出領域D1の確認を正確
且つ同時に行うことができる。
可能とする。 【解決手段】CPU6は表示用画像メモリ3R、3G、
3Bに格納されている全ての画素について、抽出領域D
1の画素に対しては特定の色と等色するR値、G値、B
値で内容を書き換え、非抽出領域D2及び背景領域D3
の画素に対しては背景色と等色するR値、G値、B値で
内容を書き換え、さらに、背景領域D3内の所定位置に
相当する画素に対しては、抽出色のR値、G値、B値で
内容を書き換える。そして、ディスプレイ装置9の画面
上に抽出色を表示する領域D4と抽出領域D1を同時に
表示し、抽出領域D1を特定色で表示するとともに非抽
出領域D2並びに背景領域D3を特定色と異なる背景色
で表示する。故に、抽出色と抽出領域D1の確認を正確
且つ同時に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色抽出画像処理装
置並びにその抽出色の表示方法に関するものである。
置並びにその抽出色の表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラーTVカメラのような撮
像装置で撮像したカラー画像から、指定した色と同色と
みなし得る領域を抽出する色抽出画像処理装置が提供さ
れている(例えば、特開平5−215609号公報参
照)。
像装置で撮像したカラー画像から、指定した色と同色と
みなし得る領域を抽出する色抽出画像処理装置が提供さ
れている(例えば、特開平5−215609号公報参
照)。
【0003】ここで、一般にカラー画像における色の特
定には、カラー画像の各画素毎の色と等色する原刺激の
混合量である三刺激値を用いている。カラー画像はR
(700.0nm),G(546.1nm),B(43
5.8nm)の3色を原刺激に用いているから、色を特
定するには、R,G,Bの三刺激値によって色を表すR
GB表色系が採用される。以下では、[R][G]
[B]のようにブラケット付きの符号は色刺激を表すも
のとし、R,G,Bのようにブラケットなしの符号は三
刺激値を表すものとする。すなわち、色[F]と等色す
る三刺激値は次式で表されるから、三刺激値R,G,B
によって色を特定することができる。 [F]=R[R]+G[G]+B[B] なお、三刺激値R,G,Bを色相、彩度、明度に変換し
これらの値を用いて色を特定する場合もある。
定には、カラー画像の各画素毎の色と等色する原刺激の
混合量である三刺激値を用いている。カラー画像はR
(700.0nm),G(546.1nm),B(43
5.8nm)の3色を原刺激に用いているから、色を特
定するには、R,G,Bの三刺激値によって色を表すR
GB表色系が採用される。以下では、[R][G]
[B]のようにブラケット付きの符号は色刺激を表すも
のとし、R,G,Bのようにブラケットなしの符号は三
刺激値を表すものとする。すなわち、色[F]と等色す
る三刺激値は次式で表されるから、三刺激値R,G,B
によって色を特定することができる。 [F]=R[R]+G[G]+B[B] なお、三刺激値R,G,Bを色相、彩度、明度に変換し
これらの値を用いて色を特定する場合もある。
【0004】ところで、従来の色抽出画像処理装置にお
いては、カラー画像から抽出した抽出色並びに抽出され
た領域を確認するために、抽出された領域を予め決めら
れた表示色(例えば、灰色)で表示したり、あるいは抽
出された領域を抽出色と同一の色成分の色で表示すると
ともに抽出された領域以外の領域(以下、「非抽出領
域」と呼ぶ)を例えば黒色のような背景色で表示するこ
とが行われていた。
いては、カラー画像から抽出した抽出色並びに抽出され
た領域を確認するために、抽出された領域を予め決めら
れた表示色(例えば、灰色)で表示したり、あるいは抽
出された領域を抽出色と同一の色成分の色で表示すると
ともに抽出された領域以外の領域(以下、「非抽出領
域」と呼ぶ)を例えば黒色のような背景色で表示するこ
とが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者のように抽出された領域を表示色で表示した場合、抽
出色が表示色に隠されてしまうために抽出色を確認する
ことができない。また、上記後者のように抽出された領
域を抽出色と同一の色成分の色で表示するとともに非抽
出領域を背景色で表示した場合、抽出色が背景色と近い
色であると抽出された領域が判別できなくなる虞があ
る。すなわち、これらの表示方法では、抽出色と抽出さ
れた領域を正確且つ同時に確認することができない場合
があった。
者のように抽出された領域を表示色で表示した場合、抽
出色が表示色に隠されてしまうために抽出色を確認する
ことができない。また、上記後者のように抽出された領
域を抽出色と同一の色成分の色で表示するとともに非抽
出領域を背景色で表示した場合、抽出色が背景色と近い
色であると抽出された領域が判別できなくなる虞があ
る。すなわち、これらの表示方法では、抽出色と抽出さ
れた領域を正確且つ同時に確認することができない場合
があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、抽出色と抽出された領域を正確且つ
同時に確認することができる色抽出画像処理装置並びに
その抽出色の表示方法を提供することにある。
あり、その目的は、抽出色と抽出された領域を正確且つ
同時に確認することができる色抽出画像処理装置並びに
その抽出色の表示方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、カラー画像を撮像する撮像手段
と、前記カラー画像より指定された抽出色と同色とみな
し得る領域を抽出する色抽出手段と、少なくとも前記カ
ラー画像を表示する表示手段と、前記色抽出手段により
抽出された領域と前記抽出色とを表示手段の同一画面上
に同時に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴
とし、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認す
ることができる。
目的を達成するために、カラー画像を撮像する撮像手段
と、前記カラー画像より指定された抽出色と同色とみな
し得る領域を抽出する色抽出手段と、少なくとも前記カ
ラー画像を表示する表示手段と、前記色抽出手段により
抽出された領域と前記抽出色とを表示手段の同一画面上
に同時に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴
とし、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認す
ることができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記色抽出手段は、RGB表色系の三刺激値により
抽出色が指定されることを特徴とし、請求項1の発明と
同様の作用を奏する。
て、前記色抽出手段は、RGB表色系の三刺激値により
抽出色が指定されることを特徴とし、請求項1の発明と
同様の作用を奏する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記色抽出手段は、色相・明度・彩度により抽出色
が指定されることを特徴とし、請求項1の発明と同様の
作用を奏する。
て、前記色抽出手段は、色相・明度・彩度により抽出色
が指定されることを特徴とし、請求項1の発明と同様の
作用を奏する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定する色指定手段を備え、該色指
定手段で指定された抽出色を表示制御手段により表示手
段の画面上に表示することを特徴とし、抽出色の指定が
容易に行える。
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定する色指定手段を備え、該色指
定手段で指定された抽出色を表示制御手段により表示手
段の画面上に表示することを特徴とし、抽出色の指定が
容易に行える。
【0011】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該範
囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を指
定する色指定手段を備えたことを特徴とし、抽出色の指
定がさらに容易に行える。
て、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該範
囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を指
定する色指定手段を備えたことを特徴とし、抽出色の指
定がさらに容易に行える。
【0012】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、カラー画像より指定された抽出色と同色とみなし
得る領域を抽出するとともに抽出色を表示手段の画面上
に表示する色抽出画像処理装置の抽出色の表示方法にお
いて、前記カラー画像より抽出された領域と前記抽出色
とを表示手段の同一画面上に同時に表示させることを特
徴とし、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認
することができる。
めに、カラー画像より指定された抽出色と同色とみなし
得る領域を抽出するとともに抽出色を表示手段の画面上
に表示する色抽出画像処理装置の抽出色の表示方法にお
いて、前記カラー画像より抽出された領域と前記抽出色
とを表示手段の同一画面上に同時に表示させることを特
徴とし、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認
することができる。
【0013】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、RGB表色系の三刺激値により抽出色を指定するこ
とを特徴とし、請求項6の発明と同様の作用を奏する。
て、RGB表色系の三刺激値により抽出色を指定するこ
とを特徴とし、請求項6の発明と同様の作用を奏する。
【0014】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、色相・明度・彩度により抽出色を指定することを特
徴とし、請求項6の発明と同様の作用を奏する。
て、色相・明度・彩度により抽出色を指定することを特
徴とし、請求項6の発明と同様の作用を奏する。
【0015】請求項9の発明は、請求項6又は7又は8
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定し、該抽出色を表示手段の画面
上に表示することを特徴とし、抽出色の指定が容易に行
える。
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定し、該抽出色を表示手段の画面
上に表示することを特徴とし、抽出色の指定が容易に行
える。
【0016】請求項10の発明は、請求項6の発明にお
いて、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該
範囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を
指定することを特徴とし、抽出色の指定がさらに容易に
行える。
いて、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該
範囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を
指定することを特徴とし、抽出色の指定がさらに容易に
行える。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の色抽
出画像処理装置は、図1に示すように対象物を含む空間
領域を撮像してカラー画像を得るカラーTVカメラ1
と、カラーTVカメラ1により得られたカラー画像を画
素毎にデジタル信号に変換してRGB表色系による三刺
激値R,G,Bに対応した各色の信号値を出力する入力
回路11と、入力回路11から出力される各色の信号値
(以下、R,G,Bに対する信号値をそれぞれR値,G
値,B値と呼ぶ)が格別に格納される画像取込メモリ2
R,2G,2B並びに表示用画像メモリ3R,3G,3
Bと、画像取込メモリ2R,2G,2B並びに表示用画
像メモリ3R,3G,3Bに格納されている各画素毎の
R値、G値、B値に対して所定の変換処理(例えば、R
値、G値、B値のビット数を変換する処理など)を行う
ルックアップテーブル4と、CRTのようなディスプレ
イ装置9と、ルックアップテーブル4を通して得られる
各画素毎のR値、G値、B値をディスプレイ装置9の入
力仕様に応じた映像信号に変換する表示用回路10と、
キーボードやマウスなどからなる入力装置8と、入力装
置8による入力操作に応じてディスプレイ装置9の画面
上に表示されるカーソルやポインタ等の画像情報を保持
するオーバーレイメモリ5と、予め用意されたプログラ
ムを実行することによって後述するような種々の演算処
理を行うCPU6と、CPU6が演算処理を行うための
演算用メモリ7とを備える。本実施形態では、カラーT
Vカメラ1により撮像したカラー画像内から特定の色範
囲を抽出する際に、抽出すべき色をディスプレイ装置9
の画面に表示された色から選択して指定する処理を行っ
て抽出すべき色を決定し、その後に、指定された色(抽
出色)と同色とみなし得る範囲内の色を含む領域を自動
的に抽出し、さらに抽出した領域と抽出色とをディスプ
レイ装置9の同一画面上に同時に表示させる処理を行
う。
出画像処理装置は、図1に示すように対象物を含む空間
領域を撮像してカラー画像を得るカラーTVカメラ1
と、カラーTVカメラ1により得られたカラー画像を画
素毎にデジタル信号に変換してRGB表色系による三刺
激値R,G,Bに対応した各色の信号値を出力する入力
回路11と、入力回路11から出力される各色の信号値
(以下、R,G,Bに対する信号値をそれぞれR値,G
値,B値と呼ぶ)が格別に格納される画像取込メモリ2
R,2G,2B並びに表示用画像メモリ3R,3G,3
Bと、画像取込メモリ2R,2G,2B並びに表示用画
像メモリ3R,3G,3Bに格納されている各画素毎の
R値、G値、B値に対して所定の変換処理(例えば、R
値、G値、B値のビット数を変換する処理など)を行う
ルックアップテーブル4と、CRTのようなディスプレ
イ装置9と、ルックアップテーブル4を通して得られる
各画素毎のR値、G値、B値をディスプレイ装置9の入
力仕様に応じた映像信号に変換する表示用回路10と、
キーボードやマウスなどからなる入力装置8と、入力装
置8による入力操作に応じてディスプレイ装置9の画面
上に表示されるカーソルやポインタ等の画像情報を保持
するオーバーレイメモリ5と、予め用意されたプログラ
ムを実行することによって後述するような種々の演算処
理を行うCPU6と、CPU6が演算処理を行うための
演算用メモリ7とを備える。本実施形態では、カラーT
Vカメラ1により撮像したカラー画像内から特定の色範
囲を抽出する際に、抽出すべき色をディスプレイ装置9
の画面に表示された色から選択して指定する処理を行っ
て抽出すべき色を決定し、その後に、指定された色(抽
出色)と同色とみなし得る範囲内の色を含む領域を自動
的に抽出し、さらに抽出した領域と抽出色とをディスプ
レイ装置9の同一画面上に同時に表示させる処理を行
う。
【0018】次に、本実施形態の動作、すなわち上記処
理について詳細に説明する。
理について詳細に説明する。
【0019】まず、カラーTVカメラ1により対象物が
撮像されると表示用画像メモリ3R,3G,3Bに格納
されカラー画像がルックアップテーブル4から表示用回
路10を通してディスプレイ装置9に表示される。ここ
で、作業者は抽出しようとする色を入力装置8によって
指定する。例えば、図2に示すように、ディスプレイ装
置9の画面上に対象物20が表示され、対象物20にお
いて抽出すべき領域(抽出領域)D1と抽出の必要がな
い領域(非抽出領域)D2とが存在するときに、抽出領
域D1の色をマウスなどを用いて指定する。例えば、作
業者がマウスを操作してディスプレイ装置9の画面上で
抽出領域D1にポインタPを移動してマウスのボタンを
クリックすると、CPU6は、ポインタPで指示された
単一の画素のR値、G値、B値を画像取込メモリ2R,
2G,2Bから演算用メモリ7に読み出す。その後、読
み出したR値、G値、B値にそれぞれ規定の余裕値α,
β,γを加減算して抽出すべき上限値と下限値とを設定
する。つまり、R値に対しては上限値:R+α、下限
値:R−αとなり、G値に対しては上限値:G+β、下
限値:G−βとなり、B値に対しては上限値:B+γ、
下限値:B−γとなる。なお、このようにして求めた上
限値並びに下限値は演算用メモリ7に格納される。上限
値並びに下限値が決定されると、R値、G値、B値に関
して抽出すべき範囲は、 R−α<R<R+α G−β<G<G+β B−γ<B<B+γ という条件を満たすR値、G値、B値ということにな
る。ここで、余裕値α,β,γは同じ値であってもよい
し、互いに異なる値であっても構わない。また、抽出領
域D1の色を指定する際に複数の画素が含まれる範囲F
(図2中に点線で表示)をポインタPを使って選択し、
この範囲Fに含まれる全ての画素についてR値、G値、
B値の平均値Rm,Gm,Bmを求め、これらの平均値
Rm,Gm,Bmに対して上限値並びに下限値を決定す
るようにすれば、色の指定がさらに容易に行える。な
お、ポインタPを画面上に表示するための画像情報はオ
ーバーレイメモリ5に保持されており、オーバーレイメ
モリ5から読み出された画像情報に基づいて表示用回路
10がカラー画像とポインタPの画像を合成することに
より画面上にポインタPが表示されることになる。
撮像されると表示用画像メモリ3R,3G,3Bに格納
されカラー画像がルックアップテーブル4から表示用回
路10を通してディスプレイ装置9に表示される。ここ
で、作業者は抽出しようとする色を入力装置8によって
指定する。例えば、図2に示すように、ディスプレイ装
置9の画面上に対象物20が表示され、対象物20にお
いて抽出すべき領域(抽出領域)D1と抽出の必要がな
い領域(非抽出領域)D2とが存在するときに、抽出領
域D1の色をマウスなどを用いて指定する。例えば、作
業者がマウスを操作してディスプレイ装置9の画面上で
抽出領域D1にポインタPを移動してマウスのボタンを
クリックすると、CPU6は、ポインタPで指示された
単一の画素のR値、G値、B値を画像取込メモリ2R,
2G,2Bから演算用メモリ7に読み出す。その後、読
み出したR値、G値、B値にそれぞれ規定の余裕値α,
β,γを加減算して抽出すべき上限値と下限値とを設定
する。つまり、R値に対しては上限値:R+α、下限
値:R−αとなり、G値に対しては上限値:G+β、下
限値:G−βとなり、B値に対しては上限値:B+γ、
下限値:B−γとなる。なお、このようにして求めた上
限値並びに下限値は演算用メモリ7に格納される。上限
値並びに下限値が決定されると、R値、G値、B値に関
して抽出すべき範囲は、 R−α<R<R+α G−β<G<G+β B−γ<B<B+γ という条件を満たすR値、G値、B値ということにな
る。ここで、余裕値α,β,γは同じ値であってもよい
し、互いに異なる値であっても構わない。また、抽出領
域D1の色を指定する際に複数の画素が含まれる範囲F
(図2中に点線で表示)をポインタPを使って選択し、
この範囲Fに含まれる全ての画素についてR値、G値、
B値の平均値Rm,Gm,Bmを求め、これらの平均値
Rm,Gm,Bmに対して上限値並びに下限値を決定す
るようにすれば、色の指定がさらに容易に行える。な
お、ポインタPを画面上に表示するための画像情報はオ
ーバーレイメモリ5に保持されており、オーバーレイメ
モリ5から読み出された画像情報に基づいて表示用回路
10がカラー画像とポインタPの画像を合成することに
より画面上にポインタPが表示されることになる。
【0020】上述のようにして抽出色の範囲を決定した
後には、ディスプレイ装置9の画面に表示された画像内
から上記抽出色の範囲に属する画素を抽出する色抽出処
理を行う。すなわち、色抽出手段たるCPU6が表示用
画像メモリ3R、3G、3Bに格納されている全ての画
素について、R値、G値、B値の全ての値が上記抽出色
の範囲内に収まるという条件を満たすか否かを照合し、
条件を満たす画素(抽出領域D1の画素)に対しては特
定の色(例えば、灰色)と等色するR値、G値、B値で
表示用画像メモリ3R、3G、3Bの内容を書き換え、
条件を満たさない画素(非抽出領域D2及び背景領域D
3の画素)に対しては上記特定色と異なる背景色(例え
ば、黒色)と等色するR値、G値、B値で表示用画像メ
モリ3R、3G、3Bの内容を書き換え、さらに、背景
領域D3内の所定位置(例えば、画面上の左上隅)に相
当する画素に対しては、上記背景色の代わりに抽出色
(上記範囲の中心値)のR値、G値、B値で表示用画像
メモリ3R、3G、3Bの内容を書き換える。
後には、ディスプレイ装置9の画面に表示された画像内
から上記抽出色の範囲に属する画素を抽出する色抽出処
理を行う。すなわち、色抽出手段たるCPU6が表示用
画像メモリ3R、3G、3Bに格納されている全ての画
素について、R値、G値、B値の全ての値が上記抽出色
の範囲内に収まるという条件を満たすか否かを照合し、
条件を満たす画素(抽出領域D1の画素)に対しては特
定の色(例えば、灰色)と等色するR値、G値、B値で
表示用画像メモリ3R、3G、3Bの内容を書き換え、
条件を満たさない画素(非抽出領域D2及び背景領域D
3の画素)に対しては上記特定色と異なる背景色(例え
ば、黒色)と等色するR値、G値、B値で表示用画像メ
モリ3R、3G、3Bの内容を書き換え、さらに、背景
領域D3内の所定位置(例えば、画面上の左上隅)に相
当する画素に対しては、上記背景色の代わりに抽出色
(上記範囲の中心値)のR値、G値、B値で表示用画像
メモリ3R、3G、3Bの内容を書き換える。
【0021】上記色抽出処理が終了した後には、表示用
画像メモリ3R、3G、3Bに格納された各画素のR
値、G値、B値がルックアップテーブル4を通して表示
用回路10に送られ、表示用回路10により図3に示す
ような色抽出処理結果がディスプレイ装置9に表示され
る。すなわち、図3に示すように抽出領域D1が特定色
(例えば、灰色)で表示され、画面上の所定位置(例え
ば、左上隅)の領域D4が抽出色で表示されるととも
に、この領域D4を除く非抽出領域D2並びに背景領域
D3が背景色(例えば、黒色)で表示される。すなわ
ち、本実施形態においてはCPU6、表示用画像メモリ
3R、3G、3B、ルックアップテーブル4並びに表示
用回路10により表示制御手段が構成される。
画像メモリ3R、3G、3Bに格納された各画素のR
値、G値、B値がルックアップテーブル4を通して表示
用回路10に送られ、表示用回路10により図3に示す
ような色抽出処理結果がディスプレイ装置9に表示され
る。すなわち、図3に示すように抽出領域D1が特定色
(例えば、灰色)で表示され、画面上の所定位置(例え
ば、左上隅)の領域D4が抽出色で表示されるととも
に、この領域D4を除く非抽出領域D2並びに背景領域
D3が背景色(例えば、黒色)で表示される。すなわ
ち、本実施形態においてはCPU6、表示用画像メモリ
3R、3G、3B、ルックアップテーブル4並びに表示
用回路10により表示制御手段が構成される。
【0022】このように本実施形態では、ディスプレイ
装置9の画面上に抽出色を表示する領域D4と抽出領域
D1を同時に表示し、抽出領域D1を特定色で表示する
とともに非抽出領域D2並びに背景領域D3を特定色と
異なる背景色で表示するようにしているから、従来例で
は確認が困難であった抽出色と抽出領域D1の確認を正
確且つ同時に行うことができる。また、このように抽出
色と抽出領域D1を正確且つ同時に確認することができ
れば、画像処理の作業効率を向上することが可能とな
る。
装置9の画面上に抽出色を表示する領域D4と抽出領域
D1を同時に表示し、抽出領域D1を特定色で表示する
とともに非抽出領域D2並びに背景領域D3を特定色と
異なる背景色で表示するようにしているから、従来例で
は確認が困難であった抽出色と抽出領域D1の確認を正
確且つ同時に行うことができる。また、このように抽出
色と抽出領域D1を正確且つ同時に確認することができ
れば、画像処理の作業効率を向上することが可能とな
る。
【0023】ところで、本実施形態では抽出色の特定に
RGB表色系の三刺激値R,G,Bを用いているが、色
の三属性、すなわち色相、彩度、明度を用いることも可
能である。具体的には、画像取込メモリ2R,2G,2
Bに格納された三刺激値R,G,Bを、ルックアップテ
ーブル4において数1及び数2に示す色変換式を用いて
色相(H)、彩度(C)、明度(L)に変換する。ここ
で、数1では三刺激値をX,Y,Zと表しており、右辺
の第1項はRGB表色系の三刺激値R,G,Bの1次変
換であるが、右辺の第2項として非線形な補正項を含ん
でおり、XYZ表色系の三刺激値に補正を加えた形にな
っている。このようにXYZ表色系に補正を加えた表色
系を補正XYZ表色系と呼ぶことにする。この補正項に
より人間の色に対する感覚尺度に適合させることが可能
になる。数1においてa〜rは、カラーTVカメラ1の
分光感度に応じた係数である。ただし、カラーTVカメ
ラ1が決まれば定数として扱うことができる。
RGB表色系の三刺激値R,G,Bを用いているが、色
の三属性、すなわち色相、彩度、明度を用いることも可
能である。具体的には、画像取込メモリ2R,2G,2
Bに格納された三刺激値R,G,Bを、ルックアップテ
ーブル4において数1及び数2に示す色変換式を用いて
色相(H)、彩度(C)、明度(L)に変換する。ここ
で、数1では三刺激値をX,Y,Zと表しており、右辺
の第1項はRGB表色系の三刺激値R,G,Bの1次変
換であるが、右辺の第2項として非線形な補正項を含ん
でおり、XYZ表色系の三刺激値に補正を加えた形にな
っている。このようにXYZ表色系に補正を加えた表色
系を補正XYZ表色系と呼ぶことにする。この補正項に
より人間の色に対する感覚尺度に適合させることが可能
になる。数1においてa〜rは、カラーTVカメラ1の
分光感度に応じた係数である。ただし、カラーTVカメ
ラ1が決まれば定数として扱うことができる。
【0024】
【数1】
【0025】RGB表色系の三刺激値R,G,Bから求
めた補正XYZ表色系の三刺激値X,Y,Zに数2を適
用すれば、色相(H)、彩度(C)、明度(L)を求め
ることができる。色相(H)、彩度(C)、明度(L)
は、三刺激値X,Y,ZをCIELAB色空間(L* a
* b* 色空間)にマッピングすれば、CIELAB色空
間での座標値L* ,a* ,b* に基づいて求めることが
できる。
めた補正XYZ表色系の三刺激値X,Y,Zに数2を適
用すれば、色相(H)、彩度(C)、明度(L)を求め
ることができる。色相(H)、彩度(C)、明度(L)
は、三刺激値X,Y,ZをCIELAB色空間(L* a
* b* 色空間)にマッピングすれば、CIELAB色空
間での座標値L* ,a* ,b* に基づいて求めることが
できる。
【0026】
【数2】
【0027】ここに、数1及び数2によれば、色相
(H)、彩度(C)、明度(L)はRGB表色系の三刺
激値R,G,Bのみを変数として求めることができるか
ら、RGB表色系の三刺激値R,G,Bから色相
(H)、彩度(C)、明度(L)、あるいはその逆に色
相(H)、彩度(C)、明度(L)からRGB表色系の
三刺激値R,G,Bへも変換することができる。そこ
で、R値、G値、B値と色相(H)、彩度(C)、明度
(L)の各値との変換表をルックアップテーブル4に持
たせておき、画像取込メモリ2R,2G,2Bに格納さ
れた各画素ごとの信号値から、色相(H)、彩度
(C)、明度(L)を求めて表示用画像メモリ3R、3
G、3Bに格納し、表示用画像メモリ3R、3G、3B
からルックアップテーブル4を通してR値、G値、B値
に変換して表示用回路10に送ることでディスプレイ装
置9に画像を表示することができる。
(H)、彩度(C)、明度(L)はRGB表色系の三刺
激値R,G,Bのみを変数として求めることができるか
ら、RGB表色系の三刺激値R,G,Bから色相
(H)、彩度(C)、明度(L)、あるいはその逆に色
相(H)、彩度(C)、明度(L)からRGB表色系の
三刺激値R,G,Bへも変換することができる。そこ
で、R値、G値、B値と色相(H)、彩度(C)、明度
(L)の各値との変換表をルックアップテーブル4に持
たせておき、画像取込メモリ2R,2G,2Bに格納さ
れた各画素ごとの信号値から、色相(H)、彩度
(C)、明度(L)を求めて表示用画像メモリ3R、3
G、3Bに格納し、表示用画像メモリ3R、3G、3B
からルックアップテーブル4を通してR値、G値、B値
に変換して表示用回路10に送ることでディスプレイ装
置9に画像を表示することができる。
【0028】このようにしてRGB表色系のR値、G
値、B値から色相(H)、彩度(C)、明度(L)への
変換が行われ、R値、G値、B値の代わりに色相
(H)、彩度(C)、明度(L)を用いて抽出色の特定
並びに色抽出処理を行うことができる。なお、色相
(H)、彩度(C)、明度(L)を用いた場合の抽出色
の指定や色抽出処理については、R値、G値、B値を用
いる場合と同様に行えるので説明は省略する。
値、B値から色相(H)、彩度(C)、明度(L)への
変換が行われ、R値、G値、B値の代わりに色相
(H)、彩度(C)、明度(L)を用いて抽出色の特定
並びに色抽出処理を行うことができる。なお、色相
(H)、彩度(C)、明度(L)を用いた場合の抽出色
の指定や色抽出処理については、R値、G値、B値を用
いる場合と同様に行えるので説明は省略する。
【0029】ところで、カラーTVカメラ1により撮像
したカラー画像内から特定の色範囲を抽出する際に、抽
出すべき色をディスプレイ装置9の画面に表示された色
から選択して指定する処理を行って抽出色を決定する代
わりに、以下のような処理を行って抽出色を決定するよ
うにしてもよい。
したカラー画像内から特定の色範囲を抽出する際に、抽
出すべき色をディスプレイ装置9の画面に表示された色
から選択して指定する処理を行って抽出色を決定する代
わりに、以下のような処理を行って抽出色を決定するよ
うにしてもよい。
【0030】例えば、色相(H)、彩度(C)、明度
(L)を使って抽出色を指定する場合であれば、図4に
示すようにディスプレイ装置9の画面に色相(H)、彩
度(C)、明度(L)の各値を設定するための所謂スラ
イダS1,S2,S3が表示される。これらのスライダ
S1〜S3は色相(H)、彩度(C)、明度(L)の各
値について設定可能な範囲を表示するスライダバーSB
1,SB2,SB3と、現在の設定を表すインジケータ
IC1,IC2,IC3とで構成されている。また、各
スライダバーSB1,SB2,SB3の右隣にはインジ
ケータIC1,IC2,IC3による現在の設定値が表
示される。
(L)を使って抽出色を指定する場合であれば、図4に
示すようにディスプレイ装置9の画面に色相(H)、彩
度(C)、明度(L)の各値を設定するための所謂スラ
イダS1,S2,S3が表示される。これらのスライダ
S1〜S3は色相(H)、彩度(C)、明度(L)の各
値について設定可能な範囲を表示するスライダバーSB
1,SB2,SB3と、現在の設定を表すインジケータ
IC1,IC2,IC3とで構成されている。また、各
スライダバーSB1,SB2,SB3の右隣にはインジ
ケータIC1,IC2,IC3による現在の設定値が表
示される。
【0031】そして、作業者がマウス等の入力装置8を
使ってインジケータIC1〜IC3を左右に移動(マウ
スの場合であればドラッグ)することにより、色相
(H)、彩度(C)、明度(L)の各値が変化し、スラ
イダバーSB1,SB2,SB3の右隣に表示される設
定値の数値も変化する。さらに、明度(L)に対応する
スライダS3の下の領域D5にはスライダS1〜S3を
使って設定された色が表示される。すなわち、設定され
た色相(H)、彩度(C)、明度(L)の各値がルック
アップテーブル4によりR値、G値、B値に変換されて
表示用回路10によってディスプレイ装置9の画面に表
示されるのである。但し、色相(H)、彩度(C)、明
度(L)の代わりにR値、G値、B値を使って抽出色の
設定を行うようにしてもよい。
使ってインジケータIC1〜IC3を左右に移動(マウ
スの場合であればドラッグ)することにより、色相
(H)、彩度(C)、明度(L)の各値が変化し、スラ
イダバーSB1,SB2,SB3の右隣に表示される設
定値の数値も変化する。さらに、明度(L)に対応する
スライダS3の下の領域D5にはスライダS1〜S3を
使って設定された色が表示される。すなわち、設定され
た色相(H)、彩度(C)、明度(L)の各値がルック
アップテーブル4によりR値、G値、B値に変換されて
表示用回路10によってディスプレイ装置9の画面に表
示されるのである。但し、色相(H)、彩度(C)、明
度(L)の代わりにR値、G値、B値を使って抽出色の
設定を行うようにしてもよい。
【0032】このように入力装置8を利用して抽出色を
簡単に設定することができるとともに、色抽出処理が実
行される前に予め抽出色を画面上で確認することがで
き、色抽出処理において作業者の意図しない色が抽出さ
れるのを防ぐことができる。その結果、作業者が抽出色
の設定を何度も繰り返すといった無駄な作業をしなくて
済むことから作業効率の向上が図れる。
簡単に設定することができるとともに、色抽出処理が実
行される前に予め抽出色を画面上で確認することがで
き、色抽出処理において作業者の意図しない色が抽出さ
れるのを防ぐことができる。その結果、作業者が抽出色
の設定を何度も繰り返すといった無駄な作業をしなくて
済むことから作業効率の向上が図れる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、カラー画像を撮像す
る撮像手段と、前記カラー画像より指定された抽出色と
同色とみなし得る領域を抽出する色抽出手段と、少なく
とも前記カラー画像を表示する表示手段と、前記色抽出
手段により抽出された領域と前記抽出色とを表示手段の
同一画面上に同時に表示させる表示制御手段とを備えた
ので、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認す
ることができるという効果がある。
る撮像手段と、前記カラー画像より指定された抽出色と
同色とみなし得る領域を抽出する色抽出手段と、少なく
とも前記カラー画像を表示する表示手段と、前記色抽出
手段により抽出された領域と前記抽出色とを表示手段の
同一画面上に同時に表示させる表示制御手段とを備えた
ので、抽出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認す
ることができるという効果がある。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記色抽出手段は、RGB表色系の三刺激値により
抽出色が指定されるので、請求項1の発明と同様の効果
を奏する。
て、前記色抽出手段は、RGB表色系の三刺激値により
抽出色が指定されるので、請求項1の発明と同様の効果
を奏する。
【0035】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、前記色抽出手段は、色相・明度・彩度により抽出色
が指定されるので、請求項1の発明と同様の効果を奏す
る。
て、前記色抽出手段は、色相・明度・彩度により抽出色
が指定されるので、請求項1の発明と同様の効果を奏す
る。
【0036】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定する色指定手段を備え、該色指
定手段で指定された抽出色を表示制御手段により表示手
段の画面上に表示するので、抽出色の指定が容易に行え
るという効果がある。
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定する色指定手段を備え、該色指
定手段で指定された抽出色を表示制御手段により表示手
段の画面上に表示するので、抽出色の指定が容易に行え
るという効果がある。
【0037】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該範
囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を指
定する色指定手段を備えたので、抽出色の指定がさらに
容易に行えるという効果がある。
て、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該範
囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を指
定する色指定手段を備えたので、抽出色の指定がさらに
容易に行えるという効果がある。
【0038】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、カラー画像より指定された抽出色と同色とみなし
得る領域を抽出するとともに抽出色を表示手段の画面上
に表示する色抽出画像処理装置の抽出色の表示方法にお
いて、前記カラー画像より抽出された領域と前記抽出色
とを表示手段の同一画面上に同時に表示させるので、抽
出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認することが
できるという効果がある。
めに、カラー画像より指定された抽出色と同色とみなし
得る領域を抽出するとともに抽出色を表示手段の画面上
に表示する色抽出画像処理装置の抽出色の表示方法にお
いて、前記カラー画像より抽出された領域と前記抽出色
とを表示手段の同一画面上に同時に表示させるので、抽
出色と抽出された領域を正確且つ同時に確認することが
できるという効果がある。
【0039】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、RGB表色系の三刺激値により抽出色を指定するの
で、請求項6の発明と同様の効果を奏する。
て、RGB表色系の三刺激値により抽出色を指定するの
で、請求項6の発明と同様の効果を奏する。
【0040】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、色相・明度・彩度により抽出色を指定するので、請
求項6の発明と同様の効果を奏する。
て、色相・明度・彩度により抽出色を指定するので、請
求項6の発明と同様の効果を奏する。
【0041】請求項9の発明は、請求項6又は7又は8
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定し、該抽出色を表示手段の画面
上に表示するので、抽出色の指定が容易に行えるという
効果がある。
の発明において、前記表示手段の画面上に表示される色
に基づいて抽出色を指定し、該抽出色を表示手段の画面
上に表示するので、抽出色の指定が容易に行えるという
効果がある。
【0042】請求項10の発明は、請求項6の発明にお
いて、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該
範囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を
指定するので、抽出色の指定がさらに容易に行えるとい
う効果がある。
いて、前記カラー画像の複数画素が含まれる範囲内で該
範囲に含まれる各画素の色成分の平均値により抽出色を
指定するので、抽出色の指定がさらに容易に行えるとい
う効果がある。
【図1】実施形態を示すブロック図である。
【図2】色抽出処理前の画面を示す図である。
【図3】色抽出処理後の画面を示す図である。
【図4】同上における抽出色の設定画面を示す図であ
る。
る。
1 カラーTVカメラ
2R,2G,2B 画像取込メモリ
3R、3G、3B 表示用画像メモリ
4 ルックアップテーブル
5 オーバーレイメモリ
6 CPU
7 演算用メモリ
8 入力装置
9 ディスプレイ装置
10 表示用回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 5/02 G09G 5/02 B 5C082
5/06 5/06 5E501
5/36 H04N 1/40 D 5L096
H04N 1/46 1/46 Z
1/60 G09G 5/36 520P
Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA05
DA13 DA35 DA65
5B057 BA11 CE16 CH07 DA08 DB06
DB09 DC25
5C066 AA01 AA11 BA01 CA11 GA01
GA33 GB03 HA03 KD06 KE04
KE09 KM11 LA02
5C077 MP08 PP32 PP35 PP46 PQ18
PQ23 SS05 SS07
5C079 HB01 HB06 LA02 MA04 MA17
MA19 NA29 PA05
5C082 AA01 AA27 BA12 BA34 BA35
BB25 BB51 CA12 CA54 CB06
DA86 MM09 MM10
5E501 AA20 AC15 BA03 CA03 CB14
EA34 FA14 FB28
5L096 AA02 FA15 GA40 JA11
Claims (10)
- 【請求項1】 カラー画像を撮像する撮像手段と、前記
カラー画像より指定された抽出色と同色とみなし得る領
域を抽出する色抽出手段と、少なくとも前記カラー画像
を表示する表示手段と、前記色抽出手段により抽出され
た領域と前記抽出色とを表示手段の同一画面上に同時に
表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする色
抽出画像処理装置。 - 【請求項2】 前記色抽出手段は、RGB表色系の三刺
激値により抽出色が指定されることを特徴とする請求項
1記載の色抽出画像処理装置。 - 【請求項3】 前記色抽出手段は、色相・明度・彩度に
より抽出色が指定されることを特徴とする請求項1記載
の色抽出画像処理装置。 - 【請求項4】 前記表示手段の画面上に表示される色に
基づいて抽出色を指定する色指定手段を備え、該色指定
手段で指定された抽出色を表示制御手段により表示手段
の画面上に表示することを特徴とする請求項1又は2又
は3記載の色抽出画像処理装置。 - 【請求項5】 前記カラー画像の複数画素が含まれる範
囲内で該範囲に含まれる各画素の色成分の平均値により
抽出色を指定する色指定手段を備えたことを特徴とする
請求項1記載の色抽出画像処理装置。 - 【請求項6】 カラー画像より指定された抽出色と同色
とみなし得る領域を抽出するとともに抽出された色を表
示手段の画面上に表示する色抽出画像処理装置の抽出色
の表示方法において、前記カラー画像より抽出された領
域と前記抽出色とを表示手段の同一画面上に同時に表示
させることを特徴とする色抽出画像処理装置の抽出色の
表示方法。 - 【請求項7】 RGB表色系の三刺激値により抽出色を
指定することを特徴とする請求項6記載の色抽出画像処
理装置の抽出色の表示方法。 - 【請求項8】 色相・明度・彩度により抽出色を指定す
ることを特徴とする請求項6記載の色抽出画像処理装置
の抽出色の表示方法。 - 【請求項9】 前記表示手段の画面上に表示される色に
基づいて抽出色を指定し、該抽出色を表示手段の画面上
に表示することを特徴とする請求項6又は7又は9記載
の色抽出画像処理装置の抽出色の表示方法。 - 【請求項10】 前記カラー画像の複数画素が含まれる
範囲内で該範囲に含まれる各画素の色成分の平均値によ
り抽出色を指定することを特徴とする請求項6記載の色
抽出画像処理装置の抽出色の表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002097438A JP2003299114A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 色抽出画像処理装置並びにその抽出色の表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002097438A JP2003299114A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 色抽出画像処理装置並びにその抽出色の表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003299114A true JP2003299114A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29387687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002097438A Withdrawn JP2003299114A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 色抽出画像処理装置並びにその抽出色の表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003299114A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082948A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Olympus Corp | 測定領域設定装置、測定領域設定方法および分光測定装置 |
JP2014116823A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Seiko Epson Corp | 記録データ生成装置、記録システム、プログラム、記録データ生成方法及び画像データ表示方法 |
JP2014170592A (ja) * | 2014-06-24 | 2014-09-18 | Omron Corp | 画像処理装置 |
JP2015072123A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 色評価結果画像生成装置、色評価結果画像生成プログラム、及び色評価結果表示装置 |
KR20160144077A (ko) * | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 동의대학교 산학협력단 | 휴대용 단말기를 활용한 미션 수행 서비스 제공 방법 |
JP2017122983A (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御方法、及び、情報端末 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002097438A patent/JP2003299114A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008082948A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Olympus Corp | 測定領域設定装置、測定領域設定方法および分光測定装置 |
JP2014116823A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Seiko Epson Corp | 記録データ生成装置、記録システム、プログラム、記録データ生成方法及び画像データ表示方法 |
JP2015072123A (ja) * | 2013-10-01 | 2015-04-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 色評価結果画像生成装置、色評価結果画像生成プログラム、及び色評価結果表示装置 |
JP2014170592A (ja) * | 2014-06-24 | 2014-09-18 | Omron Corp | 画像処理装置 |
KR20160144077A (ko) * | 2015-06-08 | 2016-12-16 | 동의대학교 산학협력단 | 휴대용 단말기를 활용한 미션 수행 서비스 제공 방법 |
KR102469440B1 (ko) * | 2015-06-08 | 2022-11-21 | 동의대학교 산학협력단 | 휴대용 단말기를 활용한 미션 수행 서비스 제공 방법 |
JP2017122983A (ja) * | 2016-01-05 | 2017-07-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 制御方法、及び、情報端末 |
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---|---|---|---|
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