JPH08201879A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08201879A
JPH08201879A JP748395A JP748395A JPH08201879A JP H08201879 A JPH08201879 A JP H08201879A JP 748395 A JP748395 A JP 748395A JP 748395 A JP748395 A JP 748395A JP H08201879 A JPH08201879 A JP H08201879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aspect ratio
photographing
lens
camera
switching
Prior art date
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Pending
Application number
JP748395A
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English (en)
Inventor
Hidenori Sakurai
英則 桜井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の撮影アスペクト比を容易に選択できる、
簡単で低コストのカメラを提供することを目的とする。 【構成】撮影レンズの前面を覆う位置と露呈させる位置
とに移動可能なレンズ保護カバー(バリヤ1)と、この
レンズ保護カバーと連動する押動部材4と、この押動部
材の移動により駆動され、複数の撮影アスペクト比の中
から一つを選択する選択手段(切換レバー2)と、この
選択手段により選択された撮影アスペクト比をフィルム
8の所定位置に記録する記録手段(写し込みLED9)
とを具備しており、上記レンズ保護カバーの開閉動作に
伴ない、上記選択手段が特定のアスペクト比に設定され
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、撮
影アスペクト比を選択可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影アスペクト比を選択可能なカ
メラは種々提案されており、たとえば特開平6−189
79号公報には複数のアスペクト比の中から特定のアス
ペクト比をフィルムの一駒毎に選択したり、継続したり
することが可能なカメラが提案されている。
【0003】また特公昭56−2327号公報には、以
下に示すような技術手段が開示されている。
【0004】レンズ保護カバーの距離設定部材と対応す
る位置の上下部にそれぞれ当接部が設けられ、この2つ
の当接部と対向する位置で距離設定部材上に2つの被当
接部が設けられている。そして、該レンズ保護カバーが
閉じられるとき、同カバーの閉じる動作に連動して上又
は下の当接部が被当接部に衝合し、距離設定部材(撮影
レンズ)を常焦点位置に移動させるようにしている。す
なわち、レンズ保護カバーが閉じられる以前では、近距
離撮影の状態にあった場合には同カバーが閉じるときに
いずれか一方、例えば上方の当接部が上方の被当接部に
衝合し、また遠距離撮影の状態にあった場合には、同カ
バーが閉じるときにその逆の下方の当接部が下方の被当
接部に衝合するようになっている。
【0005】さらに実公昭61−9385号公報には、
以下に示すような技術手段が提案されている。
【0006】レンズ保護カバーに1つの押動部材を設
け、撮影レンズに連動する距離設定部材に前記押動部材
が当接する第1,第2の被押動部材を設けてレンズ保護
カバーが閉じるときに、押動部材と第1の被押動部材
が、同カバーを開くときに押動部材と第2の被押動部材
がそれぞれ協働するようにした撮影レンズの常焦点位置
移動装置が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平6−18979号公報に記載されている技術手段で
は撮影シーケンスの状態を検出して断続し命令を出すの
で、カメラの制御を司るマイクロプロセッサは高機能の
仕様となるのでコストが高くなる。
【0008】また上記特公昭56−2327号公報に記
載されている技術手段では、焦点位置設定用なので、複
数の撮影アスペクト比を選出することはできない。
【0009】また構造上もこの機構を適用することは問
題がある。すなわち、レンズ保護カバーが撮影レンズを
覆う動作を行う際、カメラの撮影レンズをはさんでカメ
ラの上方と下方で当接部と非当接部を衝合させる必要が
ある。
【0010】ここで、上方で衝合するときは、前記レン
ズ保護カバーは上部に力を受け、下部で衝合するとき
は、下部に力を受けることになり、レンズ保護カバーが
閉じる前の撮影距離によって同カバーの力を受ける部分
が異る。レンズ保護カバーは通常、薄いプラスチック板
により形成されていて、カメラ本体の一部と撮影レンズ
とを同時に覆うようになっているため、このように同カ
バーが上又は下の異る部分に力を受けて移動すると同カ
バーに僅かながらもゆがみを生ずる。しかもこのゆがみ
の状態も同カバーへの力のかかり工合が変化することに
よって一定せず、常に変動するようになるので、レンズ
保護カバーの移動が円滑に行われなくなったり、或いは
極端な場合には同カバーが破損してしまう虞がある。
【0011】また、上記実公昭61−9385号に記載
されている装置では焦点位置設定用なので複数の撮影ア
スペクト比を選出することはできない。
【0012】さらに構造上も2つの被押動部材があり複
雑化しておりコストアップにつながっている。
【0013】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、複数の撮影アスペクト比を容易に選択でき
る、簡単で低コストのカメラを提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のカメラは、撮影レンズの前面を
覆う位置と露呈させる位置とに移動可能なレンズ保護カ
バーと、このレンズ保護カバーと連動する押動部材と、
この押動部材の移動により駆動され、複数の撮影アスペ
クト比の中から一つを選択する選択手段と、この選択手
段により選択された撮影アスペクト比をフィルムの所定
位置に記録する記録手段とを具備しており、上記レンズ
保護カバーの開閉動作に伴ない、上記選択手段が特定の
アスペクト比に設定されることを特徴とする。
【0015】上記の目的を達成するために本発明による
第2のカメラは、上記第1のカメラにおいて上記レンズ
保護カバーの閉動作に伴なって上記選択手段が特定のア
スペクト比に設定されることを特徴とする。
【0016】上記の目的を達成するために本発明による
第3のカメラは、撮影レンズ鏡筒と、この撮影レンズ鏡
筒の沈胴動作に連動する連動部材と、この連動部材の移
動により駆動され、複数の撮影アスペクト比の中から一
つを選択する選択手段と、この選択手段により選択され
た撮影アスペクト比をフィルムの所定位置に記録する記
録手段とを具備する。
【0017】
【作用】本発明による第1のカメラは、上記レンズ保護
カバーの開閉動作に伴ない、上記選択手段が特定のアス
ペクト比に設定される。
【0018】本発明による第2のカメラは、上記第1の
カメラにおいて、上記レンズ保護カバーの閉動作に伴な
って上記選択手段が特定のアスペクト比に設定される。
【0019】本発明による第3のカメラは、上記撮影レ
ンズ鏡筒の沈胴状態に伴い、上記選択手段が特定の撮影
アスペクト比に設定される。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0021】図1は、本発明の第1実施例のカメラを示
した外観斜視図である。
【0022】このカメラは通常の撮影機能を有してお
り、カメラ本体5の前面中央部に撮影レンズ3が配設さ
れている。また、該撮影レンズ3の下方には撮影アスペ
クト比を選択する切換レバー2が配設されている。さら
に、該カメラ本体5の前面にはレンズ保護カバーである
バリヤ1が摺動可能に配設されており、上記撮影レンズ
3および切換レバー2が露呈する位置と覆隠される位置
とに開閉するようになっている。
【0023】図2,図3は、本実施例のカメラにおける
上記撮影アスペクト比を選択する切換レバー2の動作を
示す要部断面図であり、図2は上記バリヤ1が開成した
際の状態、図3は該バリヤ1が閉成した際の状態をそれ
ぞれ示している。
【0024】図に示すように、切換レバー2の裏面側に
は、カメラ本体5に穿設されたガイド孔5aに摺動自在
に挿通された係合部2aが突設されている。また、上記
カメラ本体5内部には、その前面壁5bの内側に沿って
摺動自在に撮影アスペクト比切換記録手段10が配設さ
れている。該撮影アスペクト比切換記録手段10は図
中、上方から見て略コの字形状を呈しており、その前壁
10aには、上記切換レバー2の係合部2aが一体的に
固着されている。さらに、該前壁10aの端部には弾性
材料で構成された係止部6が基端部をネジ等で固定され
て配設されている。
【0025】上記係止部6の先端部にはくの字形状のク
リック部6aが形成されており、該クリック部6aの頂
部はカメラ本体5の前面壁5b内側に刻設された3つの
クリック係合部7に係合するようになっている。
【0026】一方、上述したようにカメラ本体5の前方
にはバリヤ1が配設されている。このバリヤ1の裏面側
には押動部材4が突設されており、該バリヤ1が閉成さ
れた際に、図3に示すように該押動部材4の当接面4a
で上記切換レバー2を図中、右方向に押圧し、該切換レ
バー2を撮影アスペクト比切換値“H”ポジションに設
定する(図1参照)。このとき、上記係止部6のクリッ
ク部6aは、図中、右側のクリック係合部7に係合し係
止されている。なお、この状態で上記バリヤ1を開成す
ると、上記切換レバー2は“H”ポジションに設定され
たままである。
【0027】また、図2に示すように、上記バリヤ1を
開成して切換レバー2を1クリック分移動させると、該
切換レバー2は撮影アスペクト比切換値“L”ポジショ
ンに設定される(図1参照)。このとき、上記係止部6
のクリック部6aは、真ん中のクリック係合部7に係合
し係止されている。さらに、図示はしないが上記切換レ
バー2をさらに1クリック分ほど図中、左方に移動させ
ると、該切換レバー2は撮影アスペクト比切換値“P”
ポジションに設定される。このとき、上記係止部6のク
リック部6aは、左側のクリック係合部7に係合し係止
されている。
【0028】上記切換レバー2が上述した撮影アスペク
ト比切換値“H”ポジション,“L”ポジション,
“P”ポジションに設定されると、それぞれ所定の撮影
アスペクト比が設定されるようになっている。
【0029】図4は、本第1実施例のカメラが選択可能
な3種類の撮影アスペクト比の撮影画角を示した正面図
である。
【0030】図4(a)は撮影アスペクト比切換値
“H”を選択して撮影した場合、すなわち上記切換レバ
ー2が“H”ポジションに設定された場合において、プ
リント時にプリントされる領域を示しており、アスペク
ト比は約1:1.8である。
【0031】図4(b)は撮影アスペクト比切換値
“L”を選択して撮影した場合、すなわち上記切換レバ
ー2が“L”ポジションに設定された場合において、同
様にプリント時にプリントされる領域を示しており、ア
スペクト比は約1:1.4である。
【0032】図4(c)は撮影アスペクト比切換値
“P”を選択して撮影した場合、すなわち上記切換レバ
ー2が“P”ポジションに設定された場合において、同
様にプリント時にプリントされる領域を示しており、ア
スペクト比は約1:2.9である。
【0033】図2に戻って、上記切換レバー2を切換え
ると、上述したように該切換レバー2と一体的に固着さ
れている撮影アスペクト比切換記録手段10も図中、左
右方向に移動する。該撮影アスペクト比切換記録手段1
0の後壁10bの内側近傍には、カメラ本体5に固定さ
れた写し込みLED9が配設されており、さらに、該後
壁10bにおける上記写し込みLED9の対向面には、
所定の孔10c,10dが形成されている。なお、該後
壁10bの後方極近傍には、フィルム8の下端部が位置
している。
【0034】図3に示すように、上記切換レバー2が
“H”ポジションにあるとき、撮影アスペクト比切換記
録手段10は図中、右方に位置しており、このとき、上
記写し込みLED9の前面は上記後壁10bにより覆わ
れている。
【0035】一方、図2に示すように、上記切換レバー
2が“L”ポジションにあるとき、撮影アスペクト比切
換記録手段10は図中、左方に移動し、このとき、上記
写し込みLED9の前面には上記後壁10bに穿設され
た2つの孔10cが位置することになる。
【0036】さらに、図示はしないが、上記切換レバー
2が“P”ポジションにあるとき、撮影アスペクト比切
換記録手段10は図2に示す位置よりさらに左方に移動
し、上記写し込みLED9の前面には上記後壁10bに
穿設された孔10dが位置することになる。
【0037】また、図14に示すように、撮影アスペク
ト比切換記録手段10を以下の3つの位置に移動させる
ことによって切換を行うことが可能である。すなわち、
撮影アスペクト比切換記録手段10は、本体マスク部2
4側に穿設された2つの孔を全て覆う位置、1つの孔の
みを覆う位置、そして全ての孔を覆わない位置の、3つ
の位置の間を移動される。この移動が完了した後にLE
D9が発光し、フィルム8に露光を行う。
【0038】上記切換レバー2が“L”,“P”ポジシ
ョンに設定された際に、上記写し込みLED9を点灯さ
せると、フィルム8の下端部に所定のマークを写し込む
ことができる(図5参照)。
【0039】図5は、本実施例のカメラにおける、フィ
ルムの情報記録部(写し込み部)の位置を示した正面図
であり、図6は、各撮影アスペクト比に対応する上記フ
ィルムの情報記録部に写し込まれるマークを示した要部
拡大正面図である。
【0040】図5に示すように、フィルム8の下端部に
おける斜線部8aに上記写し込みLED9,撮影アスペ
クト比切換記録手段10によって図6(a),(b),
(c)に示すようにマーク(図中、黒く塗りつぶしてあ
る)を写し込むようになっている。このマークは、プリ
ント時の撮影アスペクト比を指示するものである。
【0041】すなわち、図6(a)は、アスペクト比切
換値“H”を選択した場合、同図(b)はアスペクト比
切換値“L”を選択した場合、同図(c)はアスペクト
比切換値“P”を選択した場合をそれぞれ示している。
そして、上記撮影アスペクト比切換値が“H”,
“L”,“P”のいずれかであることを示す情報をプリ
ントの各駒に記録(又は写し込む)ことによって所望の
プリント比のプリントを得ることができる。
【0042】なお、本実施例においては、上記押動部材
4はバリヤ1に一体に形成されているが、これに限るこ
となく、別体に構成され該バリヤ1に固着されてもよ
い。
【0043】また、本実施例においては、選択可能な撮
影アスペクト比を3種類としたが、これに限ることな
く、2種類、あるいは4種類以上であっても本実施例が
適用できることはいうまでもない。
【0044】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0045】図7は、本発明の第2実施例のカメラを示
した外観斜視図であり、図8は、本第2実施例における
撮影アスペクト比切換手段を示した要部斜視図である。
なお、図7は、バリヤが開成した状態を示しており、ま
た、図7及び図8の状態は撮影アスペクト比切換値が
“H”である場合の状態を示している。
【0046】上記第1実施例のカメラにおいては摺動型
の切換レバー2により撮影アスペクト比を切換えていた
が、本第2実施例では回動型の切換レバー11を配設
し、該切換レバー2と同様に撮影アスペクト比を切換え
ることを特徴とする。その他の構成は上記第1実施例と
ほぼ同様であるので、ここでは差異のみに言及し、同一
部分の説明は省略する。
【0047】上記第1実施例と同様の撮影レンズ3の下
方には、回動型の切換レバー11が配設されている。図
7,図8においては該切換レバー11は、撮影アスペク
ト比切換値が“H”の場合の状態を示しているが、該撮
影アスペクト比切換値が“P”あるは“L”の場合は、
図8に示すように、それぞれ1点鎖線で示す11a,1
1bの位置に設定されるようになっている。
【0048】本実施例においては、バリヤ1の裏面側に
は図8に示すようにコの字形状を呈する押動部34が該
バリヤ1より一体的に突設されている。そして、上記切
換レバー11が“P”ポジションあるいは“L”ポジシ
ョンに回動された状態で、上記バリヤ1を開成状態より
再び閉じると該押動部34の上下部に形成された当接面
34a,34bにより切換レバー11が押圧され、該切
換レバー11は再び撮影アスペクト比切換値“H”の位
置に戻るようになっている。すなわち、切換レバー11
が11aの位置にあるときは押動部34の当接面34a
で、同様に11bの位置にあるときは当接面34bで該
切換レバー11を押圧する。
【0049】また、図8に示すように、カメラ本体5内
部の上記切換レバー11の後方には、上記第1実施例に
おける撮影アスペクト比切換記録手段10と同様の役目
を果たす撮影アスペクト比切換記録手段30が配設され
ている。該撮影アスペクト比切換記録手段30は図示の
如く略半円形状の呈し、切換レバー11とは軸31とで
連結され、該切換レバー11と一体的に該軸31の周り
に回動するようになっている。
【0050】上記撮影アスペクト比切換記録手段30に
は切換レバー11の位置に対応した穿孔30a,30b
が穿設されており、該撮影アスペクト比切換記録手段3
0の前方近傍に配設された写し込みLED9により、上
記第1実施例と同様に撮影アスペクト比切換値に対応し
たマークがフィルムに写し込まれるようになっている。
【0051】すなわち、上記切換レバー11が撮影アス
ペクト比切換値“H”ポジションに位置している場合
は、写し込みLED9の前面は撮影アスペクト比切換記
録手段30により覆われているが、該切換レバー11が
撮影アスペクト比切換値“P”ポジションまで回動して
図中、符号11aに位置すると、該切換レバー11に連
動した撮影アスペクト比切換記録手段30が回動し、写
し込みLED9の前面には穿孔30aが位置する。した
がって、該写し込みLED9の点灯により、フィルムに
は該穿孔30aに対応するマークが写し込まれる。
【0052】一方、上記切換レバー11が撮影アスペク
ト比切換値“L”ポジションまで回動して図中、符号1
1bに位置すると、該切換レバー11に連動した撮影ア
スペクト比切換記録手段30が回動し、写し込みLED
9の前面には穿孔30bが位置する。したがって、該写
し込みLED9の点灯により、フィルムには該穿孔30
bに対応するマークが写し込まれる。これにより、上記
フィルムには、各撮影アスペクト比により上記第1実施
例と同様に図6に示すマークが写し込まれる。
【0053】ここで、上述した図14に示した変形例と
同様に、本体側に孔を形成し、それを撮影アスペクト比
切換記録手段によって覆うことで切換えを行ってもよい
ことは勿論である。
【0054】図9は、本第2実施例のカメラにおけるフ
ァインダ視野枠切換手段を示した要部斜視図である。
【0055】図に示すように、上記切換レバー11と撮
影アスペクト比切換記録手段30との連結軸31には、
同軸にギヤー32が一体的に配設されている。また、該
ギヤー32の上方にはファインダ視野枠部14が配設さ
れている。該ファインダ視野枠部14の下部は撮影レン
ズ3のレンズ保持枠15が形成されており、該レンズ保
持枠15に外周面にはギヤー部が形成され、上記ギヤー
32と噛合している。
【0056】上記ファインダ視野枠部14の上部には、
上述した撮影アスペクト比に対応したファインダ視野枠
14a,14b,14cが形成されており、上記ギヤー
32,レンズ保持枠15を介して、上記切換レバー11
の撮影アスペクト比切換値に対応して切換わるようにな
っている。上記ファインダ視野枠部14の後方には、フ
ァインダ対物レンズ12,ファインダ接眼レンズ13が
配設されており、ファインダ視野枠14a,14b,1
4cに対応した視野が形成されるようになっている。
【0057】なお、本実施例においては、上記ファイン
ダ視野枠部14をファインダ対物レンズ12の前方に配
設したが、ファインダ接眼レンズ13前部の光枠ピント
結合位置に設置しても、同等の効果を得ることができ
る。
【0058】また、本第2実施例では、上記ファインダ
視野枠部14の切換手段としてギヤーを用い、切換レバ
ー11の回動動作を該ファインダ視野枠部14の切換動
作に変換したが、変換機構としたラック&ピニオン機構
を用いることで、上記第1実施例における切換レバー2
(スライドレバー)に対応することも可能である。
【0059】次に、本発明の第3実施例を説明する。
【0060】図10は、上記第3実施例のカメラの要部
を示す要部斜視図であり、撮影アスペクト比切換値が
“P”ポジションに設定されている状態を示している。
【0061】この第3実施例のカメラは、図示しない駆
動源により駆動される送りネジ18に連動して撮影レン
ズ3のレンズ保持枠22が繰り出し、繰り込み動作を行
うようになっている。すなわち、該送りネジ18が回動
すると、ナット19によりレンズ保持枠22が後方に押
圧され沈胴方向に移動するようになっている。
【0062】上記レンズ保持枠22の後面からはクラン
ク形状の撮影レンズ沈胴部材20が延出しており、該レ
ンズ保持枠22が沈胴すると、その先端部が撮影アスペ
クト比切換記録手段40の上面に配設された剛的弾性部
材20に当接し後方に向けて付勢するようになってい
る。このとき、該剛的弾性部材20は該レンズ保持枠2
2の沈胴動作による付勢力では変形されることはない
が、この動作に伴い撮影アスペクト比切換記録手段40
は、図中、矢印の方向に移動することになる。
【0063】この撮影アスペクト比切換記録手段40の
移動に伴い、該撮影アスペクト比切換記録手段40に固
着されている切換レバー41が同方向に移動し、撮影ア
スペクト比切換値“H”のポジションに設置される。
【0064】この後、すなわち、撮影レンズ3のレンズ
保持枠22が沈胴した状態で切換レバー41を“P”ポ
ジションあるいは“L”ポジションに設定するため、図
中、矢印方向とは反対の方向に該切換レバー41を移動
させると、同切換レバー41に連動して上記剛的弾性部
材20が変形して上記撮影アスペクト比切換記録手段4
0も同方向に移動する。
【0065】図11は、本発明の第4実施例のカメラを
示す要部断面図である。
【0066】この第4実施例のカメラは、基本的な構成
は上記第1実施例と同様であるため、ここでは差異のみ
の説明に止め、その他の同一部分の説明は省略する。
【0067】本実施例では、写し込みLED9の出力端
子にリーフスイッチ16が接続され、図示しない電気回
路からの電源供給のもと、該スイッチにより点灯が制御
されるようになっている。一方、撮影アスペクト比切換
記録手段10の前面壁10aからは後方に向けてスイッ
チ押圧部17が突設されており、該撮影アスペクト比切
換記録手段10の移動に伴いスイッチ押圧部17が上記
リーフスイッチ16をオンさせるようになっている。
【0068】図11に示すように撮影アスペクト比切換
値が“H”ポジションにある場合は、上記リーフスイッ
チ16はオフ状態であり、写し込みLED9は非点灯状
態である。この状態より撮影アスペクト比切換値を
“P”あるいは“L”ポジションに切換えると、上記撮
影アスペクト比切換記録手段10が図中、左方向に移動
し、上記スイッチ押圧部17がリーフスイッチ16の先
端部を押圧して写し込みLED9を点灯させる。これに
より、フィルム8(図2参照)に穿孔10c,10dに
応じたマークが写し込まれるようになっている。
【0069】図12は、本発明の第5実施例のカメラを
示す外観斜視図であり、図13は、該実施例のカメラの
要部を示した要部斜視図である。なお、図12,図13
は共に撮影アスペクト比切換値が“H”である場合の状
態を示している。
【0070】この実施例のカメラは、撮影レンズ保護カ
バーであるバリヤ51がカメラ本体5の内部に配設され
た例である。
【0071】上記バリヤ51はカメラ本体内において撮
影レンズ3の前方に配設されていて、該カメラ本体前面
に配設されたバリヤ開閉レバー23の回動軸52で連結
され、該バリヤ開閉レバー23の回動動作に連動してそ
の先端部で撮影レンズ3を露呈させる位置と覆隠する位
置とに回動するようになっている。すなわち、図12に
示すように上記バリヤ開閉レバー23を“CLOSE”の位
置に設定すると、上記バリヤ51の先端部は撮影レンズ
3の前方に位置して該レンズを覆うようになっており、
該バリヤ開閉レバー23を“OPEN”の位置まで回動する
と該バリヤ51の先端部は撮影レンズ3から離間して該
レンズが露呈されるようになっている。
【0072】また、上記バリヤ51の自由端部の中程か
らは突部51aが、上記撮影アスペクト比切換記録手段
10と同様な役目を果たす撮影アスペクト比切換記録手
段50に向けて突設している。そして、上記バリヤ開閉
レバー23を“CLOSE”の位置に設定すると該突部51
aが撮影アスペクト比切換記録手段50を図13中、右
方向に押圧し同方向に移動させるようになっている。
【0073】上記撮影アスペクト比切換記録手段50
は、その前部に上記第1実施例と同様の切換レバー2が
固着されていると共に、後部には上記第1実施例と同様
な穿孔が穿設されている。また、該穿孔の近傍には写し
込みLED9が配設されている。
【0074】これにより、上記バリヤ開閉レバー23を
“CLOSE”の位置に設定すると、バリヤ51が同方向に
回動し、撮影アスペクト比切換記録手段50が図13
中、右方向に移動する。これにともない、切換レバー2
が“H”ポジションに設定され、写し込みLED9は撮
影アスペクト比切換記録手段50の後部により覆われ
る。
【0075】この撮影アスペクト比切換値が“H”の状
態より、上記バリヤ開閉レバー23を“OPEN”の位置ま
で回動すると、撮影可能状態になるとともに上記突部5
1aは撮影アスペクト比切換記録手段50の当接面から
は離間するが、該撮影アスペクト比切換記録手段50
は、“H”ポジションの状態を保持している。そして、
撮影者は所望の撮影アスペクト比切換値を選択した後、
撮影を行うようになっている。
【0076】以上説明したように、上記各実施例によれ
ば、撮影レンズ保護カバー(バリヤ1)の開閉毎に撮影
アスペクト比を特定の設定値に戻すことにより、他の撮
影アスペクト比を選択した場合の戻し忘れを防止できる
効果がある。
【0077】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 撮影レンズの前面を覆う位置と露呈させる位置
とに移動可能なレンズ保護カバーと、このレンズ保護カ
バーと連動する押動部材と、この押動部材の移動により
駆動され、複数の撮影アスペクト比の中から一つを選択
する選択手段と、この選択手段により選択された撮影ア
スペクト比をフィルムの所定位置に記録する記録手段
と、を具備しており、上記レンズ保護カバーの開閉動作
に伴ない、上記選択手段が特定のアスペクト比に設定さ
れることを特徴とするカメラ。
【0078】(2) 撮影レンズ鏡筒と、この撮影レン
ズ鏡筒の沈胴動作に連動する連動部材と、この連動部材
の移動により駆動され、複数の撮影アスペクト比の中か
ら一つを選択する選択手段と、この選択手段により選択
された撮影アスペクト比をフィルムの所定位置に記録す
る記録手段と、を具備しており、上記撮影レンズ鏡筒の
沈胴動作に伴ない、上記選択手段が特定のアスペクト比
に設定されることを特徴とするカメラ。
【0079】(3) 撮影レンズの前面を覆う位置と露
呈させる位置とに移動可能なレンズ保護カバーと、この
レンズ保護カバーの位置を切換える切換レバーと、この
切換レバーの切換動作により駆動され、複数の撮影アス
ペクト比の中から一つを選択する選択手段と、この選択
手段により選択された撮影アスペクト比をフィルムの所
定位置に記録する記録手段と、を具備しており、上記切
換レバーの切換動作に伴ない、上記選択手段が特定のア
スペクト比に設定されることを特徴とするカメラ。
【0080】(4) 上記(1),(2),(3)項の
何れか一つにおいて、特定のアスペクト比は、上記選択
手段が3つの位置の内の中央部分に移動された際に選択
されるアスペクト比である。
【0081】(5) 上記(1),(4)項の何れかに
おいて、上記押動部材はレンズ保護カバーと一体的に形
成されている。
【0082】(6) 上記(1),(4),(5)項の
何れか一つにおいて、上記レンズ保護カバーの閉動作に
伴って上記選択手段が特定のアスペクト比に設定され
る。
【0083】(7) 上記(1),(2),(4),
(5),(6)項の何れか一つにおいて、上記選択手段
は、ファインダ画面の表示を設定する手段と連結されて
いる。
【0084】(8) 上記(1),(2),(4),
(5),(6)項の何れか一つにおいて、上記記録手段
は、ファインダ画面の表示を設定する手段と連結され
る。
【0085】(9) 上記(1)項において、上記特定
のアスペクト比が選択された際には、上記記録手段の記
録動作を禁止する。
【0086】(10) 上記(1),(8)項の何れか
において、上記記録手段は発光素子によりフィルム面に
情報を写し込む。
【0087】(11) 上記(1),(6),(7)項
の何れかにおいて、上記選択手段は、撮影レンズに対し
て所定方向に延びる軸周りに回動される回動部材であ
る。
【0088】(12) 上記(10)項において、上記
発光素子は毎回の記録において発光する。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の撮影アスペクト比を容易に選択できる、簡単で低コ
ストのカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラを示した外観斜視
図である。
【図2】上記第1実施例のカメラにおいて、バリヤが開
成した際の撮影アスペクト比を選択する切換レバーの動
作を示す要部断面図である。
【図3】上記第1実施例のカメラにおいて、バリヤが閉
成した際の撮影アスペクト比を選択する切換レバーの動
作を示す要部断面図である。
【図4】上記第1実施例のカメラが選択可能な3種類の
撮影アスペクト比の撮影画角を示した正面図である。
【図5】上記第1実施例のカメラにおける、フィルムの
情報記録部(写し込み部)の位置を示した正面図であ
る。
【図6】上記第1実施例のカメラにおける、各撮影アス
ペクト比に対応するフィルムの情報記録部に写し込まれ
るマークを示した要部拡大正面図である。
【図7】本発明の第2実施例のカメラを示した外観斜視
図である。
【図8】上記第2実施例における撮影アスペクト比切換
手段を示した要部斜視図である。
【図9】上記第2実施例のカメラにおけるファインダ視
野枠切換手段を示した要部斜視図である。
【図10】本発明の第3実施例のカメラの要部を示す要
部斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例のカメラの要部を示す要
部断面図である。
【図12】本発明の第5実施例のカメラを示す外観斜視
図である。
【図13】上記第5実施例のカメラの要部を示した要部
斜視図である。
【図14】上記第1実施例のカメラにおいて、フィルム
の情報記録部への写し込み手段の変形例を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
1…バリヤ 2…切換レバー 3…撮影レンズ 4…押動部材 5…カメラ本体 6…係止部 7…クリック係合部 8…フィルム 9…写し込みLED 10…撮影アスペクト比切換記録手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの前面を覆う位置と露呈させ
    る位置とに移動可能なレンズ保護カバーと、 このレンズ保護カバーと連動する押動部材と、 この押動部材の移動により駆動され、複数の撮影アスペ
    クト比の中から一つを選択する選択手段と、 この選択手段により選択された撮影アスペクト比をフィ
    ルムの所定位置に記録する記録手段と、 を具備しており、上記レンズ保護カバーの開閉動作に伴
    ない、上記選択手段が特定のアスペクト比に設定される
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記レンズ保護カバーの閉動作に伴なっ
    て上記選択手段が特定のアスペクト比に設定されること
    を特徴とする、請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影レンズ鏡筒と、 この撮影レンズ鏡筒の沈胴動作に連動する連動部材と、 この連動部材の移動により駆動され、複数の撮影アスペ
    クト比の中から一つを選択する選択手段と、 この選択手段により選択された撮影アスペクト比をフィ
    ルムの所定位置に記録する記録手段と、 を具備しており、上記撮影レンズ鏡筒の沈胴状態に伴
    い、上記選択手段が特定の撮影アスペクト比に設定され
    ることを特徴とするカメラ。
JP748395A 1995-01-20 1995-01-20 カメラ Pending JPH08201879A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100591938B1 (ko) * 1996-07-12 2006-10-24 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 카메라용 프린트 포맷 선택장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100591938B1 (ko) * 1996-07-12 2006-10-24 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 카메라용 프린트 포맷 선택장치

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