JPH08201734A - 眼用レンズ材料 - Google Patents
眼用レンズ材料Info
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- JPH08201734A JPH08201734A JP7010721A JP1072195A JPH08201734A JP H08201734 A JPH08201734 A JP H08201734A JP 7010721 A JP7010721 A JP 7010721A JP 1072195 A JP1072195 A JP 1072195A JP H08201734 A JPH08201734 A JP H08201734A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B1/00—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
- G02B1/04—Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
- G02B1/041—Lenses
- G02B1/043—Contact lenses
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 すぐれた透明性を具備しつつ、良好な酸素透
過性を有するほか、耐熱性、紫外線吸収性および成形加
工性にすぐれ、比較的高い屈折率を有する眼用レンズ材
料を提供すること。 【構成】 一般式(I): 【化34】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は水素原子、炭素
数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシル基
または一般式(II): 【化35】 (式中、R5 、R6 およびR7 は炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜5のアルコキシル基またはフェニル基
を示す)で表わされる基を示す)で表わされる繰り返し
単位を有するシリコン含有重合体を含有してなる透明な
眼用レンズ材料。
過性を有するほか、耐熱性、紫外線吸収性および成形加
工性にすぐれ、比較的高い屈折率を有する眼用レンズ材
料を提供すること。 【構成】 一般式(I): 【化34】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は水素原子、炭素
数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシル基
または一般式(II): 【化35】 (式中、R5 、R6 およびR7 は炭素数1〜5のアルキ
ル基、炭素数1〜5のアルコキシル基またはフェニル基
を示す)で表わされる基を示す)で表わされる繰り返し
単位を有するシリコン含有重合体を含有してなる透明な
眼用レンズ材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な眼用レンズ材料
に関する。さらに詳しくは、すぐれた透明性を具備しつ
つ、良好な酸素透過性ならびにすぐれた成形加工性およ
び耐熱性(高いガラス転移温度)を有し、さらに紫外線
吸収性にもすぐれ、比較的高い屈折率を有し、たとえば
コンタクトレンズ、眼内レンズなどに好適に使用しうる
眼用レンズ材料に関する。
に関する。さらに詳しくは、すぐれた透明性を具備しつ
つ、良好な酸素透過性ならびにすぐれた成形加工性およ
び耐熱性(高いガラス転移温度)を有し、さらに紫外線
吸収性にもすぐれ、比較的高い屈折率を有し、たとえば
コンタクトレンズ、眼内レンズなどに好適に使用しうる
眼用レンズ材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、眼用レンズ、とくにコンタクトレ
ンズには、角膜組織の新陳代謝機能が阻害されないよう
にするために充分な量の酸素をレンズを通して角膜に供
給する必要があることから、酸素透過性にすぐれている
ことが重要な要件の1つとして要求されている。
ンズには、角膜組織の新陳代謝機能が阻害されないよう
にするために充分な量の酸素をレンズを通して角膜に供
給する必要があることから、酸素透過性にすぐれている
ことが重要な要件の1つとして要求されている。
【0003】また眼内レンズでは、眼内に挿入する前に
施される高圧蒸気滅菌の際の加熱に耐えうるだけの耐熱
性を有することが重要な要件の1つとして要求されてい
る。
施される高圧蒸気滅菌の際の加熱に耐えうるだけの耐熱
性を有することが重要な要件の1つとして要求されてい
る。
【0004】さらに紫外線による眼に対する悪影響を抑
制するために、紫外線吸収剤が配合されたコンタクトレ
ンズや眼内レンズが用いられているが、かかる紫外線吸
収剤が配合されたコンタクトレンズや眼内レンズ、とく
に高酸素透過性コンタクトレンズは、紫外線吸収剤が溶
出しやすく、安全性の点で問題がある。
制するために、紫外線吸収剤が配合されたコンタクトレ
ンズや眼内レンズが用いられているが、かかる紫外線吸
収剤が配合されたコンタクトレンズや眼内レンズ、とく
に高酸素透過性コンタクトレンズは、紫外線吸収剤が溶
出しやすく、安全性の点で問題がある。
【0005】したがって、従来、透明性を具備しつつ、
酸素透過性および耐熱性がより一層向上し、紫外線吸収
剤が配合されていなくてもすぐれた紫外線吸収性を呈す
る眼用レンズ材料の開発が望まれている。
酸素透過性および耐熱性がより一層向上し、紫外線吸収
剤が配合されていなくてもすぐれた紫外線吸収性を呈す
る眼用レンズ材料の開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、前記従来技術に鑑みて、すぐれた透明性を具備しつ
つ、良好な酸素透過性を有するほか、耐熱性、紫外線吸
収性などにすぐれるとともに、さらには成形加工性にも
すぐれた眼用レンズ材料を開発するべく鋭意研究を重ね
た結果、かかる眼用レンズ材料を見出し、本発明を完成
するにいたった。
は、前記従来技術に鑑みて、すぐれた透明性を具備しつ
つ、良好な酸素透過性を有するほか、耐熱性、紫外線吸
収性などにすぐれるとともに、さらには成形加工性にも
すぐれた眼用レンズ材料を開発するべく鋭意研究を重ね
た結果、かかる眼用レンズ材料を見出し、本発明を完成
するにいたった。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(I):
般式(I):
【0008】
【化3】
【0009】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそ
れぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシル基または一般式(II):
れぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシル基または一般式(II):
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R5 、R6 およびR7 はそれぞれ
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基を示す)で表わされる基
を示す)で表わされる繰り返し単位を有するシリコン含
有重合体を含有してなる透明な眼用レンズ材料に関す
る。
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基を示す)で表わされる基
を示す)で表わされる繰り返し単位を有するシリコン含
有重合体を含有してなる透明な眼用レンズ材料に関す
る。
【0012】
【作用および実施例】本発明の透明な眼用レンズ材料
は、前記したように、一般式(I):
は、前記したように、一般式(I):
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそ
れぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシル基または一般式(II):
れぞれ独立して水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
炭素数1〜5のアルコキシル基または一般式(II):
【0015】
【化6】
【0016】(式中、R5 、R6 およびR7 はそれぞれ
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基を示す)で表わされる基
を示す)で表わされる繰り返し単位を有するシリコン含
有重合体を含有したものである。
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基を示す)で表わされる基
を示す)で表わされる繰り返し単位を有するシリコン含
有重合体を含有したものである。
【0017】前記一般式(I)で表わされる繰り返し単
位を有するシリコン含有重合体(以下、重合体(A)と
いう)は、とくにえられる眼用レンズ材料の透明性、成
形加工性(成膜性)、酸素透過性を向上させるほか、ガ
ラス転移温度が高く、耐熱性を向上させ、さらに紫外線
吸収性や屈折率も向上させる成分である。
位を有するシリコン含有重合体(以下、重合体(A)と
いう)は、とくにえられる眼用レンズ材料の透明性、成
形加工性(成膜性)、酸素透過性を向上させるほか、ガ
ラス転移温度が高く、耐熱性を向上させ、さらに紫外線
吸収性や屈折率も向上させる成分である。
【0018】なお、本発明に用いられる重合体(A)
は、その繰り返し単位中の置換基R1、R2 、R3 およ
びR4 が、繰り返し単位ごとにそれぞれ同一であっても
よく、異なっていてもよい。
は、その繰り返し単位中の置換基R1、R2 、R3 およ
びR4 が、繰り返し単位ごとにそれぞれ同一であっても
よく、異なっていてもよい。
【0019】前記重合体(A)を製造する方法にはとく
限定がなく、たとえば2,6−ジメチルポリフェニレン
エーテルをシリル化させる方法などが採用される。
限定がなく、たとえば2,6−ジメチルポリフェニレン
エーテルをシリル化させる方法などが採用される。
【0020】前記2,6−ジメチルポリフェニレンエー
テルをシリル化させる方法にはとくに限定がなく、たと
えば以下に示す方法などがある。
テルをシリル化させる方法にはとくに限定がなく、たと
えば以下に示す方法などがある。
【0021】まず、2,6−ジメチルポリフェニレンエ
ーテルを、通常、充分に乾燥させた溶媒の存在下で、有
機アルカリ金属化合物と反応させる。
ーテルを、通常、充分に乾燥させた溶媒の存在下で、有
機アルカリ金属化合物と反応させる。
【0022】前記有機アルカリ金属化合物としては、た
とえばアルキルリチウム、アルキルカリウム、アルキル
ルビジウム、アルキルセシウムなどのアルカリ金属アル
キル化合物や、アリールリチウム、アリールカリウム、
アリールルビジウム、アリールセシウムなどのアルカリ
金属アリール化合物などがあげられるが、これらのなか
では、取り扱いが容易であり、操作性にすぐれるという
点から、アルキルリチウムが好ましい。
とえばアルキルリチウム、アルキルカリウム、アルキル
ルビジウム、アルキルセシウムなどのアルカリ金属アル
キル化合物や、アリールリチウム、アリールカリウム、
アリールルビジウム、アリールセシウムなどのアルカリ
金属アリール化合物などがあげられるが、これらのなか
では、取り扱いが容易であり、操作性にすぐれるという
点から、アルキルリチウムが好ましい。
【0023】有機アルカリ金属化合物の使用量は、2,
6−ジメチルポリフェニレンエーテルの繰り返し単位中
に導入させようとするシリコン含有基の量によって適宜
調整すればよいが、通常、かかる繰り返し単位1モルに
対して0.1〜5モル程度であることが好ましい。
6−ジメチルポリフェニレンエーテルの繰り返し単位中
に導入させようとするシリコン含有基の量によって適宜
調整すればよいが、通常、かかる繰り返し単位1モルに
対して0.1〜5モル程度であることが好ましい。
【0024】前記溶媒としては、有機アルカリ金属化合
物と実質的に反応せず、2,6−ジメチルポリフェニレ
ンエーテルが可溶なものであることが好ましく、たとえ
ばベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン
などがあげられる。
物と実質的に反応せず、2,6−ジメチルポリフェニレ
ンエーテルが可溶なものであることが好ましく、たとえ
ばベンゼン、トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン
などがあげられる。
【0025】2,6−ジメチルポリフェニレンエーテル
と有機アルカリ金属化合物との反応は、たとえば反応温
度−50〜50℃程度、反応時間1〜24時間程度で行
なうことが好ましい。
と有機アルカリ金属化合物との反応は、たとえば反応温
度−50〜50℃程度、反応時間1〜24時間程度で行
なうことが好ましい。
【0026】前記2,6−ジメチルポリフェニレンエー
テルと有機アルカリ金属化合物とを反応させることによ
り、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルの繰り返
し単位中の主鎖のフェニレン環の無置換炭素原子や側鎖
のメチル基のα−炭素原子にアルカリ金属が付加する。
テルと有機アルカリ金属化合物とを反応させることによ
り、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルの繰り返
し単位中の主鎖のフェニレン環の無置換炭素原子や側鎖
のメチル基のα−炭素原子にアルカリ金属が付加する。
【0027】つぎに、かくしてえられたポリフェニレン
エーテルのアルカリ金属付加物と、ハロゲン化シラン化
合物とを反応させる。
エーテルのアルカリ金属付加物と、ハロゲン化シラン化
合物とを反応させる。
【0028】前記ポリフェニレンエーテルのアルカリ金
属付加物とハロゲン化シラン化合物とは、該ポリフェニ
レンエーテルのアルカリ金属付加物を単離させずに、通
常、前記2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルと有
機アルカリ金属化合物との反応溶液にそのままハロゲン
化シラン化合物を添加して−50〜50℃程度で0.5
〜24時間程度反応させることが好ましい。
属付加物とハロゲン化シラン化合物とは、該ポリフェニ
レンエーテルのアルカリ金属付加物を単離させずに、通
常、前記2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルと有
機アルカリ金属化合物との反応溶液にそのままハロゲン
化シラン化合物を添加して−50〜50℃程度で0.5
〜24時間程度反応させることが好ましい。
【0029】前記ハロゲン化シラン化合物としては、た
とえば一般式:
とえば一般式:
【0030】
【化7】
【0031】(式中、R5 、R6 およびR7 はそれぞれ
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基、Xは塩素原子、臭素原
子またはヨウ素原子を示す)で表わされる化合物などが
あげられる。かかるハロゲン化シラン化合物の具体例と
しては、たとえばトリメチルクロロシラン、トリエチル
クロロシラン、トリプロピルクロロシラン、トリメトキ
シクロロシラン、トリエトキシクロロシランなどのクロ
ロシラン化合物などがあげられる。
独立して炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシル基またはフェニル基、Xは塩素原子、臭素原
子またはヨウ素原子を示す)で表わされる化合物などが
あげられる。かかるハロゲン化シラン化合物の具体例と
しては、たとえばトリメチルクロロシラン、トリエチル
クロロシラン、トリプロピルクロロシラン、トリメトキ
シクロロシラン、トリエトキシクロロシランなどのクロ
ロシラン化合物などがあげられる。
【0032】ハロゲン化シラン化合物の使用量は、ポリ
フェニレンエーテルのアルカリ金属付加物中に付加させ
たアルカリ金属の量に基づき、通常、かかる付加させた
アルカリ金属1モルに対して1〜5モル程度であること
が好ましい。
フェニレンエーテルのアルカリ金属付加物中に付加させ
たアルカリ金属の量に基づき、通常、かかる付加させた
アルカリ金属1モルに対して1〜5モル程度であること
が好ましい。
【0033】なお、2,6−ジメチルポリフェニレンエ
ーテルと有機アルカリ金属化合物との反応、およびかか
る反応でえられたポリフェニレンエーテルのアルカリ金
属付加物とハロゲン化シラン化合物との反応の際には、
たとえばN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミンなどの触媒を用いることが、えられる重合体
(A)のシリコン含有基置換率を大幅に向上させること
ができるので好ましい。
ーテルと有機アルカリ金属化合物との反応、およびかか
る反応でえられたポリフェニレンエーテルのアルカリ金
属付加物とハロゲン化シラン化合物との反応の際には、
たとえばN,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジ
アミンなどの触媒を用いることが、えられる重合体
(A)のシリコン含有基置換率を大幅に向上させること
ができるので好ましい。
【0034】また、本発明においては、えられる重合体
(A)のシリコン含有基置換率をさらに向上させるため
に、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルのかわり
に、あらかじめ調製してえられた重合体(A)を用い、
かかる重合体(A)と有機アルカリ金属化合物およびハ
ロゲン化シラン化合物とを順次反応させてもよい。
(A)のシリコン含有基置換率をさらに向上させるため
に、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテルのかわり
に、あらかじめ調製してえられた重合体(A)を用い、
かかる重合体(A)と有機アルカリ金属化合物およびハ
ロゲン化シラン化合物とを順次反応させてもよい。
【0035】このようにして調製した重合体(A)の溶
液を、たとえばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ヘキサン、シクロヘキサン、アセトンなどの重合体
(A)の貧溶媒中に添加し、重合体(A)を析出させて
ろ別すればよい。
液を、たとえばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、ヘキサン、シクロヘキサン、アセトンなどの重合体
(A)の貧溶媒中に添加し、重合体(A)を析出させて
ろ別すればよい。
【0036】かくしてえられる一般式(I)で表わされ
る繰り返し単位を有する重合体(A)のシリコン含有基
置換率(重合体(A)中のR1 、R2 、R3 およびR4
の総数に対する一般式(II)で表わされる基である
R1 、R2 、R3 およびR4 の数の割合)は、眼用レン
ズ材料の透明性、成膜性、酸素透過性などを向上させる
ためには、0.1〜100モル%、なかんづく2〜10
0モル%であることが好ましい。
る繰り返し単位を有する重合体(A)のシリコン含有基
置換率(重合体(A)中のR1 、R2 、R3 およびR4
の総数に対する一般式(II)で表わされる基である
R1 、R2 、R3 およびR4 の数の割合)は、眼用レン
ズ材料の透明性、成膜性、酸素透過性などを向上させる
ためには、0.1〜100モル%、なかんづく2〜10
0モル%であることが好ましい。
【0037】なお、前記重合体(A)のシリコン含有基
置換率およびシリコン含有基の存在部位は、重合体
(A)の 1H−核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)
を測定することによって確認することができる。
置換率およびシリコン含有基の存在部位は、重合体
(A)の 1H−核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)
を測定することによって確認することができる。
【0038】また、前記重合体(A)の重量平均分子量
は、たとえばえられる眼用レンズ材料を成膜させて眼用
レンズをえようとする際の成膜性を考慮すると、200
00以上であることが好ましく、また取り扱いの容易さ
などの作業性を考慮すると、500000以下であるこ
とが好ましい。
は、たとえばえられる眼用レンズ材料を成膜させて眼用
レンズをえようとする際の成膜性を考慮すると、200
00以上であることが好ましく、また取り扱いの容易さ
などの作業性を考慮すると、500000以下であるこ
とが好ましい。
【0039】本発明においては、前記重合体(A)は、
単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
また、本発明の眼用レンズ材料における該重合体(A)
の含有量は、かかる重合体(A)を用いたことによる透
明性、成形加工性、酸素透過性や、耐熱性、紫外線吸収
性、屈折率の向上効果を充分に発現させるために、50
〜100重量%、なかんづく70〜100重量%となる
ように調整することが好ましい。
単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
また、本発明の眼用レンズ材料における該重合体(A)
の含有量は、かかる重合体(A)を用いたことによる透
明性、成形加工性、酸素透過性や、耐熱性、紫外線吸収
性、屈折率の向上効果を充分に発現させるために、50
〜100重量%、なかんづく70〜100重量%となる
ように調整することが好ましい。
【0040】さらに、本発明の眼用レンズ材料には、前
記重合体(A)のほかにも、えられる眼用レンズ材料が
不透明なものとならない限り、他の重合体を含有させる
ことができる。
記重合体(A)のほかにも、えられる眼用レンズ材料が
不透明なものとならない限り、他の重合体を含有させる
ことができる。
【0041】前記他の重合体の代表例としては、たとえ
ばえられる眼用レンズ材料の耐熱性、酸素透過性、紫外
線吸収性などをさらに向上させることができる、たとえ
ば式:
ばえられる眼用レンズ材料の耐熱性、酸素透過性、紫外
線吸収性などをさらに向上させることができる、たとえ
ば式:
【0042】
【化8】
【0043】で表わされる化合物、式:
【0044】
【化9】
【0045】で表わされる化合物、式:
【0046】
【化10】
【0047】で表わされる化合物、式:
【0048】
【化11】
【0049】で表わされる化合物などの一般式:
【0050】
【化12】
【0051】(式中、R8 は−O−、−CO−、−SO
2 −、−CH2 −、−C(CH3 )2−、−C(C
F3 )2 −または一般式:
2 −、−CH2 −、−C(CH3 )2−、−C(C
F3 )2 −または一般式:
【0052】
【化13】
【0053】(式中、R9 は−C(CH3 )2 −または
−C(CF3 )2 −を示す)で表わされる基を示す)で
表わされる芳香族四カルボン酸二無水物と、たとえば
1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1,4−ビス(3−アミ
ノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、1,3−ビス
(2−アミノエチル)−1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン、1,3−ビス(アミノメチル)−1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ジ(p−アミ
ノフェノキシ)ジメチルシランなどの一般式: H2 N−R10−NH2 (式中、R10は一般式:
−C(CF3 )2 −を示す)で表わされる基を示す)で
表わされる芳香族四カルボン酸二無水物と、たとえば
1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1,4−ビス(3−アミ
ノプロピルジメチルシリル)ベンゼン、1,3−ビス
(2−アミノエチル)−1,1,3,3−テトラメチル
ジシロキサン、1,3−ビス(アミノメチル)−1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン、ジ(p−アミ
ノフェノキシ)ジメチルシランなどの一般式: H2 N−R10−NH2 (式中、R10は一般式:
【0054】
【化14】
【0055】(式中、lは1〜3の整数、mは1〜15
の整数、nは1〜3の整数を示す)で表わされる基、一
般式:
の整数、nは1〜3の整数を示す)で表わされる基、一
般式:
【0056】
【化15】
【0057】(式中、pは1〜10の整数を示す)で表
わされる基、一般式:
わされる基、一般式:
【0058】
【化16】
【0059】(式中、qは1〜3の整数、rは1〜10
の整数、sは1〜3の整数を示す)で表わされる基、一
般式:
の整数、sは1〜3の整数を示す)で表わされる基、一
般式:
【0060】
【化17】
【0061】(式中、tは1〜10の整数を示す)で表
わされる基または一般式:
わされる基または一般式:
【0062】
【化18】
【0063】(式中、uは1〜3の整数、vは1〜3の
整数を示す)で表わされる基を示す)で表わされるシリ
コン含有ジアミン、たとえば2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリメチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリエチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリ−n−プロピルベンゼン、2,4−ジアミ
ノ−1,3,5−トリ−i−プロピルベンゼン、3,5
−ジアミノトルエン、3,5−ジアミノ−o−キシレ
ン、2,5−ジアミノ−m−キシレンなどの一般式:
整数を示す)で表わされる基を示す)で表わされるシリ
コン含有ジアミン、たとえば2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリメチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリエチルベンゼン、2,4−ジアミノ−1,
3,5−トリ−n−プロピルベンゼン、2,4−ジアミ
ノ−1,3,5−トリ−i−プロピルベンゼン、3,5
−ジアミノトルエン、3,5−ジアミノ−o−キシレ
ン、2,5−ジアミノ−m−キシレンなどの一般式:
【0064】
【化19】
【0065】(式中、R11、R12、R13およびR14はそ
れぞれ独立して水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基を示す)で表わされるジアミノ置換ベンゼンおよびた
とえば2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンなどで代表される式:
れぞれ独立して水素原子または炭素数1〜5のアルキル
基を示す)で表わされるジアミノ置換ベンゼンおよびた
とえば2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパンなどで代表される式:
【0066】
【化20】
【0067】で表される2,2−ビス(アミノヒドロキ
シフェニル)ヘキサフルオロプロパン、たとえば2,2
−ビス(3−アミノ−4−メチルフェニル)ヘキサフル
オロプロパンなどで代表される式:
シフェニル)ヘキサフルオロプロパン、たとえば2,2
−ビス(3−アミノ−4−メチルフェニル)ヘキサフル
オロプロパンなどで代表される式:
【0068】
【化21】
【0069】で表わされる2,2−ビス(アミノメチル
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、式:
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、式:
【0070】
【化22】
【0071】で表わされる2,2´−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジジン、式:
ロメチル)ベンジジン、式:
【0072】
【化23】
【0073】で表わされる9,9−ビス(4−アミノフ
ェニル)フルオレンや、2,2−ビス(3−アミノ−4
−カルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,
2−ビス(3−アミノ−4−エチルフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2´−ビス(トリフルオロエチ
ル)ベンジジンをはじめ、式:
ェニル)フルオレンや、2,2−ビス(3−アミノ−4
−カルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,
2−ビス(3−アミノ−4−エチルフェニル)ヘキサフ
ルオロプロパン、2,2´−ビス(トリフルオロエチ
ル)ベンジジンをはじめ、式:
【0074】
【化24】
【0075】で表される化合物、式:
【0076】
【化25】
【0077】で表される化合物、式:
【0078】
【化26】
【0079】で表される化合物、式:
【0080】
【化27】
【0081】で表される化合物、式:
【0082】
【化28】
【0083】で表される化合物などの一般式:
【0084】
【化29】
【0085】(式中、R15は−C(CH3 )2 −、−C
(CF3 )2 −、−O−、式:
(CF3 )2 −、−O−、式:
【0086】
【化30】
【0087】で表わされる基、一般式:
【0088】
【化31】
【0089】(式中、R18は−SO2 −、−C(C
H3 )2 −または−C(CF3 )2 −を示す)で表わさ
れる基または直接結合、R16およびR17はそれぞれ独立
して炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のフッ素
原子を含有したアルキル基、水素原子、水酸基またはカ
ルボキシル基を示す)で表わされるジアミノ置換ジフェ
ニルから選ばれた少なくとも1種のジアミノ化合物とを
含有した縮重合成分からなる縮重合体(ポリイミド)
(特願平6−160348号明細書)や、たとえば特開
昭63−226359号公報、特開昭63−25215
9号公報、特開平1−204672号公報、特開平1−
313058号公報、特開平3−222960号公報、
特開平3−205050号公報、特開平5−22021
0号公報、米国特許第4,955,900号明細書、米
国特許第5,049,156号明細書、米国特許第5,
260,352号明細書などに記載されているポリイミ
ドなどがあげられ、これらのなかから1種または2種以
上を選択して用いることができる。
H3 )2 −または−C(CF3 )2 −を示す)で表わさ
れる基または直接結合、R16およびR17はそれぞれ独立
して炭素数1〜3のアルキル基、炭素数1〜3のフッ素
原子を含有したアルキル基、水素原子、水酸基またはカ
ルボキシル基を示す)で表わされるジアミノ置換ジフェ
ニルから選ばれた少なくとも1種のジアミノ化合物とを
含有した縮重合成分からなる縮重合体(ポリイミド)
(特願平6−160348号明細書)や、たとえば特開
昭63−226359号公報、特開昭63−25215
9号公報、特開平1−204672号公報、特開平1−
313058号公報、特開平3−222960号公報、
特開平3−205050号公報、特開平5−22021
0号公報、米国特許第4,955,900号明細書、米
国特許第5,049,156号明細書、米国特許第5,
260,352号明細書などに記載されているポリイミ
ドなどがあげられ、これらのなかから1種または2種以
上を選択して用いることができる。
【0090】なお、本発明の眼用レンズ材料における前
記他の重合体の含有量は、相対的に前記重合体(A)の
含有量が少なくなり、かかる重合体(A)を用いたこと
による効果が発現されにくくなることがないようにする
ため、0〜30重量%、なかんづく0〜50重量%とな
るように調整することが好ましい。
記他の重合体の含有量は、相対的に前記重合体(A)の
含有量が少なくなり、かかる重合体(A)を用いたこと
による効果が発現されにくくなることがないようにする
ため、0〜30重量%、なかんづく0〜50重量%とな
るように調整することが好ましい。
【0091】前記重合体(A)および必要に応じて他の
重合体を含有した眼用レンズ材料を用いて眼用レンズを
作製する代表的な方法としては、たとえばキャスティン
グ法や、粉末状の眼用レンズ材料を用いた加熱圧縮成形
法などがあげられる。
重合体を含有した眼用レンズ材料を用いて眼用レンズを
作製する代表的な方法としては、たとえばキャスティン
グ法や、粉末状の眼用レンズ材料を用いた加熱圧縮成形
法などがあげられる。
【0092】前記キャスティング法とは、重合体(A)
および必要に応じて他の重合体を含有した眼用レンズ材
料を、たとえばトルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、クロロホルム、四塩化炭酸な
どの有機溶媒に溶解させ、ガラス板、ステンレス板など
の上に所定の厚さとなるように流延し、100〜150
℃程度の温度で30〜120分間程度加熱し、皮膜を形
成させてフィルムをつくり、これを一定の厚さの板状成
形体となるように必要な枚数だけ重ね合わせ、温度20
0〜500℃程度、圧力0.5〜10t/cm2 程度で
0.1〜10時間程度加熱圧縮成形を行なうことによっ
て透明性のある重合体の成形体をつくり、つぎにこれを
切削装置、研磨装置などを用いて眼用レンズ形状に機械
的加工を施す方法である。
および必要に応じて他の重合体を含有した眼用レンズ材
料を、たとえばトルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、クロロホルム、四塩化炭酸な
どの有機溶媒に溶解させ、ガラス板、ステンレス板など
の上に所定の厚さとなるように流延し、100〜150
℃程度の温度で30〜120分間程度加熱し、皮膜を形
成させてフィルムをつくり、これを一定の厚さの板状成
形体となるように必要な枚数だけ重ね合わせ、温度20
0〜500℃程度、圧力0.5〜10t/cm2 程度で
0.1〜10時間程度加熱圧縮成形を行なうことによっ
て透明性のある重合体の成形体をつくり、つぎにこれを
切削装置、研磨装置などを用いて眼用レンズ形状に機械
的加工を施す方法である。
【0093】なお、前記処理の際の加熱および有機溶媒
の除去は、連続して行なってもよく、またこれらの操作
を減圧下や不活性ガス雰囲気中で行なってもよい。
の除去は、連続して行なってもよく、またこれらの操作
を減圧下や不活性ガス雰囲気中で行なってもよい。
【0094】前記粉末状の眼用レンズ材料を用いた加熱
圧縮成形法とは、重合体(A)および必要に応じて他の
重合体の粉末を含有した眼用レンズ材料を用い、温度2
00〜500℃程度、圧力0.5〜10t/cm2 程度
で0.1〜10時間程度加熱圧縮成形を行なうことによ
って透明性のある重合体の成形体をつくり、つぎにこれ
を切削装置、研磨装置などを用いて眼用レンズ形状に機
械的加工を施す方法である。
圧縮成形法とは、重合体(A)および必要に応じて他の
重合体の粉末を含有した眼用レンズ材料を用い、温度2
00〜500℃程度、圧力0.5〜10t/cm2 程度
で0.1〜10時間程度加熱圧縮成形を行なうことによ
って透明性のある重合体の成形体をつくり、つぎにこれ
を切削装置、研磨装置などを用いて眼用レンズ形状に機
械的加工を施す方法である。
【0095】なお、前記キャスティング法や粉末状の眼
用レンズ材料を用いた加熱圧縮成形法において、重合体
の成形体から眼用レンズを機械的加工によって作製する
方法としては、たとえばレンズのパワーにあわせて曲面
研磨を行なって眼用レンズを作製する方法などがあげら
れる。また、重合体のフィルムを作製したばあいには、
たとえばコンタクトレンズや眼内レンズなどの形状を与
える成形型を用意し、この成形型内に重合体のフィルム
を装着し、該フィルムに成形を施すことにより、眼用レ
ンズを作製することができる。このばあい、えられた眼
用レンズには、必要に応じて機械的に仕上げ加工を施し
てもよい。
用レンズ材料を用いた加熱圧縮成形法において、重合体
の成形体から眼用レンズを機械的加工によって作製する
方法としては、たとえばレンズのパワーにあわせて曲面
研磨を行なって眼用レンズを作製する方法などがあげら
れる。また、重合体のフィルムを作製したばあいには、
たとえばコンタクトレンズや眼内レンズなどの形状を与
える成形型を用意し、この成形型内に重合体のフィルム
を装着し、該フィルムに成形を施すことにより、眼用レ
ンズを作製することができる。このばあい、えられた眼
用レンズには、必要に応じて機械的に仕上げ加工を施し
てもよい。
【0096】前記眼用レンズの一例として、たとえば眼
内レンズを作製するばあいには、眼内レンズに固定部を
取付けるホールを加工し、このホールに固定部をスポッ
ト加熱により溶着させてもよい。
内レンズを作製するばあいには、眼内レンズに固定部を
取付けるホールを加工し、このホールに固定部をスポッ
ト加熱により溶着させてもよい。
【0097】眼内レンズの固定部の形状にはとくに限定
がなく、所望の形状に適宜調整すればよい。該固定部の
材質としては、たとえばポリプロピレン、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリメチルメタクリレートなどがあげられる
が、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。なお、本発明において、前記固定部の材質は、前記
眼内レンズのレンズ部の材料と同一であってもよく、ま
た異なっていてもよい。
がなく、所望の形状に適宜調整すればよい。該固定部の
材質としては、たとえばポリプロピレン、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリメチルメタクリレートなどがあげられる
が、本発明はかかる例示のみに限定されるものではな
い。なお、本発明において、前記固定部の材質は、前記
眼内レンズのレンズ部の材料と同一であってもよく、ま
た異なっていてもよい。
【0098】また、本発明においては、前記したよう
に、レンズ部と固定部とを別々にして作製し、これらを
結合するという方法ではなく、レンズ部と固定部とを一
体成形する方法によって眼内レンズを作製してもよい。
このようなレンズ部と固定部とが一体成形された眼内レ
ンズは、両者の接合部がないため、固定部がレンズ部か
ら離脱するという事態の発生を回避することができる。
に、レンズ部と固定部とを別々にして作製し、これらを
結合するという方法ではなく、レンズ部と固定部とを一
体成形する方法によって眼内レンズを作製してもよい。
このようなレンズ部と固定部とが一体成形された眼内レ
ンズは、両者の接合部がないため、固定部がレンズ部か
ら離脱するという事態の発生を回避することができる。
【0099】つぎに、本発明の眼用レンズ材料を実施例
に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実
施例のみに限定されるものではない。
【0100】実施例1 乾燥チッ素ガス気流下、500ml容のフラスコ内に
て、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテル4g(3
3ミリモル)およびN,N,N´,N´−テトラメチル
エチレンジアミン4ml(34ミリモル)をベンゼン2
80mlに溶解させ、えられた溶液を0℃に冷却し、こ
れにn−ブチルリチウム(15%ヘキサン溶液)21.
2ml(34ミリモル)を添加し、1.5時間撹拌し
た。こののち、さらにトリメチルクロロシラン4.8m
l(44ミリモル)を添加し、2時間撹拌して反応溶液
をえた。
て、2,6−ジメチルポリフェニレンエーテル4g(3
3ミリモル)およびN,N,N´,N´−テトラメチル
エチレンジアミン4ml(34ミリモル)をベンゼン2
80mlに溶解させ、えられた溶液を0℃に冷却し、こ
れにn−ブチルリチウム(15%ヘキサン溶液)21.
2ml(34ミリモル)を添加し、1.5時間撹拌し
た。こののち、さらにトリメチルクロロシラン4.8m
l(44ミリモル)を添加し、2時間撹拌して反応溶液
をえた。
【0101】つぎに、えられた反応溶液をメタノール中
に投入して粉末を析出させ、析出した粉末をろ別し、こ
れをメタノールにて洗浄して減圧下で10時間以上乾燥
させ、トリメチルシリル化ポリフェニレンエーテルの粉
末をえた。えられたトリメチルシリル化ポリフェニレン
エーテルの重量平均分子量は、57000であった。
に投入して粉末を析出させ、析出した粉末をろ別し、こ
れをメタノールにて洗浄して減圧下で10時間以上乾燥
させ、トリメチルシリル化ポリフェニレンエーテルの粉
末をえた。えられたトリメチルシリル化ポリフェニレン
エーテルの重量平均分子量は、57000であった。
【0102】えられたトリメチルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルのシリコン含有基(トリメチルシリル基)置
換率を、日本電子(株)製、JNM−PMX60を用い
て 1H−NMR(60MHz)を測定して調べたとこ
ろ、46モル%であった。
ンエーテルのシリコン含有基(トリメチルシリル基)置
換率を、日本電子(株)製、JNM−PMX60を用い
て 1H−NMR(60MHz)を測定して調べたとこ
ろ、46モル%であった。
【0103】つぎに、えられたトリメチルシリル化ポリ
フェニレンエーテルの粉末に圧縮成形を施し、厚さ4m
mのプレートをえた。
フェニレンエーテルの粉末に圧縮成形を施し、厚さ4m
mのプレートをえた。
【0104】また、えられたトリメチルシリル化ポリフ
ェニレンエーテルの粉末をトルエンに溶解させ、ガラス
板上に流延して皮膜を形成させ、20時間以上減圧乾燥
させて厚さ0.2mmのフィルムをえた。
ェニレンエーテルの粉末をトルエンに溶解させ、ガラス
板上に流延して皮膜を形成させ、20時間以上減圧乾燥
させて厚さ0.2mmのフィルムをえた。
【0105】えられたトリメチルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性とし
て、成膜性、酸素透過係数、屈折率、ガラス転移温度お
よび光線透過性を以下の方法にしたがって調べた。その
結果を表1に示す。
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性とし
て、成膜性、酸素透過係数、屈折率、ガラス転移温度お
よび光線透過性を以下の方法にしたがって調べた。その
結果を表1に示す。
【0106】(イ)成膜性 えられたフィルムの透明性および強度を以下の評価基準
に基づいて評価した。
に基づいて評価した。
【0107】[評価基準] A:肉眼で見て透明であり、折り曲げてみても脆さがみ
られず、充分な強度を有する。 B:折り曲げても脆さがみられず、ある程度の強度を有
するが、肉眼で見てやや透明性に劣る。 C:少なくとも肉眼で見て不透明であるか、または成膜
できていない。
られず、充分な強度を有する。 B:折り曲げても脆さがみられず、ある程度の強度を有
するが、肉眼で見てやや透明性に劣る。 C:少なくとも肉眼で見て不透明であるか、または成膜
できていない。
【0108】(ロ)酸素透過係数 えられたフィルムを用い、理科精機工業(株)製の製科
研式フィルム酸素透過率計を用いて35℃の生理食塩水
中にて試験片の酸素透過係数を測定した。なお、表1中
の酸素透過係数の値は、本来の値に1011を乗じたもの
であり、その単位はml(STP)・cm/(cm2 ・
sec・mmHg)である。
研式フィルム酸素透過率計を用いて35℃の生理食塩水
中にて試験片の酸素透過係数を測定した。なお、表1中
の酸素透過係数の値は、本来の値に1011を乗じたもの
であり、その単位はml(STP)・cm/(cm2 ・
sec・mmHg)である。
【0109】(ハ)屈折率 えられたプレートを用い、アッベ屈折計((株)アタゴ
製、商品名:1−T)を用いて温度25℃、相対湿度5
0%の条件下で屈折率(n25 D)を測定した。
製、商品名:1−T)を用いて温度25℃、相対湿度5
0%の条件下で屈折率(n25 D)を測定した。
【0110】(ニ)ガラス転移温度 えられた粉末を用い、耐熱性の指標としてガラス転移温
度(℃)を以下の条件にしたがって測定した。
度(℃)を以下の条件にしたがって測定した。
【0111】装置:セイコー電子(株)製、SSC/5
200HおよびDSC220C 昇温速度:20℃/分 測定温度:100〜300℃ (ホ)光線透過性 えられたフィルムを20℃の蒸留水中に浸透させ、自記
分光光度計UV−3100((株)島津製作所製)を用
いて波長780〜190nmの領域の光線を照射し、そ
の可視光線領域(波長780〜380nm)の透過率
(%)を測定した。また、紫外線領域(波長380nm
以下)において、透過率が0%である波長領域(nm)
を測定した。
200HおよびDSC220C 昇温速度:20℃/分 測定温度:100〜300℃ (ホ)光線透過性 えられたフィルムを20℃の蒸留水中に浸透させ、自記
分光光度計UV−3100((株)島津製作所製)を用
いて波長780〜190nmの領域の光線を照射し、そ
の可視光線領域(波長780〜380nm)の透過率
(%)を測定した。また、紫外線領域(波長380nm
以下)において、透過率が0%である波長領域(nm)
を測定した。
【0112】なお、本発明において、前記可視光線領域
の透過率が90%以上であるばあい、眼用レンズ材料と
して充分な透明性を有するものとする。
の透過率が90%以上であるばあい、眼用レンズ材料と
して充分な透明性を有するものとする。
【0113】実施例2 実施例1において、2,6−ジメチルポリフェニレンエ
ーテル4g(33ミリモル)のかわりに実施例1でえら
れたトリメチルシリル化ポリフェニレンエーテル5g
(33ミリモル)を用いたほかは、実施例1と同様にし
てトリメチルシリル化ポリフェニレンエーテルの粉末、
プレートおよびフィルムをえた。えられたトリメチルシ
リル化ポリフェニレンエーテルの重量平均分子量は、5
8000であった。
ーテル4g(33ミリモル)のかわりに実施例1でえら
れたトリメチルシリル化ポリフェニレンエーテル5g
(33ミリモル)を用いたほかは、実施例1と同様にし
てトリメチルシリル化ポリフェニレンエーテルの粉末、
プレートおよびフィルムをえた。えられたトリメチルシ
リル化ポリフェニレンエーテルの重量平均分子量は、5
8000であった。
【0114】なお、えられたトリメチルシリル化ポリフ
ェニレンエーテルのシリコン含有基(トリメチルシリル
基)置換率を実施例1と同様にして調べたところ、78
モル%であった。
ェニレンエーテルのシリコン含有基(トリメチルシリル
基)置換率を実施例1と同様にして調べたところ、78
モル%であった。
【0115】えられたトリメチルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0116】実施例3 実施例1において、トリメチルクロロシラン4.8ml
(44ミリモル)のかわりにトリエチルクロロシラン
6.7ml(44ミリモル)を用いたほかは、実施例1
と同様にしてトリエチルシリル化ポリフェニレンエーテ
ルの粉末、プレートおよびフィルムをえた。
(44ミリモル)のかわりにトリエチルクロロシラン
6.7ml(44ミリモル)を用いたほかは、実施例1
と同様にしてトリエチルシリル化ポリフェニレンエーテ
ルの粉末、プレートおよびフィルムをえた。
【0117】えられたトリエチルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
ンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物性を実
施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
【0118】実施例4 実施例1において、トリメチルクロロシラン4.8ml
(44ミリモル)のかわりにジメチルフェニルクロロシ
ラン7.5g(44ミリモル)を用いたほかは、実施例
1と同様にしてジメチルフェニルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルの粉末、プレートおよびフィルムをえた。
(44ミリモル)のかわりにジメチルフェニルクロロシ
ラン7.5g(44ミリモル)を用いたほかは、実施例
1と同様にしてジメチルフェニルシリル化ポリフェニレ
ンエーテルの粉末、プレートおよびフィルムをえた。
【0119】えられたジメチルフェニルシリル化ポリフ
ェニレンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物
性を実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示
す。
ェニレンエーテルの粉末、プレートまたはフィルムの物
性を実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示
す。
【0120】実施例5 滴下ロート、チッ素ガス導入管、メカニカルスターラー
および塩化カルシウム管を備えた500ml容のセパラ
ブルフラスコを用意し、該セパラブルフラスコ内を乾燥
チッ素で置換した。
および塩化カルシウム管を備えた500ml容のセパラ
ブルフラスコを用意し、該セパラブルフラスコ内を乾燥
チッ素で置換した。
【0121】前記セパラブルフラスコ内に、式:
【0122】
【化32】
【0123】で表わされるジフェニルヘキサフルオロイ
ソプロピリデンテトラカルボン酸二無水物22.2g
(0.05モル)およびポリイミドの重合溶媒として
N,N−ジメチルアセトアミド70gを入れ、室温で撹
拌しながら式:
ソプロピリデンテトラカルボン酸二無水物22.2g
(0.05モル)およびポリイミドの重合溶媒として
N,N−ジメチルアセトアミド70gを入れ、室温で撹
拌しながら式:
【0124】
【化33】
【0125】で表わされる1,4−ビス(3−アミノプ
ロピルジメチルシリル)ベンゼン15.5g(0.05
モル)とN,N−ジメチルアセトアミド50gとの混合
溶液を滴下ロートから滴下して反応させ、ポリアミド酸
溶液をえた。
ロピルジメチルシリル)ベンゼン15.5g(0.05
モル)とN,N−ジメチルアセトアミド50gとの混合
溶液を滴下ロートから滴下して反応させ、ポリアミド酸
溶液をえた。
【0126】えられたポリアミド酸溶液に、無水酢酸3
0.6g(0.3モル)およびピリジン15.8g
(0.2モル)を撹拌しながら添加し、そのまま10時
間程度撹拌を続けてポリイミド溶液をえた。
0.6g(0.3モル)およびピリジン15.8g
(0.2モル)を撹拌しながら添加し、そのまま10時
間程度撹拌を続けてポリイミド溶液をえた。
【0127】つぎに、5リットル容のビーカー内に、貧
溶媒としてメタノールを約1リットル入れ、スターラー
で撹拌しながら前記ポリイミド溶液の約半分(約100
g)を滴下ロートから滴下し、粉末状のポリイミドをえ
た。
溶媒としてメタノールを約1リットル入れ、スターラー
で撹拌しながら前記ポリイミド溶液の約半分(約100
g)を滴下ロートから滴下し、粉末状のポリイミドをえ
た。
【0128】えられた粉末状のポリイミドをヌッチェで
濾別し、粉砕機でこまかく砕いて粉砕物をえた。
濾別し、粉砕機でこまかく砕いて粉砕物をえた。
【0129】つぎに、えられた粉砕物を1リットル容の
ビーカーに移し、メタノール約500mlを添加し、該
ビーカーを50℃の湯浴に入れて粉砕物を撹拌しながら
洗浄した。20分間経過後、粉砕物を濾別し、さらにも
う一度洗浄して90℃の真空乾燥機中で乾燥させ、ポリ
イミド粉末をえた。
ビーカーに移し、メタノール約500mlを添加し、該
ビーカーを50℃の湯浴に入れて粉砕物を撹拌しながら
洗浄した。20分間経過後、粉砕物を濾別し、さらにも
う一度洗浄して90℃の真空乾燥機中で乾燥させ、ポリ
イミド粉末をえた。
【0130】つぎに、前記ポリイミド粉末10重量%お
よび実施例1でえられたトリメチルシリル化ポリフェニ
レンエーテルの粉末90重量%からなる混合物の20重
量%トルエン溶液を、約2mmの厚さとなるようにガラ
ス板上にキャスティングし、1週間室温中で放置してフ
ィルムをえた。
よび実施例1でえられたトリメチルシリル化ポリフェニ
レンエーテルの粉末90重量%からなる混合物の20重
量%トルエン溶液を、約2mmの厚さとなるようにガラ
ス板上にキャスティングし、1週間室温中で放置してフ
ィルムをえた。
【0131】えられたフィルムの物性を実施例1と同様
にして調べた。その結果を表1に示す。なお、かかる実
施例5においては、前記(ハ)屈折率および(ニ)ガラ
ス転移温度の測定を、それぞれプレートおよび粉末のか
わりにフィルムを用いて行なった。
にして調べた。その結果を表1に示す。なお、かかる実
施例5においては、前記(ハ)屈折率および(ニ)ガラ
ス転移温度の測定を、それぞれプレートおよび粉末のか
わりにフィルムを用いて行なった。
【0132】比較例1 実施例1で用いたものと同じ2,6−ジメチルポリフェ
ニレンエーテルの粉末を用い、実施例1と同様にしてプ
レートおよびフィルムをえようとしたが、プレートおよ
びフィルムを形成させることができなかったため、物性
を測定することができなかった。
ニレンエーテルの粉末を用い、実施例1と同様にしてプ
レートおよびフィルムをえようとしたが、プレートおよ
びフィルムを形成させることができなかったため、物性
を測定することができなかった。
【0133】
【表1】
【0134】表1に示された結果から、実施例1〜5で
えられたポリフェニレンエーテルを含有した材料は、酸
素透過係数が比較的大きく、成膜性にすぐれることから
成形加工性にすぐれ、さらにガラス転移温度がオートク
レーブ滅菌処理温度(通常、120℃程度)以上と高
く、耐熱性にすぐれたものであるうえ、可視光線透過率
が90%以上と高く、透明性にすぐれるほか、透過率が
0%である紫外線の波長領域が広く、紫外線吸収性にも
きわめてすぐれ、さらに比較的高屈折率を有するもので
あるので、眼用レンズ材料として非常に好ましいもので
あることがわかる。
えられたポリフェニレンエーテルを含有した材料は、酸
素透過係数が比較的大きく、成膜性にすぐれることから
成形加工性にすぐれ、さらにガラス転移温度がオートク
レーブ滅菌処理温度(通常、120℃程度)以上と高
く、耐熱性にすぐれたものであるうえ、可視光線透過率
が90%以上と高く、透明性にすぐれるほか、透過率が
0%である紫外線の波長領域が広く、紫外線吸収性にも
きわめてすぐれ、さらに比較的高屈折率を有するもので
あるので、眼用レンズ材料として非常に好ましいもので
あることがわかる。
【0135】また、とくに実施例5でえられた材料は、
ポリフェニレンエーテルのほかにもポリイミドを含有し
たものであり、実施例1〜4の材料と比べて、透過率が
0%である紫外線の波長領域がさらに広く、紫外線吸収
性にさらにすぐれたものであることがわかる。
ポリフェニレンエーテルのほかにもポリイミドを含有し
たものであり、実施例1〜4の材料と比べて、透過率が
0%である紫外線の波長領域がさらに広く、紫外線吸収
性にさらにすぐれたものであることがわかる。
【0136】
【発明の効果】本発明の眼用レンズ材料は、すぐれた透
明性を具備しつつ、良好な酸素透過性ならびにすぐれた
成形加工性および耐熱性を有し、さらに紫外線吸収性に
もすぐれ、比較的高い屈折率を有するものであるので、
たとえばコンタクトレンズ、眼内レンズなどに好適に使
用しうるという効果を奏する。
明性を具備しつつ、良好な酸素透過性ならびにすぐれた
成形加工性および耐熱性を有し、さらに紫外線吸収性に
もすぐれ、比較的高い屈折率を有するものであるので、
たとえばコンタクトレンズ、眼内レンズなどに好適に使
用しうるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 敏夫 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 一戸 省二 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそれぞれ独立し
て水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5
のアルコキシル基または一般式(II): 【化2】 (式中、R5 、R6 およびR7 はそれぞれ独立して炭素
数1〜5のアルキル基、炭素数1〜5のアルコキシル基
またはフェニル基を示す)で表わされる基を示す)で表
わされる繰り返し単位を有するシリコン含有重合体を含
有してなる透明な眼用レンズ材料。
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CA002167871A CA2167871A1 (en) | 1995-01-26 | 1996-01-23 | Ocular lens material |
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JPH05140299A (ja) * | 1991-04-11 | 1993-06-08 | Eniricerche Spa | 変性した無定形ポリ−(2,6−ジメチル−p−オキシフエニレン)の製法 |
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JPH07318701A (ja) * | 1993-07-13 | 1995-12-08 | Menicon Co Ltd | 眼用レンズ材料 |
JPH09194536A (ja) * | 1986-12-01 | 1997-07-29 | Iolab Corp | 2−(2′−ヒドロキシ−5′−アクリロイルオキシアルコキシフエニル)−2h−ベンゾトリアゾールから成る紫外線吸収重合体 |
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IT1230748B (it) * | 1989-07-11 | 1991-10-29 | Eniricerche Spa | Poli(2,6 dimetil-p-ossifenilene modificato), procedimento per la sua preparazione e suo impiego in membrane per la separazione di miscele gassose. |
EP0491191A1 (en) * | 1990-12-19 | 1992-06-24 | General Electric Company | Blends of polyphenylene ether resin mixtures and a polyetherimide siloxane copolymer |
JP2592575B2 (ja) * | 1992-10-07 | 1997-03-19 | 株式会社メニコン | 眼内レンズの製造方法 |
US5504158A (en) * | 1992-10-23 | 1996-04-02 | Alliedsignal Inc. | Polyphenylene ether/polyterephthalamide blend |
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US5487920A (en) * | 1994-04-19 | 1996-01-30 | The Boc Group, Inc. | Process for plasma-enhanced chemical vapor deposition of anti-fog and anti-scratch coatings onto various substrates |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP01072195A patent/JP3561021B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-22 AU AU42105/96A patent/AU700464B2/en not_active Ceased
- 1996-01-23 CA CA002167871A patent/CA2167871A1/en not_active Abandoned
- 1996-01-24 DE DE69621266T patent/DE69621266T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-01-24 EP EP96100955A patent/EP0725284B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-01-24 US US08/590,600 patent/US5703143A/en not_active Expired - Fee Related
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EP0725284B1 (en) | 2002-05-22 |
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JP3561021B2 (ja) | 2004-09-02 |
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DE69621266T2 (de) | 2002-11-14 |
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