JP2592575B2 - 眼内レンズの製造方法 - Google Patents

眼内レンズの製造方法

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JP2592575B2 JP5207596A JP20759693A JP2592575B2 JP 2592575 B2 JP2592575 B2 JP 2592575B2 JP 5207596 A JP5207596 A JP 5207596A JP 20759693 A JP20759693 A JP 20759693A JP 2592575 B2 JP2592575 B2 JP 2592575B2
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    • B29K2105/25Solid
    • B29K2105/251Particles, powder or granules

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ポリイミド材料からなる透明性
の良好な光学性に優れた眼内レンズの製造方法に係り、
特に所定のポリイミド材料より、光学部と支持部とが一
体に形成されてなる一体成形眼内レンズ(ワンピースI
OL)を、安価に、量産可能に製造する方法に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】従来から、眼内レンズには、それぞれ別体
に形成した光学部と支持部とを一体的に組み立てて作製
するもの(ツーピース/スリーピースIOL)と、光学
部と支持部とを一体に形成してなるもの(ワンピースI
OL)とが知られており、現在では、生産性の良いワン
ピースIOLが主流になりつつある。
【0003】そして、そのようなワンピースIOLにお
いては、従来から、専ら切削・研磨加工等による機械的
加工によって製造する手法が採用されているのが実情で
ある。具体的には、例えば、片側凸面、片側平面のレン
ズを形成する場合、先ず、所定の成形材料からなる円盤
状のレンズ・ブランクの片面に光学部に相当する部分及
び支持部を浮き彫りした後、光学部のR面(凸面)切削
及び研磨を行なう。しかる後、この加工面を所定の治具
に接着、保持させた状態で、レンズ・ブランクの反対側
の面を平面切削して、不要部位を切り離す。そして、該
切削面に研磨を施した後、治具から脱離することによっ
て、目的とする眼内レンズが得られるのである。しかし
ながら、このような製造方法は、非常に面倒で、時間が
かかり、且つ成形材料の歩留りが悪いため、生産性が悪
いという問題があり、眼内レンズのコストアップを招く
一因になっていた。
【0004】一方、米国特許第5141677号明細書
においては、上記したワンピースIOLの製造方法の一
つとして、ポリメチルメタクリレート(PMMA)のシ
ートを加熱下において押し型を用いて圧印加工すること
により、目的とする形状の一体成形レンズを得る手法
が、明らかにされている。しかしながら、この米国特許
に開示の手法は、従来からIOL材料として使用されて
いるPMMA材に適用されるものであって、近年、IO
L材料として有望視されているポリイミド材料には、そ
のまま適用され得るものではなかった。特に、ポリイミ
ド材においては、その成形温度が高く、また溶融時の流
動性も悪いため、成形性が悪く、成形時の熱により着色
し易いことに加えて、光学歪を惹起し易い等の問題を内
在しているからである。また、材料コストの高いポリイ
ミド材にとっては、より安価に眼内レンズを得るために
も、生産性のより一層の向上が望まれているが、上記の
米国特許は、その要求に充分に応え得るものではなかっ
たのである。
【0005】
【解決課題】本発明は、このような事情を背景として為
されたものであって、その解決課題とするところは、所
定のポリイミド材料からの一体成形眼内レンズの量産可
能な製造方法を提供することにあり、特にポリイミド材
料より、透明で且つ光学歪のない、光学性に優れた、一
体成形眼内レンズを有利に製造して、そのコストを有利
に低減させることにある。
【0006】
【解決手段】そして、上記の課題を解決するために、本
発明の要旨とするところは、下記一般式:
【化4】 にて示される繰返し単位を有するポリイミド材料より、
光学部と支持部とを一体に有する眼内レンズを製造する
方法にして、かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな
粒径の粉末を準備する工程と、前記眼内レンズの光学部
の片面形状及び支持部の片面形状に対応した彫型を対向
する成形面の一方に有する一対の成形型を用い、該一対
の成形型間に、上記準備されたポリイミド粉末からなる
成形材料を配置して、加熱プレスせしめることにより、
薄板状の成形補助部の片面上に前記光学部及び支持部の
片面形状が形成されてなるプレス成形品を得る工程と、
該プレス成形品に対して、ポリイミド材料のガラス転移
温度以上、溶融温度以下の温度にて熱処理を施す工程
と、その熱処理されたプレス成形品を二次加工して、該
光学部及び支持部の片面形状と協働して該光学部及び支
持部の全体形状を与える残りの片面形状が形成されるよ
うに、前記成形補助部を取り除くことにより、完成品を
得る工程とを含むことを特徴とする眼内レンズの製造方
法にある。
【0007】 また、本発明は、前記一般式にて示され
る繰返し単位を有するポリイミド材料より、光学部と支
持部とを一体に有する眼内レンズを製造する方法にし
て、かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな粒径の粉
末を準備する工程と、前記眼内レンズの光学部の片面形
状及び支持部の片面形状に対応した彫型を対向する成形
面の一方に有し、且つ該対向する成形面の他方に光学部
の残りの片面形状に対応した彫型を有する一対の成形型
を用い、該一対の成形型間に、上記準備されたポリイミ
ド粉末からなる成形材料を配置して、加熱プレスせしめ
ることにより、薄板状の成形補助部の一方の面上に前記
光学部及び支持部の片面形状が形成され、且つ該成形補
助部の他方の面上に前記光学部の残りの片面形状が形成
されてなるプレス成形品を得る工程と、該プレス成形品
に対して、ポリイミド材料のガラス転移温度以上、溶融
温度以下の温度にて熱処理を施す工程と、その熱処理さ
れたプレス成形品を二次加工して、該光学部及び支持部
と協働して該光学部及び支持部の全体形状を与えるよう
に、前記成形補助部を取り除くことにより、完成品を得
る工程とを含むことを特徴とする眼内レンズの製造方法
をも、その要旨とするものである。
【0008】 さらに、本発明は、前記一般式にて示さ
れる繰返し単位を有するポリイミド材料より、光学部と
支持部とを一体に有する眼内レンズを製造する方法にし
て、かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな粒径の粉
末を準備する工程と、前記眼内レンズの光学部形状に対
応した彫型を有する一対の成形型を用い、該一対の成形
型間に、上記準備されたポリイミド粉末からなる成形材
料を配置して、加熱プレスせしめることにより、光学部
の周りに前記支持部の厚みに相当する厚みを有する薄板
状の支持部形成部が一体的に形成されてなるプレス成形
品を得る工程と、該プレス成形品に対して、ポリイミド
材料のガラス転移温度以上、溶融温度以下の温度にて熱
処理を施す工程と、その熱処理されたプレス成形品を二
次加工して、前記支持部形成部より前記光学部から一体
的に延びる支持部を形成することにより、完成品を得る
工程とを含むことを特徴とする眼内レンズの製造方法を
も、その要旨とするものである。
【0009】
【作用・効果】要するに、本発明では、前記一般式にて
示される繰返し単位を有するポリイミド材料より一体成
形眼内レンズを製造するに際して、先ず、かかるポリイ
ミド材料の1mm未満の粒径の粉末、換言すれば1mm以上
の粒径の粒子が存在しない粉末を準備し、そして目的と
する眼内レンズの一部形状に対応する彫型を有する一対
の成形型を用いて、該成形型間で、上記準備されたポリ
イミド粉末からなる成形材料を加熱プレス成形して、プ
レス成形品を得るのである。このような操作によって、
ポリイミド粉末の成形材料が成形型間で効果的に溶融せ
しめられることにより、形成される成形物品の表面に成
形型の彫型に精密に対応した眼内レンズ形状が実現され
得るのである。しかも、ここで用いられる成形型は、そ
の成形面に設けられた彫型が眼内レンズの一部形状に対
応するものに過ぎず、眼内レンズの支持部については、
その片面形状か厚みを与えるに過ぎないものとされるた
め、容易に製作することができるのである。そして、眼
内レンズ形状の残りの部位、即ち、型加工が為されなか
った部位は、プレス成形品に二次加工として切削、研磨
等の機械加工を施すことによって形成することができ
る。
【0010】 従って、このような方法では、成形材料
であるポリイミド材を粉末形態において用い、しかもそ
の粒径を揃えて、1mm以上の粒径の粒子が存在しないよ
うにして、加熱プレスせしめることにより、より短時間
で均一な溶融を可能ならしめ、且つ成形材料の透明性を
確保しつつ、有利に成形操作を為し得たのである。しか
も、その得られたプレス成形品に対する所定の熱処理に
て、プレス成形操作において生じたプレス成形品に内在
する歪みは、効果的に除去せしめられることとなるので
ある。それ故、ポリイミド材料より、透明で且つ光学歪
のない、光学性に優れた眼内レンズが有利に製造され得
ることとなったのである。しかも、かかる手法によれ
ば、プレス成形方式による型加工が一部に取り入れられ
たことによって、従来からの切削研磨加工に比較して、
切削工程の作業量が有利に軽減され得、切削工程が短縮
され得ると共に、光学部及び支持部の少なくとも一部が
精度良く鏡面成形されることとなり、眼内レンズの生産
性が効果的に向上せしめられ得るのである。そして、そ
れ故に、眼内レンズを安価に、大量に供給することがで
きるのである。また、従来に比して、成形材料の切削部
分が低減することから、成形材料が有効に節約され得、
材料費が節約される利点もある。
【0011】
【具体的構成】ところで、このような本発明手法におい
て用いられる、目的とする眼内レンズを与えるポリイミ
ド成形材料は、下記一般式にて示される繰返し単位を有
するものである。
【0012】
【化5】
【0013】そして、このポリイミド成形材料は、本発
明の前記した課題の解決のために、1mm未満、好ましく
は0.5mm未満の粒径の粉末として、即ち1mm以上、好
ましくは0.5mm以上の大きさの粒子を含まない粉末と
して調製される。このような粉末状のポリイミド成形材
料については、溶融時の流動性が悪いため、目的とする
眼内レンズを得るための加熱プレス成形操作に先立っ
て、必要に応じて、予備プレス成形操作が加えられるこ
ととなる。そして、そのような予備プレス成形は、通
常、温度:室温、圧力:100〜400kgf/cm2 、時
間:数十秒〜数十分程度で行なわれるのである。次い
で、この粉末状のポリイミド形成材料は、加熱プレス成
形操作に供されることとなるが、特に0.5mm未満の粒
径の粉末として調製された場合には、更に歪の発生が低
減され、成形型の転写精度が向上し、歪取りや前記予備
プレス成形が必要でなくなり、これら予備プレス成形工
程が省略でき、ポリイミド材よりなる眼内レンズの生産
性をより一層向上せしめることが出来ることとなるた
め、望ましいものである。なお、このようなポリイミド
粉末成形材料は、ポリイミド溶液を貧溶媒中に微分散せ
しめて粉末化する化学的手法や、ボールミル、チューブ
ミル、ロッドミル、ローラミル、ピンミルの如き粉砕機
を用いた物理的(機械的)手法等の通常の微粉末化手法
によって適宜に得ることが可能である。
【0014】次いで、本発明手法にあっては、上記の如
きポリイミド粉末の成形材料に対して、先ず、加熱プレ
ス成形を施すのであり、その際には、例えば図1に示さ
れる如き加熱プレス装置が用いられることとなる。そこ
において、10は円筒状の固定台であり、図示されない
加熱装置によって、加熱されるようになっている。ま
た、その内孔12内には、上下一対のパンチ14,14
が配置され、下側のパンチ14上に成形型16が固着さ
れる。つまり、この装置では、成形型16の上面と上側
のパンチ14の下面が成形面とされており、それら成形
型16と上側のパンチ14とから、ポリイミド粉末その
もの若しくはその予備成形品からなるポリイミド粉末成
形材料28を加熱プレス成形する一対の成形型が構成さ
れているのである。
【0015】そして、本発明の一つの製造方法において
は、該成形型16として、例えば、図2に示されている
如きものが使用されるのである。この成形型16は、中
央部に取付孔20を有する円板状の本体18と、該取付
孔20に一体的に組み付けられる円柱状の型部材22と
からなる。そして、該型部材22の成形面には、目的と
する眼内レンズの光学部の片面形状に対応した、球面凹
部状の彫型24が形成されている。また、該彫型24に
接続する位置において、前記本体18の成形面には、目
的とする眼内レンズの支持部の片面形状に対応した、C
ループ状の溝状の彫型26が2本形成されている。従っ
て、かかる成形型16を用いることにより、それら彫型
24,26にて、ポリイミド粉末成形材料28上に一体
成形型眼内レンズの光学部及び支持部の片面形状がそれ
ぞれ形成されるようになっているのである。
【0016】なお、一つの成形型16の成形面に、複数
の眼内レンズに対応する彫型を形成しても良く、そのよ
うな成形型を用いることによって、眼内レンズの生産性
をより高めることができる。図3には、そのような成形
型の一例が示されているが、円板状を呈する成形型本体
18には、その周方向に等間隔に4つの取付孔20が形
成されており、各取付孔に4つの型部材22が一体的に
組み付けられている。そして、各型部材22の光学部用
の彫型24に接続する位置において、本体18には、支
持部用の彫型26が2本づつ形成されており、このよう
な成形型16を用いることにより、同時に4つの眼内レ
ンズについて成形し得るようになっているのである。
【0017】また、かかる成形型16やパンチ14の形
成材としては、一般に、炭素鋼や各種合金(クロム、
錫、銀、真鍮、アンチモン、ビスマスベース等)からな
る工具鋼、ガラス、石英、セラミックス等が用いられ
る。それらの中でも、特に、耐熱性に優れる炭素鋼や各
種合金からなる工具鋼が好ましく用いられる。
【0018】そして、このような加熱プレス装置におい
て、前記したポリイミド粉末成形材料28は、上側のパ
ンチ14と成形型16との間に配置されるのであり、固
定台10の加熱下に、上側のパンチ14が所定の圧力で
押圧されて、該成形材料28が溶融せしめられることに
より、彫型24,26に対応した形状が成形材料28の
表面に正確に付与されることとなるのである(図4参
照)。
【0019】より具体的には、この加熱プレス成形は、
以下に示す条件で実施されることとなる。先ず、成形温
度は、成形材料を溶融させ得る温度以上であることが、
良好な光学面を得る上で必要である一方、成形温度が必
要以上に高い場合には、成形材料の着色の原因になった
り、得られるプレス成形品が成形型にくっつき、脱型が
困難となる等の問題が生じるため、好ましくない。この
ため、具体的な成形温度としては、用いられるポリイミ
ド材料の溶融温度やTgに応じて設定されるところとな
るが、一般に、用いられるポリイミド材料のガラス転移
温度(Tg)よりも110℃〜160℃高い温度、好ま
しくは120℃〜150℃高い温度が採用される。
【0020】また、成形圧力が低い場合には、成形材料
が流動し難くなり、均一なプレス成形品が出来難くな
る。このため、成形圧力は、通常、100kgf/cm2 以上
に設定されることが好ましく、更に好ましくは、150
kgf/cm2 以上であり、通常、200〜400kgf/cm2
度に設定されることとなる。なお、成形圧力が必要以上
に高い場合には、得られるプレス成形品が成形型にくっ
つき、その後の脱型が困難となるため、好ましくない。
【0021】さらに、成形時間が余りに短い場合は、成
形材料がうまく溶融せず、一方、長時間加熱し続ける
と、成形材料の着色(黄変化)等の問題が生じることか
ら、一概に言えないが、良好な光学面を有するプレス成
形品を得るためには、成形時間は、通常、5分〜40分
程度とされる。より具体的には、プレス成形品の厚み等
に応じて、適宜に決定されるところとなる。また、徐冷
は、得られるプレス成形品に歪みを生じさせないよう
に、通常、数十分程度の十分な時間をかけて行なわれる
こととなるが、室温に近い状態で放置しておくと、プレ
ス成形品の脱型が困難となるため、好ましくない。
【0022】このようにして加熱プレス成形を施すこと
により、前記ポリイミド粉末成形材料28がプレス成形
品30に加工されるのであり、該プレス成形品30は、
十分な徐冷を経た後に、図5のように脱型される。な
お、歪み取りのために、脱型後にTg以上、溶融温度以
下の温度、通常はその成形材料のTgより数十度高い温
度に保持することによって、熱処理を行なうことが望ま
しい。保持時間は、プレス成形品の歪みが除去できれば
良く、必要以上の処理は無意味であるため、数十分〜数
時間程度、例えば、約30分〜2時間保持すれば良い。
【0023】かくして得られるプレス成形品30は、図
6に示されているように、薄板状の成形補助部32の片
面上に、目的とする眼内レンズの光学部の片面形状34
及び支持部の片面形状36が、浮彫り状に形成されてい
るものである。従って、かかるプレス成形品30に二次
加工を施すに際しては、図7に示されているように、プ
レス成形品30の浮彫り側の面を治具38に接着、保持
させ、その状態で、前記成形補助部32を取り除けば良
い。
【0024】そして、そのような二次加工は、ダイヤモ
ンドバイト等の切削工具40を用いた切削及び研磨によ
って有利に行なうことができ、かかる二次加工によっ
て、該プレス成形品30に、前記光学部の片面形状34
及び支持部の片面形状36と協働して眼内レンズの全体
形状を与える残りの片面形状37を形成することができ
るのである(図8参照)。しかる後、完成品を治具38
より脱離させることにより、図9に示される如き、片側
凸面、片側平面の光学部44とCループ状の2本の支持
部46,46とが一体に形成された、目的とする眼内レ
ンズ42を得ることができる。
【0025】また、図10及び図11には、本発明のま
た一つの製造方法を実施するに際して用いられる成形型
の一例が示されている。この成形型50は、前述した成
形型16と同様に、円板状の本体52と該本体52の取
付孔54に一体的に取り付けられる円柱状の型部材56
とからなり、パンチ60と共に一対の成形型を構成する
ものであるが、型部材56の成形面に、目的とする眼内
レンズの光学部の片面形状に対応した球面凹部状の彫型
58が形成されている一方、本体52の成形面は外周縁
に向けてやや下方に傾斜した平坦面とされ、支持部に対
応する彫型は何等形成されていない。そして、パンチ6
0の周縁部も外周縁に向けてやや下方に傾斜せしめられ
ている。
【0026】而して、この成形型50を用いる場合に
は、成形型50とパンチ60との間に所定のポリイミド
粉末成形材料62を配置して、加熱プレス操作を行なう
際に、パンチ60と成形型50との間の間隔が、目的と
する眼内レンズの支持部の厚みに相当する間隔(通常、
0.05〜0.3mm程度)となるように、パンチ60を
押圧するのである。この厚みのコントロールは、通常、
成形圧と使用する成形材料の量によって為される。これ
によって、得られるプレス成形品64は、図12に示さ
れているように、片側凸面、片側平面の両面が形成され
た光学部66の周りに、支持部の厚みに相当する厚みを
有する薄板状の支持部形成部68が所定の角度で傾斜し
た状態で一体的に形成されたものとなる。
【0027】 従って、かかるプレス成形品64に二次
加工を施すに際しては、該支持部形成部68より光学部
から一体的に延びる支持部を形成すれば良い。そして、
そのような二次加工は、例えば図13の如く、例えばエ
キシマレーザー等のレーザー装置70を用いて、プレス
成形品64の光学部66を打ち抜くと共に、支持部形成
部68より支持部を形成し、不要部分を除去することに
よって、有利に行なうことができ、以て図9の如き目的
とする眼内レンズ(完成品)を支持部が傾斜した形態で
得ることができるのである。また、かかる二次加工は、
パンチによる打ち抜きや、彫刻機によるくり抜き等によ
っても良好に行なうことができる。更には、よく知られ
ているように、打ち抜き刃を有する切断具による打ち抜
きによっても、かかる二次加工を実施することができる
ことは、勿論である。なお、必要に応じて、この二次加
工前に、所望の屈折力を得るために、眼内レンズの光学
部の片面若しくは両面を僅かに切削研磨することもでき
る。
【0028】そして更に、本発明のまた一つの製造方法
においては、眼内レンズの光学部の片面形状及び支持部
の片面形状に対応した彫型を対向する成形面の一方に有
し、且つ該対向する成形面の他方に光学部の残りの片面
形状に対応した彫型を有する一対の成形型が用いられ
て、所定のポリイミド粉末成形材料の加熱プレスが実施
されることとなる。また、図16には、このような方法
で得られたプレス成形品の一例が示されているが、この
プレス成形品76は、薄板状の成形補助部78の一方の
面上に、目的とする眼内レンズの光学部片面形状80及
び支持部片面形状82が形成され、且つ該成形補助部7
8の他方の面上に、光学部の残りの片面形状84が形成
されている。従って、該プレス成形品76を二次加工し
て、一点鎖線に沿って成形補助部78の周縁部を取り除
くことにより、眼内レンズの全体形状を形成して、目的
とする眼内レンズ(完成品)を得ることができるのであ
る。
【0029】なお、本発明手法において得られる一体成
形眼内レンズの形状は、加熱プレス成形で使用される成
形型の彫型形状を変更することにより、適宜に変更可能
である。例えば、眼内レンズの光学部形状は、前述した
如き片側凸面、片側平面形状や、両側凸面形状の他に、
メニスカス形状等に形成することもできる。そして、両
側凸面形状を得るためには、例えば、図14,15に示
す如き、対向する成形面の両方に彫型を有する一対の成
形型72,72を用いて、成形材料をプレス成形品74
に加工することとなる。なお、上側の成形型は、図1の
如き装置において、上側のパンチ14の下面に固着され
ることとなる。
【0030】また、眼内レンズの支持部については、前
述の眼内レンズでは、2本のCループ状の支持部が光学
部の軸直角方向に平行に延びるようになっていたが、支
持部を3本以上設けることもでき、その形状を、Jルー
プ状に変更することもできる。更に、プレス成形品を形
成する際に、支持部形成部(乃至成形補助部)を、図1
4に示す如く、光学部の軸に対して直角な面に対して所
定の角度を持たせて形成したり、図15に示す如く、球
面の一部を構成するように形成したりすることにより、
該プレス成形品を二次加工して得られる眼内レンズの支
持部を、レンズ面に対して所定の角度を有するように形
成したり、レンズ面に対して円弧状に湾曲するように形
成したりすることができる。
【0031】
【実施例】以下に、本発明を更に具体的に明らかにする
ために、本発明に係る眼内レンズの製造方法の代表的な
幾つかの実施例を挙げることとするが、本発明が、その
ような実施例の記載によって、何等の制約をも受けるも
のでないことは、言うまでもないところである。また、
本発明には、以下に述べる実施例、更には上述の具体的
記述の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良
等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
【0032】実施例 1 図1に示す如き装置に図2,4に示す如き成形型16を
セットする一方、下記に示す繰返し構造を有するポリイ
ミド(Tg:約220℃)材料の微粉化物より、16メ
ッシュの篩にて1mm以上の粒径のものを取り除いてなる
粉末を、該成形型16上に配置し、1分間予備プレス成
形(圧力:289kgf/cm2 、温度:25℃)した後、加
熱(360℃)加圧(289kgf/cm2 )条件下で、20
分間かけて成形し、その後15分間かけて加圧(289
kgf/cm2 )徐冷して、脱型した後、250℃(昇温時
間:1時間)にて15分間熱処理を施すことにより、図
6に示す如きプレス成形品30を得た。その後、該プレ
ス成形品30の片面側の成形補助部32を、ダイヤモン
ドバイトを用いた切削研磨加工(二次加工)によって除
去して仕上げ、歪のない透明性に優れた所望の一体成形
眼内レンズを得た。
【0033】
【化6】
【0034】これに対して、上記篩分処理を施さない
(粒径1mm以上のものを含む)微粉化ポリイミド材料を
用い、上記と同様にして、加熱プレス成形して、眼内レ
ンズを作製したところ、得られたポリイミド製眼内レン
ズには、大きな歪が存在することが認められた。また、
この歪を有する眼内レンズを250℃の温度に加熱し
て、歪取りを行なったが、その歪は完全には除去されな
かった。
【0035】実施例 2 実施例1において用いた1mm以上の粒径のものを除去し
た微粉化ポリイミド材料に対して、更に32メッシュの
篩を用いた篩分処理を施し、粒径0.5mm以上の粒子を
取り除いたポリイミド粉末を用い、このポリイミド粉末
を、予備成形することなく、そのまま、前記成形型16
にて、実施例1と同様にして加熱プレス成形することに
より、歪のない透明性に優れたプレス成形品30を得、
更に同様な二次加工を施して、目的とする良好な光学性
を有するポリイミド製眼内レンズを得た。
【0036】一方、上記のポリイミド粉末を、成形圧
力:200kgf/cm2 、成形温度:390℃、成形時間:
10分間の条件下にて加熱プレス成形し、そして15分
間かけて加圧除冷したこと以外は、実施例1と同様にし
てポリイミド製眼内レンズを作製したところ、得られた
眼内レンズに歪は確認されなかったものの、全体がかな
り着色したものとなった。また、成形条件として、圧
力:300kgf/cm2 、温度:320℃、時間:40分を
採用したところ、一部完全には溶融されていない不透明
部分の存在する眼内レンズが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明手法にて用いられる加熱プレス装置の一
例を示す断面説明図である。
【図2】図1の装置に配置される成形型の一例につい
て、平面形態及び縦断面形態を示す図である。
【図3】成形型の異なる例について、平面形態及び縦断
面形態を示す図である。
【図4】図2の成形型を用いた加熱プレス成形工程を示
す断面説明図である。
【図5】プレス成形品の脱型工程を示す断面説明図であ
る。
【図6】図2の成形型を用いて形成されたプレス成形品
について、平面形態及び正面形態を示す図である。
【図7】図6のプレス成形品に二次加工(切削研磨加
工)を施す工程を示す断面説明図である。
【図8】二次加工によってプレス成形品の成形補助部を
除去した状態を示す断面説明図である。
【図9】完成された眼内レンズについて、平面形態及び
正面形態を示す図である。
【図10】眼内レンズの光学部に対応する彫型のみを有
する成形型を用いた加熱プレス成形工程を示す断面説明
図である。
【図11】プレス成形品の脱型工程を示す断面説明図で
ある。
【図12】成形されたプレス成形品について、平面形態
及び正面形態を示す図である。
【図13】図12のプレス成形品に二次加工(レーザー
加工)を施す工程を示す断面説明図である。
【図14】両側凸面形状の光学部を形成する成形型の一
例を示す断面説明図である。
【図15】両側凸面形状の光学部を形成する成形型の異
なる他の例を示す断面説明図である。
【図16】本発明の一つの製造方法に従って成形された
プレス成形品の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 固定台 14 パンチ 16 成形型 24 彫型(光学部に対応) 26 彫型(支持部に対応) 28 成形材料 30 プレス成形品 32 成形補助部 34 光学部片面形状 36 支持部片面形状 40 切削具 42 眼内レンズ 44 光学部 46 支持部 50 成形型 58 彫型 60 パンチ 62 成形材料 64 プレス成形品 66 光学部 68 支持部形成部 70 レーザー装置 72 成形型 74 プレス成形品 76 プレス成形品 78 成形補助部 80 光学部片面形状 82 支持部片面形状 84 光学部片面形状
フロントページの続き (72)発明者 平谷 治之 愛知県名古屋市西区枇杷島三丁目12番7 号 株式会社メニコン 枇杷島研究所内 (56)参考文献 特開 平3−222960(JP,A) 特開 昭62−148920(JP,A)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式: 【化1】 にて示される繰返し単位を有するポリイミド材料より、
    光学部と支持部とを一体に有する眼内レンズを製造する
    方法にして、 かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな粒径の粉末を
    準備する工程と、前記眼内レンズの光学部の片面形状及
    び支持部の片面形状に対応した彫型を対向する成形面の
    一方に有する一対の成形型を用い、該一対の成形型間
    に、上記準備されたポリイミド粉末からなる成形材料を
    配置して、加熱プレスせしめることにより、薄板状の成
    形補助部の片面上に前記光学部及び支持部の片面形状が
    形成されてなるプレス成形品を得る工程と、該プレス成
    形品に対して、ポリイミド材料のガラス転移温度以上、
    溶融温度以下の温度にて熱処理を施す工程と、その熱処
    理されたプレス成形品を二次加工して、該光学部及び支
    持部の片面形状と協働して該光学部及び支持部の全体形
    状を与える残りの片面形状が形成されるように、前記成
    形補助部を取り除くことにより、完成品を得る工程とを
    含むことを特徴とする眼内レンズの製造方法。
  2. 【請求項2】 下記一般式: 【化2】 にて示される繰返し単位を有するポリイミド材料より、
    光学部と支持部とを一体に有する眼内レンズを製造する
    方法にして、 かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな粒径の粉末を
    準備する工程と、前記眼内レンズの光学部の片面形状及
    び支持部の片面形状に対応した彫型を対向する成形面の
    一方に有し、且つ該対向する成形面の他方に光学部の残
    りの片面形状に対応した彫型を有する一対の成形型を用
    い、該一対の成形型間に、上記準備されたポリイミド粉
    末からなる成形材料を配置して、加熱プレスせしめるこ
    とにより、薄板状の成形補助部の一方の面上に前記光学
    部及び支持部の片面形状が形成され、且つ該成形補助部
    の他方の面上に前記光学部の残りの片面形状が形成され
    てなるプレス成形品を得る工程と、該プレス成形品に対
    して、ポリイミド材料のガラス転移温度以上、溶融温度
    以下の温度にて熱処理を施す工程と、その熱処理された
    プレス成形品を二次加工して、該光学部及び支持部と協
    働して該光学部及び支持部の全体形状を与えるように、
    前記成形補助部を取り除くことにより、完成品を得る工
    程とを含むことを特徴とする眼内レンズの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記プレス成形品に対する二次加工とし
    て、切削研磨を行ない、前記成形補助部を取り除くこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の眼内レンズの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 下記一般式: 【化3】 にて示される繰返し単位を有するポリイミド材料より、
    光学部と支持部とを一体に有する眼内レンズを製造する
    方法にして、 かかるポリイミド材料の1mmよりも小さな粒径の粉末を
    準備する工程と、前記眼内レンズの光学部形状に対応し
    た彫型を有する一対の成形型を用い、該一対の成形型間
    に、上記準備されたポリイミド粉末からなる成形材料を
    配置して、加熱プレスせしめることにより、光学部の周
    りに前記支持部の厚みに相当する厚みを有する薄板状の
    支持部形成部が一体的に形成されてなるプレス成形品を
    得る工程と、該プレス成形品に対して、ポリイミド材料
    のガラス転移温度以上、溶融温度以下の温度にて熱処理
    を施す工程と、その熱処理されたプレス成形品を二次加
    工して、前記支持部形成部より前記光学部から一体的に
    延びる支持部を形成することにより、完成品を得る工程
    とを含むことを特徴とする眼内レンズの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記プレス成形品に対する二次加工とし
    て、レーザー加工又は打ち抜き、或いは彫刻機によるく
    り抜きを行ない、前記支持部形成部より、目的とする前
    記支持部を形成することを特徴とする請求項4記載の眼
    内レンズの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ポリイミド材料が、0.5mmよりも
    小さな粒径の粉末として調製される請求項1〜5の何れ
    かに記載の眼内レンズの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱プレス成形操作が、用いられる
    ポリイミド材料のガラス転移温度よりも110℃〜16
    0℃高い温度下において行なわれる請求項1〜6の何れ
    かに記載の眼内レンズの製造方法。
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