JPH08201029A - 長尺体の外径測定方法及びその装置 - Google Patents

長尺体の外径測定方法及びその装置

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JPH08201029A
JPH08201029A JP7007172A JP717295A JPH08201029A JP H08201029 A JPH08201029 A JP H08201029A JP 7007172 A JP7007172 A JP 7007172A JP 717295 A JP717295 A JP 717295A JP H08201029 A JPH08201029 A JP H08201029A
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JP7007172A
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Masao Matsumura
正男 松村
Kazuhiro Koga
和宏 古賀
Hiroshi Maruki
浩 丸喜
Motohiro Yamane
基宏 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力ケーブル等の長尺体の外径測定を非接触
で絶縁性能を保証し、かつ高精度に行う。 【構成】 複数の投光器12,22から照射された平行
光25,26のエリア内で被測定長尺体10の影及び予
め外径が認識されているサンプル長尺体の影を、投光器
に対応する受光器13,23で各受光量変化としてとら
えて出力し、CPU27でサンプル長尺体の影に対する
各出力に応じて長尺体の外径の大きさに対する補正値を
求めるとともに、上記被測定長尺体の影に対する各出力
と補正値に基づいて出力を補正し、この補正された出力
に基づいて被測定長尺体の外径を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、長尺体である電力ケー
ブル等の接続時に使用するケーブル絶縁体の厚さを測定
して品質管理を行う長尺体の外径測定方法及びその装置
に関し、特に非接触で測定を行う長尺体の外径測定方法
及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒形の長尺体である電力ケーブ
ルの接続工程では、ケーブル絶縁体の厚さは、上記ケー
ブルの絶縁性能に大きく関係している。そこで、上記絶
縁体の外径を測定することは、ケーブルの品質を管理す
る上で重要な要素の1つになっていた。
【0003】従来、この種のケーブルの外径測定手段と
しては、手軽に利用できるノギス等を使用した接触方式
によって外径を測定したり、レーザからのフライングス
ポットを用いたレーザスキャニング方式やCCD素子を
用いたCCD受光方式等の外径測定装置が使用されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記接触方
式では、電力ケーブルの表面が柔らかいためにノギスを
接触させると、上記ケーブル表面が変形してしまって高
精度かつ正確な測定ができないという問題点があった。
また、エポキシユニットとストレスコーンを用いてケー
ブルの接続を行うプレハブ型接続部においては、絶縁体
表面状態が直接ケーブルの絶縁性能にかかわってくるた
め、上記ノギスの使用してケーブルの外径を測定する場
合には、絶縁体表面を傷つけることがあり、これに起因
して絶縁破壊を引き起こすという問題点があった。
【0005】また、上記外径測定装置では、装置自体が
大きく、電力ケーブルが敷設されている狭い洞道内で行
われる測定には不向きであるとともに、製作コストが高
価であるという問題点があった。本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので、長尺体の外径測定を非接触で、
かつ高精度に行うことができる長尺体の外径測定方法及
びその装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、複数の投光部からの平行光を予め外径
が認識されているサンプル長尺体の外周に照射し、前記
照射された平行光の所定エリア内で前記サンプル長尺体
の影を、前記投光部に対応して設けられた複数の受光部
で受光量変化としてとらえて対応する各出力を得る第1
の投受光工程と、該各出力に応じて前記サンプル長尺体
の外径の大きさに対する補正値を求める補正算出工程
と、前記複数の投光部からの平行光を被測定長尺体の外
周に照射し、前記照射された平行光のエリア内で該被測
定長尺体の影を、前記複数の受光部で受光量変化として
とらえて対応する各出力を得る第2の投受光工程と、該
各出力と前記長尺体の外径の大きさに対する補正値に基
づいて出力を補正する補正工程と、該補正された出力に
基づいて前記被測定長尺体の外径を検出する検出工程と
からなる。
【0007】請求項2では、前記第1の投受光工程で前
記各投光部からの平行光を前記サンプル長尺体の長手方
向と直交する方向に移動させ、該移動における所定位置
で、前記照射された平行光のエリア内で前記サンプル長
尺体の影を、前記各受光部で受光量変化としてとらえて
対応する各出力を得、前記補正算出工程で前記各所定位
置での各出力の加算値と減算値の相関特性を求め、かつ
当該相関特性から該加算値が一定値になるように、前記
サンプル長尺体の外径の大きさに対する補正値を求め
る。
【0008】請求項3では、レーザ素子から出力された
光ビームをレンズで平行光にして長尺体の外周に照射す
る投光部と前記照射された平行光の所定エリア内で前記
長尺体の影を受光量変化として受光素子でとらえて対応
する出力を得る受光部を有する複数の測定器からなる測
定手段と、前記測定器で測定された予め外径が認識され
ているサンプル長尺体の影に対する各出力に応じて、当
該サンプル長尺体の外径の大きさに対する補正値を求め
るCPUからなる補正算出手段と、前記測定手段で測定
された被測定長尺体の影に対する各出力と、前記求めら
れた補正値とに基づいて出力を補正するCPUからなる
補正手段と、該補正された出力に基づいて前記被測定長
尺体の外径を検出するCPUからなる検出手段とを備え
る。
【0009】請求項4では、前記測定手段の投光部と受
光部とは、前記長尺体が挿入される回転可能なコ字型治
具の周上に対向して配置される。
【0010】
【作用】照射された平行光のエリア内で被測定長尺体の
影及びサンプル長尺体の影を、各受光量変化として出力
し、サンプル長尺体の影に対する各出力に応じて長尺体
の外径の大きさに対する補正値を求め、被測定長尺体の
影に対する各出力と補正値に基づいて出力を補正し、こ
の補正された出力に基づいて被測定長尺体の外径を検出
する。
【0011】請求項2では、各平行光をサンプル長尺体
の長手方向と直交する方向に移動させ、所定位置でサン
プル長尺体の影を各受光量変化としてとらえて出力し、
各出力の加算値と減算値の相関から加算値が一定値にな
るように補正値を求める。請求項3では、測定手段で測
定したサンプル長尺体の影に対する各受光出力に応じて
CPUで補正値を求め、かつ測定手段で測定された被測
定長尺体の影に対する各受光出力と補正値とに基づいて
出力を補正し、補正された出力に基づいて被測定長尺体
の外径を検出する。
【0012】請求項4では、複数の測定手段を回転機構
を有するコ字型治具の周上に配置させる。
【0013】
【実施例】本発明に係る外径測定方法を用いた外径測定
装置の実施例を図1乃至図7の図面に基づいて説明す
る。図1は、本発明に係る外径測定装置の第1実施例の
構成を示す斜視図である。図において、上記外径測定装
置は、電力ケーブル等の長尺体10の外周上の所定位置
に非接触で設けられ、2個1組で長尺体10の外径を測
定する測定器11,21と、測定器11,21からの各
出力に基づいて長尺体10の外径を検知するCPU27
とから構成されている。
【0014】測定器11,21は、それぞれ長尺体10
の外周の上部に配設された投光器12,22と、各投光
器12,22に対応して長尺体10の外周の下部に配設
された受光器13,23と、受光器13,23に接続さ
れてその出力を増幅するアンプ14,24とからなる。
投光器12,22は、それぞれ半導体レーザ素子等の光
源12a,22a及び光源12a,22aの光軸上に設
けられたレンズ12b,22bを有し、例えば光源12
a,22aからガウシアンビームを発生させ、上記ビー
ムをレンズ12b,22bで平行光25,26に変えて
長尺体10の外周の一部をそれぞれ照射している。な
お、上記平行光25,26は、図2に示すように、幅L
1,L2からなり、かつその間隔がL3に設定されてお
り、長尺体10の外径をDとすると、平行光25,26
と外径Dとは、L3<D<L1+L2+L3の関係になるよ
うに設定する。
【0015】受光器13,23は、それぞれ平行光2
5,26の幅L1,L2に対応して設けられたスリット1
3a,23aと、平行光25,26の光軸上に設けられ
た集光レンズ13b,23b及び受光素子13c,23
cを有し、スリット13a,23aを介して入力する平
行光25,26を集光レンズ13b,23bで集光して
受光素子13c,23cに入射させており、受光素子1
3c,23cでは、長尺体10の影に対する各受光量を
得るとともに、上記受光量に応じたアナログ電圧信号を
アンプ14,24に出力している。
【0016】アンプ14,24は、CPU27での信号
検出が可能なように上記アナログ電圧信号を増幅してC
PU27に出力している。ここで、長尺体10の外径
は、測定器11,21からの出力電圧の和に対応して検
出される。ところが、被測定対象物である長尺体10の
スリット上の位置により受光量が異なることや投光器1
2,22、受光器13,23の取り付け時に僅かながら
光学的位置ずれが生じることがある。このため、被測定
対象物の外径と2つの測定器11,21からの出力電圧
和の直線性は、フルスケールで10%になることもあ
る。すなわち、被測定対象物のスリット上の位置等が変
わるだけで上記出力電圧和は変化し、上記被測定対象物
の外径検出の誤差の要因となる。さらに、上記被測定対
象物の大きさによっても、この変化量は直線性を失うこ
ととなる。
【0017】そこで、本実施例では、上記出力電圧に対
して補正を行うことで、上記出力電圧和に直線性を持た
せる。ここでは、例えば予め外径D1が測定されて認識
されているサンプル長尺体の外径を本実施例の外径測定
装置で測定し、上記測定した外径を用いて補正値を算出
する。すなわち、上記サンプル長尺体の外周が図1,図
2に示した平行光25,26の幅L1,L2の範囲内(以
下、「レーザエリア内」という。)に存在する場合に、
測定器11,21からの出力電圧をV1,V2とすると、
CPU25は、サンプル長尺体の外径を出力電圧和(V
1+V2)=Yに応じて表す。次に、外径Dの中心をスリ
ット13a,23aの中心から所定間隔ずらした場合、
上記両スリットの中心からのずれ量は(V1−V2)=X
で置き換えられ、このX,Yの関係は、図3に示すよう
に2次曲線的に表される。なお、上記2次曲線では、
(V1+V2)の最小値をy1、(V1−V2)の最小値を
x1とし、スリットの中心とは(V1−V2)=0の位置
である。
【0018】このような曲線になるのは、レーザビーム
がガウシャ分布であるため、レーザ光の中心付近の光量
が高いところが長尺体の外周によって遮られると受光器
での受光量が落ちるからである。そこで、本実施例のC
PU27では、ずれ量(V1−V2)に対して出力電圧和
(V1+V2)が最小値y1(一定)になるように補正H1
を行うものとする。さらに、CPU27は、上述の動作
を外径がD2,D3,…,Dn(ただし、nは任意の整
数)のサンプル長尺体に対して繰り返し行い、出力電圧
和(V1+V2)がそれぞれ最小値y2,y3,…,ynで
一定になるように、補正H2,H3,…,Hnを行う。こ
の時に外径Dと最小値yから得られる関係は、図4のよ
うに表される。この図4は、nが「4」の場合を示して
いる。
【0019】また、CPU27は、被測定対象の長尺体
の外径を検出する場合には、まず被測定対象の長尺体に
対して測定器11,21からの出力電圧和Y=(V1+
V2)を求める。そして、図4に示した外径と出力電圧
和Yとの関係から上記被測定対象の長尺体の外径を検出
することができる。なお、電力ケーブル等の長尺体の外
径を測定する外径測定装置では、以下に示す方法で簡易
的に補正を行うことが可能である。すなわち、上記図3
に示すように、補正用の径D1のサンプルから求めた2
次曲線を2本の直線で近似し、外径D1に対しての両直
線の傾きをAX1,BX1とし、その交点を上記2次曲線
の最小値(x1,y1)とする。また、補正用の径D2の
サンプルからは、XとYの関係が図3と同様に求めら
れ、外径D2に対しての両直線の傾きをAX2,BX2と
し、その交点を上記2次曲線の最小値(x2,y2)とな
る。
【0020】これにより、径D1の補正式は、補正後の
電圧をH1とすると、 H1=Y+AX1・[(X−x1)21/2 (X>x1の場合) …(1) H1=Y+BX1・[(X−x1)21/2 (X≦x1の場合) …(2) となる。また、径D2の補正式は、補正後の電圧をH2と
すると、 H2=Y+AX2・[(X−x2)21/2 (X>x2の場合) …(3) H2=Y+BX2・[(X−x2)21/2 (X≦x2の場合) …(4) となる。また、上述の動作を外径D3,…,Dnのサンプ
ルに対しても同様の方法を繰り返し行って上記各径D
3,…,Dnの補正式を求める。また、CPU27は、図
5に示すような上記補正電圧に対応するケーブルの外径
が予め設定されており、算出された補正電圧に応じて被
測定対象のケーブル(以下、「対象ケーブル」とい
う。)の外径を検出することができる。
【0021】そして、CPU27は、対象ケーブルの外
径を検出する場合には、図6のフローチャートに示す動
作を行う。なお、図6では説明を容易にするため、径D
1とD2の場合について述べる。図6において、CPU2
7は、まず上記対象ケーブルに対して測定器11,21
で測定された出力電圧V1,V2をアナログ/デジタル変
換して取り込み(ステップ101)、算出した出力電圧
和Y=(V1+V2)が径D1とD2の中間値VTより小さ
いかどうか判断する(ステップ102)。
【0022】ここで、出力電圧和Y<中間値VTの場合
には、上記対象ケーブルの径が径D1に近似しているも
のと判断して径D1の補正式を選択し、出力電圧差X=
(V1−V2)が交点x1より大きいかどうか判断する
(ステップ103)。また、出力電圧和Y≧中間値VT
の場合には、上記対象ケーブルの径が径D2に近似して
いるものと判断して径D2の補正式を選択し、出力電圧
差X=(V1−V2)が交点x2より大きいかどうか判断
する(ステップ104)。
【0023】ステップ103において、(V1−V2)>
x1の場合には、数式(1)のH1=Y+AX1・[(X
−x1)21/2を選択して、数式(1)に基づいて出力
電圧の補正を行い(ステップ105)、上記補正値H1
に応じた対象ケーブルの外径を検出してその外径の値を
例えば図示しない表示器に出力し、対象ケーブルの外径
表示を可能とする(ステップ106)。また、(V1−
V2)≦x1の場合には、数式(2)のH1=Y+BX1・
[(X−x1)21/2を選択して、数式(2)に基づい
て出力電圧の補正を行い(ステップ107)、上記補正
値H1に応じた対象ケーブルの外径を検出してその外径
の値を表示器に出力し、対象ケーブルの外径表示を可能
とする(ステップ108)。
【0024】ステップ104において、(V1−V2)>
x2の場合には、数式(3)のH2=Y+AX2・[(X
−x2)21/2を選択して、数式(3)に基づいて出力
電圧の補正を行い(ステップ109)、上記補正値H2
に応じた対象ケーブルの外径を検出してその外径の値を
表示器に出力し、対象ケーブルの外径表示を可能とする
(ステップ110)。また、(V1−V2)≦x2の場合
には、数式(4)のH2=Y+BX2・[(X−x2)2
1/2を選択して、数式(4)に基づいて出力電圧の補正
を行い(ステップ111)、上記補正値H2に応じた対
象ケーブルの外径を検出してその外径の値を表示器に出
力し、対象ケーブルの外径表示を可能とする(ステップ
112)。
【0025】従って、本実施例では、予めサンプル長尺
体の影に対する各出力に応じて長尺体の外径の大きさに
対する補正値を求め、被測定長尺体の影に対する各出力
と補正値に基づいて出力を補正し、この補正された出力
(補正電圧)に基づいて被測定長尺体の外径を検出する
ので、外径の誤差が0.1mm以下の精度で外径測定が
可能となる。また、上記被測定長尺体の径がその他の径
D3〜Dnに近似している場合も、上記実施例と同様の方
法でその外径を検出することができる。
【0026】なお、本発明では、例えば表示器に図5に
示した補正電圧に対応する長尺体の外径を設定し、CP
Uからデジタル/アナログ変換された補正電圧を出力
し、上記表示器で補正電圧に応じた長尺体の外径をデジ
タル表示させることも可能である。図7は、本発明に係
る外径測定装置の第2実施例の概略構成を示す斜視図で
ある。本実施例は、2個1組で長尺体10の外径を測定
する測定器を2組設け、2方向以上からの外径測定を可
能にするものである。すなわち、測定器31,34及び
測定器41,44は、それぞれ組をなしており、測定器
31,34の投光部32,35と受光部33,36及び
測定器41,44の投光部42,45と受光部43,4
6は、前記長尺体10が挿入される回転可能なコ字型治
具50のコ字部材51の周上に対向して配置されてい
る。また、測定器31,34の光軸と測定器41,44
の光軸とは、互いに直交するとともに、互いに干渉しな
いように位置をずらして調整されている。なお、上記投
光部及び受光部は、第1実施例に示した投光器12,2
2及び受光器13,23とそれぞれ同様の構成になって
いる。
【0027】コ字型治具50は、上記測定器が配置され
たコ字部材51と、コ字部材51を回転可能に支持する
台座52と、回転したコ字部材51を任意の角度で固定
する固定つまみ53とから構成されている。これによ
り、コ字部材51は、図中矢印方向に回転可能となり、
固定つまみ53によって測定器31,34,41,44
を任意の角度で固定することができる。
【0028】本実施例では、各組毎に第1実施例と同様
の外径測定を行い、測定器を所定角度(例えば45度)
回転させて2方向以上からそれぞれ外径を検出でき、例
えば長尺体が楕円等の筒体からなる場合でも、容易に各
角度での外径を測定できる。なお、本実施例では、図5
に示した補正電圧に対応する長尺体の外径を、各組の測
定器毎に別々に設定しても良いし、また同一の値に設定
しても良い。また、本発明では、治具に配置する測定器
は2組に限らず、それ以上の複数組を配置して外径測定
を行うことも可能である。
【0029】従って、本実施例では、回転可能な治具に
投光器と受光器を設けることで、長尺体に対して2方向
以上から正確な外径測定を可能にすることができる。ま
た、本実施例では、治具をコ字型に構成したので、長尺
体を長手方向のどの位置からでも挿入することができ、
長尺体の測定が容易になる。また、本発明の外径測定装
置は、非接触で電力ケーブル等の長尺体の外径測定を行
うので、ケーブル表面に傷を付け絶縁性能を劣化させた
り、ケーブル表面が柔らかくて正確な測定値が得られな
い等の従来例の欠点が防止され、ケーブル絶縁性能を保
証して、信頼性及び高精度の外径測定を行うことができ
る。
【0030】さらに、本発明の外径測定装置は、レーザ
を使用して小型、かつ軽量に構成することができるの
で、ケーブルが敷設されている狭い洞道内でも容易に外
径測定を行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
投光部からの平行光を予め外径が認識されているサンプ
ル長尺体の外周に照射し、前記照射された平行光の所定
エリア内で前記サンプル長尺体の影を、前記投光部に対
応して設けられた複数の受光部で各受光量変化としてと
らえて出力する第1の投受光工程と、該各出力に応じて
前記サンプル長尺体の外径の大きさに対する補正値を求
める補正算出工程と、前記複数の投光部からの平行光を
被測定長尺体の外周に照射し、前記照射された平行光の
エリア内で該被測定長尺体の影を、前記複数の受光部で
各受光量変化としてとらえて出力する第2の投受光工程
と、該各出力と前記長尺体の外径の大きさに対する補正
値に基づいて出力を補正する補正工程と、該補正された
出力に基づいて前記被測定長尺体の外径を検出する検出
工程とからなるので、長尺体の外径測定を非接触で、か
つ高精度に行うことができる。
【0032】請求項2においては、前記第1の投受光工
程では、前記各投光部からの平行光を前記サンプル長尺
体の長手方向と直交する方向に移動させ、該移動におけ
る所定位置で、前記照射された平行光のエリア内で前記
サンプル長尺体の影を、前記各受光部で各受光量変化と
してとらえて出力し、前記補正算出工程では、前記各所
定位置での各出力の加算値と減算値の相関特性を求め、
かつ当該相関特性から該加算値が一定値になるように、
前記サンプル長尺体の外径の大きさに対する補正値を求
めるので、長尺体の外径測定をさらに高精度に行うこと
ができる。
【0033】請求項3では、出力された光ビームを平行
光にして長尺体の外周に照射する投光部と前記照射され
た平行光の所定エリア内で前記長尺体の影を各受光量変
化としてとらえて出力する受光部を有する複数の測定手
段と、前記測定手段で測定された予め外径が認識されて
いるサンプル長尺体の影に対する各出力に応じて、当該
外径の大きさに対する補正値を求める補正算出手段と、
前記測定手段で測定された被測定長尺体の影に対する各
出力と前記求められた補正値とに基づいて出力を補正す
る補正手段と、該補正された出力に基づいて前記被測定
長尺体の外径を検出する検出手段とを備えたので、非接
触の外径測定を容易に実現できる。
【0034】請求項4では、前記測定手段の投光部と受
光部とは、前記長尺体が挿入される回転可能なコ字型治
具の周上に対向して配置されるので、複数方向からそれ
ぞれ長尺体外径を検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外径測定装置の第1実施例の構成
を示す斜視図である。
【図2】図1に示した測定器からの平行光と長尺体の外
径との関係を示す図である。
【図3】図1に示した測定器からの出力電圧和と出力電
圧差との関係を示す図である。
【図4】図1に示した測定器からの出力電圧和とサンプ
ル外径の関係を示す図である。
【図5】補正値と外径との関係を示す図である。
【図6】図1に示したCPUの補正動作を説明するため
のフローチャートである。
【図7】本発明に係る外径測定装置の第2実施例の概略
構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11,21,31,34,41,44 測定器 12,22,32,35,42,45 投光器 12a,22a 光源 12b,22b レンズ 13,23,33,36,42,45 受光器 13a,23a スリット 13b,23b 集光レンズ 13c,23c 受光素子 14,24 アンプ 25,26 平行光 27 CPU 50 コ字型治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸喜 浩 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 山根 基宏 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の投光部からの平行光を予め外径が
    認識されているサンプル長尺体の外周に照射し、前記照
    射された平行光の所定エリア内で前記サンプル長尺体の
    影を、前記投光部に対応して設けられた複数の受光部で
    各受光量変化としてとらえて出力する第1の投受光工程
    と、 該各出力に応じて前記サンプル長尺体の外径の大きさに
    対する補正値を求める補正算出工程と、 前記複数の投光部からの平行光を被測定長尺体の外周に
    照射し、前記照射された平行光のエリア内で該被測定長
    尺体の影を、前記複数の受光部で各受光量変化としてと
    らえて出力する第2の投受光工程と、 該各出力と前記長尺体の外径の大きさに対する補正値に
    基づいて出力を補正する補正工程と、 該補正された出力に基づいて前記被測定長尺体の外径を
    検出する検出工程とからなることを特徴とする長尺体の
    外径測定方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の投受光工程では、前記各投光
    部からの平行光を前記サンプル長尺体の長手方向と直交
    する方向に移動させ、該移動における所定位置で、前記
    照射された平行光のエリア内で前記サンプル長尺体の影
    を、前記各受光部で各受光量変化としてとらえて出力
    し、前記補正算出工程では、前記各所定位置での各出力
    の加算値と減算値の相関特性を求め、かつ当該相関特性
    から該加算値が一定値になるように、前記サンプル長尺
    体の外径の大きさに対する補正値を求めることを特徴と
    する請求項1に記載の長尺体の外径測定方法。
  3. 【請求項3】 出力された光ビームを平行光にして長尺
    体の外周に照射する投光部と前記照射された平行光の所
    定エリア内で前記長尺体の影を各受光量変化としてとら
    えて出力する受光部を有する複数の測定手段と、 前記測定手段で測定された予め外径が認識されているサ
    ンプル長尺体の影に対する各出力に応じて、当該外径の
    大きさに対する補正値を求める補正算出手段と、 前記測定手段で測定された被測定長尺体の影に対する各
    出力と前記求められた補正値とに基づいて出力を補正す
    る補正手段と、 該補正された出力に基づいて前記被測定長尺体の外径を
    検出する検出手段とを備えたことを特徴とする長尺体の
    外径測定装置。
  4. 【請求項4】 前記測定手段の投光部と受光部とは、前
    記長尺体が挿入される回転可能なコ字型治具の周上に対
    向して配置されることを特徴とする請求項3に記載の長
    尺体の外径測定装置。
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