JPH0820064B2 - 固形廃棄物と廃水の処理方法 - Google Patents
固形廃棄物と廃水の処理方法Info
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- JPH0820064B2 JPH0820064B2 JP28342092A JP28342092A JPH0820064B2 JP H0820064 B2 JPH0820064 B2 JP H0820064B2 JP 28342092 A JP28342092 A JP 28342092A JP 28342092 A JP28342092 A JP 28342092A JP H0820064 B2 JPH0820064 B2 JP H0820064B2
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- Japan
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- water
- incineration
- wastewater
- solid waste
- treatment step
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/12—Heat utilisation in combustion or incineration of waste
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/20—Waste processing or separation
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固形廃棄物と廃水の処
理方法に係り、特に都市ゴミ等の固形廃棄物と下水等の
水量が比較的多い廃水等とを相補的に処理する方法に関
する。
理方法に係り、特に都市ゴミ等の固形廃棄物と下水等の
水量が比較的多い廃水等とを相補的に処理する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ等の固形廃棄物とし尿や下水や
工場廃水等の廃水を処理する従来の方法は、廃水の処理
過程で発生する汚泥を脱水したのちに、ゴミの焼却炉で
焼却するものであった。ここでは実質的に各々の施設が
互いに独立して運用されていたため、排ガス、排熱、処
理水の利用にロスを生じており、資源、エネルギーの活
用がなされておらず、これらの有効利用が望まれてい
た。
工場廃水等の廃水を処理する従来の方法は、廃水の処理
過程で発生する汚泥を脱水したのちに、ゴミの焼却炉で
焼却するものであった。ここでは実質的に各々の施設が
互いに独立して運用されていたため、排ガス、排熱、処
理水の利用にロスを生じており、資源、エネルギーの活
用がなされておらず、これらの有効利用が望まれてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、固形廃棄物
の焼却処理工程と下水等の水量が比較的多い廃水の処理
工程とを相補的に配備し、それぞれから発生する廃熱、
排ガス及び処理水を有効に利用する新規かつ合理的な固
形廃棄物と廃水の処理方法を提供することを課題とす
る。
の焼却処理工程と下水等の水量が比較的多い廃水の処理
工程とを相補的に配備し、それぞれから発生する廃熱、
排ガス及び処理水を有効に利用する新規かつ合理的な固
形廃棄物と廃水の処理方法を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、下記工程(a)〜(f)、即ち、
(a)、固形廃棄物を焼却する焼却工程、(b)、
(a)の焼却工程より発生する熱を利用して蒸気を発生
させ、発生した蒸気により、蒸気タービンを駆動する工
程、(c)、廃水を浄化処理する水処理工程、(d)、
(b)の工程の蒸気タービンの排気復水器の冷却に、
(c)の水処理工程からの処理水を用いる冷却工程、
(e)、(a)の焼却工程からの焼却排ガスを、(c)
の水処理工程からの処理水で洗浄する湿式排ガス処理工
程、(f)、(e)の処理工程からの排水を(c)の水
処理工程に返送する返送工程、とからなる固形廃棄物と
廃水の処理方法としたものである。
に、本発明では、下記工程(a)〜(f)、即ち、
(a)、固形廃棄物を焼却する焼却工程、(b)、
(a)の焼却工程より発生する熱を利用して蒸気を発生
させ、発生した蒸気により、蒸気タービンを駆動する工
程、(c)、廃水を浄化処理する水処理工程、(d)、
(b)の工程の蒸気タービンの排気復水器の冷却に、
(c)の水処理工程からの処理水を用いる冷却工程、
(e)、(a)の焼却工程からの焼却排ガスを、(c)
の水処理工程からの処理水で洗浄する湿式排ガス処理工
程、(f)、(e)の処理工程からの排水を(c)の水
処理工程に返送する返送工程、とからなる固形廃棄物と
廃水の処理方法としたものである。
【0005】
【作用】本発明は、上記のような構成としたことによ
り、焼却工程からの熱を利用して発生した蒸気によって
蒸気タービンを駆動しエネルギーの回収をおこなう場
合、蒸気タービン排気復水器の冷却に廃水の処理水を用
いることにより、焼却工程を廃水処理工程と切離して単
独に設ける場合に採用される冷却塔による空冷式に比べ
て冷却設備が小形化でき、かつ冷却効率が高くなり、発
生する蒸気からの熱回収率を向上させることができる。
また、焼却排ガス処理は廃水の処理水を用いた湿式処理
を採用することにより、洗浄水を使用していない乾式処
理に比べて有害物質の除去率を格段にしかも経済的に向
上させることができる。
り、焼却工程からの熱を利用して発生した蒸気によって
蒸気タービンを駆動しエネルギーの回収をおこなう場
合、蒸気タービン排気復水器の冷却に廃水の処理水を用
いることにより、焼却工程を廃水処理工程と切離して単
独に設ける場合に採用される冷却塔による空冷式に比べ
て冷却設備が小形化でき、かつ冷却効率が高くなり、発
生する蒸気からの熱回収率を向上させることができる。
また、焼却排ガス処理は廃水の処理水を用いた湿式処理
を採用することにより、洗浄水を使用していない乾式処
理に比べて有害物質の除去率を格段にしかも経済的に向
上させることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1は本発明の処理法の1実施態様を示す工程図であ
る。廃水としては下水を例にとって説明する。図1にお
いて、ゴミ1は焼却工程2で焼却処理され、蒸気3が焼
却工程2のボイラー(図示せず)で製造される。発生し
た蒸気3は蒸気タービン4に導入されて蒸気タービンを
駆動する。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1は本発明の処理法の1実施態様を示す工程図であ
る。廃水としては下水を例にとって説明する。図1にお
いて、ゴミ1は焼却工程2で焼却処理され、蒸気3が焼
却工程2のボイラー(図示せず)で製造される。発生し
た蒸気3は蒸気タービン4に導入されて蒸気タービンを
駆動する。
【0007】一方、下水10はスクリーン、ろ過等の前
処理工程で粗大夾雑物が除去され、該夾雑物は脱水され
たのちに焼却工程2で焼却される。夾雑物を除去された
下水は沈殿池11で浮遊固形物を沈降分離したのち、曝
気槽や好気性炉床等の生物処理工程12で処理されて、
処理水14として放流される。沈殿池で沈降分離した固
形物は汚泥13として引抜かれ、脱水されたのち焼却工
程で焼却される。上記処理水14は、少なくとも一部分
岐15されて、前記蒸気タービン4の排気復水器の冷却
水として用いられ、加熱された冷却排水は熱回収器8で
熱回収された後、管16から処理水14と合流して放流
される。
処理工程で粗大夾雑物が除去され、該夾雑物は脱水され
たのちに焼却工程2で焼却される。夾雑物を除去された
下水は沈殿池11で浮遊固形物を沈降分離したのち、曝
気槽や好気性炉床等の生物処理工程12で処理されて、
処理水14として放流される。沈殿池で沈降分離した固
形物は汚泥13として引抜かれ、脱水されたのち焼却工
程で焼却される。上記処理水14は、少なくとも一部分
岐15されて、前記蒸気タービン4の排気復水器の冷却
水として用いられ、加熱された冷却排水は熱回収器8で
熱回収された後、管16から処理水14と合流して放流
される。
【0008】また、分岐15された処理水の一部は、焼
却工程2からの排ガス5の処理のため、加圧水式、充填
塔式、回転式等各種の洗浄集塵装置や脱硫、脱硝、塩素
系ガス等の吸収剤溶媒等として湿式排ガス処理工程6の
洗浄水に用いられる。該処理工程6で使用された洗浄水
は洗浄排水17として、下水10と合流されて水処理さ
れる。一方、ガス処理された排ガス7は大気中へ排出さ
れる。
却工程2からの排ガス5の処理のため、加圧水式、充填
塔式、回転式等各種の洗浄集塵装置や脱硫、脱硝、塩素
系ガス等の吸収剤溶媒等として湿式排ガス処理工程6の
洗浄水に用いられる。該処理工程6で使用された洗浄水
は洗浄排水17として、下水10と合流されて水処理さ
れる。一方、ガス処理された排ガス7は大気中へ排出さ
れる。
【0009】次に、上記の処理工程で処理した結果を示
す。都市ゴミ110t/日を焼却し、焼却により発生す
る熱を利用して蒸気を発生させ、蒸気タービンを駆動し
て発電を行う。発電した電力はゴミ焼却施設及び25,
000m3 /日規模の下水処理に必要な電力をまかなう
ことができる。表1に発電量と消費電力の収支を示す。
す。都市ゴミ110t/日を焼却し、焼却により発生す
る熱を利用して蒸気を発生させ、蒸気タービンを駆動し
て発電を行う。発電した電力はゴミ焼却施設及び25,
000m3 /日規模の下水処理に必要な電力をまかなう
ことができる。表1に発電量と消費電力の収支を示す。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術では得られな
かった次のような複合的効果を得ることができる。 (1)焼却工程の余剰熱を有効に利用することができ
る。 (2)焼却工程の排ガス処理を効率よく経済的に行うこ
とができる。 (3)排ガス処理工程からの排水を容易に経済的に処理
することができる。 (4)焼却工程と廃水処理工程で必要な電力を自給する
ことができ、維持管理費用の大巾な削減ができる。
かった次のような複合的効果を得ることができる。 (1)焼却工程の余剰熱を有効に利用することができ
る。 (2)焼却工程の排ガス処理を効率よく経済的に行うこ
とができる。 (3)排ガス処理工程からの排水を容易に経済的に処理
することができる。 (4)焼却工程と廃水処理工程で必要な電力を自給する
ことができ、維持管理費用の大巾な削減ができる。
【図1】本発明の処理方法の一例を示す工程図。
1:ゴミ、2:焼却工程、3:蒸気、4:蒸気タービ
ン、5:排ガス、6:湿式排ガス処理工程、7:処理排
ガス、8:熱回収器、10:下水、11:沈殿池、1
2:生物処理工程、13:汚泥、14:処理水、15:
分岐処理水、16:冷却排水、17:洗浄排水
ン、5:排ガス、6:湿式排ガス処理工程、7:処理排
ガス、8:熱回収器、10:下水、11:沈殿池、1
2:生物処理工程、13:汚泥、14:処理水、15:
分岐処理水、16:冷却排水、17:洗浄排水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 C02F 9/00 502 Z F23G 5/46 A F23J 1/02 A
Claims (1)
- 【請求項1】 下記工程(a)〜(f)からなる固形廃
棄物と廃水の処理方法。 (a)、固形廃棄物を焼却する焼却工程、(b)、
(a)の焼却工程より発生する熱を利用して蒸気を発生
させ、発生した蒸気により、蒸気タービンを駆動する工
程、(c)、廃水を浄化処理する水処理工程、(d)、
(b)の工程の蒸気タービンの排気復水器の冷却に、
(c)の水処理工程からの処理水を用いる冷却工程、
(e)、(a)の焼却工程からの焼却排ガスを、(c)
の水処理工程からの処理水で洗浄する湿式排ガス処理工
程、(f)、(e)の処理工程からの排水を(c)の水
処理工程に返送する返送工程。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28342092A JPH0820064B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 固形廃棄物と廃水の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28342092A JPH0820064B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 固形廃棄物と廃水の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117617A JPH06117617A (ja) | 1994-04-28 |
JPH0820064B2 true JPH0820064B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=17665306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28342092A Expired - Lifetime JPH0820064B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 固形廃棄物と廃水の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820064B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0604907D0 (en) | 2006-03-10 | 2006-04-19 | Morgan Everett Ltd | Pyrolysis apparatus and method |
JP6766772B2 (ja) * | 2017-07-25 | 2020-10-14 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 下水汚泥焼却設備における廃熱を利用した発電システム及び発電システムの運転方法 |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP28342092A patent/JPH0820064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06117617A (ja) | 1994-04-28 |
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