JPH07119948A - 排水・廃棄物統合処理システム - Google Patents

排水・廃棄物統合処理システム

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Publication number
JPH07119948A
JPH07119948A JP5262057A JP26205793A JPH07119948A JP H07119948 A JPH07119948 A JP H07119948A JP 5262057 A JP5262057 A JP 5262057A JP 26205793 A JP26205793 A JP 26205793A JP H07119948 A JPH07119948 A JP H07119948A
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JP
Japan
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waste
wastewater
incinerator
aeration tank
treatment system
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Application number
JP5262057A
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English (en)
Inventor
Yasuo Koseki
康雄 小関
Hikari Murakami
光 村上
Hisao Yamashita
寿生 山下
Hiroshi Miyadera
博 宮寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排水・生ゴミの生物処理装置の臭気を含む排ガ
スをゴミ焼却炉の燃焼用空気として利用できるシステム
を提供する。 【構成】排水の生物処理装置に活性炭入り曝気槽を備
え、曝気槽で発生した臭気ガスをゴミ焼却工程に燃焼用
空気として送る。また、使用済み活性炭をゴミ焼却炉の
焼却熱を利用して炭化・賦活し再生する。 【効果】排水処理或いは生ゴミ処理で問題となる臭気ガ
スを廃棄物焼却装置と統合することにより解決すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水等の排水を処理し
た際に発生する臭気ガスを可燃性廃棄物焼却装置の燃焼
用空気として利用する排水・廃棄物処理システムに関す
る。また、本発明は、生ゴミを発酵させてコンポストに
する際に発生する臭気ガスをも可燃性廃棄物焼却装置の
燃焼用空気として利用する排水・生ゴミ・廃棄物処理シ
ステムに関する。本発明の処理システムは、人口が集中
している都市に設置するのに適した都市型のシステムで
ある。
【0002】
【従来の技術】下水や産業排水の大量処理手段として、
曝気槽の排水に大量の空気を吹き込んで有機物等の汚染
物質を微生物の餌にして除去する活性汚泥法がある。こ
の活性汚泥法では曝気槽で臭気を含む排ガスが排出され
る。この臭気含有排ガスの処分が問題であり、特に人口
の集中した都市に排水処理装置を設置する際の大きな障
害になっている。
【0003】下水処理或いはし尿処理で発生する臭気を
含むガスを、可燃性廃棄物の焼却装置いわゆるゴミ焼却
炉の燃焼用空気として使用する試みがあり、特開昭62−
46120号公報及び特開昭62−46121号公報に記載されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】下水処理或いはし尿処
理で発生する臭気を含む排ガスをゴミ焼却炉の燃焼用空
気として吹き込むことにより、臭気成分を酸化,燃焼さ
せ無臭ガスにして排気することができる。しかし、臭気
を含む排ガスをゴミ焼却炉に供給するとなると、新たに
臭気ガスによる焼却炉構成材料の腐食の問題が起る。前
記従来技術では、この問題に対処するために、臭気を含
む排ガスを高濃度排ガスと低濃度排ガスとに分けて、低
濃度排ガスを燃焼用空気として利用するようにしてい
る。
【0005】本発明の目的は、このように高濃度排ガス
と低濃度排ガスとに分けることなく、排水処理装置の臭
気を含む排ガスを直接ゴミ焼却炉に燃焼用空気として供
給できるようにした処理システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、排水処理装置
から発生する臭気を含む排ガスを可燃性廃棄物焼却装置
の燃焼用空気として利用する排水・廃棄物処理システム
において、前記排水処理装置に活性炭を添加した曝気槽
を備え該曝気槽から発生する臭気含有排ガスを前記焼却
装置に燃焼用空気として吹き込むようにしたことにあ
る。
【0007】排水処理装置で発生する臭気を含む排ガス
をゴミ焼却炉に吹き込んだ際に生じる腐食は、主にSO
2 の如き硫黄を主成分とした腐食性ガスが発生すること
による。活性炭入りの曝気槽を用いると、硫化水素の如
き硫黄化合物が活性炭に吸着されやすくなり、曝気槽の
排ガス中の硫黄化合物の量を減らすことができる。これ
により排ガスを直接ゴミ焼却炉に吹き込むことが可能に
なる。
【0008】また、活性炭入り曝気槽にすると、活性炭
による有機物の吸着作用が加わって有機物の除去速度が
大幅に増大するので、曝気槽を小型化することができ
る。曝気槽は通常数十メートル四方で深さメートルを有
するので、これを2〜3割小型化できる効果は都市型の
システムにとって非常に大きい。
【0009】本発明の処理システムにおいては、曝気槽
の使用済み活性炭を廃棄物焼却装置で発生する熱を利用
して炭化・賦活し再生することが極めて望ましい。何故
ならば、ゴミ焼却炉では800℃前後の高温が得られ
る。この温度は使用済み活性炭を炭化・賦活し再生する
のに適しており、ゴミ焼却熱の有効利用を図ることがで
きる。
【0010】本発明において、排水処理装置の曝気槽の
後段に曝気槽から排出された処理水中の汚泥を沈殿させ
る沈殿槽を備え、沈殿槽で沈降分離された汚泥の少なく
とも一部を前記焼却装置で発生した熱を利用して炭化・
賦活し活性炭を製造する手段を備えることもまた好まし
い一手段である。沈殿槽で沈降分離された汚泥は、通常
の活性汚泥法では曝気槽に戻されるが、この際に一部の
余剰汚泥が生じ、これの廃棄処分が問題になる。この余
剰汚泥を炭化・賦活することにより汚泥中の有機物から
活性炭を製造することができ、余剰汚泥の廃棄処分の問
題も回避できる。
【0011】炭化・賦活処理をゴミ焼却炉の焼却熱を利
用して行うのは前述したのと同じ理由である。
【0012】本発明において、前述の沈殿槽の後段にオ
ゾン酸化塔を備え、オゾン酸化塔から排出された使用済
みオゾンをゴミ焼却炉に燃焼用空気として吹き込むよう
にしてもよい。沈殿槽で処理された処理水には、曝気槽
及び沈殿槽で取りきれない臭気成分がまだ含まれてい
る。オゾン酸化塔を備えることにより、臭気成分を酸化
分解し無臭にすることができ、また脱色し透明な水にす
ることができる。使用済みオゾンは臭気を有するが、こ
れをゴミ焼却炉の燃焼用空気として利用することにより
臭いの問題も解決することができる。
【0013】曝気槽から排出された臭気含有排ガスは、
水蒸気を含んだ湿りガスであるので、使用済み活性炭を
再生する際或いは余剰汚泥から活性炭を製造する際に水
蒸気賦活用ガスとして利用することができる。
【0014】本発明はまた、活性炭入り曝気槽を有する
排水処理装置と可燃性廃棄物焼却装置及び生ゴミを発酵
させ乾燥してコンポストにする生ゴミ処理装置とを備
え、曝気槽の臭気含有排ガスのみならず、生ゴミ発酵過
程で発生した臭気を含む排ガスをも廃棄物焼却装置に燃
焼用空気として吹き込むようにした排水・生ゴミ・廃棄
物統合処理システムを提案する。
【0015】更に可燃性廃棄物焼却装置と生ゴミを発酵
させ乾燥してコンポストにする生ゴミ処理装置とを備
え、生ゴミ発酵過程で発生した臭気を含む排ガスを廃棄
物焼却装置に燃焼用空気として吹き込むようにした生ゴ
ミ・廃棄物統合処理システムを提案する。
【0016】生ゴミ処理装置を備える際には、生ゴミか
らコンポストを製造する過程で排出された有機廃液を濃
縮して固形物にする手段と、得られた固形物を可燃性廃
棄物と混合して造粒する手段とを備え、得られた混合物
を前記可燃廃棄物焼却装置に供給することが望ましい。
このようにすることにより、コンポスト製造過程で排出
された有機廃液をも焼却してしまうことができる。
【0017】コンポスト製造過程で排出された有機廃液
を濃縮して得られた固形物は粘性が大きく粘度のように
なっている。一方、通常の廃棄物焼却炉は特開昭62−4
6120号公報に示されているように、斜めに傾斜した
斜面を有し上方から廃棄物を落下させ、廃棄物が斜面に
沿って流れ落ちる過程で燃焼用空気により酸化燃焼する
ようになっている。従って、有機廃液を濃縮して得た固
形物と可燃性廃棄物とでは廃棄物焼却炉の斜面を流れ落
ちる速度が異なり、有機廃液の固形物の方が速度が遅
く、廃棄物焼却炉の底部に溜まるようになる。このよう
になると焼却炉の発生熱量が一定でなくなる。焼却炉で
発生する熱は発電システム,冷暖房機器,給湯機器,温
水プール等の熱利用機器に輸送され、利用される。焼却
熱を熱利用機器に輸送するには、発生熱量が一定でなく
てはならず、有機廃液の固形物と可燃性廃棄物とを混合
し造粒する意義はここにある。
【0018】生ゴミ処理装置により生ゴミを発酵させ加
熱乾燥すると、排水蒸気が生じる。この排水蒸気は、活
性炭再生装置或いは活性炭製造手段に水蒸気賦活用ガス
として利用することができる。
【0019】また、有機廃液を濃縮し固形物にする際に
は、当然のことながら廃液がでるが、これは排水処理装
置の曝気槽に供給することで廃液の処理を行うことがで
きる。
【0020】曝気槽としては深槽式の曝気槽を備えるこ
とが望ましい。深槽式の曝気槽は、縦に長く空気を有効
に利用することができる。このため空気供給量を減らす
ことができ、臭気を含む排ガス量を減らすことができ
る。
【0021】可燃性廃棄物焼却装置で発生する焼却熱
は、排水処理装置の曝気槽の加熱用熱源或いは生ゴミ処
理装置の発酵生成物の乾燥用熱源として利用することが
できる。
【0022】本発明によれば、たとえば下記の効果が得
られる。
【0023】(1)下水等の排水や生ゴミの生物処理手
段で排気される臭気ガスを、可燃性廃棄物焼却手段の燃
焼用空気として利用することにより、生物処理の根本課
題である臭気ガス処理を不要にし、環境を改善できる。
【0024】(2)排水処理や排気処理で使用済みの活
性炭や、生物処理後の余剰汚泥を、可燃ゴミ焼却手段の
燃焼熱を利用して炭化・賦活し、活性炭を再生又は製造
することにより、排水処理の余剰汚泥処理と使用済み活
性炭の再生又は処分用の新たな設備を不要にできる。
【0025】(3)排水処理工程のオゾン酸化塔から排
出される使用済みオゾンを、可燃ゴミ焼却手段の燃焼用
空気として利用したことにより、排オゾン処理用の新た
な設備を不要にできる。
【0026】(4)排水の生物処理手段の曝気槽から排
出される湿りガスや汚泥乾燥手段や生ゴミの生物処理工
程の乾燥手段から発生する排水蒸気を活性炭再生や製造
手段の水蒸気賦活部へ送ることにより、賦活用水蒸気発
生設備を不要にできると共に、生物処理や乾燥工程で発
生する臭気のある湿りガスや水蒸気の処理設備を不要に
できる。
【0027】(5)生ゴミの生物処理手段で排出される
有機廃液を可燃ゴミ焼却手段の燃焼部へ送ることによ
り、有機廃液処理用の新たな設備を不要にできる。
【0028】(6)可燃ゴミ焼却手段で発生する焼却熱
を排水の生物手段の曝気槽の加熱や生ゴミの生物処理手
段の発酵槽の加熱又は乾燥熱源として利用することによ
り、発酵槽加熱源を不要にできると共に、ゴミ燃焼熱の
有効利用が図れる。
【0029】
【作用】排水処理装置に活性炭入り曝気槽を備え、この
曝気槽から発生する臭気を含む排ガスを可燃性廃棄物焼
却装置の燃焼用空気として利用することにより、SO
の如き硫黄を含む腐食性ガスの発生量を減らすことがで
き、焼却装置の腐食の問題を回避できる。
【0030】すなわち、活性炭入りの曝気槽を用いる
と、硫化水素の如き硫黄化合物が活性炭に吸着されやす
くなり、曝気槽の排ガス中の硫黄化合物の量を減らすこ
とができる。これにより排ガスを直接ゴミ焼却炉に吹き
込んでも腐食性ガスが発生しにくくなり、焼却装置を腐
食させにくくすることができる。
【0031】また、活性炭入り曝気槽にすると、活性炭
による有機物の吸着作用が加わって有機物の除去速度が
大幅に増大するので、曝気槽を小型化することができ
る。このため、都市に設置するシステムとして適するよ
うになる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図3を用いて
説明する。
【0033】図1は本発明の一実施例による排水・廃棄
物統合処理システムの概略図である。
【0034】本システムにおいて、排水の生物処理系統
は曝気槽10,沈殿槽11,脱水機12から構成されて
おり、生ゴミの生物処理系統は発酵槽30,破砕脱水機
31,予熱器32,脱水器33,乾燥器34,濃縮器3
5から構成されている。また、可燃ゴミ焼却処理系統は
焼却炉20,予熱器21より構成されている。さらに熱
回収利用系統として排水の二次処理水からの熱回収器4
0,ヒートポンプ41,熱交換器42,発電システム4
3,吸収冷凍機等の冷温水発生機44の4系統を備えて
いる。そして、その4系統が熱,液,ガスの輸送配管に
よってネットワーク化されている。
【0035】下水や産業廃水等の排水100は、曝気槽
10で送風機51で送られた空気400により曝気され
微生物である活性汚泥に不純物が除去された後、沈殿槽
11へ送られる。微生物である活性汚泥は、温度が高い
ほど活性が有り除去性能が増大する。そこで曝気槽10
をゴミ焼却熱の低温部を利用して加熱する構造になって
いる。曝気槽10には木炭や活性炭等の多孔質粒子11
0が投入されている。その表面に微生物が付着し、吸着
濃縮された不純物を高効率に除去できるので曝気槽を大
幅に小型化できる。また、微生物は、不純物の濃度が低
くなると活動が鈍り、除去能力が低下するが、粒子11
0の表面で不純物が吸着濃縮されているので、より低濃
度まで不純物が除去できる。曝気槽10では、使用済み
の空気が、臭気を帯びた水分の多い湿りガスとして大量
に放出されるが、臭気ガス610は焼却炉20へ送られ
焼却処分されるため、周囲への環境問題や活性炭吸着塔
等の脱臭設備が不要になる。一般の曝気槽の供給空気量
は、ゴミ焼却用の空気量に比べ相当多いために、全量を
焼却炉には供給できない。本発明では空気量のマッチン
グのために、深い水槽からなる縦型深層曝気槽を用い
て、供給空気量を低減している。
【0036】沈殿槽11で、活性汚泥の付着した粒子1
10は比重差により速やかに沈降し処理水と分離する。
分離した粒子110の一部は脱水器12で脱水されて予
熱器21を通って焼却炉20へ送られ、分離された水分
は粒子111と共に再び曝気槽10へ戻される。沈殿槽
で分離された二次処理水101は、熱回収器40で熱交
換後、放流される。
【0037】魚,肉,野菜等の生ゴミ300は、破砕脱
水機31で細かく砕かれ脱水された後予熱器32で加熱
されて発酵槽30に送られバチルス菌等の発酵菌310
で処理される。槽温度は高いほど発酵速度が促進される
が、菌の耐熱性を考慮し、焼却炉20の廃熱を利用し8
0度程度に保たれる。発酵槽30で発生する臭気を帯び
た発酵ガス611は、焼却炉20へ送られ焼却処分され
るため、周囲への環境問題や活性炭吸着塔等の脱臭設備
が不要になる。製造された水分の多いコンポスト301
は脱水機33で脱水後、乾燥器34で乾燥され製品のコ
ンポスト302となる。乾燥器34では、加熱源として
ゴミ焼却熱が利用され、発生した水蒸気320は生ゴミ
予熱器32の熱源に利用し凝縮する。脱水器33で分離
した廃液311は、濃縮器35で濃縮された後濃厚液又
はスラリー313としてゴミ焼却炉20で焼却処分され
るか、薄い場合は濃縮器35の分離希薄液と共にそのま
ま希薄廃液314として曝気槽10で生物処理される。
生ゴミの破砕脱水機31の分離液もそのまま乃至は濃縮
機35を介した後濃厚廃液313としてゴミ焼却炉20
にて焼却処分される。また、発酵槽30の発酵菌310
は活性が高く、必要に応じて発酵菌配管315を介して
排水の曝気槽10へ送り、排水の生物処理効率を促進す
る。以上の相互融通型システムにより、生ゴミから効率
良くコンポストが製造でき、且つ濃厚廃液や臭気排ガス
等を完全処分可能なため、環境に優しい生物処理プラン
トが実現できる。
【0038】紙,プラスチック等の可燃ゴミ200は、
焼却炉20で燃料500と大量の空気で燃焼され焼却処
分される。高温燃焼ガスから熱回収した後、湿り排燃焼
ガス201は予熱器21の加熱源に利用され、含有水分
が凝縮除去された後、比較的湿り気の無い乾燥排ガス2
02として排気される。プラスチックは一般に発熱量が
大きく且つ溶融付着しやすいため炉内で局所的に高温部
が発生し、炉を焼損する危険が有り、炉内温度の均一化
が重要になる。本発明では、排水の生物処理系より、活
性汚泥を含む粒子110と水分の多い臭気ガス610
が、投入されるため、相対的なプラスチック含有率の低
下と水分添加効果により炉内温度の局部温度上昇を防止
できる。また、ゴミ焼却炉では多量の空気を必要とし大
容量の送風器が必要になりその動力と騒音が問題となっ
ていたが、本発明では、曝気槽からの臭気排ガスを利用
するため、その問題は無い。なお、生ゴミ生物処理系か
らの濃厚有機廃液は濃縮機35で濃縮し固形物の形にし
たのち配管313を通して混合造粒器50へ送り可燃ゴ
ミ200と混合し造粒する。そして燃焼炉20へ供給す
る。
【0039】熱回収利用系統は、先ず排水の二次処理水
101から熱回収器40を介して熱回収した後、3方弁
を介して燃焼炉20で熱回収する。高温熱は先ずボイラ
/排圧蒸気タービン等の発電システム43の熱源(80
0〜300度程度)として高質の電気に変換し、次に吸
収式冷凍機等の冷暖房用冷温水発生機44の熱源(30
0〜200度程度)として利用する。さらに、生ゴミ処
理系統のコンポストの乾燥機34の熱源(200〜10
0度程度)、発酵槽30の加熱源(150〜70度程
度)として利用する。さらに熱交換器42を介して給湯
や暖房用熱源(100〜50度程度)に利用したのち、
3方弁250を介して排水処理系統の曝気槽10の加熱
源(70〜30度程度)に利用し、最後はヒートポンプ
41の熱源(40〜10度程度)として利用する。ゴミ
焼却と生ゴミ処理は、回収状況により停止する場合が有
る。生ゴミ処理工程が停止したときは、冷温水発生機4
4の後の3方弁270を操作し、熱交換器42へ短絡さ
せる。両者が停止した場合は、熱回収器40の後の3方
弁260を操作し、ヒートポンプ41ヘ短絡する。夏季
で、曝気槽10の水温が上がり過ぎたら3方弁250を
操作し、曝気槽を遮断する。また夏季は二次処理水を冷
温水機44の冷却源として利用する。このように、本発
明では、相互融通することにより、ゴミ焼却熱を、温度
順にカスケード的に高い方から順に低い方へ有効に利用
できる。特に従来は、200〜400度程度の中温熱の
利用が困難とされていたが、本発明のごとく排水や生ゴ
ミの生物処理へ熱融通させたことにより、これが可能に
なった。
【0040】図2は、本発明となる活性炭再生・製造型
ゴミ焼却を有する排水/廃棄物同時処理型熱回収システ
ムの構成例である。図1との違いは、ゴミ焼却炉20に
隣接して炭化・賦活炉22を設け、活性汚泥からの活性
炭製造及び使用済み活性炭の再生を、ゴミ焼却熱を利用
して行ったことにある。予熱乾燥器21で乾燥された活
性汚泥付着した活性炭等の粒子110は、炭化・賦活炉
22に投入され、そこでゴミ燃焼熱により加熱され、先
ず酸素不足下で炭化させ、発生した乾留ガス203はゴ
ミ焼却炉20で燃料として利用する。炭化物はさらに水
蒸気投入により賦活され細孔の多い活性炭115が製造
され、一部は曝気槽10へ送られる。賦活用の水蒸気
は、水分の多い排水処理系統の臭気ガス610や、乾燥
器21,34からの水蒸気112,320が利用され
る。本発明のこの組合せは、次の点で大変有利である。
即ち、炭化・賦活は温度と水蒸気量の制御が重要であ
り、製造される活性炭の吸着性能や収率が大きく影響さ
れる。温度は800度以下が好ましく、ゴミ焼却熱の温
度が最適である。また、複数の水蒸気供給源がある(1
12,320,610)ことから、水蒸気量の制御がし
やすく、本発明により、吸着性能の高い活性炭を高い収
率で製造できる。
【0041】図3は、本発明となる三次処理工程を付加
した排水/廃棄物同時処理型熱回収システムの構成例で
ある。図1や図2との違いは、排水処理系統に三次処理
となるオゾン酸化塔13と活性炭吸着塔14を設置した
ことにある。オゾン酸化は主に殺菌を、活性炭吸着は有
機系不純物除去を目的にしているが、処理順序を逆に活
性炭吸着の後にオゾン酸化してもよい。排水に含有する
有機不純物には、高分子系と低分子系があるが、高分子
系は分子が大きいため、活性炭の細孔に入れないために
吸着されにくい。本実施例の処理順序では、オゾン酸化
で高分子系有機物も酸化分解し低分子化するため活性炭
吸着性能が増大する効果がある。二次処理水101は、
オゾン酸化塔13で殺菌と有機不純物の低分子化の後、
活性炭吸着塔14で有機不純物が吸着除去され、三次処
理水102として熱回収器40を介してから放流又は再
利用される。オゾン酸化塔13には、オゾン発生機52
からオゾンが供給され、使用済みの排オゾンを含む水分
の多い湿りガスとして大量に放出される。本発明では、
湿り排オゾンガス620は焼却炉20へ送られ焼却処分
されるため、周囲への環境問題や活性炭吸着塔等の脱オ
ゾン設備が不要になる。同時に、ゴミ焼却炉20では、
含有オゾンは最終的には酸素に分解するので、良質な燃
焼用酸素源になるので燃焼効率が増大できる。また、活
性炭吸着塔14で使用した活性炭116は、炭化・賦活
炉22へ送られて水蒸気賦活再生された後、再び活性炭
吸着塔14へ送られる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、活性炭入り曝気槽を有
する排水処理装置で発生する臭気を含む排ガスを直接可
燃性廃棄物焼却装置に燃焼用空気として供給することが
可能になり、排水処理における臭気含有排ガスの処分の
問題を解決することができる。また、活性炭入り曝気槽
を備えることにより、活性炭無しの曝気槽を備えた時に
比べて曝気槽を小型化することができ、人口が集中した
都市に設置する処理システムとして適するようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による排水・生ゴミ・廃棄物
統合処理システムの概略図。
【図2】本発明の他の実施例による排水・生ゴミ・廃棄
物統合処理システムの概略図。
【図3】本発明の更に他の実施例による排水・生ゴミ・
廃棄物統合処理システムの概略図。
【符号の説明】
10…曝気槽、11…沈殿槽、20…焼却炉、22…炭
化・賦活炉、30…発酵槽、50…混合造粒器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/74 B09B 5/00 ZAB F23G 5/04 ZAB D 8409−3K B09B 5/00 ZAB M (72)発明者 宮寺 博 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水処理装置と可燃性廃棄物焼却装置とを
    具備し該排水処理装置から発生する臭気を含む排ガスを
    該焼却装置の燃焼用空気として利用する排水・廃棄物処
    理システムにおいて、前記排水処理装置に活性炭を添加
    した曝気槽を備え該曝気槽から発生する臭気含有排ガス
    を前記焼却装置に燃焼用空気として吹き込むようにした
    ことを特徴とする排水・廃棄物統合処理システム。
  2. 【請求項2】排水処理装置から発生する臭気を含む排ガ
    スを可燃性廃棄物焼却装置の燃焼用空気として利用する
    排水・廃棄物処理システムにおいて、前記排水処理装置
    に活性炭を添加した曝気槽を備え、該曝気槽から発生す
    る臭気含有排ガスを前記焼却装置に燃焼用空気として吹
    き込む手段と使用済みの活性炭を前記焼却装置で発生す
    る熱を利用して炭化・賦活し再生する手段とを備えたこ
    とを特徴とする排水・廃棄物統合処理システム。
  3. 【請求項3】排水処理装置から発生する臭気を含む排ガ
    スを可燃性廃棄物焼却装置の燃焼用空気として利用する
    排水・廃棄物処理システムにおいて、前記排水処理装置
    に活性炭を添加した曝気槽及び該曝気槽から排出された
    処理水中の汚泥を沈殿させる沈殿槽とを備え、該沈殿槽
    で沈降分離された汚泥の少なくとも一部を前記焼却装置
    で発生した熱を利用して炭化・賦活し活性炭を製造する
    手段を備えたことを特徴とする排水・廃棄物統合処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3において、該曝気槽或いは該
    沈殿槽から排出された処理水をオゾンにより酸化するオ
    ゾン酸化塔を備え、該オゾン酸化塔から排出された使用
    済みオゾンを前記可燃性廃棄物焼却装置の燃焼用空気と
    して吹き込む手段を備えたことを特徴とする排水・廃棄
    物統合処理システム。
  5. 【請求項5】請求項2〜4において、前記曝気槽から排
    出された臭気含有排ガスの一部を前記活性炭再生装置或
    いは前記活性炭製造手段に水蒸気賦活用ガスとして供給
    する手段を備えたことを特徴とする排水・廃棄物統合処
    理システム。
  6. 【請求項6】請求項3又は4において、前記沈殿槽で沈
    降分離された汚泥の乾燥手段と該乾燥手段から排出され
    たガスを前記活性炭再生装置或いは前記活性炭製造手段
    に水蒸気賦活用ガスとして供給する手段とを備えたこと
    を特徴とする排水・廃棄物統合処理システム。
  7. 【請求項7】請求項1において、更に生ゴミを発酵させ
    乾燥してコンポストにする生ゴミ処理装置を備え、生ゴ
    ミ発酵過程で発生した臭気を含む排ガスを前記可燃性廃
    棄物焼却装置の燃焼用空気として利用するようにしたこ
    とを特徴とする排水・生ゴミ・廃棄物統合処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記生ゴミ処理装置に
    よりコンポストを製造する過程で排出された有機廃液を
    濃縮し可燃廃棄物と混合して造粒する手段を備え、得ら
    れた混合物を前記可燃廃棄物焼却装置に供給するように
    したことを特徴とする排水・生ゴミ・廃棄物統合処理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】請求項7又は8において、前記生ゴミ処理
    装置により生ゴミを発酵させ乾燥する過程で排出された
    排水蒸気を前記活性炭再生装置或いは前記活性炭製造手
    段に水蒸気賦活用ガスとして供給する手段を備えたこと
    を特徴とする排水・生ゴミ・廃棄物統合処理システム。
  10. 【請求項10】請求項8において、前記有機廃液を濃縮
    する際に排出された廃液を前記排水処理装置の曝気槽に
    供給する手段を備えたことを特徴とする排水・生ゴミ・
    廃棄物統合処理システム。
  11. 【請求項11】請求項1〜6において、前記曝気槽とし
    て深槽式の曝気槽を備えたことを特徴とする排水・廃棄
    物統合処理システム。
  12. 【請求項12】請求項7〜10において、前記曝気槽と
    して深槽式の曝気槽を備えたことを特徴とする排水・生
    ゴミ・廃棄物統合処理システム。
  13. 【請求項13】生ゴミを発酵させ乾燥してコンポストに
    する生ゴミ処理装置と可燃性廃棄物の焼却装置とを具備
    し、生ゴミ発酵過程で発生した臭気を含む排ガスを前記
    可燃性廃棄物焼却装置の燃焼用空気として利用するよう
    にしたことを特徴とする生ゴミ・廃棄物統合処理システ
    ム。
  14. 【請求項14】請求項13において、前記生ゴミ処理装
    置によりコンポストを製造する過程で排出された有機廃
    液を濃縮し可燃廃棄物と混合して造粒する手段を備え、
    得られた混合物を前記可燃廃棄物焼却装置に供給するよ
    うにしたことを特徴とする生ゴミ・廃棄物統合処理シス
    テム。
  15. 【請求項15】請求項1〜6において、前記可燃性廃棄
    物焼却装置で発生する焼却熱を前記排水処理装置の曝気
    槽の加熱用熱源として利用する熱輸送手段を備えたこと
    を特徴とする排水・廃棄物統合処理システム。
  16. 【請求項16】請求項7〜12において、前記可燃性廃
    棄物焼却装置で発生する焼却熱を前記生ゴミ処理装置の
    発酵生成物の乾燥用熱源として利用する熱輸送手段を備
    えたことを特徴とする排水・生ゴミ・廃棄物統合処理シ
    ステム。
  17. 【請求項17】請求項13又は14において、前記可燃
    性廃棄物焼却装置で発生する焼却熱を前記生ゴミ処理装
    置の発酵生成物の乾燥用熱源として利用する熱輸送手段
    を備えたことを特徴とする生ゴミ・廃棄物統合処理シス
    テム。
  18. 【請求項18】活性炭入り曝気槽と該曝気槽の処理水を
    濾過し汚泥を沈殿させる沈殿槽及び該沈殿槽の処理水を
    オゾンと接触させ臭気成分を酸化分解するオゾン酸化塔
    とを具備する排水処理装置と、可燃性廃棄物の焼却装置
    と、生ゴミ発酵槽と該発酵槽で発酵した発酵生成物を脱
    水処理する脱水手段及び脱水処理された発酵生成物を乾
    燥しコンポストにする乾燥手段とを具備する生ゴミ処理
    装置とを備え、前記可燃性廃棄物焼却装置で発生した焼
    却熱を熱利用機器へ輸送するようにした排水・生ゴミ・
    廃棄物統合処理システムにおいて、 前記排水処理装置の曝気槽で生じた臭気を含む排ガス及
    びオゾン酸化塔で排出された使用済みオゾンを前記焼却
    装置に燃焼用空気として吹き込む手段と、前記生ゴミ処
    理装置の発酵槽で生じた臭気含有ガスを前記焼却装置に
    燃焼用空気として吹き込む手段、 前記生ゴミ処理装置によりコンポストを製造する過程で
    排出された有機廃液を濃縮し固形物にする濃縮手段と、
    該固形物を前記焼却装置に送られる可燃性廃棄物と混合
    し造粒する手段、該濃縮手段で排出された廃液を前記排
    水処理装置の曝気槽に送る手段、とを備えたことを特徴
    とする排水・生ゴミ・廃棄物統合処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229637A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 家畜糞尿処理システム及び方法
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JP2008253963A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Kawasaki Plant Systems Ltd 廃棄物と汚水の処理方法および処理設備
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CN108980848A (zh) * 2018-06-19 2018-12-11 隆生国际建设集团有限公司 一种生活垃圾预处理装置

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