JPH08200383A - カップリング装置 - Google Patents

カップリング装置

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JPH08200383A
JPH08200383A JP7026226A JP2622695A JPH08200383A JP H08200383 A JPH08200383 A JP H08200383A JP 7026226 A JP7026226 A JP 7026226A JP 2622695 A JP2622695 A JP 2622695A JP H08200383 A JPH08200383 A JP H08200383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coupling
steering
coupling body
intermediate shaft
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP7026226A
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English (en)
Inventor
Hideaki Okamoto
英明 岡本
Atsushi Takeda
篤 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP7026226A priority Critical patent/JPH08200383A/ja
Publication of JPH08200383A publication Critical patent/JPH08200383A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 車両のステアリングシャフトとステアリング
ギヤボックスとの間を連結する中間シャフトの振れまわ
り現象を抑制して、ステアリングハンドルの操作感を向
上させる。 【構成】 中間シャフトに設けられたカップリング装置
は、カップリング本体24の上下を挿通するカラー27
及びボルトとカップリング本体24との間にゴム状弾性
体26が設置され、中間シャフトのフランジ及びカップ
リング本体24に対するストッパがボルトによりカップ
リング本体24に連結されると共に、カップリング本体
24の左右を挿通するボルトにより自在継手とカップリ
ング本体24とが直接連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリングシ
ャフトとステアリングギヤボックスとの間を連結する中
間シャフトに設置されるカップリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両におけるカップリング装置1
は、図7〜図9に概略示されているように、中間シャフ
ト2の上部シャフト3及び下部シャフト4がそれぞれ自
在継手5、6を介してステアリングシャフト及びステア
リングギヤボックスに連結され、下部シャフト4上端の
フランジ7と板状のストッパ8との間には上下にそれぞ
れパイプ状カラー9が挟み込まれていると共に、上部シ
ャフト3下端のフランジ10と板状のストッパ11との
間には左右にそれぞれパイプ状カラー12が挟み込ま
れ、それぞれを挿通するボルト13によって、フランジ
7、ストッパ8及びカラー9とフランジ10、ストッパ
11及びカラー12とがそれぞれ一体的に組み立てられ
ている。
【0003】また、フランジ7及びストッパ11とフラ
ンジ10及びストッパ8との間には円板状のカップリン
グ本体14が配置され、カップリング本体14には同一
円周上の互いに直交する上下左右に丸孔15が形成され
ていて、この丸孔15内にそれぞれ設置された環状のゴ
ム状弾性体16を各カラー9、12がそれぞれ挿通して
いるので、ステアリングシャフトから自在継手5を経て
上部シャフト3に伝えられた回転トルクは、順次フラン
ジ10、左右のボルト13、カラー12、左右のゴム状
弾性体16、カップリング本体14、上下のゴム状弾性
体16、カラー9、上下のボルト13、フランジ7、下
部シャフト4及び自在継手6を経てステアリングギヤボ
ックスへ伝達される。
【0004】上記装置においては、図示しないパワース
テアリング装置から中間シャフト2の下部シャフト4に
伝えられる圧油の流動振動やステアリングギヤボックス
側から中間シャフト2の下部シャフト4に伝えられる振
動等が、カップリング装置1における各ゴム状弾性体1
6により遮断され、ステアリングシャフト側へ伝達され
ることを防止することができる。
【0005】しかしながら、ステアリングシャフトと中
間シャフト2とは軸線が交叉しているため、ステアリン
グシャフトに回転トルクが作用するとき、その分力とし
て中間シャフト2をステアリングシャフトに対し折り曲
げようとする力が生じるが、カップリング装置1に上下
左右のゴム状弾性体16が存在しているため、ステアリ
ングシャフトに対し中間シャフト2が折れ曲がって、い
わゆる、振れまわり現象を起こすことは避けられず、他
方、車両の運転操作に必要なペダル類等がカップリング
装置1に近接して配置されているので、振れまわる中間
シャフト2が上記ペダル類等に接近し、あるいは、干渉
するおそれがあると共に、中間シャフト2の振れまわり
現象はステアリングシャフトからステアリングギヤボッ
クスへ伝達される回転トルクを変動させる要因ともなっ
て、ステアリングハンドルの操作感を悪化させる不具合
があり、とくに、据え切り操舵時には上記トルク変動が
顕著に現れていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
のステアリングシャフトとステアリングギヤボックスと
の間を連結する中間シャフトに、ゴム状弾性体を介在さ
せたカップリング装置が設置されていても、中間シャフ
トの振れまわり現象を抑制して、ステアリングハンドル
の操作感を向上させようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
るカップリング装置は、車両のステアリングシャフトと
ステアリングギヤボックスとの間を連結する中間シャフ
トに設置され、カップリング本体と、同カップリング本
体の一側面に配置された第1回転部と、上記カップリン
グ本体の他側面に配置された第2回転部とをそなえて、
上記第1回転部と上記カップリング本体とが直線的に配
置された2点以上でそれぞれゴム状弾性体を介して連結
され、上記第2回転部と上記カップリング本体とが上記
直線と直交して配置された2点以上で直接連結されてい
る。
【0008】
【作用】すなわち、第1回転部とカップリング本体とが
直線的に配置された2点以上でそれぞれゴム状弾性体を
介して連結されているので、中間シャフトのステアリン
グギヤボックス側からカップリング装置の第1回転部に
伝えられた振動はゴム状弾性体によって遮断され、カッ
プリング本体から第2回転部を経てステアリングシャフ
ト側へ伝達されることが防止される一方、第1回転部は
ゴム状弾性体を介してカップリング本体に連結されてい
るのに対し、第2回転部は第1回転部の連結点と直交し
た点でカップリング本体に直接連結されているため、ス
テアリングシャフトの回動に伴う中間シャフトの振れま
わり現象を前記従来装置と比較して格段に低減させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。図1において、中間シャフト20は上下の自在継
手21、22を介してそれぞれ車両の図示しないステア
リングシャフト及びステアリングギヤボックスに連結さ
れ、カップリング装置23の樹脂製カップリング本体2
4は、図2及び図3によく示されているように略円板状
であって、同一円周上の互いに直交する上下左右に丸孔
25が形成され、上下の丸孔25内にはそれぞれ環状の
ゴム状弾性体26が設置されていると共に、ゴム状弾性
体26にパイプ状カラー27が挿通し、また、左右の丸
孔25内にはそれぞれやや長めのパイプ状カラー28が
圧入、固定されている。
【0010】さらに、図1、図4及び図5に示されてい
るように、中間シャフト20の端部にはフランジ30が
溶接されていて、フランジ30と板状のストッパ31と
の間にカップリング本体24が配置され、上下のカラー
27にそれぞれ挿入されたボルト32が締め付けられ
て、フランジ30、カップリング本体24及びストッパ
31がゴム状弾性体26を介在させながら一体的に連結
されている一方、カップリング装置23の回転部と共用
の自在継手21下部を挿通して左右のカラー28にそれ
ぞれ挿入されたボルト33が締め付けられて、自在継手
21下部及びカップリング本体24が直接的に連結され
ている。
【0011】従って、ステアリングシャフトの回転トル
クは、自在継手21から順次ボルト33、カラー28、
カップリング本体24、ゴム状弾性体26、カラー2
7、ボルト32及びフランジ30を経て中間シャフト2
0へ伝えられ、さらに、自在継手22を介してステアリ
ングギヤボックスに伝達される。
【0012】また、図示しないパワーステアリング装置
から中間シャフト20に伝えられる圧油の流動振動やス
テアリングギヤボックス側から中間シャフト20に伝え
られる振動等が、カップリング装置23のカップリング
本体24におけるゴム状弾性体26の存在によって遮断
され、ステアリングシャフト側へ伝達されることを防止
することができる。
【0013】他方、前記従来装置の場合と同様に、ステ
アリングシャフトと中間シャフト20とは軸線が交叉し
ているため、ステアリングシャフトに回転トルクが作用
するとき、その分力として中間シャフト20をステアリ
ングシャフトに対し折り曲げようとする力が生じるが、
中間シャフト20の上下にそれぞれ距離をおいてボルト
32が配置されているため、ボルト32の周囲にカラー
27を介してゴム状弾性体26が設置されていても、図
1の上下面内における中間シャフト20の振動に対する
剛性は比較的大きく、また、図1の横断面内における中
間シャフト20の振動に対する剛性はゴム状弾性体26
の存在により比較的小さいが、上記横断面内における中
間シャフト20の大きな変位は、ストッパ31の先端部
34がカップリング本体24の側面に当接することによ
り確実に規制することができる。
【0014】また、自在継手21下部とカップリング本
体24とが左右のカラー28及びボルト33によって直
接連結されているので、前記従来装置のようにカップリ
ング本体の上下左右にそれぞれゴム状弾性体が設置され
たものに比較すると、ステアリングシャフトに対する中
間シャフト20の折れ角が少なくなって、中間シャフト
20の振れまわり現象を格段に低減することができ、従
って、ステアリングシャフトからステアリングギヤボッ
クスへ伝達される回転トルクの変動を効果的に抑制し
て、ステアリングハンドルの操作感を容易に向上させる
ことができ、とくに、据え切り操舵時における上記回転
トルク変動の抑制効果が大きい。
【0015】しかも、前記従来装置のようにカップリン
グ本体の上下左右にそれぞれゴム状弾性体が設置された
場合には、前記のように上下面内及び左右面内での剛性
が比較的大きく現れるため、図6の曲線aで示されてい
るように、ステアリングシャフトの半回転に対して中間
シャフトの回転トルクが2回増減するが、カップリング
装置23にあっては、カップリング本体24の互いに直
交する上下左右の丸孔25のうち、上下の丸孔25内に
のみゴム状弾性体26が設置されていて、左右の丸孔2
5にはゴム状弾性体が設置されていないので、図6の曲
線Aで示されているように、ステアリングシャフトの半
回転に対する中間シャフト20の回転トルク変動は1回
ですみ、従って、ステアリングシャフトの少しの回転で
は中間シャフト20に生じる回転トルク変動が少ないば
かりでなく、中間シャフト20に回転トルク変動が生じ
てもその回数が少なくなって、前記従来装置と同じトル
ク変動幅に対しそのトルク変動がゆるやかとなるため、
操舵フイーリングを大幅に改善することができる。
【0016】さらに、カップリング装置23において
は、上下左右の丸孔25のうち、左右の丸孔25にはゴ
ム状弾性体が省略されていると共に、ゴム状弾性体26
が設置されているため必要とされるストッパ31は設け
られているが、他にストッパが設けられていないので、
前記従来装置と比較して構造が簡単化され、容易にコス
トダウンを図ることができる。
【0017】なお、上記実施例にあっては、カップリン
グ本体のステアリングギヤボックス側における中間シャ
フトの回転部とカップリング本体とが、ゴム状弾性体を
介して連結されているが、カップリング本体のステアリ
ングシャフト側における中間シャフトの回転部とカップ
リング本体とを、ゴム状弾性体を介して連結すると共
に、その回転部にカップリング本体に対するストッパを
設け、カップリング本体のステアリングギヤボックス側
における中間シャフトの回転部とカップリング本体とを
直接連結しても、上記実施例と同等の作用効果を奏する
ことができるのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかるカップリング装置では、
ゴム状弾性体を介して第1回転部がカップリング本体に
連結されているが、第2回転部はカップリング本体に直
接連結されていて、ステアリングシャフトの回動に伴う
中間シャフトの振れまわり現象を前記従来装置と比較し
て格段に低減させることができるので、ステアリングシ
ャフトからステアリングギヤボックスへ伝達される回転
トルクの変動を効果的に抑制して、ステアリングハンド
ルの操作感を容易に向上させることができ、とくに、据
え切り操舵時における上記回転トルク変動の抑制効果が
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における一部破断側面図。
【図2】上記実施例の要部正面図。
【図3】図2の III−III 断面図。
【図4】図1のIV−IV矢視拡大図。
【図5】図1のV−V矢視拡大図。
【図6】上記実施例の作用説明図。
【図7】従来装置の縦断面図。
【図8】図7のVIII−VIII横断面図。
【図9】図7のIX−IX縦断面図。
【符号の説明】
20 中間シャフト 23 カップリング装置 24 カップリング本体 26 ゴム状弾性体 27 カラー 28 カラー 30 フランジ 31 ストッパ 32 ボルト 33 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングシャフトとステアリ
    ングギヤボックスとの間を連結する中間シャフトに設置
    され、カップリング本体と、同カップリング本体の一側
    面に配置された第1回転部と、上記カップリング本体の
    他側面に配置された第2回転部とをそなえて、上記第1
    回転部と上記カップリング本体とが直線的に配置された
    2点以上でそれぞれゴム状弾性体を介して連結され、上
    記第2回転部と上記カップリング本体とが上記直線と直
    交して配置された2点以上で直接連結されたカップリン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記第1回転部と上
    記カップリング本体との連結、及びまたは、上記第2回
    転部と上記カップリング本体との連結がボルトにより行
    われたカップリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    第1回転部に取り付けられた上記カップリング本体に対
    するストッパが上記カップリング本体の上記他側面に配
    置されたカップリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
    て、上記カップリング本体が樹脂製であるカップリング
    装置。
JP7026226A 1995-01-20 1995-01-20 カップリング装置 Pending JPH08200383A (ja)

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JP7026226A JPH08200383A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 カップリング装置

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JP7026226A JPH08200383A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 カップリング装置

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JPH08200383A true JPH08200383A (ja) 1996-08-06

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ID=12187457

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JP7026226A Pending JPH08200383A (ja) 1995-01-20 1995-01-20 カップリング装置

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JP (1) JPH08200383A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051741A (ko) * 2000-12-23 2002-06-29 이계안 스티어링장치의 유니버설조인트 연결구조
JP2006081424A (ja) * 2004-09-15 2006-03-30 Terada Seisakusho Co Ltd 製茶蒸機
JP2012225372A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Asa Denshi Kogyo Kk カップリング

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010417