JPH08199628A - 建設機械のサイドデッキ構造 - Google Patents

建設機械のサイドデッキ構造

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JPH08199628A
JPH08199628A JP3151295A JP3151295A JPH08199628A JP H08199628 A JPH08199628 A JP H08199628A JP 3151295 A JP3151295 A JP 3151295A JP 3151295 A JP3151295 A JP 3151295A JP H08199628 A JPH08199628 A JP H08199628A
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JP
Japan
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plate
frame plate
vertical
side frame
deck
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Pending
Application number
JP3151295A
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English (en)
Inventor
Yukio Mitsunari
幸夫 三成
Masaaki Terada
正昭 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO ZOKI KK
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Shinko Engineering Co Ltd
Original Assignee
SHINKO ZOKI KK
Shinko Engineering Co Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベルでは、機体の大きさに応じて上
部旋回体を構成しているサイドデッキの上下方向寸法L
を、長寸のものから短寸のものまで複数種類設定してい
る。そのために上記サイドデッキのプレス曲げ加工用の
金型を、上記上下方向寸法に合わせて複数種類製作して
いた。したがって金型製作費が高く、かつプレス曲げ作
業時における金型段取り替え時間も多い上に、上記金型
保管用スペースを広く要していた。この問題点を解決す
る。 【構成】 本発明では、サイドデッキを上部側フレーム
板と下部側フレーム板に分割し、上記上部側フレーム板
の垂直板部の下部に対して下部側フレーム板の垂直板部
の上部を重ね合わせ、上部側フレーム板の水平板部上面
と、下部側フレーム板の湾曲板部下面との上下方向寸法
を所要の寸法に設定して、上記両板部を溶着するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として油圧ショベル
など建設機械,作業車両の上部旋回体の左右両側端面側
の下部に設けているフレーム状のサイドデッキの構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、実開平3−119056号公報
に記載されている小型ショベルの側面図である。図9に
示すように一実施例小型ショベルでは、下部走行体1の
上部に上部旋回体2を設け、その上部旋回体2の左右両
側端面側の下部にそれぞれサイドデッキ3L,3R(サ
イドデッキ3Rは3Lの向う側にあるので図示では見え
ない)を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10は、従来技術の
一実施例サイドデッキ4の横断面図である。油圧ショベ
ルは、バケット容量,機体重量の異なる大型,小型の複
数種類の機種が油圧ショベルメーカによって製造されて
いる。この場合、油圧ショベルの上部旋回体を構成して
いるサイドデッキの上下方向寸法Lを、長寸のものから
短寸のものまで複数種類設定している。そのために上記
サイドデッキのプレス曲げ加工(サイドデッキの前端面
部側の曲げ加工も同時に行うのであるがその部分は図示
していない)を行うとき使用する曲げ加工用金型を、上
記上下方向寸法に合わせて複数種類製作していた。した
がって金型製作費が高く、かつプレス曲げ作業時におけ
る金型段取り替え時間も多い上に、上記金型保管用スペ
ースを広く要していた。本発明は、上記の問題点を解決
できるサイドデッキ構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、下部走行体
の上部に上部旋回体を設け、その上部旋回体の左右両側
端面側の下部にそれぞれフレーム状のサイドデッキを設
けている建設機械において、サイドデッキを上部側フレ
ーム板と下部側フレーム板に分割し、上記上部側フレー
ム板を前後方向に長寸の水平板部と、その水平板部に直
交する前後方向に長寸の垂直板部に曲げ加工して形成
し、また上記下部側フレーム板を前後方向に長寸の垂直
板部と、その垂直板部の下部を内側へ湾曲する湾曲板部
に曲げ加工して形成し、上記上部側フレーム板の垂直板
部の下部に対して下部側フレーム板の垂直板部の上部を
重ね合わせ、上部側フレーム板の水平板部上面と、下部
側フレーム板の湾曲板部下面との上下方向寸法を所要の
寸法に設定して、上記両板部を溶着するようにした。ま
た、上記下部側フレーム板の長手方向に補強用の絞り凹
凸部を形成した。
【0005】
【作用】本発明ではサイドデッキを上部側フレーム板と
下部側フレーム板に分割したので、サイドデッキの製作
時には上部側フレーム板曲げ用金型と下部側フレーム板
曲げ用金型の2種類の曲げ金型を用意すればよい。そし
て大形のサイドデッキから小形のサイドデッキまで複数
種類のものを形成するときには、上記金型を使用して曲
げ加工した上部フレーム板の垂直板部の下部に対して下
部側フレーム板の垂直板部の上部を重ね合わせ、上部側
フレーム板の水平板部上面と、下部側フレーム板の湾曲
板部下面との上下方向寸法を所要の寸法に設定して、上
記両板部を溶着する。したがって、上下方向寸法の異な
る複数種類のサイドデッキを上記2種類の曲げ金型を使
用することによって製作することができる。なお複数種
類のサイドデッキのそれぞれ前後方向長さは、上部側フ
レーム板及び下部側フレーム板の曲げ加工前の粗材切板
にて予め設定して切断しておく。また本発明では、下部
側フレーム板のプレス曲げ加工時に絞り凹凸部を形成し
たので、分割形の下部側フレーム板の強度を向上させる
ことができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の第1実施例サイドデッキ5
L,5R(サイドデッキ5Rは5Lの向う側にあるので
図示では見えない)を装備して油圧ショベルの側面図で
ある。図において、6は下部走行体、7は下部走行体6
の上部に設けた上部旋回体である。図2は、図1におけ
る油圧ショベルの一部切開要部平面図である。図におい
て、5L,5Rは上部旋回体7の左右両側端面側の下部
にそれぞれ設けたフレーム状のサイドデッキ、23は上
部旋回体7の後端部に装着したカウンタウエイトであ
る。図3は、図1のA−Aより見たサイドデッキ5L
(サイドデッキ5Lと5Rの構造は互いに対称的な構造
であるので、以下、サイドデッキ5Lを代表として説明
する)の横断面図である。図において、8はサイドデッ
キ5Lの上部側フレーム板、9は下部側フレーム板であ
る。図4は、サイドデッキ10Lの横断面図である。
【0007】次に、本発明の第1実施例サイドデッキ5
Lの構造を図1〜図4について述べる。本発明では、サ
イドデッキ5Lを上部側フレーム板8と下部側フレーム
板9に分割し、上記上部側フレーム板8を前後方向に長
寸の水平板部11(図3に示す)と、その水平板部11
に直交する前後方向に長寸の垂直板部12に曲げ加工
(断面形状が「形になる曲げ加工)して形成し、また上
記下部側フレーム板9を前後方向に長寸の垂直板部13
と、その垂直板部13の下部を内側へ湾曲する湾曲板部
14に曲げ加工して形成し、上記上部側フレ−ム板8の
垂直板部12の下部に対して下部側フレーム板9の垂直
板部9の上部側を重ね合わせ、上部側フレーム板8の水
平板部11上面イと、下部側フレーム板9の湾曲板部1
4下面ロとの上下方向寸法(図3に示すLO の寸法)を
所要の寸法(図4に示すたとえばL12 の寸法)に設
定して、上記垂直板部12と13を溶着(符号wが溶接
部である)するようにした。
【0008】次に、本発明の第1実施例サイドデッキ5
L構造の作用について述べる。本発明ではサイドデッキ
5Lを上部側フレーム板8と下部側フレーム板9に分割
したので、サイドデッキ5L(図4に示すサイドデッキ
10Lと仮想線で示すサイドデッキ15Lを含む)の製
作時には上部側フレーム板(8)曲げ用金型(図示して
いない)と下部側フレーム(9)曲げ用金型(図示して
いない)の2種類の曲げ金型を用意すればよい。そして
たとえば大形のサイドデッキ10L(図4に示す)から
小形のサイドデッキ15Lまで複数種類のものを形成す
るときには、上記金型を使用して曲げ加工した上部側フ
レーム板8の垂直板部12の下部に対して下部側フレー
ム板9の垂直板部9の上部を重ね合わせ、上部側フレー
ム板8の水平板部11上面イと、下部側フレーム板9の
湾曲板部14下面ロとの上下方向寸法を所要の寸法(図
4に示すたとえばL12 の寸法)に設定して、上記垂
直板部12と13を溶着する。なお複数種類のサイドデ
ッキ5L,10L,15Lのそれぞれ前後方向長さは、
上部側フレーム板8及び下部側フレーム板9の曲げ加工
前の粗材切板(図示していない)にて予め設定して切断
しておく。したがって、上下方向寸法(寸法L0 ,L
1 ,L2 をいう)の異なる複数種類のサイドデッキ5
L,10L,15Lを上記2種類の曲げ金型を使用する
ことによって製作することができる。
【0009】次に図5は、本発明の第2実施例サイドデ
ッキ16Lを装備した油圧ショベルの要部側面図であ
る。図において、17は上部旋回体、18はサイドデッ
キ16Lの上部側フレーム板、19は下部側フレーム
板、20は下部側フレーム板19に形成した補強用の絞
り凹凸部である。図6は、図5におけるサイドデッキ1
6LをB−Bより見た横断面図である。なお図6におけ
るサイドデッキ16Lの上下方向寸法は、寸法L’0
ある。図7は、上下方向寸法を寸法L’1 ,L’2に設
定した状態の21L,22L(サイドデッキ22Lは仮
想線で示す)の横断面図である。
【0010】次に、本発明の第2実施例サイドデッキ1
6L,21L,22Lの構造及び作用を図6及び図7に
ついて述べる。本発明では、サイドデッキ16L(サイ
ドデッキ16L,21L,22Lのうち16Lを代表し
て説明する)を上部側フレーム板18と下部側フレーム
板19に分割し、その下部側フレーム板19の長手方向
に補強用の絞り凹凸部20を形成した。それにより分割
形の下部側フレーム板19の強度を向上させることがで
きる。なお図8は、図6及び図7における絞り凹凸部
(20)の他実施例絞り凹凸部20’を有するサイドデ
ッキ21’Lの横断面図である。図6及び図7における
絞り凹凸部20は外側へ向けてふくらむように突出して
形成しているが、図8における下部側フレーム板19の
絞り凹凸部20’は内側へ向けて凹むように形成してい
る。しかし上記絞り凹凸部20’の強度的効果は、絞り
凹凸部20と同様である。
【0011】
【発明の効果】本発明では、建設機械の上部旋回体用の
サイドデッキを上部側フレーム板と下部側フレーム板に
分割したので、サイドデッキの製作時には上部側フレー
ム板曲げ用金型と下部側フレーム板曲げ用金型の2種類
の曲げ金型を用意すればよい。そして大形のサイドデッ
キから小形のサイドデッキまで複数種類のものを形成す
るときには、上記金型を使用して曲げ加工した上部フレ
ーム板の垂直板部の下部に対して下部側フレーム板の垂
直板部の上部を重ね合わせ、上部側フレーム板の水平板
部上面と、下部側フレーム板の湾曲板部下面との上下方
向寸法を所要の寸法に設定して、上記両板部を溶着す
る。したがって、上下方向寸法の異なる複数種類のサイ
ドデッキを上記2種類の曲げ金型を使用することによっ
て製作することができる。すなわち金型製作費を安価に
し、かつプレス曲げ作業時における金型段取り替え時間
を低減できるとともに、上記金型保管用スペースを最小
限に縮小することができる。また下部側フレーム板のプ
レス曲げ加工時に絞り凹凸部を形成したので、分割形の
下部側フレーム板の強度を向上し、サイドデッキの剛性
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例サイドデッキを装備した油
圧ショベルの側面図である。
【図2】図1における油圧ショベルの一部切開要部平面
図である。
【図3】図1のA−Aより見たサイドデッキの横断面図
である。
【図4】図3におけるサイドデッキの実施例横断面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例サイドデッキを装備した油
圧ショベルの要部側面図である。
【図6】図5におけるサイドデッキをB−Bより見た横
断面図である。
【図7】図6におけるサイドデッキの実施例横断面図で
ある。
【図8】図6における絞り凹凸部の他実施例絞り凹凸部
を示す断面図である。
【図9】従来技術の一実施例小型ショベルの側面図であ
る。
【図10】従来技術の一実施例サイドデッキの横断面図
である。
【符号の説明】
1,6 下部走行体 2,7,17 上部旋回体 3L,3R,4,5L,5R,10L,15L,16
L,21L,21’L,22L サイドデッキ 8,18 上部側フレーム板 9,19,19’ 下部側フレーム板 11 水平板部 12,13 垂直板部 14 湾曲板部 20,20’ 絞り凹凸部 23 カウンタウエイト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に上部旋回体を設け、
    その上部旋回体の左右両側端面側の下部にそれぞれフレ
    ーム状のサイドデッキを設けている建設機械において、
    サイドドッキを上部側フレーム板と下部側フレーム板に
    分割し、上記上部側フレーム板を前後方向に長寸の水平
    板部と、その水平板部に直交する前後方向に長寸の垂直
    板部に曲げ加工して形成し、また上記下部側フレーム板
    を前後方向に長寸の垂直板部と、その垂直板部の下部を
    内側へ湾曲する湾曲板部に曲げ加工して形成し、上記上
    部側フレーム板の垂直板部の下部に対して下部側フレー
    ム板の垂直板部の上部を重ね合わせ、上部側フレーム板
    の水平板部上面と、下部側フレーム板の湾曲板部下面と
    を上下方向寸法を所要の寸法に設定して、上記両板部を
    溶着するようにしたことの特徴とする建設機械のサイド
    デッキ構造。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のサイドデッキ構造において、下部側フレーム板の長手
    方向に補強用の絞り凹凸部を形成したことを特徴とする
    建設機械のサイドデッキ構造。
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