JPH0819960B2 - クラッチのダイヤフラムに取付けられる結合部材 - Google Patents

クラッチのダイヤフラムに取付けられる結合部材

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JPH0819960B2
JPH0819960B2 JP59072581A JP7258184A JPH0819960B2 JP H0819960 B2 JPH0819960 B2 JP H0819960B2 JP 59072581 A JP59072581 A JP 59072581A JP 7258184 A JP7258184 A JP 7258184A JP H0819960 B2 JPH0819960 B2 JP H0819960B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般にダイヤフラム式クラッチに関し、特
に、ベルビル座金を形成する外周部と、スリットによっ
て半径方向ツメに分割された中央部とを一体成形された
ダイヤフラムと呼ばれる環状部材によって、係合に必要
な弾性手段が構成されている自動車用クラッチに関す
る。
この種のクラッチを解放する際には、そのダイヤフラ
ムの半径方向ツメの端部に力を加える必要がある。この
力は、一般にクラッチスラスト軸受と呼ばれる特殊部材
を介して加えられる。
本発明は、特に上記クラッチスラスト軸受に加わった
力を、ダイヤフラムの半径方向ツメに牽引力として伝え
るようにして、ダイヤフラムに取付けられる結合部材に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種クラッチでは、クラッチスラスト軸受と
ダイヤフラムとの間に、以下単に便宜上「結合部材」す
なわち「作動部材」と呼ぶ部材を設けてある。
この部材は、クラッチスラスト軸受とは別体であっ
て、ダイヤフラムに取付けられており、クラッチスラス
ト軸受とは反対側のダイヤフラムの側に支持フランジを
有し、この支持フランジを介して、スラスト軸受の力を
ダイヤフラムに加えるようになっており、かつ支持フラ
ンジの一方の表面(以下便宜上支持面と呼ぶ)は、ダイ
ヤフラムの半径方向ツメの端部に当接し、結合部材とス
ラスト軸受との間に設けた牽引用一体化手段と協同し
て、クラッチスラスト軸受と結合部材を軸方向に連結さ
せるようになっている。
この種の装置は、1975年3月19日出願のフランス国特
許願第7508514号(フランス国特許公開第2,304,826号)
や、1982年9月23日出願のフランス国特許願第8216045
号(フランス国特許公開第533651号)等の公報に記載さ
れている。
その利点は、クラッチ機構を取付ける前に、結合部材
をダイヤフラムに取付けておき、かクラッチの組立時
に、クラッチスラスト軸受と結合部材とを、簡単なラチ
ェット装置によって結合できるという点にある。
このラチェット装置は、作動を良くするために、結合
部材がクラッチスラスト軸受によって駆動されないよう
にすること、換言すれば、結合部材とダイヤフラムが同
一状態に留るようにすることが好ましいということは理
解できよう。
前記フランス特許願第8216045号の発明では、このた
めに、脚状結合部材(以下便宜上保持脚と呼ぶ)を用
い、この保持脚を周方向に分布して、かつほぼ軸方向に
のばし、その各外周上に、支持フランジと平行な片持ち
状態で、ツメ(以下便宜上保持ツメとよぶ)を設け、こ
のツメには、支持フランジの支持面の方向に保持肩部を
形成してある。
上記保持脚は、それが設けられている結合部材と一体
になっており、これら全体は、同一の金属板を打抜い
て、曲げ加工することにより、所要の形状に成形され
る。
いずれにせよ、結合部材は、ダイヤフラムに取付けた
後、ダイヤフラムの半径方向ツメの端部を一時的に曲げ
て挿入するバイヨネット型の取付け方法で取付けられ、
支持フランジとその保持ツメとの間で、ダイヤフラムと
一体的に固定される。
この取付けの遊びを別にすれば、クラッチスラスト軸
受とラチェット結合した時に、結合部材がそれによって
駆動されることはない。
この装置は、完全に満足の行くものではあるではある
が、上記結合部材は、現在から見るとかなり複雑であ
り、製作コストが高くなるという欠点がある。
前記フランス特許願第8216045号の発明では、保持脚
が支持フランジから出ており、かつこの支持フランジか
ら、ほぼ半径方向にのびる第1部分と、前記面内、すな
わち支持フランジの面内で円周方向にのびる第2部分
と、ほぼ軸方向にのびる第3部分とを有する結合部材を
備えており、対応する保持ツメは、第3部分の端に配置
されている。
この結合部材の利点は、ダイヤフラムを軸方向に貫通
する保持脚の第3部分に、シヤントすなわち肉薄部が形
成され、それによって、ダイヤフラムのスリットを用い
て、このスリットを拡大させることなく、ダイヤフラム
を有効に貫通することができるという点にある。
しかし、これを製作する時には、各保持脚に対して、
2つの湾脚部、すなわち保持脚の第2と第3の部分の間
と、その第3の部分と、それに続く保持ツメとの間に、
各々湾曲部が必要となる。
フランス特許願第8216045号では、その変形例とし
て、支持フランジではなく、支持フランジと連続して、
ほぼ軸方向に形成されたスリーブに保持脚を設けた結合
部材が提案されている。このスリーブは、ほぼ半径方向
に、かつ支持フランジと平行にのび、その端部の平面内
に、保持ツメを有している。
この結合部材の利点は、保持脚とそれが出ているスリ
ーブとの間に湾曲部を作るのに、1回の曲げでよいとい
う点にある。
しかし、このような湾曲部を作るには、保持脚の外側
に挿入する曲げ金型の外に、保持脚と支持フランジとの
間に挿入するポンチが必要であり、この曲げポンチは、
組立体の軸と直角に、すなわち横向きに挿入しなければ
ならず、このポンチの取付けと曲げた後の後退は容易で
はなく、さらに時として、幾何学的形状が乱れることが
ある。
これと同じような困難性は、2つの湾曲部、すなわち
支持フランジと保持脚の軸方向にのびる第1の部分との
間の湾脚部と、この軸方向の第1部分と組立体の軸線の
ほぼ半径方向にのびる次の部分との間の第2の湾曲部を
有する支持フランジから出た保持脚を備える結合部材の
場合にも存在する。
たとえ、第1の湾曲部を作るために、曲げポンチをほ
ぼ軸方向に挿入して取付け、かつ後退できたとしても、
第2の湾曲部はそうはいかず、この第2の湾曲部を作る
には、曲げポンチをほぼ横方向から挿入する必要があ
る。
〔発明の目的〕
本発明の一般的目的は、上記の欠点を無くし、かつ他
の利点をも備える結合部材を提供することにある。
〔発明の構成〕
より正確に言うと、本発明は、クラッチ釈放スラスト
軸受をクラッチのダイヤフラムにおける半径方向ツメの
内端部に取り付けるための結合部材であって、1つの金
属板からなり、かつ前記クラッチ釈放スラスト軸受と結
合するための取付け手段と、前記ダイヤフラムにおける
隣り合う半径方向ツメの間に入りうるように、周縁部で
離隔していて、軸方向に延びる少なくとも2つの保持脚
を有し、かつこれら2つの保持脚を係止させるために、
前記クラッチダイヤフラムの半径方向ツメの端部が当接
し得る支持面を有する半径方向の環状支持フランジと、
各保持脚の自由端部において、周方向に延びており、か
つ関連する保持脚と一列に並ぶ保持ツメとを有し、前記
保持ツメは、ダイヤフラムから軸方向に離隔して、前記
支持面の反対側にあり、前記保持脚は、ダイヤフラムの
前記支持面側において、ダイヤフラムとほぼ直交すると
ともに、外端が、前記支持面と反対方向に軸方向に折れ
曲がっており、前記ダイヤフラムにおける半径方向ツメ
の隣接し合う対のものから選択したものを一時的に撓わ
ませることにより、当該ダイヤフラムの半径方向ツメに
取り付けうるようになっていることを特徴とするクラッ
チのダイヤフラムに取付けられる結合部材に関する。
本発明による結合部材は、支持フランジと、それから
出た保持脚との間に湾曲部を形成するのに、1回の曲げ
加工だけでよいという利点があり、従って比較的容易に
製作でき、経済的で、かつ製作が最少の工程で実施でき
る。
さらに、コストを比較的容易に下げることができる。
これは、保持ツメの保持肩部と、支持フランジの支持面
との間に、軸方向の距離を設けてあることによって得ら
れる。
この軸方向の距離は、切断部と曲げ部とに関係し、曲
げ部は、組立体を誤って変形させることなしに、曲げポ
ンチを単に軸方向に挿入し、かつ容易に引き出て、正確
に形成することができる。
さらに、保持脚が配置されている円周の直径は、一つ
の湾曲部のみで決まり、正確なものとなる。
このようにして、本発明による結合部材のコストは、
大幅に低下し、取付けの遊びを極めて減少させることが
でき、それによって、結合部材とそれと組合されるクラ
ッチスラスト軸受との間で行われる牽引一体化手段の作
動条件を良好にすることができる。
従って、所望の牽引一体化を確実に行うことができ、
組立てたクラッチの軸方向および直径方向の寸法を最少
にでき、そのため、結合部材にクラッチスラスト軸受を
ラチェット止めする際に、牽引一体化手段を取付けるた
めの円錐形係合スリーブの幅を小さくすることもでき
る。
本発明の上記特徴と利点は、添付概念図を参照した例
示としての以下の説明からより明らかになると思う。
〔実施例〕
第1図に示すように、本発明は、ダイヤフラム式クラ
ッチのダイヤフラム11をクラッチスラスト軸受10に連結
する連結部材16に関するものである。
上記ダイヤフラム11は、ベルビル座金を形成する周辺
部と、スリット13を介して分割された半径方向ツメ12を
有する中央部とが一体になっている環状部材である。
第1図、第2図では、本発明に関係するダイヤフラム
11の一部をなす上記半径方向ツメ12の中心側の端部のみ
を示してある。
クラッチスラスト軸受10の牽引作用をダイヤフラム11
に伝えるために、ダイヤフラム11はクラッチスラスト軸
受10に連結されている。そのため、ダイヤフラム11は、
それに設けた中心開口15を利用して、結合部材16が取付
けられている。
結合部材16は、環状の支持フランジ17と、この支持フ
ランジ17の外周から軸線方向の延びる少なくとも2つの
保持脚20とを有している。
上記支持フランジ17は、半径方向にのび、かつクラッ
チスラスト軸受10の方を向くその一方の表面である支持
面18は、ダイヤフラム11の半径方向ツメ12の内端部に当
接している。
上記保持脚20は、円周方向に分かれて分布し、かつ各
保持脚20の軸線方向の先端には、円周方向を向くととも
に上記支持フランジ17と平行をなす保持ツメ21が設けら
れている。
保持ツメ21における支持フランジ17の前記支持面18の
方を向く側は、それと平行をなす保持肩部22となってい
る。
支持フランジ17の内周部には、クラッチスラスト軸受
10の方向を向くスリーブ24が一体的に設けられている。
このスリーブ24はほぼ軸方向を向き、かつダイヤフラム
11の中央開口15を貫通している。
クラッチスラスト軸受10は、本発明の一部を成すもの
ではなく、それ自体公知のものであるので、詳細な説明
は省略する。
ここでは、クラッチスラスト軸受10が、後で説明する
本発明の結合部材16を介して、ダイヤフラム11に力を加
えるようになっている駆動要素26と、操作要素27と、第
1図に点線で概念的に示したようなスラスト軸受と、上
記操作要素27と駆動要素26の外周部を互いに締付ける環
状スリーブ30とからなる連結手段とを備えていること、
並びに上記操作要素27は、案内部材28上に、軸方向に摺
動しうるように取付けられており、かつ指令部材29によ
って作動させられるようになっていることのみを述べて
おく。
図示の実施例のように、自動的に心出しをする自動調
心式クラッチスラスト軸受の場合には、駆動要素26と操
作要素27との間に、軸方向に湾曲する弾性座金32が挿入
され、前記スリーブ30の内側において、駆動要素26と操
作要素27との間には、環状遊びが設けられている。
図示の実施例では、駆動要素26は玉軸受からなり、そ
の内側レースは、クラッチスラスト軸受10の力を、結合
部材16を介してダイヤフラム11に伝える際の動力伝達部
材33となっている。この動力伝達部材33を介して、クラ
ッチスラスト軸受10は、結合部材16のスリーブ24と軸方
向に係合されている。
動力伝達部33と結合部材16との間、正確には、動力伝
達部材33と結合部材16の軸方向のスリーブ24との間に
は、第1図に矢印Fで示すような軸方向に、クラッチス
ラスト軸受10を結合部材16に牽引して一体化するラチェ
ット手段が設けられている。
このラチェット手段は、動力伝達部材33の内周に形成
された保持溝35の中に、半径方向の一部が係合している
固定化止め輪34と、結合部材16のスリーブ24に設けた周
方向の支持面36とからなり、固定化止め輪34は、支持面
36と係合して、軸方向に支持されている。
この装置は、本発明の一部を成すものではないので、
ここでは詳細な説明は省略する。
公知のように、固定化止め輪34には、支持面36の方向
へ付勢するための弾性手段が組合されている。
実施例では、この弾性手段は、結合部材16の支持フラ
ンジ17とクラッチスラスト軸受10の動力伝達部材33の端
部との間に、軸方向に挿入された座金38からなってい
る。この座金38は、本発明の一部を成す装置ではない
が、この座金38の外周部には環状フランジ39が設けられ
ており、この環状フランジ39は、結合部材16の支持フラ
ンジ17とダイヤフラム11との間に挿入されている。
すなわち、図示の実施例では、結合部材16の支持フラ
ンジ17は、上記フランジ39を介して、ダイヤフラム11に
間接的に支持されている。
しかし、固定化止め輪34と組合される弾性手段を変形
して、結合部材16を、支持フランジ17を介してダイヤフ
ラム11に直接支持することもできる。
いずれの場合でも、支持フランジ17に、図示のような
環状補強ビード43を形成しておくのが好ましい。
第1図〜第4図に示す特に好ましい実施例では、結合
部材16における保持脚20は、結合部材16の支持フランジ
17の中間部分から突出しており、図示のように、その先
端縁が連続しているもの、あるいは先端縁が互いに分離
したものとされる。後者の場合には、スリット40によっ
て、周方向に分離されている。
保持ツメ21は、保持脚20の軸方向の先端から延びてい
る。支持フランジ17と保持脚20および保持ツメ21との連
接部は、湾曲部42となっている。
本発明では、保持脚20に設けた保持ツメ21は、保持脚
20と同じ半径上にある。
第1図〜第4図に示す実施例では、保持ツメ21は、結
合部材16が支持フランジ17を介してダイヤフラム11に当
接する点とほぼ同じ個所、換言すると、支持フランジ17
における環状ビード43が位置する円周とほぼ同じ半径上
にある。
この保持脚20は、少なくとも2つ設けられるが、等間
隔で3つ設けるのが好ましい。
いずれの場合でも、保持脚20に設けられ保持ツメ21
は、全て同一の円周上にある。
結合部材16は、金属板を打抜き、それをプレスで成形
して製作することができる。この際、支持フランジ17と
スリーブ24は、同時に打抜かれ、かつ成形される。
次いで、ダイヤフラム11に支持させるためのビード43
を、プレス加工する。このビード43とダイヤフラム11と
の間に挿入される弾性座金38のフランジ39は、上記ビー
ド43と対応する形状に成形される。
支持フランジ17を打抜くのと同時に、その外周部に、
第3図、第4図に点線で概念的に示すように、原材料に
おける支持フランジ17と同一面内に、保持脚20を打抜
く。
次いで、保持脚20をほぼ直角に折り曲げて、結合部材
16の形状を変形させる。この時の折り曲げの径は、湾曲
部42に対応させて大きな径とされる。
第3図に点線で概念的に示すように、この曲げ加工
は、保持脚20の外周へ当てられる曲げ金型45と、保持脚
20とのその軸方向のスリーブ24との間に軸方向に挿入さ
れる曲げポンチ46とを用いて行うのが好ましい。
上記曲げポンチ46の軸方向への取付けおよび取外しは
容易にでき、既に加工した湾曲部を、ポンチ取外し時に
変化することはない。すなわち、組立体の幾何形状を乱
すことがない。
次いで、支持フランジ17の支持面18と、保持ツメ21の
保持肩部22との間の軸線方向の距離D1を正しく保つ。保
持ツメ21が描く円の直径D2についても同様である。
上記のように、結合部材16の保持ツメ21に形成される
保持肩部22は、結合部材16が作られる金属板から成形さ
れる。
第1図〜第4図に示した実施例では、保持ツメ21は、
対応する保持脚20の内面にある。
しかし、保持脚20より、円周方向にアーチ形に突出さ
せることもある。そのためには、曲げポンチと金型を、
それに応じて準備するだけでよい。
実際には、結合部材16の各保持脚20に対して、弾性座
金38の外周のフランジ39に、保持脚20を通過させるため
の切欠き47(第2図)が設けられている。
同様に、この保持脚20と関連するダイヤフラム11の各
ツメ12にも、保持脚20を通過させるためのほぞ48が形成
されている。このほぞ48の一部は、ダイヤフラム11の対
応するスリットとほぼ平行であり、その他部は、組立体
の円周のほぼ接線方向を向いている。
前記の軸方向の距離D1は、支持フランジ17と保持ツメ
21との間で、ダイヤフラム11並びに弾性座金38のフラン
ジ39を締付けるのに十分な長さになっている。
本発明による結合部材16をダイヤフラム11に取付ける
には、前記のフランス特許願第8216045号に記載された
型式のバイヨネット取付け法を用いることができる。
すなわち、ダイヤフラム11と結合部材16とを互いに十
分に接近させた後、結合部材16の保持脚20の保持ツメ21
が係合するダイヤフラム11の各ツメ12の内端部を、互い
に相対的に曲げ、次いで、結合部材16を、組立体の軸の
囲りでダイヤフラム11に対して回転させて上記の係合を
行わせ、次いで、ダイヤフラム11の予め湾曲させたツメ
を自由にする。
この取付け時に、結合部材16の各保持脚20は、2つの
ツメ12に形成されたほぞ48と保持ツメ21とを介して、隣
接する2つのツメ12の間を、ダイヤフラム11の軸線方向
に通過し、2つのツメ12の一方と周方向に係合する。
第1図〜第4図に示した実施例では、上記の取付け時
に弾性座金38も同時に挿入されるが、この弾性座金38
は、結合部材16のツメ21とその切欠き47とに予め係合さ
せておかれる。
いずれにせよ、ダイヤフラム11は、支持フランジ17の
支持面18と保持ツメ21の各保持肩部22との間で軸方向に
締付けられているので、結合部材16は、ダイヤフラムか
ら外れる危険性は全くなく、軸方向の両方向に固定され
る。
また保持脚20がダイヤフラム11を貫通しているので、
半径方向に一定限度の遊びがある。この遊びは、クラッ
チスラスト軸受10の自動調心遊びとほぼ対応している。
しかし、上記遊び(これはかなり小さい)が存在して
いるとしても、前記ツメ12に設けた組立体の円周に対し
てほぼ接線状をなすほぞ48によって、保持部材16は、ダ
イヤフラムに対して半径方向に良く心出しされる。
また、軸方向スリーブ24の中でのクラッチスラスト軸
受10の駆動部材33の軸方向係合は、極めて容易に行え
る。
第2図に実線で示すように、結合部材16の各保持ツメ
21は、ダイヤフラム11のツメ12の一方としか関係しない
が、変形例では、第2図の点線21′で概念的に示すよう
に、ツメ21を円周方向に十分延長して、ダイヤフラム11
の2つのツメ12と、特に保持ツメ21と直角に、関係させ
ることもできる。この保持ツメ21は、円周方向に一定限
度のばすだけでよい。
第5図に示す変形実施例では、結合部材16の保持脚20
は、支持フランジ17の外周までのびており、保持脚20と
同じ半径方向の位置にある。保持ツメ21は、この場合に
は、支持フランジ17がダイヤフラム11と当接している円
周よりも半径方向に遠い位置にくるようになっている。
いずれにせよ、結合部材16のツメ21の保持肩部22と、
その支持フランジ17は、ダイヤフラム11の異なる側に配
置されている。
本発明は以上説明し、図示した実施例にのみ限定され
るものではなく、全ての変形例を含むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による結合部材を組込んだクラッチス
ラスト軸受組立体の軸方向断面図。 第2図は、第1図のII−II線における部分断面図。 第3図は、本発明による結合部材の第4図のIII−III線
における断面図。 第4図は、第3図のIV−IV線における部分断面図。 第5図は、変形例の第3図と類似する部分断面図。 10……クラッチスラスト軸受 11……ダイヤフラム 12……半径方向ツメ 13……スリット 15……中心開口 16……結合部材 17……支持フランジ 18……支持面 20……保持脚 21……保持ツメ 22……保持肩部 24……スリーブ 26……駆動要素 27……操作要素 28……案内部材 29……指令部材 32……弾性座金 33……動力伝達部材 34……固定化止め輪 35……保持溝 36……支持面 38……座金 43……補強ビード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチ釈放スラスト軸受をクラッチのダ
    イヤフラムにおける半径方向ツメの内端部に取り付ける
    ための結合部材であって、1つの金属板からなり、かつ
    前記 クラッチ釈放スラスト軸受と結合するための取付け手段
    と、 前記ダイヤフラムにおける隣り合う半径方向ツメの間に
    入りうるように、周縁部で離隔していて、軸方向に延び
    る少なくとも2つの保持脚を有し、かつこれら2つの保
    持脚を係止させるために、前記クラッチダイヤフラムの
    半径方向ツメの端部が当接し得る支持面を有する半径方
    向の環状支持フランジと、 各保持脚の自由端部において、周方向に延びており、か
    つ関連する保持脚と一列に並ぶ保持ツメとを有し、 前記保持ツメは、ダイヤフラムから軸方向に離隔して、
    前記支持面の反対側にあり、 前記保持脚は、ダイヤフラムの前記支持面側において、
    ダイヤフラムとほぼ直交するとともに、外端が、前記支
    持面と反対方向に軸方向に折れ曲がっており、 前記ダイヤフラムにおける半径方向ツメの中の隣接し合
    う対のものから選択したものを一時的に撓わませること
    により、当該ダイヤフラムの半径方向ツメに取り付けう
    るようになっていることを特徴とするクラッチのダイヤ
    フラムに取付けられる結合部材。
  2. 【請求項2】前記支持面は、結合部材の軸から半径方向
    の所定の距離にあり、かつ前記半径方向ツメの内端部
    は、前記支持面と重合する個所に位置していることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の結合部材。
  3. 【請求項3】前記保持ツメは、それぞれの保持脚とほぼ
    同じ半径上にあることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項または(2)項に記載の結合部材。
  4. 【請求項4】前記保持ツメは、前記保持脚とほぼ同じ中
    心角を有していることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)〜(3)項のいずれかに記載の結合部材。
  5. 【請求項5】前記支持面は、結合部材の軸から半径方向
    の所定の距離のところにあり、かつ前記保持ツメは、前
    記支持面よりも半径方向に大きく離れた位置にあること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の結合部
    材。
  6. 【請求項6】前記保持脚は、金属板を打抜いて結合部材
    を形成する過程で形成されたものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の結合部材。
JP59072581A 1983-04-11 1984-04-11 クラッチのダイヤフラムに取付けられる結合部材 Expired - Lifetime JPH0819960B2 (ja)

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