JPH0819956B2 - クラツチデイスク - Google Patents

クラツチデイスク

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JPH0819956B2
JPH0819956B2 JP61023662A JP2366286A JPH0819956B2 JP H0819956 B2 JPH0819956 B2 JP H0819956B2 JP 61023662 A JP61023662 A JP 61023662A JP 2366286 A JP2366286 A JP 2366286A JP H0819956 B2 JPH0819956 B2 JP H0819956B2
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cover plate
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friction
washers
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/121Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/1238Wound springs with pre-damper, i.e. additional set of springs between flange of main damper and hub

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用可能性〕 本発明は、特に自動車用のクラツチデイスク(摩擦ク
ラツチデイスク)に関する。
〔従来の技術〕
フランス特許第2551813号(出願日1983年9月14日、
出願番号83−14609号)に記載された特に自動車用のク
ラツチデイスクは、クラツチフエーシングの支持体と、
ハブとを有し、これらの支持体及びハブは、所定の角度
的な偏向の範囲内で互に他のものに対し角度移動するよ
うになつており、また段階作用型のよじりダンパー装置
の2つの部分によつて互に結合され、その1つの部分、
即ち、低トルク値に対してのみ作用するようになつてい
ることから一種の予緩衝器を形成している第1部分は、
多少とも大きなトルク値に対して作用するようになつた
第2部分よりも、力が弱く、該第2部分の内部におい
て、前記ハブと共に、1つの予組立てされたユニツトを
形成し、該第1部分及び第2部分は、覆い板と、該覆い
板の軸方向の両側に配設されていて互に固着された2つ
のワツシヤーと、該覆い板とワツシヤーとの間に円周に
沿つて介在された弾性手段とを各々有し、該第1部分
は、ハブと第2部分との間に作用するようになつてお
り、該第1部分の覆い板は、ハブに一体化され、該ワツ
シヤーは、第2部分に連結され、該第2部分の覆い板は
ハブ上に角度的な遊隙と共に取付けてあり、該ワツシヤ
ーは、クラツチフエーシングの支持体と一体化されてい
る。
このクラツチデイスクは、取付けスペースが比較的小
さくて済み、組立ても簡単にできるという利点を備えて
いる。
前記フランス特許の好ましい実施態様によれば、第1
部分の1つのワツシヤーは、第2部分の覆い板の凹みに
係合する突部を、第2部分との連結のために備えてい
る。
この突部は、実際には、皿形の突部であり、それを備
えているワツシヤーと一体的に形成され、このワツシヤ
ーの型打ちによつて形成される。
しかし、前記フランス特許願による優先権を主張して
なされた、対応する米国特許願649289号(出願日、1984
年9月11日)には、ワツシヤーに例えばリベツト締め又
は嵌着によつて適宜組付けられる指状片の形状に、これ
らの突部を形成することが示されている。
このように組付け指状片によつて形成された突部は、
型打ちにより形成されたものとは異なつて、例えば円形
の横方向の輪郭を備えた円筒状とすることができるた
め、有利となり、作動中に、クラツチフエーシングの可
能な摩耗又は不可避的な製造もしくは組立公差による軸
方向の移動によつてクラツチデイスクの効力又は使用寿
命に影響する円周方向の不所望の遊隙が突部とそれを収
容する凹みとの間に形成されることが避けられる。
第1部分の1つのワツシヤーに指状片を嵌着又はリベ
ツト締めによつてこのように組付けるには、このワツシ
ヤーに通し孔を設けることが必要になる。
しかし、普通の規格化の要求を充たすためには、第1
部分の2つのワツシヤーを同じ種類のものとすることが
好ましいため、両方のワツシヤーに通し孔を設けること
になる。
本発明者らは、1つのワツシヤーが他に目的なく備え
ている通し孔を何とか利用できないかという問題につい
て検討した。
ところで、第1部分は、慣用されるように摩擦手段を
備えており、この摩擦手段は、第1部分の覆い板と1つ
のワツシヤーとの間に介在された少くとも1つの摩擦ワ
ツシヤーを慣用されるように備えている。覆い板とワツ
シヤーとの間角度的な偏向の間に摩擦ワツシヤーがその
動力を発揮するには、摩擦ワツシヤーが、前記ワツシヤ
ーと覆い板とのどちらか一方に接触していると共に、そ
のどちらか他方と回転一体化されていることが必要とな
る。
フランス特許第2551813号においても、それに対応し
た米国特許願においても、摩擦ワツシヤーは、ワツシヤ
ーと接触しているため、摩擦ワツシヤーに一体化されて
いるのは覆い板である。
このため、摩擦ワツシヤーは、軸方向に突部を何か所
かに突出するように備えており、これらの突部は、覆い
板中にそのために形成した開口中に係合している。
この構成は満足すべきものであるが、覆い板の機械的
強度が不可避的に或る程度まで弱められるため、これを
見込んで覆い板を設計することが必要となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、フランス特許第2494795号(出願番
号80−24955号、出願日1980年11月25日)によつてそれ
自体としては既知であるが覆い板の材料が有利に節減さ
れるようになつた構成を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明により、クラツチフエーシングの支持体及びハ
ブを有し、該支持体とハブとは、所定の角度的な偏向の
限度内で互に対し角度的に移動可能となつており、ま
た、段階作用型のよじりダンパー装置の2つの部分によ
つて互に連結してあり、そのうち一方の部分即ち第1部
分は、他の部分即ち第2部分よりも力が弱く、第2部分
の内部にハブと共に予組立された1つのブロツクを形成
し、該第1部分及び第2部分は、覆い部分と、該覆い部
分の軸方向の両側に配設してあつて互に固着されている
2つのワツシヤーと、該覆い板とワツシヤーとの間に円
周に沿つて介在された弾性手段とを各々有し、第1部分
は、ハブと第2部分との間に作用するようになつてお
り、該第1部分の覆い板はハブに一体化され、ワツシヤ
ーは、第2部分に連結され、第2部分の覆い板は、ハブ
上に角度的な遊隙と共に取付けてあり、該ワツシヤー
は、クラツチフエーシングの支持体と一体化されてい
る、クラツチデイスクであつて、第1部分のワツシヤー
の1つが突部を有し、これらの突部は、第1部分のワツ
シヤーを第2部分に連結するために、第2部分の覆い板
の凹み中に係合し、該突部は指状片によつて形成され、
第1部分のワツシヤーと別体に、ワツシヤーにそのため
に形成された通し孔によつて、該ワツシヤーに適宜取付
けてあり、該第1部分は摩擦ワツシヤーを覆い板と他の
ワツシヤーとの間に備えており、第1部分の2つのワツ
シヤーは同種のものであり、該第1部分の2つのワツシ
ヤーは、同種のものであり、該第1部分の前記他のワツ
シヤーに同様に形成された通し孔を利用して、摩擦ワツ
シヤーを、前記他のワツシヤーと回転一体化し、摩擦ワ
ツシヤーは、そのために、軸方向に突出した突部を備え
ており、これらの突部は、前記他のワツシヤーの前記通
し孔中に各々個別に係合するようにしたことを特徴とす
るクラツチデイスクが提供される。
従つて、摩擦ワツシヤーを回転一体化するために、第
1部分の覆い板にいかなる開口も形成する必要はない。
なお、この結果を得るための構成は、前記フランス特
許第2551813号及び第2494795号の両方の知識をもつた当
業者が容易に想到しうるものではない。即ち、フランス
特許第2551813号の場合には、ワツシヤーに形成された
通し孔は、特に、一方のワツシヤーを摩擦ワツシヤーと
回転一体化するようになつているが、フランス特許第24
94795号の場合には、ワツシヤーには通し孔は形成され
てなく、その反対に、多少とも円錐台形の打出し片の形
状の突部は、摩擦ワツシヤーの突部を係合させることは
できないし、前記米国特許第649289号の場合には、摩擦
ワツシヤーをワツシヤーの1つに回転一体化することで
はなく、前記打出し片の形状の突部の代りに指状片をワ
ツシヤーの1つに回転一体化することが問題になつてい
るにすぎない。
本発明の特徴及び利点は、図面に示した実施例の以下
の詳細な説明によつて一層明らかとなろう。
〔実施例〕
各図には、フランス特許願83−14609号及びその優先
権を主張してなされた対応する米国特許願649289号に記
載された形式の摩擦クラツチデイスクが図示されてい
る。
実際には自動車に取付けられるようになつているこの
クラツチデイスクは、クラツチフエーシング11のための
支持体10とハブ12とを備えている。クラツチデイスク
は、第1軸(実際には自動車の原動軸)に回転一体化さ
れた2つのクラツチ板の間に、クラツチフエーシング11
によつて締付けられると共に、第2軸(実際には、自動
車の変速機の入力軸)に、ハブ12によりキー止めにより
回転一体化されるようになつている。
図示した実施例によれば、クラツチフエーシング11
は、複数のベーンから成つている。
ここに、支持体10とハブ12とは、所定の角度的偏向の
範囲内において相互に対し角度的に回動するようになつ
ており、その目的のために、段階作用型の2つのよじり
振動止め装置の部分、即ち、伝達するべきトルクが非常
に低い場合にのみ作用するようになつている第1部分A
(第2部分Bよりも作用が弱い)と、前記トルクが多少
とも増大した時に作用するようになつた第2部分B(第
1部分Aよりも作用が強い)により互に連結されてい
る。
第1部分Aは、第2部分Bの内部にハブ12と共に予組
立てされたユニツトを形成している。
第1部分Aは、第5,6図に示すように、覆い板13A(以
下に詳述するように、少なくとも円周方向に、即ち回転
について、ハブ12と一体化されている)と、2個のワツ
シヤー14A(ハブ12に対し自由であり、互に一体化され
ていると共に覆い板13Aの軸方向の両側に各々配されて
いる)と、弾性手段15A(覆い板13Aとワツシヤー14Aと
の間に円周方向に介在されている)と、摩擦手段(後に
詳述するように覆い板13Aとワツシヤー14Aとの間に介在
されている)とを備えている。
覆い板13Aとワツシヤー14Aとは、ハブ12の回りに、大
体においてハブ12の中心域内に延長している。
ハブ12は、その長さの一部分に亘つて突出するよう
に、軸方向に歯部20を外周部に有し、これらの歯部は、
覆い板13Aのところで、横方向の肩部120から先に、径方
向の高さが縮小している。覆い板13Aは、その内周に、
相補状の歯部121を有し、この歯部121によつて、歯部12
0の径方向の高さの縮小した部分と遊びなく噛合つてい
る。
図示した実施例によれば、覆い板13Aは、円周方向に
も、軸方向にも、ハブ12とこのようにして一体化されて
いる。
即ち、この実施例によれば、覆い板13Aは、その一方
の側面によつて、ハブ12の歯部20の横断方向の肩部120
に軸方向に支持されており、覆い板13Aの他方の側面側
では、歯部20の径方向高さの減少した部分に嵌着された
突片122は、歯部20の横方向の片部120に覆い板13Aを軸
方向に押圧した状態に保持している。
図示した実施例によれば、ワツシヤー14Aは、軸方向
の小柱16Aによつて互に連結され一体化されている。こ
れらの小柱16Aは、覆い板13Aの外周にそのために設けた
切欠116Aに遊隙と共に通され、ワツシヤー14Aにリベツ
ト締めにより先端部のところで固着されている。
図示した実施例によれば、弾性手段15Aは、円形の1
列に配設された1組以上のばね(この例では1組のば
ね)から成り、これらのばねは、全体の同一の円周に対
してほぼ接線方向に延長しており、ワツシヤー14Aに形
成した窓19Aの円周方向の先端をそれ自身形成するワツ
シヤー14Aのアダプター18Aの間において、覆い板13Aの
窓17A中に個別に収納されている。
前述の構造に組合される摩擦手段は、図示した実施例
によれば2つの摩擦ワツシヤー22Aを有し、これらの摩
擦ワツシヤーは、覆い板13Aの両側に、ワツシヤー13Aと
対応のワツシヤー14Aとの間に各々配設してあり、弾性
的に規格化されている。この目的のための弾性ワツシヤ
ー33Aは、摩擦ワツシヤー22Aと対応のワツシヤー14Aと
の間に介在されている。
このワツシヤーは、例えば、図示したように、商品名
「オンデマフレツクス」の下に市販されている波形ワツ
シヤーとしてもよい。
実際にこの波形ワツシヤー33Aは、クラツチフエーシ
ング11の支持体10と軸方向に反対側の覆い板13Aの側面
側に設けられている。
よじり振動止め装置の第2部分Bは、L字状の覆い板
13Bを有し、この覆い板13Bは内周に歯部20′を備えてお
り、この歯部20′によつて、角度的な遊隙と共に、ハブ
12の歯部20上に取付けられている。第2部分Bは、その
ほかに、覆い板13Bの両側に各々配設され、第1部分A
を囲み、互に固着されていると共に、クラツチフエーシ
ング11の支持体10に固着されている、2個のワツシヤー
14B、覆い板13Bとワツシヤー14Bとの間に円周方向に介
在された弾性手段15B、並びに、覆い板13Bとワツシヤー
14Bとの間に軸方向に作用する摩擦手段も備えている。
図示した実施例によれば、第1部分Aと軸方向に反対
側の覆い板13Bの側にあり、クラツチフエーシング11の
支持体10がリベツト21により固着されている、一方の摩
擦ワツシヤー14Bは、関係する覆い板13Bの外周から先
に、クラウン124を、外周部に備えており、クラウン124
は、ほぼ軸方向に延長し、中心域に段部125を備えてお
り、前記一方の摩擦ワツシヤー14Bは、このクラウンに
よつて、他側の摩擦ワツシヤー14Bに連結されている。
この連結を行なうために、クラウン124は、先端の何
か所かに、ほぞ孔を形成する切欠126を備えており、他
側の摩擦ワツシヤー14Bは、その外周の何か所かから径
方向に突出するように、対応した突部127を備えてい
る。切欠126と円周方向に相補のこれらの突部127は、切
欠126中に個別に係合し、第1,2,4図と符号128によつて
示すように、切欠126の対応した縁端の嵌着により保持
されている。
また覆い板13Bは、図示した実施例によればその外周
に径方向に突出するように何か所かに突部130を有し、
これらの突部は、ワツシヤー14Bのクラウン124に、その
段部125を備えた部分にそのために形成された窓131中に
わずかな角度的な遊隙と共に、各々個別に係合してい
る。
この実施例によれば、弾性手段15Bは、前記と同様
に、1組以上のばねを1以上の円形の列として備えてお
り、これらのばねは、全体の同一の円周に対してほぼ円
周方向に延長し、各々覆い板13Bの窓17B中にワツシヤー
14Bのアダプター18Bの間に個別に配設されている。
図示した実施例によれば、2列のばねが用いられてお
り、そのうちのいくつかは、全体の休止状態において
は、覆い板13Bの対応する窓17B中に角度的な遊隙なしに
係合しているが、残りのばねは、この休止形態におい
て、その両端の角度的な遊隙と共に、覆い板13Bの対応
の窓17Bに係合している。
更に、図示した実施例によれば、覆い板13Bの各々の
窓17Bに、2個ずつの同軸状のばねが配設されている。
前記と同様に、関係する摩擦手段は、2個の摩擦ワツ
シヤー22Bを備えている。
一方の摩擦ワツシヤー22Bは、第1部分Aと軸方向に
反対側で覆い板13Bと接触するように配置されている。
この摩擦ワツシヤー22Bは、クラツチフエーシング11
の支持体10を支持するワツシヤー14Bに、その外周の何
か所かに突出するように軸方向に延長する舌片36により
回転一体化されている。この目的のために、各々の舌片
36は、ワツシヤー14Bにそのために形成された通し孔136
に通されている。
他の摩擦ワツシヤー22Bは、覆い板13Bと軸方向に反対
側のワツシヤー14Bの側面と接触している。
このように形成された摩擦手段は、前記と同様に、商
品名「オンデユフレツクス」の下に市販されている形式
の波形ワツシヤー33Bによつて、弾性的に規格化されて
いる。
図示した実施例によれば、波形ワツシヤー33Bは、舌
片36を備えた方の摩擦ワツシヤー22Bと、関係するワツ
シヤー14Bとの間に、軸方向に配設されている。全体の
軸向きの保持は、弾性リング30によつて確保され、この
弾性リングは、覆い板13Bの軸向き部分にそのために形
成した溝と係合し、他方の摩擦ワツシヤー22Bの前記と
反対の表面を押圧している。
第1部分Aのワツシヤー14Aは、第2部分Bに、より
正確にはその覆い板13Bに回転一体化されている。
第1部分Aの一方のワツシヤー14A(実際には、第2
部分Bの覆い板13Bに軸方向に近い方のワツシヤー14A)
は、第2部分Bとの回転一体化を実現するために、覆い
板13B側の表面上に何か所かに円形に配された突部23を
有し、これらの突部は、覆い板13Bの凹み24中に各々個
別に係合している。
実際には、3個の突部23が相互から120゜ずつの間隔
をおいて形成しており、これらの突部は、指状片によつ
て形成され、これらの指状片は、それを支持しているワ
ツシヤー14Aとは別体になつており、このワツシヤー14A
上に適宜取付けられている。
図示した実施例によれば、これらの指状片は、円形の
輪郭の円筒状の指状片、即ち、円筒状の側部壁と円形の
横断面とを備えた指状片である。
このように形成された突部23は、第2部分Bの覆い板
13Bの凹み24に容易に係合するように自由端が円錐台状
に面取りされている。
このように面取りされていても、また図からわかるよ
うに、このように形成された突部23の軸方向の長さが比
較的短かくても、突部23は、第2部分Bの覆い板13Bの
凹み24から脱落しないために必要なだけの軸方向の長さ
を備えている。
これに関連して、凹み24は、有利には、比較的小さな
軸方向の深さをもつようにし、それにより覆い板13Bの
材料を無駄にしないようにする。
図示した実施例によれば、突部23は、それらを支持し
ているワツシヤー14Aより、リベツト締めにより取付け
られており、各々の突部23は、そのために、断面積の小
さな尾部140を有し、この尾部により、ワツシヤー14Aに
そのために形成した相補の輪郭の通し孔中に遊隙なく係
合している。尾部140は、ワツシヤー14Aを通過したとこ
ろで、ワツシヤー14Aと接触するようにリベツト締め142
されている(第6図参照)。
関係するワツシヤー14Aは、3つの通し孔141を有し、
他のワツシヤー14Aも同様とする。両方のワツシヤー14A
は、明白な製造上の理由から、全く同様に作成されてい
る。
本発明によれば、他方のワツシヤー14Aにこのように
形成された通し孔141は該ワツシヤー14Aと覆い板13Aと
の間に軸方向に配設された摩擦ワツシヤー22Aを前記他
方のワツシヤー14Aに確実に回転一体化するために用い
られる。
この回転一体化を得るために、摩擦ワツシヤー22A
は、これらの通し孔141中に個別にゆるく摩擦係合する
突部37を、軸方向に突出するように何か所かに、関係し
たワツシヤー14Aの通し孔141と対応するように備えてい
る。
第2部分Bの近接側のワツシヤー14Bは、突部37との
間の全ての衝突をさけるために、これらの突部37に対応
して、それ自身通し孔144を有し、ボタン孔状の長孔
(第1,2図参照)としたこれらの通し孔には、突部37が
各々個別に係合する。
そのため、図示した実施例によれば、第1部分Aのワ
ツシヤー14Aのうちの、摩擦ワツシヤー22Aと回転一体化
されたワツシヤー14Aは、第2部分Bの覆い板13Bから軸
方向に遠隔側にある。
所望ならば、対応した突部37は、関係する波形ワツシ
ヤー33Aの心出しに、また突部23のリベツト頭部142は、
対応した摩擦ワツシヤー22Aの心出しに、それぞれ用い
ることができる。
このように形成されたクラツチデイスクを取付けるに
は、ハブ12と第1部分Aとによつて形成された全体の予
組立てを行なつた後、この第1部分Aを第2部分Bの内
部に収納して、第2部分Bを組立てる。
使用に当り、伝達すべきトルクが小さい場合には、第
1部分Aのみが作用し、対応した弾性手段15Aが飽和し
た後、トルクがより大きくなつた場合に、第2部分Bが
作用する。
どちらの場合にも、最初に第1部分Aのワツシヤー14
Aと覆い板13Aとの間に、次に第2部分Bのワツシヤー14
Bと覆い板13Bとの間にそれぞれ発生する対応した角度的
な偏向は、止め手段によつて制限される。
これは例えば、対応する弾性手段15A,15Bでもよく、
これらの弾性手段を形成する少くとも1つのばねは巻同
士が互に接触する。
本発明は、前述した構成には限定されず当業者には自
明なその全ての変形も、本発明の
【図面の簡単な説明】
第1図は、第2図の矢印Iの方向に見た本発明によるク
ラツチデイスクの部分的な立面図、第2図は、第1図の
II−II線に沿つた軸向き断面図、第3,4図は、それぞれ
第2図の矢印III,IVに沿つて切断して示した断面図、第
5図は、クラツチデイスクが有するよじりダンパー装置
の第1部分を示す一部切欠立面図、第6図は、よじりダ
ンパー装置の第1部分を示し、第5図のVI−VI線に沿つ
た軸向き断面図、第7図は、第5図のVII−VII線に沿つ
た別の軸向き断面図である。 符号の説明 10……支持体、11……クラツチフエーシング、12……ハ
ブ、13A,13B……覆い板、14A,14B……ワツシヤー、 15A,15B……弾性手段、22A,22B……摩擦ワツシヤー、23
……突部、 24……凹み、37……突部、141……通し孔、A……第1
部分、B……第2部分。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラツチフエーシング11の支持体10及びハ
    ブ12を有し、支持体10とハブ12とは、所定の角度的な偏
    向の限度内で互に対し角度移動可能となつており、支持
    体10とハブ12とは、段階作用型のよじりダンパー装置の
    2つの部分によつて互に連結してあり、そのうち一方の
    部分即ち第1部分Aは、他の部分即ち第2部分Bよりも
    力が弱く、第2部分Bの内部にハブ12と共に予組立され
    た1つのブロツクを形成し、該第1部分A及び第2部分
    Bは、覆い部分13A,13Bと、覆い板13A,13Bの軸方向の両
    側に配設してあつて互に固着されている2つのワツシヤ
    ー14A−14A,14B−14Bと、該覆い板とワツシヤーとの間
    に円周に沿つて介在された弾性手段15A,15Bとを各々有
    し、第1部分Aは、ハブ12と第2部分Bとの間に作用す
    るようになつており、第1部分Aの覆い板13Aはハブ12
    に一体化され、ワツシヤー14Aは、第2部分Bに連結さ
    れ、第2部分Bの覆い板13Bはハブ12上に角度的な遊隙
    と共に取付けてあり、ワツシヤー14Bは、クラツチフエ
    ーシング11の支持体10と一体化されている、クラツチデ
    イスクであつて、第1部分Aのワツシヤー14Aの1つが
    突部23を有し、これらの突部は、第1部分Aのワツシヤ
    ー14Aを第2部分Bに連結するために、第2部分Bの覆
    い板13Bの凹み24中に係合し、突部23は、指状片によつ
    て形成され、これらの指状片は、第1部分Aのワツシヤ
    ー14Aと別体に、ワツシヤー14Aにそのために形成された
    通し孔141によつて、該ワツシヤー14Aに適宜取付けてあ
    り、第1部分Aは摩擦ワツシヤー22Aを覆い板13Aと他の
    ワツシヤー14Aとの間に備えており、第1部分Aの2つ
    のワツシヤー14Aは同種のものであり、第1部分Aの前
    記他のワツシヤー14Aに同様に形成された通し孔141を利
    用して、摩擦ワツシヤー22Aを、前記他のワツシヤー14A
    と回転一体化し、摩擦ワツシヤー22Aは、そのために、
    軸方向に突出した突部37を備えており、これらの突部
    は、前記他のワツシヤー14Aの前記通し孔141中に各々個
    別に係合するようにしたことを特徴とするクラツチデイ
    スク。
  2. 【請求項2】摩擦ワツシヤー22Aと回転一体化されてい
    る第1部分Aのワツシヤー14Aの1つが第2部分Bの覆
    い板13Bから軸方向に隔だたつているワツシヤー14であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のクラツ
    チデイスク。
  3. 【請求項3】摩擦ワツシヤー22Aに近接した第2部分B
    の1つのワツシヤー14Bが、摩擦ワツシヤー22Aの突部37
    に対応して、ボタン孔状の通し孔144を有し、これらの
    通し孔に突部37が各々個別に係合することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載のクラツチデイスク。
  4. 【請求項4】第1部分Aの対応するワツシヤー14Aと摩
    擦ワツシヤー22Aとの間に弾性ワツシヤー33Aを軸方向に
    介在させ、摩擦ワツシヤー22Aの突部37は弾性ワツシヤ
    ー33Aの心出しに使用することを特徴とする特許請求の
    範囲第1〜3項のいずれか1項記載のクラツチデイス
    ク。
  5. 【請求項5】第1部分Aの覆い板13Aの他側にも、覆い
    板13Aと対応のワツシヤー14Aとの間に、1つの摩擦ワツ
    シヤー22Aを配置し、該ワツシヤー14Aの突部23のリベツ
    ト頭部142を摩擦ワツシヤー22Aの心出しに使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1〜4項のいずれか1項
    記載のクラツチデイスク。
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