JPH08198954A - 吸湿性に優れた共重合ポリエステルおよびそれを用いた吸湿性合成繊維 - Google Patents

吸湿性に優れた共重合ポリエステルおよびそれを用いた吸湿性合成繊維

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JPH08198954A
JPH08198954A JP956695A JP956695A JPH08198954A JP H08198954 A JPH08198954 A JP H08198954A JP 956695 A JP956695 A JP 956695A JP 956695 A JP956695 A JP 956695A JP H08198954 A JPH08198954 A JP H08198954A
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徹憲 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 親水性化合物を共重合したポリエステルであ
って、極性基含有化合物および/または架橋剤を含有す
る吸湿性に優れた共重合ポリエステルおよびそれを用い
た合成繊維。 【効果】 本発明の共重合ポリエステルは吸湿性が高い
ので、構成成分とした複合繊維からなる織編物等として
下着、スポーツウェア、裏地等の快適素材として用いる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は優れた吸湿性を有する共
重合ポリエステルおよびそれを用いた熱可塑性合成繊維
に関するものであり、更に詳しくはインナー、中衣、ス
ポーツ衣料などの衣料用素材に特に好適に使用すること
ができるものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルやポリアミドに代表される
熱可塑性合成繊維は機械的強度、耐薬品性、耐熱性など
に優れるため、衣料用途や産業用途などを主体に広く使
用されている。しかしながら、これらの合成繊維は極め
て吸湿性が低いため、インナー、中衣、スポーツ衣料な
どのように直接的に肌に触れて、あるいは肌側に近い状
態で着用される分野に使用する場合には、肌からの発汗
によるムレやベタツキなどを生じ、快適性の点で天然繊
維よりも劣り、前記衣料用途への進出は限定されている
のが実状である。この欠点を解消するため、たとえば特
公昭60−475号公報、実公昭60−40612号公
報、あるいは特開昭60−215835号公報に記載さ
れているように、平衡水分率(吸湿率)の高い繊維と合
成繊維との混繊、合撚、引揃えなどにより布帛として吸
湿快適性を得んとする試みが提案されている。これらの
方法を用いることで確かに快適性は向上するものの、そ
の効果は十分とはいえず、合成繊維を染色する際に一般
的に使用される分散染料によって汚染を生じたり、同色
性に劣ったり、合成繊維本来の物理的特性が失われると
いう問題点があった。
【0003】また、ポリエステル繊維にアクリル酸やメ
タアクリル酸をグラフト重合すること、更にグラフト重
合後にそれらのカルボキシル基をアルカリ金属で置換す
ることにより吸湿性を付与する方法が知られているが、
ポリエステルがグラフト重合しにくい素材であること、
および染色堅牢性や耐光性、繊維物理特性、風合いなど
の低下を潜在的に有していることから、実用化には到っ
ていない。
【0004】後加工段階で吸湿性を付与する方法では染
色時あるいは得られた布帛特性の点で種々の問題がある
ので、繊維を製造する段階で吸湿性を付与しかつ前記問
題点を解消するため、常湿度下で吸湿率が10%以上の
吸湿性樹脂を芯部とし、鞘部としてポリエステルで覆っ
た芯鞘型複合繊維が特開平2−99612号公報で提案
されている。しかしながら、この方法では精錬や染色な
どの熱水処理時に芯部の吸湿性樹脂が水を吸水し大きく
膨潤するため繊維表面にひび割れを生じせしめ、水に対
する溶解性が高いため外部へ流出してしまう等の欠点が
あった。
【0005】また、特開昭51−136924号公報に
は親水性ポリエステルを芯成分、非親水性ポリエステル
を鞘成分とする芯鞘型複合ステープルについて提案され
ている。親水性ポリエステルとしてポリアルキレングリ
コール共重合体単独あるいは少量のポリアルキレングリ
コール共重合体に少量のスルホン酸や酸性リン酸エステ
ル誘導体を配合したものを用いるものであり、ステープ
ルとして繊維両端面を増加させ吸水性を向上させようと
いう提案である。しかしながら、本願発明者らの検討で
は該ステープルで吸水性を向上させることはできるが、
吸湿性の向上は困難であることがわかった。
【0006】特開昭53−111116号公報には特定
のポリエーテルエステルを芯成分とした芯鞘型の制電性
複合繊維が提案されている。しかし、該繊維の効果は制
電性であり、ポリアルキレングリコールを単独共重合し
たポリエステルを芯成分として用いているため、繊維物
性(強伸度特性)が経時的に変化するという問題があ
る。また該ポリエーテルエステルの着色は激しく、得ら
れる最終製品の品位が損なわれるといった問題点もあ
る。
【0007】また、特開昭62−267352公報には
特定のポリアルキレングリコールを50〜70重量%配
合してなるポリエステル組成物が開示されている。この
組成物からなる繊維では、繊維物性(強伸度)が低く、
また耐水性および染色堅牢性に劣るため衣料用および産
業用での使用は困難である。
【0008】さらに、特開平6−123012号公報に
は芯鞘型吸湿性ポリエステル繊維が開示されている。こ
れはアルキレンスルホイソフタレートおよびポリオキシ
アルキレングリコールを共重合したポリエステルにブロ
ックポリエーテルエステルをブレンドして芯ポリマとし
て用いたものであるが、該芯鞘複合糸の芯成分中のポリ
アルキレングリコールの共重合量は少なく、十分な吸湿
性を得ることは困難である。
【0009】また特開昭53−99296号公報、特開
昭58−138753号公報および特開平6−1361
07号公報等にビスフェノールA−EO付加物を用いた
ポリエーテルエステルに関する開示がある。しかしなが
ら、これらの共重合ポリマの吸湿特性は低く、また該ポ
リマを用いた合成繊維は経時的な物性変化、例えば伸度
の低下が容易に起こるため、製織や製編時にトラブルが
発生しやすく実用化できていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を克服し、吸湿率の高い共重合ポリエ
ステルを用いることにより、商品価値の高い吸湿性の合
成繊維を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、親水性化合物(A)を全ポリマ重量に対して40〜
99重量%共重合したポリエステルであって、極性基含
有化合物(B)および/または架橋剤(C)を含有し、
吸放湿パラメータ(ΔMR)が12.0%以上である吸
湿性に優れた共重合ポリエステルおよびそれを用いた合
成繊維によって達成することができる。
【0012】共重合ポリエステルは本発明の目的である
繊維に吸湿性を付与する成分であり、ベースとなる繊維
形成性重合体よりも高い吸湿性を有することが必須であ
る。
【0013】共重合ポリエステルの酸成分としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2、6−ジカ
ルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸等の脂肪族ジカルボン酸等があげられる。特に好ま
しいのはテレフタル酸である。また、グリコール成分と
してエチレングリコール、プロピレングリコール、テト
ラメチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール等があげられる。特に好ましいのはエ
チレングリコールである。
【0014】共重合ポリエステルに吸湿性を付与するた
めには親水性化合物(A)を共重合することは必須であ
り、極性基含有化合物(B)および/または架橋剤
(C)は吸湿性をさらに向上させる補助成分として、ま
た繊維物性を安定させる成分として含有させる必要があ
る。
【0015】共重合ポリエステル中の親水性化合物
(A)の共重合量は、吸湿性および製糸性の観点から、
40〜99重量%が必要である。さらに好ましくは50
〜95重量%、特に好ましくは55〜90重量%であ
る。
【0016】また、共重合ポリエステルの吸湿特性を示
す吸放湿パラメータ(以下ΔMRと記す)は、これを用
いた合成繊維の吸湿性を高めるため、高ければ高い方が
好ましいが、12.0%以上であることが必要である。
好ましくは15.0%以上、特に好ましくは18.0%
以上である。
【0017】ここでΔMRとは、30℃×90%RHで
の吸湿率(MR2)から20℃×65%RHでの吸湿率
(MR1)を引いた差である(ΔMR(%)=MR2−
MR1)。ここでΔMRは衣服着用時の衣服内の湿気を
外気に放出することにより快適性を得るためのドライビ
ングフォ―スであり、軽〜中作業あるいは軽〜中運動を
行った際の30℃×90%RHに代表される衣服内温度
と20℃×65%RHに代表される外気温湿度との吸湿
率差である。本発明では吸湿性評価の尺度としてこのΔ
MRをパラメーターとして用いている。ΔMRは大きけ
れば大きいほど吸放湿能力が高く着用時の快適性が良好
であることに対応する。
【0018】さらに、親水性化合物(A)の分子量はポ
リエステルとの相溶性およびポリエステル中の分散性の
点で600〜20000が好ましく、さらに好ましくは
1000〜10000であり、特に好ましくは2000
〜6000である。
【0019】親水性化合物(A)としてはエステル形成
性基を1個以上含有する化合物であれば特に限定はしな
いが、代表的な化合物としてポリオキシアルキレン化合
物、ポリオキサゾリン類、ポリアクリルアミドとその誘
導体、ポリスルホエチルメタクリレート、ポリ(メタ)
アクリル酸およびその塩、ポリヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ポリビニルアルコール、およびポリ
ビニルピロリドンなどがあげられる。その中でもポリオ
キシアルキレン化合物が好ましい。ポリオキシアルキレ
ン化合物としてポリオキシエチレン化合物、ポリオキシ
プロピレン化合物、ポリオキシテトラメチレン化合物等
があり、その中でもポリオキシエチレン化合物が好まし
く、特にポリエチレングリコールが好ましい。ポリエチ
レングリコールの中でも結晶化抑制因子成分を含むポリ
エチレングリコールが特に好ましい。ここで、結晶性抑
制因子成分とは分子鎖中あるいは末端に存在し、ポリエ
チレングリコールの繰り返し単位の対称性を乱すような
有機残基をいう。結晶化抑制とは示差走査熱分析(DS
C、昇温条件16℃/分)によって求めた融点が同じ分
子量のポリエチレングリコールの融点より低くなること
をいう。具体的な化合物としては下記一般式(III)
【化3】 (式中Xは−CR5R6−(R5およびR6は水素また
はアルキル基を示す)、−SO2 −、−O−、−S−、
−C(O)−等であり、10≦n+m≦450の整数を
示す)で表されるポリエチレングリコールの誘導体をあ
げることができ、ビスフェノールAやビスフェノールS
等にエチレンオキサイド(EO)を付加させた化合物が
特に好ましい。
【0020】これらの化合物は大部分ポリエステル中に
共重合されている必要があるが、一部についてはポリマ
中に分散した状態で存在していてもよい。
【0021】また共重合ポリエステル中に含有させる極
性基含有化合物(B)として特に限定はしないが下記一
般式(I)
【化4】 (式中R1は有機残基、Xはエステル形成性基でありn
は1以上の整数、Yiはアミノ基、スルホン酸基、カル
ボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホン酸基等
の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を示す(i
≧1の整数))で表される極性基を有する化合物が好ま
しい。ここで含有とは、ポリエステル中に分散または共
重合した状態をいうが、特に共重合していることが好ま
しい。化合物としては特にスルホン酸塩基を有する化合
物が好ましい。極性基含有化合物を含有させることでポ
リマの吸湿性がさらに高まるばかりか、ポリマ中に水素
結合やイオン性相互作用が生じ、繊維とした場合に経時
的な物性の変化が生じにくいという効果も持つ。
【0022】共重合ポリエステル中の極性基含有化合物
(B)の含有量は全ポリマを構成する酸成分に対して0
〜50モル%が好ましく、さらに好ましくは2〜30モ
ル%であり、特に好ましくは2〜15モル%である。該
含有量とすることにより、糸切れしにくく、また繊維強
度が高くなりかつ経時的な伸度変化が生じにくいので好
ましい。
【0023】また、共重合ポリエステル中に含有させる
架橋剤としては該ポリエステルと反応し、架橋構造を形
成する化合物であれば特に限定はないが一般には下記一
般式(II)
【化5】 (式中R2は3〜6の有機残基、R3は水素あるいはア
セチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3≦m+n
≦6を示す)で表される多官能化合物を用いることが好
ましい。ここで含有とは、ポリエステル中に分散するこ
とも含むが、共重合により架橋構造をとることが好まし
い。化合物としてはトリメリット酸、ピロメリット酸等
の多官能カルボン酸、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリストールのごときポリオールが好まし
いが、特に好ましいのはトリメリット酸である。架橋剤
(C)を含有させることでポリマの吸湿性がさらに高ま
るばかりか、ポリマ中に架橋構造が形成し、繊維とした
場合に経時的な物性の変化が生じにくいという効果も持
つ。
【0024】共重合ポリエステル中の架橋剤の割合は全
ポリマを構成する酸成分に対して0〜30モル%が好ま
しく、さらに好ましくは1〜15モル%、特に好ましく
は2〜10モル%である。該範囲とすることにより、吸
湿性を高く保持し、製糸性が良好となり、強度等の繊維
物性が向上するので好ましい。
【0025】また本発明において、極性基含有化合物
(B)と架橋剤(C)の少なくともいずれか一方は共重
合ポリエステル中に含有されていなくてはならない。
(B)および(C)の両者を含むことは特に好ましい。
【0026】また共重合ポリエステルには、本発明の目
的を損なわない範囲で酸化チタン、カーボンブラック等
の顔料、アルキルベンゼンスルホン酸塩等の界面活性
剤、従来公知の抗酸化剤、着色防止剤、耐光剤、帯電防
止剤等が添加されても勿論良い。
【0027】本発明の共重合ポリエステルを繊維形成性
重合体の構成成分として用いることで今までにない高い
吸湿特性を持ち、かつ繊維形成性重合体の繊維物性を損
なわない合成繊維を得ることができる。
【0028】また本発明において繊維形成性重合体とし
てポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステルが挙げられるがこれらに限定されるものでは
ない。好ましくは衣料用合成繊維として最も汎用性の高
い、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエス
テルである。
【0029】合成繊維の形態として、芯鞘型複合繊維、
芯鞘型複合中空繊維、海島型複合繊維、張り合わせ型複
合繊維、あるいはブレンド繊維等があげられ、本発明の
吸湿性ポリエステルを任意の割合で構成成分として用い
ることができる。
【0030】例えば、芯鞘型複合繊維(図1)および芯
鞘型複合中空繊維(図2)の場合、芯部の共重合ポリエ
ステルの複合比率(重量%)は芯/鞘=5/95〜90
/10とすることが好ましい。さらに好ましくは7/9
3〜50/50、特に好ましくは10/90〜30/7
0である。複合比率は染色用途および染色なしの用途で
任意に選ぶことができる。芯部の複合比率の下限は十分
な吸湿性を付与する目的から設定され、複合繊維比率の
上限は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点か
ら設定される。
【0031】また海島型複合繊維(図3)あるいは張り
合わせ型複合繊維(図4)においても用いる共重合ポリ
エステル(島成分あるいは1成分)の複合比率は5〜9
0重量%が好ましい。さらに好ましくは7〜50重量
%、特に好ましくは10〜30重量%である。
【0032】複合比率は、染色用途および染色なしの用
途で任意に選ぶことができる。複合比率の下限は十分な
吸湿性を付与する目的から設定され、複合繊維比率の上
限は紡糸性の低下や繊維物性の低下を防止する観点から
設定される。
【0033】また繊維形成性樹脂へ共重合ポリエステル
を配合した合成繊維の場合、共重合ポリエステルの配合
比率は全ポリマ量に対して3〜80重量%とする必要が
ある。好ましくは5〜35重量%、さらに好ましくは7
〜30重量%である。配合比率の下限は十分な吸湿性を
付与する目的から設定され、配合比率の上限は紡糸性の
低下や繊維物性の低下を防止する観点から設定される。
【0034】実用上の着用快適性を得るためには合成繊
維のΔMRは経時変化が問題とならない範囲で高いほど
好ましく、1.0%以上、さらに好ましくは1.5%以
上、特に好ましくは2.0%以上である。
【0035】本発明において繊維形成性重合体に複合す
る主成分は、前記した共重合ポリエステルであるが、そ
の効果を損なわない範囲でポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリカーボネート等を含んでいても
よい。
【0036】また繊維形成性重合体には、酸化チタン、
カーボンブラック等の顔料のほか従来公知の抗酸化剤、
着色防止剤、耐光剤、帯電防止剤等が添加されても勿論
良い。
【0037】本発明においてポリエステルと上記共重合
ポリエステルを用いる複合繊維の製法としては従来公知
の方法で製造することができるが、以下に代表して芯鞘
型複合繊維の製造法を示す。
【0038】例えば、芯鞘複合繊維の場合、ポリエステ
ル(鞘部)と本発明の共重合ポリエステル(芯部)をそ
れぞれ別々に溶融し、紡糸パックに導き口金装置内で芯
鞘複合流を形成し、吐出孔から紡出する。
【0039】紡出したフィラメント糸を所定の速度で引
取った後、一旦パッケージに巻上げ、得られた未延伸糸
を通常の延伸機にて延伸する。また、この延伸は紡出糸
を引取った後巻取ることなく連続して行い巻上げてもよ
いし、4000m/分以上の高速で引取り実質的に延伸
することなく一挙に所望の繊維性能を得る方法をとって
もよい。
【0040】直接紡糸延伸法としては、例えば、紡出糸
を1000〜5000m/分で引取り、引続いて300
0〜6000m/分で延伸・熱固定する方法が挙げられ
る。本発明の合成繊維の断面形状は丸ばかりでなく、三
角、偏平、多葉型などの異形断面でも良い。また、該合
成繊維の糸状形態は、フィラメント、ステープルのどち
らでも良く、用途によって適宜選定される。布帛形態と
しては、織物、編物、不織布など目的に応じて適宜選択
できる。
【0041】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳細に説
明する。なお、実施例中の各特性値は次の方法によって
求めた。 A.ポリエステルの極限粘度 [η] オルトクロロフェノール溶液とし、25℃で求めた。
【0042】B.共重合ポリエステルおよびそれを用い
た繊維の吸放湿性パラメータ(ΔMR) 吸湿率はポリマの場合、チップ1gを約2mm角の立方
体上に裁断し、また繊維の場合には原糸または布帛1〜
3gを用い、絶乾時の重量と20℃×65%RHあるい
は30℃×90%RHの雰囲気下、恒温恒湿器(タバイ
製PR−2G)中に24時間放置後の重量との重量変化
から、次式で求めた。 吸湿率(%)=(吸湿後の重量 − 絶乾時の重量)/
絶乾時の重量 ×100 上記測定した20℃×65%RHおよび30℃×90%
RHの条件での吸湿率(それぞれMR1およびMR2と
する)から、吸湿率差ΔMR(%)=MR2−MR1を
求めた。共重合ポリエステルのΔMRは高いほどよく、
その評価としてΔMR≧18を○、12≦ΔMR<18
を△、ΔMR<12を×と表示した。
【0043】C.強度、伸度 東洋ボールドウィン社製テンシロン引張り試験機を用い
て試長20cm、引張り速度10cm/分の条件で応力−歪み曲
線から値を求めた。
【0044】D.繊維の経時変化 延伸糸を20℃、70%RHの雰囲気下に一ヶ月放置
し、C項に記した強伸度特性について延伸直後と比較
し、伸度の低下度合いを測定した。延伸直後より伸度が
8%以上低下した場合(例えば40%であった伸度が3
2%以下となる場合)を△、16%以上と大きく低下し
た場合(例えば40%であった伸度が24%以下となる
場合)を×とした。
【0045】実施例1 共重合ポリエステルとして、ジメチルテレフタル酸19
4部、エチレングリコール135部、5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸ジメチル(SSIA)26.6部、ト
リメリット酸トリメチル(TMTM)7.5部およびテ
トラブチルチタネート0.1部を加え、140〜230
℃でメタノールを留出しつつエステル交換反応を行った
後、リン酸トリメチル0.08部のエチレングリコール
溶液および分子量4000のポリエチレングリコール3
28部、抗酸化剤としてIrganox1010(チバガイキー社
製)0.2部、消泡剤としてシリコン0.2部、および
テトラブチルチタネート0.1部を加え、1.0mmH
gの減圧下250℃の条件下4時間重合を行い共重合ポ
リエステルを得た。またこの共重合体に共重合されたポ
リエチレングリコールの割合は60wt%であった。得
られた共重合ポリエステルのΔMRは28.0%(MR
1=1.5%、MR2=29.5%)であった。
【0046】該共重合ポリエステルを芯成分とし、極限
粘度0.70のポリエチレンテレフタレートを鞘成分と
して別々に溶融し、同心円芯鞘複合口金から芯/鞘比率
(重量比)=15/85になるように吐出して未延伸糸
を得、次いで延伸、熱処理することにより75デニール
24フィラメントの同心円芯鞘複合繊維を得た。この繊
維を筒編みとし、吸放湿特性を測定したところΔMR=
2.8%であり、強伸度特性も良好であった。また、経
時的な伸度低下も生じなかった。
【0047】実施例2、3、比較例1 実施例1において、共重合ポリエステル中のポリエチレ
ングリコール共重合比率を一定として、SSIA量また
はTMTM量を変更させた以外は実施例1と同様な方法
により共重合ポリエステルを得た。比較例1においては
吸湿特性が比較的低く、経時的な伸度低下が生じた。
【0048】
【表1】 実施例4〜6、比較例2 実施例1〜3および比較例1において、共重合ポリエス
テル中のポリエチレングリコールの代わりに分子量40
00のビスフェノールAのエチレンオキサイド(EO)
付加物(BPA)を用いた以外は同様に共重合ポリマお
よびポリエステル繊維を得た。比較例2においては吸湿
特性が比較的低く、経時的な伸度低下が生じた。
【0049】
【表2】 実施例7〜9、比較例3 実施例1〜3および比較例1において、共重合ポリエス
テル中のポリエチレングリコールの代わりに分子量40
00のビスフェノールスルホン(S)のEO付加物(B
PA)を用いた以外は同様に共重合ポリエステルおよび
合成繊維を得た。比較例3においては吸湿特性が比較的
低く、経時的な伸度低下が生じた。
【0050】
【表3】 実施例10〜19、比較例4、5 実施例1と同様にSSIAを8モル%、TMTMを3モ
ル%と一定にし、ポリエチレングリコールの分子量また
は共重合量を変更する以外は実施例1と同様な方法によ
り共重合ポリエステルを得た。実施例1と同様に繊維化
して繊維特性を表4にまとめた。PEGの共重合量が4
0重量%より少ないもの(比較例4)は十分な吸湿性が
得られず、PEGの共重合量が99重量%より多い(比
較例5)と吸湿性が低く、またこれを用いて繊維化した
場合、共重合ポリエステルの曳糸性が低く、糸切れが多
発し、複合繊維は得られなかった。
【0051】
【表4】 実施例20〜29 実施例1と同様にPEG−4000を用い、共重合量を
60重量%とし、SSIA共重合量またはTMTM共重
合量を変更する以外は実施例1と同様な方法により共重
合ポリエステルを得た。実施例1と同様に繊維化して繊
維特性を表5にまとめた。SSIAおよびTMTM共重
合によって経時変化は抑制できるが、共重合量が増すこ
とによって、若干の強度低下が認められた。
【0052】実施例30〜37 実施例1と同様にPEG−4000を用いる代わりに、
ビスフェノールAのEO付加物またはビスフェノールS
のEO付加物(いずれも分子量4000)を用いた以外
は、実施例1と同様に共重合ポリエステルおよびそれを
用いた複合繊維を得た。実施例1と同様に繊維化して繊
維特性を表5にまとめた。
【0053】
【表5】 実施例38〜42 実施例1で得られた共重合ポリエステルを芯成分とし、
実施例1と同様に極限粘度0.70のポリエチレンテレ
フタレートを鞘成分として別々に溶融し、同心円芯鞘複
合口金から芯鞘複合比を変更して未延伸糸を得、次いで
延伸、熱処理することにより75デニール24フィラメ
ントの同心円芯鞘複合繊維を得た。繊維特性を表6にま
とめたが、芯比率を上げるとともに、ΔMRは向上する
が、強伸度の低下と若干の経時変化が認められるように
なる。
【0054】
【表6】 実施例43〜47 実施例38〜42において、芯鞘界面に中空部を形成す
る口金を用いた以外は同様な方法により、75デニール
24フィラメントの芯鞘型複合中空繊維(中空率6%)
を得た。繊維特性を表7にまとめたが、芯比率を上げる
とともに、ΔMRは向上するが、強伸度の低下と若干の
経時変化が認められるようになる。
【0055】特にこの繊維から得た筒編み地を染色し得
た染色布は堅牢性が良好であった。
【0056】
【表7】 実施例48〜52 実施例1で得られた共重合ポリエステルを島成分(18
島)とし、極限粘度0.70のポリエチレンテレフタレ
ートを海成分として別々に溶融し、海島型複合口金から
適宜島/海比率を変更して未延伸糸を得、次いで延伸、
熱処理することにより75デニール9フィラメントの海
島型複合繊維を得た。繊維特性を表8にまとめたが、島
比率を上げるとともに、ΔMRは向上するが、強伸度の
低下と若干の経時変化が認められるようになる。
【0057】
【表8】 実施例53〜55 実施例1で得られた共重合ポリエステル(A)と、極限
粘度0.70のポリエチレンテレフタレート(B)とを
別々に溶融し、張り合わせ型複合口金から張り合わせ比
率(重量比)A/B=60/40、50/50、40/
60となるように吐出して未延伸糸を得、次いで延伸、
熱処理することにより75デニール24フィラメントの
張り合わせ型複合繊維を得た。繊維特性を表9にまとめ
たが、高いΔMRと強伸度特性を有する。
【0058】
【表9】 実施例56〜60 実施例1で得られた共重合ポリエステル(A)を極限粘
度0.70のポリエチレンテレフタレート(B)に重量
比を適宜変更してエクストルーダーに同時に溶融混合し
これを円状の口金より吐出して未延伸糸を得、次いで延
伸、熱処理することにより75デニール24フィラメン
トのポリエステル繊維を得た。繊維特性を表10にまと
めたが、ブレンド比率を上げるとともに、ΔMRは向上
するが、強伸度の低下と若干の経時変化が認められるよ
うになる。
【0059】
【表10】
【0060】
【発明の効果】本発明によって得られた共重合ポリエス
テルは非常に高い吸湿特性を有しており、またそれを用
いた合成繊維は、着用快適性を得るのに十分な吸湿性を
有し、かつドライタッチな風合いと高い染色堅牢性や耐
光性を有している。本発明の合成繊維は、下着、シャツ
・ブラウス類、中衣、スポーツウェア、スラックス類、
外衣、裏地、カーテン、壁紙、さらには、シーツ、フト
ンカバー、詰め綿等の寝装用に適しており、極めて実用
性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芯鞘型複合繊維の横断面の例示図
【図2】本発明の芯鞘型複合中空繊維の横断面の例示図
【図3】本発明の海島型複合繊維の横断面の例示図
【図4】本発明の張り合わせ型複合繊維の横断面の例示
【符号の説明】
1:共重合ポリエステル 2:繊維形成性ポリエステル 3:中空部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性化合物(A)を全ポリマ重量に対
    して40〜99重量%共重合したポリエステルであっ
    て、極性基含有化合物(B)および/または架橋剤
    (C)を含有し、吸放湿パラメータ(ΔMR)が12.
    0%以上である吸湿性に優れた共重合ポリエステル。
  2. 【請求項2】 親水性化合物(A)の分子量が600〜
    20000であることを特徴とする請求項1記載の吸湿
    性に優れた共重合ポリエステル。
  3. 【請求項3】 親水性化合物(A)としてポリオキシア
    ルキレン化合物を用いたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の吸湿性に優れた共重合ポリエステル。
  4. 【請求項4】 親水性化合物(A)として結晶化抑制因
    子成分を含有するポリオキシアルキレン化合物を用いた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の吸湿性に優れ
    た共重合ポリエステル。
  5. 【請求項5】 極性基含有化合物(B)を0〜50モル
    %、架橋剤(C)を0〜30モル%(ただしB+C≠
    0)含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項記載の吸湿性に優れた共重合ポリエステル。
  6. 【請求項6】 極性基含有化合物(B)として下記一般
    式(I) 【化1】 (式中R1は有機残基、Xはエステル形成性基でありn
    は1以上の整数、Yiはアミノ基、スルホン酸基、カル
    ボキシル基、水酸基、アミド基、およびホスホン酸基等
    の誘導体の中から選ばれる1つ以上の極性基を示す(i
    ≧1の整数))で表される極性基を有する化合物を用い
    たことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の吸
    湿性に優れた共重合ポリエステル。
  7. 【請求項7】 架橋剤(C)として下記一般式(II) 【化2】 (式中R2は3〜6価の有機残基、R3は水素あるいは
    アセチル基、R4は水素あるいはアルキル基、3≦m+
    n≦6)で表される多官能化合物を用いることを特徴と
    する請求項1〜6いずれか1項記載の吸湿性に優れた共
    重合ポリエステル。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7いずれか1項記載の共重合
    ポリエステルを構成成分として用いた吸湿性に優れた複
    合繊維。
  9. 【請求項9】 芯部/鞘部の複合比率(重量%)が5/
    95〜90/10である芯鞘型複合繊維であって、鞘部
    に繊維形成性重合体を用い、芯成分に請求項1〜7のい
    ずれか1項記載の共重合ポリエステルを用いたことを特
    徴とする吸湿性に優れた芯鞘型複合繊維。
  10. 【請求項10】 芯部/鞘部の複合比率(重量%)が5
    /95〜90/10である芯鞘型複合繊維であって、鞘
    部に繊維形成性重合体を用い、芯成分に請求項1〜7の
    いずれか1項記載の共重合ポリエステルを用い、かつ該
    芯部が該複合繊維内部に設けた中空部分と接しているこ
    とを特徴とする吸湿性に優れた芯鞘型複合繊維。
  11. 【請求項11】 海部/島部の複合比率(重量%)が5
    /95〜90/10である海島型複合繊維であって、海
    部に繊維形成性重合体を用い、島部に請求項1〜7のい
    ずれか1項記載の共重合ポリエステルを用いたことを特
    徴とする吸湿性に優れた海島型複合繊維。
  12. 【請求項12】 繊維形成性重合体を95〜10重量%
    と請求項1〜7のいずれか1項記載の共重合ポリエステ
    ルを5〜90重量%用いたことを特徴とする吸湿性に優
    れた張り合わせ型複合繊維。
  13. 【請求項13】 繊維形成性重合体がポリエステルであ
    ることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項記載
    の吸湿性に優れた複合繊維。
  14. 【請求項14】 繊維形成性重合体に請求項1〜7のい
    ずれか1項記載の共重合ポリエステルを全ポリマ重量に
    対して3〜80重量%配合したことを特徴とする吸湿性
    に優れたブレンド合成繊維。
  15. 【請求項15】 繊維形成性重合体がポリエステルであ
    ることを特徴とする請求項14記載の吸湿性に優れたブ
    レンド合成繊維。
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