JPH08198570A - 乗客コンベアのハンドガードスイッチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、応答性の高い乗客コンベアのハン
ドガードスイッチ装置を得ることを目的とするものであ
る。 【構成】 ハンドガードブーツ８に沿って移動するイン
レットガード２１をハンドガードブーツ８の内側に設
け、このインレットガード２１の移動を検出してエスカ
レーターの運転を停止させる磁気センサ２３を設けるこ
とにより、押圧力に対してインレットガード２１がより
確実に直線移動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、移動手摺の入込口に
設けられる乗客コンベアのハンドガードスイッチ装置に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図１４は従来のエスカレーターの一例を
示す概略の構成図、図１５は図１４のＡ部を拡大して示
す構成図である。図において、１は移動手摺、２は乗降
口床、３は乗降口床２に立設された支持棒、４は支持棒
３上に固定されたスイッチ支持板、５はスイッチ支持板
４上に固定され、エスカレーターの運転を停止させるた
めのスイッチである。

【０００３】６は移動手摺１の入込口であるスカートガ
ード、７は移動手摺１のガイドレールの固定部に固定さ
れた保持器、８は移動手摺１の移動方向（図１５の右方
向）へ移動可能に保持器７に保持されたゴム製のハンド
ガードブーツ、９はハンドガードブーツ８に固定された
支持板、１０はブラシ固定具１１により支持板９に固定
された手摺ブラシ、１２は支持板９に取り付けられ、ハ
ンドガードブーツ８と同期して移動しスイッチ５を作動
させる作動片、１３はスイッチ支持板４上に固定され、
作動片１２がスイッチ５から開離する方向（図の左方
向）へ支持板９を付勢するハンドガードブーツ用付勢部
材である。

【０００４】次に、動作について説明する。ハンドガー
ドブーツ８が異物により押されたり、ハンドガードブー
ツ８と移動手摺１との間に異物が挟まれたりして、ハン
ドガードブーツ８が押圧されると、その圧力に応じてハ
ンドガードブーツ８がスライドする。これにより、作動
片１２が図の右方向へ移動し、スイッチ５が操作され
る。スイッチ５が作動されると、エスカレーターの駆動
装置（図示せず）が停止される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のエスカレーターのハンドガードスイッチ装置に
おいては、ハンドガードブーツ８の押される力によりス
イッチ５を作動させるが、スイッチ５がハンドガードブ
ーツ８の下方に位置しており、ハンドガードブーツ８の
上側に力が加わった場合、ハンドガードブーツ８が変形
する（歪む）ため、力の作用方向が変わり、押圧力がそ
のまま作動片１２に伝わらず、ある程度以上の大きさの
力が加わってからスイッチ５が作動されることになり、
エスカレーターの運転の停止が遅れてしまうことがある
という問題点があった。

【０００６】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、応答性を向上
させることができる乗客コンベアのハンドガードスイッ
チ装置を得ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係る乗
客コンベアのハンドガードスイッチ装置は、移動手摺の
移動方向に往復動自在に移動手摺の入込口に設けられて
いるハンドガードブーツと、移動手摺が入込口に入る方
向へのハンドガードブーツの移動により操作され、乗客
コンベアの運転を停止させるスイッチと、ハンドガード
ブーツの内側に移動手摺を囲むように設けられていると
ともに、長手方向の両端部がハンドガードブーツから突
出している往復動自在なインレットガードと、移動手摺
が入込口に入る方向へのインレットガードの移動を検出
し、乗客コンベアの運転を停止させるセンサとを備えた
ものである。

【０００８】請求項２の発明に係る乗客コンベアのハン
ドガードスイッチ装置は、インレットガードが移動手摺
及びハンドガードブーツと異なる色になっているもので
ある。

【０００９】請求項３の発明に係る乗客コンベアのハン
ドガードスイッチ装置は、移動手摺が入り込む側のイン
レットガードの端部に、インレットガードの感知範囲を
広げるための延長ガードが設けられているものである。

【００１０】請求項４の発明に係る乗客コンベアのハン
ドガードスイッチ装置は、移動手摺が入り込む側のイン
レットガードの端部に、破壊されて内部の電線が切断さ
れることにより乗客コンベアの運転を停止させる破壊セ
ンサが設けられているものである。

【００１１】請求項５の発明に係る乗客コンベアのハン
ドガードスイッチ装置は、スイッチ及びセンサの作動に
よりそれぞれ点灯状態を保持するスイッチ用ランプ及び
センサ用ランプがスイッチ及びセンサにそれぞれ接続さ
れているものである。

【００１２】

【作用】請求項１の発明においては、移動手摺の入込口
に異物等による力が加わると、インレットガードがハン
ドガードブーツに案内されて直線的に移動し、これをセ
ンサが検出して乗客コンベアの運転を停止させる。ま
た、スイッチ及びセンサの２段構造とすることにより、
信頼性が向上する。

【００１３】請求項２の発明においては、インレットガ
ードの色を移動手摺やハンドガードブーツの色と異なる
色にすることにより、インレットガードの存在を目立た
せ、乗客に注意を促す。

【００１４】請求項３の発明においては、インレットガ
ードの端部に延長ガードを設けることにより、インレッ
トガードの感知範囲を広げ、安全性を向上させる。

【００１５】請求項４の発明においては、インレットガ
ードの端部に破壊センサを設けることにより、インレッ
トガードに加わる衝撃力によっても乗客コンベアを停止
させ、安全性を向上させる。

【００１６】請求項５の発明においては、スイッチ及び
センサの作動状態をランプにより知らせ、復旧作業や保
守作業を容易にする。

【００１７】

【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例１．図１はこの発明の実施例１によるエスカレー
ターのハンドガードスイッチ装置を示す構成図、図２は
図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う矢視断面図であり、図１４及
び図１５と同一又は相当部分には同一符号を付し、その
説明を省略する。

【００１８】図において、２１は移動手摺１を囲むよう
にハンドガードブーツ８の内側に往復動自在に挿入され
ているインレットガードであり、このインレットガード
２１の両端部は、ハンドガードブーツ８の両端部からそ
れぞれ突出している。２２はインレットガード２１の一
端部に設けられているセンサ作動片、２３はスイッチ支
持板４に支持されている磁気センサであり、この磁気セ
ンサ２３は、移動手摺１が入込口に入る方向（図１の右
方向）へのセンサ作動片２２の移動を検出してエスカレ
ーターの運転を停止させる。

【００１９】２４は手摺ブラシ１０とインレットガード
２１との間に設けられ、ハンドガードブーツ８に対して
図１の左方向へインレットガード２１を付勢するインレ
ットガード用付勢部材（緩衝体）、２５はインレットガ
ード２１に設けられ、ハンドガードブーツ８に対する図
１の右方向へのインレットガード２１の移動を規制する
ストッパである。また、図３は図１のインレットガード
２１と磁気センサ２３との関係を示す構成図、図４は図
３のＩＶ−ＩＶ線に沿う矢視断面図である。

【００２０】次に、動作について説明する。図５（ａ）
〜（ｄ）は図１の装置の動作を説明するための説明図で
ある。まず、通常は、図５（ａ）に示すように、センサ
作動片２２が磁気センサ２３から開離しているととも
に、スイッチ作動片１２がスイッチ５から開離してい
る。この状態から、移動手摺１とインレットガード２１
との間に異物が挟まるなどしてインレットガード２１が
押圧されると、図５（ｂ）に示すように、インレットガ
ード２１がハンドガードブーツ８内に沿って移動手摺１
の移動方向へ直線的にスライド移動するとともに、イン
レットガード用付勢部材２４が圧縮される。

【００２１】そして、図５（ｃ）に示すように、センサ
作動片２３が磁気センサ２３の内側に入ると、磁気セン
サ２３の接点が閉じ、エスカレーターの運転が停止され
る。また、インレットガード用付勢部材２４は手摺ブラ
シ１０に常時接触しているが、圧縮されることにより手
摺ブラシ１０を押圧し、スイッチ作動片１２を移動させ
る。従って、磁気センサ２３の接点が閉じた後にインレ
ットガード２１がさらに押圧されると、図５（ｄ）に示
すように、スイッチ作動片１２がスイッチ５を作動させ
る。これにより、エスカレーターの運転を停止させる信
号がさらに出力される。

【００２２】この後、インレットガード２１に対する押
圧力が解除されると、ハンドガードブーツ用付勢部材１
３及びインレットガード用付勢部材２４により、ハンド
ガードブーツ８及びインレットガード２１が元の位置に
戻される。

【００２３】このような装置では、ハンドガードブーツ
８によりガイドされるインレットガード２１を直線的に
移動させ、この移動を磁気センサ２３で検出してエスカ
レーターの運転を停止させるようにしているため、押圧
力に対してインレットガード２１がより確実に移動し
て、磁気センサ２３を速やかに作動させることができ、
応答性を向上させることができる。また、磁気センサ２
３とともにスイッチ５も設けているので、磁気センサ２
３等が故障したりしてもエスカレーターの運転を停止さ
せることができ、信頼性を向上させることができる。

【００２４】実施例２．次に、図６はこの発明の実施例
２によるインレットガードを示す側面図である。この実
施例２のインレットガード３１は、移動手摺１やハンド
ガードブーツ８（図１）と異なる色の塗装が施されてい
るものである。他の構成については、上記実施例１と同
様である。

【００２５】このようなインレットガード３１を用いる
ことにより、インレットガード３１を目立たせることが
でき、乗客に注意を促すことができる。

【００２６】実施例３．図７はこの発明の実施例３によ
るインレットガードを示す側面図である。この実施例３
では、移動手摺１の入込口側のインレットガード２１の
端部に、感知範囲を広げるための延長ガード３２が取り
付けられている。延長ガード３２の下端部には、乗降口
床２上を転動するローラ３３が取り付けられている。他
の構成については、上記実施例１と同様である。

【００２７】このような構成により、インレットガード
２１の感知範囲が広がり安全性が向上する。また、ロー
ラ３３を設けたことにより、インレットガード２１がよ
り確実かつスムーズに直線移動する。

【００２８】実施例４．図８はこの発明の実施例４のイ
ンレットガードを示す側面図であり、３４はインレット
ガード２１の端部に設けられたセンサ取付台、３５，３
６はセンサ取付台３４の下端部及び乗降口床２に互いに
対向して設けられた１組の光電センサである。他の構成
については、上記実施例１と同様である。

【００２９】このような装置では、光電センサ３５が光
電センサ３６からずれることによりインレットガード２
１の移動が検出される。このとき、光電センサ３５は、
移動手摺１の入込口側に位置しているため、インレット
ガード２１の変形等の影響を受けにくく、インレットガ
ード２１の移動がより確実に検出され、信頼性が向上す
る。

【００３０】実施例５．図９はこの発明の実施例５のイ
ンレットガードを示す側面図、図１０は図９の正面図で
ある。図において、３７は移動手摺１の入込口側のイン
レットガード２１の端部に取り付けられている破壊セン
サであり、この破壊センサ３７は、破壊されて内部の細
い電線３８が切断されることにより、エスカレーターの
運転を停止させる信号を出力する。他の構成は、上記実
施例１と同様である。

【００３１】このような装置では、異物が衝突するなど
して破壊センサ３７が破壊されると、インレットガード
２１の移動を待たずにエスカレーターの運転が即座に停
止されるので、安全性が向上する。また、破壊センサ３
７が一度破壊されると、交換するまでは再運転ができな
いため、これによっても安全性が向上する。

【００３２】実施例６．図１１はこの発明の実施例６の
装置の一部を示す構成図である。図において、４１はエ
スカレーター上部の乗降口床２の下部に設置されている
制御盤、４２は制御盤４１上に立設されている表示盤、
４３，４４はそれぞれ表示盤４２に設けられ、図１の磁
気センサ２３及びスイッチ５の作動により点灯するセン
サ用及びスイッチ用ランプ、４５，４６は各ランプ４
３，４４が磁気センサ２３及びスイッチ５にそれぞれ対
応することを示す名板である。他の構成については、上
記実施例１と同様である。

【００３３】次に、動作について説明する。図１２は実
施例６の装置の動作を説明するフローチャートである。
まず、エスカレーターの運転中、磁気センサ２３が作動
したかどうかが常時監視される（ステップＳ１）。そし
て、磁気センサ２３が作動すると、磁気センサ２３に対
応するセンサ用ランプ４３が点灯される（ステップＳ
２）。続いて、スイッチ５が作動したかどうかかが監視
され（ステップＳ３）、作動が確認されるとスイッチ用
ランプ４４が点灯される。これらのランプ４３，４４
は、磁気センサ２３やスイッチ５の作動が解除されても
点灯状態を保持する。

【００３４】このような装置によれば、スイッチ５や磁
気センサ２３の状態を各ランプ４３，４４により容易に
確認することができ、復旧作業や保守作業を容易にする
ことができる。

【００３５】実施例７．図１３はこの発明の実施例７の
装置を示す構成図である。図において、５１はインレッ
トガード２１の一端部に固定されているセンサ作動片、
５２はスイッチ支持板４上に固定されているストレイン
ゲージセンサである。

【００３６】この装置では、インレットガード２１が図
の右方向へ移動すると、センサ作動片５１によりストレ
インゲージセンサ５２の検知部が押圧される。これがス
トレインゲージセンサ５２により検出されると、エスカ
レーターの運転が停止される。

【００３７】なお、上記各実施例ではセンサとして磁気
センサ２３，光電センサ３５，３６及びストレインゲー
ジセンサ５２を示したが、これらに限定されるものでは
ない。

【００３８】また、上記各実施例ではエスカレーターに
ついて述べたが、この発明は動く歩道にも適用すること
ができる。

【００３９】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明の
乗客コンベアのハンドガードスイッチ装置は、ハンドガ
ードブーツに沿って移動するインレットガードをハンド
ガードブーツの内側に設け、このインレットガードの移
動を検出するセンサを設けたので、押圧力に対してイン
レットガードがより確実に直線移動して、センサを速や
かに作動させることができ、応答性を向上させることが
できるという効果を奏する。また、センサとともにスイ
ッチも設けているので、センサが故障したりしてもエス
カレーターの運転を停止させることができ、信頼性を向
上させることができるという効果も奏する。

【００４０】請求項２の発明の乗客コンベアのハンドガ
ードスイッチ装置は、インレットガードを移動手摺及び
ハンドガードブーツと異なる色にしたので、上記請求項
１の発明と同様の効果に加えて、乗客に注意を促して、
事故を未然に防止することができるという効果を奏す
る。

【００４１】請求項３の発明の乗客コンベアのハンドガ
ードスイッチ装置は、移動手摺が入り込む側のインレッ
トガードの端部に、インレットガードの感知範囲を広げ
るための延長ガードを設けたので、上記請求項１の発明
と同様の効果に加えて、安全性を向上させることができ
るという効果を奏する。

【００４２】請求項４の発明の乗客コンベアのハンドガ
ードスイッチ装置は、移動手摺が入り込む側のインレッ
トガードの端部に、破壊されて内部の電線が切断される
ことにより乗客コンベアの運転を停止させる破壊センサ
を設けたので、上記請求項１の発明と同様の効果に加え
て、破壊センサに衝撃力が加わった場合に、インレット
ガードの移動を待たずにエスカレーターの運転を即座に
停止させることができ、これにより安全性を向上させる
ことができるという効果を奏する。

【００４３】請求項５の発明の乗客コンベアのハンドガ
ードスイッチ装置は、スイッチ及びセンサの作動により
それぞれ点灯状態を保持するスイッチ用ランプ及びセン
サ用ランプをスイッチ及びセンサにそれぞれ接続したの
で、上記請求項１の発明と同様の効果に加えて、復旧作
業や保守作業を容易にすることができるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この発明の実施例１によるエスカレーターの
ハンドガードスイッチ装置を示す構成図である。

【図２】 図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う矢視断面図であ
る。

【図３】 図１のインレットガードと磁気センサとの関
係を示す構成図である。

【図４】 図３のＩＶ−ＩＶ線に沿う矢視断面図であ
る。

【図５】 図１の装置の動作を説明するための説明図で
ある。

【図６】 この発明の実施例２のインレットガードを示
す側面図である。

【図７】 この発明の実施例３のインレットガードを示
す側面図である。

【図８】 この発明の実施例４のインレットガードを示
す側面図である。

【図９】 この発明の実施例５のインレットガードを示
す側面図である。

【図１０】 図９の正面図である。

【図１１】 この発明の実施例６の装置の一部を示す構
成図である。

【図１２】 実施例６の装置の動作を示すフローチャー
トである。

【図１３】 この発明の実施例７の装置を示す構成図で
ある。

【図１４】 従来のエスカレーターの一例を示す概略の
構成図である。

【図１５】 図１４のＡ部を拡大して示す構成図であ
る。

【符号の説明】

１ 移動手摺、５ スイッチ、８ ハンドガードブー
ツ、２１，３１ インレットガード、２３ 磁気セン
サ、３２ 延長ガード、３５，３６ 光電センサ、３７
破壊センサ、３８ 電線、４３ センサ用ランプ、４
４ スイッチ用ランプ。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 移動手摺の移動方向に往復動自在に上記
   移動手摺の入込口に設けられているハンドガードブーツ
   と、 上記移動手摺が上記入込口に入る方向への上記ハンドガ
   ードブーツの移動により操作され、乗客コンベアの運転
   を停止させるスイッチと、 上記ハンドガードブーツの内側に上記移動手摺を囲むよ
   うに設けられているとともに、長手方向の両端部が上記
   ハンドガードブーツから突出している往復動自在なイン
   レットガードと、 上記移動手摺が上記入込口に入る方向への上記インレッ
   トガードの移動を検出し、上記乗客コンベアの運転を停
   止させるセンサとを備えていることを特徴とする乗客コ
   ンベアのハンドガードスイッチ装置。
2. 【請求項２】 インレットガードは、移動手摺及びハン
   ドガードブーツと異なる色になっていることを特徴とす
   る請求項１記載の乗客コンベアのハンドガードスイッチ
   装置。
3. 【請求項３】 移動手摺が入り込む側のインレットガー
   ドの端部には、上記インレットガードの感知範囲を広げ
   るための延長ガードが設けられていることを特徴とする
   請求項１又は請求項２記載の乗客コンベアのハンドガー
   ドスイッチ装置。
4. 【請求項４】 移動手摺が入り込む側のインレットガー
   ドの端部には、破壊されて内部の電線が切断されること
   により乗客コンベアの運転を停止させる破壊センサが設
   けられていることを特徴とする請求項１ないし請求項３
   のいずれかに記載の乗客コンベアのハンドガードスイッ
   チ装置。
5. 【請求項５】 スイッチ及びセンサの作動によりそれぞ
   れ点灯状態を保持するスイッチ用ランプ及びセンサ用ラ
   ンプが上記スイッチ及び上記センサにそれぞれ接続され
   ていることを特徴とする請求項１ないし請求項４のいず
   れかに記載の乗客コンベアのハンドガードスイッチ装
   置。