JPH08197540A - プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法 - Google Patents
プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法Info
- Publication number
- JPH08197540A JPH08197540A JP880195A JP880195A JPH08197540A JP H08197540 A JPH08197540 A JP H08197540A JP 880195 A JP880195 A JP 880195A JP 880195 A JP880195 A JP 880195A JP H08197540 A JPH08197540 A JP H08197540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg
- water
- resin
- cut
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断粉の飛散を防止するプリプレグの製造方
法を提供する。さらに、打痕のない金属張り積層板の製
造方法を提供する。 【構成】 基材に樹脂を含浸し、半硬化したプリプレグ
１を所定の寸法に切断した後に、このプリプレグ１の表
面を水洗する。プリプレグ１の水洗は、ベルトコンベヤ
４に載せて水槽１内を通過させる方法が例示される。水
洗によりプリプレグ１の表面に付着した切断粉が除去さ
れる。金属張り積層板の製造方法は、上記プリプレグを
重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属箔を配した
被圧体を加熱加圧する。切断粉が除去されたプリプレグ
１を用いるので、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散
することがない。
法を提供する。さらに、打痕のない金属張り積層板の製
造方法を提供する。 【構成】 基材に樹脂を含浸し、半硬化したプリプレグ
１を所定の寸法に切断した後に、このプリプレグ１の表
面を水洗する。プリプレグ１の水洗は、ベルトコンベヤ
４に載せて水槽１内を通過させる方法が例示される。水
洗によりプリプレグ１の表面に付着した切断粉が除去さ
れる。金属張り積層板の製造方法は、上記プリプレグを
重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属箔を配した
被圧体を加熱加圧する。切断粉が除去されたプリプレグ
１を用いるので、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散
することがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はプリプレグの製造方法に
関し、具体的には金属張り積層板に用いるプリプレグの
製造方法に関する。
関し、具体的には金属張り積層板に用いるプリプレグの
製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ガラス布等の基材にエポキシ樹脂等の樹
脂を含浸し半硬化して作製されるプリプレグは、所定寸
法に切断した後に、金属張り積層板に用いられる。
脂を含浸し半硬化して作製されるプリプレグは、所定寸
法に切断した後に、金属張り積層板に用いられる。
【０００３】このプリプレグはその樹脂が半硬化してい
るのみであるために非常に脆く、切断の際にプリプレグ
の周縁部がばらけて樹脂粉及び基材粉からなる切断粉が
発生し易い。このような切断粉は飛散して、金属張り積
層板を成形するために、プリプレグの外側に配設した金
属箔の表面に付着し、その結果、成形の際の圧力で、成
形プレートで押圧され金属箔に打痕と称す凹みを発生す
る。そして、回路形成のために、金属箔にレジストを施
し、エッチングすると上記凹みもエッチングされ回路が
断線を起こす問題が生じていた。特に、プリプレグの外
側に金属箔を配設した単層の積層板に比べ、内層材を用
い、この内層材とプリプレグの位置ずれ防止にピンを通
す穴を明ける多層の積層板では、プリプレグの切削した
穴の断面から切断粉が新たに飛散し、周囲に付着するた
め打痕の発生が多い。
るのみであるために非常に脆く、切断の際にプリプレグ
の周縁部がばらけて樹脂粉及び基材粉からなる切断粉が
発生し易い。このような切断粉は飛散して、金属張り積
層板を成形するために、プリプレグの外側に配設した金
属箔の表面に付着し、その結果、成形の際の圧力で、成
形プレートで押圧され金属箔に打痕と称す凹みを発生す
る。そして、回路形成のために、金属箔にレジストを施
し、エッチングすると上記凹みもエッチングされ回路が
断線を起こす問題が生じていた。特に、プリプレグの外
側に金属箔を配設した単層の積層板に比べ、内層材を用
い、この内層材とプリプレグの位置ずれ防止にピンを通
す穴を明ける多層の積層板では、プリプレグの切削した
穴の断面から切断粉が新たに飛散し、周囲に付着するた
め打痕の発生が多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、切断粉の飛散を防止するプリプレグの製造方法を
提供することにある。
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、切断粉の飛散を防止するプリプレグの製造方法を
提供することにある。
【０００５】さらに、他の目的とするところは、打痕の
ない金属張り積層板の製造方法を提供することにある。
ない金属張り積層板の製造方法を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に係る
プリプレグの製造方法は、基材に樹脂を含浸し、この樹
脂を半硬化したプリプレグを所定の寸法に切断した後
に、このプリプレグの表面を水洗いすることを特徴とす
る。
プリプレグの製造方法は、基材に樹脂を含浸し、この樹
脂を半硬化したプリプレグを所定の寸法に切断した後
に、このプリプレグの表面を水洗いすることを特徴とす
る。
【０００７】本発明の請求項２に係るプリプレグの製造
方法は、請求項１記載のプリプレグの製造方法におい
て、上記プリプレグの水洗いは、プリプレグをベルトコ
ンベヤに載せて水槽内を通過させることによることを特
徴とする。
方法は、請求項１記載のプリプレグの製造方法におい
て、上記プリプレグの水洗いは、プリプレグをベルトコ
ンベヤに載せて水槽内を通過させることによることを特
徴とする。
【０００８】本発明の請求項３に係るプリプレグの製造
方法は、請求項１又は請求項２記載のプリプレグの製造
方法において、上記水洗いしたプリプレグを加熱し、プ
リプレグの表面の樹脂を再溶融固化させることを特徴と
する。
方法は、請求項１又は請求項２記載のプリプレグの製造
方法において、上記水洗いしたプリプレグを加熱し、プ
リプレグの表面の樹脂を再溶融固化させることを特徴と
する。
【０００９】本発明の請求項４に係る金属張り積層板の
製造方法は、請求項１乃至請求項３いずれか記載のプリ
プレグを重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属箔
を配した被圧体を加熱加圧することを特徴とする。
製造方法は、請求項１乃至請求項３いずれか記載のプリ
プレグを重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属箔
を配した被圧体を加熱加圧することを特徴とする。
【００１０】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
対象であるプリプレグは、基材に樹脂を含浸し、半硬化
したものが用いられる。上記樹脂としては、例えばエポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等
の単独、変成物、混合物等が挙げられる。上記基材とし
ては、例えばガラス、アスベスト等の無機繊維やポエリ
エステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、アクリ
ル等の有機合成繊維や木綿等の天然繊維からなる織布、
不織布、マット或いは紙又はこれらを組み合わせた基材
が用いられる。
対象であるプリプレグは、基材に樹脂を含浸し、半硬化
したものが用いられる。上記樹脂としては、例えばエポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等
の単独、変成物、混合物等が挙げられる。上記基材とし
ては、例えばガラス、アスベスト等の無機繊維やポエリ
エステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、アクリ
ル等の有機合成繊維や木綿等の天然繊維からなる織布、
不織布、マット或いは紙又はこれらを組み合わせた基材
が用いられる。
【００１１】上記プリプレグはギロチンカッターやロー
タリーカッタ等で所定の寸法に切断される。切断する寸
法は、成形する金属張り積層板の寸法により適宜決定さ
れる。また、多層の金属張り積層板に用いる場合は、必
要に応じて所望の位置にドリル等によりピンを通す穴が
明けられる。上記切断等により樹脂粉、及び、基材粉か
らなる切断粉が多量に発生し、プリプレグの表面に付着
する。なお、上記プリプレグの表面は、プリプレグの端
面や、穴明けした場合の穴の断面を含むものである。
タリーカッタ等で所定の寸法に切断される。切断する寸
法は、成形する金属張り積層板の寸法により適宜決定さ
れる。また、多層の金属張り積層板に用いる場合は、必
要に応じて所望の位置にドリル等によりピンを通す穴が
明けられる。上記切断等により樹脂粉、及び、基材粉か
らなる切断粉が多量に発生し、プリプレグの表面に付着
する。なお、上記プリプレグの表面は、プリプレグの端
面や、穴明けした場合の穴の断面を含むものである。
【００１２】本発明のプリプレグの製造方法において
は、所定の寸法に切断した後に、プリプレグの表面を水
洗いする。この水洗いすることで、プリプレグの表面に
付着した切断粉が除去される。
は、所定の寸法に切断した後に、プリプレグの表面を水
洗いする。この水洗いすることで、プリプレグの表面に
付着した切断粉が除去される。
【００１３】図１に本発明の一実施例に使用するプリプ
レグの水洗装置の略図を示す。上記水洗装置は水３を満
たした水槽２、及び、プリプレグを搬送するベルトコン
ベヤ４を備える、上記ベルトコンベヤ４は、投入用のベ
ルトコンベヤ４ａ、水槽３内を搬送するベルトコンベヤ
４ｂ、水槽３から取出すベルトコンベヤ４ｃ、及び、次
工程に搬送する複数の搬送用のベルトコンベヤ４ｄから
なる。さらに、水洗装置は、上記複数の搬送用のベルト
コンベヤ４ｄ，４ｄの間に、プリプレグ１に付いた水分
を拭き取る上下一対の拭き取りロール５，５を複数備え
る。
レグの水洗装置の略図を示す。上記水洗装置は水３を満
たした水槽２、及び、プリプレグを搬送するベルトコン
ベヤ４を備える、上記ベルトコンベヤ４は、投入用のベ
ルトコンベヤ４ａ、水槽３内を搬送するベルトコンベヤ
４ｂ、水槽３から取出すベルトコンベヤ４ｃ、及び、次
工程に搬送する複数の搬送用のベルトコンベヤ４ｄから
なる。さらに、水洗装置は、上記複数の搬送用のベルト
コンベヤ４ｄ，４ｄの間に、プリプレグ１に付いた水分
を拭き取る上下一対の拭き取りロール５，５を複数備え
る。
【００１４】上記水洗装置を使用したプリプレグの製造
方法を説明する。所定の寸法に切断したプリプレグ１
は、投入用のベルトコンベヤ４ａに載せられて水槽２内
に導かれる。水槽３内をベルトコンベヤ４ａ，４ｂ，４
ｃで移動するに伴い、プリプレグ１に付着した切断粉が
水洗いされ、プリプレグ１の表面から除去される。プリ
プレグ１の水洗時間は限定はしないが１〜３０秒程が適
当である。水洗いしたプリプレグ１は、複数の搬送用の
ベルトコンベヤ４ｄ，４ｄの間に備えられた拭き取りロ
ール５，５を通過し、プリプレグ１に付いた水分が拭き
取られる。なお、本発明のプリプレグの製造方法は上記
水洗装置を使用した方法に限定されず、例えば、プリプ
レグの水洗はシャワーにより水を吹きかけてもよいし、
プリプレグ１に付いた水分を拭き取るためにエアーをプ
リプレグに吹きつけてもよい。
方法を説明する。所定の寸法に切断したプリプレグ１
は、投入用のベルトコンベヤ４ａに載せられて水槽２内
に導かれる。水槽３内をベルトコンベヤ４ａ，４ｂ，４
ｃで移動するに伴い、プリプレグ１に付着した切断粉が
水洗いされ、プリプレグ１の表面から除去される。プリ
プレグ１の水洗時間は限定はしないが１〜３０秒程が適
当である。水洗いしたプリプレグ１は、複数の搬送用の
ベルトコンベヤ４ｄ，４ｄの間に備えられた拭き取りロ
ール５，５を通過し、プリプレグ１に付いた水分が拭き
取られる。なお、本発明のプリプレグの製造方法は上記
水洗装置を使用した方法に限定されず、例えば、プリプ
レグの水洗はシャワーにより水を吹きかけてもよいし、
プリプレグ１に付いた水分を拭き取るためにエアーをプ
リプレグに吹きつけてもよい。
【００１５】さらに、水洗いしたプリプレグを加熱し、
プリプレグの表面の樹脂を再溶融固化させると、プリプ
レグに付いた切断粉の飛散をより少なくすることができ
る。上記プリプレグを加熱することで、除去されずに残
った切断粉の樹脂を溶融し、プリプレグに固着する。加
熱は樹脂が溶融はするが、硬化はあまり進行しない範囲
の条件で行うものであり、例えば、プリプレグの表面温
度は７０℃〜１１０℃、時間は５〜２０秒間程度が挙げ
られる。加熱方法としては、熱プレス装置、高周波加
熱、赤外線加熱等の手段が挙げられる。
プリプレグの表面の樹脂を再溶融固化させると、プリプ
レグに付いた切断粉の飛散をより少なくすることができ
る。上記プリプレグを加熱することで、除去されずに残
った切断粉の樹脂を溶融し、プリプレグに固着する。加
熱は樹脂が溶融はするが、硬化はあまり進行しない範囲
の条件で行うものであり、例えば、プリプレグの表面温
度は７０℃〜１１０℃、時間は５〜２０秒間程度が挙げ
られる。加熱方法としては、熱プレス装置、高周波加
熱、赤外線加熱等の手段が挙げられる。
【００１６】上述の如くして得られたプリプレグは、金
属張り積層板に用いられる。金属張り積層板は、上記プ
リプレグを重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属
箔を配した被圧体を加熱加圧することにより得られる。
なお、上記積層板としては、プリプレグの外側に金属箔
を配設した単層の積層板、及び、回路形成した配線板か
らなる内層材とプリプレグを重ね合わせ積層体とし、こ
の積層体の最外層に金属箔を配した多層の積層板が挙げ
られる。上記プリプレグは切断粉が除去されているの
で、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散することがな
く、金属箔の表面に切断粉が付着することがない。その
結果、金属箔に打痕が発生することを防止することがで
きる。
属張り積層板に用いられる。金属張り積層板は、上記プ
リプレグを重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属
箔を配した被圧体を加熱加圧することにより得られる。
なお、上記積層板としては、プリプレグの外側に金属箔
を配設した単層の積層板、及び、回路形成した配線板か
らなる内層材とプリプレグを重ね合わせ積層体とし、こ
の積層体の最外層に金属箔を配した多層の積層板が挙げ
られる。上記プリプレグは切断粉が除去されているの
で、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散することがな
く、金属箔の表面に切断粉が付着することがない。その
結果、金属箔に打痕が発生することを防止することがで
きる。
【００１７】
【作用】本発明の請求項１に係るプリプレグの製造方法
においては、所定の寸法に切断したプリプレグの表面を
水洗いするので、プリプレグの表面に付着した切断粉が
除去される。
においては、所定の寸法に切断したプリプレグの表面を
水洗いするので、プリプレグの表面に付着した切断粉が
除去される。
【００１８】本発明の請求項２に係るプリプレグの製造
方法においては、プリプレグをベルトコンベヤに載せて
水槽内を通過させて水洗いするので、プリプレグの表面
に付着した切断粉が水槽の水で除去される。
方法においては、プリプレグをベルトコンベヤに載せて
水槽内を通過させて水洗いするので、プリプレグの表面
に付着した切断粉が水槽の水で除去される。
【００１９】本発明の請求項３に係るプリプレグの製造
方法においては、水洗いしたプリプレグを加熱するの
で、水洗の際に除去されずに残った切断粉の樹脂を溶融
し、プリプレグに固着する。
方法においては、水洗いしたプリプレグを加熱するの
で、水洗の際に除去されずに残った切断粉の樹脂を溶融
し、プリプレグに固着する。
【００２０】本発明の請求項４に係る積層板の製造方法
においては、上記記載のプリプレグを用いるので、加熱
加圧の成形の際に、切断粉が飛散することがない。
においては、上記記載のプリプレグを用いるので、加熱
加圧の成形の際に、切断粉が飛散することがない。
【００２１】
実施例１ エポキシ樹脂（シェル化学株式会社製エピコート１００
１）１００重量部、ジシアンジアミド４重量部、ベンジ
ルジメチルアミン０．２重量部、メチルオキシトール１
００重量部を配合したエポキシ樹脂の樹脂ワニスを厚さ
０．１８ｍｍのガラスクロスに含浸し、乾燥させ、樹脂
が半硬化したプリプレグを得た。このプリプレグの樹脂
量は５１％、１７０℃でのゲル化時間は１４０秒であっ
た。このプリプレグを５１０×５１０ｍｍに切断した
後、プリプレグをベルトコンベヤに載せ、水が満たされ
た水槽内を通過させ、プリプレグに付着した切断粉を除
去した。水洗い時間は５秒間であった。水洗いしたプリ
プレグは、拭き取りロールを通過し、プリプレグに付い
た水分が拭き取られた。次に、赤外線ヒータでプリプレ
グの表面温度が最高温度８５℃、７０℃以上が８秒間の
条件で加熱した。
１）１００重量部、ジシアンジアミド４重量部、ベンジ
ルジメチルアミン０．２重量部、メチルオキシトール１
００重量部を配合したエポキシ樹脂の樹脂ワニスを厚さ
０．１８ｍｍのガラスクロスに含浸し、乾燥させ、樹脂
が半硬化したプリプレグを得た。このプリプレグの樹脂
量は５１％、１７０℃でのゲル化時間は１４０秒であっ
た。このプリプレグを５１０×５１０ｍｍに切断した
後、プリプレグをベルトコンベヤに載せ、水が満たされ
た水槽内を通過させ、プリプレグに付着した切断粉を除
去した。水洗い時間は５秒間であった。水洗いしたプリ
プレグは、拭き取りロールを通過し、プリプレグに付い
た水分が拭き取られた。次に、赤外線ヒータでプリプレ
グの表面温度が最高温度８５℃、７０℃以上が８秒間の
条件で加熱した。
【００２２】その後、上記プリプレグを８枚重ね、この
積層体の両最外層に厚さ０．０３５ｍｍの銅箔を重ね、
５０ｋｇ／ｃｍ2 、１７０℃、１００分の条件で加熱加
圧して成形した。
積層体の両最外層に厚さ０．０３５ｍｍの銅箔を重ね、
５０ｋｇ／ｃｍ2 、１７０℃、１００分の条件で加熱加
圧して成形した。
【００２３】比較例１ 実施例１と同様の条件で半硬化したプリプレグを５１０
×５１０ｍｍに切断した。このプリプレグを８枚重ね、
この積層体の両最外層に厚さ０．０３５ｍｍの銅箔を重
ね、５０ｋｇ／ｃｍ2 、１７０℃、１００分の条件で加
熱加圧して成形した。
×５１０ｍｍに切断した。このプリプレグを８枚重ね、
この積層体の両最外層に厚さ０．０３５ｍｍの銅箔を重
ね、５０ｋｇ／ｃｍ2 、１７０℃、１００分の条件で加
熱加圧して成形した。
【００２４】得られた実施例１及び比較例１の積層板の
外観、及び、煮沸後の耐熱性を評価した。上記積層板の
外観は得られた５０枚の積層板の銅箔表面を目視検査
し、打痕の発生の有無を検査した。上記煮沸後の耐熱性
は、銅箔をエッチングにより除去した積層板５枚を煮沸
した湯に２時間浸漬した後に、２６０℃の溶融半田に浸
漬した。外観を目視観察し、ふくれ等の有無を測定し
た。
外観、及び、煮沸後の耐熱性を評価した。上記積層板の
外観は得られた５０枚の積層板の銅箔表面を目視検査
し、打痕の発生の有無を検査した。上記煮沸後の耐熱性
は、銅箔をエッチングにより除去した積層板５枚を煮沸
した湯に２時間浸漬した後に、２６０℃の溶融半田に浸
漬した。外観を目視観察し、ふくれ等の有無を測定し
た。
【００２５】結果は表１に示すとおり、実施例１は打痕
発生がなく、比較例１は３枚打痕不良が発生していた。
煮沸後の耐熱性は実施例１及び比較例１ともふくれはな
かった。
発生がなく、比較例１は３枚打痕不良が発生していた。
煮沸後の耐熱性は実施例１及び比較例１ともふくれはな
かった。
【００２６】
【表１】
【００２７】
【発明の効果】本発明の請求項１に係るプリプレグの製
造方法においては、所定の寸法に切断したプリプレグの
表面を水洗いするので、プリプレグの表面に付着した切
断粉が除去されるため、切断粉が飛散することを防ぐこ
とができる。
造方法においては、所定の寸法に切断したプリプレグの
表面を水洗いするので、プリプレグの表面に付着した切
断粉が除去されるため、切断粉が飛散することを防ぐこ
とができる。
【００２８】本発明の請求項２に係るプリプレグの製造
方法においては、プリプレグをベルトコンベヤに載せて
水槽内を通過させて水洗いするので、プリプレグの表面
に付着した切断粉が水槽の水で除去されるため、切断粉
が飛散しない。
方法においては、プリプレグをベルトコンベヤに載せて
水槽内を通過させて水洗いするので、プリプレグの表面
に付着した切断粉が水槽の水で除去されるため、切断粉
が飛散しない。
【００２９】本発明の請求項３に係るプリプレグの製造
方法においては、上記水洗の際に除去されずに残った切
断粉の樹脂を溶融し、プリプレグに固着するため、切断
粉が飛散しない。
方法においては、上記水洗の際に除去されずに残った切
断粉の樹脂を溶融し、プリプレグに固着するため、切断
粉が飛散しない。
【００３０】本発明の請求項４に係る積層板の製造方法
においては、上記切断粉を除去したプリプレグを用いる
ので、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散することが
なく、金属箔の表面に切断粉が付着することがない。そ
の結果、金属箔に打痕が発生することを防止することが
できる。
においては、上記切断粉を除去したプリプレグを用いる
ので、加熱加圧の成形の際に、切断粉が飛散することが
なく、金属箔の表面に切断粉が付着することがない。そ
の結果、金属箔に打痕が発生することを防止することが
できる。
【図１】本発明の一実施例に使用するプリプレグの水洗
装置の略図である。
装置の略図である。
１ プリプレグ ２ 水 ３ 水槽 ４，４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ ベルトコンベヤ ５ 拭き取りロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２９Ｌ 9:00 31:34
Claims (4)
- 【請求項１】 基材に樹脂を含浸し、この樹脂を半硬化
したプリプレグを所定の寸法に切断した後に、このプリ
プレグの表面を水洗いすることを特徴とするプリプレグ
の製造方法。 - 【請求項２】 上記プリプレグの水洗いは、プリプレグ
をベルトコンベヤに載せて水槽内を通過させることによ
ることを特徴とする請求項１記載のプリプレグの製造方
法。 - 【請求項３】 上記水洗いしたプリプレグを加熱し、プ
リプレグの表面の樹脂を再溶融固化させることを特徴と
する請求項１又は請求項２記載のプリプレグの製造方
法。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３いずれか記載のプ
リプレグを重ね積層体とし、この積層体の最外層に金属
箔を配した被圧体を加熱加圧することを特徴とする金属
張り積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP880195A JPH08197540A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP880195A JPH08197540A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08197540A true JPH08197540A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=11702963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP880195A Withdrawn JPH08197540A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08197540A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003145536A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-05-20 | Matsushita Electric Works Ltd | プリプレグの製造方法及びプリプレグの平滑化装置 |
-
1995
- 1995-01-24 JP JP880195A patent/JPH08197540A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003145536A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-05-20 | Matsushita Electric Works Ltd | プリプレグの製造方法及びプリプレグの平滑化装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3815435B2 (ja) | 回路基板の製造方法 | |
| JPH06316032A (ja) | 銅張積層板の製造方法 | |
| JPH08197540A (ja) | プリプレグの製造方法、及び金属張り積層板の製造方法 | |
| JP3882739B2 (ja) | 内層回路入り金属箔張り積層板の製造法 | |
| JP2006140531A (ja) | 基板用材料の乾燥方法 | |
| JPH06306194A (ja) | 多層配線板用プリプレグの製造方法 | |
| JP2001138437A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JP2001334541A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JP2001150623A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JP2001212823A (ja) | 多層プリント配線板及びその製造方法並びに積層板の製造方法 | |
| JP2001174503A (ja) | 印刷配線板の内層回路間絶縁信頼性評価方法 | |
| JP2001007532A (ja) | 多層配線板の製造方法 | |
| JP4154630B2 (ja) | 金属箔張積層板 | |
| JPH11214844A (ja) | 多層板の製造方法 | |
| JP2001179877A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JP2001334542A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JPH043119B2 (ja) | ||
| JP2001170953A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JPH0477211A (ja) | プリント配線板用プリプレグ | |
| JPH09117714A (ja) | 塵埃の除去方法 | |
| JPS61120736A (ja) | 多層プリント配線板の製法 | |
| JPH0985884A (ja) | 金属箔張り積層板 | |
| JP3241504B2 (ja) | リジッドフレックスプリント配線板及びその製造方法 | |
| JP2001334544A (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JPH07228715A (ja) | プリプレグの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |