JPH08197420A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置

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JPH08197420A
JPH08197420A JP931495A JP931495A JPH08197420A JP H08197420 A JPH08197420 A JP H08197420A JP 931495 A JP931495 A JP 931495A JP 931495 A JP931495 A JP 931495A JP H08197420 A JPH08197420 A JP H08197420A
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JP
Japan
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drive shaft
rotary grindstone
rotation angle
grindstone
shaft
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JP931495A
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Katsuyasu Yamaguchi
勝康 山口
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GIFU SEISAKUSHO CO Ltd
GIFU SEISAKUSHO KK
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GIFU SEISAKUSHO CO Ltd
GIFU SEISAKUSHO KK
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】回転砥石の底面外縁部の磨耗を少なくすること
ができる研磨装置を提供することにある。 【構成】研磨装置に設けられた軸支部材45内には、鉛
直方向へ延びる第1及び第2の駆動軸54,56が回転
可能に支持され、第1の駆動軸54の上部には第4の電
動モータ51の出力軸52が駆動連結される。又、第1
の駆動軸54の下端部は歯車装置57を介して第2の駆
動軸56に連結され、第2の駆動軸56には回転砥石6
2が取り付られたチャック58が設けられる。そして、
第4の電動モータ51を駆動すると、第1の駆動軸54
が正方向及び逆方向に20°づつ交互に回転され、この
回転に伴って第2の駆動軸56が正方向及び逆方向に回
転される。第2の駆動軸56における逆方向への回転角
度は、歯車装置57によって正方向への回転角度より小
さくされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研磨装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、建築物の外壁に張り付けられ
る石材は大理石や御影石等からなり、長方形板状に形成
されている。このように用いられる石材は、その表面に
光沢を出すために研磨装置によって研磨される。
【0003】研磨装置は、石材を載置するテーブルが設
けられた装置本体を備え、装置本体にはテーブルに対し
て端から端まで平行移動する支持部材が設けられてい
る。又、支持部材には前記テーブルと直交する方向へ延
びる回転軸が回転可能に支持され、回転軸の先端にはテ
ーブルと平行になるように平板状の回転砥石が取り付け
られている。そして、前記研磨装置で石材を研磨するに
は、石材をテーブルに載置した後に回転砥石の底面を石
材の表面に面接触させる。この状態で、回転砥石を比較
的高速で一方向に回転させるとともに移動部材を移動さ
せると、回転砥石の底面が移動部材の移動方向に沿って
石材の表面に接触し、石材の表面が研磨される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記研磨装
置では、回転砥石が高速で一方向に回転されるため、回
転砥石の底面外縁部における周速度が速くなって当該底
面外縁部のみが激しく磨耗し、回転砥石の底面中央部の
みが石材に接触するようになる。その結果、石材と回転
砥石との接触面積が小さくなり、石材を効率良く研磨で
きなくなるという問題があった。
【0005】又、段差のある石材では、その段差の底面
に回転砥石の底面を接触させるとともに、段差の底面隅
部に回転砥石の底面外縁部を接触させて研磨が行われ
る。しかし、回転砥石の底面外縁部が磨耗すると、当該
底面外縁部と段差の底面隅部との間に隙間ができるた
め、その隅部を研磨できなくなるという問題があった。
【0006】更に、回転砥石を支持する移動部材は、テ
ーブルに対して端から端までの一方向へ平行移動するだ
けなので、きめ細かく石材を研磨することができないと
いう問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、回転砥石の底面外縁
部の磨耗を少なくすることにある。又、第2の目的は、
段差のあるワークを研磨する場合でも、その段差の底面
隅部を研磨できるようにすることにある。
【0008】更に、第3の目的は、きめ細かくワークを
研磨することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明では、ワークに対して底面が面
接触した状態で回転するように支持された平板状の回転
砥石と、前記回転砥石を正方向及び逆方向へ所定回転角
度づつ交互に回転させるとともに、逆方向への回転角度
と正方向への回転角度とに差を設ける回転手段とを備え
た。
【0010】請求項2記載の発明では、前記回転砥石
を、ワークに形成された段差の底面における隅部に、当
該回転砥石の底面における外縁部が接触する円板状に形
成した。
【0011】請求項3記載の発明では、前記回転砥石
は、ワークを支持するテーブルに対して平行に往復移動
する支持部材に支持され、その支持部材をテーブルに対
して端から端へ平行移動する移動部材に支持した。
【0012】
【作用】即ち、請求項1記載の発明では、回転砥石の底
面がワークの表面に接触された状態で、回転砥石が回転
手段によって正方向及び逆方向へ所定回転角度づつ交互
に回転される。又、回転砥石の逆方向への回転角度と正
方向への回転角度とには、回転手段によって差が設けら
れるため、その差の分だけ回転砥石は正方向又は逆方向
へ徐々に回転される。その結果、回転砥石の底面外縁部
の周速度が遅くなるとともに、回転砥石の底面外縁部が
回転砥石の回転に伴って徐々にワーク表面の異なる部分
に接触する。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、回転砥石の底面外縁部は、ワークの
段差における底面隅部に隙間ができることなく接触され
る。請求項2記載の発明では、請求項1又は2記載の発
明の作用に加え、回転砥石を支持する支持部材はテーブ
ルと平行に往復動され、支持部材を支持する移動部材は
テーブルに対して端から端へ平行移動される。その結
果、回転砥石はテーブルと平行に往復動されるととも
に、全体的にはテーブルに対して端から端へ平行移動さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1に示すように、研磨装置1
1の装置本体12は略直方体状に形成され、装置本体1
2の上側には左右方向に延びるテーブル13が、昇降可
能に且つ前後方向(図1の紙面と直交する方向)に対し
て移動可能に設けられている。又、テーブル13の左右
両端部には、当該テーブル13にワークとして載置され
た石材14を固定するためのクランプ装置15がそれぞ
れ設けられている。又、石材14は長方形板状に形成さ
れ、石材14の幅方向縁部には当該石材14の長手方向
へ向かって延びる段差14aが形成されている。
【0015】装置本体12の左右両端部には鉛直方向へ
延びる支柱16がそれぞれ設けられ、両支柱16の上端
部は水平方向へ延びるビーム17によって連結されてい
る。前記両支柱16の内側面には上下一対の支持片18
が突出形成され、その両支持片18には鉛直方向へ延び
る駆動ネジ軸19a,19bがそれぞれ回転可能に支持
されている。この両駆動ネジ軸19a,19bの上端部
は、前記ビーム17を下方から上方へ向かって貫通して
いる。
【0016】両駆動ネジ軸19a,19bの上端部間に
は水平方向へ延びる連結軸20が配設されている。この
連結軸20の両端部は連結器21a,21bを介して駆
動ネジ軸19a,19bの上端部とそれぞれ駆動連結さ
れ、左側の連結器21aには第1の電動モータ22が駆
動連結されている。そして、第1の電動モータ22を駆
動すると連結器21aを介して駆動ネジ軸19aが回転
するとともに、連結器21a,連結軸20及び連結器2
1bを介して駆動ネジ軸19bが前記駆動ネジ軸19a
と同方向に回転するようになっている。
【0017】又、両ネジ軸19a,19bにはそれぞれ
昇降体23が螺着され、両昇降体23には水平方向へ延
びるように設けられたガイドフレーム24の両端がそれ
ぞれ連結されている。そして、両昇降体23は前記駆動
ネジ軸19a,19bが回転することにより、ガイドフ
レーム24とともに昇降するようになっている。
【0018】図2に示すように、ガイドフレーム24は
四角筒状に形成され、ガイドフレーム24の上面及び前
(図2の右)側面には当該フレーム24と同方向へ延び
る第1及び第2レール25,26がそれぞれ設けられて
いる。又、ガイドフレーム24の上面には、第1レール
25と平行に延びるラック27が固着されている。
【0019】ガイドフレーム24には、略L字状に形成
された移動部材28が設けられ、移動部材28はガイド
フレーム24の上面及び前側面に対してそれぞれ平行と
なる上板29及び側板30によって構成されている。こ
の上板29及び側板30には第1及び第2レール25,
26とそれぞれ係合する摺動部31,32が設けられ、
両摺動部31,32は第1及び第2レール25,26に
沿って摺動可能となっている。又、上板29の上面には
第2の電動モータ33が設けられ、この第2の電動モー
タ33の出力軸34は上板29を上方から下方へ向かっ
て貫通している。そして、出力軸34の先端部には前記
ラック27と噛み合う歯車35が取り付けられ、第2の
電動モータ33を駆動すると移動部材28がガイドフレ
ーム24に沿って移動するようになっている。又、側板
30の上面及び下面には、移動部材28の移動方向へ延
びる第3及び第4レール35,36がそれぞれ設けられ
ている。
【0020】移動部材28には、側板30の上面,前側
面及び下面を囲う略コ字状の支持部材37が設けられて
いる。支持部材37の上端部下面には前記第3レール3
5と係合する摺動部38が設けられ、摺動部38は第3
レール35に沿って摺動可能となっている。又、支持部
材37の下端部上面には、前記第4レール36を挟持す
る一対のローラ39が回転可能に支持されている。更
に、前記移動部材28の上板29には第3の電動モータ
40が設けられ、第3の電動モータ40の出力軸41は
クランク機構42を介して支持部材37の上端部に駆動
連結されている。そして、第3の電動モータ40でクラ
ンク機構42を駆動すると、支持部材37が第3及び第
4レール35,36に沿って往復動するようになってい
る。
【0021】図1に示すように、支持部材37の前側面
からは左右一対の突出棒43が突出し、両突出棒43の
上面にはそれぞれ第5レール44が設けられている。
又、両突出棒43の間には軸支部材45が配設され、軸
支部材45の上端部左右両側には前記両第5レール44
と係合するアーム46が設けられている。このアーム4
6は第5レール44に沿って摺動可能となっており、ア
ーム46によって軸支部材45が突出棒43に吊下支持
されている。
【0022】図2に示すように、アーム46の前部上面
からはバネ取付片47が突出し、このバネ取付片47と
支持部材37の前側面とにはコイルスプリング48の両
端部がそれぞれ連結されている。又、突出棒43の前部
下面からはシリンダ取付片49が突出し、このシリンダ
取付片49と前記軸支部材45とにはシリンダ50の両
端部がそれぞれ連結されている。
【0023】軸支部材45の上側には第4の電動モータ
51が設けられている。この第4の電動モータ51の出
力軸52は軸支部材45の内部まで伸び、軸支部材45
内に位置する出力軸52の先端部には歯車53が固着さ
れている。又、軸支部材45内の上部には鉛直方向に延
びる第1の駆動軸54が回転可能に支持され、第1の駆
動軸54の上部には歯車55が固着されている。この歯
車55は前記歯車53と噛み合っており、第4の電動モ
ータ51が駆動されると、第1の駆動軸54が正方向及
び逆方向に所定回転角度、例えば20°づつ交互に回転
するようになっている。
【0024】軸支部材45内の下部には、第1の駆動軸
54と同方向に延びる第2の駆動軸56が回転可能に支
持され、第2の駆動軸56の下端部は軸支部材45の下
端から突出している。そして、第1及び第2の駆動軸5
4,56は歯車装置57を介して互いに連結され、第2
の駆動軸56は第1の駆動軸54の回転に伴い正方向及
び逆方向に回転するようになっている。又、歯車装置5
7は、第2の駆動軸56における逆方向への回転角度
を、正方向への回転角度よりも若干小さくするようにな
っている。即ち、第2の駆動軸56における正方向及び
逆方向への交互の回転を960回繰り返すと、第2の駆
動軸56が正方向に一回転するようになっている。尚、
本実施例では、第2の駆動軸56が正方向へ一回転する
正逆方向への交互の回転回数を960回としたが、その
回数を適宜変更してもよい。
【0025】そして、上記第4の電動モータ51,第1
の駆動軸54,第2の駆動軸56及び歯車装置57によ
って、回転手段Kが構成されている。第2の駆動軸56
の下端部には当該駆動軸56に伴って回転するチャック
58が、鉛直方向へ移動可能に取り付けられている。チ
ャック58の上部には、左右方向(図2の紙面と直交す
る方向)へ延びる連結板59が設けられ、下面には凹部
60が形成されている。又、チャック58には凹部60
に対してエアを給排する給排通路61が形成されてい
る。そして、凹部60には円板状の回転砥石62から突
出形成された突部63が嵌め込まれている。この状態
で、給排通路61を介して凹部60に対しエアを給排す
ることにより、回転砥石63がチャック58に対して取
り付け及び取り外しされるようになっている。又、図1
に示すように、チャック58の連結板59には、軸支部
材45に設けられた鉛直方向へ延びる左右一対のシリン
ダ64が連結されている。
【0026】次に、上記のように構成された研磨装置1
1で、石材14の段差14aを研磨する場合の作用を説
明する。石材14を研磨装置11のテーブル13に載置
する前に第2の電動モータ33が駆動され、移動部材2
8が図1において最も左側へガイドフレーム24に沿っ
て移動される。この状態で、石材14はテーブル13上
に左右方向へ延びるように載置され、クランプ装置15
によって固定される。その後、石材14の段差14aが
回転砥石62の真下に位置するように、テーブル13を
前後方向へ移動させる。更に、テーブル13を上昇させ
て、図3に示すように段差14aの底面14bを回転砥
石62の底面62aに接触させる。
【0027】この時、軸支部材45はコイルスプリング
48によって支持部材37側へ付勢されるため、回転砥
石62の外周面が段差14bの側面14cに圧接され、
回転砥石62の底面62aにおける外縁部が段差14a
の底面14bにおける隅部に接触される。又、チャック
58は、シリンダ64の伸長によって底面14b側へ押
し付けられ、回転砥石62の底面62aが段差14aの
底面14bに圧接される。
【0028】そして、第4の電動モータ51を駆動する
と、第1の駆動軸54が正方向及び逆方向に20°づつ
交互に回転される。又、第2の駆動軸56は歯車装置5
7によって第1の駆動軸54の回転に伴って正方向及び
逆方向に回転される。この第2の駆動軸56の逆方向へ
の回転角度は、歯車装置57によって正方向への回転角
度より若干小さくなる。そのため、回転砥石62は、正
方向及び逆方向に交互に回転される。又、回転砥石62
は、正方向への回転角度と逆方向への回転角度との差の
分だけ正方向に徐々に回転し、正方向及び逆方向への交
互の回転が960回繰り返されると正方向に一回転され
る。その結果、段差14aの底面14b及び側面14c
が回転砥石62によって研磨され、底面14bの隅部は
回転砥石62の底面62aの外縁部によって研磨され
る。
【0029】又、第2の電動モータ33を駆動すると、
移動部材28が図1において左側から右側へガイドフレ
ーム24に沿って移動される。更に、第3の電動モータ
40を駆動すると、支持部材37が移動部材28の第3
及び第4レール35,36に沿って往復動される。その
ため、回転砥石62は、第3及び第4レール35,36
の長さの間で往復動しながら、全体的には段差14aの
延びる方向に沿って左側から右側へ向かって移動され
る。その結果、段差14aの底面1b及び側面14c全
体が回転砥石62によって研磨される。
【0030】以上詳述したように本実施例では、回転砥
石62が正方向及び逆方向に交互に回転するため、回転
砥石62の底面62aにおける外縁部の周速度が従来よ
りも遅くなる。又、回転砥石62は、正方向への回転角
度と逆方向への回転角度との差の分だけ正方向に徐々に
回転する。そのため、底面62aの外縁部において同一
部分が、常に段差14aの底面14bにおいて凹凸の粗
い部分と摩擦されるのを防止することができる。その結
果、回転砥石62の底面62aにおける外縁部の磨耗を
少なくできるため、底面14bと底面62aとの接触面
積が小さくなるのを防止して、石材14の段差14aを
効率良く研磨することができる。
【0031】更に、回転砥石62の底面62aにおける
外縁部の磨耗が少なくなるため、その外縁部と底面14
bの隅部との間に隙間ができていた従来とは異なり、底
面14bの隅部を研磨することができなくなるのを防止
することができる。又、回転砥石62の外周面は、コイ
ルスプリング48によって段差14aの側面14cに圧
接されるため、底面62aの外縁部を底面14bの隅部
に確実に接触させることができる。そのため、底面14
bの隅部を確実に研磨することができる。
【0032】又、本実施例では、回転砥石62がガイド
フレーム24に沿って右側から左側へ向かって移動する
だけでなく、第3及び第4レール35,36の長さの間
で当該レール35,36に沿って往復動する。そのた
め、段差14aの底面14b及び側面14cにおいて同
一部分が回転砥石62によって複数回研磨され、段差1
4aをきめ細かく研磨することができる。
【0033】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施例において、回転砥石62が正方向及び逆
方向に交互に回転する時の回転角度を適宜変更してもよ
い。又、移動部材28がガイドフレーム24の左側から
右側まで移動し終わった時に、ちょうど回転砥石62が
正方向へ一回転するように前記回転角度を適宜変更して
もよい。この場合、段差14aの底面14bには、回転
砥石62の底面62aにおいて磨耗していない新しい部
分が常に接触するため、段差14aを効率良く研磨する
ことができる。
【0034】(2)本実施例では、第2の駆動軸56に
おいて逆方向への回転角度を正方向への回転角度より小
さくしたが、逆方向への回転角度を正方向への回転角度
よりも大きくしてもよい。
【0035】(3)本実施例において、石材14の研磨
する面が小さい場合には、移動部材28をガイドフレー
ム24に沿って移動させたり、支持部材37を第3及び
第4レール35,36に沿って往復動させたりしなくて
もよい。この場合、第2の電動モータ33,第3の電動
モータ40及びクランク機構42等を設けなくてもよい
ため、研磨装置11の構成を簡略化することができる。
【0036】(4)本実施例では、石材14の段差14
aを研磨する場合について例示したが、石材14の段差
14a以外の表面を研磨してもよい。この場合も、回転
砥石62の底面62aにおける外縁部の磨耗を小さくす
ることができるとともに、石材14の表面をきめ細かく
研磨することができる。
【0037】(5)本実施例において、粗さの異なる回
転砥石62を粗いものから細かいものへと順次チャック
58に取り付け、その各回転砥石62で石材14を研磨
してもよい。この場合、石材14を更にきめ細かく研磨
することができる。
【0038】(6)本実施例において、石材14を研磨
する代わりに、木材及び金属等を研磨してもよい。次
に、以上の実施例から把握することができる請求項以外
の技術的思想をその効果とともに以下に記載する。
【0039】請求項2記載の研磨装置において、回転砥
石を段差の側面に向かって付勢する付勢手段を設けた研
磨装置。この場合、段差の底面隅部を確実に研磨するこ
とができる。
【0040】尚、本明細書において、ワークとは研磨さ
れる部材のことであり、石材のみならず木材や金属等そ
の他のワークを含むと定義する。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回転砥石
の底面外縁部の磨耗を少なくすることができるため、回
転砥石とワークとの接触面積が小さくなるのを防止し
て、ワークを効率良く研磨することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加え、段差の底面隅部と回転砥石の底
面外縁部との間に隙間ができないため、段差のあるワー
クにおいてその段差の底面隅部を研磨することができ
る。
【0043】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の発明の効果に加え、ワークの同一部分が複数
回回転砥石によって研磨されるため、きめ細かくワーク
を研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の研磨装置を示す正面図。
【図2】ガイドフレーム,移動部材及び支持部材を示す
破断側面図。
【図3】石材及びチャックを示す破断側面図。
【符号の説明】
11…研磨装置、13…テーブル、14…ワークとして
の石材、14a…段差、14b…底面、28…移動部
材、37…支持部材、62…回転砥石、62a…底面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(14)に対して底面(62a)
    が面接触した状態で回転するように支持された平板状の
    回転砥石(62)と、 前記回転砥石(62)を正方向及び逆方向へ所定回転角
    度づつ交互に回転させるとともに、逆方向への回転角度
    と正方向への回転角度とに差を設ける回転手段(K)と
    を備えた研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記回転砥石(62)は、ワーク(1
    4)に形成された段差(14a)の底面(14b)にお
    ける隅部に、当該回転砥石(62)の底面(62a)に
    おける外縁部が接触する円板状に形成されている請求項
    1記載の研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記回転砥石(62)は、ワーク(1
    4)を支持するテーブル(13)に対して平行に往復移
    動する支持部材(37)に支持され、その支持部材(3
    7)はテーブル(13)に対して端から端へ平行移動す
    る移動部材(28)に支持されている請求項1又は2記
    載の研磨装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108890427A (zh) * 2018-06-04 2018-11-27 朱本涛 一种建筑工程用具有吸尘功能的墙面磨平装置

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CN108890427A (zh) * 2018-06-04 2018-11-27 朱本涛 一种建筑工程用具有吸尘功能的墙面磨平装置

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