JPH08196677A - ゴルフスイング分析システム - Google Patents

ゴルフスイング分析システム

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Publication number
JPH08196677A
JPH08196677A JP3183495A JP3183495A JPH08196677A JP H08196677 A JPH08196677 A JP H08196677A JP 3183495 A JP3183495 A JP 3183495A JP 3183495 A JP3183495 A JP 3183495A JP H08196677 A JPH08196677 A JP H08196677A
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JP
Japan
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time
point
image
swing
golf swing
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Application number
JP3183495A
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English (en)
Inventor
Ryoji Muratsubaki
良司 村椿
Masanori Takimae
正紀 滝前
Hiroshi Urata
弘 浦田
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Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフスイングの連続画像の再生時に、スイ
ング動作中の重要な動きを行うポイントの画像を明示し
て、被験者のゴルフスイングの欠点等の判断に容易且つ
有効に利用できるゴルフスイング分析システムを提供す
ること。 【構成】 被験者のゴルフスイングを撮影すると同時
に、体重移動状態を検知して、この検知結果からスイン
グ動作中の特定の時点を検出すると共に、ビデオ撮影手
段からの経時的な映像信号に対して検出された時点に対
応した映像信号を特定して時間的に関連付けて記録し、
ビデオ映像の連続再生時に先に検出した時点に対応した
映像を表示するようにしたゴルフスイング分析システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオ撮影手段によ
る被験者のゴルフスイング画像再生の際に、スイング動
作中の重要な動きを行う時点(ポイント)の画像を明示
する事で、被験者のゴルフスイングの欠点等の判断に容
易且つ有効に利用できるようにしたゴルフスイング分析
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりゴルフスイング動作をビデオで
撮影し、再生画像からスイングフォーム(動作)をチェ
ックする装置が種々開発されおり、スイング動作の再生
画像のみならず、スイング時の体重移動状態を同時に表
示する装置として、本件出願人に係る特開平4−174
683号等が知られている。
【0003】この従来装置は、スイング動作の画像に重
心移動状態(移動軌跡)を示す重心図(体重移動波形)
を合わせて表示するものであり、重心図の波形を観察す
る事により、重心移動状態をチェックしながらスイング
動作を分析することができる装置である。
【0004】更に、この体重移動波形にはスイング動作
中の特徴的な部分であるインパクト時やトップ時等の特
徴的な時点(以下、ポイントという)が表示されるの
で、体重移動波形の波形自体や波形中の表示点を見なが
らスイング動作の重要なポイントを判別し、これらのポ
イントにおけるスイング動作の画像から被験者のスイン
グフォームを分析していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置では体重移動の波形を見ながらスイング動作中
のポイントを識別しなければならないので、重要ポイン
トの特定が煩雑であり面倒であった。特に、体重移動波
形から重要ポイントを識別して正確に特定するのには熟
練を要するので、操作が万人向きではない問題がある。
【0006】また、被験者がスイングフォームが安定し
ている上級者等である場合には、体重移動の波形が一定
するし、理想的なフォームであれば体重移動波形の波形
からスイング動作中の特徴的なポイントを識別するもの
容易である。しかし、被験者が初心者等の優れていない
(不安定な)フォームの場合には、体重移動波形がばら
ばらで一定せず、重要ポイントの識別が困難になる問題
がある。
【0007】ここで、従来装置では体重移動波形におけ
る重要ポイントの識別の容易化のために、体重移動の波
形上に重要ポイントを表示している。この表示は、再生
画像での視覚的認識を前提にするため、波形を示すライ
ン上にある程度の大きさでポイントが丸く表示される。
このため、この表示された丸の部分において、各ポイン
トに正確に対応した画像を特定しなければならなかっ
た。
【0008】しかし、波形ライン上に示されたポイント
に対応した画像は、一つには特定されていないので、ス
イング動作中の特徴点となる各ポイントに正確に対応し
た画像の識別及び特定が難しく、さらには各ポイントの
画像が使用者により微妙に異なるので、正確なスイング
分析が行えない場合が生ずる問題があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、スイング動作中の特徴的なポイント
の画像を正確に特定して表示することにより、スイング
分析が簡単かつ的確に行えるようにしたスイング分析シ
ステムを提供すること目的とするものである。本発明
は、特にスイング動作の連続的な動きの中で各ポイント
を特定(識別)できるようにしたスイング分析システム
を提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
願請求項1に記載した発明に係るゴルフスイング分析シ
ステムは、被験者のゴルフスイングを撮影するビデオ撮
影手段と、被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を
検知する重心検知手段と、前記重心検知手段による検知
結果からスイング動作中の特定の時点を検出する検出手
段と、前記ビデオ撮影手段からの経時的な映像信号に対
し、前記検出手段で検出された時点に対応した映像信号
を特定する信号処理手段と、前記信号処理手段で特定さ
れた結果を映像信号と時間的に関連付けて記録する記録
手段と、被験者のゴルフスイングの経時的なビデオ映像
を連続再生する際に、前記記録手段からの読出し結果に
基づいて前記時点に対応した映像を特定して表示する表
示手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載した発明では、請求項1に
記載したゴルフスイング分析システムであって、被験者
のゴルフスイング動作中のインパクト時を検知するイン
パクト検知手段を更に備え、前記検出手段が、前記イン
パクト検知手段による検知結果から検出された前記時点
と、前記重心検知手段による検知結果から検出された前
記時点と、のいずれかを選択してスイング動作中の特定
の時点を検出する選択手段を有することを特徴とするも
のである。
【0012】請求項3に記載した発明は、請求項1又は
2に記載したゴルフスイング分析システムであって、ビ
デオ撮影手段からの映像信号に同期して計時を行う計時
手段を更に備えている。
【0013】請求項4に記載した発明は、前記表示手段
が、映像信号の経時的進行状態を前記計時手段によるカ
ウンタ数値により再生画像に表示すると共に、前記時点
に対応したカウンタ数値を表示するカウンタ表示手段を
含むものであることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明は上記のように構成されているため、以
下の作用を奏する。先ず、請求項1に記載した発明で
は、ビデオ撮影手段により被験者のゴルフスイング動作
中の映像を撮影する。ビデオ撮影手段は、被験者のゴル
フスイングの撮影画像を経時的な映像信号として出力す
るものであれば、特に限定されるものではなく、周知の
ビデオ撮影手段が使用できる。
【0015】重心検知手段は、被験者のゴルフスイング
動作中の体重移動状態を検知できるものであれば、その
方式が特に限定されるものではない。例えば、被験者の
体重の重心や荷重状態等が検知できるものであれば、そ
の上でスイング動作を行い、当該重心位置等を経時的に
検出することでスイング動作中の体重移動状態が検出で
きる。
【0016】より精密な体重移動状態の検知のために
は、重心検知手段として、従来例のように、左右両脚の
荷重や荷重位置を経時的に計測し、スイング動作中の体
重に対する全体の荷重、左右個別の荷重、重心位置等を
検知するものであることが好ましい。
【0017】検出手段では、重心検知手段による検知結
果に基づいてスイング動作中の特定の時点(ポイント)
が検出される。このポイントは、一般には、スイング動
作の分析判断において特徴的な動き、若しくは重要な動
きを示す時点であることが好ましい。例えば、従来例に
もトップ時、インパクト時、フィニッシュ時等が示され
ているが、これらに限定されるものではない。
【0018】この他にも、スイング開始時(アドレス状
態から動きが始まる時点等)、トップからのインパクト
までのダウンスイング動作時における特徴的動作時、イ
ンパクト後のフィニッシュまでのフォロースルー動作時
における特徴的動作時等が考えられる。
【0019】この中で特にインパクト時は、スイングフ
ォームの分析に重要である。即ち、理想的なスイングフ
ォームは、被験者各個人の体格等の個別の条件により異
なるが、スイング動作中の体重移動の面から見ると、イ
ンパクト時とその前後の理想的な体重移動の条件は、体
格等によらずほぼ共通する。これは、トップ時とその前
後における体重移動の条件も同様である。
【0020】このため、トップ時からインパクト時まで
の体重移動の状態が、理想的なスイングフォームを判断
する上で重要であり、この間の体重移動状態の分析が、
被験者のスイング動作の分析において重要になる。
【0021】即ち、ある被験者の重心移動状態(或いは
体重移動状態)が、インパクト時に理想的な重心移動状
態でない場合には、その原因はインパクト時までのスイ
ング動作の中に現れる。この原因を分析するには、イン
パクトまでのスイング動作のにおける重心移動状態の重
要なポイントを特定し、その時点におけるスイングフォ
ームの画像を特定することで、スイングフォームの動作
の解析が的確に行えることとなる。
【0022】例えば、トップ時における被験者体重移動
状態が理想的でない場合には、その画像が特定されるこ
とで、被験者のスイングフォームにおける体の動き、形
(身体の各部の位置)、或いはクラブの動きや位置(向
き等)が認識できる。これにより、被験者のスイングフ
ォームにおける特徴や欠点等が判断できるので、スイン
グ動作の分析が効果的且つ的確に行える。
【0023】このように、被験者のスイング動作の一連
の画像から、特徴的なポイントを判別するに当たり、重
心移動状態からポイントを特定することで、ゴルフスイ
ングの分析が容易かつ的確に行えることとなる。
【0024】なお、重心移動状態からスイング動作のポ
イントを判別する方法は、従来例にも示されているが、
この方法に限定されるものではなく、またスイング動作
のポイントの選定も、使用者のスイングフォーム判断分
析の手法や、被験者のスイングフォームの特徴等に応じ
て、適時選択や変更できることが好ましい。
【0025】体重移動波形からスイング中のポイントを
判別する一例を示す。例えば、トップ時は、バックスイ
ングからダウンスイングへの変換点と考えられているの
で、体重移動波形の軌跡中においてダウンスイング中の
総合荷重に凹みが生ずる部分をダウンスイング動作中と
判別し、この凹みの開始点がトップ時と考えられるの
で、このポイントをトップ時として判別する。
【0026】また、インパクト時を体重移動波形から判
断すると、ダウンスイング後に体重の減少がピークとな
る時点(軌跡の凸部の頂上)であることが理想的であ
り、打球に対して理想的に打撃力が伝わる(所謂体重が
乗る)時点である。しかし、これは体重移動波形のみか
ら力学的計算にのみ基づいて判断したものである。
【0027】実際に理想的なフォームを有する上級者等
は、このピークから若干ずれた後の時点でインパクト時
を迎えており、初心者等はこのピーク時がインパクト時
と大きくずれることが、正確な打球動作を行えない原因
となっている。
【0028】このため、正確に本来のインパクト時を判
別するには体重移動波形以外の方式によるものが好まし
いが、本発明はビデオと連動しているので、実際にボー
ルをヒットする瞬間(本来のインパクト時)はビデオ映
像のみからでも十分に特定(判断)できる。
【0029】これに対し、このような体重移動のピーク
時をポイントとして特定し、この映像をインパクト時と
は別に表示することで、被験者のスイング分析に大いに
役立つものである。即ち、インパクト時の前後に対する
ピーク時のずれ(ピーク時がボールを打つ前か後か)、
並びにそのずれの大きさ等(時間、からだの動き等)を
認識することで、的確なスイング動作の分析が行えるこ
ととなる。
【0030】次に、本発明の信号処理手段では、ビデオ
撮影手段からの経時的な映像信号に対し、検出手段で検
出された時点(ポイント)に対応した映像信号を特定す
る。これは、少なくとも重心移動状態における各ポイン
トに対応した画像信号が特定されるものであれば、その
特定方法は特に限定されるものではない。
【0031】一例を示すと、所定の記憶手段等に、ビデ
オ撮影手段からの映像信号と重心検知手段からの検知信
号とを同時に平行して取り入れることで、経時的なビデ
オ画像信号の夫々に対応した重心位置(状態)の検知信
号が定められる。相互の信号を経時的に平行して取り入
れることで、画像と体重移動との経時的な対応は容易で
あるが、検出手段による特定情報を再度重ね合わせる必
要がある。
【0032】なお、時間的に関連づけて記録するため
に、ビデオ信号の同期信号やクロックパルス等のパルス
信号を利用してタイミングカウンター等の手段により、
相互の信号の時間的関連づけを行うことが好ましい。
【0033】そして、記録手段では、信号処理手段で特
定された結果を映像信号と時間的に関連付けて記録す
る。この記録手段は、経時的な映像信号のうちから各ポ
イントに対応した画像が特定された結果が、特定情報と
して画像と共に保存されるものであれば、その保存方法
等は特に限定されるものではない。
【0034】例えば、上記したカウンタによる特定方法
であれば、各ポイントに対応したカウンタ値として保存
すれば良く、この方式が簡易である。あるいは、画像信
号と重心検知信号とが経時的に平行して記憶されている
場合には、各ポイントに対応した信号が特定できる情報
(例えば、カウンタパルス数、時間値等)を記録するも
のであれば良い。
【0035】さらに、表示手段では、ビデオ映像の再生
時に、記録手段からの読出し結果に基づいて前記時点に
対応した映像を表示する。この表示手段は、各ポイント
に対応した画像が使用者に明示されるものであれば、特
にその方式は限定されるものではない。
【0036】例えば、これらの特定された再生画像に
「トップ」「インパクト」等の文字画像を表示するもの
や、画面自体の色や大きさ等の表示状態を変化させる等
の方式が考えられる。或いは、後述するようにカウンタ
数値で特定表示するもの、ポイントの画像のみを選択的
に表示するもの等も有効である。
【0037】更に、この表示手段はスイング動作の連続
的な動きの画像を連続的に再生する際に、一連の動きの
中でのポイントが特定できるものである事が好ましい。
すなわち、特定のポイントにおける画像のみでは、確か
にスイングの欠点等の分析は可能であるが、その前後の
動作等が認識できる事で、スイング動作の欠点の原因や
悪影響等がより的確に判別できるからである。
【0038】このため、スイング動作の分析のためには
一連のスイング動作中に個別のポイントが正確に識別で
きる表示手段が設けられている。この表示の際には、画
像処理やビデオ操作等により、このポイントの画像のみ
を別に表示したり、ストップモーションで表示したりし
ても良い。
【0039】このように本発明では、各ポイントの画像
を判別するための表示手段を備えているため、スイング
動作の画像再生時に各ポイントに対応した画像が明示さ
れるので、従来例のように体重移動波形から各ポイント
を判別する必要がない。そして、使用者は、各ポイント
に対応した画像が特定されて表示されるので、スイング
動作の分析が容易かつ的確に行える。
【0040】次に、請求項2に記載した発明では、イン
パクト検知手段によりスイング動作中のインパクト時を
検知しているので、重心検知信号(体重移動波形)とは
別にインパクト時が検知される。インパクト検出手段
は、実際にボール位置をクラブヘッドが通過する時点、
若しくはボールが載置場所から離れた時点を検出できる
ものであれば、その方式は特に限定されるものではな
い。
【0041】ここで検出されたインパクト時は、検出手
段における時点(ポイント)の一つとして用いても良い
し、他の時点(ポイント)を特定するための基準として
用いても良い。
【0042】前述したように、体重移動波形から判断す
る理想的なインパクト時(軌跡のピーク時)と、実際の
インパクト時とのずれの状態が被験者のスイング動作の
分析に大いに役立つものとなる。このため、インパクト
検出手段による実際のインパクト時を検知して、体重移
動波形から判別した各ポイントとの比較対比を行うこ
と、並びに実際のインパクト時の重心状態とスイングフ
ォーム(画像)を認識することが寛容となる。
【0043】さらに、初心者等でスイングフォームが理
想的でない場合には、トップ時やダウンスイング時の重
心移動状態が、理想的なものとはかなり異なり、上級者
等のような一定した体重移動波形の軌跡(又は波形)が
得られない場合がある。このような場合には、例えばイ
ンパクト時を基準にして所定の時間前の瞬間をトップ時
と認定するような、疑似認定ポイントを検出結果とすれ
ば良い。
【0044】このため、請求項2に記載した発明では、
インパクト検知手段を備える共に、検出手段に選択手段
を備えている。選択手段は、各ポイントを検出するに当
たり体重移動波形の判別から得られた時点と、インパク
ト検出結果から得られた時点の何れかを選択するもので
ある。
【0045】例えば、インパクト時点を検出する場合に
は、体重移動波形からの判別より、インパクト検知手段
の検知結果から特定されたインパクト時として選択する
ことが、正確性の点で優れている。
【0046】また、例えばトップ時点を検出する場合に
は、体重移動波形からの判別が明確な場合にはこちらを
利用することが、スイング分析の目的に合致するので好
ましい。しかし、体重移動波形からの判別が難しい場合
には、トップ時からの疑似ポイントを選択して利用する
ことが、スイング分析に効果的である。
【0047】体重移動波形からの判別に関しては、本来
の各ポイント毎の判別処理に対し、一定の閾値等を設け
ることで、何れかを選択すべきかを判断する構成とすれ
ば良いが、この方式以外であっても良い。あるいは、双
方からの判別ポイントを表示して、使用者に選択させる
方式としても良い。
【0048】次に、請求項3に記載した発明では、計時
手段を設けることでビデオ撮影手段からの映像信号と重
心検知手段からの検知信号とを、計時情報に基づいて相
互に時間的に関連付けることができる。計時手段は、ビ
デオ撮影手段からの計時的な映像信号に同期して計時を
行えるものであれば良く、例えば、映像信号の同期信号
を計数するものや、別のクロックパルスを用いるもの等
が考えられる。
【0049】このような計時手段としては、例えばビデ
オ画像信号の同期信号を計数してタイミングカウンター
に利用し、重心検知手段からの検知信号に対し各ポイン
トのカウンタ値を特定する方法も考えられる。この場合
には、映像信号に含まれる情報を利用して、比較的簡単
に装置が構築できる利点がある。
【0050】また、同期信号とは別のクロックパルスを
用いてタイミングカウンタに応用し、ビデオ撮影手段か
らの経時的な映像信号と、重心検知手段からの経時的な
検知信号の双方に対し、このカウンタ値により対応する
夫々の経時的信号を特定することも可能である。
【0051】このようなタイミングカウンター並びにカ
ウンタ値は、時間換算によるものでも良いが、カウンタ
による特定方法は、経時的な画像の全ての特定が可能か
つ容易である点で有効である。
【0052】次に、本発明の表示手段の一例として、請
求項4に記載した発明では、カウンタ表示手段を提案し
ている。この発明におけるカウンタ表示手段は、経時的
なスイング動作のそれぞれの画像をカウンタの係数で個
別に識別するものであれば良い。そして、体重移動波形
(或いはインパクト検出)等から特定された各ポイント
に対応したカウンタ値を表示することで、容易に各ポイ
ントに対応した画像が特定(判別)できることとなる。
【0053】このようなカウンタ値は、前述した経時手
段のカウンタ値等を用いれば良く、各ポイントに対応し
たカウンタ値を、連続再生画像の経時的なカウンタ数と
共に明示して再生すれば、使用者は各ポイントの画像が
カウンタ数値のみで認識できるので、各ポイントの画像
が極めて簡単に判別できる。
【0054】カウンタ値の表示方法は、画像中に合わせ
て表示することが、使用者の見やすさの点で好ましい
が、再生画像には連続的なカウンタ値のみを表示し、各
ポイントに対応したカウンタ値は、別に表示してもよ
い。これらは、本発明に係るシステムの使用状態により
適時選択すれば良く、被験者がスイング動作の画像のみ
を見て、別の使用者が各ポイントの分析を行うような場
合には、使用者にのみ表示(例えば、操作部等に表示)
するものとしても良い。
【0055】上記のように、本発明は経時的に連続する
スイング動作の画像中で特定ポイントの画像を特定する
ことでスイング動作の分析を容易かつ的確に行うもので
あるため、連続再生画像とは別に(同一画面中でも良
い)各ポイントの画像を表示させても良い。例えば、表
示手段の一例として選択画像表示手段を設け、連続再生
画像に付随させて各ポイントに対応した画像のみを選択
的に静止画像として表示させても良い。
【0056】
【実施例】以下、実施例を通じ本発明をさらに詳しく説
明する。図1に本発明の一実施例に係るゴルフスイング
分析システムの概略構成をブロック図で示す。装置的な
概略構成は前述した従来例とほぼ同様であるが、本発明
はこれらの構成に限定されるものではない。
【0057】本実施例では、重心検知手段として、被験
者の左右脚に係る荷重を個別に計測し、左右脚ごとの荷
重移動状態並びに全体の体重移動状態を検出する検知手
段を用いている。左床反力計1は、被験者がアドレス状
態(並びにスイング動作中)である場合に、左足が位置
する部位に係る荷重の大きさ等を検知しており、右床反
力計2は右足が位置する部位の荷重を検知している。
【0058】これらの床反力計1、2からの検知信号
は、A/D変換器3を介してデジタル信号(荷重データ
信号)に変換され、中央演算ユニット(CPU)4に入
力される。
【0059】CPU4は、この実施例における重心検知
手段の演算処理を行うが、その演算処理方法は従来装置
のものを応用するものであり、荷重並びに重心移動状態
の演算して体重移動波形(重心図)を作成する(正確に
は、体重移動波形を示す画像を特定する体重移動波形デ
ータ信号に変換する)。
【0060】なお、本発明の重心検知手段はこの方式に
限定されるものではなく、スイング動作中の被験者の荷
重検出手段並びに重心移動状態の演算手段等は、スイン
グ動作中の特徴的な時点を判別できる情報処理が行える
手段であれば、他の方式を応用しても良い。
【0061】さらに、CPU4では、ポイント検出手段
としての演算処理を行い、荷重並びに重心移動状態の演
算処理結果からスイング動作中の特定の時点を検出する
が、これについては後述する。
【0062】本実施例には、CPU4内部に計時手段と
してのクロックパルスを計数するクロックカウンタ手段
が設けられている。CPU4に入力された荷重データ信
号は、クロックパルスのタイミングで時々刻々と演算処
理が行われるが、この時にタイミング周期を計数するカ
ウンタ手段により、経時的なカウンタ値が時々処理され
た夫々の荷重データ処理信号に設定される。
【0063】ここで、本実施例にはインパクト検出手段
としてインパクト検出センサ10が設けられているの
で、スイング動作中のインパクト時は、ここからの検出
信号で特定されるが、このインパクト時点にもカウンタ
値が設定されて特定される。
【0064】本実施例では、インパクト検出センサ10
として光学センサを用い、ボールの位置をクラブが通過
した時点(ボールが打ち出されて無くなった時点)を検
出して入出力装置(インターフェース)11を介して検
出信号をCPU4に入力している。なお、インパクト検
出手段は、この方式に限定されるものではなく、例え
ば、ボール載置位置からボールが動いた時点(打球
時)、もしくはボール載置位値をクラブが通過した時点
を検出できるものであれば、他の方式を採用しても良
い。
【0065】一方、この実施例では、ビデオ撮影手段と
して一般的なTVカメラ6が使用されており、被験者の
スイング動作が撮影されて経時的な画像信号に変換さ
れ、ビデオ信号として画像合成手段としてのスーパーイ
ンポーズ7に送られる。
【0066】スーパーインポーズ7では、CPU4のク
ロックカウンタ手段からのカウンタ値が経時的に取り込
まれており、画像信号も経時的なカウンタ値により特定
されている。なお、本実施例ではカウンタ値を数値画像
情報としてスーパーインポーズ7に入力し、スイング画
像にカウンタ値が数値画像として合成される方式を採用
している。
【0067】さらに、これらに平行してCPU4で処理
された体重移動波形の画像データ信号や、所定のポイン
トの特定情報を示す特定データ信号が、RGB信号に変
換されてスーパーインポーズ7に送られ、画像信号との
合成処理が行われる。
【0068】ここで、本実施例における重心検知手段と
ポイント検出手段、並びに信号処理手段における経時的
な信号処理の状態を図2を用いて説明する。先ず、使用
者の所定の合図(操作)もしくは被験者の入力(操作)
等に従って、装置の記録開始情報が入力される(20
1)。装置が所定のスタンバイ状態で異常なく起動して
いれば、夫々の検知手段等からの情報の取り込みが開始
される(203)。
【0069】先ず、カウンタ手段のカウンタ値(N)が
リセットされて初期設定状態(N=1)となり(20
5)、TVカメラからの画像信号の読取であるVTR録
画が開始され(207)、同時に重心検知手段からの荷
重データ信号の取り込みが開始される(209)。
【0070】CPUでは、荷重データ信号が演算処理さ
れて体重移動波形を構成する体重移動状態の波形表示デ
ータ信号に変換される(211)。このとき、カウンタ
値の表示数値がデータ信号に変換され、波形表示データ
信号と共にスーパーインポーズ7にRGB信号として送
られる。
【0071】これで、カウンタ数値の1ステップ分が終
了し、カウンタ値が1つ増加(N=N+1)して再設定
される(215)。なお、実際にはクロックカウンタの
いパルス相当時間をこれらの演算処理時間に合わせてい
るので、実態のカウンタ値1相当分(パルス間隔)は、
1/100秒に設定してある。
【0072】これを繰り返してスイング動作の終了時ま
での情報の取り込みを行い(217)、スーパーインポ
ーズ7に経時的なカウンタ数値の画像情報と、体重移動
波形の軌跡情報とが送られて記録される。
【0073】さらに、計測が終了後、重心移動状態の総
合結果からスイング動作における特徴点となるポイント
を判別し、対応するカウンタ値を算出する(219)。
これらの各ポイント(時点)のカウンタ値を、表示画像
情報に変換してスーパーインポーズ7に送り、VTRに
録画して記憶させる(223)。被験者の一度のスイン
グ動作に対する個々の情報等の取り込み並びに信号処理
は、以上で一旦終了する。
【0074】次に、本実施例におけるスイング動作中の
ポイントの選定並びにその判別方法について説明する。
先ず、本発明ではスイング動作中の重心移動状態の特徴
的なポイントとして以下の時点を選択したが、これらに
限定されるものではない。
【0075】(1) トップ(T点) トップは、スイング動作におけるテイクバック(又はバ
ックスイング)から、ダウンスイングへの切り返し時点
とする。スイング動作で見ると、身体のひねり(もしく
は、ねん転)が逆方向に戻される切換の時点であり、ク
ラブを下方(ボール方向)へ急速に加速させる動作を開
始する時点であり、この急速な加速により荷重は急速に
減少する。
【0076】このため、身体全体の荷重の軌跡(波形)
から、荷重の急速な減少の開始点(図(3) 中のa点)を
トップ時と判別して認識すれば良い(図3参照)。具体
的には、インパクトのT1 秒前からT2 秒前までの区間
をトップ識別期間として、この間に荷重減少量△Wが所
定の閾値を越えた場合、その時点をトップと判別するも
のとしている。ここでは、T1 =0.4秒、T2 =0.
2秒、△W=45Kgf/sec としているが、所定のサンプ
リングデータから決定した値であり、これらに限定され
るものではない。
【0077】また、一部の被験者、特に初心者等はこの
荷重減少割合が上記の閾値に満たない場合がある。これ
は、スイング中の体重移動や身体の動かし形等に難点が
あるからと思われるが、このような場合にもスイングの
トップ動作は存在する。従って、△W以下の減少割合で
ある場合には、インパクトの0.35秒前(T3 )をト
ップ時として判別するようにしている。
【0078】このトップ時(T3 )は、体重移動波形か
らの判別とは異なる疑似認定ポイントであるが、複数の
上級者サンプリングデータからの平均値であり、スイン
グ分析には極めて有効と思われる。なぜなら、初心者等
は上級者等のスイング動作を模倣することで上達するの
が一般的であるから、上級者の多くがトップ時を迎える
時点、即ち疑似認定トップ時(T3 時点)における重心
状態と、その時点におけるスイング動作の画像を特定す
ることで、被験者たる初心者のスイング動作の分析が有
効かつ的確に行えるためである。
【0079】(2) インパクト(I点) インパクト時点は、クラブヘッドによりボールが打ち出
された瞬間である。本実施例では、インパクト検出セン
サからの検出信号の入力時をインパクト時として判別
し、カウンタ値として表示される。インパクト時は再生
画像のみからも容易に変別できるが、前述した疑似認定
トップ時の基準や、後述する特徴的ポイントとの相対評
価を数値的に解析するのみ有効である。
【0080】(3) M点 スイング動作中のトップからフィニッシュまでの間で荷
重が最大となる時点であり(図5参照)、一般にはダウ
ンスイングの経過点(ダウンスイング動作中に現れる)
である。スイング動作中において最も力が掛かっている
時点と推察されるが、この時点においてボールを打つこ
とが、最も効果的に(遠くに)ボールが飛ぶ時点と考え
られる。
【0081】実際には、多くの上級者のサンプリングデ
ータによると、インパクト時はM点よりやや遅れて検出
されている。スイング動作から見ると、M点においては
ダウンスイング動作中で、グリップ(手)の位置は腰の
高さ付近にあり、身体の左右の動きにおいては右足から
左足に体重が移動した状態である。言い換えると、トッ
プ時から左足のヒールダウン(スイングの切り返し)を
行った後、左足に体重が移動して、左足の膝が外側(飛
球方向)に移動した状態であり、下半身がボール(の飛
球線を含む面)に正対した状態である。
【0082】そして、この後に迎えるインパクトまでの
時間差は、いわゆる「スイングのタメ」と呼ばれるもの
と同質のものと考えられる。この時間差が適正な値であ
れば体重移動を使った効率の良いスイングと判断でき
る。このため、インパクト時とは別にこのM点を特定す
ることで、効果的なスイング動作の分析が行える。例え
ば、M点がインパクト時より後に現れるものは、体重移
動等が遅れていることが分析され、M点がインパクト時
よりもかなり早く現れる場合には、体重移動等が早過ぎ
ることが分析される。
【0083】そして、この状態を画像と共に表示するこ
とで、これらの欠点がスイング動作(画像)のどこに現
れ、或いはどのような動きに由来するものか、あるいは
その後のどのようなスイングの動作に悪影響があるか等
が判断できることとなるので、スイング動作の分析にM
点の画像表示は有効である。
【0084】(4) L点 スイング動作中のトップからインパクトまでに、荷重が
零となる時点であり、身体の右側に寄せられた左足の膝
が略正面を向き、かつ左足踵のヒールダウンの途中であ
って、下半身はしゃがみこむ格好になっている。いわゆ
る「切り返し」のポイントに近いと言える。
【0085】ダウンスイング開始により下方への重心移
動速度の増加(言い換えると、下方向の加速度の増加)
により荷重の減少が発生する。ここで、スイング動作は
身体の後方上部へ上げたクラブを、下方に引き下げると
共に、徐々に前方へ移動させる動作が行われる。このた
め、身体並びにクラブの加速は、下方から水平方向に移
り、下方への速度の減少(言い換えると、上方向への加
速度の増加)により、荷重が増加し始めて、インパクト
付近で荷重が最大(M点)となる。
【0086】この間(トップからM点までの間)に加速
度が零になる時点、言い換えると荷重値が体重値と等し
くなった時点が存在するので、ここをL点と選択して判
別する。いわゆる「切り返し」のポイントに近いので、
スイング動作の解析に重要な判断ポイントとなる。
【0087】このように本実施例では、体重移動状態の
検出結果から、上記の3点と、インパクト時とを合わせ
て、4つのポイントを判別している。これらの各点は、
カウンタ値により特定され、画像情報として記録され
る。
【0088】次に、本実施例における再生画像等につい
て、図面を用いて説明する。図6及び図7は、本実施例
の装置における画像表示手段(モニタTV8)の表示画
像を模式的に示したものであり、図6は記録時の画像、
図7は計測終了後(並びに、再生時)の画像を示してい
る。
【0089】図6に示すように、記録時にはスイング動
作中の画像にカウンタ数値が合わせて表示され、同時に
体重移動状態のグラフの図形(基本線とその時点までの
分析結果の軌跡)が重ねて表示される。これらの表示画
像は、VTR9に画像情報として記憶される。なお、グ
ラフの図形は、再生時にのみ表示される方式や、使用者
の好みにより選択的(表示の有無、位置等)に表示され
る方式を採用しても良い。
【0090】そして、再生時には、図7に示すようなス
イング動作の連続再生画像がVTR9から再生されて、
モニタTV8に表示される。この際には、スイング動作
中の画像に、体重移動状態図とその波形が重ねて表示さ
れるが、さらに、画像の経時的なカウンタ数値とは別
に、上記の特徴点におけるポイントの種別(本実施例で
は、T、L、M、Iの4種)と、それらに対応するカウ
ンタ値が継続的に表示される。
【0091】ここでは、ある被験者のサンプリングデー
タを示しているが、この被験者は上級者であり、体重移
動状態もはっきりと現れているので、I点以外は体重移
動状態から判別したカウンタ数値が表示されている。
【0092】なお、体重移動状態の検知結果(重心移動
状態図、荷重変化状態図等)と、各ポイントの判別結果
(カウンタ値、疑似認定の有無等)は、プリンタ5によ
り紙等へのハードコピーとして出力される。
【0093】そして、スイング分析を行う場合には、再
生時に各ポイントに対応した画像をカウンタ値で特定し
て表示することで、的確なスイング動作の分析が行え
る。通常は、スイングの開始時から連続的に再生し、カ
ウンタ値が各ポイントに対応した時点で静止させてスイ
ング動作の分析を行うこととなる。
【0094】この実施例では、連続表示を前提としてい
るため、各ポイントに対応した画像の前後をスロー再生
して、各ポイントにおけるスイング動作のより緻密な分
析が行えるようになっている。これとは別に、画像処理
技術等を応用して、各ポイントに対応した静止画像を画
面を一部分割して夫々別に表示する等の方式を採用して
も良い。
【0095】何れの場合であっても、使用者が体重移動
状態図を分析しなくても、各ポイントに正確に対応した
画像が表示されるので、従来装置のように使用者により
各ポイントに対応した画像が異なるような自体は生じな
い。さらに、これらの各ポイントが連続する動きの再生
画像から明確に認識できるので、被験者のスイング分析
が容易且つ的確に行える利点がある。
【0096】なお、上記の実施例では、周知の画像合成
手段(スーパーインポーズ)を利用して、ビデオ映像に
信号処理した処理が像を重ねて記録する方式を採用して
いるが、本発明はこのような方式に限定されるものでは
ない。
【0097】例えば、VTR記録の前、或いは別に設け
たメモリ手段に一旦全ての信号情報を取り込んで、所定
の信号処理の後にVTR記録を行う方式や、メモリ手段
から必要な画像(各ポイントに対応した画像)のみを記
録する方式等でも良い。あるいは、画像情報と信号処理
情報とを別々に記憶する記憶手段を設け、再生時にのみ
関連づけて表示する方式としても良い。
【0098】また、これらは再生方式にも関連するた
め、再生方式に合わせて記録方式を適時選択すれば良
い。何れの場合でも、体重移動状態から判別したスイン
グ動作中の特徴的時点(ポイント)の画像が特定される
と共に、再生時にポイントに対応した画像が明確に表示
されるものであれば、本発明を実施できる。
【0099】一方、本実施例ではカウンタ数値をそのま
ま表示しているが、時間値に換算して表示する方式等、
その特定や表示方法も適時変更させても良く、あるい
は、これらの数値表示自体は使用者のみに表示し、被験
者にはスイング画像のみを表示する方式等にも応用でき
ることは言うまでもない。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
重移動状態図等を見なくても、各ポイントに正確に対応
した画像が表示されるので、使用者によらず、各ポイン
トに対応した画像容易に判別できる。そして、各ポイン
トがスイング動作の連続した動きの再生画像から容易且
つ正確に認識できるので、ここで表示された画像から被
験者のスイング分析が容易且つ的確に行える利点があ
る。さらに、各ポイントに対応した画像を特定する事で
その前後のスイング動作の動きの分析も行えるので、被
験者のスイング動作の欠点のみならずその原因や結果等
が的確に判断できる利点もある。
【0101】請求項2に記載した発明では、インパクト
検出手段により実際のインパクト時が検出されるので、
実際のインパクト時と体重移動状態から判別した特徴的
ポイントとの画像における比較が明確に行える。
【0102】さらに、体重移動状態からでは判別不可能
な状態が生ずる恐れのある初心者等にも、的確なスイン
グ分析ポイントの画像が表示されるので、これらの被験
者にも有効な分析が行える利点がある。
【0103】請求項3に記載した発明によれば、計時手
段により画像信号と検知信号(情報)との時間的な関連
付けが容易かつ的確に行えるものとなり、その後の信号
処理や表示における識別や選択処理が簡単になる。
【0104】請求項4に記載した発明によれば、スイン
グ動作の特徴的ポイントの画像がカウンタ数値により特
定されるので、該当する画像の選択が容易であり表示に
おいても簡単に認識できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスイング分析システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るスイング分析システム
の動作の状態を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の一実施例において、荷重変化状態から
トップ時を認定する方法を示す説明図であり、横軸は時
間、縦軸は荷重(横軸は被験者の体重値からの差が零、
上方プラス、下方マイナス)を示す。
【図4】本発明の一実施例において、荷重変化状態から
トップ時を疑似認定する方法を示す説明図であり、横軸
は時間、縦軸は荷重(横軸は被験者の体重値からの差が
零、上方プラス、下方マイナス)を示す。なお、縦軸の
一目盛りは、荷重値10kgに相当する。
【図5】本発明の一実施例において、荷重変化状態から
の特徴的な時点(L点、M点)を認定する方法を示す説
明図であり、横軸は時間、縦軸は荷重(横軸は被験者の
体重値からの差が零、上方プラス、下方マイナス)を示
す。
【図6】本実施例の一実施例にかかるスイング分析シス
テムにおけるモニタTV8の表示画像を模式的に示した
ものであり、記録時(インパクト時)の画像を示してい
る。
【図7】本実施例の一実施例にかかるスイング分析シス
テムにおけるモニタTV8の表示画像を模式的に示した
ものであり、計測終了後(並びに、再生時におけるフィ
ニッシュ時)の画像を示している。この図面における各
特徴点のカウンタ値の表示方法は、スイング動作画面の
連続再生時における表示方法と同様である。
【符号の説明】
1…左床反力計、 2…右床反力計、 3…A/D変換器、 4…CPU、 5…プリンタ、 6…TVカメラ、 7…スーパーインポーズ、 8…モニタTV、 9…VTR

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者のゴルフスイングを撮影するビデ
    オ撮影手段と、 被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を検知する重
    心検知手段と、 前記重心検知手段による検知結果からスイング動作中の
    特定の時点を検出する検出手段と、 前記ビデオ撮影手段からの経時的な映像信号に対し、前
    記検出手段で検出された時点に対応した映像信号を特定
    する信号処理手段と、 前記信号処理手段で特定された結果を映像信号と時間的
    に関連付けて記録する記録手段と、 被験者のゴルフスイングの経時的なビデオ映像を連続再
    生する際に、前記記録手段からの読出し結果に基づいて
    前記時点に対応した映像を特定して表示する表示手段
    と、 を備えたことを特徴とするゴルフスイング分析システ
    ム。
  2. 【請求項2】 被験者のゴルフスイング動作中のインパ
    クト時を検知するインパクト検知手段を更に備え、 前記検出手段が、前記インパクト検知手段による検知結
    果から検出された前記時点と、前記重心検知手段による
    検知結果から検出された前記時点と、のいずれかを選択
    してスイング動作中の特定の時点を検出する選択手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載したゴルフスイ
    ング分析システム。
  3. 【請求項3】 ビデオ撮影手段からの映像信号に同期し
    て計時を行う計時手段を更に備えたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載したゴルフスイング分析システム。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が、映像信号の経時的進行
    状態を前記計時手段によるカウンタ数値により再生画像
    に表示すると共に、前記時点に対応したカウンタ数値を
    表示するカウンタ表示手段を含むことを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載したゴルフスイング分析システ
    ム。
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