JP2712055B2 - ゴルフスイング判断システム - Google Patents

ゴルフスイング判断システム

Info

Publication number
JP2712055B2
JP2712055B2 JP2299066A JP29906690A JP2712055B2 JP 2712055 B2 JP2712055 B2 JP 2712055B2 JP 2299066 A JP2299066 A JP 2299066A JP 29906690 A JP29906690 A JP 29906690A JP 2712055 B2 JP2712055 B2 JP 2712055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
golf swing
center
gravity
outputting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2299066A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04174683A (ja
Inventor
芳宏 杉野
良司 村椿
幸明 永田
修 朴谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sugino Machine Ltd
Original Assignee
Sugino Machine Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sugino Machine Ltd filed Critical Sugino Machine Ltd
Priority to JP2299066A priority Critical patent/JP2712055B2/ja
Publication of JPH04174683A publication Critical patent/JPH04174683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2712055B2 publication Critical patent/JP2712055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビデオ撮影手段によるゴルフスイングの
撮影画像をモニター表示装置および/またはビデオ記録
装置に映像信号として出力するゴルフスイング判断シス
テムに関するものであり、特に被験者のゴルフスイング
時における重心移動状態を表示してスイングの欠点等の
判断に利用できるようにしたゴルフスイング判断システ
ムに関するものである。
[従来の技術] 従来知られているゴルフスイング判断装置の多くは、
テレビジョンカメラと受像器およびビデオデッキを用い
た映像手段のみから被験者のゴルフスイングを判断する
ものであった。
しかし、近年の家庭用ビデオカメラの普及に伴い、映
像のみによるものは手軽に行われるものとなり、反面、
より高度なスイング判断システムが要求されている。
このため、ゴルフスイング時の被験者の体重移動の状
態を検出するために、ゴルフスイング時の左右脚に係る
荷重およびその変化を測定するシステムが知られている
が、従来の装置では、左右脚毎に個別に配した体重計等
によって個々に加わる荷重を測定するものであるため、
アドレス時の荷重分配並びにゴルフスイング時の左右方
向(飛球方向)への体重移動状態を測定できるに過ぎな
かった。しかしながら、ゴルフスイングは被験者の体の
捻転運動からなるものであるから、左右方向のみでなく
前後方向の体重移動の状態等も観察する必要があり、こ
れに加えてより細かい体重移動の状態等を検出する装置
の開発が望まれている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、これらの体重移動のタイミングや各脚の加
重点(例えば足の裏のどの部分に力が加わっているか
等)の計測、およびその移動状態等をより細かく計測
し、かつ視覚的に把握できれば、感覚的なゴルフスイン
グをより客観的に認識することが可能となり、被験者の
ゴルフスイングを分析する上で重要な判断のポイントと
なる。
特に映像手段を用いて自己のゴルフスイングの動作状
態とともに、体重移動状態等が認識できれば、被験者に
とってゴルフスイングの欠点等の判断がきわめて容易に
行える。
さらに、被験者自身の感覚的なゴルフスイング動作を
数値化して分析できるようにすれば、より客観的にゴル
フスイングの判断が可能となる。
そこで本発明は、従来の装置では不可能であったゴル
フスイング時の体重移動状態等をより細かく且つ正確に
検出し、被験者が視覚的にこれらを容易に認識可能な装
置を提供すると共に、感覚的なゴルフスイング判断に対
して数値等による解析を可能とする分析情報を得ること
のできるゴルフスイング判断システムを提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本願請求項(1)に記載の発明では、ビデオ撮影手段
によるゴルフスイングの撮影画像をモニター表示装置お
よび/またはビデオ記録装置に映像信号として出力する
ゴルフスイング判断システムにおいて、被験者のゴルフ
スイング中の体重移動状態を左右両脚および全体総合荷
重に関する経時的な重心位置並びに荷重の変化として検
出する検出手段と、前記ビデオ撮影手段からのビデオ信
号と前記検出手段からの出力信号とに基づいて前記撮影
画像と前記重心位置の移動軌跡との合成画像信号を出力
する画像合成手段とを備え、前記検出手段が、検出結果
を記憶する手段と、複数回のゴルフスイングの検出結果
の個々の重心移動軌跡を重ねて出力する手段を含んでい
ることを特徴とするゴルフスイング判断システムを提供
するものである。
本願請求項(2)に記載の発明では、ビデオ撮影手段
によるゴルフスイングの撮影画像をモニター表示装置お
よび/またはビデオ記録装置に映像信号として出力する
ゴルフスイング判断システムにおいて、被験者のゴルフ
スイング中の体重移動状態を左右両脚および全体総合荷
重に関する経時的な重心位置並びに荷重の変化として検
出する検出手段と、前記ビデオ撮影手段からのビデオ信
号と前記検出手段からの出力信号とに基づいて前記撮影
画像と前記重心位置の移動軌跡との合成画像信号を出力
する画像合成手段とを備え、前記検出手段が、複数回の
ゴルフスイングの検出結果の平均に相当する出力信号を
出力する手段を含んでいることを特徴とするゴルフスイ
ング判断システムを提供する。
本願請求項(3)に記載の発明では、請求項1又は2
に記載のゴルフスイング判断システムにおいて、前記検
出手段が、前記出力信号を記憶する手段と、前記記憶手
段に記憶された過去の出力信号と現在の検出結果に基づ
く現在の出力信号との偏差を検出して出力する偏差検出
手段と、前記偏差検出手段で検出された偏差が予め定め
られた閾値を越える部分について前記出力信号中に固有
の表示情報を含ませる手段とを含ませる手段と、を含む
ことを特徴とするものである。
本願請求項(4)に記載の発明では、ビデオ撮影手段
によるゴルフスイングの撮影画像をモニター表示装置お
よび/またはビデオ記録装置に映像信号として出力する
ゴルフスイング判断システムにおいて、被験者のゴルフ
スイング中の体重移動状態を左右両脚および全体総合荷
重に関する経時的な重心位置並びに荷重の変化として検
出する検出手段と、前記ビデオ撮影手段からのビデオ信
号と前記検出手段からの出力信号とに基づいて前記撮影
画像と前記重心位置の移動軌跡との合成画像信号を出力
する画像合成手段とを備え、経時的に変化する被験者の
ゴルフスイング映像と、それに連動した重心移動等の変
化の状態を示す軌跡の画像とを合成画像表示することに
より、スイング動作中の重心変化状態を判断するもので
あることを特徴とするゴルフスイング判断システムを提
供する。
本願請求項(5)に記載の発明では、請求項4に記載
のゴルフスイング判断システムにおいて、前記検出手段
が、前記検出結果に基づいて直交座標系で前記重心位置
の経時的な移動軌跡を表わす重心図のための出力信号を
生成出力する手段を含み、経時的に変化する被験者のゴ
ルフスイング映像と、それに連動した重心移動の変化の
状態を示す軌跡を直交座標系で表わされた重心図で表示
する画像とを合成画像表示することにより、スイング動
作中の重心変化状態を判断するものであることを特徴と
するものである。
本願請求項(6)に記載の発明では、請求項4に記載
のゴルフスイング判断システムにおいて、前記検出手段
が、前記検出結果に基づいて時間軸を持つグラフ上に被
験者の左右脚の荷重差の経時的な変化状態を表す線図の
ための出力信号を生成出力する手段を含み、経時的に変
化する被験者のゴルフスイング映像と、それに連動した
左右脚の荷重差の変化の状態を示す軌跡を時間軸で表わ
された波形線図で表示する画像とを合成画像表示するこ
とにより、スイング動作中の重心変化状態を判断するも
のであることを特徴とするものである。
[作用] 本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、被
験者のゴルフスイング中の体重移動状態を左右両脚毎若
しくは全体総合荷重に関する経時的な重心位置並びに荷
重の変化として検出する検出手段と、前記ビデオ撮影手
段からのビデオ信号と前記検出手段からの出力信号とに
基づいて前記撮影画像と前記重心位置の移動軌跡との合
成画像信号を出力する画像合成手段とを備えているた
め、ビデオ撮影手段によって撮影中の被験者のスイング
動作による体重移動状態は、前記検出手段によって左右
両脚毎若しくは全体総合荷重に関する経時的な重心位置
並びに荷重の変化として検出され、その検出結果から前
記重心位置の経時的な移動軌跡と荷重変化とが入手でき
るようになっている。特に前記重心位置の経時的な移動
軌跡は、前記画像合成手段による例えばスーパーインポ
ーズ処理によって前記ビデオ撮影手段からのビデオ信号
と合成され、前記モニタ表示装置の画面中で被験者のス
イング動作の映像に重心位置の移動軌跡が嵌め込こまれ
た形式で表示される。勿論、検出された荷重値等を、ト
ップあるいはインパクトなどの特定時点に対応させてモ
ニタ画面中に数値表示させるようにすることも通常のビ
デオ技術で容易に実現できる。このようなスイング動作
の撮影画像とそれに連動した重心移動軌跡の合成画像表
示は、モニタ画面の確認によるスイング良否の判断に有
効な分析情報を与える。
本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、前
記検出手段に、前記検出結果に基づいて直交座標系で前
記重心位置の経時的な移動軌跡を表わす重心図のための
出力信号を生成出力する手段を含んでいるため、この出
力信号から画像表示を行うことにより、スイング動作中
の重心移動が水平面上の前後左右方向の経時的な軌跡と
して一目瞭然に把握できるようになる。
本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、前
記検出手段からの出力信号によって前記重心位置の移動
軌跡図を印刷するプリンタ装置を更に備えており、モニ
タ画面による画像表示のほかに、スイング良否の判断資
料として重心移動軌跡図のハードコピーがプリンタ装置
から出力される。
本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、前
記検出手段に、検出結果を記憶する手段と、複数回のゴ
ルフスイングの検出結果の個々の重心移動軌跡を重ねて
出力する手段とを含んでおり、記憶手段に記憶された過
去の検出結果と現在の検出結果とからなる複数回分の検
出結果について、個々の重心移動軌跡が同じ位置座標系
で重ねて出力され、モニタ画面上に表示される。これ
は、被験者のスイング毎の重心移動状態等の検出・比較
に有用であり、また、他人(特に上級者等)のスイング
データと比較することで被験者のスイングの状態等を視
覚的に把握してスイング判断を行う場合にも有用であ
る。
本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、前
記検出手段に、複数回のゴルフスイングの検出結果の平
均に相当する出力信号を出力する手段を含んでおり、例
えば自分自身の平常スイングの平均データを作り、これ
を基準データとしてスランプ時の比較判定に利用するこ
とが可能である。
本願発明に係るゴルフスイング判断システムでは、前
記検出手段に、前記出力信号を記憶する手段と、この記
憶手段に記憶された過去の出力信号と現在の検出結果に
基づく現在の出力信号との偏差を検出して出力する偏差
検出手段と、前記偏差検出手段で検出された偏差が予め
定められた閾値を超える部分について前記出力信号内に
固有の表示情報を含ませる手段を更に備えており、重心
位置の移動軌跡に大きな位置ずれを生じたり、或いは荷
重値の偏差が大きく異なる場合に、それを視認しやすく
するために特定部分だけブリンク表示または異なる色な
いし線画形態を与える前記表示情報を与えることによっ
て、特に平常時のスイングや上級者スイングとの違いを
分析する場合に有用な情報を与えるものである。
この発明の好適な実施例を図面と共に説明すれば以下
の通りである。
[実施例] 第1図に、本発明の一実施例に係るゴルフスイング判
断システムの主要構成をブロック図形式で示す。この実
施例では、被験者のアドレス姿勢における右脚と左脚の
位置に各々床反力計1,2が設けられており、この計測値
はA/D変換器3を介してデジタル信号形態で中央演算ユ
ニット(CPU)4に入力される。CPU4ではこれらの計測
データから、各脚に係る荷重および重心位置、並びに総
合荷重と全体の重心位置等を所定のクロックパルスのタ
イミングで時々刻々と算出する。CPU4からのデータ出力
は、プリンタ5によって印刷出力されると共に、画像合
成装置(スーパーインポーズ)7へRGB映像信号として
与えられる。
床反力計1,2は、右脚と左脚の各々に加わる荷重並び
に各脚について前後方向および左右方向への荷重点の変
化が測定できるものであれば、特にその構成は限定され
ない。一例を示せば、各々の荷重点(各脚を載せる位
置)を中心として略放射状に離れた3個所以上に配置さ
れたロードセルにより個別に計測した荷重を、それらの
相対位置関係等から判断して合成演算することにより、
各脚毎の荷重並びに荷重点の位置、および被験者の重心
位置等が時系列的に算出できる。
被験者は、床反力計1,2上に左右の脚を載せた状態で
アドレス姿勢に入り、手動または自動でシステムから与
えられるスイング開始信号表示に従ってゴルフスイング
を行うことにより、ゴルフスイング中の各脚毎の荷重並
びに荷重点の位置、および被験者の重心位置等のデータ
が時系列的にCPU4で検出される。
CPU4は、検出したデータを記憶する記憶装置を内部に
有し、またこれら検出データに基いてアドレス位置の水
平面に対応する直交座標系における重心移動軌跡を演算
して重心図データとして内部記憶装置に格納する。この
記憶装置は、複数回のスイングについて検出された個々
のデータおよび演算結果の重心図データを格納する。
尚、ここで演算されて得られる重心の移動軌跡を示す
重心図については後述する。
一方、被験者が床反力計1,2上に正しく両足を載せた
状態でゴルフスイングを行うと、その動作はTVカメラ6
で撮影され、そのビデオ信号と先の重心図データ出力
(RGB信号)とが画像合成装置(スーパーインポーズ)
7で合成され、モニタ表示装置(モニタTV)8の画面に
画像表示されると同時にビデオ記録装置(VTR)9によ
り記録媒体に記録される構成となっている。
ところで、本実施例ではインパクト検出センサ10が設
けられており、ここで検出されたインパクト時点を示す
データは、入出力装置(インターフェース)11を経て前
記CPU4に入力されてスイングデータに組込まれる構成と
なっている。インパクト検出センサ10は、画像データだ
けでもインパクト時が確認できるため画像と共にモニタ
TV8に検出表示されるだけの場合については無くてもよ
いが、重心図等をプリンタ5を通じて出力する場合等に
はスイング状態の経時的変化を正確に知る上で有用であ
る。インパクト検出センサ10は、例えば光学センサ等を
利用して現実にボールが飛ばされた時点(インパクト
時)を検出するもの等が考えられるがこれに限定される
ものではない。
次に、CPU4で演算されて得られる重心図データの説明
を行う。
第2図に重心図とそのための演算結果データの一例を
示す。この図に示すように、本実施例では左右両脚毎に
前後方向および左右方向への荷重中心の変位を演算し、
更にはこれらを統合して体全体の重心の変位を演算して
いる。第2図には、3回分のスイングについて、右側に
実際の被験者の体の位置に合わせた平面図的な重心位置
の移動軌跡(重心図)が示され、左側には、左右の脚の
夫々の荷重中心(加圧中心)の変位とその総合値に相当
する体全体の荷重中心の変位の様子が経時的なグラフと
して示されている。また第3図は実際に表示するのに適
した重心図データの例であり、ここでは、第3図右側に
示すような平面図的な重心図と、同じく左側に示すよう
な各脚荷重と総合荷重の経時変化および左右脚の荷重偏
差の経時変化としてグラフ表示されている。この場合も
3回分のスイングについての結果が重ねて表示されてい
る。
ここで、重心図からは、スイング動作中に何れの部分
に荷重がかかっているか等が明確に認識され、荷重変化
図からはスイング動作中の荷重状態が数値的にも具体的
に認識できる。尚、重心図には、先に検出したインパク
ト時とトップ時、及びフィニッシュ時が表示される。ト
ップ時は、一般にスイング動作におけるバックスイング
(右効きの場合は体の右方向への捻転運動により行う)
から、ダウンスイング(同じく体の左方向への捻転運動
により行う)への変換点(切返し点)であると考えられ
ている。このため、本実施例ではダウンスイング時に総
合荷重に{へこみ}(第3図参照)が生ずるが、この
{へこみ}の開始点がスイングのトップを示すものと考
え、CPU4でインパクト以前の総合荷重{へこみ}開始点
をスイングの切返し点たるトップ時点と認識して表示し
ている。またインパクト点は前記センサ10からの信号に
よって与えられる。さらに、フィニッシュ時は各個人差
があるため明確には判定が困難であることからインパク
ト時の0.3秒後をフィニッシュ時と仮定して表示してい
る。
また、本実施例ではクラブヘッドがインパクト点直前
に配置された二点のセンサ間を通過する時間と該センサ
間距離とからヘッドスピード値をCPU4で求めており、ス
イング動作毎のヘッドスピードもスイングデータの一部
として記録され、表示されている。
本実施例におけるCPU4は、複数回分のスイングデータ
を内部記憶装置に記憶できる構成となっており、更には
任意に選択したスイングデータを同じ重心図上に合成し
て表示できる構成となっている。第2図と第3図の各右
側に示す重心図は各図の左側に示す荷重変化図に明らか
なように3回分のスイングデータを合成した重心位置移
動軌跡である。
また、この荷重変化図からは、3回の個々のスイング
における両脚および総合の加圧中心のずれの様子が数値
として把握でき、被験者のスイング判断の重要な要素と
なる。
即ち、各回のスイングデータ間の偏差、すなわちバラ
ツキは、被験者が初級者であれば大きくなるが、荷重変
化図からこの偏差が生じやすい部分等が正確に把握でき
るので、被験者のスイング動作の欠点が容易に認識でき
ることとなる。
これらは、中上級者等であっても通常のスイングデー
タ(いわゆるナイスショットの場合)とミスショットが
生じた場合のスイングデータとを比較することで、ミス
ショットの原因究明や被験者の起しやすいミス(いわゆ
るクセ等)が容易に判断できるものとなる。
一方、上級者やプロ選手等のスイングデータを記憶さ
せておくことで、被験者のスイングデータと合成して表
示すれば、被験者のスイング動作における欠点等が明確
に判断できる。
尚、何れかのスイングデータを基本データとして選択
し、個別のスイングデータと合成した場合に、これらの
偏差が所定の閾値を超えたときに荷重変化図上における
当該部分を他と異なる態様、例えば別の色で表示したり
ブリンク表示させたりする機能もCPU4内に備えている。
これはCPU4内のデータ比較回路と通常のカラージェネレ
ータおよび画像制御回路で構成される。尚、この場合、
前記偏差は、各被験者個人のレベルに合わせ、その許容
範囲を決定して適宜閾値を選択できるようにしておくの
が望ましい。これは、上級者やプロ選手等が要求するス
イング動作の誤差と一般の初中級者が要求する誤差のレ
ベルとが異なるためである。
以上説明したように、本実施例によれば被験者のスイ
ング毎の重心位置の移動状態や左右両脚の荷重変化等を
視覚的に認識でき、個々のスイング動作毎にスイングデ
ータを記録して他のスイングデータとの比較を行うこと
により、被験者のスイング動作を従来よりも詳細に判断
することが可能となる。
また、先に表示した重心図等の平均波形等を記憶さ
せ、これと明らかに異なる波形等が検出された場合に、
これらの原因や対策等をコメント表示すること等も容易
に可能である。この場合、例えば検出結果の不良点に対
する統計的データ等を作成し、もっとも近い統計的デー
タに従う原因や対策等をROMから選択的に呼出してメッ
セージ表示し、若しくはプリントアウトする方法が考え
られる。
[発明の効果] 以上説明したように、本願発明によれば、被験者のス
イング中における重心移動状態をスイング動作の撮影画
像と共にリアルタイムで視覚的に認識できる。このた
め、スイング動作中の何れの時点で重心移動の不良を生
じているかが容易に確認できるため、スイング判断が容
易かつ明確に行える利点がある。
また、本願発明によれば、スイング動作中の重心移動
が水平面上の前後左右方向の経時的な軌跡として一目瞭
然に把握できるようになる。
また、本願発明によれば、モニタ画面による画像表示
のほかに、スイング良否の判断資料として重心移動軌跡
図のハードコピーがプリンタ装置から得られるので、詳
細なスイング判断に有効に活用することができる。
また、本願発明によれば、記憶手段に記憶された過去
の検出結果と現在の検出結果とからなる複数回分の検出
結果について、個々の重心移動軌跡が同じ位置座標系で
重ねて出力されるので、被験者のスイング毎の重心移動
状態等の検出・比較に有用であり、また、他人(特に上
級者等)のスイングデータと比較することで被験者のス
イングの状態等を視覚的に把握してスイング判断を効果
的に行うことができる。
また、本願発明によれば、複数回のゴルフスイングの
検出結果の平均に相当する出力信号を出力する手段を含
んでいるので、例えば自分自身の平常スイングの平均デ
ータを作り、これを基準データとしてスランプ時の比較
判定を正確に行うことが可能である。
さらに、本願発明によれば、記憶手段に記憶された過
去の出力信号と現在の検出結果に基づく現在の出力信号
との偏差を検出し、この偏差が予め定められた閾値を超
える部分について前記出力信号中に固有の表示情報を与
える手段を備えているので、重心位置移動軌跡や荷重値
の偏差が大きく異なる場合に、それを視認しやすくする
ために特定部分だけブリンク表示または異なる色ないし
線画形態を与えることによって、特に平常時のスイング
や上級者スイングとの違いを分析する場合に有用な情報
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるゴルフスイング判断
システムの構成を示すブロック図、 第2図は同じく一実施例における重心図データを示す説
明図、 第3図は同じく一実施例における実用的な重心図の表示
状態を示す説明図である。 [主要部分の符号の説明] 1,2…床反力計、3…A/D変換器、4…中央演算ユニット
(CPU)、5…プリンタ、6…TVカメラ、7…画像合成
装置(スーパーインポーズ)、8…モニタ表示装置(モ
ニタTV)、9…ビデオ記録装置(VTR) 10…インパクト検出センサ、11…入出力装置(インター
フェース)。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ撮影手段によるゴルフスイングの撮
    影画像をモニター表示装置および/またはビデオ記録装
    置に映像信号として出力するゴルフスイング判断システ
    ムにおいて、 被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を左右両脚お
    よび全体総合荷重に関する経時的な重心位置並びに荷重
    の変化として検出する検出手段と、 前記ビデオ撮影手段からのビデオ信号と前記検出手段か
    らの出力信号とに基づいて前記撮影画像と前記重心位置
    の移動軌跡との合成画像信号を出力する画像合成手段と
    を備え、 前記検出手段が、検出結果を記憶する手段と、複数回の
    ゴルフスイングの検出結果の個々の重心移動軌跡を重ね
    て出力する手段を含んでいることを特徴とするゴルフス
    イング判断システム。
  2. 【請求項2】ビデオ撮影手段によるゴルフスイングの撮
    影画像をモニター表示装置および/またはビデオ記録装
    置に映像信号として出力するゴルフスイング判断システ
    ムにおいて、 被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を左右両脚お
    よび全体総合荷重に関する経時的な重心位置並びに荷重
    の変化として検出する検出手段と、 前記ビデオ撮影手段からのビデオ信号と前記検出手段か
    らの出力信号とに基づいて前記撮影画像と前記重心位置
    の移動軌跡との合成画像信号を出力する画像合成手段と
    を備え、 前記検出手段が、複数回のゴルフスイングの検出結果の
    平均に相当する出力信号を出力する手段を含んでいるこ
    とを特徴とするゴルフスイング判断システム。
  3. 【請求項3】前記検出手段が、前記出力信号を記憶する
    手段と、前記記憶手段に記憶された過去の出力信号と現
    在の検出結果に基づく現在の出力信号との偏差を検出し
    て出力する偏差検出手段と、前記偏差検出手段で検出さ
    れた偏差が予め定められた閾値を越える部分について前
    記出力信号中に固有の表示情報を含ませる手段とを含ま
    せる手段と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のゴルフスイング判断システム。
  4. 【請求項4】ビデオ撮影手段によるゴルフスイングの撮
    影画像をモニター表示装置および/またはビデオ記録装
    置に映像信号として出力するゴルフスイング判断システ
    ムにおいて、 被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を左右両脚お
    よび全体総合荷重に関する経時的な重心位置並びに荷重
    の変化として検出する検出手段と、 前記ビデオ撮影手段からのビデオ信号と前記検出手段か
    らの出力信号とに基づいて前記撮影画像と前記重心位置
    の移動軌跡との合成画像信号を出力する画像合成手段と
    を備え、 経時的に変化する被験者のゴルフスイング映像と、それ
    に連動した重心移動等の変化の状態を示す軌跡の画像と
    を合成画像表示することにより、スイング動作中の重心
    変化状態を判断するものであることを特徴とするゴルフ
    スイング判断システム。
  5. 【請求項5】前記検出手段が、前記検出結果に基づいて
    直交座標系で前記重心位置の経時的な移動軌跡を表わす
    重心図のための出力信号を生成出力する手段を含み、 経時的に変化する被験者のゴルフスイング映像と、それ
    に連動した重心移動の変化の状態を示す軌跡を直交座標
    系で表わされた重心図で表示する画像とを合成画像表示
    することにより、スイング動作中の重心変化状態を判断
    するものであることを特徴とする請求項4に記載のゴル
    フスイング判断システム。
  6. 【請求項6】前記検出手段が、前記検出結果に基づいて
    時間軸を持つグラフ上に被験者の左右脚の荷重差の経時
    的な変化状態を表す線図のための出力信号を生成出力す
    る手段を含み、 経時的に変化する被験者のゴルフスイング映像と、それ
    に連動した左右脚の荷重差の変化の状態を示す軌跡を時
    間軸で表わされた波形線図で表示する画像とを合成画像
    表示することにより、スイング動作中の重心変化状態を
    判断するものであることを特徴とする請求項4に記載の
    ゴルフスイング判断システム。
JP2299066A 1990-11-06 1990-11-06 ゴルフスイング判断システム Expired - Fee Related JP2712055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2299066A JP2712055B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 ゴルフスイング判断システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2299066A JP2712055B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 ゴルフスイング判断システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04174683A JPH04174683A (ja) 1992-06-22
JP2712055B2 true JP2712055B2 (ja) 1998-02-10

Family

ID=17867761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2299066A Expired - Fee Related JP2712055B2 (ja) 1990-11-06 1990-11-06 ゴルフスイング判断システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2712055B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2644632B2 (ja) * 1991-04-08 1997-08-25 株式会社クボタ ゴルフ練習機
JP2740082B2 (ja) * 1992-08-21 1998-04-15 株式会社クボタ ゴルフ練習機
JP2740085B2 (ja) * 1992-08-25 1998-04-15 株式会社クボタ 打球動作練習機
JP2740086B2 (ja) * 1992-08-26 1998-04-15 株式会社クボタ 打球動作練習機
JP2740088B2 (ja) * 1992-10-30 1998-04-15 株式会社クボタ 打球動作練習機
KR20030079601A (ko) * 2002-04-04 2003-10-10 최승환 실시간 골프 스윙 연습 장치
JP5704317B2 (ja) * 2011-02-02 2015-04-22 セイコーエプソン株式会社 スイング解析装置、スイング解析システム、プログラム及びスイング解析方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532071B2 (ja) * 1971-10-26 1978-01-25
JPS6136298U (ja) * 1984-07-31 1986-03-06 タツタ電線株式会社 多段式ルツボ
JPH0529736Y2 (ja) * 1988-12-13 1993-07-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04174683A (ja) 1992-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419562A (en) Method and apparatus for analyzing movements of an individual
KR100620873B1 (ko) 골프 스윙 동작 분석 시스템 및 방법
US5821417A (en) Shaft selection aiding apparatus for selecting optimum shaft for a golfer
JP4290462B2 (ja) ゴルフスウィングの診断システム
JP2009050721A (ja) スイング動作評価方法、スイング動作評価装置、スイング動作評価システム及びスイング動作評価プログラム
JP2712055B2 (ja) ゴルフスイング判断システム
JP5521265B2 (ja) スウィング表示方法およびスウィング表示システム
JPH08196677A (ja) ゴルフスイング分析システム
KR102268954B1 (ko) 골프 공 타격을 감지하는 방법 및 이를 이용한 골프 스윙 모션 분석 장치
JPH0427873B2 (ja)
US20030017883A1 (en) Swing analyzing device
JP3050448U (ja) ゴルフ指導支援装置
JP2712054B2 (ja) ゴルフスイング分析システム
JPH0741088B2 (ja) ゴルフスイング診断機
JPH0355074A (ja) ゴルフスイング診断機
JP2711369B2 (ja) ゴルフスイングチェックシステム
JPH0312180A (ja) スイングフォーム診断装置
JP2657859B2 (ja) ゴルフスイングチェックシステム
JP2740089B2 (ja) ゴルフスイング診断装置
JP2644632B2 (ja) ゴルフ練習機
JP2952735B2 (ja) ゴルフスイング分析システム
JP2740088B2 (ja) 打球動作練習機
JPH05269234A (ja) 運動練習機
KR200232112Y1 (ko) 골프 스윙자세 교정을 위한 스윙모션 자동 촬영기록장치
JPH05285246A (ja) ゴルフスイングチェックシステム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees