JP2657859B2 - ゴルフスイングチェックシステム - Google Patents

ゴルフスイングチェックシステム

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JP2657859B2 JP14519791A JP14519791A JP2657859B2 JP 2657859 B2 JP2657859 B2 JP 2657859B2 JP 14519791 A JP14519791 A JP 14519791A JP 14519791 A JP14519791 A JP 14519791A JP 2657859 B2 JP2657859 B2 JP 2657859B2
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被験者のゴルフスイ
ング時における加重状態の変化を時系列的に測定し重心
移動状態を検出して被験者のゴルフスイングの欠点等を
分析する際に用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のゴルフブームを反映し、ゴルフの
手腕の上達を目的とした種々の装置が考案されている。
そのひとつに、ゴルフスイング時の被験者の体重移動の
状態を検出して、被験者ゴルフスイングの測定するシス
テムが考案されている。
【0003】これらの装置の多くは、ビデオTV等を利
用したスイング動作時における外観上の観察手段による
ものであるが、スイング動作時の体重移動状態を検出
し、この検出結果をスイング動作中の時間軸に沿って表
示することで、被験者のスイング動作の状態を数値的に
解析できる装置が考案されている(特願平2−2990
65、特願平2−299066)。上記の装置は実際の
打球時における被験者の体重移動状態を検出するもので
あり、また複数回の打球結果に基く検出結果を比較でき
るに留まるものである。
【0004】ところで、これらの装置を使用する被験者
が習熟度の高い熟練者であれば、スイング動作が一定
し、ボールの有無に拘らず常に一定のスイング動作が行
えるものである。しかし、ゴルフを始めたばかりのよう
な未熟者である場合には、個々のスイング動作が一定せ
ず、特にボールを打たずに素振りをする場合と、実際の
打球時におけるスイング動作とが異なる場合が多い。そ
して、このような未熟者の場合には素振り時にはある程
度の安定した(習熟度に合った)良いスイング動作が出
来る場合が多く、打球時のスイング動作の方が悪い場合
が多い。
【0005】このため、複数回のスイング動作に基く体
重移動状態を相互に比較して被験者のスイング動作の安
定度を検出し、若しくは実際の打球時にスイング動作が
崩れる(悪いスイングとなる)場合に、具体的にスイン
グ動作中のどの段階でどの程度の崩れかたを生じている
かを認識するために、素振り時のデータと比較して表示
することが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来はスイ
ング動作に基くデータを取り込む際に、開始時点を予め
設定し、この開始時点からスイング動作の終了時までの
規定時間内のデータを取り込んでいた。具体的には、被
験者に対して音声ガイダンスにより『3.2.1.ハ
イ』等のタイミングを支持して、被験者にスイング動作
の開始を要求していた。
【0007】しかしながら、スイング動作を毎回同じタ
イミングで開始することは極めて困難であるためスイン
グ動作毎にタイミングにズレが生じ、さらに熟練者等の
他人のデータと比較する際にも被験者毎の個人差が生じ
ているので、複数のデータの明確な対比が行えない場合
が生ずる問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決し、複数のスイ
ング動作に基く個々の経時的データの明確な対比を可能
として、例えば素振り時における体重移動状態と打球時
のそれとを比較することで、被験者の習熟度やスイング
動作における癖(習性)等を明確に検出できる装置を得
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明では、被験者のゴルフスイング中の体重移動状態を時
系列的に検出し、被験者のスイング動作の分析を行うゴ
ルフスイングチェックシステムにおいて、被験者の複数
回のスイング動作における個々の体重移動状態の時系列
検出情報を記憶する記憶手段と、被験者のスイング動作
におけるインパクト時を検出して前記時系列検出情報中
にインパクト時をマーキングさせるインパクト検出手段
と、前記記憶された時系列検出情報を重ね合わせて表示
する表示手段とを有し、前記表示手段が、前記複数の時
系列検出情報を重ね合わせて表示する際に、前記検出さ
れたインパクト時を互いに一致させた状態で、個々のデ
ータを重ねあわせて表示するように構成されていること
を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明は上記のように構成されているため、以
下の作用を奏する。まず、本発明における被験者のスイ
ング動作中の体重移動状態のデータを個別に記憶する際
に、インパクト検出手段により検出されたインパクト時
をマーキングさせておく。
【0011】そして、複数回のスイング動作に基くデー
タの蓄積が終了した後、素振りと打球とが終了した後、
任意のデータを選択しこれらの重ね合わせ処理を行う
が、その際に個々のデータのインパクト時を一致させて
重ねあわせて表示する。この表示方法は特に限定される
ものではないが、表示内容は個々のデータが明確に比較
できるように表示することが好ましい。
【0012】ところで、本願でインパクト時を一致させ
て重ね合わせ処理を行うように構成されているが、これ
はスイング動作の開始のタイミングには個別のスイング
動作毎に差異が生ずるが、スイング動作を一旦開始した
後に一回のスイング動作が終了するまでのタイミングが
ほぼ一定していることによる。
【0013】即ち、スイング動作は、アドレス状態から
クラブを引き上げるテークバック動作に入る瞬間に開始
され、以後クラブの引き上げが完了するスイング動作の
トップ時、ボールを打つためにクラブを引き下げる動作
を行うダウンスイング時、実際にボールを打つインパク
ト時、ボールを打った後のフォロースルー時、そしてク
ラブを振り切ったフィニッシュ時を経過して終了する。
【0014】そして、この一連のスイング動作中におい
てほぼ中心となるのがインパクト時であり、インパクト
時を中心としてその前後を観察することで、一回の(一
連の)スイング動作全体を捕えることができる。
【0015】さらに、インパクト時はスイング動作中に
おいて体重変化が比較的大きく生じる時であり、データ
中からも検出が容易であるし、ボールの位置におけるク
ラブの動きを観察することで容易に検出し、データ中に
取り込む事ができるものである。
【0016】従って、各スイング動作間の開始タイミン
グのズレや被験者の個人差は有るにせよ、スイング動作
を一旦開始した後のスイング動作中の各タイミングには
大きな差が生じないため、複数のデータを比較する際に
極めて有効である。
【0017】これは、スイング動作毎のズレや個人差が
もっとも大きく現れるのが、アドレス状態からスイング
動作を開始する迄の時間に現れるためであり、従来の方
式ではこのズレがそのまま表示されるので、正確な対比
が出来ない場合が生ずる問題があったが、本発明ではこ
れらの問題を解決し正確な比較に基く被験者のスイング
動作の解析(チェック)が行えるものとなっている。
【0018】ここで、複数回の検出結果を表示する際に
は、各回のデータを一つの重心図に別個に表示して重ね
合わせて表示するか、あるいは各回のデータから平均値
を演算して一つにまとめた重心図を表示する等の方法が
考えられる。これらは、スイング毎のバラつきが多い未
熟者では前者が、安定したスイング動作を行う熟練者等
には後者が適当と考えられるが、被験者の好みやの熟練
度にあわせて選択できる方式が好ましく、何れかに限定
されるものではない。何れの場合であっても、インパク
ト時を一致させて重ね合せ、あるいは平均化して合成す
る処理を行うことは言うまでもない。
【0019】なお、上記のインパクト時を一致させた比
較データを利用して、所定の検知手段により記憶データ
同士を比較して、相互の相違状態を検出して表示する相
違状態の検知手段を設けてもよい。これらは、スイング
動作中の経過時間に正確に沿った両検知データの比較を
行い、これらの相違状態(個々のスイング動作における
重心移動のバラつき)を検知するものであればよい。
【0020】そして、被験者のスイング動作における欠
点が前記相違が大きく現れる部分において生ずるため、
被験者のスイング動作中における前記相違点が現れる部
分とその大きさとを検知して表示することで、被験者の
スイング動作の欠点が判定(スイング動作の解析が)で
きる。
【0021】ただし、スイング動作は被験者たる人間が
行うものであるため、微小なバラつきは必然的に生ず
る。このため、前記検知を行う際に相違状態の許容でき
る範囲を閾値として定め、この閾値以上の相違状態が検
出された時のデータのみを表示することが好ましい。さ
らに、被験者の習熟度によりスイング毎のバラつきの度
合も異なるため、この閾値は被験者の習熟度や好み等に
あわせて変更できることが好ましい。
【0022】さらに、スイング動作中のバラつきを指摘
するだけに留まらず、所定の判定手段に予め予想される
スイング動作の欠点から生ずる体重移動状態のバラつき
を記憶させてき、前記検知結果の相違状態がこれに該当
するか若しくはそれに近い状態が検出された場合に、表
示手段により被験者のスイング動作における欠点を指摘
するべく表示するように構成しても良い。
【0023】即ち、簡易なシュミレーション方式を採用
し、予想されるスイング動作の欠点や、検出されたデー
タから判断された欠点等を、例えばスイング動作中のア
ドレス、テークバック、トップ、ダウンスイング、イン
パクト、フォロースルー、フィニッシュ等の各ポイント
毎に記憶させておき、被験者の検知データとの整合性に
基いて、適時これらの欠点を表示すれば良い。以下、実
施例を通じ本発明をさらに詳しく説明する。
【0024】
【実施例】図1に本発明の一実施例に係るゴルフスイン
グチェックシステムにおける体重移動状態の検出機構の
概略を示す。この実施例に係る検出機構では、右脚と左
脚に対応した床反力計1Lと1Rとが各々設けられてお
り、各床反力計にはそれぞれ4個のロードセル2a〜
d,2a’〜d’が、加圧中心OL ,OR を中心として
略放射状に設けられている。
【0025】被験者は、該床反力計1L,1R上に載
り、加圧中心OL ,OR に左右の脚(足の裏)を位置し
た状態でゴルフスイングを行う。この際に、被験者各個
人の体格等の相違を考慮して、左右の床反力計の間隔
(相対位置関係)が可変できるように構成することが望
ましい。
【0026】次に、この実施例における重心位置の検出
方法を図2を用いて説明する。まず、各ロードセル2a
〜d,2a’〜d’からの出力を各々W1〜W4 ,W1'
〜W4'とすると、左右脚に掛る荷重WL,WRおよび全体荷
重WAは、 WL =W1 +W2 +W3 +W4R =W1'+W2'+W3'+W4' WA =WL +WR で求められる。
【0027】そして、左右脚毎の重心位置は、左右脚毎
の座標および相対位置関係を図1及び図2のように定め
ると左脚重心位置(xL,yL)は、 xL=(W2 +W4 −(W1 +W3 ))×L1/WL yL=(W1 +W2 −(W3 +W4 ))×L2/WL で求められ、同様に右脚重心位置(xR,yR)も求めるこ
とができる。
【0028】さらに、これらの結果から全体の重心位置
(XA,YA)を図2(B) に示す座標系から求めると、 XA=(WR /WA )×(L3−xL+xR)−L3/2+xL YA=(WR /WA )×(yR−yL)+yL となる。
【0029】以上のように左右各脚の重心位置および体
全体の重心位置が、床反力計1L,1Rからの計測結果
に基いて求めることができる。そして、被験者のゴルフ
スイング中、即ちアドレス状態からバックスイングを開
始してトップに至り、トップからダウンスイングを経て
インパクトの後、フォロースルーを経てフィニッシュヘ
至るまでの間、上記の計測結果並びに算出結果を経時的
に記録すれば、スイング中の重心位置の変動状態が測定
できる。
【0030】ところで、ゴルフスイングを分析する上で
は、スイング中の重心の動きとともに、特にアドレス
時、トップ時、インパクト時、並びにフィニッシュ時の
スイング状態が問題となる。上記の装置でスイング中の
各時点における重心位置を検出する場合に、アドレス時
とフィニッシュ時とは動きの最初と最後の状態を捕える
ものであるため比較的容易に検出可能であるが、トップ
時並びにインパクト時は一連のスイング中の動きの途中
にあるため、その検出が難しい場合が多い。
【0031】そこで、本実施例ではインパクト時の検出
のために、別個の検出手段を設けており、このインパク
ト検出手段の一例を図3に示す。ここでは、前記の床反
力計1L,1R上に載った被験者に実際にボールを打っ
てもらい、そのスイング分析を行うことを前提としてお
り、ボール載置部33上に載置されたボール31に対し
光学センサ32を利用して現実にボール31が飛ばされ
た時点を検出する。
【0032】これは、ボールにクラブが当った時点(イ
ンパクト時)の検出であるが、実際にはゴルフクラブが
光学センサの光軸上を横切った時点を検出する。このた
め、ボールの有無に拘らずインパクト時が検出できるの
で、被験者の素振りの際にもインパクト時の検出が可能
となっている。そして、ここで検出されたインパクト時
は、先の経時的重心移動データ中に取り込まれインパク
ト時が明確に判断できる。
【0033】なお、この実施例ではボール31に対し横
方向から検出光を照射する構成としているが、特にこの
方式に限定されるものではなく、ボール31の載置位置
をクラブが通過する時点を検出できるものであれば良
い。
【0034】ただし、従来例でボール載置部の下部に光
学センサを埋設した方式のものが有るが、この方式では
光学センサの検出部にゴミその他の異物が入り込み易い
問題がある。また、金属センサを用いクラブの通過を検
出する構成の従来例も見られるが、ボールに検出部を近
接させなければならないので、被験者に不安感を与える
問題がある。さらに、これらの二つの従来方式では、被
験者が誤ってボール以外の部分をクラブで叩く(いわゆ
るダフリ等の場合)恐れがあるため、検出部を損傷させ
る可能性が高い問題がある。本実施例によればこれらの
問題点が生じない利点がある。
【0035】次に、図4に本実施例に係るゴルフスイン
グチェックシステムの概略構成を示す。本実施例では、
左右の床反力計1L,1Rからの検出出力は、A/D変
換器42に入力され、検出データとしてCPU43に出
力する。CPU43では、この検出データを経時的に記
録するとともに、インパクト検出センサ32からの検出
信号を入出力装置42から取入れ、経時的な検出データ
にインパクト時を設定する。これで、検出データの経時
的記録中にインパクト時が明確化される。
【0036】一方、スイングのトップ時であるが、一般
にスイングのトップはバックスイング(体の右方向への
捻転運動により行う。)から、ダウンスイング(体の左
方向への捻転運動により行う。)への変換点(若しくは
切返し点)であると考えられている。
【0037】このため、本実施例では前記経時的検出デ
ータの記録から、左右両脚間の荷重変化若しくは総合荷
重の変化点がスイングのトップを示すものと考えられ
る。この経時的検出データの一例を図5に示す。図にお
いて総合荷重の下がり位置の点は、左右両脚間の荷重変
化の偏曲点とおおむね一致する。即ち、この時点がスイ
ングの切返し点たるトップと考えることができる為、C
PU43においてこの時点をトップとして認識し、経時
的データに取り組む。以上のようにして、スイング中の
重要なアドレス時、トップ時、インパクト時、並びにフ
ィニッシュ時が明確化された重心移動状態が検出でき
る。
【0038】次に、これらのスイング中の重心移動状態
(軌跡)を重心図として表示した一例を図6を用いて説
明する。この図において、左脚重心移動状態は線61
に、右脚重心移動状態は線62に、総合重心移動状態は
線63に示されている。また、被験者等の認識の容易さ
を考慮して前方向および左右方向の表示等を示してい
る。
【0039】これらの重心移動状態を示す線61〜63
中には、トップ時を『×』表示、インパクト時を『+』
表示して示している。そして、この重心図はCRT44
若しくはプリンタ45により表示され被験者等に示され
る。そして、このようにして表示された重心(移動状
態)図を見れば、被験者は自分自身のゴルフスイング中
における重心移動の状態を一目で認識することができ
る。
【0040】ここで、上述した図5及び図6に示した重
心図等は検出データをインパクトを一致させて表示した
ものであるが、本実施例におけるスイング毎の検出デー
タの記憶手段について以下説明する。
【0041】本実施例では上記の重心移動状態のデータ
を1スイング毎に記憶する記憶手段を備えており、これ
らのデータについては各々のスイング動作毎に区別され
て記憶される。そして、必要な時にこれらのデータを重
心図として取出すことができると共に、他のデータと比
較して同時に重心図を表示することが可能な構成となっ
ている。
【0042】ここで、一般的なスイング分析に関してス
イング動作を3回行った場合のスイングデータ検出方法
と表示方法の一例を図7を用いて説明する。まず、被験
者にスイング動作を3回行ってもらい、個々のスイング
データを記憶する。この際に、スイングデータのサンプ
リング時間に特に制限は無く、従来のように、音声ガイ
ダンスと共に開始しても良い。そして、実際にスイング
動作を開始した後は前記のようにインパクトを検出した
後所定の時間内のみをサンプリング時間と定めれば、装
置を不要に作動させる必要がない。
【0043】本実施例では、これらのサンプリングデー
タの内、インパクト時の前2秒間と後1秒間をスイング
動作中と仮定して、スイングデータとしている。これは
大多数のスイング動作がこの時間内に行われるためであ
り、この検出時間はこれに限定されるものではなく、変
更できるように構成しても良い。
【0044】図7では具体的に3回のスイング動作を行
った検出結果を示すものであるが、1回目の検出データ
を基準に考えると、2回目は開始タイミングが遅くなっ
ており、3回目は逆に早くなった場合を示している。
【0045】これらの個々の検出データをそのまま重ね
あわせて表示すれば、各データ間に整合性が全くないた
め、比較データとして全く価値が無くなる。さらに、平
均化して合成データを作成した場合には、スイング動作
との対応性が全く不明なデータとなることが考えられ
る。
【0046】このため本実施例では、上記の様にインパ
クト前後の3秒間のスイングデータのみを用い、これら
の各スイングデータのインパクト時を一致させて重ね合
せ表示している。
【0047】この複数データの個々の重ね合わせ図から
も明らかなように、インパクト時を一致させて重ね合わ
せたことで、各スイング動作毎のバラ付きが明確に判断
できる。なお、この実施例に示すサンプリングデータは
上級者のものであり、各データ間のバラ付きは比較的少
ない。
【0048】ここで、例えば熟練者等の他人のデータと
比較する場合には、これらの記憶データをそれぞれ重ね
合わせ処理を行う際に、上記のような複数回のスイング
データについて、インパクト時を一致させた状態での平
均値を採るような重ね合わせ処理をすることが好まし
く、このような平均化されたデータに基く比較により、
被験者のスイング動作の特徴(癖等)が明確に判断でき
る。
【0049】さらに、被験者がスイング毎にデータとし
て記憶させておき、必要な場合に取出して比較すれば、
練習の成果や不調の原因究明等に有効となる。また、プ
ロ選手や上級者のスイングデータを記憶させておけば、
被験者のデータとの比較によりスイング分析がより高度
かつ明確に行える利点がある。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のスイング動作に基く検出データを比較若しくは合成
する際に、インパクト時を一致させて重ね合わせ処理す
るために、個々のデータの明確な対比判定が行える利点
があり、さらには正確な平均値が計測できる利点があ
る。
【0051】このため、被験者のスイング動作中の重心
移動状態の不良点を明確かつ容易に認識することができ
るので、スイング分析が容易におこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるゴルフスイング分析
システムの床反力計を示す説明図である。
【図2】同じく実施例における重心検出の方法を示す説
明図である。
【図3】同じく実施例のインパクト検出手段の一例を示
す説明図である。
【図4】同じく実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】同じく実施例における荷重変化状態を示す線図
である。
【図6】同じく実施例における重心図の一例を示す説明
図である。
【図7】同じく実施例で、被験者がスイング動作を3回
行った際の個々のデータの一例とこれらを重ね合わせ処
理する方法を説明する説明図。
【符号の説明】
1L,1R…床反力計、 2a〜d,a’〜d’…ロードセル、 32…光学センサ、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者のゴルフスイング中の体重移動状
    態を時系列的に検出し、被験者のスイング動作の分析を
    行うゴルフスイングチェックシステムにおいて、被験者
    の複数回のスイング動作における個々の体重移動状態の
    時系列検出情報を記憶する記憶手段と、被験者のスイン
    グ動作におけるインパクト時を検出して前記時系列検出
    情報中にインパクト時をマーキングさせるインパクト検
    出手段と、前記記憶された時系列検出情報を重ね合わせ
    て表示する表示手段とを有し、前記表示手段が、前記複
    数の時系列検出情報を重ね合わせて表示する際に、前記
    検出されたインパクト時を互いに一致させた状態で、個
    々のデータを重ねあわせて表示するように構成されてい
    ることを特徴とするゴルフスイングチェックシステム。
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