JPH08195457A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

熱交換器及びその製造方法

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JPH08195457A
JPH08195457A JP561495A JP561495A JPH08195457A JP H08195457 A JPH08195457 A JP H08195457A JP 561495 A JP561495 A JP 561495A JP 561495 A JP561495 A JP 561495A JP H08195457 A JPH08195457 A JP H08195457A
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Japan
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pair
side plates
substrate
flat
heat exchanger
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JP561495A
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Takahide Oohara
貴英 大原
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏平管を偏平面間に隙間が形成されないよう
に積層することにより、冷却効率を向上させるととも
に、冷却むらをなくす。 【構成】 基板21の相対向する一対の端部に、基板2
1より厚肉の側板22,22が設けられ、その側板2
2,22間に、偏平面32同士が当接された複数の偏平
管31が圧入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トランジスタ、I
C、LSIなどの被冷却体を冷却するために用いられる
熱交換器および熱交換器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の偏平管が、偏平管の断面の
長軸と平行する側面(以下、偏平面と略す)同士を当接
させて金属製ケースに収容され、各偏平管と金属製ケー
スとの隙間が、ハンダ、ろうなどの高熱伝導性物質で充
填された熱交換器が知られている(特開平6−2165
54号公報)。そして、そのように構成された熱交換器
は、被冷却体上に取り付けられ、複数の偏平管の内部に
冷却媒体を流通させることにより、被冷却体が発生する
熱を奪うように作用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏平管の製
造段階において、製造上の誤差により、偏平面に捩じれ
やうねりが生じたり、小さい凹凸が形成されて、形状が
いびつになってしまう場合がある。しかし、前記従来の
熱交換器は、単に、偏平管の複数本が互いの偏平面同士
が当接されて金属製ケース内に並列に収容されているだ
けのものであるため、いびつになった偏平管を金属製ケ
ース内に偏平面同士を当接させて収容すると、形状がい
びつであるがために、偏平面間に隙間が形成されてしま
う。
【0004】したがって、かかる隙間によって偏平面間
に伝熱されない部分が形成されてしまい、熱交換器全体
の冷却効率が低下するという問題が生じる。しかも、そ
の隙間によって冷却むらが生じるため、被冷却体を均一
に冷却することができない。そこで、この発明の目的
は、偏平管を偏平面間に隙間が形成されないように積層
することにより、冷却効率を向上させるとともに、冷却
むらをなくすことができる熱交換器およびその製造方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、基板(21)
と、この基板(21)の相対向する一対の端部に設けら
れ、前記基板(21)と直交する一対の側板(22,2
2)とからなる金属製の保持体(2)と、前記保持体
(2)の前記一対の側板(22,22)間に並べられ、
偏平面(32)同士が当接された複数の偏平管(31)
とを備え、前記基板(21)の外表面上に被冷却体
(4)を接触させて、その被冷却体(4)の熱を奪う熱
交換器(1)であって、前記一対の側板(22,22)
が、前記基板(21)より厚肉にそれぞれ形成され(L
2>L1)、前記複数の偏平管(31)が、前記一対の
側板(22,22)間に圧入されてなるという技術的手
段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、基板(21)
と、この基板(21)の相対向する一対の端部に設けら
れ、前記基板(21)と直交する一対の側板(22,2
2)とからなる金属製の保持体(2)と、前記保持体
(2)の前記一対の側板(22,22)間に並べられ、
偏平面(32)同士が当接された複数の偏平管(31)
とを備え、前記基板(21)の外表面上に被冷却体
(4)を接触させて、その被冷却体(4)の熱を奪う熱
交換器(1)であって、前記一対の側板(22,22)
にリブ(24)が形成され、前記複数の偏平管(31)
が、前記一対の側板(22,22)間に圧入されてなる
という技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の熱交換器(1)であって、前記複数
の偏平管(31)の両端部に、前記複数の偏平管(3
1)同士を連通させて、冷却媒体を流通させる偏平管接
続部材(6,7)がそれぞれ取り付けられてなるという
技術的手段を採用する。請求項4に記載の発明では、基
板(21)と、この基板(21)の相対向する一対の端
部に設けられ、前記基板(21)と直交し、前記基板
(21)よりも厚肉の一対の側板(22,22)とから
なる金属製の保持体(2)を製造する保持体製造工程
(S1)と、前記複数の偏平管(31)をその偏平面
(32)同士を当接させて、積層後の積層方向の全長
(A)が前記一対の側板(22,22)の内壁面間の距
離(B)よりも若干量長くなるように積層する積層工程
(S2)と、その積層工程(S2)により積層された複
数の偏平管(31)を、その積層方向の全長(A)が前
記一対の側板の内壁面間の距離(B)になるように圧縮
させて、前記一対の側板(22,22)間に圧入する圧
入工程(S3)と、を備えるという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の熱交換器(1)の製造方法であって、前記圧入工程
(S3)の後に、前記一対の側板(22,22)間に圧
入された複数の偏平管(31)を、偏平管(31)の積
層方向と直交する方向から前記基板(21)へ向けて圧
縮する圧縮工程(S4)を備えるという技術的手段を採
用する。
【0009】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0010】
【発明の作用効果】請求項1ないし請求項5に記載の発
明によれば、保持体2の側板22間に、偏平面32同士
が当接された複数の偏平管31が圧入されることによ
り、偏平面32のいびつな形状を矯正して平坦にするこ
とができるため、偏平面32同士の密着度を高めること
ができる。
【0011】したがって、偏平管31の相互間と、偏平
管31と側板22間との熱伝導率を向上することができ
るし、冷却むらを解消することもできる。しかも、両側
板22が、基板と比較して厚肉に形成されているため、
両側板22の剛性を高めることができ、複数の偏平管3
1を側板22間に圧入するときに、側板22が内側から
外側に押圧されても、側板22が外側に反って側板22
と両端の偏平管31との間に隙間が形成されることがな
い。
【0012】したがって、側板22と偏平管31との間
の熱伝導率を高めることができる。なお、請求項2に記
載の発明は、両側板22にリブが形成されることによ
り、両側板22の剛性を高めることができるため、両側
板22を厚肉に形成しなくても、前記請求項1に記載の
発明と同じ作用効果を奏することができる。また、請求
項5に記載の発明によれば、偏平面32同士を当接させ
て積層された複数の偏平管31を側板22間に圧入した
後に、その複数の偏平管31を、さらに積層方向と直交
する方向から基板21へ向けて圧縮するため、複数の偏
平管31を、その圧縮力により、その長軸を縮めて短軸
を延ばす方向に変形させることができる。
【0013】したがって、さらに、偏平管31の偏平面
32間と、偏平管31と保持体2間との密着度を高める
ことができるため、より一層熱伝導率を向上することが
できるし、冷却むらを解消することができる。
【0014】
【実施例】まず、この発明にかかる熱交換器の一実施例
を図面に基づいて説明する。図1は、被冷却体として、
電気自動車のモータの回転を制御するインバータ発熱素
子を冷却するために用いられる熱交換器の説明図であ
る。(a)は、その外観斜視説明図、(b)は(a)の
A−A矢視説明図である。2は、複数の偏平管31を収
容する保持体であり、アルミニウム板のプレス加工、ア
ルミニウムの押出加工、または、アルミニウムの鋳造に
より形成されている。
【0015】保持体2は、長方形の基板21の相対向す
る端部に、基板21と直交する一対の長方形の側板2
2,22がそれぞれ一体形成された構造となっている。
基板21の肉厚L1は、本例では10mmであるのに対し
て、両側板22の肉厚L2は、本例ではそれぞれ20mmと
厚肉になっており、側板22を保持体2の外側、また
は、内側に変形させようとする外力が作用しても、変形
し難いように高い剛性が確保されている。両側板22の
内壁面23間の距離は、本例では79mm、長手方向の全長
は300mm である。
【0016】なお、両側板22の肉厚L2は、上記剛性
を確保するため、基板21の肉厚L1より厚肉であっ
て、L1の2倍以上とすることが望ましい。偏平管31
の外面には、ろう材が予めクラッドされている。両側板
22の内壁面23間には、偏平面32同士を当接させて
積層された複数の偏平管31からなる偏平管ユニット3
が圧入されている。
【0017】偏平管31は、アルミニウムで断面楕円形
状の管状に形成され、その内部に冷却媒体としての水が
流通するようになっている。偏平管31の大きさは、本
例では長軸方向の長さが15mm、短軸方向の長さが3mm 、
肉厚が0.3mm 、全長が310mmである。なお、偏平管31
の内面に犠牲腐食層を有するアルミクラッド材を用いれ
ば、冷却媒体に水やロングライフクーラントなどを用い
る場合も、良好な耐蝕性を確保することができる。
【0018】偏平管ユニット3は、側板22の内壁面2
3間に圧入されることにより、圧入する前の積層方向の
全長が縮んだ形となっている。すなわち、その圧入によ
り、偏平管31の偏平面32は、互いに押圧し合って、
いびつな部分が矯正されて平坦となるため、偏平面52
間は、隙間なく密着された状態となっている。保持体2
の開口した両側面から突出した偏平管ユニット3の両端
部には、円筒形状の流出用のタンク6および流入用のタ
ンク7がそれぞれ取り付けられている。偏平管接続部材
としてのタンク6,7の一端はそれぞれ開口形成され、
他端はめくら板などでそれぞれ閉塞されている。また、
タンク6,7の外周面には、長手方向に沿って嵌合孔
(図示しない)が配置されている。タンク6,7は、前
記嵌合孔に偏平管31の端部をそれぞれ嵌合することに
より、偏平管ユニット3の両端にそれぞれ組付けられて
いる。
【0019】このように構成された熱交換器1は、ろう
付け炉内へ搬入され、ろう材の溶融温度にまで加熱する
ことにより、偏平管31の偏平面32同士と、偏平管ユ
ニット3と保持体2と、タンク6,7と偏平管ユニット
3とが、ろう付け接合される。そして、基板21の外表
面には、被冷却体4が取付けられる。被冷却体4のケー
ス41は、アルミ、銅、鉄などの伝熱性材料で形成さ
れ、その内部には、インバータ発熱素子が収容されてい
る。被冷却体4は、ケース41と一体形成されたつば部
42にボルト5を挿通し、そのボルト5を基板21のボ
ルト挿通孔25にねじ込むことにより取付けられる。な
お、基板21とつば部42との間に、熱伝導率の高いグ
リスを介在させることにより、より一層、冷却効率を高
めることができる。
【0020】そして、熱交換器1のタンク6,7間に、
ポンプ8およびラジエタ9が直列に接続される。そし
て、ポンプ8を駆動させると、偏平管ユニット3の内部
を流れる間に被冷却体4の熱を奪って熱せられた水は、
流出用のタンク6から流出し、ラジエタ9において冷却
され、流入用のタンク7へ流入し、再び偏平管ユニット
3の内部を流れて被冷却体4の熱を奪うという循環を繰
り返す。
【0021】以上のように、この実施例にかかる熱交換
器1は、保持体2に圧入された複数の偏平管31の偏平
面32間が隙間なく密着された状態であるため、偏平管
31相互間の熱伝導率を高めることができるし、冷却む
らを解消することができる。しかも、積層方向の両端に
位置する偏平管31の外側の偏平面32が、それぞれ側
板22の内壁面23に密着された状態であるため、偏平
管31と保持体2との間の熱伝導率を高めることもでき
る。
【0022】なお、保持体2は、図2に示すように、厚
肉形成された側板22をボルト10によって基板21の
端面に固定することにより、側板22の剛性を高めたも
のでもよい。また、保持体2は、図3に示すように、側
板22にリブ24を所定間隔置きに形成することによ
り、側板22の剛性を高めたものでもよい。リブ24
は、基板21の板面と直交する方向に、円柱の外周面形
状に膨出させて形成されているが、その形状は、四角柱
形状などでもよい。図3(a)は、保持体2の端部の斜
視部分説明図、図3(b)は、その正面説明図である。
【0023】次に、この発明にかかる熱交換器の製造方
法の一実施例を図面に基づいて説明する。図4は、熱交
換器の製造工程を示す説明図であり、図5は、その工程
順序を示す工程図である。まず、アルミニウム板をプレ
ス加工して、保持体2を製造する(工程S1)。次に、
複数の偏平管31をその偏平面32同士を当接させて積
層し、偏平管ユニット3を組み立てる(工程S2)。こ
こで、偏平管ユニット3の積層方向の全長Aは81mmで、
保持体2の側板22の内壁面23間の距離Bの79mmより
も、 2mm長い寸法になっている。
【0024】次に、図4(a)に示すように、偏平管ユ
ニット3の両端をジグ11で挾み、偏平管ユニット3を
保持体2の両側板22の内壁面23間へ圧入する(工程
S3)。この圧入により、偏平管ユニット3は、積層方
向と反対方向に圧縮される。そして、この圧縮により、
偏平面32のいびつな部分が矯正されて平坦になるた
め、偏平面32間は、隙間なく密着させることができ
る。
【0025】次に、図4(b)に示すように、保持体2
に圧入された偏平管ユニット3を、上方から、プレス板
12により、プレスする(工程S4)。このプレスは、
偏平管ユニット3の積層方向と直交する方向から基板2
1へ向けて行われる。図4(c)にプレスされた偏平管
ユニットを示す。なお、プレス板12は、プレス機(図
示しない)に接続されている。このプレスにより、各偏
平管31の基板21側の面が平坦となり、偏平管ユニッ
ト3と基板21との伝熱面積が増大するため、より一
層、熱伝導率を高めることができる。しかも、各偏平管
31は、その短軸方向に膨らもうとするため、偏平面3
2同士の密着度をより一層高めることができる。さら
に、両端の偏平管31の偏平面32と側板22の内壁面
23との密着度も、より一層高めることができる。
【0026】次に、タンク6,7を偏平管ユニット3の
両端に取付ける(工程S5)。そして、偏平管ユニット
3が収容され、タンク6,7が取付けられた保持体2を
ろう付け炉内に搬入し、ろう材の溶融温度にまで加熱す
ることにより、各偏平管31の偏平面32同士と、偏平
管ユニット3と保持体2とをろう付け接合する(工程S
6)。
【0027】このように、この製造方法によれば、各偏
平管31相互間と、偏平管ユニット3と保持体2間との
熱伝導率を高めることができるし、冷却むらを解消する
ことができる。なお、前記ステップS2とS3との間
に、偏平管ユニット3を予めある程度積層方向と反対方
向に圧縮する工程を入れてもよい。
【0028】図6は、この発明にかかる熱交換器の製造
方法の他の実施例を示す説明図である。図6(a)は、
保持体2に偏平管ユニット3を収容するところを示す平
面説明図、図6(b)は、その正面説明図、図6(c)
は、保持体2に偏平管ユニット3が収容された状態を示
す平面部分説明図をそれぞれ示す。13は、偏平管ユニ
ット3を保持体2の側板22間へ圧入するためのガイド
である。ガイド13は、鉄などの金属製材料で箱状に形
成され、その内部には偏平管ユニット3を案内するため
の案内路14が形成されている。また、一側面には偏平
管ユニット3を圧入するための圧入口18が、他側面に
は保持体2を挿入するための挿入口17がそれぞれ案内
路14に連通して形成されている。
【0029】図6(a)および(b)に示すように、圧
入口18の開口部15は、外方に開いたテーパ形状に形
成されている。そして、開口部15の開口面の幅Cは、
偏平管ユニット3の積層方向の全長Aより僅かに長くな
っており、偏平管ユニット3を案内し易くなっている。
なお、案内路14の幅Bは、偏平管ユニット3の積層方
向の全長Aより僅かに短くなっている。挿入口17は、
保持体2を挿入することができる大きさに形成されてい
る。また、挿入口17は、保持体2を挿入すると、保持
体2の側板22の内壁面23が、ガイド13の案内路1
4の内壁面16の延長線上にくるように形成されてい
る。19は、ガイド13を用いて保持体2に偏平管ユニ
ット3を収容するときに、偏平管ユニット3を所定の位
置に停止させるための規制部材である。
【0030】次に、そのガイド4を用いた熱交換器の製
造方法を説明する。まず、図6(a)に示すように、保
持体2の一方の開口側面24を、ガイド13の挿入口1
7へ挿入し、規制部材19を保持体2の他方の開口側面
(図示しない)に取付け、その規制部材19を所定箇所
に固定する。そして、偏平管ユニット3をガイド13の
圧入口18へ、プレス機などの押圧手段により圧入し、
案内路14内を保持体2の方向に向けて、進行側の端部
が規制部材19に当接するまで押し進める。
【0031】すると、偏平管ユニット3は、図6(c)
に示すように、案内路14を通過することにより、その
積層方向の全長を縮める方向に圧縮された状態となっ
て、保持体2の側板22間に収容される。以後の工程
は、前記実施例のステップS4〜S6の工程と同じであ
る。このように、この製造方法によれば、偏平管ユニッ
ト3を保持体2の側板22間に容易に圧入することがで
きる。しかも、前記実施例同様に各偏平管31の偏平面
32間と、偏平管ユニット3と保持体2間との熱伝導率
を高めることができるし、冷却むらを解消することがで
きる。
【0032】なお、偏平管31をその短軸方向の側面を
当接させて、保持体2に圧入してもよく、偏平管31の
形状も三角柱などでもよい。また、偏平管31の内部に
インナフィンを介在させてもよい。さらに、この発明
は、ヒートパイプ式の熱交換器にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明にかかる熱交換器の外観斜
視説明図である。(b)は、(a)のA−A断面説明図
である。
【図2】厚肉の側板をボルトで基板に取付けた保持体の
端部の正面部分説明図である。
【図3】(a)は、側板にリブが形成された保持体の斜
視部分説明図である。(b)は、(a)の正面説明図で
ある。
【図4】(a)は、偏平管ユニットを保持体へ圧入する
ところを示す説明図である。(b)は、偏平管ユニット
を上方からプレスするところを示す説明図である。
(c)は、プレスされた偏平管ユニットを示す説明図で
ある。
【図5】この発明にかかる熱交換器の製造工程の順序を
示す工程図である。
【図6】(a)は、ガイドを用いて偏平管ユニットを保
持体に収容するところを示す平面説明図である。(b)
は、(a)の正面説明図である。(c)は、偏平管ユニ
ットが保持体に収容された状態を示す平面部分説明図で
ある。
【符号の説明】
1・・熱交換器、2・・保持体、21・・基板、22・
・側板、31・・偏平管、32・・偏平面、4・・被冷
却体、6,7・・タンク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板の相対向する一対の端
    部に設けられ、前記基板と直交する一対の側板とからな
    る金属製の保持体と、 前記保持体の前記一対の側板間に並べられ、偏平面同士
    が当接された複数の偏平管とを備え、 前記基板の外表面上に被冷却体を接触させて、その被冷
    却体の熱を奪う熱交換器であって、 前記一対の側板が、前記基板より厚肉にそれぞれ形成さ
    れ、前記複数の偏平管が、前記一対の側板間に圧入され
    てなることを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 基板と、この基板の相対向する一対の端
    部に設けられ、前記基板と直交する一対の側板とからな
    る金属製の保持体と、 前記保持体の前記一対の側板間に並べられ、偏平面同士
    が当接された複数の偏平管とを備え、 前記基板の外表面上に被冷却体を接触させて、その被冷
    却体の熱を奪う熱交換器であって、 前記一対の側板にリブが形成され、前記複数の偏平管
    が、前記一対の側板間に圧入されて成ることを特徴とす
    る熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記複数の偏平管の両端部に、前記複数
    の偏平管同士を連通させて、冷却媒体を流通させる偏平
    管接続部材がそれぞれ取り付けられてなることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の熱交換器。
  4. 【請求項4】 基板と、この基板の相対向する一対の端
    部に設けられ、前記基板と直交し、前記基板よりも厚肉
    の一対の側板とからなる金属製の保持体を製造する保持
    体製造工程と、 前記複数の偏平管をその偏平面同士を当接させて、積層
    後の積層方向の全長が前記一対の側板の内壁面間の距離
    よりも若干量長くなるように積層する積層工程と、 その積層工程により積層された複数の偏平管を、その積
    層方向の全長が前記一対の側板の内壁面間の距離になる
    ように圧縮させて、前記一対の側板間に圧入する圧入工
    程と、 を備えたことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記圧入工程の後に、前記一対の側板間
    に圧入された複数の偏平管を、偏平管の積層方向と直交
    する方向から前記基板へ向けて圧縮する圧縮工程を備え
    たことを特徴とする請求項4に記載の熱交換器の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009206271A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Aisin Aw Co Ltd 発熱体冷却装置
WO2018216146A1 (ja) * 2017-05-24 2018-11-29 三菱電機株式会社 半導体パッケージ
WO2022030166A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 投写型画像表示装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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