JPH08194509A - 接点信号入出力回路装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の接点信号入出力回路装置は、選択デ
ータ信号回路20の出力信号によってオンまたはオフする
選択スイッチ10と、選択スイッチ10の動作によって接点
入力信号回路条件を整える出力トランジスタ２と、出力
トランジスタ２と並列に接続された外部信号の入力を制
御する入力スイッチ４とを備えたことを特徴としてい
る。 【効果】 本発明により接点信号入出力回路の使用効率
を向上させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、プロセス監視制御等に
用いられる調節計および監視入力装置に使用される接点
信号入出力回路装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に接点の入力および出力は別々の回
路で構成されており、処理するための装置を別々に具備
する必要があった。また、外部との接続用端子も別々の
ため、装置のコンパクト化が困難であった。

【０００３】図１はこのような接点入出力回路の従来例
を示す。

【０００４】入力部と出力部は別端子で外部接続され
る。

【０００５】接点入力は、外部の入力スイッチ４がオフ
のときは入力電圧15はＶＤＤとなり入力データ信号は１
となる。また、入力スイッチ４がオンのときは入力信号
抵抗６を介して電流が流れ入力電圧15はＬＯＷレベルに
なる。従って、入力データ信号は０となる。外部の入力
スイッチ４のオン・オフが入力データ信号で判別するこ
とができる。

【０００６】次に、出力は出力トランジスタ２を出力デ
ータ信号で１でオン、０でオフ制御する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回路では入力部と出力部が別々であるため、
外部端子数が増えるシステムに応じてハードウェアを入
力出力別々に持つ必要があった。

【０００８】本発明は、入出力を選択するスイッチを出
力データ信号ラインに接続し、出力データをオン／オフ
選択する機能を具備することによって動作し、また入力
信号を出力トランジスタのコレクタ側から得ることによ
り、出力信号のフィードバックが可能となり出力の監視
ができる接点信号入出力回路装置を提供することを目的
としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の接点信号入出力
回路装置は、システムに応じて動作条件を入力または出
力に選択して設定する選択データ信号回路と、選択デー
タ信号回路の出力信号によってオンまたはオフする選択
スイッチと、選択スイッチの動作によって接点入力信号
回路条件を整える出力トランジスタと、出力トランジス
タと並列に接続され外部信号の入力を制御する入力スイ
ッチとを備えたことを特徴としている。

【００１０】

【作用】本発明の接点信号入出力回路装置においては、
システムに応じて動作条件を入力または出力に選択して
設定し、選択データ信号回路の出力信号によって選択ス
イッチをオンまたはオフさせ、選択スイッチの動作によ
って接点入力信号回路条件を整え、出力トランジスタと
並列に入力スイッチを接続して外部信号の入力を制御す
ることを特徴としている。

【００１１】

【実施例】次に本発明の接点信号入出力回路装置の一実
施例を説明する。図１において、選択データ信号回路20
はシステムに応じて動作条件を入力または出力に選択さ
れるれる選択データ信号12によってオンまたはオフの状
態に設定される。選択スイッチ10は選択データ信号回路
20に接続され、選択データ信号回路20の出力信号によっ
てオンまたはオフする開閉回路素子である。出力トラン
ジスタ２は選択スイッチ10に接続され、選択スイッチ10
の動作によって接点入力信号回路条件を整える。そし
て、出力トランジスタ２のエミッター端子には出力保護
抵抗３が直列に接続され、出力保護抵抗３の一方の端子
は選択スイッチ10や入力スイッチ４の端子と共に共通の
コモン線21に接続される。また、入力スイッチ４は出力
トランジスタ２と出力保護抵抗３との直列回路に並列に
接続されて外部信号の入力を制御する。一方、出力トラ
ンジスタ２のコレクター端子にはコレクタ電圧８が印加
されアンプ22を介して入力データ信号が加えられるが、
出力トランジスタ２のコレクター回路にはダイオード５
と入力信号抵抗６とが並列に接続され、入力スイッチの
入力端子23には出力負荷７が接続される。尚、出力負荷
７に加えられる電圧はダイオード５や入力信号抵抗６と
同じくＶＤＤとしている。

【００１２】そして、システムに応じて動作条件を入力
か出力かに選択データ信号11で設定する。例えば選択デ
ータ信号11がレベル１のときは選択スイッチ10がオン
し、出力データ信号12がオフする。従って、出力トラン
ジスタ２はオフするため装置は接点入力信号回路として
動作する。

【００１３】この場合、外部に接続された入力スイッチ
４がオフのときは入力信号抵抗６から外部に電流が流れ
ないためにコレクタ電圧８はＶＤＤとなり入力データ信
号13がレベル１と読み込む。しかし、入力スイッチ４が
オンのときは入力信号抵抗６から入力スイッチ４を介し
て電流が流れるので、コレクタ電圧８はローレベルとな
り入力データ信号13がレベル０と読み込む。

【００１４】次に、選択データ信号11がレベル０のとき
は選択スイッチ10がオフし、出力データ信号12により出
力トランジスタ２を制御することができる。この状態で
は装置は接点出力信号回路として動作する。この場合、
出力データ信号12がレベル１のときは出力トランジスタ
２がオンし出力負荷７が動作する。このときコレクタ電
圧８はローレベルとなり出力状態を入力データ信号13を
介してレベル０と監視する。また、出力データ信号12が
レベル０のときは出力トランジスタ２がオフし出力負荷
７は動作しない。

【００１５】このときコレクタ電圧はハイレベルとなり
出力状態を入力データ信号13を介してレベル１と監視す
る。

【００１６】以上のように、出力回路のトランジスタお
よびトランジスタのコレクタに接続された入力回路の抵
抗と入力か出力かを選択するスイッチから構成され、同
一端子に入力か出力かを接続でき、その選択を選択デー
タ信号で設定し出力データ信号のオン／オフを行う接点
信号入出力回路として使用できるし、一方、出力回路の
時は、出力の状態信号を入力信号で監視できることを特
徴とする接点信号入出力回路を提供することができる。
そして、システムに応じて使い分けることにより従来は
入力信号と出力信号を別々に装置を持つ必要があった
が、本発明では１種類で対応でき、また、システムの変
更においてもハードウェアの追加変更を最小限にするこ
とができる。

【００１７】

【発明の効果】本発明によれば、１回路で接点信号の入
力と出力の２つの機能を動作することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の接点信号入出力回路装置の構成図であ
る。

【図２】本発明の一実施例を示す接点信号入出力回路装
置の構成図である。

【符号の説明】

２…出力トランジスタ ３…出力保護抵抗 ４…入力スイッチ ５…ダイオード ６…入力信号抵抗 ７…出力負荷 10…選択スイッチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 システムに応じて動作条件を入力または
   出力に選択して設定する選択データ信号回路と、この選
   択データ信号回路の出力信号によってオンまたはオフす
   る選択スイッチと、この選択スイッチの動作によって接
   点入力信号回路条件を整える出力トランジスタと、この
   出力トランジスタと並列に接続されて外部信号の入力を
   制御する入力スイッチと、を具備してなる接点信号入出
   力回路装置。