JPH08194149A - エンコーダ装置 - Google Patents

エンコーダ装置

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JPH08194149A
JPH08194149A JP596395A JP596395A JPH08194149A JP H08194149 A JPH08194149 A JP H08194149A JP 596395 A JP596395 A JP 596395A JP 596395 A JP596395 A JP 596395A JP H08194149 A JPH08194149 A JP H08194149A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で簡単な機構で低価格の信頼性の高いエン
コーダ装置を提供することを目的とする。 【構成】駆動源により回転駆動されることにより撮影光
学系の焦点距離を変化せるカムリングと、このカムリン
グの位置を検出するための非接触型信号発生手段1と、
この信号発生手段1の出力信号をアナログ/デジタル変
換するA/D変換手段2と、このA/D変換手段2のし
きい値を少なくとも2種類以上に変更可能なしきい値変
更手段3とを具備しており、上記2種類以上のしきい値
の内、第1のしきい値により上記カムリングの回転位置
が検出された際には、該カムリングの第1の方向への駆
動を禁止し、第2のしきい値により上記カムリングの回
転位置が検出された際には、該カムリングの第2の方向
への駆動を禁止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンコーダ装置、詳し
くは、非接触型センサの出力に基づいて所定情報を得る
エンコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触型センサからの出力パルス
信号をカウントしてズーム情報を得るズームエンコーダ
は種々知られており、たとえば特開平5−181050
号公報には以下に示す技術手段が開示されている。すな
わち、当該ズームエンコーダは少なくとも焦点距離の広
角端付近と望遠端付近において所定の位置信号を検出す
る位置検出手段の出力の変化に応じて上記カウント値を
所定の値に変更することにより、相対値エンコーダの持
つ、パルス発生器のチャタリング発生に対するズーム状
態の誤判断と、ズーム環を複数回往復移動させたときに
発生するミスカウントと、ズーム環を故意に引っ張った
りまたは押し込んだりしたときにズーム素子に対してレ
ンズ鏡筒の位置が変化したにも係わらず、それを検知す
ることができず、ズーム状態の誤判断といった問題を解
決している。
【0003】また、同公報には、少なくとも広角端付近
と望遠端付近とを区別する際に使用する複数位置検出手
段として、2つ以上のズーム素子を用いることも記述さ
れている。
【0004】また、上述の如き構成に対し、距離環を回
転させることにより合焦レンズを光軸方向に移動させ
る、いわゆる合焦駆動装置においても、該距離環の回転
位置を検出するための距離エンコーダが設けられている
場合が考えられる。この距離エンコーダにおいても、チ
ャタリングやミスカウント等の検出ミスにより誤判断が
発生することが予測され、よってこれを防止する構成と
して、無限遠端付近と至近端付近の区別をつける2以上
の検出素子を用いることが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術においては、上述したようにズーム素子等の検出素
子を2つ以上必要とするため、カメラの大型化、コスト
アップを招くことになっている。
【0006】また、この不具合を解消するために検出素
子を1つのみ使用した場合は、ズーム駆動前の少なくと
も広角端付近と望遠端付近のズーム位置の区別ができな
いことから、ズーム位置の誤判断を招き、その誤判断
は、端面への当てつき、そしてカムリングの破壊もしく
は強烈な異音を発生させてしまう虞がある。
【0007】この不具合は、たとえば一眼レフレックス
カメラの合焦光学系を駆動するための構成においても同
様に発生することが予想される。すなわち、検出素子を
1つだけ設けた構成においては、上述した距離環を回転
駆動する前に該距離環が無限遠端と至近端との何れかに
あるかが区別できず、間違った方向に回転駆動して回転
範囲の端部に当てつけてしまい、該距離環の破損あるい
は異音の発生が予想される。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、小型で簡単な機構で低価格の信頼性の高いエ
ンコーダ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1のエンコーダ装置は、駆動源によ
り回転駆動されることにより撮影光学系の焦点距離を変
化せるカムリングと、このカムリングの位置を検出する
ための、非接触型の信号発生手段と、この信号発生手段
の出力信号をアナログ/デジタル変換するA/D変換手
段と、このA/D変換手段のしきい値を少なくとも2種
類以上に変更可能なしきい値変更手段とを具備する。
【0010】上記の目的を達成するために本発明による
第2のエンコーダ装置は、駆動源により回転駆動される
ことにより撮影光学系の焦点位置を変化せるリング手段
と、このリングの位置を検出するための、非接触型の信
号発生手段と、この信号発生手段の出力信号をアナログ
/デジタル変換するA/D変換手段と、このA/D変換
手段のしきい値を少なくとも2種類以上に変更可能なし
きい値変更手段とを具備する。
【0011】上記の目的を達成するために本発明による
第3のエンコーダ装置は、駆動源により回転駆動される
ことにより撮影光学系の状態を変化せるリング手段と、
このリング手段の位置を検出するための、非接触型の信
号発生手段と、この信号発生手段の出力信号をアナログ
/デジタル変換するA/D変換手段と、このA/D変換
手段のしきい値を少なくとも2種類以上に変更可能なし
きい値変更手段とを具備する。
【0012】
【作用】本発明による第1のエンコーダ装置は、上記2
種類以上のしきい値の内、第1のしきい値により上記カ
ムリングの回転位置が検出された際には、該カムリング
の第1の方向への駆動を禁止し、第2のしきい値により
上記カムリングの回転位置が検出された際には、該カム
リングの第2の方向への駆動を禁止する。
【0013】本発明による第2のエンコーダ装置は、上
記2種類以上のしきい値の内、第1のしきい値により上
記リング手段の回転位置が検出された際には、該リング
手段の第1の方向への駆動を禁止し、第2のしきい値に
より上記リング手段の回転位置が検出された際には、該
リング手段の第2の方向への駆動を禁止する。
【0014】本発明による第3のエンコーダ装置は、上
記2種類以上のしきい値の内、第1のしきい値により上
記リング手段の回転位置が検出された際には、該リング
手段の第1の方向への駆動を禁止し、第2のしきい値に
より上記リング手段の回転位置が検出された際には、該
リング手段の第2の方向への駆動を禁止する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0016】図1は、本発明の第1実施例であるエンコ
ーダ装置の基本的構成を示した説明図であり、本実施例
がカメラのズームレンズ鏡筒に適用された例を示してい
る。
【0017】この第1実施例のエンコーダ装置は、レン
ズ鏡筒に配設されたズーム位置を検出するための非接触
型信号発生手段1と、この非接触型信号発生手段1の出
力信号をA/D変換するA/D変換手段2と、このA/
D変換手段2のしきい値が2種類以上に変更可能なしき
い値変更手段3と、上記A/D変換手段2からの出力に
基づいてズーム駆動方向を制御するズーム駆動方向制御
手段4とで主要部が構成されている。
【0018】このように構成される本実施例のエンコー
ダ装置は、上記ズーム駆動方向制御手段4において所定
の2つのしきい値でズーム駆動方向を制御するようにな
っている。すなわち、上記A/D変換手段2からの出力
が所定の第1のしきい値より小さく、ズーム位置が広角
端付近と判別されたときに、さらに広角端へ向う駆動
(ズームダウン)を禁止する。また、該出力が所定の第
2のしきい値より大きくズーム位置が望遠端付近と判別
されたときに、さらに望遠端へ向う駆動(ズームアッ
プ)を禁止するようになっている。
【0019】以下、上記第1実施例のエンコーダ装置の
詳細を説明する。
【0020】図2は、上記第1実施例のエンコーダ装置
の主要部構成を詳しく示した要部分解斜視図であり、本
実施例のエンコーダ装置がカメラのズームレンズ鏡筒に
適用された例を示している。また、図3は、該エンコー
ダ装置におけるズームエンコーダの反射部とズームフォ
トリフレクタ,ズームフォトインタラプタの出力との関
係を示した説明図である。
【0021】通常のズーム機能を有する回転環20に設
けられたズームエンコーダ10は、図3に示すように沈
胴部A、撮影範囲部B、テレ端位置を越える領域Cの3
つからなっていて、このうちB部は反射率の高い銀色も
しくは白色、また、C部は反射率の低い黒色となってお
り、A部はC部の反射率とB部の反射率の間の反射率が
発生する色、例えば灰色となっている。さらに、上記回
転環20は、図2中、符号アまたはイで示す方向に回転
してズームレンズを駆動するようになっている。そし
て、このズームエンコーダ10の回動により、カメラ本
体内の所定の位置に固定されたズームフォトリフレクタ
11(ZPR)の出力信号が変化するようになってい
る。
【0022】すなわち、図3に示すαの位置に上記フォ
トリフレクタ11が対面しているときは沈胴状態であ
り、βの位置に該フォトリフレクタ11が対面している
ときはワイド状態、γの位置に対面しているときはテレ
状態である。
【0023】図2に戻って、ズーム駆動ユニット30
は、ズームモータ31と、減速ギヤー列32と、上記ズ
ームモータ31の軸延長上に設けられ、該ズームモータ
31と連動して回動するスリット33と、このスリット
33の近傍に配置され、該スリット33の回動に応じて
出力信号を生成するズーム用フォトインタラプタ34
(ZPI)と、上記減速ギヤー列32の最終ギヤーに噛
合し、上記回転環20の外周に設けられた駆動ギヤー2
1と噛合して上記ズームモータ31の回動力を回転環2
0に伝達する出力ギヤー35とで構成されている。
【0024】なお、上記フォトリフレクタ11およびフ
ォトインタラプタ34の出力端は後述するIF−ICに
接続し、A/D変換後、後述するCPU101(図4参
照)に接続されていて、該フォトリフレクタ11および
フォトインタラプタ34の出力信号に基づいてCPU1
01が現在の焦点距離を検出するようになっている。
【0025】図4は、本第1実施例のエンコーダ装置が
適用されるズームカメラの構成を示したブロック系統図
である。
【0026】図において、CPU101は上記ズームカ
メラ全体の動作を制御するマイクロコンピュータであっ
て、該ズームカメラ動作のシーケンス制御、オートフォ
ーカス/オートイクスポージャー(以下、AF/AEと
いう)演算、A/D変換、LCD/LED制御およびス
イッチ入力制御を司る。
【0027】LCDパネル102はフィルムの駒数、バ
ッテリチェック結果等をそれぞれ表示する液晶表示板で
ある。
【0028】スイッチ操作部103は、レリーズ釦を半
押ししたときに作動し、AF,AEをロックする1段目
スイッチ1Rと、レリーズ釦を全押ししたときに作動す
る、シャッターレリーズ用の2段目スイッチ2Rと、ズ
ームアップ用のスイッチZ−UPと、ズームダウン用ス
イッチZ−DOWNと、オンされたときに、上記CPU
101は、上記LCDパネル102に表示を行ってズー
ムカメラ全体を撮影可能状態にするパワーオンスイッチ
POWERと、撮影中の巻戻しを行う強制巻戻し用のス
イッチRWと、裏蓋を閉めたことを検知して空送りを行
う裏蓋開閉スイッチBKとで構成されている。
【0029】EEPROM106は、電気的に消去可能
なROMであり、フィルム駒数、電出補正値ストロボ充
電電圧情報、バッテリチェック情報等の各種調整値を記
憶している。
【0030】ストロボユニット108は、上記CPU1
01からチャージ信号が与えられると充電を開始し、充
電電圧は該CPU101へ送られ、A/D変換された
後、EEPROM106の充電電圧情報と比較され、充
電完了が否かがチェックされるようになっている。
【0031】LED表示部109は、ストロボ発光警
告、AFロック等を撮影者に知らせる表示部である。
【0032】IF−IC111はインターフェース用I
CでLEDドライブ回路、SPD110によって測光を
行う回路、モータドライブ回路、基準電圧回路、AF測
距用回路、フォトインタラプタ,フォトリフレクタの生
波形をA/D変換して整形波形に変換する回路等により
構成されている。
【0033】また、図中、符号122は発光ダイオード
(IRED)、符号123は位置センサー(PSD)、
符号124は被写体を示す。上記IF−IC111は、
上記CPU101からの制御信号に基づき被写体124
に赤外光を投光し、その反射光をPSD123で検出し
測距を行うようになっている。そして、得られた測距デ
ータは、シリアルデータバスを通じてCPU101に転
送されるようになっている。
【0034】さらに、図中、符号112はモータ駆動用
ICであり、上記CPU101から送出されるモータ駆
動信号が上記IF−IC111内で1度デコードされた
後、このモータ駆動用IC112に供給されるようにな
っている。そして、CPU101の信号により上記ズー
ムモータ31、AFモータ115、巻上げ、巻戻しモー
タ116の何れかのモータが選択されて駆動されるよう
になっている。
【0035】上記AFモータ115の近傍には、該モー
タ115の回動に連動して出力信号を生成するフォトイ
ンタラプタ126が設けられていて、上記CPU101
は、IF−IC111によりA/D変換された該フォト
インタラプタ126の出力に基づいて該AFモータ11
5の回動制御を行うようになっている。
【0036】上記巻上げ、巻戻しモータ116の近傍に
も同様に、該モータ116の回動に連動して出力信号を
生成するフォトリフレクタ127が設けられていて、上
記CPU101は、IF−IC111によりA/D変換
された該フォトリフレクタ127の出力に基づいて該モ
ータ116の回動制御を行うようになっている。
【0037】上記ズームモータ31は、上述したように
IF−IC111によりA/D変換されたフォトインタ
ラプタ34およびフォトリフレクタ11の出力信号に基
づいてCPU101により制御されるようになってい
る。
【0038】図5,図6は、それぞれ本実施例における
上記フォトインタラプタ,フォトリフレクタの出力信号
の整形波形を示した線図である。
【0039】上記IF−IC111は、図5,図6に示
すようにフォトインタラプタ126とフォトリフレクタ
127、ズーム用フォトインタラプタ(ZPI)34と
ズーム用フォトリフレクタ(ZPR)11からの信号を
所定のしきい値(図中、しきい値(1),しきい値
(2)として示す)を基準にA/D変換することにより
整形するようになっている。なお、上記所定のしきい値
のレベルはCPU101からIF−IC111へ送信す
るようになっている。また該しきい値のレベルは、任意
に設定可能であり、EEPROM106に記憶されてい
る。
【0040】図4に戻って、自動調整機120は、A
F,AE、バッテリチェック、ストロボ調整等を工場で
行う際のチェッカとして使用される。この各データはシ
リアルデータバスを通じてCPU101に送られ、調整
値を上記EEPROM106に記憶するようになってい
る。
【0041】また、フィルムのDXコード150は、C
PU101に直接読み込まれ、露出値を決めるための演
算値として使われるようになっている。
【0042】図中、符号121はセクタ開閉用のプラン
ジャであり、符号125は電池電圧の検出部で電池投入
時や、電圧復帰時にCPU101にリセットを掛ける検
出部である。
【0043】次に、本第1実施例のエンコーダ装置が適
用されるズームカメラの作用について、図7〜図10に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0044】図7は、該ズームカメラに電源を投入した
ときのパワーオンリセットのサブルーチンを示したフロ
ーチャートである。
【0045】図において、電池を挿入し、またはパワー
スイッチPOWERを切り換えると、CPU101にパ
ワーオンリセットが掛かりカメラの動作が開始される。
このパワーオンリセットのサブルーチンが呼び出される
と、先ずステップS101で各ポートおよびCPU10
1内のRAMの初期設定が行われた後、ステップS10
2で、自動調整機120がCPU101に接続されたか
否かのチェック判定を行う。このチェックの結果、自動
調整機120がCPU101に接続されていればステッ
プS103に進んで、外部装置との通信を行う。また、
上記自動調整機120がCPU101に接続されていな
ければ、直ちにステップS104に進んでバッテリチェ
ックを行う。ここで、バッテリ電圧が不十分の場合は、
LCDパネル102に電池なしを表示すると共に全ての
カメラ動作を禁止する。
【0046】この後、ステップS105において、EE
PROM106から所定のデータを読み込んだ後、ステ
ップS106ではパワースイッチPOWERがをチェッ
クする。ここで、パワースイッチPOWERがオフなら
ばステップS120に進みLCDパネル102の表示を
消去し、裏蓋の開閉や強制巻戻しを行うスイッチBKお
よびRWの割り込み許可した後、ストップモード状態に
する。
【0047】上記ステップS106でパワースイッチP
OWERがオンならばステップS107で現在のズーム
位置を検出し、沈胴位置以外のとき、沈胴位置へ移動後
ステップS113でズームレンズを沈胴位置から撮影可
能なワイド端位置(WIDE)へ移動させる。そして、
ステップS114に進んでLCDパネル102に所定の
情報を表示させた後、ステップS115でストロボチャ
ージを行い撮影可能状態とする。
【0048】ステップS116では、LCDパネル10
2への表示時間を、例えば、90秒にセットする。そし
てユーザが何らかのステップを操作すれば再度90秒の
タイマがセットされることになる。ステップS117に
進んで、90秒経過したか否かを判断し、90秒経過し
ていればステップS119へ、経過していなければステ
ップS118に進んで、裏蓋の開閉スイッチBK、巻戻
しスイッチRWおよび他の操作スイッチ(以下、KEY
という)の割り込みの許可をした上でホルトモード状態
にする。上記ストップモード状態、ホルトモード状態で
割り込みの許可されたスイッチが押されたときは、図8
に示す、スタンバイ解除のサブルーチンが実行される。
【0049】次に、このスタンバイ解除のサブルーチン
を図8に示すフローチャートを参照して説明する。
【0050】先ず、ステップS121で裏蓋スイッチB
Kにより割込みがチェックされる。ここで、この裏蓋ス
イッチBKによる割込みがあれば、ステップS122に
進んで裏蓋が閉じているか否かが判断される。このステ
ップS122で、裏蓋が閉じていなければステップS1
24へ進んで裏蓋を開ける処理が行われた後、図7のス
テップS106へ戻る。また、裏蓋が閉じているならば
ステップS123で空送り処理をした後、上記ステップ
S106へ戻る。
【0051】ステップS125では巻戻しスイッチRW
による割込みがチェックされる。ここで、この巻戻しス
イッチRWによる割込みがあればステップS127に進
んでフィルムの巻戻しを行う。
【0052】ステップS128ではタイマ割込みがチェ
ックされる。ここでタイマ割込みがあればステップS1
34に進んで表示タイマカウント処理を行った後、ステ
ップS135で測光を行い図7のステップS117へ戻
る。上記ステップS128でタイマ割込みでない場合
は、ステップS129に進んでフィルム巻戻し終了か空
送り失敗かのチェックを行う。ここで、フィルム巻戻し
終了か空送り失敗ならカメラが動作しないように図7の
ステップS106へ戻る。また、フィルム巻戻し終了か
空送り失敗でなければ、ステップS130へ進む。この
ステップS130ではパワースイッチPOWERの状態
をチェックし、オフなら上記ステップS106へ進み、
オンならステップS131に進んでそのままメインフロ
ーを続行する。
【0053】上記ステップS131では上記KEYによ
る割込みの判定が行われる。後記各モードスイッチが押
されて割込みが発生すれば、図9のステップS141に
飛び、割込みがなければステップS132に進む。
【0054】上記ステップS132ではLCDパネル1
02に何らかの情報が表示中か否かをチェックし、表示
中でなければステップS133に進んで各操作スイッチ
BK,RW等のKEYの割込みを許可してストップモー
ド状態となる。上記ステップS132でLCDパネル1
02が表示中なら図7のステップS117へ戻る。
【0055】なお、ステップS117、ステップS13
1、ステップS133におけるKEYとは、図4に示す
スイッチ操作部103中のスイッチを意味する。
【0056】次に、上記KEY割込みの処理のサブルー
チンを図9を参照して説明する。
【0057】上記ステップS131(図8参照)でKE
Y割込みがあれば図9のステップS141に進んでLC
Dパネル102(図4参照)をオンする。この後、ステ
ップS143に進んで1段目のレリーズスイッチ1Rが
押されているか否かをチェックする。この1段目のレリ
ーズスイッチ1Rが押されていれば、ステップS144
においてレリーズ処理を行った後、図7のステップS1
06へ戻る。上記ステップS143で1段目のレリーズ
スイッチ1RがオフならステップS146へ進み、ズー
ムアップまたはズームダウンの指示がなされていればス
テップS158へ進む。このステップS158ではLC
Dパネル102が表示中か否かをチェックし、表示中で
あれば、図7のステップS117へ、また、表示中でな
ければ図8のS133へ戻る。
【0058】上記ステップS146において、ズームア
ップまたはズームダウンの指示があったときはステップ
S147へ進んでズーム処理がなされる。
【0059】次に上記ステップS107におけるズーム
現在位置検出処理(図7参照)を、図10に示すフロー
チャートおよび図11を参照して説明する。
【0060】図10に示すステップS701では、ズー
ム素子からの信号検出に必要なCPU101のポート初
期化を行う。
【0061】ステップS702では、ズーム素子のズー
ムフォトリフレクタ11からの信号をIF−IC111
内部の回路でA/D変換するための第1のしきい値の情
報をCPU101からIF−IC111へ送信する。
【0062】ステップS703では、上記ズームフォト
リフレクタ11からの信号をIF−IC111でA/D
変換を行う。
【0063】上記ズームフォトリフレクタ11の出力信
号が第1しきい値より高い、すなわち“H”レベルであ
れば、IF−IC111からの出力信号は“H”レベル
となり、第1しきい値より低い、すなわち“L”レベル
であれば、IF−IC111からの出力信号は“L”レ
ベルとA/D変換され、CPU101へ送信される。ス
テップS704では上記のCPU101へ送信された信
号が“H”レベルであるかどうか判断をし、“H”レベ
ルであればステップS705へ進む。“H”レベルでな
ければ、ステップS708へ進みステップS708で
は、ズームフォトリフレクタの信号が、第1しきい値よ
り“L”レベルであるため、現在のカムリング位置は望
遠と広角の中間位置、図11ではB領域となり、ステッ
プS711へ進む。
【0064】ステップS705では、第2のしきい値の
情報をCPU101からIF−IC111へ送信する。
【0065】ここでの第2しきい値は、上記の第1しき
い値よりしきい値のレベルが高い。すなわち、第1しき
い値でA/D変換した結果は、“H”レベルである信号
を第2しきい値でA/D変換すると“L”レベル(広角
領域)となることもある。また、第2しきい値でA/D
変換した結果、“H”レベルであった信号は、第1しき
い値でA/D変換しても“H”レベル(望遠領域)とな
る。
【0066】ステップS706では、ズームフォトリフ
レクタ11の出力信号を、IF−IC111において第
2しきい値でA/D変換する。
【0067】ステップS707では上記のA/D変換さ
れた信号が“H”レベルか“L”レベルか判断を行う。
“H”レベルであればステップS709へ進み、カムリ
ング位置は図11中、C領域の望遠領域となる。また、
信号が“L”レベルのときはカムリング位置は図11で
みるとA領域である広角とわかる。
【0068】ステップS708,ステップS709はカ
ムリングの現在位置が望遠と広角の中間領域または望遠
位置であることを示しているが、これは、パワーオンリ
セット時のカムリング状態が沈胴位置でないことである
ので、ステップS711で沈胴動作を行う。
【0069】すなわち、パワーオンリセット時のズーム
位置が図11中、広角と望遠の中間領域のB領域か望遠
領域のC領域のときは、ズームアップと呼ばれる望遠端
に向った方向への駆動ではなく、ズームダウンと呼ばれ
る広角領域へ向った方向への駆動を行い、沈胴状態にす
る。
【0070】また、ズーム位置が図11中、広角領域の
A領域のときは、上記と同じ広角端に向った方向への駆
動はしない。
【0071】以上は、ズーム(カムリング)の現在位置
を検出し、広角位置でなかったら沈胴位置へ移動する動
作であり、終了後はメインルーチンへ戻る。
【0072】通常のズーム動作(詳細は別途説明)にお
いてのしきい値は第1しきい値のみ使用するので、焦点
距離の広角端付近と望遠端付近の所定の位置信号は
“H”レベルである。ズーム駆動中は信号の立上り、立
下りで所定位置の検出が行えるが、例えばズーム駆動中
に電池電源が脱落して、その後、レンズ鏡筒を押し込ん
だり、引っ張ったりして、ズーム位置が広角端付近から
望遠端付近へまたは望遠端付近から広角端付近へ移動し
てしまった場合にも、現在位置が望遠端付近か広角端付
近かの区別ができる。
【0073】電池投入後、先ず動かした後、所定位置信
号の変化を待って現在位置を認識し、その後正常な動作
を開始する処理であると、電池投入後の動作の保証はな
い。というのは、電池脱落時の焦点距離は広角端付近で
あったが電池投入時の焦点距離は望遠端付近だとする
と、電池投入直後の動作として、広角端付近から撮影可
能なワイド位置へレンズ鏡枠を動かそうとするが実際に
は望遠端付近にレンズ鏡枠があるだけなので、望遠端ス
トッパーへレンズ鏡枠が当てついてしまう。
【0074】また、電池脱落時の焦点距離は望遠端付近
であったが、電池投入時の焦点距離は広角端付近であっ
たとすると、また、そのときにメインスイッチ(パワー
スイッチ)がオフであったならば、望遠端付近から沈胴
にしようとするが、実際にはすでに広角端付近であるた
め、広角端ストッパーへ当てついてしまう。
【0075】この当てつきによる衝撃は、機構部の破損
や不快な異音を招くこともありうる。
【0076】次に、上記ステップS113における、ズ
ームレンズを沈胴位置から撮影可能なワイド端位置へ移
動させるステップ(図7参照)を、図12に示すフロー
チャートおよび図13を参照してさらに詳しく説明す
る。
【0077】図12に示すステップS301において、
ズームモータ31(図4参照)を正転させた後、ステッ
プS302で上記フォトリフレクタ11(ZPR、図4
参照)の出力信号をIF−IC111が第1のしきい値
と比較して、A/D変換後、CPU101が受信する。
【0078】この後ステップS304において、上記ス
テップS302における信号が第1のしきい値より高い
ときはフォトリフレクタ11の出力信号が“H”レベル
と判断して、ステップS302へ戻る。また、上記信号
が第1のしきい値より低くなければ、フォトリフレクタ
11の出力信号が“L”レベルと判断し、ステップS3
05へ進む。
【0079】このステップS305で、ズームレンズの
現在値を示すCPU101内部のRAM上のZMPLS
をリセットした後、ステップS306で、上記フォトイ
ンタラプタ34(ZPI、図4参照)の出力値をチェッ
クして(ZPIHRD)、立上りエッヂがあったとき、
上記ZMPLSを+1する。
【0080】この後、ステップS307で、ズームレン
ズの現在値ZMPLSからワイド端位置を示す値#WI
DEを減算して、ステップS308において比較値を判
断(CY)し、ボローがあればまだワイド端位置でない
ので上記ステップS306へ戻り、ボローがなければワ
イド端位置なのでステップS309へ進む。
【0081】このステップS309では、ズームモータ
31にブレーキをかけ(ZMOTBK)、ステップS3
10において一定時間待機した後(TI)、ステップS
311においてズームモータ31を停止させてメインル
ーチンに戻る(ステップS312)。
【0082】次に、上記ステップS147におけるズー
ム処理(図9参照)について図14に示すフローチャー
トおよび図15を参照して説明する。
【0083】ステップS501では、ズームモータ駆動
に必要なCPU101(図4参照)のポート初期化、お
よびズームフォトリフレクタ11のしきい値、この場合
は第1のしきい値の設定を行う。この後、ステップS5
02において、ズームモータ31(図4参照)の駆動方
向を示すフラグZUDFを見て、該フラグZUDF=1
ならばズームモータ31を正転させるようステップS5
04へ進む。上記ステップS502においてフラグZU
DF=0のときは、該ズームモータ31を逆転させるよ
うにステップS503へ進む。
【0084】この後、ステップS511において、ズー
ムスイッチZSW、すなわち、前記ズームアップ用スイ
ッチZ−UPとズームダウン用スイッチZ−DOWNと
の何れかがオンされたか否かをチェック(ZSWSK)
し、該ズームスイッチZSWが何れもオフならばステッ
プS518へ進む。
【0085】上記ステップS511でズームアップ用ス
イッチZ−UPとズームダウン用スイッチZ−DOWN
との何れかがオンされているときは、ステップS512
へ進む。
【0086】このステップS512では、ズームレンズ
の現在値を示す上記ZMPLSによりズーム位置がワイ
ド端位置あるいはテレ端位置になったかを判定し、ワイ
ド端位置、テレ端位置のどちらかになった所で、上記ズ
ームモータ31を停止しステップS518へ進む。ま
た、上記ステップS512で、ズームレンズ位置がワイ
ド端位置あるいはテレ端位置に達していないときは、次
にステップS513に進む。
【0087】このステップS513では、通常のズーム
動作中は、上記フォトリフレクタ11(ZPR)の出力
信号は“L”レベルであるが、ズームアップ中に第1の
しきい値(図15参照)を越えて“H”レベルになった
所でテレ端位置を示す値#TELE分のパルスをカウン
トし、上記ZMPLSをテレ端位置に相当するパルス数
にリセットする。
【0088】この後、ステップS514でフォトインタ
ラプタ34(ZPI)の検出用タイマをスタートさせ、
ステップS515で、該フォトインタラプタ34のパル
ス立上りをチェックして上記ZMPLSをカウントアッ
プもしくはカウントダウンする。ここで、一定時間内に
該フォトインタラプタ34の立上りがなければズームモ
ータ31あるいはズームエンコーダ10の故障と判断し
て、ステップS521の異常処理(DAMAG)へ行
く。
【0089】この後、ステップS518で上記ズームモ
ータ31に一定時間ブレーキをかけ(ZMOTBK)、
ステップS519で該ズームモータ31を停止させた
後、メインルーチンに戻る(ステップS520)。
【0090】以上述べた第1実施例においては、カムリ
ングにズームエンコーダを設けた例を示している。しか
しながら、本発明は、オートフォーカス一眼レフレック
スカメラにおけるレンズ鏡筒の距離環にこのエンコーダ
を設け、該エンコーダにより距離環の回転位置を検出す
るような構成においても適用することが可能である。
【0091】この場合は、距離環の回転範囲である「無
限遠端−至近端」が、ズームレンズにおける「ワイド端
−テレ端」に対応する。そしてズームアップは「合焦レ
ンズ繰り出し(無限遠側から至近側に駆動)」,ズーム
ダウンは「合焦レンズ繰り込み(至近側から無限遠側に
駆動)」にそれぞれ対応する。
【0092】さらにこの場合は、図7における「ズーム
現在位置検出処理」を「AF現在位置検出処理」等と変
更し、カムリングの回転位置を検出する代わりに距離環
に回転位置を検出するサブルーチンを設ければよい。
【0093】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0094】この第2実施例のエンコーダ装置は、基本
的な構成は上記第1実施例と同様であるので、ここでは
差異のみに言及し、同一部分の説明は省略する。
【0095】この第2実施例のエンコーダ装置において
は、上記第1実施例と同様のカメラのズームレンズ鏡筒
において、図16に示すように、回転環20に設けられ
たズームエンコーダ10は広角領域A、広角と望遠の中
間領域B、望遠領域Cの3つからなっていて、このうち
A部は反射率の低い黒色、C部は反射率の高い銀色もし
くは白色、B部はA部の反射率とC部の反射率の間の反
射率が発生する灰色となっている。なお、本実施例にお
いて、所定のしきい値が2種類あることと、ズームフォ
トリフレクタ(ZPR)の状態が3種類あるのは上記第
1実施例と同様である。
【0096】さらに、ズームカメラのブロック系統図
と、ズームカメラに電源を投入したときのパワーオンリ
セットの動作のフローチャートは、上記第1実施例と同
じであるので、ここでの説明は省略する。
【0097】ここで、本第2実施例における、パワーオ
ンリセット動作中のズームの現在位置検出処理の動作を
図17に示すフローチャートと図16を参照して説明す
る。
【0098】図17に示すように、先ず初めに、ステッ
プS801でCPU101のポートの初期化を行う。
【0099】ステップS802では、A/D変換用の第
1のしきい値の情報をIF−IC111へ送信する。そ
の後、ステップS803でズームフォトリフレクタ11
の信号を第1のしきい値を用いてA/D変換する。次
に、ステップS804で該A/D変換の結果信号が、
“L”レベルであったらカムリング(ズーム)の位置は
広角領域、すなわち図16に示すA領域と判明し、広角
端へ向う方向への駆動はせず、メインルーチンへ戻る
(ステップS808)。
【0100】また、同ステップS804で信号が“H”
レベルであったときは、再びIF−IC111に第2の
しきい値情報を送信し、該第2のしきい値を用いてズー
ムフォトリフレクタ11の信号をA/D変換する(ステ
ップS805,ステップS806)。
【0101】次に、ステップS807で上記A/D変換
後の信号が“H”レベルであれば、図16に示すC領域
の望遠領域と判明し、望遠端へ向う方向の駆動はせず
に、広角端へ向う方向への駆動をする沈胴動作を行い、
終了後、メインルーチンへ戻る(ステップS810,ス
テップS811)。
【0102】上記ステップS807で信号が“H”レベ
ルではなく“L”レベルであるなら、カムリング(ズー
ム位置)は図16に示すBの広角と望遠の中間領域と判
別するが、この後の動作は、広角領域(C領域)と判断
したときと同じである(ステップS809,ステップS
811)。
【0103】以上の記述した内容から、第2実施例の場
合は、第1のしきい値によるズーム信号のA/D変換結
果で、駆動方向が決まっていることから第2のしきい値
をIF−IC111に送信するステップS805からズ
ーム位置を判別したステップS810を省略することも
可能となる。
【0104】なお、ここでのしきい値は、上記第1実施
例と同様に、第1のしきい値のレベルより第2しきい値
のレベルの方が高い。
【0105】以上述べたように上記各実施例によれば、
より小型,低価格で信頼性の向上したエンコーダ装置を
提供できる。
【0106】[付記]以上詳述した如き本発明の実施態様
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1) 駆動源により回転駆動されることにより撮影光
学系の焦点距離を変化せるカムリングと、このカムリン
グの位置を検出するための、非接触型の信号発生手段
と、この信号発生手段の出力信号をアナログ/デジタル
変換するA/D変換手段と、このA/D変換手段のしき
い値を少なくとも2種類以上に変更可能なしきい値変更
手段と、を具備しており、上記2種類以上のしきい値の
内、第1のしきい値により上記カムリングの回転位置が
検出された際には、該カムリングの第1の方向への駆動
を禁止し、第2のしきい値により上記カムリングの回転
位置が検出された際には、該カムリングの第2の方向へ
の駆動を禁止することを特徴とする、エンコーダ装置。
【0107】(2) 駆動源により回転駆動されること
により撮影光学系の焦点位置を変化せるリング手段と、
このリングの位置を検出するための、非接触型の信号発
生手段と、この信号発生手段の出力信号をアナログ/デ
ジタル変換するA/D変換手段と、このA/D変換手段
のしきい値を少なくとも2種類以上に変更可能なしきい
値変更手段と、を具備しており、上記2種類以上のしき
い値の内、第1のしきい値により上記リング手段の回転
位置が検出された際には、該リング手段の第1の方向へ
の駆動を禁止し、第2のしきい値により上記リング手段
の回転位置が検出された際には、該リング手段の第2の
方向への駆動を禁止することを特徴とする、エンコーダ
装置。
【0108】(3) 駆動源により回転駆動されること
により撮影光学系の状態を変化せるリング手段と、この
リング手段の位置を検出するための、非接触型の信号発
生手段と、この信号発生手段の出力信号をアナログ/デ
ジタル変換するA/D変換手段と、このA/D変換手段
のしきい値を少なくとも2種類以上に変更可能なしきい
値変更手段と、を具備しており、上記2種類以上のしき
い値の内、第1のしきい値により上記リング手段の回転
位置が検出された際には、該リング手段の第1の方向へ
の駆動を禁止し、第2のしきい値により上記リング手段
の回転位置が検出された際には、該リング手段の第2の
方向への駆動を禁止することを特徴とする、エンコーダ
装置。
【0109】(4) 上記(3)項において、上記リン
グ手段により変化される撮影光学系の状態は、焦点距離
である。
【0110】(5) 上記(1),(4)項の何れか一
つにおいて、上記カムリングは、上記第1のしきい値に
よって判定された回転位置にある場合は、最も近い位置
にある端面に向かった第1の方向への回転駆動を禁止さ
れ、上記第2のしきい値によって判定された回転位置に
ある場合は、上記第1の方向とは異なる第2の方向への
回転を禁止される。
【0111】(6) 上記(1),(4)項の何れか一
つにおいて、上記カムリングは、上記第1のしきい値に
よって撮影光学系の焦点距離が広角端付近にあると判定
された場合は、広角端に向かう第1の方向への回転駆動
を禁止され、上記第2のしきい値によって撮影光学系の
焦点距離が望遠端付近にあると判定された場合は、望遠
端に向かう第2の方向への回転を禁止される。
【0112】(7) 上記(3)項において、上記リン
グ手段により変化される撮影光学系の状態は、焦点位置
である。
【0113】(8) 上記(1),(2),(4),
(7)項の何れか一つにおいて、上記リング手段は、上
記第1のしきい値によって判定された回転位置にある場
合は、最も近い位置にある端面に向かった第1の方向へ
の回転駆動を禁止され、上記第2のしきい値によって判
定された回転位置にある場合は、上記第1の方向とは異
なる第2の方向への回転を禁止される。
【0114】(9) 上記(2),(7)項の何れか一
つにおいて、上記リング手段は、上記第1のしきい値に
よって撮影光学系の焦点位置が無限遠端付近にあると判
定された場合は、無限遠端に向かう第1の方向への回転
駆動を禁止され、上記第2のしきい値によって撮影光学
系の焦点位置が至近端付近にあると判定された場合は、
至近端に向かう第2の方向への回転を禁止される。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型で簡単な機構で低価格の信頼性の高いエンコーダ装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるエンコーダ装置の基
本的構成を示した説明図である。
【図2】上記第1実施例のエンコーダ装置の主要部構成
を詳しく示した要部分解斜視図である。
【図3】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるズー
ムエンコーダの反射部とズームフォトリフレクタ,ズー
ムフォトインタラプタの出力との関係を示した説明図で
ある。
【図4】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用される
ズームカメラの構成を示したブロック系統図である。
【図5】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるフォ
トインタラプタの出力信号の整形波形を示した線図であ
る。
【図6】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるフォ
トリフレクタの出力信号の整形波形を示した線図であ
る。
【図7】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用される
ズームカメラに電源を投入したときのパワーオンリセッ
トのサブルーチンを示したフローチャートである。
【図8】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用される
ズームカメラにおけるスタンバイ解除のサブルーチンを
示したフローチャートである。
【図9】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用される
ズームカメラにおけるKEY割込みの処理のサブルーチ
ンを示したフローチャートである。
【図10】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用され
るズームカメラにおけるズーム現在位置検出処理のサブ
ルーチンを示したフローチャートである。
【図11】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるズ
ーム領域とズームフォトリフレクタの出力波形,整形波
形との関係を示した説明図である。
【図12】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用され
るズームカメラにおけるズームレンズを沈胴位置から撮
影可能なワイド端位置へ移動させる処理のサブルーチン
を示したフローチャートである。
【図13】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるズ
ームモータとズームフォトリフレクタ,フォトインタラ
プタの出力との関係の一例を示した説明図である。
【図14】上記第1実施例のエンコーダ装置が適用され
るズームカメラにおけるズーム処理のサブルーチンを示
したフローチャートである。
【図15】上記第1実施例のエンコーダ装置におけるズ
ームモータとズームフォトリフレクタ,フォトインタラ
プタの出力との関係の他の例を示した説明図である。
【図16】本発明の第2実施例のエンコーダ装置におけ
るズーム領域とズームフォトリフレクタの出力波形,整
形波形との関係を示した説明図である。
【図17】上記第2実施例のエンコーダ装置が適用され
るズームカメラにおけるズーム現在位置検出処理のサブ
ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…非接触型信号発生手段 2…A/D変換手段 3…しきい値変更手段 4…ズーム駆動方向制御手段 10…ズームエンコーダ 11…ズームフォトリフレクタ 20…回転環 31…ズームモータ 34…ズームフォトインタラプタ 101…CPU 111…IF−IC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により回転駆動されることにより
    撮影光学系の焦点距離を変化せるカムリングと、 このカムリングの位置を検出するための、非接触型の信
    号発生手段と、 この信号発生手段の出力信号をアナログ/デジタル変換
    するA/D変換手段と、 このA/D変換手段のしきい値を少なくとも2種類以上
    に変更可能なしきい値変更手段と、 を具備しており、上記2種類以上のしきい値の内、第1
    のしきい値により上記カムリングの回転位置が検出され
    た際には、該カムリングの第1の方向への駆動を禁止
    し、第2のしきい値により上記カムリングの回転位置が
    検出された際には、該カムリングの第2の方向への駆動
    を禁止することを特徴とする、エンコーダ装置。
  2. 【請求項2】 駆動源により回転駆動されることにより
    撮影光学系の焦点位置を変化せるリング手段と、 このリングの位置を検出するための、非接触型の信号発
    生手段と、 この信号発生手段の出力信号をアナログ/デジタル変換
    するA/D変換手段と、 このA/D変換手段のしきい値を少なくとも2種類以上
    に変更可能なしきい値変更手段と、 を具備しており、上記2種類以上のしきい値の内、第1
    のしきい値により上記リング手段の回転位置が検出され
    た際には、該リング手段の第1の方向への駆動を禁止
    し、第2のしきい値により上記リング手段の回転位置が
    検出された際には、該リング手段の第2の方向への駆動
    を禁止することを特徴とする、エンコーダ装置。
  3. 【請求項3】 駆動源により回転駆動されることにより
    撮影光学系の状態を変化せるリング手段と、 このリング手段の位置を検出するための、非接触型の信
    号発生手段と、 この信号発生手段の出力信号をアナログ/デジタル変換
    するA/D変換手段と、 このA/D変換手段のしきい値を少なくとも2種類以上
    に変更可能なしきい値変更手段と、 を具備しており、上記2種類以上のしきい値の内、第1
    のしきい値により上記リング手段の回転位置が検出され
    た際には、該リング手段の第1の方向への駆動を禁止
    し、第2のしきい値により上記リング手段の回転位置が
    検出された際には、該リング手段の第2の方向への駆動
    を禁止することを特徴とする、エンコーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200450196Y1 (ko) * 2008-11-03 2010-09-10 파인-웨이 프리시즌 엔터프라이즈 컴패니 리미티드 자동 툴 체인저

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