JPH08194010A - 流向流速計 - Google Patents

流向流速計

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JPH08194010A
JPH08194010A JP7004502A JP450295A JPH08194010A JP H08194010 A JPH08194010 A JP H08194010A JP 7004502 A JP7004502 A JP 7004502A JP 450295 A JP450295 A JP 450295A JP H08194010 A JPH08194010 A JP H08194010A
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Japan
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image
fiberscope
groundwater
rod
particles
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JP7004502A
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Fumiaki Hirano
文昭 平野
Takeshi Yada
健 矢田
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地下水の流向・流速を正確に測定することの
できる流向流速計を提供することを目的とする。 【構成】 流向流速計1を、孔H内にセットされたロッ
ド6に挿通したファイバースコープ2と、ファイバース
コープ2からの画像のコントラストを強調するカメラコ
ントローラ13を備えたカメラ3と、粒子の移動速度お
よび移動方向を算出する画像処理装置4とを備えてなる
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下水の流向、流速を
検出するに際して用いて好適な流向流速計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、地下水用の流向流速計は、CCD
カメラで地下水中を撮影し、地下水中で浮遊する微細粒
子の動きを観測することによって、地下水の水平方向の
流向、流速を計測していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の流向流速計においては、CCDカメラの
映像では、明らかに目視可能な粒子でなければ識別する
ことが困難であった。このような粒子は粒径が大きく、
密度の高いものが多いため粒子の沈降速度が地下水の水
平方向の流速よりも大きく、さらに、地下水から受ける
抵抗が大きいため地下水と一体に移動しているとは言え
なかった。このような理由から、従来の流向流速計で
は、地下水の流速を正確に検出するのが困難であるとい
う問題があった。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、地下水の流向、流速を正確に検出する
ことのできる流向流速計を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
地下水の流向、流速を検出するための流向流速計であっ
て、検出すべき地下水中に挿入されるファイバースコー
プと、該ファイバースコープからの画像のコントラスト
を強調する画像強調手段を備えた画像強調カメラと、該
画像強調カメラで撮影した画像中に映しだされた粒子の
移動速度を算出する速度検出手段と、前記粒子の移動方
向を検出する流向検出手段とが具備されてなることを特
徴としている。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の流
向流速計において、前記ファイバースコープが一定長を
有した筒状のロッド内に挿通され、該ロッドの内周面に
はその軸線方向に沿った凹部または溝が形成され、前記
ファイバースコープの外周面には前記凹部または溝に嵌
め込まれる凸部が形成されていることを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明では、地下水中に挿入した
ファイバースコープから得られる画像のコントラスト
を、画像強調カメラの画像強調手段で強調することによ
り、従来の単なるCCDカメラ等、通常の手段では目視
できず識別不可能であった粒子を識別することが可能と
なる。そして、画像強調手段で強調された画像から、速
度検出手段で粒子の移動速度を検出することにより、地
下水の流速を検出することができる。また、流向検出手
段で画像中の粒子の移動方向を検出することにより、地
下水の流向を検出することができる。
【0007】請求項2記載の発明では、ファイバースコ
ープを筒状のロッド内に挿通し、該ロッドの周面にその
軸線方向に沿った凹部または溝を形成し、ファイバース
コープの外周面に前記凹部または溝に嵌め込まれる凸部
を形成する構成とした。これにより、凹部または溝の位
置から検出したロッドの向き、すなわちファイバースコ
ープの向きを基準として、ファイバースコープから得ら
れた画像中における粒子の移動方向を容易に検出するこ
とができる。また、ファイバースコープの凸部とロッド
の凹部または溝とを噛み合わせておくことにより、地下
水中においてファイバースコープの向きを一定に保つこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例を参照し
て説明する。図1は、本発明に係る流向流速計の一例を
示すものである。この図に示すように、流向流速計1
は、流向、流速を検出すべき孔H内の地下水W中に挿入
されるファイバースコープ2と、ファイバースコープ2
からの画像を撮影する(画像強調カメラ)カメラ3と、
カメラ3からの画像に基づいて画像処理を行う画像処理
装置(速度検出手段,流向検出手段)4と、画像処理後
の画像を映しだすモニタ5とを基本構成としている。
【0009】図1および図2に示すように、ファイバー
スコープ2は、円筒状のロッド6内に挿通されて孔H内
に配置されている。図2に示したように、ロッド6の周
面には、その軸線方向に沿って一定幅の切れ込み(溝)
7が形成されている。一方、ファイバースコープ2の外
周面には、この切れ込み7の幅と略同幅を有した凸部8
が、上下方向一定間隔毎に列設されており、これら凸部
8,8,…は、切れ込み7にはめ込まれている。
【0010】また、図1に示したように、ロッド6の下
端部には、可撓性を有した円環状の袋体からなるパッカ
ー9が取り付けられている。このパッカー9には、これ
を膨張させるため地上に設置された例えば窒素ガスボン
ベ10が接続されている。
【0011】前記カメラ3には、ファイバースコープ2
に光を供給する光源12と、カメラ3で撮影した画像を
微分処理することにより、そのコントラスト(明暗)を
強調して補正するカメラコントローラ(画像強調手段)
13とが備えられている。
【0012】また、前記画像処理装置4は、カメラコン
トローラ13で補正された強調画像を取り込み、画像中
に映っている物体の移動速度,移動方向等を算出できる
ようになっている。
【0013】次に、上記のような構成からなる流向流速
計1の作用について説明する。このような流向流速計1
では、ロッド6を観測井等の孔H内の所定深さまで挿入
する。そして、図示しない方位計(スコープ方向検出手
段)等によって、ロッド6の切れ込み7の方向を調べ、
その方向を画像処理装置4に入力しておく。
【0014】次いで、ファイバースコープ2を、その凸
部8を切れ込み7内にはめ込みつつロッド6内に挿通さ
せ、その先端部を地下水W中所定の深さに位置させる。
そして、窒素ガスボンベ10から窒素ガスを送給してパ
ッカー9を膨張させ、ロッド6およびファイバースコー
プ2を固定する。
【0015】続いて、ファイバースコープ2をカメラ3
に接続し、ピントを調節した後、カメラコントローラ1
3を操作してファイバースコープ2からの画像のコント
ラストを強調させ、得られた強調画像をモニタ5に映し
だす。
【0016】そして、画像処理装置4では、モニタ5に
映しだされた地下水W中の粒子の水平方向の移動を捕捉
し、その移動距離と移動に費やした時間から移動速度を
算出し、これによって地下水Wの流速を検出する。ま
た、画像処置装置4で、予め入力されたロッド6の向
き、すなわちファイバースコープ2の向きを基準とし
て、画像中における粒子の移動方向を算定することによ
り、地下水Wの流向を検出する。
【0017】上述した流向流速計1では、ファイバース
コープ2と、ファイバースコープ2からの画像のコント
ラストを強調するカメラコントローラ13を備えたカメ
ラ3と、粒子の移動速度および移動方向を算出する画像
処理装置4とを備えてなる構成とされている。このよう
な構成により、画像処理装置4でカメラ3からの画像中
の粒子の移動速度および移動方向を算出することによっ
て、地下水Wの流向および流速を検出することができ
る。しかもこのとき、カメラコントローラ13で画像の
コントラストを強調することによって、単なるCCDカ
メラ等、通常の手段では見ることのできなかった微粒子
を画像中に捉えることができる。このような微粒子は地
下水Wから受ける抵抗および沈降速度が小さいので、地
下水Wと一体に移動しており、これによって地下水Wの
水平方向の流速を正確に検出することができる。また、
一般に、ファイバースコープ2は、CCDカメラよりも
小径であるため、径の小さな細い観測井等においても、
地下水Wの流向流速を検出することができる。
【0018】また、上述した流向流速計1では、ファイ
バースコープ2が筒状のロッド6内に挿通され、ロッド
6に形成された切れ込み7に、ファイバースコープ2の
外周面に形成された凸部8がはめ込まれた構成とされて
いる。これにより、方位計(図示なし)で測定したロッ
ド6の向きを基準として、ファイバースコープ2からの
画像中の粒子の移動方向、すなわち地下水Wの流向を容
易に検出することができる。しかも、ロッド6の切れ込
み7によって、ファイバースコープ2の方向を一定に保
つことができるので、孔H内の地下水Wの流れや磁場の
影響等を受けずに、地下水Wの流向の検出を精度良く行
うことができる。
【0019】さらには、流向流速計1にはモニタ5が備
えられているので、このモニタ5で、地下水Wの流れの
様子を肉眼で直接確認することが可能である。
【0020】なお、上記実施例において、ロッド6を設
置した後に切れ込み7の方位を測定する構成としたが、
これを、切れ込み7を予め定めた方向に合わせてロッド
6を設置するようにしてもよい。また、上記実施例より
も深い位置の測定を行う場合には、図3に示すように、
ファイバースコープ2が自由に通る切れ込み7’を有し
た一定長のロッド6’をロッド6の上端部にねじ込んで
継ぎ足し、これを孔H内に挿入した後、上記と同様にし
て測定を行うようにする。そして、さらに深い位置の測
定を行う場合には、ロッド6’の上端部にロッド6”,
6”,…を順次ねじ込んで接続していけば良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る流
向流速計によれば、ファイバースコープと、ファイバー
スコープからの画像のコントラストを強調する画像強調
手段を備えた画像強調カメラと、画像中の粒子の移動速
度を算出する速度検出手段と、粒子の移動方向を検出す
る流向検出手段とを備えた構成となっている。これによ
り、ファイバースコープを介してカメラで撮影し、さら
に画像強調手段で強調した画像から、粒子の移動速度、
すなわち地下水の流速を速度検出手段で検出することが
できる。また、流向検出手段で前記強調された画像中の
粒子の移動方向を検出することにより、地下水の流向を
検出することができる。しかも、画像強調手段によって
画像のコントラストを強調することにより、従来単なる
CCDカメラでは識別することのできなかった微粒子を
画像中に捉えることができる。このような微粒子は、地
下水から受ける抵抗,沈降速度が小さいので、地下水と
一体に移動しており、これによって地下水の水平方向の
流速を正確に検出することができる。また、一般に、フ
ァイバースコープは、CCDカメラよりも小径であるた
め、径の小さな細い観測井等においても、地下水の流向
流速を検出することができる。
【0022】請求項2に係る流向流速計によれば、ファ
イバースコープを筒状のロッド内に挿通し、該ロッドの
周面にその軸線方向に沿った凹部または溝を形成し、フ
ァイバースコープの外周面に凸部を形成する構成とし
た。これにより、方位計等で測定したロッドの向きを基
準として、ファイバースコープからの画像中の粒子の移
動方向、すなわち地下水の流向を容易に検出することが
できる。また、ファイバースコープの凸部をロッドの凹
部または溝にはめ込んでおくことにより、地下水中にお
いてファイバースコープの向きを一定に保つことができ
るので、孔内の磁場の影響等を受けることなく地下水の
流向の検出を精度良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流向流速計の一例を示す概略構成
図である。
【図2】前記流向流速計に備えたファイバースコープと
ロッドとを示す斜視図および平断面図である。
【図3】前記流向流速計を延長した状態を示す立面図で
ある。
【符号の説明】
1 流向流速計 2 ファイバースコープ 3 カメラ(画像強調カメラ) 4 画像処理装置(速度検出手段,流向検出手段) 6 ロッド 7 切れ込み(溝) 8 凸部 13 カメラコントローラ(画像強調手段) W 地下水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地下水の流向、流速を検出するための流
    向流速計であって、検出すべき地下水中に挿入されるフ
    ァイバースコープと、該ファイバースコープからの画像
    のコントラストを強調する画像強調手段を備えた画像強
    調カメラと、該画像強調カメラで撮影した画像中に映し
    だされた粒子の移動速度を算出する速度検出手段と、前
    記粒子の移動方向を検出する流向検出手段とが具備され
    てなることを特徴とする流向流速計。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流向流速計において、前
    記ファイバースコープが一定長を有した筒状のロッド内
    に挿通され、該ロッドの内周面にはその軸線方向に沿っ
    た凹部または溝が形成され、前記ファイバースコープの
    外周面には前記凹部または溝に嵌め込まれる凸部が形成
    されていることを特徴とする流向流速計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100789438B1 (ko) * 2006-11-14 2007-12-28 울산대학교 산학협력단 자동차의 브레이크 페달 커버 및 브레이크 페달 조립체
KR101338157B1 (ko) * 2012-05-08 2014-01-03 대우조선해양 주식회사 시추 시뮬레이터 및 그의 영상 표시 방법
CN109577939A (zh) * 2018-12-25 2019-04-05 徐州工程学院 一种大温差冻融循环强化页岩气开采的方法

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CN109577939B (zh) * 2018-12-25 2020-09-01 徐州工程学院 一种大温差冻融循环强化页岩气开采的方法

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