JP3073364B2 - 構造物揺動センサー - Google Patents

構造物揺動センサー

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JP3073364B2
JP3073364B2 JP05116372A JP11637293A JP3073364B2 JP 3073364 B2 JP3073364 B2 JP 3073364B2 JP 05116372 A JP05116372 A JP 05116372A JP 11637293 A JP11637293 A JP 11637293A JP 3073364 B2 JP3073364 B2 JP 3073364B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレーンなど構造物の
揺動センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレーン本体の揺動量、例えば吊
り荷を吊ったトロリーが走行するときのクレーンガーダ
ーの揺動量を検出するには、クレーンガーダーに直接加
速度計を取付け、その出力信号を積分処理して求める手
段が一般的に採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手段では、クレーンガーダー等のクレーン本体の揺
動量はあまり大きくなく、せいぜい数cm程度であり、
また、2回積分しなければならないので、精度が悪く、
計測誤差が大きいという欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、対象物の揺動量が小さくても、1回積分で済
む高精度の構造物揺動センサーを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、揺
動する対象物に固着され、静止物に固着されたターゲッ
トのマーカーを撮影するカメラと、同カメラで一定時間
τ0 ごとに撮影された上記マーカーの映像を画像処理す
る画像処理装置と、画像処理装置の出力信号の一つを基
準信号として、この基準信号と上記一定時間ごとに得ら
れる各出力信号とから相互相関関数f(δ)を求め、こ
のf(δ)が最大となるときのδの変化量により同カメ
ラの視野のマーカー位置の変化量Δyから同対象構造物
の揺動量を逆算する演算装置とを具えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような装置によれば、揺動するクレーン本
体上に設置したカメラで、地上に設置したターゲット上
のマーカーが刻々撮影され、撮影された映像は画像処理
装置に送られて画像処理され、その出力信号は演算装置
に送られる。ここで、その信号の1つを基準信号とし
て、その基準信号と所定間隔τ0 ごとに得られたそれぞ
れの出力信号とを用いて相互相関関数f(δ)が計算さ
れて、このf(δ)が最大になるときのδが求められ
る。このδの変化量からカメラ視野内のマーカー位置変
化量Δyを求めたのち、マーカーは地上に固定されてい
ることから、このΔyからクレーン本体の揺動量を逆算
することが可能となる。
【0007】
【実施例】まず、図1において、地上Gには、同図
(B)に示すように、ターゲット5が設置され、また、
クレーン2の揺動量計測位置であるクレーンガーダー2
aには同図(A)に示すように、カメラ1が設置されて
いる。ターゲット5には、帯状マーカー5a(白色が好
適)が印されており、このターゲット5上のマーカー5
aを、例えば吊り荷4を吊下したトロリー3が走行する
際に、揺れ動くクレーンガーダー2a上のカメラ1で刻
々撮影するようになっている。こうして撮影された映像
は、この後記する要領で画像処理され、またその出力信
号を用いて相関処理され、クレーンガーダー2aの揺動
量が演算される。
【0008】すなわち、図2が上記クレーン本体の揺動
量を計測する本発明揺動量センサーの装置ブロック図を
示したもので、本発明センサーはクレーン本体2a上に
設置され、地上Gに設置されたターゲット5に印された
帯状マーカー5aを刻々撮影するカメラ1と、入力部
8,演算部9,記憶装置10などよりなる。本発明装置
を略説すると、カメラ1から刻々送られてくる映像を画
像処理する画像処理装置12と、同装置12からの出力
信号を用いて相互相関関数を計算し、その計算結果より
カメラ視野内のマーカー5a位置変化量を求めてクレー
ン本体2aの揺動量を逆算する演算装置11などで構成
されるのである。
【0009】図3〜図6は本発明の揺動量検出原理を説
明する図、図8は同じく揺動量検出手順を示す流れ図で
ある。これらの図を参照して本センサーによる揺動量検
出方法を説明する。まず、揺れ動くクレーン本体2a上
のカメラ1により、地上Gに設けたターゲット5の帯状
マーカー5aが微小時間間隔τ0 ごとに刻々撮影され
る。図4はこうして撮影されたマーカー5aの画像例を
示したもので、画像Aのマーカー像C0 と画像Bのマー
カー像C1 とは、ΔX1 だけ離れている。同様に時間間
隔のそれぞれ異なるマーカー像C2 ,C3 とはΔX2
ΔX3 のいずれが生じている。
【0010】こうして微小時間間隔ごとに撮影された映
像は、図3フローチャートに示すように、画像処理装置
12に送られて画像処理される。図5は画像処理された
出力信号を示したものである。図5において、画像Aの
ラインlA 上のy軸方向の出力信号をφA ,画像Bのラ
インlB 上のy軸方向の出力信号をφB とすると、φA
とφB とは間隔ΔX1のずれがある。いま、出力信号φ
A を基準信号とし、またδ=ΔX1 とおくと、その相互
相関関数f(δ)は、 f(δ)=∫y1 y2φB (y+δ) φA (y)dy と定義される。この相互相関関数f(δ)は、同図から
分かるように、yの有限の区間においてΔX1 がある値
のとき以外はゼロとなるから、微小時間間隔τ0 ごとに
撮影した各画像の出力信号それぞれについて、相互相関
関数f(δ)を計算し、max|f(δ)|となるδの
値を求めると、図6に示すδi ( i =1〜)のように変
化する。このδi の変化はカメラ視野内におけるマーカ
ー5aの変化量つまり、図7に示すように、マーカー位
置yのカメラ視野内の中心位置(基準位置)y0 からの
変化量Δy=y−y0(=Δy1 +Δy2 )を意味する。
【0011】しかし、実際には、地上Gに設けたマーカ
ー5aは不動で、カメラ1を設置したクレーン本体2a
が揺れ動いているので、これよりクレーン本体位置xの
クレーン本体基準位置x0 からの変化量Δxつまりクレ
ーン本体2aの揺れ量Δxが Δx=x−x0 =Δy として逆算される。なお、本装置の画像解析能力を50
0×500(メッシュ)とすると、例えば、10cm×
10cmの出力画像に対しては、最小限100mm/5
00=0.2mmまでの検出精度が確保できるので、一
般的なクレーン本体の揺れ2〜3cmを十分に精度よく
検出することができる。
【0013】
【発明の効果】このような装置によれば、揺動するクレ
ーン本体上に設けたカメラで、地上に設けたターゲット
上のマーカーが刻々撮影され、撮影された映像は画像処
理装置に送られて画像処理され、その出力信号は演算装
置に送られ、ここでその出力信号を用いて相互相関関数
が計算されてカメラ視野内におけるマーカーの変化量が
求められ、これよりクレーン本体の揺れ量が逆算される
ようになるので、極めて短時間のうちに検出精度の高い
クレーン本体の揺動量計測ができるという効果がある。
また、ここではマーカーが帯状のもので説明したが、図
8に示すように、円形状マークの重心計測あるいは2次
元相関処理で求めることも同様に可能である。マーカー
は、地上置きで説明したが、地上付近で揺れない脚部に
取りつけることによってクレーン走行時にマーカーをわ
ざわざ移動したり、長く描いたりしなくてよいようにす
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えた一実施例を示すクレーン本
体の側面図及びそのターゲットを示す平面図である。
【図2】図1のクレーンに付設された本発明装置のブロ
ック図である。
【図3】図2によるフローチャートである。
【図4】図3における画像例を示す平面図である。
【図5】図4により画像処理された出力信号の一例を示
す図である。
【図6】図5により相関処理による揺れ量検出原理を示
す説明図である。
【図7】図6に基づいて相関処理により求められたΔy
の説明図である。
【図8】図1(B)の変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 クレーン 2a クレーン本体 5 ターゲット 5a 帯状マーカー 11 演算装置 12 画像処理装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動する対象物に固着され、静止物に固
    着されたターゲットのマーカーを撮影するカメラと、同
    カメラで一定時間τ0 ごとに撮影された上記マーカーの
    映像を画像処理する画像処理装置と、画像処理装置の出
    力信号の一つを基準信号として、この基準信号と上記一
    定時間ごとに得られる各出力信号とから相互相関関数f
    (δ)を求め、このf(δ)が最大となるときのδの変
    化量により同カメラの視野のマーカー位置の変化量Δy
    から同対象構造物の揺動量を逆算する演算装置とを具え
    たことを特徴とする構造物揺動センサー。
JP05116372A 1993-04-20 1993-04-20 構造物揺動センサー Expired - Fee Related JP3073364B2 (ja)

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