JPH081925Y2 - 車両のフロントサスペンシヨン構造 - Google Patents

車両のフロントサスペンシヨン構造

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JPH081925Y2
JPH081925Y2 JP1987056437U JP5643787U JPH081925Y2 JP H081925 Y2 JPH081925 Y2 JP H081925Y2 JP 1987056437 U JP1987056437 U JP 1987056437U JP 5643787 U JP5643787 U JP 5643787U JP H081925 Y2 JPH081925 Y2 JP H081925Y2
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JP
Japan
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gusset
vehicle body
cross member
engine
suspension
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JP1987056437U
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JPS63162612U (ja
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賢二 友貞
敏郎 近藤
忠信 山本
浩 橋野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は車両のフロントサスペンション構造に関す
る。
(従来の技術) 車両のフロントサスペンションにストラット式を採用
したものにおいて、ガセットを介してロアアームを車体
フレームに取り付ける構造は一般に知られている(例え
ば、実開昭57-118910号公報参照)。
すなわち、ロアアームの直上に前輪のアクスルシャフ
トが配設される場合、ロアアームを車体に組み付けた後
は、エンジンを車体に搭載する際にアクスルシャフトと
ロアアームの干渉を避けながらエンジンを一旦持ち上げ
てからロアアームの上にアクスルシャフトがくるように
エンジンを横移動させねばならず、その搭載作業が難し
い。しかし、上記のサスペンション取付構造の場合、ガ
セットに対して予めサスペンションを組み付けておい
て、サスペンションとエンジンとを同時に持ち上げ、エ
ンジンマウントメンバおよび上記ガセットを車体に組み
付けていくという方法をとることができ、サスペンショ
ンおよびエンジンの組付が容易になるという利点があ
る。
また、上述のようにガセットを介してロアアームを車
体フレームに取り付ける構造においては、ロアアームの
取付部が車体フレームとは別の部材で構成されることに
なるため、サスペンションの支持剛性が低くなる憾みが
ある。これに対し、左右のロアアーム取付部を車体左右
方向に配設したクロスメンバで連結してこのロアアーム
取付部を補強するという考え方は知られている(例え
ば、実開昭61-95679号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前輪駆動車の場合、エンジンを車体下方か
ら搭載する際のアクスルシャフトの通り道を確保する関
係で、車体に対するガセットの取付位置は車輪の真横よ
りも後寄りになることが多い。つまり、ロアアームはガ
セットからこのガセットの前部横にアームが延びること
になる。従って、上記ガセットは、揺動するロアアーム
との干渉を避け、かつエンジンの搭載スペースを確保す
る関係で、前端部から中央部に至る部分が幅狭になり、
その部分の強度が低くなるという問題がある。
一方、エンジンのサービス(点検等)において、例え
ばオイルパンを取外すような作業をする場合、サスペン
ション全体を外すとホイールアライメントを再度調整す
る手間が生ずる。従って、車体左右方向に配設されてい
るクロスメンバのみを取外して作業スペースを確保する
という手法をとるのが好ましいが、ロアアーム取付部の
強度を確保すべきクロスメンバが取外される場合、その
取外し時や再取付け時、あるいは上記サービスの最中に
ガセットが外力を受けて若干のずれを生じ、ホイールア
ライメントが狂うおそれもある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記問題点を解決する手段として、サスペ
ンションアームを上下揺動可能に支持するガセットが車
体前部の下面にボルトを介して結合されているととも
に、車体左右方向に延びるクロスメンバが車体に対して
取り外し可能に設けられている車両のフロントサスペン
ション構造において、 上記ガセットは、その車体前後方向の両端部に上記サ
スペンションアームを支持する支持部を備えているとと
もに、中央部が該サスペンションアーム支持部よりも細
幅に形成され、 上記クロスメンバは、その両端部が上記ガセットの前
端部の下面に配置されていて、 上記ガセットは、その後端部の左右に並設された2点
と、上記中央部の1点とが車体に結合されているととも
に、その前端部の1点が上記クロスメンバの端部と共に
車体に結合されている車両のフロントサスペンション構
造を提供するものである。
(作用) 上記フロントサスペンション構造においては、ガセッ
トの弱くなり易い細幅の中央部が車体にボルトで結合さ
れていることにより、サスペンションアームの揺動に伴
う荷重がこの中央部から車体に分散され、この中央部の
補強が図れることになる。また、クロスメンバは左右の
ガセットの前端部同士を連結して該ガセットを補強して
いる。そして、エンジンのサービス等のために、ガセッ
トの前端部を補強しているクロスメンバを取外しても、
ガセットは、それぞれ三角形の頂点を構成する位置にあ
る上記中央部の1点と後端部の2点の計3点で車体に結
合されている状態を保つから、その取付強度は確保され
る。
(考案の効果) 従って、本考案によれば、中央部が細幅に形成された
ガセットを、該ガセットの後端部の左右に並設した2点
と中央部の1点とで車体に結合するとともに、前端部の
1点でクロスメンバの端部と共に車体に結合する構造と
したから、上記細幅の中央部が車体に結合されて補強さ
れ、しかも、クロスメンバの脱着時やクロスメンバを取
外した状態でのエンジンのサービス時にホイールアライ
メントの変化を招くようなガセットの位置ずれを生じる
ことが、上記後端部の2点と中央部の1点の計3点の車
体への結合によって防止される。さらに、ガセットの車
体に結合される上記前端部の1点にクロスメンバが連結
されているから、該ガセットに確保すべき結合点数を少
なくする上で有利になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図(平面図)に示す車両のフロントサスペンショ
ン構造において、1は左側の前輪、2はこの前輪1を上
下揺動可能に支持するサスペンションのロアアーム、3
はこのロアアーム2を車体に支持するガセット(支持部
材)であり、この左側のガセット3と第2図に示す右側
前輪用のガセット9とは、車体左右方向に延ばして配設
したクロスメンバ4で連結されている。そして、このク
ロスメンバ4と交差するようにしてエンジン5を支持す
るエンジンマウントメンバ6が車体前後方向に延ばして
配設されている。
ロアアーム2は、短い前腕部2aと後方へ長く延ばした
後腕部2bとで構成されるA型アームで、この両腕部2a,2
bがガセット3に対しフバーブッシュ7,8を介して取り付
けられていて、第3図に示すようにアーム先端部がナッ
クルアーム10に結合されている。そして、このロアアー
ム2にはスタビライザ11が結合されている。また、上記
ナックルアーム10にはストラット12の下端が結合され、
ストラット12の上端は車体のタイヤハウス部に結合され
ている。
ガセット3は、第3図に示す如くアッパプレート3aと
ロアプレート3bとで閉断面状に形成され、かつ第1図に
示す如く前端部3cはロアアーム2の前腕部2aの揺動を許
容すべく後端部3dよりも細幅に、さらに中央部3eはロア
アーム2の後腕部2bの揺動を許容すべく前端部3cよりも
細幅にそれぞれ形成されている。そして、ガセット3
は、前後に並ぶ前端部3cの第1結合点13と中央部3eの第
2結合点14とが第2図に右側ガセット9の場合を示す如
く車体前後方向に延びる横断面がU字状のフロントサイ
ドメンバ17に、また、後端部3dの左右に並ぶ第3と第4
の結合点15,16がエンジンルームと車室とを仕切るダッ
シュロアパネル18の下部の車体左右方向に延びるクロス
レインフォースメント19にそれぞれボルトで結合されて
いる。この場合、第2〜第4の各結合点14〜16は三角形
の頂点を構成する位置にある。
しかして、サスペンションのクロスメンバ4は、第2
図および第3図に示す如くアッパメンバ4aとロアメンバ
4bとで閉断面状に形成されている。そして、このクロス
メンバ4の端部は、ガセット3,9の下面に配置されてい
て、その後側部が上記第1結合点13においてガセット3,
9とともにフロントサイドメンバ17に結合されていると
ともに、前側部がガセット3,9に対しボルトで結合され
ている。
一方、エンジンマウントメンバ6は、第1図および第
4図に示す如くその前端の左右2点が車体前端のクロス
メンバ20に、後端の左側がクロスレインフォースメント
19に、さらに後端の左側がガセット3の下面に、それぞ
れ弾性体21を介して結合されている。そして、エンジン
5がマウントラバー22,23を介してエンジンマウントメ
ンバ6に支持されている。そうして、第3図および第4
図に示す如く、サスペンションのクロスメンバ4とエン
ジンマウントメンバ6とは、両者の交差部において上下
に間隔24をあけて設けられている。この場合、エンジン
マウントメンバ6が上側に、クロスメンバ4が下側にそ
れぞれ配設されていて、エンジンマウントメンバ6の下
面にはゴム製のクッション板25が固着されている。
また、第2図に示す如く車体のフロアパネル下のサイ
ドフレーム26と上記ガセット3との間には隙間27が設け
られ、車両衝突時におけるガセット3とサイドフレーム
26の相対移動を許容できるようになされている。なお、
第2図において、28はステアリングのタイロッド、29は
アクスルシャフトである。
従って、上記フロントサスペンション構造において
は、ガセット3に対してロアアーム2、エンジン5を支
持したエンジンマウントメンバ6およびクロスメンバ4
を組み付け、またロアアーム2、ナックルアーム10、ス
タビライザ11およびストラット12を互いに組み付けた状
態で、これらの各部品を同時ち車体に対し下方から組込
み、各部品の必要箇所を車体に結合していくことができ
る。
しかして、上記ガセット3,9は、細幅の前端部3cがク
ロスメンバ4との結合および第1結合点13によるフロン
トサイドメンバ17との結合により補強され、そして、最
細幅の中央部3eが上記前端部3cの補強と相俟って第2結
合点14によるフロントサイドメンバ17との結合により、
このフロントサイドメンバ17に荷重の分散が図れて補強
されることになる。
また、エンジン5のサービスにあたっては、クロスメ
ンバ4はエンジンマウントメンバ6には結合されていな
いから、第1結合点13およびその前方の結合点のボルト
を外すことにより、ガセット3から下方へ取外すことが
でき、これによりエンジン5の下方にサービスのための
作業スペースを確保することができる。そうして、この
取外し時において、ガセット3は三角形の各頂点を構成
する第2〜第4の結合点14〜16にて車体側に結合されて
いる状態を保つから、その取付強度は十分に確保され、
ずれ動くことはない。このことは、エンジン5のサービ
スの最中やクロスメンバ4を再度取り付ける際も同様で
あり、ガセット3は外力を受けてもずれ動くことはな
く、従って、ホイールアライメントが変化することはな
い。
つまり、上記第2結合点14による車体に対するガセッ
ト3の結合は、ロアアーム2の揺動を許容すくとともに
エンジン5の設置スペースを確保する関係で細幅となる
ガセット3の中央部3eを補強するとともに、クロスメン
バ4の脱着およびエンジン5のサービスの際のガセット
3の取付強度を確保するという重要な機能を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は車両のフロント
サスペンション構造の左輪側を示す平面図、第2図は同
構造の右輪側を示す縦断面図、第3図は同構造の左輪側
を示す背面図、第4図はエンジンマウントメンバとその
周辺部材の関係を示す一部断面にした側面図である。 2……ロアアーム、3,9……ガセット(支持部材)、3c
……前端部、3d……後端部、3e……中央部、4……クロ
スメンバ、5……エンジン、13〜16……結合点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 橋野 浩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−209473(JP,A) 実開 昭61−95679(JP,U) 実開 昭57−118910(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サスペンションアームを上下揺動可能に支
    持するガセットが車体前部の下面にボルトを介して結合
    されているとともに、車体左右方向に延びるクロスメン
    バが車体に対して取り外し可能に設けられている車両の
    フロントサスペンション構造において、 上記ガセットは、その車体前後方向の両端部に上記サス
    ペンションアームを支持する支持部を備えているととも
    に、中央部が該サスペンションアーム支持部よりも細幅
    に形成され、 上記クロスメンバは、その両端部が上記ガセットの前端
    部の下面に配置されていて、 上記ガセットは、その後端部の左右に並設された2点
    と、上記中央部の1点とが車体に結合されているととも
    に、その前端部の1点が上記クロスメンバの端部と共に
    車体に結合されていることを特徴とする車両のフロント
    サスペンション構造。
JP1987056437U 1987-04-13 1987-04-13 車両のフロントサスペンシヨン構造 Expired - Lifetime JPH081925Y2 (ja)

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JPS63162612U JPS63162612U (ja) 1988-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0126484Y2 (ja) * 1981-01-19 1989-08-08
JPS57209473A (en) * 1981-06-18 1982-12-22 Nissan Motor Co Ltd Car suspension holding construction
JPS6195679U (ja) * 1984-11-30 1986-06-19

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