JPH08192461A - 樹脂成形品およびその成形方法 - Google Patents

樹脂成形品およびその成形方法

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JPH08192461A
JPH08192461A JP7023271A JP2327195A JPH08192461A JP H08192461 A JPH08192461 A JP H08192461A JP 7023271 A JP7023271 A JP 7023271A JP 2327195 A JP2327195 A JP 2327195A JP H08192461 A JPH08192461 A JP H08192461A
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JP
Japan
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reinforcing member
resin
stretched
sheet
molded product
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Application number
JP7023271A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Takeda
充弘 武田
Takanari Ishii
隆也 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Industrial Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/10Greenhouse gas [GHG] capture, material saving, heat recovery or other energy efficient measures, e.g. motor control, characterised by manufacturing processes, e.g. for rolling metal or metal working

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 別種の補強部材を用いることなく容易に剛性
が向上し、形状の変更やリサイクルが可能な樹脂成形品
を提供することにある。 【構成】 熱可塑性樹脂のポリプロピレンシート18の
表面に、延伸された熱可塑性樹脂のポリプロピレンバン
ド19を張布して熱融着させると共に、前記ポリプロピ
レンシート18と前記ポリプロピレンバンド19とを所
定の形状に一体成形した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形品およびその成
形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の樹脂成形品について説明す
る。
【0003】図7は樹脂成形品である自動車用エンジン
アンダーカバー1の斜視図である。従来、この種のエン
ジンアンダーカバー1では各種の補強部材2を設けて部
分的に剛性をアップする方法がとられている。即ち図7
のT−T断面において、図8(a)は凸条であるビード
構造2aを設けたものであり、図8(b)はリブ2bを
突設し、図8(c)は部分的に厚板部2cを設け、ま
た、図8(d)は鉄板2dなどの補強部材を組み付けた
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の方法の中、図8(a)、(b)、(c)の方法で
は、エンジンアンダーカバー1の部分的な断面形状の変
更によって剛性は向上するが、樹脂材料の基礎物性が変
わる訳ではないので、大幅な強度アップは期待できな
い。また、一旦形状を設定してしまうと補強部材2の位
置の変更や形状の変更には金型の改造を伴うのでこれら
の変更は困難となる。
【0005】また、図8(d)の場合は鉄板2dなどの
部品費やその組付費用が発生してコスト高であり、さら
に、別部材を組付けるため工程内不良の発生時や、廃車
時にエンジンアンダーカバー1のリサイクルが難しいと
いう問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、その第一の目的とするところは、別種の補強部材を
用いることなく容易に剛性が向上し、形状の変更やリサ
イクルが可能な樹脂成形品を提供することにある。
【0007】また本発明の第二の目的とするところは、
別種の補強部材を用いることなく容易に剛性が向上し、
形状の変更やリサイクルが可能な樹脂成形品の成形方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の樹脂成形品は、熱可塑性樹脂シートの表面
に、延伸された熱可塑性樹脂の補強部材を張布して熱融
着させると共に、前記樹脂シートと前記補強部材とを所
定の形状に一体成形した構成を有している。
【0009】またこの目的を達成するために本発明の樹
脂成形品の成形方法は、熱可塑性樹脂の溶融樹脂をシー
ト化し、この樹脂シートを延伸された熱可塑性樹脂の補
強部材の融点以上に保持するように温調し、前記補強部
材を前記樹脂シートに張布して前記樹脂シートの保有熱
により前記補強部材をその接触境界面において熱融着さ
せ、前記樹脂シートと前記補強部材とを所定の降温範囲
に温調した後に一体成形するようにしたことを特徴とし
ている。
【0010】
【作用】この構成によって、熱可塑性樹脂シートの表面
に延伸された熱可塑性樹脂の補強部材を熱融着させるこ
とによって、樹脂成形品を部分的に剛性をアップするこ
とができる。また、補強部材を任意の位置に張布するこ
とができるので、補強部材の位置、幅、本数の変更など
を簡単に行うことができる。さらに、補強部材の材質を
樹脂成形品の材質と類似材質にすることによって、不良
品の発生時や廃棄時のリサイクルが容易になる。
【0011】また、この方法によって、熱可塑性樹脂シ
ートの表面に、延伸された熱可塑性樹脂の補強部材を熱
融着することができるので、部分的に剛性がアップした
樹脂成形品を得ることができる。また、補強部材を任意
の位置に張布することができるので、補強部材の位置の
変更、幅の変更、本数の変更などが簡単にできる。さら
に、補強部材の材質を樹脂成形品の材質と類似材質にす
ることによって、不良品の発生時や廃棄時のリサイクル
が容易な樹脂成形品が得られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0013】図1は樹脂成形品である自動車用エンジン
アンダーカバー1の斜視図であって、熱可塑性樹脂であ
るポリプロピレンシート18の表面に、一軸もしくは二
軸で延伸された熱可塑性樹脂の補強部材であるポリプロ
ピレンバンド19をラミネートしてポリプロピレンシー
ト18とポリプロピレンバンド19とを同時成形加工し
たものである。ポリプロピレンバンド19のラミネート
部分は図2に示すように、その接触境界面がポリプロピ
レンシート18に熱融着している。
【0014】図3及び図4に本実施例に使用される成形
装置を示す。成形装置10はダイ11、成形ロール1
2、温調ロール13、切断部14、コンベア15、温調
炉16、プレス装置17などから構成されている。
【0015】次に自動車用エンジンアンダーカバー1の
成形方法ついて説明する。
【0016】ポリプロピレン樹脂を融点以上で加熱溶融
してダイ11から押出し、押出された溶融ポリプロピレ
ン樹脂を成形ロール12間を通し表面成形と厚み出しを
行いつつシート化する。このポリプロピレンシート18
をさらに温調ロール13間に掛け回し、ポリプロピレン
シート18の温度を補強部材のポリプロピレンバンド1
9の融点以上に保持するように温調する。
【0017】次に、ポリプロピレンバンド19を成形ロ
ール12直後の温調ロール13に導いてポリプロピレン
シート18に張布し、ポリプロピレンシート18の保有
熱によりポリプロピレンバンド19をその接触境界面に
おいて溶融し融着させた後、ポリプロピレンシート18
を切断部14において所定の寸法に切断する。このポリ
プロピレンシート18をコンベア15によって搬送しつ
つ、温調炉16によって所定の降温範囲に温調し、プレ
ス装置17によって一体成形する。成形後は外周トリミ
ングによって外形を整えてエンジンアンダーカバー1を
完成させる。
【0018】上記の成形で用いた樹脂シートと補強部材
とは熱可塑性樹脂であれば差支えないが、ポリプロピレ
ンシートとポリプロピレンの延伸バンドの組合わせが製
造上及び期待効果として最も好ましい。
【0019】熱可塑性樹脂20の延伸は図5の延伸工程
図に示すように、図5(a)延伸前の状態では分子は完
全に無配向性となっているが、これを図5(b)のごと
く一方向に延伸すると分子は引張方向に対し平行に配向
性を与えられる。さらに直角方向に延伸すれば、図5
(c)のごとく二軸延伸が完成する。一般に両方向への
延伸率はそれぞれ3倍であるから、延伸フィルムは厚シ
ートに比し厚さ1/9、面積9倍となっている。
【0020】上記のように延伸された二軸延伸フィルム
は、ポリプロピレンでもポリエチレンでも共に従来の未
延伸フィルムに比べると強度で約5〜7倍の大きさに改
善され、例えば、ポリプロピレンフィルムの場合、未延
伸ポリプロピレンフィルムと比較すると、強度、耐衝撃
性が数倍も優れている。また低温における前記性質も容
易に低下しない。
【0021】また、ポリプロピレンバンドによる補強効
果を確認するためポリプロピレンバンドを張布したもの
と、ラミネートしないものとを引張試験により強度比較
を行った結果を図6に示す。JISダンベル2号片を用
いて毎分50mmのスピードによる引張試験の結果、ラ
ミネートしたものの引張強度1070kg/cm2 に対
して張布しないものの引張強度は260kg/cm2
あり、ポリプロピレンバンドを張布したものは張布しな
いものに対して約4倍の強度があり、十分補強効果があ
ることがわかる。
【0022】以上のように熱可塑性樹脂の延伸された補
強部材は延伸方向に強度が非常に強いため、この補強部
材を熱可塑性樹脂シートの表面に張布して一体成形する
ことによって、樹脂成形品を部分的に剛性をアップする
ことができる。また、補強部材を任意の位置に張布する
ことができるので、補強部材の位置の変更、幅の変更、
本数の変更などを簡単に行うことができる。さらに、補
強部材の材質を樹脂成形品の材質と類似材質にすること
により不良品の発生時や廃棄時のリサイクルが容易であ
ることにより、地球環境保護の観点からも大きく貢献す
ることができる。
【0023】また、上記の図1においては補強部材を一
方向のみに設けたが、投入する補強部材を網状にするこ
とにより樹脂成形品を格子状に補強することができる。
さらに、延伸フィルムを全面的に張布することによって
全面の補強をすることができ、また、両面貼り付けによ
る補強も可能である。
【0024】以上説明した工法はシートスタンピング成
形法であるが、補強部材の張布は真空成形法でも良く、
また、インジェクション、溶融スタンピング成形法にお
いても、あらかじめ型内に延伸テープ、フィルムをセッ
トしておけば同様に成形時に延伸テープ、フィルムを熱
融着した製品を成形することができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、熱可塑性樹脂シ
ートの表面に、延伸された熱可塑性樹脂の補強部材を張
布して熱融着させると共に、前記樹脂シートと前記補強
部材とを所定の形状に一体成形することにより、張布さ
れた延伸補強部材の強度によって、樹脂成形品を部分的
に剛性をアップすることができる。また、補強部材を任
意の位置に張布することができるので、補強部材の位
置、幅、本数の変更などを簡単に行うことができる。さ
らに、補強部材の材質を樹脂成形品の材質と類似材質に
することによって、不良品の発生時や廃棄時のリサイク
ルが容易な樹脂成形品を実現できるものである。
【0026】また本発明は、熱可塑性樹脂の溶融樹脂を
シート化し、この樹脂シートを延伸された熱可塑性樹脂
の補強部材の融点以上に保持するように温調し、前記補
強部材を前記樹脂シートに張布して前記樹脂シートの保
有熱により前記補強部材をその接触境界面において熱融
着させ、前記樹脂シートと前記補強部材とを所定の降温
範囲に温調した後に一体成形することにより、熱可塑性
樹脂シートの表面に張布された延伸補強部材の強度によ
って、部分的に剛性がアップした樹脂成形品を得ること
ができる。また、補強部材を任意の位置に張布すること
ができるので、補強部材の位置の変更、幅の変更、本数
の変更などが簡単にできる。さらに、補強部材の材質を
樹脂成形品の材質と類似材質にすることによって、不良
品の発生時や廃棄時のリサイクルが容易な樹脂成形品が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における自動車用エンジンアン
ダーカバーの斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の一実施例における樹脂成形品の成形装
置の側面図である。
【図4】同樹脂成形品の成形装置の平面図である。
【図5】(a)補強部材の延伸前の状態を示す説明図で
ある。 (b)補強部材の一軸延伸の状態を示す説明図である。 (c)補強部材の二軸延伸の状態を示す説明図である。
【図6】ポリプロピレンバンドの張布の有無に対する強
度比較図である。
【図7】従来の自動車用エンジンアンダーカバーの斜視
図である。
【図8】(a)ビード構造を設けた補強部材の断面図で
ある。 (b)リブを設けた補強部材の断面図である。 (c)板厚をアップした補強部材の断面図である。 (d)鉄板を設けた補強部材の断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用エンジンアンダーカバー(樹脂成形品) 18 ポリプロピレンシート(樹脂シート) 19 ポリプロピレンバンド(補強部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シートの表面に、延伸され
    た熱可塑性樹脂の補強部材を張布して熱融着させると共
    に、前記樹脂シートと前記補強部材とを所定の形状に一
    体成形したことを特徴とする樹脂成形品。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂の溶融樹脂をシート化し、
    この樹脂シートを延伸された熱可塑性樹脂の補強部材の
    融点以上に保持するように温調し、前記補強部材を前記
    樹脂シートに張布して前記樹脂シートの保有熱により前
    記補強部材をその接触境界面において熱融着させ、前記
    樹脂シートと前記補強部材とを所定の降温範囲に温調し
    た後に一体成形するようにしたことを特徴とする樹脂成
    形品の成形方法。
JP7023271A 1995-01-19 1995-01-19 樹脂成形品およびその成形方法 Pending JPH08192461A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003181930A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd 複合樹脂成形品およびそのリサイクル方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003181930A (ja) * 2001-12-18 2003-07-03 Suzuka Fuji Xerox Co Ltd 複合樹脂成形品およびそのリサイクル方法

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