JPH08191875A - 調乳ポット用兼哺乳びん用保温器 - Google Patents
調乳ポット用兼哺乳びん用保温器Info
- Publication number
- JPH08191875A JPH08191875A JP7005227A JP522795A JPH08191875A JP H08191875 A JPH08191875 A JP H08191875A JP 7005227 A JP7005227 A JP 7005227A JP 522795 A JP522795 A JP 522795A JP H08191875 A JPH08191875 A JP H08191875A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- milk preparation
- warmer
- baby bottle
- pot
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J36/00—Parts, details or accessories of cooking-vessels
- A47J36/24—Warming devices
- A47J36/2411—Baby bottle warmers; Devices for warming baby food in jars
- A47J36/2433—Baby bottle warmers; Devices for warming baby food in jars with electrical heating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Cookers (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】調乳ポット用沸騰機能つき保温器と哺乳びん用
保温器のそれぞれ有する機能の両方を備えたものを提供
する。 【構成】電気ヒータ45とこれを制御する制御回路とか
ら成る電気加熱装置と、電気ヒータの真上に配置される
熱伝導板兼載置板14と、を有する保温器1において、
載置板14上に載置された調乳ポット2又は哺乳びんに
入れられた沸騰水が定常状態で調乳適温に保持されるよ
うに制御回路が電気ヒータ45を制御するようにしてい
る。また、保温器1の上に載置される調乳ポット2は容
器本体部とハンドル22とふた21とを有し、ふたの裏
側には、ふたが該容器本体部23と当接する部分に空気
流通用の突設部が形成されており、更に保温器1の上に
載置される開口カバー3は上面部と周囲部が覆われ下面
が開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部状であ
って、この上面部には哺乳9びんが挿入される大きさの
開口部31を複数個設ける。
保温器のそれぞれ有する機能の両方を備えたものを提供
する。 【構成】電気ヒータ45とこれを制御する制御回路とか
ら成る電気加熱装置と、電気ヒータの真上に配置される
熱伝導板兼載置板14と、を有する保温器1において、
載置板14上に載置された調乳ポット2又は哺乳びんに
入れられた沸騰水が定常状態で調乳適温に保持されるよ
うに制御回路が電気ヒータ45を制御するようにしてい
る。また、保温器1の上に載置される調乳ポット2は容
器本体部とハンドル22とふた21とを有し、ふたの裏
側には、ふたが該容器本体部23と当接する部分に空気
流通用の突設部が形成されており、更に保温器1の上に
載置される開口カバー3は上面部と周囲部が覆われ下面
が開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部状であ
って、この上面部には哺乳9びんが挿入される大きさの
開口部31を複数個設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調乳ポット用兼哺乳び
ん用の両方に用いられる保温器に関するものである。
ん用の両方に用いられる保温器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乳幼児に授乳をする時のミルク調乳作業
は、まず飲料水を100度摂氏まで加熱煮沸して殺菌
し、ついでその沸騰水を飲料の適温である50度前後の
調乳適温のお湯になるまで冷却し、その調乳適温となっ
たお湯を哺乳びんに目標量の約半分くらい移し、その哺
乳びんの中へ粉ミルクを所定量入れたあと哺乳びんに吸
い口とキャップとをセットして哺乳びんを振り、粉ミル
クをお湯に溶かし、粉ミルクが全部溶けたあとさらにお
湯を目標量になるまで注ぎたして、びんを再度軽く振っ
てできあがりとなる。このように、ミルク調乳作業は乳
幼児を持つ親にとって時間と労力を必要とし非常な負担
となっている。そこで、かかる負担を軽減するため調乳
適温となったお湯が常時手元に用意されていると非常に
便利である。従来からこの種の商品がいくつか開発され
ていたが、そのうちで一応便利と思われる商品は大きく
2種類に大別された。その1つは、調乳ポット用沸騰機
能つき保温器であり、もう1つは、哺乳びん用保温器で
あった。
は、まず飲料水を100度摂氏まで加熱煮沸して殺菌
し、ついでその沸騰水を飲料の適温である50度前後の
調乳適温のお湯になるまで冷却し、その調乳適温となっ
たお湯を哺乳びんに目標量の約半分くらい移し、その哺
乳びんの中へ粉ミルクを所定量入れたあと哺乳びんに吸
い口とキャップとをセットして哺乳びんを振り、粉ミル
クをお湯に溶かし、粉ミルクが全部溶けたあとさらにお
湯を目標量になるまで注ぎたして、びんを再度軽く振っ
てできあがりとなる。このように、ミルク調乳作業は乳
幼児を持つ親にとって時間と労力を必要とし非常な負担
となっている。そこで、かかる負担を軽減するため調乳
適温となったお湯が常時手元に用意されていると非常に
便利である。従来からこの種の商品がいくつか開発され
ていたが、そのうちで一応便利と思われる商品は大きく
2種類に大別された。その1つは、調乳ポット用沸騰機
能つき保温器であり、もう1つは、哺乳びん用保温器で
あった。
【0003】前者の調乳ポット用沸騰機能つき保温器
は、図7に斜視図で示すように、調乳ポットを載置する
沸騰機能つき保温器1’と、ふた21とハンドル22お
よびガラス容器本体23(このガラス容器本体23には
中の水量がわかるように、水量表示目盛24が記されて
いる。)とから成るふた付きのガラス容器製調乳ポット
2と、から構成されている。調乳ポット2はこれ自体で
独立した容器であって、飲料水をこれに入れるときや哺
乳びんに注湯するとき沸騰機能つき保温器から取り外し
て用いられるし、調乳用のみならず他の用途にも用いる
ことができる。調乳ポット2の底部は沸騰機能つき保温
器1’の加熱上面と同一形状・同一面積でかつ互いに隙
間なく接するようになっており、これによって沸騰機能
つき保温器1’からの熱が低損失で調乳ポット2に伝導
する。一方、沸騰機能つき保温器1’は電気加熱方式の
もので、電源コード11から電気を取り、内蔵の大出力
の電気ヒータによって水を100度摂氏まで加熱沸騰さ
せる機能を備えている。水をいったん沸騰させた後、温
度調節つまみ18によって電気ヒータの値を変えて50
度前後から100度までの間のある温度に湯温を保つも
のである。電気加熱・保温がなされていることを示す電
源表示灯13が温度調節つまみ18の近傍に配設されて
いる。
は、図7に斜視図で示すように、調乳ポットを載置する
沸騰機能つき保温器1’と、ふた21とハンドル22お
よびガラス容器本体23(このガラス容器本体23には
中の水量がわかるように、水量表示目盛24が記されて
いる。)とから成るふた付きのガラス容器製調乳ポット
2と、から構成されている。調乳ポット2はこれ自体で
独立した容器であって、飲料水をこれに入れるときや哺
乳びんに注湯するとき沸騰機能つき保温器から取り外し
て用いられるし、調乳用のみならず他の用途にも用いる
ことができる。調乳ポット2の底部は沸騰機能つき保温
器1’の加熱上面と同一形状・同一面積でかつ互いに隙
間なく接するようになっており、これによって沸騰機能
つき保温器1’からの熱が低損失で調乳ポット2に伝導
する。一方、沸騰機能つき保温器1’は電気加熱方式の
もので、電源コード11から電気を取り、内蔵の大出力
の電気ヒータによって水を100度摂氏まで加熱沸騰さ
せる機能を備えている。水をいったん沸騰させた後、温
度調節つまみ18によって電気ヒータの値を変えて50
度前後から100度までの間のある温度に湯温を保つも
のである。電気加熱・保温がなされていることを示す電
源表示灯13が温度調節つまみ18の近傍に配設されて
いる。
【0004】この調乳ポット用沸騰機能つき保温器1’
の使い方は、まず調乳ポット2に飲料水を所定量入れて
沸騰機能つき保温器1’の上に載せ、温度調節つまみ1
8を沸騰温度に合わせて飲料水を電気加熱してまず沸騰
水にする。飲料水がいったん沸騰して100度になった
後は調節つまみ13を所望の保温温度に合わせておけば
所定時間後以降はその所望の保温温度の調乳適温のお湯
が得られる、というものである。従って、この沸騰機能
つき保温器1’を用いれば常時調乳適温が得られるの
で、上記ミルク調乳作業が速くなり調乳が簡単に出来上
がると言う効果がある。また、この調乳ポット2のお湯
は50度前後であり、玉露・煎茶・抹茶なども50度前
後のお湯がよいので、調乳のみならず他の用途にも使え
るので便利である。
の使い方は、まず調乳ポット2に飲料水を所定量入れて
沸騰機能つき保温器1’の上に載せ、温度調節つまみ1
8を沸騰温度に合わせて飲料水を電気加熱してまず沸騰
水にする。飲料水がいったん沸騰して100度になった
後は調節つまみ13を所望の保温温度に合わせておけば
所定時間後以降はその所望の保温温度の調乳適温のお湯
が得られる、というものである。従って、この沸騰機能
つき保温器1’を用いれば常時調乳適温が得られるの
で、上記ミルク調乳作業が速くなり調乳が簡単に出来上
がると言う効果がある。また、この調乳ポット2のお湯
は50度前後であり、玉露・煎茶・抹茶なども50度前
後のお湯がよいので、調乳のみならず他の用途にも使え
るので便利である。
【0005】しかしながら、この沸騰機能つき保温器
1’は専ら電気加熱による沸騰を予定しているため、こ
の沸騰機能つき保温器1’には、飲料水を調乳ポット2
に入れてから調乳適温のお湯が得られるまでに時間がか
かり過ぎると言う最大の欠点がある。市販のものを例に
とると、この沸騰機能つき保温器1’は沸騰時AC10
0Vで215Wであって、300ccの水を沸騰させる
までに約1時間、500ccの水で約75分、乳幼児が
1日に必要とするお湯は約800ccであるから、80
0ccの水では約2時間強もの時間を必要とする。しか
も、すべて電気加熱により行われるので、ガス加熱と比
べて消費電力がかかりすぎ不経済であるという欠点もあ
った。調乳適温のお湯を得るために、この沸騰水をさら
に調乳適温のお湯まで自然冷却しているが、その自然冷
却のための工夫が調乳ポットに施されていないので、2
時間程度必要とし、もって冷たい飲料水から調乳適温の
お湯を得るまでには合計で4時間前後必要とした。ま
た、この沸騰機能つき保温器1’は沸騰機能に必要な大
出力の電気ヒータとその沸騰制御回路を有するので、購
買価格が高く、回路も複雑で故障しやすかった。
1’は専ら電気加熱による沸騰を予定しているため、こ
の沸騰機能つき保温器1’には、飲料水を調乳ポット2
に入れてから調乳適温のお湯が得られるまでに時間がか
かり過ぎると言う最大の欠点がある。市販のものを例に
とると、この沸騰機能つき保温器1’は沸騰時AC10
0Vで215Wであって、300ccの水を沸騰させる
までに約1時間、500ccの水で約75分、乳幼児が
1日に必要とするお湯は約800ccであるから、80
0ccの水では約2時間強もの時間を必要とする。しか
も、すべて電気加熱により行われるので、ガス加熱と比
べて消費電力がかかりすぎ不経済であるという欠点もあ
った。調乳適温のお湯を得るために、この沸騰水をさら
に調乳適温のお湯まで自然冷却しているが、その自然冷
却のための工夫が調乳ポットに施されていないので、2
時間程度必要とし、もって冷たい飲料水から調乳適温の
お湯を得るまでには合計で4時間前後必要とした。ま
た、この沸騰機能つき保温器1’は沸騰機能に必要な大
出力の電気ヒータとその沸騰制御回路を有するので、購
買価格が高く、回路も複雑で故障しやすかった。
【0006】更に、この沸騰機能つき保温器1’は、
夜、寝床で使用する場合にはかなり不便なものであっ
た。すなわち、乳幼児が夜空腹で泣いたときに行われる
調乳作業はほとんどが、親が寝床に入ったままで行われ
るのが実状である。特に、寒い冬の夜などはそうであ
る。このような寝床に入ったまま800ccものお湯の
入った調乳ポットを片手で持つ動作は、腕にとっては片
持ち支持状態となるので、かなり腕に負担がかかる。特
に、昼間育児等で疲れた母親にとっては、夜眠い上に、
乳幼児の泣き声に急かされながら800ccものお湯の
入った調乳ポットを片手で持つこの作業は大変過酷であ
り、従って夜間の調乳に用いるにはこの調乳ポットは不
適当であった。
夜、寝床で使用する場合にはかなり不便なものであっ
た。すなわち、乳幼児が夜空腹で泣いたときに行われる
調乳作業はほとんどが、親が寝床に入ったままで行われ
るのが実状である。特に、寒い冬の夜などはそうであ
る。このような寝床に入ったまま800ccものお湯の
入った調乳ポットを片手で持つ動作は、腕にとっては片
持ち支持状態となるので、かなり腕に負担がかかる。特
に、昼間育児等で疲れた母親にとっては、夜眠い上に、
乳幼児の泣き声に急かされながら800ccものお湯の
入った調乳ポットを片手で持つこの作業は大変過酷であ
り、従って夜間の調乳に用いるにはこの調乳ポットは不
適当であった。
【0007】上記欠点を解決する、夜間の調乳に便利で
コストのかからないものとして、もう1つ別の商品が従
来より市場に出ている。それは上述した哺乳びん用保温
器である。これは、図8に斜視図で示すように、お湯を
一定に保つための低出力の電気ヒータ(市販のもので3
5W)内蔵の保温器1と、この保温器1の上に載置され
る全閉カバー39とから構成され、保温器1には上方に
哺乳びん9が差し込まれ支持される保温凹部19が3箇
所に設けられている。保温器1には電源コード11およ
び電気保温がなされていることを示す電源表示灯13が
配設されている。
コストのかからないものとして、もう1つ別の商品が従
来より市場に出ている。それは上述した哺乳びん用保温
器である。これは、図8に斜視図で示すように、お湯を
一定に保つための低出力の電気ヒータ(市販のもので3
5W)内蔵の保温器1と、この保温器1の上に載置され
る全閉カバー39とから構成され、保温器1には上方に
哺乳びん9が差し込まれ支持される保温凹部19が3箇
所に設けられている。保温器1には電源コード11およ
び電気保温がなされていることを示す電源表示灯13が
配設されている。
【0008】この哺乳びん用保温器1の使い方は、まず
別途ガス等で煮沸した沸騰水を調乳に必要な量だけ哺乳
びん9の中に入れて保温凹部19の上に立て、全閉カバ
ー39を閉じて、電源コード11を100Vコンセント
に差し込めば、3時間以降に所望の調乳適温のお湯が得
られるというものである。このようにして哺乳びん9の
立てられた保温器1を夜、枕元においておけば、乳幼児
が空腹で泣いたとき親はカバー39をあけて保温器1か
ら哺乳びん9を取り出し、粉ミルクをその中にいれて振
るだけででき上がるので、上記のような重い調乳ポット
を片手で持ち続けることがなく便利である。
別途ガス等で煮沸した沸騰水を調乳に必要な量だけ哺乳
びん9の中に入れて保温凹部19の上に立て、全閉カバ
ー39を閉じて、電源コード11を100Vコンセント
に差し込めば、3時間以降に所望の調乳適温のお湯が得
られるというものである。このようにして哺乳びん9の
立てられた保温器1を夜、枕元においておけば、乳幼児
が空腹で泣いたとき親はカバー39をあけて保温器1か
ら哺乳びん9を取り出し、粉ミルクをその中にいれて振
るだけででき上がるので、上記のような重い調乳ポット
を片手で持ち続けることがなく便利である。
【0009】しかしながら、この哺乳びん用保温器1に
は保温カバーがあり、そのカバーが全閉カバー39であ
るため、沸騰水が調乳適温のお湯に冷えるまでに3時間
という長い時間を必要とする欠点があった。しかも、既
に調乳適温のお湯に保たれている哺乳びんの隣に熱湯入
りの新たな哺乳びんが立てられたとき、熱湯入りの新た
な哺乳びんから放散される熱がこの全閉カバーの中で籠
もってしまい、既に調乳温度に保たれている哺乳びんが
熱くなるという欠点や、既に調乳適温のお湯に保たれて
いる複数の哺乳びんのうちの1本を取り出すときにはこ
の全閉カバーを開けなければならないためせっかく平衡
状態にあったカバー中の暖気が散逸してしまい、再び全
閉カバーを閉じたときにはそれまで温かかった全閉カバ
ー内の空気は冷たい雰囲気温度と入れ代わってしまって
おり、したがって残りの哺乳びんの温度が低下するとい
う欠点があった。
は保温カバーがあり、そのカバーが全閉カバー39であ
るため、沸騰水が調乳適温のお湯に冷えるまでに3時間
という長い時間を必要とする欠点があった。しかも、既
に調乳適温のお湯に保たれている哺乳びんの隣に熱湯入
りの新たな哺乳びんが立てられたとき、熱湯入りの新た
な哺乳びんから放散される熱がこの全閉カバーの中で籠
もってしまい、既に調乳温度に保たれている哺乳びんが
熱くなるという欠点や、既に調乳適温のお湯に保たれて
いる複数の哺乳びんのうちの1本を取り出すときにはこ
の全閉カバーを開けなければならないためせっかく平衡
状態にあったカバー中の暖気が散逸してしまい、再び全
閉カバーを閉じたときにはそれまで温かかった全閉カバ
ー内の空気は冷たい雰囲気温度と入れ代わってしまって
おり、したがって残りの哺乳びんの温度が低下するとい
う欠点があった。
【0010】更に、この哺乳びん用保温器には、逆に、
上記沸騰機能つき保温器の持っていた長所を有していな
い点で使い勝手が悪かった。すなわち、この哺乳びん用
保温器は、哺乳びん以外の用途には利用できないことで
ある。つまり調乳ポットのような形状のポットは調乳の
みならず玉露・煎茶・抹茶など50度前後のお湯を必要
とする他の用途にも使えるという利便性を有している
が、哺乳びんにはこの利便性がない。また、上述のミル
ク調乳作業の手順である哺乳びんにまず目標量の約半分
のお湯でいったん粉ミルクを溶かしたあと残りのお湯を
注ぎ足すという速い調乳手順が採れないことも欠点であ
る。つまり、この哺乳びん用保温器の用い方では、始め
から哺乳びんに既に調乳に必要な量のお湯を全部入れて
いるので、粉ミルクを溶かすため哺乳びんを振っても哺
乳びん内のお湯の動きが鈍くて粉ミルクが混ざりにく
い。そのため粉ミルクを全部溶かすまでに長い間哺乳び
んを振ることが必要であった。従って、夜、寝床の中か
ら調乳作業をするには便利なこの哺乳びん用保温器も、
昼間起きているときの調乳作業には不便で、調乳ポット
を使う方がはるかに能率的である。
上記沸騰機能つき保温器の持っていた長所を有していな
い点で使い勝手が悪かった。すなわち、この哺乳びん用
保温器は、哺乳びん以外の用途には利用できないことで
ある。つまり調乳ポットのような形状のポットは調乳の
みならず玉露・煎茶・抹茶など50度前後のお湯を必要
とする他の用途にも使えるという利便性を有している
が、哺乳びんにはこの利便性がない。また、上述のミル
ク調乳作業の手順である哺乳びんにまず目標量の約半分
のお湯でいったん粉ミルクを溶かしたあと残りのお湯を
注ぎ足すという速い調乳手順が採れないことも欠点であ
る。つまり、この哺乳びん用保温器の用い方では、始め
から哺乳びんに既に調乳に必要な量のお湯を全部入れて
いるので、粉ミルクを溶かすため哺乳びんを振っても哺
乳びん内のお湯の動きが鈍くて粉ミルクが混ざりにく
い。そのため粉ミルクを全部溶かすまでに長い間哺乳び
んを振ることが必要であった。従って、夜、寝床の中か
ら調乳作業をするには便利なこの哺乳びん用保温器も、
昼間起きているときの調乳作業には不便で、調乳ポット
を使う方がはるかに能率的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、上記沸騰機能つき保温器と哺乳びん用保温器との両
方が持っていた欠点(どちらも、飲料水→沸騰→放熱→
調乳温度になるまで3時間以上もの長時間が必要であっ
た。)を解決するとともに、沸騰機能つき保温器の持っ
ていた機能と哺乳びん用保温器の持っていた機能の両方
を利用できる保温器を得ることである。
は、上記沸騰機能つき保温器と哺乳びん用保温器との両
方が持っていた欠点(どちらも、飲料水→沸騰→放熱→
調乳温度になるまで3時間以上もの長時間が必要であっ
た。)を解決するとともに、沸騰機能つき保温器の持っ
ていた機能と哺乳びん用保温器の持っていた機能の両方
を利用できる保温器を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】電気ヒータと、電気ヒー
タを制御する制御回路とから成る電気加熱装置と、電気
ヒータの真上に近接配置される熱伝導板を兼ねる調乳ポ
ット用兼哺乳びん用載置板と、を有する調乳ポット用兼
哺乳びん用保温器において、当該制御回路が、載置板上
に載置された調乳ポット又は哺乳びんに入れられた沸騰
水が定常状態で調乳適温に保持されるように電気ヒータ
を制御するようにしたものであり、そのさい特に、雰囲
気温度に差があるときでも該調乳ポット又は哺乳びんに
入れられた沸騰水が定常状態で調乳適温に保持されるよ
うに前記制御回路を切り換えるスイッチを設けるととも
に、当該保温器には調乳ポット及び哺乳びんの載置を確
実に維持するための周囲隆起部を形成したものである。
タを制御する制御回路とから成る電気加熱装置と、電気
ヒータの真上に近接配置される熱伝導板を兼ねる調乳ポ
ット用兼哺乳びん用載置板と、を有する調乳ポット用兼
哺乳びん用保温器において、当該制御回路が、載置板上
に載置された調乳ポット又は哺乳びんに入れられた沸騰
水が定常状態で調乳適温に保持されるように電気ヒータ
を制御するようにしたものであり、そのさい特に、雰囲
気温度に差があるときでも該調乳ポット又は哺乳びんに
入れられた沸騰水が定常状態で調乳適温に保持されるよ
うに前記制御回路を切り換えるスイッチを設けるととも
に、当該保温器には調乳ポット及び哺乳びんの載置を確
実に維持するための周囲隆起部を形成したものである。
【0013】また、その保温器の上に載置するものとし
ては、容器本体部とハンドルとふたとを有する調乳ポッ
トがよく、特に容器本体部の底部が保温器に形成された
周囲隆起部の内側に納まるようにし、かつ、ふたの裏側
には、ふたが容器本体部と当接する部分に空気流通用の
突設部を形成して成るものである。
ては、容器本体部とハンドルとふたとを有する調乳ポッ
トがよく、特に容器本体部の底部が保温器に形成された
周囲隆起部の内側に納まるようにし、かつ、ふたの裏側
には、ふたが容器本体部と当接する部分に空気流通用の
突設部を形成して成るものである。
【0014】或いは、その保温器の上に載置するものと
しては、上面部と周囲部が覆われ下面が開口し内部に大
きな空間部が形勢された逆凹部状の開口カバーであっ
て、開口カバーの上面部には哺乳びんが挿入される大き
さの開口部を1個以上設け、かつ、周囲部の高さが該哺
乳びんの高さよりも低く形成されて成るものである。
しては、上面部と周囲部が覆われ下面が開口し内部に大
きな空間部が形勢された逆凹部状の開口カバーであっ
て、開口カバーの上面部には哺乳びんが挿入される大き
さの開口部を1個以上設け、かつ、周囲部の高さが該哺
乳びんの高さよりも低く形成されて成るものである。
【0015】
【作用】以上のように、本発明に係るこの保温器は専ら
保温専用とし、加熱は熱量の高くてコストの安い別のガ
ス加熱にまかせたので、冷たい飲料水から調乳適温のお
湯になるまでの時間が大幅に短縮される。そしてこの保
温器は、調乳ポットと哺乳びんとの両方の保温に用いる
ことができるので、昼・夜都合の良いほうの容器を選択
することができる。かつ、制御回路を切り換えるスイッ
チを設けたため、雰囲気温度に差があるときでも該調乳
ポット又は哺乳びんに入れられた沸騰水が定常状態で調
乳適温に保持されるようになり、さらに保温器の周囲に
周囲隆起部を形成したので調乳ポットや哺乳びんを確実
に載置できるようになる。また、その保温器の上に載置
する調乳ポットは、特に容器本体部の底部が保温器に形
成された周囲隆起部の内側に納まるような大きさにした
ので、効率よく保温され、かつ、ふたの裏側にはふたが
容器本体部と当接する部分に空気流通用の突設部を形成
して成るため、沸騰水が調乳適温のお湯になるまでの冷
却時間が大幅に短縮される。更に、その保温器の上に載
置するカバーとしては、上面部と周囲部が覆われ下面が
開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部状の開口
カバーであって、開口カバーの上面部には哺乳びんが挿
入される大きさの開口部を複数個設け、かつ、周囲部の
高さが該哺乳びんの高さよりも低く形成されて成るもの
にしたため、この開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳
びんの上部が開口部から露出するため、沸騰水が放熱し
て調乳温度になるまでの時間が大幅に短縮されるととも
に、複数の哺乳びんのうち1本出し入れするに際しても
カバーを従来のようにいちいち取り外す必要がないので
カバー内の保温状態が変わることがない。また、隣に沸
騰水の哺乳びんが立てられたとしても、その熱の大部分
は哺乳びんの開口部から露出する部分から放射されるた
め熱が籠もらず、他の哺乳びんの温度に影響を与えるこ
ともない。
保温専用とし、加熱は熱量の高くてコストの安い別のガ
ス加熱にまかせたので、冷たい飲料水から調乳適温のお
湯になるまでの時間が大幅に短縮される。そしてこの保
温器は、調乳ポットと哺乳びんとの両方の保温に用いる
ことができるので、昼・夜都合の良いほうの容器を選択
することができる。かつ、制御回路を切り換えるスイッ
チを設けたため、雰囲気温度に差があるときでも該調乳
ポット又は哺乳びんに入れられた沸騰水が定常状態で調
乳適温に保持されるようになり、さらに保温器の周囲に
周囲隆起部を形成したので調乳ポットや哺乳びんを確実
に載置できるようになる。また、その保温器の上に載置
する調乳ポットは、特に容器本体部の底部が保温器に形
成された周囲隆起部の内側に納まるような大きさにした
ので、効率よく保温され、かつ、ふたの裏側にはふたが
容器本体部と当接する部分に空気流通用の突設部を形成
して成るため、沸騰水が調乳適温のお湯になるまでの冷
却時間が大幅に短縮される。更に、その保温器の上に載
置するカバーとしては、上面部と周囲部が覆われ下面が
開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部状の開口
カバーであって、開口カバーの上面部には哺乳びんが挿
入される大きさの開口部を複数個設け、かつ、周囲部の
高さが該哺乳びんの高さよりも低く形成されて成るもの
にしたため、この開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳
びんの上部が開口部から露出するため、沸騰水が放熱し
て調乳温度になるまでの時間が大幅に短縮されるととも
に、複数の哺乳びんのうち1本出し入れするに際しても
カバーを従来のようにいちいち取り外す必要がないので
カバー内の保温状態が変わることがない。また、隣に沸
騰水の哺乳びんが立てられたとしても、その熱の大部分
は哺乳びんの開口部から露出する部分から放射されるた
め熱が籠もらず、他の哺乳びんの温度に影響を与えるこ
ともない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の実施例である調乳ポット用兼哺乳
びん用保温器1で、保温用のみの低出力の電気ヒータと
その制御回路とを内蔵する。そのための電源コード11
と、夏・冬など雰囲気温度に差があるときでも該調乳ポ
ット又は哺乳びんに入れられた沸騰水が定常状態で調乳
適温に保持されるように前記制御回路を切り換えるスイ
ッチのオフ・ロー・ハイ切り換えレバー12と、保温状
態であることを示す電源表示灯13と、かつこの上に調
乳ポットや哺乳びんを載置するための載置板を兼ねた熱
伝導板14と、を有しており、かつこの上に載置される
調乳ポットや哺乳びんを確実に保持するための周囲隆起
部15が形成されている。前述の沸騰機能つき保温器の
場合800ccの水を沸騰させるのに2時間強要したの
に比べて、ガス加熱によれば800ccの水はわずかの
5分で沸騰するという事実に着目して、飲料水の加熱沸
騰は加熱の速くて安いガスに依存し、この保温器1は専
ら保温専用に徹しめたことが本発明の特徴である。
する。図1は本発明の実施例である調乳ポット用兼哺乳
びん用保温器1で、保温用のみの低出力の電気ヒータと
その制御回路とを内蔵する。そのための電源コード11
と、夏・冬など雰囲気温度に差があるときでも該調乳ポ
ット又は哺乳びんに入れられた沸騰水が定常状態で調乳
適温に保持されるように前記制御回路を切り換えるスイ
ッチのオフ・ロー・ハイ切り換えレバー12と、保温状
態であることを示す電源表示灯13と、かつこの上に調
乳ポットや哺乳びんを載置するための載置板を兼ねた熱
伝導板14と、を有しており、かつこの上に載置される
調乳ポットや哺乳びんを確実に保持するための周囲隆起
部15が形成されている。前述の沸騰機能つき保温器の
場合800ccの水を沸騰させるのに2時間強要したの
に比べて、ガス加熱によれば800ccの水はわずかの
5分で沸騰するという事実に着目して、飲料水の加熱沸
騰は加熱の速くて安いガスに依存し、この保温器1は専
ら保温専用に徹しめたことが本発明の特徴である。
【0017】この保温専用の保温器1に内蔵される電気
ヒータとその制御回路とから成る電気加熱回路4の回路
図が、図5に示されている。ここに用いられている電気
ヒータ45は保温用のみのものであり、100Vで85
Wという低出力の電気ヒータでよい。したがってその制
御回路も簡単で冬用の高い温度設定のサーモスタット4
41と夏用の低い温度設定のサーモスタット442とを
用意して切替えスイッチ43で切替えするようにしてい
る。また、電源入力部41とヒータ45との間には温度
ヒューズ42が配設されていて事故時の過電流による過
熱を防止している。更に、前述の電源表示灯13があっ
て、これは切替えスイッチがサーモスタット441側や
サーモスタット442側のいずれかの側にあっても点灯
し、切替えスイッチがオフの側にあるときのみ消灯する
ように取り付けられている。このように、本発明の電気
加熱回路4は飲料水の加熱沸騰を目的としないため回路
はとてもシンプルであり、そのため低価格となり軽くし
かも故障し難い。
ヒータとその制御回路とから成る電気加熱回路4の回路
図が、図5に示されている。ここに用いられている電気
ヒータ45は保温用のみのものであり、100Vで85
Wという低出力の電気ヒータでよい。したがってその制
御回路も簡単で冬用の高い温度設定のサーモスタット4
41と夏用の低い温度設定のサーモスタット442とを
用意して切替えスイッチ43で切替えするようにしてい
る。また、電源入力部41とヒータ45との間には温度
ヒューズ42が配設されていて事故時の過電流による過
熱を防止している。更に、前述の電源表示灯13があっ
て、これは切替えスイッチがサーモスタット441側や
サーモスタット442側のいずれかの側にあっても点灯
し、切替えスイッチがオフの側にあるときのみ消灯する
ように取り付けられている。このように、本発明の電気
加熱回路4は飲料水の加熱沸騰を目的としないため回路
はとてもシンプルであり、そのため低価格となり軽くし
かも故障し難い。
【0018】図2は、本発明の実施例である図1の保温
器1の熱伝導板兼載置板14の上に載置される本発明に
係る調乳ポット2を示している。この調乳ポット2はふ
た21と、ハンドル22と、ガラス容器製の容器本体部
23とから成るものであり、ガラス容器製の容器本体部
23には容器本体に蓄えられているお湯の量を示す水量
表示目盛24が記されており、更にお湯を注ぐ注ぎ口2
5が形成されている。ふた21は取扱いが便利なように
ハンドル22の上部で旋回可能なように軸支されてい
る。このふた21は容器本体部23の上部開口を覆う大
きさのものであるが、中に入れられた熱湯の熱を速く外
へ放散させるために突設部211がふた21に形成され
ている。さらに、容器本体部23の底部は図1の保温器
に形成された周囲隆起部15の内側に納まる大きさに形
成されている。容器の高さ・形状は、これが熱伝導板兼
載置板14から受け取る熱エネルギとここから放散され
る熱エネルギが調乳適温の範囲に速く到達し、かつこの
温度を長時間高効率で維持するように底面積を広くかつ
丈を低く設計されている。
器1の熱伝導板兼載置板14の上に載置される本発明に
係る調乳ポット2を示している。この調乳ポット2はふ
た21と、ハンドル22と、ガラス容器製の容器本体部
23とから成るものであり、ガラス容器製の容器本体部
23には容器本体に蓄えられているお湯の量を示す水量
表示目盛24が記されており、更にお湯を注ぐ注ぎ口2
5が形成されている。ふた21は取扱いが便利なように
ハンドル22の上部で旋回可能なように軸支されてい
る。このふた21は容器本体部23の上部開口を覆う大
きさのものであるが、中に入れられた熱湯の熱を速く外
へ放散させるために突設部211がふた21に形成され
ている。さらに、容器本体部23の底部は図1の保温器
に形成された周囲隆起部15の内側に納まる大きさに形
成されている。容器の高さ・形状は、これが熱伝導板兼
載置板14から受け取る熱エネルギとここから放散され
る熱エネルギが調乳適温の範囲に速く到達し、かつこの
温度を長時間高効率で維持するように底面積を広くかつ
丈を低く設計されている。
【0019】図4Aは、図1の保温器1の上に図2の調
乳ポット2が載置された状態を縦断面図で示している。
同図から、図2の調乳ポット2の底部が図1の保温器1
に形成された周囲隆起部15の内側に、伝熱効率の悪い
隙間がなく載置される様子が理解できる。また、ふた2
1の裏側に形成された突設部211がふた21を容器本
体部23の上部開口から浮かせて空気の流通する空間を
確保する役割を働かせているので、調乳ポット2に沸騰
水が入れられた場合沸騰水の熱が調乳ポット2の外へ逃
げやすくなることが理解できる。さらに、電気ヒータ4
5から調乳ポット2に与えられる熱と調乳ポット2全体
から放散される熱とが速く平衡しかつ長期間平衡が効率
よく維持されるように、従来の図7の調乳ポット2の形
状と比べて相対的に底面積を広くかつ丈を低くしている
のが理解できる。
乳ポット2が載置された状態を縦断面図で示している。
同図から、図2の調乳ポット2の底部が図1の保温器1
に形成された周囲隆起部15の内側に、伝熱効率の悪い
隙間がなく載置される様子が理解できる。また、ふた2
1の裏側に形成された突設部211がふた21を容器本
体部23の上部開口から浮かせて空気の流通する空間を
確保する役割を働かせているので、調乳ポット2に沸騰
水が入れられた場合沸騰水の熱が調乳ポット2の外へ逃
げやすくなることが理解できる。さらに、電気ヒータ4
5から調乳ポット2に与えられる熱と調乳ポット2全体
から放散される熱とが速く平衡しかつ長期間平衡が効率
よく維持されるように、従来の図7の調乳ポット2の形
状と比べて相対的に底面積を広くかつ丈を低くしている
のが理解できる。
【0020】図3は、本発明の実施例である図1の保温
器1の熱伝導板兼載置板14の上に載置される本発明に
係る開口カバー3を示している。この開口カバー3はプ
ラスチックで成型されるもので、上面部と周囲部が覆わ
れ下面が開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部
状の形状をしており、かつ、該カバーの前記上面部には
哺乳びんが挿入される大きさの開口部31を複数個(実
施例である図3では3個)設け、しかも周囲部の高さH
が哺乳びんの高さよりも低く形成されている。また、こ
の開口カバー3の下部には、外側に向かって湾曲する係
合部32が形成されており、この湾曲係合部32は、開
口カバー3が図1の保温器1の上に載置されるとき、保
温器1に形成された周囲隆起部15の湾曲と一致するよ
うになっている。これにより、開口カバー3の保温器1
の上への載置が安定したものとなる。
器1の熱伝導板兼載置板14の上に載置される本発明に
係る開口カバー3を示している。この開口カバー3はプ
ラスチックで成型されるもので、上面部と周囲部が覆わ
れ下面が開口し内部に大きな空間部が形勢された逆凹部
状の形状をしており、かつ、該カバーの前記上面部には
哺乳びんが挿入される大きさの開口部31を複数個(実
施例である図3では3個)設け、しかも周囲部の高さH
が哺乳びんの高さよりも低く形成されている。また、こ
の開口カバー3の下部には、外側に向かって湾曲する係
合部32が形成されており、この湾曲係合部32は、開
口カバー3が図1の保温器1の上に載置されるとき、保
温器1に形成された周囲隆起部15の湾曲と一致するよ
うになっている。これにより、開口カバー3の保温器1
の上への載置が安定したものとなる。
【0021】図4B−1は、図1の保温器1の上に図3
の開口カバー3が載置された状態を縦断面図で示してい
る。同図から、図3の開口カバー3の湾曲係合部32が
図1の保温器1に形成された周囲隆起部15の湾曲に隙
間なく載置され、伝熱効率が良くなると共に、開口カバ
ー3の保温器1の上への載置が安定したものとなる。
の開口カバー3が載置された状態を縦断面図で示してい
る。同図から、図3の開口カバー3の湾曲係合部32が
図1の保温器1に形成された周囲隆起部15の湾曲に隙
間なく載置され、伝熱効率が良くなると共に、開口カバ
ー3の保温器1の上への載置が安定したものとなる。
【0022】図4B−2は、図4B−1の状態の開口部
31ところへ哺乳びん9を挿入した状態を示している。
同図からわかるように、開口カバー3の高さHが哺乳び
ん9の高さよりも低いので、哺乳びん9の上部が開口カ
バー3の上へ露出しているのがわかる。このようにこの
開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳びんの上部が開口
部から露出するため、哺乳びんの出し入れをするに際し
て従来の図8のようにいちいちカバーを取り外さなくて
も開口部から露出している哺乳びん部分を摘まんで簡単
に取り出しができるばかりか、カバー内の保温状態が変
わることがないので保温効率が良い。更に複数の哺乳び
んのうちの1本を出す時も同様にカバーを取り外す必要
がないのでカバー内の保温状態が変わることがない。
31ところへ哺乳びん9を挿入した状態を示している。
同図からわかるように、開口カバー3の高さHが哺乳び
ん9の高さよりも低いので、哺乳びん9の上部が開口カ
バー3の上へ露出しているのがわかる。このようにこの
開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳びんの上部が開口
部から露出するため、哺乳びんの出し入れをするに際し
て従来の図8のようにいちいちカバーを取り外さなくて
も開口部から露出している哺乳びん部分を摘まんで簡単
に取り出しができるばかりか、カバー内の保温状態が変
わることがないので保温効率が良い。更に複数の哺乳び
んのうちの1本を出す時も同様にカバーを取り外す必要
がないのでカバー内の保温状態が変わることがない。
【0023】それにも増して開口カバー3の高さHを哺
乳びん9の高さよりも低くした効果は、沸騰水が入れら
れた哺乳びんをここに立てた場合哺乳びん9のこの露出
部から盛んに放熱がされるので50度前後の調乳適温に
なるまでの時間が大幅に短縮されるということにある。
もしこの両者の高さが同じであるとすると、従来の図8
の全閉カバーに近くなり、図6のグラフのように自然
冷却に3時間もの時間がかかるようになるので本発明の
目的に適わない。また、逆に、開口カバー3の高さHを
低くしすぎると、速く冷却するものの、調乳適温を超え
て図6のグラフのように室温近くで平衡してしまい、
調乳適温に維持するための大出力の加熱ヒータが必要と
なり、これまた本発明の目的に適わない。従って、この
開口カバー3の高さHをどのように選ぶかは本発明の目
的実現にとって重要である。
乳びん9の高さよりも低くした効果は、沸騰水が入れら
れた哺乳びんをここに立てた場合哺乳びん9のこの露出
部から盛んに放熱がされるので50度前後の調乳適温に
なるまでの時間が大幅に短縮されるということにある。
もしこの両者の高さが同じであるとすると、従来の図8
の全閉カバーに近くなり、図6のグラフのように自然
冷却に3時間もの時間がかかるようになるので本発明の
目的に適わない。また、逆に、開口カバー3の高さHを
低くしすぎると、速く冷却するものの、調乳適温を超え
て図6のグラフのように室温近くで平衡してしまい、
調乳適温に維持するための大出力の加熱ヒータが必要と
なり、これまた本発明の目的に適わない。従って、この
開口カバー3の高さHをどのように選ぶかは本発明の目
的実現にとって重要である。
【0024】そこで、図9は、開口カバー3の高さH/
哺乳びんの高さを横軸に、沸騰水が50度前後の調乳温
度に達するのに必要な時間T(単位:分(●印))を左
縦軸に、50度前後の調乳温度を維持するのに必要な電
力W(単位:ワット(×印))を右縦軸にとって集めた
データのグラフである。同図を見ると、沸騰水が50度
前後の調乳温度に達するのに必要な時間Tが2時間を超
えない範囲は開口カバー3の高さH/哺乳びんの高さが
2/3以下であることがわかる。また、50度前後の調
乳温度を維持するのに必要な電力が100Wを超えない
範囲は開口カバー3の高さH/哺乳びんの高さが約1/
3以上であることがわかる。従って、両方のファクター
を総合的に考慮すると、本発明の目的に適う実用的な範
囲は、上記実験によれば、前記周囲部の高さHが該哺乳
びんの高さの約1/3〜2/3の範囲内に形成されてい
ることがわかる。また、隣に沸騰水の哺乳びんが立てら
れたとしても、その熱の大部分はは哺乳びんの開口部か
ら露出する部分から放射されるため熱が籠もらず、他の
哺乳びんの温度に影響を与えることもない。なお、3カ
所の開口部に哺乳びんが全部立てられて温度が平衡状態
にある場合においてそのうちの2本の哺乳びんを取り外
して80分後の平衡状態の温度を測定したら、もとの温
度からマイナス3°摂氏となった。これは、開口部に立
てられる哺乳びんの本数による影響はほとんどないこと
を示している。
哺乳びんの高さを横軸に、沸騰水が50度前後の調乳温
度に達するのに必要な時間T(単位:分(●印))を左
縦軸に、50度前後の調乳温度を維持するのに必要な電
力W(単位:ワット(×印))を右縦軸にとって集めた
データのグラフである。同図を見ると、沸騰水が50度
前後の調乳温度に達するのに必要な時間Tが2時間を超
えない範囲は開口カバー3の高さH/哺乳びんの高さが
2/3以下であることがわかる。また、50度前後の調
乳温度を維持するのに必要な電力が100Wを超えない
範囲は開口カバー3の高さH/哺乳びんの高さが約1/
3以上であることがわかる。従って、両方のファクター
を総合的に考慮すると、本発明の目的に適う実用的な範
囲は、上記実験によれば、前記周囲部の高さHが該哺乳
びんの高さの約1/3〜2/3の範囲内に形成されてい
ることがわかる。また、隣に沸騰水の哺乳びんが立てら
れたとしても、その熱の大部分はは哺乳びんの開口部か
ら露出する部分から放射されるため熱が籠もらず、他の
哺乳びんの温度に影響を与えることもない。なお、3カ
所の開口部に哺乳びんが全部立てられて温度が平衡状態
にある場合においてそのうちの2本の哺乳びんを取り外
して80分後の平衡状態の温度を測定したら、もとの温
度からマイナス3°摂氏となった。これは、開口部に立
てられる哺乳びんの本数による影響はほとんどないこと
を示している。
【0025】図6は、 沸騰水入り調乳ポット2を図4Aの状態で置いた場合
の湯温の時間的変化と、 沸騰水入り哺乳びんを図4−B2の状態で置いた場合
の湯温の時間的変化と、 沸騰水入り調乳ポット2を室内に放置した場合の湯温
の時間的変化と、 その時の室温の時間的変化と、 従来の図7の沸騰機能つき保温器の場合の湯温の時間
的変化と、 従来の図8の哺乳びん用保温器の場合の湯温の時間的
変化と、 を示したものである。これを見てわかるように、室温
が一定であるとき、本発明の調乳ポットは90分で調
乳適温に到達するのに対して、従来の調乳ポットは1
10分で調乳適温に到達する。これは本発明の調乳ポッ
トが従来の調乳ポットと比べて速く調乳適温に到達する
ような調乳ポットの形状とされている(放熱しやすいよ
うに従来の図7の調乳ポットの形状と比べて相対的な丈
を低くしかつふたの裏側に形成された突設部を設けた
点)ためである。しかも、このグラフからはわからない
が、図7の従来のものは電気加熱による加熱沸騰である
ため、そもそも沸騰水になるまでに相当な時間がかかる
(本発明は800ccの水を沸騰させるのに5分である
のに対して図7の従来のものは2時間強かかる。)こと
も考慮すべきである。
の湯温の時間的変化と、 沸騰水入り哺乳びんを図4−B2の状態で置いた場合
の湯温の時間的変化と、 沸騰水入り調乳ポット2を室内に放置した場合の湯温
の時間的変化と、 その時の室温の時間的変化と、 従来の図7の沸騰機能つき保温器の場合の湯温の時間
的変化と、 従来の図8の哺乳びん用保温器の場合の湯温の時間的
変化と、 を示したものである。これを見てわかるように、室温
が一定であるとき、本発明の調乳ポットは90分で調
乳適温に到達するのに対して、従来の調乳ポットは1
10分で調乳適温に到達する。これは本発明の調乳ポッ
トが従来の調乳ポットと比べて速く調乳適温に到達する
ような調乳ポットの形状とされている(放熱しやすいよ
うに従来の図7の調乳ポットの形状と比べて相対的な丈
を低くしかつふたの裏側に形成された突設部を設けた
点)ためである。しかも、このグラフからはわからない
が、図7の従来のものは電気加熱による加熱沸騰である
ため、そもそも沸騰水になるまでに相当な時間がかかる
(本発明は800ccの水を沸騰させるのに5分である
のに対して図7の従来のものは2時間強かかる。)こと
も考慮すべきである。
【0026】次に、本発明の哺乳びんは90分で調乳
適温に到達するのに対して、従来の哺乳びんは180
分で調乳適温に到達する。これは上述のように本発明の
哺乳びんが従来の調乳ポットと比べて速く調乳適温に到
達するようにカバーの形状を工夫したためである。尚、
本発明の調乳ポットと本発明の哺乳びんとで、前者
の平衡温度が後者よりも5度ばかり上に設定してあるの
は、調乳ポットのお湯を哺乳びんに注いだとき5度程度
湯温が下がるのを考慮しているためである。
適温に到達するのに対して、従来の哺乳びんは180
分で調乳適温に到達する。これは上述のように本発明の
哺乳びんが従来の調乳ポットと比べて速く調乳適温に到
達するようにカバーの形状を工夫したためである。尚、
本発明の調乳ポットと本発明の哺乳びんとで、前者
の平衡温度が後者よりも5度ばかり上に設定してあるの
は、調乳ポットのお湯を哺乳びんに注いだとき5度程度
湯温が下がるのを考慮しているためである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
冷たい飲料水から調乳適温のお湯になるまでの時間が従
来のものと比べて大幅に短縮されしかもコスト安とな
る。又制御回路を切り換えるスイッチを設けたため、雰
囲気温度に差があるときでも該調乳ポット又は哺乳びん
に入れられた沸騰水が定常状態で確実に調乳適温に保持
されるようになり、さらに保温器の周囲に周囲隆起部を
形成したので調乳ポットや哺乳びんを確実に載置できる
ようになる。
冷たい飲料水から調乳適温のお湯になるまでの時間が従
来のものと比べて大幅に短縮されしかもコスト安とな
る。又制御回路を切り換えるスイッチを設けたため、雰
囲気温度に差があるときでも該調乳ポット又は哺乳びん
に入れられた沸騰水が定常状態で確実に調乳適温に保持
されるようになり、さらに保温器の周囲に周囲隆起部を
形成したので調乳ポットや哺乳びんを確実に載置できる
ようになる。
【0028】そして、その保温器の上に載置する調乳ポ
ットは、特に容器本体部の底部が保温器に形成された周
囲隆起部の内側に納まるような大きさにしたので、効率
よく保温され、かつ、ふたの裏側にはふたが容器本体部
と当接する部分に空気流通用の突設部を形成して成るた
め、沸騰水が調乳適温のお湯になるまでの冷却時間が従
来の調乳ポットと比べて大幅に短縮される。
ットは、特に容器本体部の底部が保温器に形成された周
囲隆起部の内側に納まるような大きさにしたので、効率
よく保温され、かつ、ふたの裏側にはふたが容器本体部
と当接する部分に空気流通用の突設部を形成して成るた
め、沸騰水が調乳適温のお湯になるまでの冷却時間が従
来の調乳ポットと比べて大幅に短縮される。
【0029】更に、保温器の上に載置される本発明のカ
バーは、開口カバーの上面部に哺乳びんが挿入される大
きさの開口部を複数個設け、かつ、周囲部の高さが哺乳
びんの高さよりも低く形成されて成るものにしたため、
この開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳びんの上部が
開口部から露出し、沸騰水が放熱して調乳温度になるま
での時間が大幅に短縮されるとともに、複数の哺乳びん
のうち1本出し入れするに際してもカバーを従来のよう
にいちいち取り外す必要がないので便利なばかりかカバ
ー内の保温状態がやや影響を受けるが変わることもな
い。また、隣に沸騰水の哺乳びんが立てられたとして
も、その熱の大部分は哺乳びんの開口部から露出する部
分から放射されるため熱が籠もらず、他の哺乳びんの温
度に影響を与えることもない。
バーは、開口カバーの上面部に哺乳びんが挿入される大
きさの開口部を複数個設け、かつ、周囲部の高さが哺乳
びんの高さよりも低く形成されて成るものにしたため、
この開口部に哺乳びんを立てたときに哺乳びんの上部が
開口部から露出し、沸騰水が放熱して調乳温度になるま
での時間が大幅に短縮されるとともに、複数の哺乳びん
のうち1本出し入れするに際してもカバーを従来のよう
にいちいち取り外す必要がないので便利なばかりかカバ
ー内の保温状態がやや影響を受けるが変わることもな
い。また、隣に沸騰水の哺乳びんが立てられたとして
も、その熱の大部分は哺乳びんの開口部から露出する部
分から放射されるため熱が籠もらず、他の哺乳びんの温
度に影響を与えることもない。
【0030】しかも、従来の調乳ポット用沸騰機能つき
保温器も、哺乳びん用保温器も、それぞれ単一機能しか
有せず、両者の長所をそれぞれ享受するには高価な調乳
ポット用沸騰機能つき保温器と同じく高価な哺乳びん用
保温器との両方を備えておいて、例えば昼間は調乳ポッ
ト用沸騰機能つき保温器を利用し、夜間は哺乳びん用保
温器を利用するという使い方をせねばならず、不経済で
あったのが、本発明によれば、図1の兼用保温器と、図
2・図3のセットで従来の調乳ポット用沸騰機能つき保
温器と哺乳びん用保温器との両方の機能をするばかり
か、従来の両方に共通した欠点である、飲料水から調乳
適温のお湯が得られるまでの時間がかかり過ぎると言う
欠点を解決することが出来る。
保温器も、哺乳びん用保温器も、それぞれ単一機能しか
有せず、両者の長所をそれぞれ享受するには高価な調乳
ポット用沸騰機能つき保温器と同じく高価な哺乳びん用
保温器との両方を備えておいて、例えば昼間は調乳ポッ
ト用沸騰機能つき保温器を利用し、夜間は哺乳びん用保
温器を利用するという使い方をせねばならず、不経済で
あったのが、本発明によれば、図1の兼用保温器と、図
2・図3のセットで従来の調乳ポット用沸騰機能つき保
温器と哺乳びん用保温器との両方の機能をするばかり
か、従来の両方に共通した欠点である、飲料水から調乳
適温のお湯が得られるまでの時間がかかり過ぎると言う
欠点を解決することが出来る。
【図1】本発明の実施例である調乳ポット用兼哺乳びん
用保温器の斜視図。
用保温器の斜視図。
【図2】本発明の実施例である調乳ポットの斜視図。
【図3】本発明の実施例である開口カバーの斜視図。
【図4】図1の保温器1の上に調乳ポットおよび開口カ
バーば載置された状態を示す縦断面。
バーば載置された状態を示す縦断面。
【図5】図1の保温器に用いられている電気加熱装置の
回路図。
回路図。
【図6】湯温の時間的変化を示すグラフ。
【図7】従来の沸騰機能つき保温器の斜視図。
【図8】従来の哺乳びん用保温器の斜視図。
【図9】開口カバーの高さH/哺乳びんの高さに対する
要調温到達時間と消費電力の実験グラフ
要調温到達時間と消費電力の実験グラフ
1、 保温器 1’、 沸騰機能つき保温器 11、 電源コード 12、 オフ・ロー・ハイ切り換えレバー 13、 電源表示灯 14、 熱伝導板兼載置板 15、 周囲隆起部 18、 温度調節つまみ 19、 保温凹部 2、 調乳ポット 21、 ふた 211、 リブ 22、 ハンドル 23、 容器本体部(ガラス容器) 24、 水量表示目盛 25、 注ぎ口 3、 開口カバー 31、 開口部 32、 係合部 39、 全閉カバー 4、 電気加熱回路 41、 電源入力部 42、 温度ヒューズ 43、 切り換えスイッチ 441、 サーモ・ハイ 442、 サーモ・ロー 45、 電気ヒータ 9、 哺乳びん
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】この調乳ポット用沸騰機能つき保温器1’
の使い方は、まず調乳ポット2に飲料水を所定量入れて
沸騰機能つき保温器1’の上に載せ、温度調節つまみ1
8を沸騰温度に合わせて飲料水を電気加熱してまず沸騰
水にする。飲料水がいったん沸騰して100度になった
後は調節つまみ18を所望の保温温度に合わせておけば
所定時間後以降はその所望の保温温度の調乳適温のお湯
が得られる、というものである。従って、この沸騰機能
つき保温器1’を用いれば常時調乳適温が得られるの
で、上記ミルク調乳作業が速くなり調乳が簡単に出来上
がると言う効果がある。また、この調乳ポット2のお湯
は50度前後であり、玉露・煎茶・抹茶なども50度前
後のお湯がよいので、調乳のみならず他の用途にも使え
るので便利である。
の使い方は、まず調乳ポット2に飲料水を所定量入れて
沸騰機能つき保温器1’の上に載せ、温度調節つまみ1
8を沸騰温度に合わせて飲料水を電気加熱してまず沸騰
水にする。飲料水がいったん沸騰して100度になった
後は調節つまみ18を所望の保温温度に合わせておけば
所定時間後以降はその所望の保温温度の調乳適温のお湯
が得られる、というものである。従って、この沸騰機能
つき保温器1’を用いれば常時調乳適温が得られるの
で、上記ミルク調乳作業が速くなり調乳が簡単に出来上
がると言う効果がある。また、この調乳ポット2のお湯
は50度前後であり、玉露・煎茶・抹茶なども50度前
後のお湯がよいので、調乳のみならず他の用途にも使え
るので便利である。
Claims (7)
- 【請求項1】 電気ヒータと該電気ヒータを制御する制
御回路とから成る電気加熱装置と、該電気ヒータの真上
に近接配置される熱伝導板を兼ねる調乳ポット用兼哺乳
びん用の載置板と、を有する調乳ポット用兼哺乳びん用
保温器において、該載置板上に載置された該調乳ポット
又は哺乳びんに入れられた沸騰水が定常状態で調乳適温
に維持されるように前記制御回路が電気ヒータを制御す
ることを特徴とする調乳ポット用兼哺乳びん用保温器。 - 【請求項2】 請求項1記載の保温器において、雰囲気
温度に差があるときでも該調乳ポット又は哺乳びんに入
れられた沸騰水が定常状態で調乳適温に保持されるよう
に前記制御回路を切り換えるスイッチを備えていること
を特徴とする調乳ポット用兼哺乳びん用保温器。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の保温器にお
いて、該保温器には該調乳ポット及び哺乳びんの載置を
確実に維持するための周囲隆起部が形成されていること
を特徴とする調乳ポット用兼哺乳びん用保温器。 - 【請求項4】 容器本体部とハンドルとふたとを有する
調乳ポットであって、該容器本体部の底部が請求項3記
載の保温器に形成された周囲隆起部の内側に納まるもの
であることを特徴とする調乳ポット。 - 【請求項5】 請求項4記載の調乳ポットであって、該
ふたの裏側には、該ふたが該容器本体部と当接する部分
に空気流通用の突設部が形成されていることを特徴とす
る調乳ポット。 - 【請求項6】 上面部と周囲部が覆われ下面が開口し内
部に大きな空間部が形成された逆凹部状の開口カバーで
あって、該開口カバーの前記上面部には哺乳びんが挿入
される大きさの開口部を複数個設け、かつ、前記周囲部
の高さが該哺乳びんの高さよりも低く形成されて成る請
求項1〜請求項3記載の保温器の上に載置される開口カ
バー。 - 【請求項7】 請求項6記載の開口カバーにおいて、前
記周囲部の高さが該哺乳びんの高さの約1/3〜2/3
の範囲内に形成されて成る開口カバー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005227A JP2710760B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 調乳ポット用兼哺乳びん用保温器 |
KR1019960000843A KR100200972B1 (ko) | 1995-01-17 | 1996-01-17 | 우유혼합포트 및 젖병 겸용 보온장치, 우유혼합포트 및 개방덮개 |
TW086204382U TW346307U (en) | 1995-01-17 | 1996-01-17 | Heat retaining device for use with both a milk mixing pot and a baby bottle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7005227A JP2710760B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 調乳ポット用兼哺乳びん用保温器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08191875A true JPH08191875A (ja) | 1996-07-30 |
JP2710760B2 JP2710760B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=11605306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7005227A Expired - Fee Related JP2710760B2 (ja) | 1995-01-17 | 1995-01-17 | 調乳ポット用兼哺乳びん用保温器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710760B2 (ja) |
KR (1) | KR100200972B1 (ja) |
TW (1) | TW346307U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308393A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Noritake Co Ltd | 無鉛低軟化点ガラス、無鉛低軟化点ガラス組成物、無鉛低軟化点ガラスペースト、および蛍光表示管 |
JP2009285303A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Combi Corp | 飲料用容器の保温器 |
CN104887089A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-09-09 | 苏州塔可盛电子科技有限公司 | 显示器可遮挡的暖奶器 |
KR101654328B1 (ko) * | 2015-04-16 | 2016-09-06 | 서동옥 | 휴대용 젖병 보온장치 |
KR102473865B1 (ko) * | 2021-09-08 | 2022-12-02 | 장윤석 | 온도 제어 기능을 갖는 전기식 음용수 가열 포트 및 그 제어 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101255604B1 (ko) * | 2012-11-21 | 2013-04-16 | 배혜숙 | 젖병 |
-
1995
- 1995-01-17 JP JP7005227A patent/JP2710760B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-17 TW TW086204382U patent/TW346307U/zh unknown
- 1996-01-17 KR KR1019960000843A patent/KR100200972B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308393A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Noritake Co Ltd | 無鉛低軟化点ガラス、無鉛低軟化点ガラス組成物、無鉛低軟化点ガラスペースト、および蛍光表示管 |
JP2009285303A (ja) * | 2008-05-30 | 2009-12-10 | Combi Corp | 飲料用容器の保温器 |
KR101654328B1 (ko) * | 2015-04-16 | 2016-09-06 | 서동옥 | 휴대용 젖병 보온장치 |
CN104887089A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-09-09 | 苏州塔可盛电子科技有限公司 | 显示器可遮挡的暖奶器 |
CN104887089B (zh) * | 2015-06-18 | 2017-06-13 | 东莞市永祺电热制品有限公司 | 显示器可遮挡的暖奶器 |
KR102473865B1 (ko) * | 2021-09-08 | 2022-12-02 | 장윤석 | 온도 제어 기능을 갖는 전기식 음용수 가열 포트 및 그 제어 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR100200972B1 (ko) | 1999-06-15 |
KR960028893A (ko) | 1996-08-17 |
TW346307U (en) | 1998-11-21 |
JP2710760B2 (ja) | 1998-02-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6528766B1 (en) | Combination baby bottle and baby wipes container with integral warmer | |
EP0276480A1 (en) | Plastic decanter with warmer apparatus and method of use | |
JPH08191875A (ja) | 調乳ポット用兼哺乳びん用保温器 | |
JP2004195054A (ja) | 保温器 | |
CN218210102U (zh) | 一种婴幼儿温水器 | |
CN210276877U (zh) | 自动调奶机 | |
JP2005046222A (ja) | 保温器 | |
JP2583533Y2 (ja) | 湯沸かし装置 | |
KR19990009237U (ko) | 보온기능이 구비된 그릇 및 그릇 받침대 | |
JP3625385B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
CN213373830U (zh) | 一种保温婴儿奶瓶 | |
CN108294631A (zh) | 电池供电电热恒温饮食器具 | |
CN111000728A (zh) | 便携式双向恒温消毒装置 | |
CN214969277U (zh) | 一种可控温奶嘴及应用其的奶瓶 | |
JP3150614U (ja) | 酒器セット | |
JPH077870Y2 (ja) | 温湯供給器 | |
JPH0373111A (ja) | 温湯供給器 | |
JPS5937134Y2 (ja) | 小型電気ポツト | |
EP0611086A1 (en) | Electrically powered, rotatable food server | |
KR200172393Y1 (ko) | 젖병 온열기 | |
JP2001130646A (ja) | 保温・保冷器 | |
JPS5937146Y2 (ja) | 電気ポツト | |
JPH05253067A (ja) | 湯沸かし装置 | |
JPH075781Y2 (ja) | ミルクメーカー | |
KR100535803B1 (ko) | 청주 데움기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |