JPH08188176A - サイドシル部の車体構造 - Google Patents

サイドシル部の車体構造

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JPH08188176A
JPH08188176A JP405595A JP405595A JPH08188176A JP H08188176 A JPH08188176 A JP H08188176A JP 405595 A JP405595 A JP 405595A JP 405595 A JP405595 A JP 405595A JP H08188176 A JPH08188176 A JP H08188176A
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nozzle insertion
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Akira Kobayashi
章 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナパネルとアウタパネルが形成する空間
に補強板を有するサイドシル部の内部空間にホットワッ
クスを容易かつ確実に塗布することを可能にする。 【構成】 上記インナパネル11が複数のノズル挿入用
穴15を有し、インナパネルの少くとも一つのノズル挿
入用穴の中心に対して右下方の位置に中心を有する右側
ノズル挿入用穴16およびインナパネルの少くとも一つ
のノズル挿入用穴の中心に対して左下方の位置に中心を
有する左側ノズル挿入用穴17を上記補強板が有し、イ
ンナパネルの少くとも一つのノズル挿入用穴の中心に対
して右下方の位置および左下方の位置には穴を補強板1
3が有さない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインナパネルとアウタパ
ネルが形成するサイドシルの内部空間に補強板を有する
サイドシル部の車体構造、特にその内部の空間にホット
ワックスを塗布することを容易にするサイドシル部の車
体構造に関する。
【0002】この明細書では、インナパネルの一点Oを
通りインナパネル面内の水平な座標軸をx軸、x軸に直
交する水平な座標軸をy軸、x軸とy軸に直交する下向
きの座標軸をz軸と呼ぶ。
【0003】また図1に示すように、点Oを原点(O,
O,O)とするx,y,z座標軸からなる直交座標系に
おけるある点Pの座標が(x,y,z)であり、点Pと
点Oの距離をrとするとき、図1に記載された関係を満
たす角度a,bをそれぞれ点Pの点Oに対する方位角,
俯角と呼ぶ。
【0004】
【従来の技術】図2は従来技術による補強板を有するサ
イドシル部の断面平面図である。この従来技術では、イ
ンナパネル1とアウタパネル2が形成する空間の内部に
補強板3が設けられ、インナパネル1に設けられたノズ
ル挿入用穴4と、補強板3に設けられたノズル挿入用穴
5が互いに向かい合って配置されている。
【0005】サイドシルの内部空間にホットワックスを
塗布するためのノズルは、作業員が図中の矢印に沿って
挿込む。図から分るように、インナパネル1と補強板3
の間の内部空間6にノズルを挿入することと、アウタパ
ネル2と補強板3の間の内部空間7にノズルを挿入する
ことが、ノズル先端の微妙な角度の差によって切換えら
れ、また確実に目的の内部空間にノズルが入ったかどう
かを確認することも困難である。したがってこの工程を
ロボットにより自動化することも困難である。
【0006】この問題を解決するために図3に示すよう
な構造のサイドシルが実公平2−48301号公報に開
示されている。この構造においてはサイドシルの両側の
穴8から挿入されるノズルはそれぞれ補強板9で分けら
れるサイドシルの2つの内部空間の一方の空間にのみ達
することができる。しかしこの構造はサイドシルの側方
からノズルを挿入することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、サイドシル
の側方からノズルを挿入することが可能であり、かつサ
イドシルの2つの内部空間の内部に確実にノズルを挿入
することができ、しかも作業ロボットを使用できる程度
に容易にノズルを挿入する空間を選択することが可能な
サイドシル部の車体構造を提案することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、インナパネ
ルと、アウタパネルと、インナパネルとアウタパネルが
形成するサイドシルの内部空間内にインナパネルおよび
アウタパネルとほぼ平行に配置された補強板からなるサ
イドシル部の車体構造において、上記インナパネルが複
数のノズル挿入用穴を有し、インナパネルの少くとも一
つのノズル挿入用穴の中心に対して方位角a1,俯角b
1の位置に中心を有する右側ノズル挿入用穴およびイン
ナパネルの少くとも一つのノズル挿入用穴の中心に対し
て方位角−a2,俯角b2の位置に中心を有する左側ノ
ズル挿入用穴を上記補強板が有し、インナパネルの少く
とも一つのノズル挿入用穴の中心に対して方位角a3,
俯角b3の位置および方位角−a4,俯角b4の位置に
は穴を補強板が有さず、上記a1,a2,a3,a4お
よびb1,b2,b3,b4が次の不等式の範囲内であ
ることを特徴とするサイドシル部の車体構造によって解
決された。 45°<a1,a2,a3,a4<90°および 20°<b1,b2,b3,b4<40°
【0009】
【作用】アウタパネルと補強板の間の内部空間は、イン
ナパネルのノズル挿入用穴と補強板の右側ノズル挿入用
穴または左側ノズル挿入用穴を通してノズルを挿入し
て、ホットワックスを塗布することができる。
【0010】インナパネルと補強板の間の内部空間はイ
ンナパネルのノズル挿入用穴のみを通してノズルを挿入
してホットワックスを塗布することができる。
【0011】補強板で二分される内部空間のいずれの側
にノズルが挿入されるかは、インナパネルのノズル挿入
用穴により確実に選択することができる。
【0012】
【実施例】図4は本発明に係るサイドシル部の車体構造
の一部の一部破断斜視図、図5は図4のA−A線断面
図、図6はインナパネルのノズル挿入用穴の中心と補強
板のノズル挿入用穴の中心を通る面による図4の断面図
である。
【0013】サイドシル10はインナパネル11と、ア
ウタパネル12と、両パネル11,12の間の空間がつ
ぶれないように中間に配置された補強板13から成る。
【0014】サイドシルのインナパネル11は車体のメ
インフロアパネル14に接続されている。
【0015】サイドシル10は必要に応じて、図示しな
いカバーにより覆われている。
【0016】インナパネル11は複数のノズル挿入用穴
15を有する。
【0017】少くとも一つのインナパネルのノズル挿入
用穴15の中心に対して方位角a1,俯角b1の位置に
中心を有する右側ノズル挿入用穴16と、少くとも一つ
のインナパネルのノズル挿入用穴15の中心に対して方
位角−a2,俯角b2の位置に中心を有する左側ノズル
挿入用穴17を、補強板13が有する。ここにおいて、
45°<a1,a2,a3,a4<90°であり、また
20°<b1,b2,b3,b4<40°である。
【0018】インナパネルのノズル挿入用穴15と、補
強板の右側ノズル挿入用穴16または左側ノズル挿入用
穴17の配置がこのようになっているので、ロボットを
用いてノズルをこの配置に対応する角度に傾斜させてイ
ンナパネルのノズル挿入用穴15に挿入すると、自動的
にノズルはアウタパネル12と補強板13の間の内部空
間に到達し、この空間の内部表面を確実にホットワック
スで被覆することができる。
【0019】他方、ノズルをこの配置に対応する角度に
傾斜させないときは、補強板には対応する穴が無いの
で、ノズルをインナパネルのノズル挿入用穴15に挿入
しても、ノズルはアウタパネル12と補強板13の間の
内部空間には到達しない。すなわちインナパネル11と
補強板13の間の内部空間に入り、この空間の内部表面
を確実にホットワックスで被覆することができる。
【0020】図6の矢印により、ノズルの進入経路が示
されている。
【0021】図5はインナパネル11のノズル挿入用穴
15と補強板13の右側または左側ノズル挿入用穴1
6,17の配置の好ましい実施例を示す。
【0022】この実施例では、インナパネル11のノズ
ル挿入用穴15の中心C1に対して俯角b1,b2が約
30°である位置に補強板13の右側または左側ノズル
挿入用穴16,17の中心C2が位置している。ただし
図5は図4のA−A線断面をx座標軸方向から見た図で
あるので、俯角は実際より大きく表わされている。
【0023】さらにインナパネル11のノズル挿入用穴
15の上端T1に対する補強板13の右側または左側ノ
ズル挿入用穴16,17の上端T2の俯角cより、イン
ナパネル11のノズル挿入用穴15の下端D1に対する
補強板13の右側または左側ノズル挿入用穴16,17
の下端D2の俯角dの方が大きい。このような配置にす
ると、ノズルをやや上方から挿入することができるの
で、作業が容易となる。
【0024】ノズルがいずれかの内部空間に入った後に
ノズルがシルの軸方向に移動することができるように、
シルの軸方向にノズルのヘッド部が向わなければならな
い。このために各内部空間の断面はノズルの断面より充
分に大きくすることが好ましい。
【0025】インナパネルと補強板のノズル挿入用穴の
形状は、円,楕円,長方形等とすることができる。円以
外のときの穴の中心とは、その穴を通過できる最大の円
筒形ノズルの断面の中心を意味する。
【0026】
【発明の効果】
(1) ノズルを挿入する内部空間を容易かつ確実に選択で
きる。(2) したがってホットワックスの塗布のためロボ
ット導入が容易となる。(3) 内部空間の断面を大きくす
ると、ノズル先端の回頭性(ノズルの向きを変えること
の容易さ)が向上する。(4) インナパネルのノズル挿入
用穴と補強板のノズル挿入用穴の位置がずれるので、応
力集中が少くなく図2の従来技術に比較して側面衝突に
対しても剛性が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】方位角と俯角を定義するための図面である。
【図2】従来技術による補強板を有するサイドシル部の
断面平面図である。
【図3】他の従来技術による補強板を有するサイドシル
部の断面平面図である。
【図4】本発明に係るサイドシル部の車体構造の一部の
一部破断斜視図である。
【図5】図4のA−A線断面をx座標軸方向から見た図
である。
【図6】インナパネルのノズル挿入用穴の中心と補強板
のノズル挿入用穴の中心を通る面による図4の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 サイドシル 11 インナパネル 12 アウタパネル 13 補強板 14 メインフロアパネル 15 ノズル挿入用穴 16 右側ノズル挿入用穴 17 左側ノズル挿入用穴 C1,C2 中心 T1,T2 上端 D1,D2 下端 a1,a2,a3,a4 方位角 b1,b2,b3,b4 俯角 c,d 俯角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナパネルと、アウタパネルと、イン
    ナパネルとアウタパネルが形成するサイドシルの内部空
    間内にインナパネルおよびアウタパネルとほぼ平行に配
    置された補強板からなるサイドシル部の車体構造におい
    て、 上記インナパネルが複数のノズル挿入用穴を有し、イン
    ナパネルの少くとも一つのノズル挿入用穴の中心に対し
    て方位角a1,俯角b1の位置に中心を有する右側ノズ
    ル挿入用穴およびインナパネルの少くとも一つのノズル
    挿入用穴の中心に対して方位角−a2,俯角b2の位置
    に中心を有する左側ノズル挿入用穴を上記補強板が有
    し、インナパネルの少くとも一つのノズル挿入用穴の中
    心に対して方位角a3,俯角b3の位置および方位角−
    a4,俯角b4の位置には穴を補強板が有さず、上記a
    1,a2,a3,a4およびb1,b2,b3,b4が
    次の不等式の範囲内であることを特徴とするサイドシル
    部の車体構造。 45°<a1,a2,a3,a4<90°および 20°<b1,b2,b3,b4<40°
  2. 【請求項2】 インナパネル11のノズル挿入用穴15
    の上端T1に対する補強板13の右側または左側ノズル
    挿入用穴16,17の上端T2の俯角cより、インナパ
    ネル11のノズル挿入用穴15の下端D1に対する補強
    板13の右側または左側ノズル挿入用穴16,17の下
    端D2の俯角dの方が大きいことを特徴とする請求項1
    記載のサイドシル部の車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002062648A3 (de) * 2001-02-06 2003-12-31 Porsche Ag Karosserie eines kraftfahrzeugs
KR100872645B1 (ko) * 2007-09-19 2008-12-09 기아자동차주식회사 내부의 전착 도장성이 향상된 실사이드의 구조
JP2019025983A (ja) * 2017-07-27 2019-02-21 株式会社キーレックス 車両の側部車体構造

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