JP2019025983A - 車両の側部車体構造 - Google Patents

車両の側部車体構造 Download PDF

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【課題】長尺の作業用部材を、サイドシル内の節部材に形成された連通孔にスムーズに挿通できるようにする。【解決手段】サイドシル1の端面1aに挿入孔40が形成される。節部材20が、節部を構成するベース壁部21と、ベース壁部21から挿入孔40に向けて延びるガイド壁部22と、ガイド壁部22から上方に延設された上方延設部23および下方に延設された下方延設部とを有する。ベース壁部21に、作業用部材50を挿通させるための連通孔25が形成される。ガイド壁部22は、挿入孔40から挿入された作業用部材50の先端40aを連通孔25に向けてガイドするようにサイドシル1の前後方向軸線に対して傾斜されている。上方延設部23がサイドシル1の上フランジ部10a、11aの少なくとも一方に接合され、下方延設部24がサイドシル1の下フランジ部10b、11bの少なくとも一方に接合される。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の側部車体構造に関するものである。
車両としての自動車においては、前後方向(車体前後方向)に延びる強度部材として左右一対のサイドシルを有する。このサイドシルは、インナパネルとアウタパネルとの各上フランジ同士を接合すると共に、各下フランジ部同士を接合することによって閉断面構造として形成される。また、サイドシルの強度や剛性向上のために、サイドシル内の前後方向適宜の位置にレインフォースメントや節部材を配設することも行われている。
特許文献1には、サイドシルのねじり強度を向上させるために、サイドシルの前後方向軸線に対して傾斜する補強部材を配設するものが開示されている。また、特許文献2には、サイドシルがねじれ力を受けた際の剛性を維持するために、その下角部に補強部材を設けたものが開示されている。
特開2011−143762号公報 特開2006−199132号公報
ところで、閉断面構造として組み立てられた後のサイドシル内に、所定の作業を行うことがある。例えば、下フランジ部同士の接合部位に対して、防錆効果を高めるために防錆油を供給することが行われている。すなわち、チューブ状とされた長尺の作業用部材を、サイドシルの前後方向の端面に形成された挿入孔を通してサイドシル内に挿入して、挿入深さを順次変更しつつ、作業用部材から防錆油を供給することが行われている。
一方、サイドシル内には、その強度や剛性向上のために、車幅方向に延びる節部材を配設することも多くなっている。この、節部材を配設した場合には、前述した作業用部材が、節部材を超えてさらに奥側に挿入できるように、節部材に対して作業用部材が挿通される連通孔を形成することが考えられる。
しかしながら、節部材に形成される連通孔の大きさ(有効開口面積)は、節部材の強度確保の観点からあまり大きくすることができない、というのが実情である。このため、作業用部材の先端を連通孔にスムーズに挿通させることが難しいものとなる。特に、作業用部材の先端位置は、サイドシルの外部からは目視によって確認できないために、作業用部材の先端が節部材にぶつかってしまった際には、手探り状態でもって作業用部材の先端が連通孔に位置するように微妙な操作を行う必要があり、作業性の悪いものとなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、長尺の作業用部材を、サイドシル内の節部材に形成された連通孔にスムーズに挿通させることができるようにした車両の側部車体構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
インナパネルとアウタパネルとをその上下のフランジ部同士で接合することにより前後方向に延びる閉断面構造のサイドシルが構成された車両の側部車体構造であって、
前記サイドシルは、その前後方向少なくとも一方の端面に、該サイドシル内に所定作業を行うための長尺の作業用部材が挿入される挿入孔が形成され、
前記サイドシル内に、節部材が配設され、
前記節部材は、車幅方向に延びる節部を構成するベース壁部と、該ベース壁部から前記挿入孔に向けて延びるガイド壁部と、該ガイド壁部から上方に延設された上方延設部と、該ガイド壁部から下方に延設された下方延設部と、を有し、
前記ベース壁部に、前記作業用部材を挿通させるための連通孔が形成され、
前記ガイド壁部は、前記挿入孔から挿入された前記作業用部材の先端を前記連通孔に向けてガイドするように前記サイドシルの前後方向軸線に対して傾斜され、
前記上方延設部が、前記インナパネルの上フランジ部と前記アウタパネルの上フランジ部との間に位置された状態で、該各上フランジ部のうち少なくとも一方に対して接合され、
前記下方延設部が、前記インナパネルの下フランジ部と前記アウタパネルの下フランジ部との間に位置された状態で、該各下フランジ部のうち少なくとも一方に対して接合されている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、挿入孔からサイドシル内に挿入された作業用部材は、ガイド壁部に沿って連通孔へ向けてスムーズに案内されて、連通孔を容易に通過することができ、作業性のよいものとなる。また、上下の延設部が上下のフランジ部に接合されることにより、節部材のサイドシルへの接合強度を十分確保しつつ、サイドシルそのものを強度をも高めることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記挿入孔が、前記一方の端面の下端部に形成され、
前記連通孔が、前記下フランジ部同士の接合部位の直近となる低い位置に形成されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、作業用部材によってサイドシル内の低い位置に対する作業を行う上で好ましいものとなる。
前記連通孔が、下方に開口された切欠形状として形成されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、連通孔をベース壁部の極力下方位置に形成する場合に好ましいものとなる。また、連通孔が下方に開口されていることから、連通孔の下方には作業用部材が乗り越えるような段差が形成されることもなくなり、作業用部材の連通孔への挿通をより容易に行うことができる。
前記挿入孔が、前記サイドシルの前後方向両方の端面に形成され、
前記節部材として、前側の前記挿入孔に対応した前側の節部材と後側の前記挿入孔に対応した後側の節部材との少なくとも2個設けられている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、作業用部材による作業を、サイドシルの前方側および後方側の両方から行うことが可能となる。また、作業用部材の長さを短くすることできると共に、サイドシル内への挿入深さがあまり大きくならない範囲でもって所定の作業を行うことができ、作業性向上の上でも好ましいものとなる。勿論、節部材を複数設けることにより、サイドシルの強度向上の上でも好ましいものとなる。
前記作業用部材が、チューブ状とされて、前記下フランジ部同士の接合部位に対する防錆用油の供給用とされている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、下フランジ部同士の接合部位に対する防錆油の供給作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、長尺の作業用部材を、サイドシル内の節部材に形成された連通孔にスムーズに挿通させることができる。
本発明が適用されたサイドシルを車幅方向内側から見た側面図。 図1に示すサイドシルの前下端部の構造を示す断面斜視図。 図2のX3−X3線相当端面図。 図2のX4−X4線相当断面図。 節部材を前方から見たときの正面図。 図5の右側面図。 図5の節部材を、斜め前方から見た斜視図。 図7のX8−X8線相当端面図。
図1において、1は前後方向(車体前後方向)に延びるサイドシルである。サイドシル1の前端部にはヒンジピラー2の下端部が接合され、サイドシル1の前後方向中間部にはセンタピラー(Bピラー)3の下端部が接合されている。
サイドシル1は、図3、図4に示すように、インナパネル10とアウタパネル11とによって閉断面構造とされている。すなわち、インナパネル10の上フランジ部10aとアウタパネル11の上フランジ部11aとが接合されると共に、インナパネル10の下フランジ部10bとアウタパネル11の下フランジ部11bとが接合されている。
サイドシル1内には、前後方向の所定位置に、レインフォースメント13が配設されている。実施形態では、レインフォースメント13は、ヒンジピラー2の接合部位およびその付近とセンタピラー3の接合部位およびその付近に設けられている。図3は、レインフォースメント13を有する部分の構造を示し、レインフォースメント13の上端部が、上フランジ部10aと11aとに挟まれた状態で、上フランジ部10a、11aに接合されている。また、レインフォースメント13の下端部が、下フランジ部10bと11bとに挟まれた状態で下フランジ部10b、11bに接合されている。なお、図4の詳細については後述する。
サイドシル1のうち特に前端部およびその付近の構造の詳細が、図2に示される。この図2に示すように、サイドシル1内には、第1節部材20と第2節部材30との2つの節部材が配設され、各節部材20、30はサイドシル1に接合されている。第1節部材20は車幅方向外側部分に位置され、第2節部材30は車幅方向内側部分に位置されている。この2つの節部材20と30との境界部位は、ほぼレインフォースメント13の位置(上フランジ部10a、11aの接合部位と下フランジ部10b、11bの接合部位とを結んだ線)とされている。
第2節部材30は、第1節部材20に対して、若干後方側に位置されて、第1節部材20と第2節部材30とは、車幅方向において重複しない位置関係とされている。なお、第1節部材20と第2節部材30とは、車幅方向に重なる位置関係に設定することもできる。
第1節部材20は、例えば鉄系の金属板を加工することにより形成されて、ベース壁部21と、ガイド壁部22と、上下一対の延設部23、24と、を有する。
第1節部材20の詳細について、図5〜図8をも参照しつつ説明する。まず、ベース壁部21は、サイドシル1内を前後方向に仕切るように車幅方向に延びていて、その周縁部において短く後方に延びる折り曲げ部21aを有している。また、ベース壁部21には、その車幅方向内方側の端部における下端部において、連通孔25が形成されている。この連通孔25は、下方に向けて開口された切欠形状とされて、下フランジ部10bと11bとの接合部位に臨むようにその直近に位置されている。また、連通孔25は、下方に向かうにつれてその開口幅が徐々に大きくなるように形成されている。
ガイド壁部22は、ベース壁部21の車幅方向内方側端から前方に向けて延びている。そして、ガイド壁部22は、前方に向かうにつれて、徐々に車幅方向内方側に位置するようにサイドシル1の前後方向軸線に対して傾斜されている。このようなガイド壁部22は、その上端よりも下端の方が長くなるように設定されている。さらに、ガイド壁部22は、下方に向かうにつれて徐々に車幅方向外側に位置するように傾斜されている。
ガイド壁部22の前端部は、ほぼ前後方向に短く延びている。このガイド壁部22の前端部を上方へ延設することにより、上方延設部23が形成されている。上方延設部23は、
ベース壁部21の上端よりもさらに上方へ延びている。また、ガイド壁部22の前端部を下方へ延設することによりて、下方延設部24が形成されている。下方延設部24は、ベース壁部21の下端よりもさらに下方へ延びている。
図4に示すように、上方延設部23は、上フランジ部10aと11aとの間に位置された状態で、上フランジ部10a、11aに接合されている。また、下方延設部24は、下フランジ部10bと11bの間に位置された状態で、下フランジ部10b、11bに接合されている。
第2節部材30は、例えば鉄系金属板を加工することにより構成されて、サイドシル1のうち車幅方向内方側部分を前後方向に仕切るようにされている。
サイドシル1の前端面1aは、閉じられた構造とされている。すなわち、図2に示すように、インナパネル10に形成された前フランジ部10cとアウタパネル11に形成された前フランジ11cとが接合された構造とされている。このサイドシル1の前端面1aには、挿入孔40が形成されている。この挿入孔40の形成位置は、連通孔25をサイドシル1に沿ってほぼまっすぐ延長させた位置とされて、前端面1aの下端部でかつ前フランジ部10c、11cの接合部位の近くとされている。
挿入孔40には、長尺の作業用部材50が挿入される。実施形態では、作業用部材50は、防錆油の供給用とされて、例えば剛性のあるチューブ状として形成されている(例えば鉄等の金属パイプによって形成)。図2には、挿入孔50に挿入された作業用部材50の先端50aが、第1蓋部材20の近くにまで到達した状態が示される。
以上のような構成において、図2に示すように、作業用部材50が、挿入孔40を通して、サイドシル1内に挿入される。そして、作業用部材50の挿入深さを変更しつつ、サイドシル1から防錆油が供給されて、下フランジ部10bと11bとの接合部位に対して防錆油が供給される。なお、防錆油の供給は、車体(サイドシル1)への塗装後に行われる。
第1節部材20よりも後方位置において防錆油を供給する際には、作業用部材50を連通孔25を挿通させて、その先端50aを第1節部材20の後方に位置させる必要がある。作業用部材50(の先端50a)を連通孔25に挿通させる際には、図2に示すように、作業用部材50の先端50aが第1節部材20の近くに到達した時点から、作業用部材50の先端50aを低い位置を維持するようにしつつガイド壁部22に接触させて、このガイド壁部22に沿ってさらに挿入を進めることにより、先端50aが徐々に連通孔25に近づくことになる。
ガイド壁部22のガイド作用によって、作業用部材50の先端50aは、連通孔25までガイドされる。この状態からは、作業用部材50の挿入を進めれば、その先端50aがスムーズに連通孔25に挿入されることになる。なお、ガイド壁部22にガイドされた作業用部材50の先端50aの位置が、連通孔25から若干ずれた場合は、先端50aが低くなるように作業用部材50の操作を行うだけで、先端50aを連通孔25に整合させて、その後の挿入を行うことができる。
前述のように、ガイド壁部22を利用して、作業用部材50の連通孔25への挿入をスムーズに行うことができる。また、上フランジ部10a、11aと下フランジ部10b、11bとが、上方延設部23と下方延設部24とを利用して第1節部材20によって連結されるので、サイドシル1の強度を向上させることができる。
ここで、第1節部材20をあらかじめアウタパネル11に接合した後、アウタパネル11に対してインナパネル12を接合するのが好ましい。すなわち、インナパネルおよびアウタパネル11共に、プレス成形後のスプリングバックによって、その開口部側が設計上の寸法よりも若干開いた状態となる(フランジ部10aと10bとの間隔、および11aと11bとの間隔がそれぞれ大きくなった状態)。
上記のように開口部側が開いた状態のアウタパネル11に対して、その上フランジ部11aに対して第1節部材20の上方延設部23を接合し、下フランジ部11bに対して下方延設部24を接合することにより、上下のフランジ部11aと11bとが第1節部材20で連結された構造となって、上下のフランジ部10aと10bとの間隔を設計上の所定寸法に設定することができる。
このように、アウタパネル11においては、上下のフランジ部11aと11bとの上下間隔が設計上の所定寸法に設定されていることから、この後、インナパネル10をアウタパネル11に接合する際には、特別な治具を別途用いることなく、インナパネル10とアウタパネル11との上下の接合部位の上下間隔を設計上の所定寸法に設定することが可能となる。換言すれば、第1節部材20は、上下のフランジ部10a、11aと10b、11bとの上下間隔を所定寸法に設定する治具の機能をも果たすことになる。
作業用部材50を利用した防錆油の供給は、サイドシル1のほぼ全長に渡って、サイドシル1の前端面1aに形成された挿入孔40を通して挿入された作業用部材50によって行うことができる。第1節部材20の後方側にさらに同様に第1節部材20に相当する節部材を配設することもできる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。
(1)第1節部材20を前後方向に間隔をあけて複数配設して、挿入孔40から挿入された作業用部材50が、各第1節部材20(の連通孔25)に対して挿通されるようにしてもよい。
(2)サイドシル1の後部に第1節部材20を配設した場合に、サイドシル1の後端面に挿入孔40を形成してもよい(後方側からの防錆油の供給)。
(3)サイドシル1の前面1aと後面の両方に挿入孔40を形成すると共に、サイドシル1の前後方向に間隔をあけて2以上の複数の第1節部材20を設けるようにすることもできる。この場合、前側の挿入孔40に挿入される作業用部材50が挿通される第1節部材20(連通孔25)の数は適宜設定でき、同様に、後側の挿入孔40に挿入される作業用部材50が挿通される第1節部材20(の連通孔25)の数は適宜設定できる。
(4)第1節部材20を、インナパネル10側に配設してもよい(図4において、第1節部材20を右側に配設する一方、第2節部材30を左側に配設する)。また、連通孔25を有する節部材としては、第1節部材20と第2節部材30とを車幅方向に連設した構造のものとすることもできる(連通孔25を有する節部材が、サイドシル1の車幅方向ほぼ全長に渡った伸びる構造)。
(5)作業用部材50による作業としては、防錆油の供給の場合に限らず、例えば、シール材を接合部位に供給すること、あるいは先端部にカメラを設けてサイドシル1の接合部位の状況を確認すること等、適宜の作業を選択できる。
(6)上方延設部23は、上フランジ部10aと11aとのうちいずれか一方のみに接合されるようにしてもよい。同様に、下方延設部24は、下フランジ部10bと11bとのうちいずれか一方のみに接合されるようにしてもよい。特に、第1節部材20がインナパネル10とアウタパネル11とのうちいずれか一方側に配設される場合は、この一方側のパネルにおけるフランジ部に対してのみ接合するのが好ましい。
(7)本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものであり、例えばインナパネル11と第1節部材20とアウタパネル12との好ましい接合方法(サイドシルの組立体方法)を提供することをも含むものである。
本発明は、サイドシル内への作業性向上の上で好ましいものとなる。
1:サイドシル
1a:前端面
10:インナパネル
10a:上フランジ部
10b:下フランジ部
10c:前フランジ部
11:アウタパネル
11a:上フランジ部
11b:下フランジ部
11c:前フランジ部
20:第1節部材
21:ベース壁部
22:ガイド壁部
23:上方延設部
24:下方延設部
25:連通孔
40:挿入孔
50:作業用部材
50a:先端

Claims (5)

  1. インナパネルとアウタパネルとをその上下のフランジ部同士で接合することにより前後方向に延びる閉断面構造のサイドシルが構成された車両の側部車体構造であって、
    前記サイドシルは、その前後方向少なくとも一方の端面に、該サイドシル内に所定作業を行うための長尺の作業用部材が挿入される挿入孔が形成され、
    前記サイドシル内に、節部材が配設され、
    前記節部材は、車幅方向に延びる節部を構成するベース壁部と、該ベース壁部から前記挿入孔に向けて延びるガイド壁部と、該ガイド壁部から上方に延設された上方延設部と、該ガイド壁部から下方に延設された下方延設部と、を有し、
    前記ベース壁部に、前記作業用部材を挿通させるための連通孔が形成され、
    前記ガイド壁部は、前記挿入孔から挿入された前記作業用部材の先端を前記連通孔に向けてガイドするように前記サイドシルの前後方向軸線に対して傾斜され、
    前記上方延設部が、前記インナパネルの上フランジ部と前記アウタパネルの上フランジ部との間に位置された状態で、該各上フランジ部のうち少なくとも一方に対して接合され、
    前記下方延設部が、前記インナパネルの下フランジ部と前記アウタパネルの下フランジ部との間に位置された状態で、該各下フランジ部のうち少なくとも一方に対して接合されている、
    ことを特徴とする車両の側部車体構造。
  2. 請求項1において、
    前記挿入孔が、前記一方の端面の下端部に形成され、
    前記連通孔が、前記下フランジ部同士の接合部位の直近となる低い位置に形成されている、
    ことを特徴とする車両の側部車体構造。
  3. 請求項2において、
    前記連通孔が、下方に開口された切欠形状として形成されている、ことを特徴とする車両の側部車体構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記挿入孔が、前記サイドシルの前後方向両方の端面に形成され、
    前記節部材として、前側の前記挿入孔に対応した前側の節部材と後側の前記挿入孔に対応した後側の節部材との少なくとも2個設けられている、
    ことを特徴とする車両の側部車体構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記作業用部材が、チューブ状とされて、前記下フランジ部同士の接合部位に対する防錆用油の供給用とされている、ことを特徴とする車両の側部車体構造。
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