JPH08187691A - ロボット装置 - Google Patents

ロボット装置

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JPH08187691A
JPH08187691A JP106695A JP106695A JPH08187691A JP H08187691 A JPH08187691 A JP H08187691A JP 106695 A JP106695 A JP 106695A JP 106695 A JP106695 A JP 106695A JP H08187691 A JPH08187691 A JP H08187691A
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Kimito Mushigami
公人 虫上
Sukenori Itou
資則 伊藤
Hirofumi Sagawa
浩文 佐川
Muneaki Shimada
宗明 島田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷凍庫などの低温環境で使用できるロボット装
置を得る。 【構成】空気圧によって作動する空気圧駆動機器に空気
を供給するとともに、搭載されたエンコーダに周着して
配管された空気管と、空気管に空気を供給する空気送風
器と、空気管の空気を加熱する空気加熱器を備え、空気
管の加熱空気によりエンコーダを加温するロボット装
置。 【効果】エンコーダに温風を供給するダクトの配管スペ
ースを不要にすることができ、ロボット装置を小型化す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍庫などの低温環
境で使用するロボット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開平5ー309589号に開
示された従来のロボット装置の正面図である。図中、1
はロボットの基体、2は基体1に設けられた腕、3は腕
2に形成された関節からなる作動部、4は腕2に固定さ
れていて、作動部3を駆動する電動機を備えた作動手
段、5は作動手段4に取り付けられていて、作動部3の
回転角度を検出する電子機器であるエンコーダ、6は作
動手段4およびエンコーダ5に給電するケーブル、7は
基体1の近傍に設けられていて、温風を発生する温度調
整送風装置、8はキャップ状をなしエンコーダ5に冠装
された温度調整送風装置7の吹出し口、9は温度調整送
風装置7と吹出し口8の間に設けられた温度調整送風装
置の可撓性ダクトである。
【0003】このように構成されたロボット装置は次の
ように動作する。ケーブル6により給電された作動手段
4が回転すると、作動部3が軸10を中心に回動する。
エンコーダ5は、作動部3の回転角度を検出し、作動部
3の回動角度を制御する。エンコーダ5の温度が稼働許
容温度よりも低い場合には、温度調整送風装置7が付勢
されて温風を発生しダクト9、吹出し口8を介してエン
コーダ5を加温する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロボット装置は
以上のように構成されているので、ロボット装置の設置
環境が、エンコーダ5の稼働許容温度より低い場合に
は、エンコーダ5に温風を供給するダクト9の設置が必
要であった。
【0005】また、ロボット装置の設置環境が、ケーブ
ル6の稼働許容温度より低い場合には、吹出し口8に冠
装されないケーブル6は、低温のため脆化して断線する
という欠点があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ロボット装置の設置環境がエ
ンコーダの稼働許容温度より低い場合でも、エンコーダ
に温風を供給するダクトの配管スペースを不要にするこ
とができる小型のロボット装置を得ることを目的とす
る。
【0007】また、ロボット装置の設置環境が、ケーブ
ルの許容稼働温度より低い場合でも、ケーブルの脆化を
防ぎ、断線を防止するロボット装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この発明に係わるロボ
ット装置は、空気圧によって作動する空気圧駆動機器に
空気を供給する空気管と、空気管に空気を供給する空気
送風器と、空気管の空気を加熱する空気加熱器とを設け
たものである。
【0009】また、この発明に係わるロボット装置は、
空気管を電子機器に周着して配管したものである。
【0010】また、この発明に係わるロボット装置は、
電子機器を収容する空気室に、加熱空気を供給するもの
である。
【0011】また、この発明に係わるロボット装置は、
空気管をケーブルに周着して配管したものである。
【0012】また、この発明に係わるロボット装置は、
電子機器に周着する空気管を覆う断熱材を設けたもので
ある。
【0013】また、この発明に係わるロボット装置は、
電子機器の温度が所定の範囲を越えたことを検知する温
度検知手段と、温度検知手段の出力信号に基づき異常表
示をする異常表示手段とを設けたものである。
【0014】また、この発明に係わるロボット装置は、
電子機器の温度が所定の範囲を越えたことを検知する温
度検知手段と、温度検知手段の出力信号に基づきロボッ
ト装置を停止させるロボット停止手段とを設けたもので
ある。
【0015】また、この発明に係わるロボット装置は、
空気圧によって作動する空気圧駆動機器に空気を供給す
る空気管と、空気管の第1の所定部に設けられ空気管の
温度を検出する第1の温度センサと、空気管の第2の所
定部に設けられ空気管の温度を検出する第2の温度セン
サと、第1の温度センサおよび第2の温度センサの出力
信号に基づき空気管の空気の圧力を演算する空気圧計算
手段と、空気圧計算手段の出力信号に基づいて前記空気
管の空気の圧力を制御する圧力制御手段とを設けたもの
である。
【0016】
【作用】この発明に係わるロボット装置においては、空
気送風器が供給する空気を空気加熱器により加熱させる
と、空気圧駆動機器に空気を供給する空気管に加熱空気
が供給されて、加熱空気の熱により電子機器が加温され
る。
【0017】この発明に係わるロボット装置において
は、空気送風器が供給する空気を空気加熱器により加熱
させると、電子機器に周着して配管された空気管に加熱
空気が供給されて、加熱空気の熱により電子機器が加温
される。
【0018】また、この発明に係わるロボット装置にお
いては、空気送風器が供給する空気を空気加熱器により
加熱させると、電子機器を収容する空気室に加熱空気が
供給されて、加熱空気の熱により電子機器が加温され
る。
【0019】この発明に係わるロボット装置において
は、空気送風器が供給する空気を空気加熱器により加熱
させると、空気圧駆動機器に空気を供給する空気管に加
熱空気が供給されて、加熱空気の熱によりケーブルが加
温される。
【0020】また、この発明に係わるロボット装置にお
いては、空気送風器が供給する空気を空気加熱器により
加熱させると、ケーブルに周着して配管された空気管に
加熱空気が供給されて、加熱空気の熱により電子機器が
加温される。
【0021】また、この発明に係わるロボット装置は、
電子機器に周着する空気管を覆う断熱材により、加熱空
気の大気中への放熱を防ぐ。
【0022】また、この発明に係わるロボット装置にお
いては、電子機器の温度が所定の範囲を越えた場合に温
度検知手段が作動して、異常表示手段により異常表示を
する。
【0023】また、この発明に係わるロボット装置にお
いては、電子機器の温度が所定の範囲を越えた場合に温
度検知手段が作動して、ロボット停止手段によりロボッ
ト装置を停止する。
【0024】また、この発明に係わるロボット装置にお
いては、第1および第2の温度センサにより空気管の所
定部の空気温度を検出して、空気圧計算手段が空気温度
により空気管内の空気圧力を演算し、圧力制御手段によ
り空気管内の空気圧力が所定値になるように圧力を制御
する。
【0025】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1のロボット装置
の構成を示す正面図である。20はロボットの基体、2
1はロボットの基体20に回動自在に設けられた第1ア
ーム、22は第1アーム21を駆動する電動機を備えた
第1作動手段で、第1作動手段22には、第1アーム2
1の回動角度を検出する電子機器である第1のエンコー
ダ23が取り付けられている。26は第1アーム21に
回動自在に設けられた第2アーム、27は第1アーム2
1に固定されていて、第2アーム26を駆動する電動機
を備えた第2作動手段で、第2作動手段27には、第2
アーム26の回動角度を検出する電子機器である第2の
エンコーダ28が取り付けられている。
【0026】31は物品(図示しない)を把持するグリ
ッパーで、第2アーム26に回動自在に設けられてい
る。32は第2アーム26に固定されていて、グリッパ
ー31を駆動する電動機を備えた第3作動手段で、第3
作動手段32には、グリッパー31の回動角度を検出す
る電子機器である第3のエンコーダ33が取り付けられ
ている。36は第2作動手段27および第2のエンコー
ダ28に給電する第1のケーブル、37は第3作動手段
32および第3のエンコーダ33に給電する第2のケー
ブルである。40はロボットの基体20の近傍に設けら
れていて、空気管41に空気を供給するコンプレッサー
からなる空気送風器である。
【0027】42は空気送風器40の近傍に設けられて
いて、空気送風器40から空気管41に供給された空気
を加熱するエアヒーターからなる空気加熱器である。4
3はグリッパー31に設けられていて、空気圧駆動機器
である空気圧制御弁である。44はグリッパー31に設
けられていて、空気圧駆動機器であるエアシリンダであ
る。空気管41は、空気送風器40に継合し空気加熱器
42を経由して、第1および第2および第3のエンコー
ダ23、38、33に周着して配管され、空気圧制御弁
43およびエアシリンダ44に継合する。
【0028】上記にように構成されたロボット装置は、
次のように動作する。第1アーム21は、電動機を備え
た第1作動手段22が回転すると、第1摺動面24を境
にして、第1軸25を中心に回動する。第1のエンコー
ダ23は、第1アーム21の回動角度を検出し、第1ア
ーム21の回動角度を制御する。第2アーム26は、第
1のケーブル36によって給電された第2作動手段27
が回転すると、第2摺動面29を境にして、第2軸30
を中心に回動する。第2のエンコーダ28は、第2アー
ム26の回動角度を検出し、第2アーム26の回動角度
を制御する。グリッパー31は、第2のケーブル37に
よって給電された第3作動手段32が回転すると、第3
摺動面34を境にして、第3軸35を中心に回動する。
第3のエンコーダ33は、グリッパー31の回動角度を
検出し、グリッパー31の回動角度を制御する。
【0029】空気送風器40は、エンコーダ23、2
8、33に周着して配管された空気管41を介して、空
気圧制御弁43およびエアシリンダー44に空気を供給
する。空気圧制御弁43は、エアシリンダ44内の空気
圧力を制御して、エアシリンダ44内のシリンダ(図示
しない)を駆動させる。グリッパー31は、シリンダの
動きに同期して、矢印45の方向に開閉する。
【0030】エンコーダ23、28、33の温度が、稼
働許容温度よりも低い場合には、空気加熱器42が付勢
されて、空気管41に供給された空気を加熱する。加熱
空気は、エンコーダ23、28、33に周着して配管さ
れた空気管41に供給されて、エンコーダ23、28、
33は、加熱空気の熱により加温される。
【0031】以上のように構成されたロボット装置にお
いては、空気圧駆動機器である空気圧制御弁43および
エアシリンダー44に空気を供給する空気管41を、エ
ンコーダ23、28、33に周着して配管し、空気管4
1に加熱空気を供給してエンコーダ23、28、33を
加温できるようにした。この結果、エンコーダ23、2
8、33に温風を供給するダクトの配管スペースを不要
にすることができ、ロボット装置を小型化することがで
きる。
【0032】実施例2. 図2は、実施例2のロボット
装置の構成を示す断面図で、図1に示す第3作動手段3
2および第3のエンコーダ33を拡大した断面図であ
る。なお、図1で示した実施例1のロボット装置と同様
の部分については、同符号を付して説明を省略する。
【0033】図中、50は第3のエンコーダ33を収容
する空気室である。空気管41は、空気送風器40に継
合し、空気加熱器42経由して、空気室入口部51と継
合する。空気管出口部52と継合した空気管41は、グ
リッパー31に設けられた空気圧制御弁43およびエア
シリンダ44に継合する。
【0034】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。第3のエンコーダ33の温度が、稼
働許容温度より低い場合には、空気加熱器42(図示し
ない)が付勢されて、空気管41に供給された空気を加
熱する。、加熱空気は、空気管41を介して空気室50
に供給され、第3のエンコーダ33は、加熱空気の熱に
より加温される。
【0035】このように構成されたロボット装置におい
ては、第3のエンコーダ33を収容する空気室50に加
熱空気を供給して、第3のエンコーダ33を加温できる
ようにした。この結果、第3のエンコーダ33に温風を
供給するダクトの配管スペースを不要にすることがで
き、ロボット装置を小型化することができる。
【0036】実施例3. 図3は、実施例3のロボット
装置の構成を示す正面図である。なお、図1で示した実
施例1のロボット装置と同様の部分については、同符号
を付して説明を省略する。
【0037】空気管41は空気送風器40に継合し、空
気加熱器42を経由して、第1のケーブル36に周着し
て配管されている。さらに、空気管41は、第1のエン
コーダ23および第2のケーブル37に周着して配管さ
れ、さらに、第2および第3のエンコーダ28、33に
周着して配管されて、空気圧制御弁43およびエアシリ
ンダ44に継合する。
【0038】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。第1および第2のケーブル36、3
7の温度が、稼働許容温度よりも低い場合には、空気加
熱器42が付勢されて、空気管41に供給された空気を
加熱する。加熱空気は、ケーブル36、37に周着して
配管された空気管41に供給され、ケーブル36、37
は、加熱空気の熱により加温される。
【0039】このように構成されたロボット装置におい
ては、空気圧駆動機器である空気圧制御弁43およびエ
アシリンダ44に空気を供給する空気管41を、ケーブ
ル36、37に周着して配管し、空気管41に加熱空気
を供給してケーブル36、37を加温できるようにし
た。この結果、ケーブル36、37の脆化を防ぎ、ケー
ブルの断線を防止することができる。
【0040】実施例4.図4は、実施例4のロボット装
置の構成を示す正面図である。なお、図1で示した実施
例1のロボット装置と同様の部分については、同符号を
付して説明を省略する。
【0041】図中、53は発砲スチロールで構成される
断熱材で、エンコーダ23、28、33に周着して配管
された空気管41を覆っている。
【0042】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。エンコーダ23、28、33の温度
が、稼働許容温度よりも低い場合には、空気加熱器42
が付勢されて、空気管41に供給された空気を加熱す
る。加熱空気は、エンコーダ23、28、33に周着し
て配管された空気管41に供給される。加熱空気は、断
熱材53によって大気中への放熱を断たれた状態で、エ
ンコーダ23、28、33を加温する。
【0043】このように構成されたロボット装置におい
ては、エンコーダ23、28、33に周着して配管され
た空気管41を覆う断熱材53を設けることにより、加
熱空気の大気中への放熱を防ぐようにした。この結果、
空気加熱器42の容量を小さくすることができ、ロボッ
ト装置を小型化することができる。
【0044】実施例5.図5は、実施例5のロボット装
置の構成を示す説明図である。なお、図1で示した実施
例1のロボット装置と同様の部分については、同符号を
付して説明を省略する。
【0045】図中、41は空気管で、空気送風器40に
継合し、空気加熱器42を経由して、エンコーダ33に
周着して配管されている。60はエンコーダ33に設け
られていて、エンコーダの温度を検知するサーモスタッ
トからなる温度検知手段である。温度検知手段60の出
力信号は、ロボット制御装置からなる異常表示手段61
に与えられる。
【0046】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。エンコーダ33の温度が、異常加熱
により稼働許容温度範囲を上回るか、または、空気加熱
器42の故障により稼働許容温度範囲を下回ると、温度
検知手段60が作動する。異常表示手段61は、温度検
知手段60からの出力信号により、ディスプレイ62に
異常を表示する。人間は、ディスプレイ62に表示され
た異常を確認して、ロボットを停止させて、異常の原因
を取り除く。
【0047】このように構成されたロボット装置におい
ては、温度検知手段60が、エンコーダ33の温度異常
を検知し、異常表示手段61により温度異常を表示でき
るようにした。この結果、温度異常によるエンコーダ3
3の誤動作を防止することができ、ロボット装置を安全
に運転することができる。
【0048】実施例6.図6は、実施例6のロボット装
置の構成を示す説明図である。なお、図5で示した実施
例5のロボット装置と同様の部分については、同符号を
付して説明を省略する。
【0049】図中、41は空気管で、空気送風器40に
継合し、空気加熱器42を経由して、電子機器であるエ
ンコーダ33に周着して配管されている。60はエンコ
ーダ33に設けられていて、エンコーダの温度を検知す
るサーモスタットからなる温度検知手段である。温度検
知手段60の出力信号は、ロボット制御装置からなるロ
ボット停止手段63に与えられる。
【0050】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。エンコーダ33の温度が、異常加熱
により稼働許容温度範囲を上回るか、または、空気加熱
器42の故障により稼働許容温度範囲を下回ると、温度
検知手段60が作動する。ロボット停止手段63は、温
度検知手段60からの出力信号により、ロボット装置を
停止させるとともに、ディスプレイ62に異常を表示す
る。人間は、ディスプレイ62に表示された異常を確認
して、異常の原因を取り除く。
【0051】このように構成されたロボット装置におい
ては、温度検知手段60が、エンコーダ33の温度異常
を検知し、ロボット停止手段63によりロボット装置が
停止する。この結果、温度異常によるエンコーダ33の
誤動作を防止することができ、ロボット装置を安全に運
転することができる。
【0052】実施例7.図7は、実施例7のロボット装
置の構成を示す説明図である。なお、図1で示した実施
例1のロボット装置と同様の部分については、同符号を
付して説明を省略する。
【0053】図中、70は空気送風器40から供給され
た高圧の空気を所定の圧力に減圧する減圧器である。7
1は空気管41内の空気圧力を制御する圧力制御弁から
なる圧力制御手段である。空気管41は、空気送風器4
0に継合し、減圧器70および圧力制御手段71および
空気加熱器42を経由して、エンコーダ33に周着して
配管され、グリッパー31に設けられた空気圧制御弁4
3およびエアシリンダー44に継合する。
【0054】72は、空気管入口部75に設けられてい
て、空気管41内の空気温度を検出する第1の温度セン
サ、73は、空気管出口部76に設けられていて、空気
管41内の空気温度を検出する第2の温度センサであ
る。74は、第1および第2の温度センサ72、73の
出力信号を受信し、空気管出口部76の空気管41内の
空気圧力を計算する空気圧計算手段で、その出力は、圧
力制御手段71に与えられる。
【0055】このように構成されたロボット装置は、次
のように動作する。空気送風器40により空気管41に
供給された高圧空気は、空気管41を介して空気加熱器
42に供給され,減圧器70によって所定の圧力値P
に減圧される。エンコーダ33の温度が、稼働許容温度
よりも低い場合には、空気加熱器42が付勢されて、空
気管41の空気を加熱する。加熱空気は、エンコーダ3
3に周着された空気管41に供給されて、エンコーダ3
3を加温する。
【0056】第1および第2の温度センサ72、73
は、空気管入口部75の空気管41内の空気温度T
よび空気管出口部76の空気管41内のの空気温度T
を検出して、その値を空気圧計算手段74に出力する。
【0057】空気圧計算手段74は、次のようにして、
空気管出口部76の空気管41内の空気圧力を計算す
る。空気管入口部75の空気管41内の空気圧力、空気
体積をP、Vとし、空気管出口部76の空気管41
内の空気圧力、空気体積をP、Vとすると、以下に
示す式(1)が成り立つ。 (P*V)/T=(P*V)/T 式( 1) 空気管41内の体積は一定値であるので、V=V
なり、式(1)は以下に示す式(2)となる。 P/T=P/T 式(2 )
【0058】式(2)の両辺の値をKと置くと、式
(2)は以下に示す式(3)となる。 P/T=P/T=K 式(3 ) 式(3)の PおよびPをKを用いて表すと、以下
に示す式(4)および式(5)になる。 P=K*T 式(4) P=K*T 式(5)
【0059】式(5)から式(4)を減算すると、以下
に示す式(6)になる。 P ― P =K*(T ― T) 式(6 ) よって、Pは以下に示す式(7)になる。 P =K*(T ― T)+ P 式(7 )
【0060】Pの値は、減圧器70によって減圧され
た所定の圧力値Pに等しいので、式(7)は以下に示
す式(8)のようになる。 P =K*(T ― T)+ P 式(8 ) また同様に、式(4)は以下に示す式(9)になる。 K=P/T 式(9)
【0061】式(8)に式(9)を代入すると以下に示
す式(10)になる。 P =P/T*(T ― T)+ P 式(1 0) 式(10)に、第1および第2の温度センサ72、73
から入力したT、Tの値を代入するとともにP
所定の圧力値を代入すると、空気管出口部76の空気管
41内の空気圧力Pを計算することができる。
【0062】圧力制御手段71は、空気圧計算手段74
によって計算されたPの値を受信し、空気管出口部7
6の空気管41内の空気圧力が、所定の圧力P(P
x<)となるように、空気管41内の空気圧力を制
御する。
【0063】このように構成されたロボット装置におい
ては、空気管出口部76の空気圧力が所定の値に制御で
きるよう構成したので、加熱空気の温度低下による圧力
降下を防止することができ、低温環境においても、空気
圧駆動機器の制御を確実に行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明に係わるロボッ
ト装置によれば、電子機器に温風を供給するダクトの配
管スペースを不要にすることができ、ロボット装置を小
型化することができる。
【0065】また、ケーブルの脆化を防ぎ、断線を防止
することができる。
【0066】また、空気加熱器の容量を小さくすること
ができ、ロボット装置を小型化することができる。
【0067】また、温度異常による電子機器の誤動作を
防止することができ、ロボット装置を安全に運転するこ
とができる。
【0068】また、加熱空気の温度低下による圧力降下
を防止することができ、空気圧駆動機器の制御を確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるロボット装置の正面
図である。
【図2】この発明の実施例2による空気室の断面図であ
る。
【図3】この発明の実施例3によるロボット装置の正面
図である。
【図4】この発明の実施例4によるロボット装置の正面
図である。
【図5】この発明の実施例5によるロボット装置の説明
図である。
【図6】この発明の実施例6によるロボット装置の説明
図である。
【図7】この発明の実施例7によるロボット装置の説明
図である。
【図8】従来のロボット装置の正面図である。
【符号の説明】
20 基体 21 第1アーム 22 第1作動手段 23 第1のエンコーダ 26 第2アーム 27 第2作動手段 28 第2のエンコーダ 31 グリッパー 32 第3作動手段 33 第3のエンコーダ 36 第1のケーブル 37 第2のケーブル 40 空気送風器 41 空気管 42 空気加熱器 43 空気圧制御弁 44 エアシリンダ 50 空気室 51 空気室入口部 52 空気室出口部 53 断熱材 60 温度検知手段 61 異常表示手段 62 ディスプレイ 63 ロボット停止手段 70 減圧器 71 圧力制御手段 72 第1の温度センサ 73 第2の温度センサ 74 空気圧計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 宗明 稲沢市菱町1番地 三菱電機株式会社稲沢 製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧によって作動する空気圧駆動機器
    に空気を供給する空気管と、前記空気管に空気を供給す
    る空気送風器と、前記空気管の空気を加熱する空気加熱
    器を備えたロボット装置において、前記空気管の空気熱
    により搭載された電子機器を加温することを特徴とする
    ロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記空気管を前記電子機器に周着するよ
    う配管して前記電子機器を加温することを特徴とする請
    求項1記載のロボット装置。
  3. 【請求項3】 前記電子機器を収容する空気室に空気を
    供給して前記電子機器を加温することを特徴とする請求
    項1記載のロボット装置。
  4. 【請求項4】 前記空気管の空気熱により搭載されたケ
    ーブルを加温することを特徴とする請求項1記載のロボ
    ット装置。
  5. 【請求項5】 前記空気管を前記ケーブルに周着するよ
    う配管して前記ケーブルを加温することを特徴とする請
    求項4記載のロボット装置。
  6. 【請求項6】 前記電子機器に周着する空気管を覆う断
    熱材を設けたことを特徴とする請求項2記載のロボット
    装置。
  7. 【請求項7】 前記電子機器の温度が所定の範囲を越え
    たことを検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の
    出力信号に基づき異常表示をする異常表示手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  8. 【請求項8】 前記電子機器の温度が所定の範囲を越え
    たことを検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の
    出力信号に基づきロボット装置を停止させるロボット停
    止手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のロボッ
    ト装置。
  9. 【請求項9】 空気圧によって作動する空気圧駆動機器
    に空気を供給する空気管と、前記空気管の第1の所定部
    に設けられ前記空気管の空気温度を検出する第1の温度
    センサと、前記空気管の第2の所定部に設けられ前記空
    気管の空気温度を検出する第2の温度センサと、前記第
    1の温度センサおよび第2の温度センサの出力信号に基
    づき空気管の空気の圧力を演算する空気圧演算手段と、
    前記空気圧計算手段の出力信号に基づいて前記空気管の
    空気の圧力を制御する圧力制御手段と、を備えたことを
    特徴とするロボット装置。
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