JPH08187229A - 圧脈波検出装置 - Google Patents

圧脈波検出装置

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JPH08187229A
JPH08187229A JP7000973A JP97395A JPH08187229A JP H08187229 A JPH08187229 A JP H08187229A JP 7000973 A JP7000973 A JP 7000973A JP 97395 A JP97395 A JP 97395A JP H08187229 A JPH08187229 A JP H08187229A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適押圧力決定を迅速に実行でき、圧脈波検
出の中断期間が短縮される圧脈波検出装置を提供する。 【構成】 最適押圧位置制御手段76により最適押圧位
置が決定されるに際して、2種類の第1押圧力値PAPS1
および第2押圧力値PAPS2においてそれぞれ発生した第
1脈波振幅A1 および第2脈波振幅A2 が、脈波振幅算
出手段80により算出されると、押圧開始圧決定手段8
2により、その第1脈波振幅A1 および第2脈波振幅A
2 の大きさの相対関係に基づいて、最適押圧力制御手段
78により連続的に変化させられる圧脈波センサ46の
押圧力の押圧開始圧PHDPAが決定されることから、押圧
開始圧PHDPAは最適押圧力PHDPOを決定するために必要
な範囲で最も大きな押圧開始圧が決定されるので、最適
押圧力PHDPOを決定するために圧脈波センサ46の押圧
力が連続的に変化させられる期間が好適に短縮されると
同時に、圧脈波検出の中断期間も短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体表面の動脈内を伝
播する圧脈波を、動脈上を押圧する圧脈波センサを用い
て検出する圧脈波検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体の動脈から発生する圧脈波を検出す
るための圧脈波センサと、その圧脈波センサを動脈に向
かって押圧する押圧装置と、その圧脈波センサが押圧さ
れる押圧位置を動脈の幅方向に変更する押圧位置変更装
置と、所定の押圧位置更新条件が成立した場合には、前
記押圧装置による上記圧脈波センサの押圧を解除させた
状態でその圧脈波センサを所定距離移動させた後、その
圧脈波センサに所定の押圧力を付与して得られた圧脈波
に基づいて最適押圧位置を決定し、圧脈波センサをその
最適押圧位置に位置させる最適押圧位置制御手段と、そ
の最適押圧位置制御手段により決定された最適押圧位置
において前記圧脈波センサの押圧力を連続的に変化させ
る過程で得た圧脈波に基づいて最適押圧力を決定し、圧
脈波センサをその最適押圧力にて押圧する最適押圧力制
御手段とを備え、前記圧脈波センサを最適押圧位置にお
いて最適押圧力にて押圧した状態で前記圧脈波を検出す
る形式の圧脈波検出装置が知られている。たとえば、特
開平1−126205公報などに記載された圧脈波検出
装置がそれである。
【0003】そして、上記従来の圧脈波検出装置では、
圧脈波センサが最適押圧位置に位置させられた後、最適
押圧力を決定するために圧脈波センサの押圧力が連続的
に変化させられるとき、予め設定された比較的低い押圧
開始圧から押圧開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記最適押
圧力を決定するために圧脈波センサの押圧力が連続的に
変化させられる期間では正確な圧脈波検出ができないた
めに中断させられることから、生体を連続的に監視し得
るようにするために、上記圧脈波センサの押圧力が連続
的に変化させられる期間が可及的に短縮されることが望
まれる。しかしながら、上記従来の圧脈波検出装置で
は、押圧装置の供給圧が略大気圧付近に予め定められた
昇圧開始圧から一律に増加させられることにより、圧脈
波センサの押圧力が連続的に変化させられる一方、上記
圧脈波センサの押圧力が連続的に変化させられる期間に
検出された圧脈波の振幅の最大値を発生させた押圧力が
最適押圧力として決定される。このため、昇圧開始圧が
最適押圧力よりも充分に低い値から増加させられること
になり、圧脈波センサの押圧力が連続的に変化させられ
る期間が不要に長くなる欠点があった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであって、その目的とするところは、最適押圧力決
定を迅速に実行でき、圧脈波検出の中断期間が短縮され
る圧脈波検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、生体の動脈から発生
する圧脈波を検出するための圧脈波センサと、その圧脈
波センサを動脈に向かって押圧する押圧装置と、その圧
脈波センサが押圧される押圧位置を動脈の幅方向に変更
する押圧位置変更装置と、所定の押圧位置更新条件が成
立した場合には、前記押圧装置による前記圧脈波センサ
の押圧を解除させた状態で圧脈波センサを所定距離移動
させた後、その圧脈波センサに所定の押圧力を付与して
得られた圧脈波に基づいて最適押圧位置を決定し、前記
圧脈波センサをその最適押圧位置に位置させる最適押圧
位置制御手段と、その最適押圧位置制御手段により決定
された最適押圧位置において前記圧脈波センサの押圧力
を連続的に変化させる過程で得た圧脈波に基づいて最適
押圧力を決定し、圧脈波センサをその最適押圧力にて押
圧させる最適押圧力制御手段とを備え、前記圧脈波セン
サを最適押圧位置において最適押圧力にて押圧した状態
で前記圧脈波を検出する形式の圧脈波検出装置であっ
て、(a) 前記最適押圧位置制御手段により最適押圧位置
が決定されるに際して、少なくとも2種類の第1押圧力
値および第2押圧力値においてそれぞれ発生した第1脈
波振幅および第2脈波振幅を算出する脈波振幅算出手段
と、(b)その脈波振幅算出手段により算出された第1脈
波振幅および第2脈波振幅に基づいて前記最適押圧力制
御手段により連続的に変化させられる前記圧脈波センサ
の押圧開始圧を決定する押圧開始圧決定手段とを、含む
ことにある。
【0007】
【作用】このようにすれば、最適押圧位置制御手段によ
り最適押圧位置が決定されるに際して、少なくとも2種
類の第1押圧力値および第2押圧力値においてそれぞれ
発生した第1脈波振幅および第2脈波振幅が、脈波振幅
算出手段により算出されると、その脈波振幅算出手段に
より算出された第1脈波振幅および第2脈波振幅に基づ
いて、最適押圧力制御手段により連続的に変化させられ
る前記圧脈波センサの押圧力の開始圧が、押圧開始圧決
定手段により決定される。
【0008】
【発明の効果】したがって、押圧開始圧は、最適押圧位
置決定に際して発生した圧脈波から脈波振幅算出手段に
より算出された第1脈波振幅および第2脈波振幅に基づ
いて、最適押圧力を決定するために必要な範囲で最も大
きな押圧開始圧が決定されるので、最適押圧力を決定す
るために圧脈波センサの押圧力が連続的に変化させられ
る期間が好適に短縮されると同時に、圧脈波検出の中断
期間も短縮される。
【0009】ここで、上記発明の他の態様においては、
好適には、(c) 前記最適押圧力制御手段によって前記圧
脈波センサの押圧力が連続的に変化させられる過程で発
生する圧脈波のうち、前記第1押圧力値または第2押圧
力値と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅である第3
脈波振幅を算出する第2の脈波振幅算出手段と、(d)そ
の第3脈波振幅と前記第1脈波振幅または第2脈波振幅
とを比較することにより、前記最適押圧力制御手段によ
り前記圧脈波センサの押圧力が連続的に変化させられた
期間における圧脈波の安定性を判定する脈波安定性判定
手段とが、さらに含まれる。このようにすれば、最適押
圧力を決定するために圧脈波センサの押圧力が連続的に
変化させられる期間における圧脈波の安定性が判定され
るので、不安定であると判定されるときには、上記最適
押圧力の決定手順が再実行される利点がある。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は、本発明の連続血圧監視装置の一構
成例を示す図であって、たとえば手術中や手術後の患者
の容態を監視するために用いられる。図において、10
はゴム製袋を布製帯状袋内に有するカフであって、たと
えば患者の上腕部12に巻回された状態で装着される。
カフ10には、圧力センサ14、切換弁16、および空
気ポンプ18が配管20を介してそれぞれ接続されてい
る。切換弁16は、カフ10内への圧力の供給を許容す
る圧力供給状態、カフ10内を徐々に排圧する徐速排圧
状態、およびカフ10内を急速に排圧する急速排圧状態
の3つの状態に切り換えられるように構成されている。
【0012】圧力センサ14は、カフ10内の圧力を検
出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路22
および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁別
回路22はローパスフィルタを備えており、圧力信号S
Pに含まれる定常的な圧力を表すカフ圧信号SKを弁別
してそのカフ圧信号SKをA/D変換器26を介して制
御装置28へ供給する。脈波弁別回路24はバンドパス
フィルタを備えており、圧力信号SPの振動成分である
脈波信号SM1 を弁別してその脈波信号SM1をA/D
変換器30を介して制御装置28へ供給する。この脈波
信号SM1 が表すカフ脈波は、患者の心拍に同期して図
示しない上腕動脈から発生してカフ10に伝達される圧
力振動波であり、上記脈波弁別回路24はカフ脈波検出
手段として機能している。
【0013】上記制御装置28は、CPU29,ROM
31,RAM33,および図示しないI/Oポート等を
備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されており、
CPU29は、ROM31に予め記憶されたプログラム
に従ってRAM33の記憶機能を利用しつつ信号処理を
実行することにより、I/Oポートから駆動信号を出力
して図示しない駆動回路を介して切換弁16および空気
ポンプ18を制御する。キャリブレーションのためのカ
フ10を用いた血圧測定に際しては、たとえばカフ10
内の圧力を所定の目標圧力まで急速昇圧させた後に3mm
Hg/sec程度の速度で徐速降圧させ、その徐速降圧過程で
逐次採取される脈波信号SM1 が表す脈波の変化に基づ
いてオシロメトリック法により最高血圧値および最低血
圧値などの血圧値を決定し、その決定した血圧値を表示
器32に表示させる。
【0014】圧脈波検出プローブ34は、図2に詳しく
示すように、容器状を成すセンサハウジング36を収容
するケース37と、このセンサハウジング36を撓骨動
脈56の幅方向に移動させるためにそのセンサハウジン
グ36に螺合され且つケース37の駆動部39内に設け
られた図示しないモータによって回転駆動されるねじ軸
41とを備えている。上記ケース37には装着バンド4
0が取りつけられており、上記容器状を成すセンサハウ
ジング36の開口端が人体の体表面38に対向する状態
で装着バンド40により手首42に着脱可能に取り付け
られるようになっている。上記センサハウジング36の
内部には、ダイヤフラム44を介して圧脈波センサ46
が相対移動可能かつセンサハウジング36の開口端から
の突出し可能に設けられており、これらセンサハウジン
グ36およびダイヤフラム44等によって圧力室48が
形成されている。この圧力室48内には、空気ポンプ5
0から調圧弁52を経て圧力エアが供給されるようにな
っており、これにより、圧脈波センサ46は圧力室48
内の圧力に応じた押圧力PHDP で前記体表面38に押圧
される。なお、本実施例では、圧脈波センサ46の押圧
力PHDP は圧力室48内の圧力(単位:mmHg)で示され
る。
【0015】上記センサハウジング36およびダイヤフ
ラム44は、圧脈波センサ46を撓骨動脈56に向かっ
て押圧する押圧装置62を構成しており、上記ねじ軸4
1および図示しないモータは、圧脈波センサ46が押圧
される押圧位置をその撓骨動脈56の幅方向に変更する
押圧位置変更装置64を構成している。
【0016】上記圧脈波センサ46は、たとえば、単結
晶シリコン等から成る半導体チップの押圧面54に多数
の半導体感圧素子(図示せず)が撓骨動脈56の幅方向
すなわちねじ軸41と平行な方向に0.2mm程度の一定
の間隔で配列されて構成されており、手首42の体表面
38の撓骨動脈56上に押圧されることにより、撓骨動
脈56から発生して体表面38に伝達される圧力振動波
すなわち圧脈波を検出し、その圧脈波を表す圧脈波信号
SM2 をA/D変換器58を介して制御装置28へ供給
する。図3は、圧脈波センサ46により検出された圧脈
波SM の一例を示している。
【0017】制御装置28のCPU29は、ROM31
に予め記憶されたプログラムに従ってRAM33の記憶
機能を利用しつつ信号処理を実行し、空気ポンプ50お
よび調圧弁52へ図示しない駆動回路を介して駆動信号
を出力して圧力室48内の圧力を調節する。連続血圧監
視に際しては、圧力室48内の徐速圧力変化過程で逐次
得られる圧脈波に基づいて圧脈波センサ46の最適押圧
力PHDPOを決定し、調圧弁52を圧脈波センサ46の最
適押圧力PHDPOを維持するように制御するとともに、カ
フ10を用いて測定された最高血圧値BPSYS および最
低血圧値BPDI A と、上記最適押圧力PHDPOが維持され
た状態で圧脈波センサ46にて検出された圧脈波の最高
値PMmaxおよび最低値PMminとに基づいて測定された血
圧値BPと圧脈波の大きさPM (絶対値)との間の対応
関係を求め、この対応関係から、圧脈波センサ46によ
り逐次検出される圧脈波の大きさPM (mmHg)すなわち
最高値(上ピーク値)PMmaxおよび最低値(下ピーク
値)PMminに基づいて最高血圧値MBPSYS および最低
血圧値MBPDIA (監視血圧値)を逐次決定し、表示器
32においてその決定した最高血圧値MBPSYS および
最低血圧値MBPDIAを1拍毎に数値表示させ、監視血
圧値MBPを示す波形を連続的に表示させる。
【0018】上記対応関係は、たとえば図4に示すもの
であり、数式1により表される。この数式1において、
Aは傾きを示す定数、Bは切片を示す定数である。
【0019】
【数1】MBP=A・PM +B
【0020】図5は、上記のように構成された連続血圧
監視装置における制御装置28の制御機能の要部を説明
する機能ブロック線図である。図において、血圧測定に
際してカフ圧制御手段68により変化させられるカフ1
0の圧迫圧力が圧力センサ14により検出される。血圧
値測定手段70は、カフ10による圧迫圧力を2〜3mm
Hg/sec程度の速度で徐々に変化させる過程で得られた脈
拍同期信号、たとえば脈波振幅或いはコロトコフ音の変
化に基づきオシロメトリック法或いはコロトコフ音法に
従って生体の血圧値を測定する。関係決定手段72は、
圧脈波センサ46により検出される圧脈波の大きさPM
と血圧値測定手段70により測定された血圧値BPとの
間の対応関係をたとえば図4に示すように予め決定す
る。監視血圧値決定手段74は、その対応関係から圧脈
波センサ46により検出される圧脈波の大きさに基づい
て生体の監視血圧値MBPを連続的に決定する。
【0021】最適押圧位置制御手段76は、押圧面54
に配列された圧力検出素子のうちの最大振幅を検出する
ものが配列位置のうちの端部に位置するものとなった場
合などの所定の押圧位置更新条件が成立した場合には、
押圧装置62による圧脈波センサ46の押圧を解除させ
た状態でその圧脈波センサ46を所定距離移動させた
後、その圧脈波センサ46に第1押圧力値P1 或いはそ
れに加えて第2押圧力値P2 を付与して得られた圧脈波
に基づいて最適押圧位置を決定し、圧脈波センサ46を
その最適押圧位置に位置させる。最適押圧位置とは、た
とえば押圧面54に配列された圧力検出素子のうちの最
大振幅を検出するものが配列位置のうちの略中央部に位
置する状態である。最適押圧力制御手段78は、最適押
圧位置制御手段76により決定された最適押圧位置にお
いて圧脈波センサ46の押圧力を連続的に変化させ、そ
の変化過程で得た圧脈波に基づいて最適押圧力を決定
し、圧脈波センサ46を最適押圧力PHDPOにて押圧させ
る。最適押圧力PHDPOとは、上記押圧力変化過程で得た
脈波振幅の最大値を中心とする所定範囲内の押圧値、お
よび/またはその押圧力変化過程で得た圧脈波信号SM
2 の下ピーク値SMminと圧脈波センサ46の押圧力とを
示す二次元図表においてその下ピーク値SMminを結ぶ曲
線に形成される平坦部の中央を中心とする所定範囲内の
押圧値である。
【0022】脈波振幅算出手段80は、最適押圧位置制
御手段76により最適押圧位置が決定されるに際して、
少なくとも2種類の第1押圧力値PAPS1および第2押圧
力値PAPS2においてそれぞれ発生した第1脈波振幅A1
および第2脈波振幅A2 を算出する。押圧開始圧決定手
段82は、脈波振幅算出手段80により算出された第1
脈波振幅A1 および第2脈波振幅A2 に基づいて前記最
適押圧力制御手段78により連続的に変化させられる圧
脈波センサ46の押圧開始圧PHDPAを決定する。
【0023】第2の脈波振幅算出手段84は、最適押圧
力制御手段78によって圧脈波センサ46の押圧力が連
続的に変化させられる過程で発生する圧脈波SM のう
ち、第1押圧力値PAPS1または第2押圧力値PAPS2と同
様の押圧力で発生した圧脈波の振幅である第3脈波振幅
3 を算出する。脈波安定性判定手段86は、第3脈波
振幅A3 と第1脈波振幅A1 または第2脈波振幅A2
を比較することにより、最適押圧力制御手段78により
圧脈波センサ46の押圧力が連続的に変化させられた期
間における圧脈波の安定性を判定する。たとえば、第3
脈波振幅A3 と第1脈波振幅A1 または第2脈波振幅A
2 との差が予め設定された判断基準値よりも小さい場合
には安定であったと判定されるが、大きい場合には不安
定であったと判定されることにより、信頼性の高い最適
押圧力PHDPOを求めるための作動が再実行される。
【0024】図6、図7、図8は、上記制御装置28の
制御作動の要部を説明するフローチャートであって、図
6はメインルーチンを示し、図7は圧脈波センサ46の
最適押圧位置を決定し且つその最適押圧位置に保持する
APS制御ルーチンを示し、図8は、圧脈波センサ46
の最適押圧力PHDPOを決定し且つその最適押圧力PHD PO
に保持するHDP制御ルーチンを示している。
【0025】図6のステップS1(以下、ステップを省
略する。)では、前回に対応関係が決定されてからの経
過時間が十数分乃至数十分程度に予め設定されたキャリ
ブレーション周期を超えたか否かが判断される。通常は
そのS1の判断が否定されるので、S2において所定の
押圧位置更新条件(APS起動条件)が成立したか否
か、たとえば圧脈波センサ46の押圧面54に配列され
た圧力検出素子のうちの最大振幅を検出するものが配列
位置のうちの端部に位置する状態となったか否かが判断
される。
【0026】撓骨動脈56に対する圧脈波センサ46の
押圧位置が正常範囲であれば、上記S2の判断が否定さ
れるので、S3において、たとえば図4の対応関係を変
化させる程に圧脈波センサ46の押圧条件を変化させる
体動が検出されたか否か、或いは監視血圧値MBPが前
回のカフ10を用いて測定された血圧値BPに対して大
幅に変化したか否かなどに基づいて、血圧監視のための
対応関係を更新するための起動条件(HDP起動条件)
が成立したか否かが判断される。
【0027】圧脈波センサ46の押圧条件に変化がな
く、図4の対応関係が変化していないと考えられる場合
は上記S3の判断が否定されるので、S8において1つ
の圧脈波が発生したか否かが圧脈波信号SM2 に基づい
て判断される。このS8の判断が否定された場合はS
1、S2、S3、S8が繰り返し実行させられることに
より待機させられる。しかし、1つの圧脈波が発生する
とS8の判断が肯定されるので、前記監視血圧値決定手
段74に対応するS9においては、最適押圧力PHD PO
て押圧されている圧脈波センサ46からの圧脈波信号S
2 から、その波動の最高値PMmaxおよび最低値PMmin
が決定され、図4の対応関係からその圧脈波の最高値P
Mmaxおよび最低値PMminに基づいて最高血圧値MBP
SYS および最低血圧値MBPDIA (監視血圧値)が決定
されるとともに、その決定されたモニタ血圧値が圧脈波
の連続波形と共に表示器32に逐次表示される。
【0028】以上のステップが繰り返し実行されるう
ち、前回に対応関係が決定されてからの経過時間が予め
設定されたキャリブレーション周期を超えると前記S1
の判断が肯定されるので、S6においてカフ10を用い
た血圧測定が実行された後、S7において対応関係が更
新され、その後前記S8以下が実行される。すなわち、
先ず、前記血圧値測定手段70に対応するS6では、切
換弁16を圧力供給状態に切り換え且つ空気ポンプ18
を作動させてカフ10内の圧力を患者の予想される最高
血圧値よりも高い目標圧力(たとえば180mmHg)まで
昇圧した後、空気ポンプ18を停止させ且つ切換弁16
を徐速排圧状態に切り換えてカフ10内の圧力を2〜3
mmHg/sec程度に予め定められた徐速降圧速度で下降させ
ることにより、この徐速降圧過程で逐次得られる脈波信
号SM1 が表す脈波の振幅の変化に基づいて、良く知ら
れたオシロメトリック方式の血圧値決定アルゴリズムに
従って最高血圧値BPSYS 、平均血圧値BPMEAN、およ
び最低血圧値BPDIA が測定されるとともに、脈波間隔
に基づいて脈搏数などが決定される。そして、その測定
された血圧値および脈搏数などが表示器32に表示され
るとともに、切換弁16が急速排圧状態に切り換えられ
てカフ10内が急速に排圧される。
【0029】次に、前記関係決定手段72に対応するS
7では、圧脈波センサ46からの圧脈波の大きさ(圧脈
波信号SM2 の絶対値)と上記S6において測定された
カフ10による血圧値BPSYS 、BPDIA との間の対応
関係が求められる。すなわち、圧脈波センサ46からの
圧脈波が1拍読み込まれ且つその圧脈波の最高値PMm ax
および最低値PMminが決定されるとともに、それら圧脈
波の最高値PMmaxおよび最低値PMminとS6にてカフ1
0により測定された最高血圧値BPSYS および最低血圧
値BPDIA とに基づいて、図4に示す圧脈波の大きさと
血圧値との間の対応関係が決定されるのである。
【0030】前記圧脈波センサ46の撓骨動脈56に対
する押圧位置がずれた場合には、前記S2の判断が肯定
されるので、前記最適押圧位置制御手段76に対応する
S4のAPS制御ルーチンにおいて、最適押圧位置が決
定されるとともに圧脈波センサ46がその最適押圧位置
に位置決めされた後、前記最適押圧力制御手段78に対
応するS5のHDP制御ルーチンにおいて、圧脈波セン
サ46の最適押圧力P HDPOが決定された後、圧脈波セン
サ46がその最適押圧力PHDPOにて押圧され、その後前
記S6以下が実行される。また、連続的に血圧監視が実
行される状態で前記S3の判断が肯定された場合には、
上記S5のHDP制御ルーチン以下が実行される。以
下、上記S4のAPS制御ルーチンおよびS5のHDP
制御ルーチンを、図7および図8を用いて説明する。
【0031】図7のS4−1では、圧脈波センサ46の
押圧力PAPS が零とされる。次いで、S4−2では、押
圧面54に配列された圧力検出素子によりそれぞれ検出
された圧脈波の大きさに基づいて最大振幅の圧脈波を検
出する圧力検出素子がその配列方向の中央部へ向かう方
向が決定され、その方向へ圧脈波センサ46が予め設定
された量だけねじ軸41により移動させられる。次い
で、S4−3では、圧脈波センサ46の押圧力PAPS
予め設定された第1押圧力値PAPS1まで増加させられ
る。
【0032】そして、圧脈波センサ46の押圧力が第1
押圧力値PAPS1まで増加させられた状態で、S4−4に
おいて圧脈波が圧脈波センサ46により検出されたか否
かが判断される。このS4−4の判断が肯定された場合
は、続くS4−5において、圧脈波センサ46が最適位
置にあるか否かが、押圧面54に配列された圧力検出素
子によりそれぞれ検出された圧脈波に基づいて判断され
る。たとえば、最大振幅の圧脈波を検出する圧力検出素
子がその配列方向の中央部に予め設定された範囲内にあ
るか否かが判断される。このS4−5の判断が否定され
た場合は、S4−1以下が繰り返し実行される。
【0033】しかし、上記S4−5の判断が肯定される
と、S4−6において圧脈波センサ46の押圧力が第2
押圧力値PAPS2まで増加させられた後、前記脈波振幅算
出手段80に対応するS4−7において、上記第1押圧
力値PAPS1まで増加させられた状態で圧脈波センサ46
により検出された圧脈波の第1脈波振幅A1 と上記第2
押圧力値PAPS2まで増加させられた状態で圧脈波センサ
46により検出された圧脈波の第2脈波振幅A2 とが算
出される。
【0034】なお、前記S4−4の判断が否定された場
合は、押圧力が不充分であると考えられるので、S4−
8において圧脈波センサ46の押圧力が第2押圧力値P
APS2まで増加させられた後、S4−9において、前記S
4−5と同様に、圧脈波センサ46が最適位置にあるか
否かが判断される。このS4−9の判断が否定された場
合は前記S4−1以下が繰り返し実行されるが、肯定さ
れた場合は、上記S4−7以下が実行される。
【0035】続く図8のS5−1では、上記第1脈波振
幅A1 が第2脈波振幅A2 より小さいか否かが判断され
る。また、このS5−1の判断が肯定された場合は、S
5−2において、第1脈波振幅A1 と第2脈波振幅A2
との比A1 /A2 が予め設定された判断基準値R1 より
大きいか否かが判断される。この判断基準値R1 は、第
1脈波振幅A1 が第2脈波振幅A2 に近い大きさである
か否かを判断するための値であり、たとえば0.8程度
の値が用いられる。
【0036】そして、上記S5−1およびS5−2の判
断結果に応じて、前記押圧開始圧決定手段82に対応す
るS5−3、S5−4、S5−5の何れかが実行され
る。たとえば、上記S5−2の判断が否定された場合
は、図9に示すように、第1脈波振幅A1 が第2脈波振
幅A2 よりも20%以上小さく、最大脈波振幅を示す押
圧力値が充分高い値と考えられるので、S5−3におい
て押圧開始圧PHDPAとして前記第1押圧力値PAPS1mmHg
が設定された後、S5−9においてその押圧開始圧P
HDPAからの連続的な昇圧が開始され、図10に示すよう
に圧脈波センサ46の押圧力が連続的に高められる。ま
た、上記S5−2の判断が肯定された場合は、図11に
示すように、第1脈波振幅A1 が第2脈波振幅A2 より
も小さいが第2脈波振幅A2 の20%以内であることか
ら、最大脈波振幅を示す押圧力値が比較的近いと考えら
れるので、S5−4において、押圧開始圧PHDPAとして
前記第1押圧力値PAPS1よりも所定値低い圧、たとえば
(PAPS1−10)mmHgが設定された後、S5−9におい
てその押圧開始圧PHDPAからの連続的な昇圧が開始さ
れ、図12に示すように圧脈波センサ46の押圧力が連
続的に高められる。
【0037】さらに、上記S5−1の判断が否定された
場合は、図13に示すように、第1脈波振幅A1 が第2
脈波振幅A2 以上となる状態であって、最大脈波振幅を
示す押圧力値が第1押圧力値PAPS1よりも低いと考えら
れるので、S5−5において、押圧開始圧PHDPAとして
予め設定された最低押圧開始圧PHDPminが設定される。
この最低押圧開始圧PHDPminは、最大脈波振幅を発生さ
せる押圧力よりも必ず低い値であり、たとえば18mmHg
程度の値である。続くS5−6では、圧脈波センサ46
の押圧力が上記最低押圧開始圧PHDPminに設定された押
圧開始圧PHDPAまで急速昇圧させられた後、S5−7に
おいてその最低押圧開始圧PHDPminで採取された脈波の
脈波振幅AA が前記第1脈波振幅A1 よりも所定割合以
下、すなわちAA /A1 がたとえば0.75程度に予め
設定された判断基準値R2 以下であるか否かが判断され
る。このS5−7の判断が肯定された場合は最大振幅を
示す押圧力値までは比較的遠いので、S5−8において
圧脈波センサ46の押圧力PHDP が最低押圧開始圧P
HDPminと第1押圧力値PAPS1との間の値〔PHDPmin
(PAPS1−PHDPmin)/2〕に設定された後、前記S5
−9においてその設定値からの連続的な昇圧が開始さ
れ、図14に示すように圧脈波センサ46の押圧力が連
続的に高められる。また、上記S5−7の判断が否定さ
れた場合は最大振幅を示す押圧力値までは比較的近いの
で、直接S5−9が実行されることにより、押圧開始圧
HDPA(=PHDPmin)からの連続的な昇圧が開始され、
図14の破線に示すように圧脈波センサ46の押圧力が
連続的に高められる。
【0038】続くS5−10では圧脈波センサ46の押
圧力が連続的に変化させられる過程(HDP期間)の脈
波SM が読み込まれた後、S5−11において最適押圧
力P HDPOを決定するための最適押圧力決定ルーチンが実
行される。たとえば、圧脈波センサ46の押圧力が連続
的に変化させられる期間において撓骨動脈56の真上に
位置する圧力検出素子により検出される複数の脈波の振
幅が中央部が高い分布を示すか否かが判定され、その最
大振幅を示す脈波が発生したときの押圧力値が最適押圧
力PHDPOとして決定される。
【0039】次いで、前記第2の脈波振幅算出手段84
に対応するS5−12において、最適押圧力PHDPOを求
めるために圧脈波センサ46の押圧力が連続的に変化さ
せられる過程で発生する圧脈波SM のうち、第1押圧力
値PAPS1と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅である
第3脈波振幅A3 が算出された後、前記脈波安定性判定
手段86に対応するS5−13において、その第3脈波
振幅A3 と第1脈波振幅A1 とを比較することにより、
最適押圧力制御手段78により圧脈波センサ46の押圧
力が連続的に変化させられた期間における脈波の安定性
が判定される。たとえば、第3脈波振幅A3 と第1脈波
振幅A1 との差或いは変化割合が予め設定された判断基
準値よりも小さい場合には安定であったと判定される
が、大きい場合には不安定であったと判定される。
【0040】上記HDP期間に発生した脈波が体動など
によって不安定であった場合はS5−13の判断が否定
されるので、前記S5−9以下が再び実行されることに
より、信頼性の高い最適押圧力PHDPOを求めるための作
動が再実行される。しかし、HDP期間において脈波が
安定的に発生していた場合は上記S5−13の判断が肯
定されるので、続くS5−14において最適押圧力P
HDPOの決定が完了したか否かが判断される。HDP期間
に発生した脈波の数が不充分であるなどにより、このS
5−14の判断が否定された場合は、前記S5−10以
下が実行されることにより、引き続き発生する脈波の振
幅を含めて最適押圧力PHDPOの決定が繰り返し実行され
る。しかし、最適押圧力PHDPOの決定が完了すると、S
5−14の判断が肯定されるので、S5−15におい
て、圧脈波センサ46の押圧力がその最適押圧力PHDPO
に保持される。
【0041】上述のように、本実施例によれば、最適押
圧位置制御手段76に対応するS4により最適押圧位置
が決定されるに際して、少なくとも2種類の第1押圧力
値P APS1および第2押圧力値PAPS2においてそれぞれ発
生した第1脈波振幅A1 および第2脈波振幅A2 が、脈
波振幅算出手段80に対応するS4−7により算出され
ると、押圧開始圧決定手段82に対応するS5−3、S
5−4、S5−5により、その第1脈波振幅A1 および
第2脈波振幅A2 の大きさの相対関係に基づいて、最適
押圧力制御手段78に対応するS5により連続的に変化
させられる圧脈波センサ46の押圧力の押圧開始圧P
HDPAが決定される。この結果、押圧開始圧PHDPAは、最
適押圧力PHDPOを決定するために必要な範囲で最も大き
な押圧開始圧が決定されるので、最適押圧力PHDPOを決
定するために圧脈波センサ46の押圧力が連続的に変化
させられる期間が好適に短縮されると同時に、圧脈波検
出の中断期間も短縮される。
【0042】また、本実施例によれば、第2の脈波振幅
算出手段84に対応するS5−12において、最適押圧
力制御手段78によって最適押圧力PHDPOを決定するた
めに圧脈波センサ46の押圧力が連続的に変化させられ
る期間で発生する圧脈波のうち、前記第1押圧力値P
APS1と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅である第3
脈波振幅A3 が算出されるとともに、脈波安定性判定手
段86に対応するS5−13において、第3脈波振幅A
3 と第1脈波振幅A1 とを比較することにより、最適押
圧力制御手段78により圧脈波センサ46の押圧力が連
続的に変化させられた期間における脈波の安定性が判定
されるので、不安定であると判定されるときには、最適
押圧力PHDPOの決定手順が再実行され、信頼性の高い最
適押圧力P HDPOが得られる利点がある。
【0043】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0044】たとえば、前述の実施例では、脈波振幅算
出手段80により2つの第1脈波振幅A1 および第2脈
波振幅A2 が算出されていたが、3つ以上の脈波振幅が
算出されてもよい。この場合には、押圧開始圧決定手段
82において、3つ以上の脈波振幅の大きさの相対関係
に基づいて押圧開始圧PHDPAが決定される。
【0045】また、前述の実施例において、第2の脈波
振幅算出手段84に対応するS5−12では、第1押圧
力値PAPS1と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅が第
3脈波振幅A3 として求められていたが、第2押圧力値
APS2と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅が第3脈
波振幅A3 として求められても差支えない。この場合に
は、脈波安定性判定手段86に対応するS5−13にお
いて、第3脈波振幅A 3 が第2脈波振幅A2 と比較され
る。
【0046】また、前述の血圧値測定手段70は、所謂
オシロメトリック法に従い、カフ10の圧迫圧力に伴っ
て変化する圧脈波の大きさの変化状態に基づいて血圧値
を決定するように構成されていたが、所謂コロトコフ音
法に従い、カフ10の圧迫圧力に伴って発生および消滅
するコロトコフ音に基づいて血圧値を決定するように構
成されてもよい。
【0047】また、前述の実施例で、カフ10が上腕に
装着され且つ圧脈波センサ46が撓骨動脈の圧脈波を検
出するために手首に装着されていたが、カフ10が大腿
部に巻回され且つ圧脈波センサ46が足背動脈の圧脈波
を検出するために足に装着されていてもよいのである。
【0048】また、前述の実施例の圧脈波センサ46
は、その押圧面において複数の圧力検出素子を備えたも
のであったが、1つの圧力検出素子を備えたものであっ
てもよい。
【0049】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である連続血圧監視装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の脈波検出プローブを一部を切り
欠いて説明する拡大図である。
【図3】図1の実施例の圧脈波センサにより検出される
圧脈波を例示する図である。
【図4】図1の実施例において用いられる対応関係を例
示する図である。
【図5】図1の実施例の制御装置の制御機能の要部を説
明する機能ブロック線図である。
【図6】図1の実施例の制御装置の制御作動の要部を説
明するフローチャートであって、メインルーチンを示し
ている。
【図7】図6のAPS制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図8】図6のHDP制御ルーチンを説明するフローチ
ャートである。
【図9】図8のS5−2の判断が否定された場合の第1
脈波振幅A1 と第2脈波振幅A 2 の相互の大きさを示す
図である。
【図10】図9に示す状態における圧脈波センサの押圧
力変化開始圧を示すタイムチャートである。
【図11】図8のS5−2の判断が肯定された場合の第
1脈波振幅A1 と第2脈波振幅A 2 の相互の大きさを示
す図である。
【図12】図11に示す状態における圧脈波センサの押
圧力変化開始圧を示すタイムチャートである。
【図13】図8のS5−1の判断が否定された場合の第
1脈波振幅A1 と第2脈波振幅A 2 の相互の大きさを示
す図である。
【図14】図13に示す状態における圧脈波センサの押
圧力変化開始圧を示すタイムチャートである。
【符合の説明】
10:カフ 42:手首(生体) 46:圧脈波センサ 56:撓骨動脈(動脈) 62:押圧装置 64:押圧位置変更装置 76:最適押圧位置制御手段 78:最適押圧力制御手段 80:脈波振幅算出手段 82:押圧開始圧決定手段 84:第2の脈波振幅算出手段 86:脈波安定性判定手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の動脈から発生する圧脈波を検出す
    るための圧脈波センサと、該圧脈波センサを該動脈に向
    かって押圧する押圧装置と、該圧脈波センサが押圧され
    る押圧位置を該動脈の幅方向に変更する押圧位置変更装
    置と、所定の押圧位置更新条件が成立した場合には、前
    記押圧装置による前記圧脈波センサの押圧を解除させた
    状態で該圧脈波センサを所定距離移動させた後、該圧脈
    波センサに所定の押圧力を付与して得られた圧脈波に基
    づいて最適押圧位置を決定し、前記圧脈波センサを該最
    適押圧位置に位置させる最適押圧位置制御手段と、該最
    適押圧位置制御手段により決定された最適押圧位置にお
    いて前記圧脈波センサの押圧力を連続的に変化させる過
    程で得た圧脈波に基づいて最適押圧力を決定し、該圧脈
    波センサを該最適押圧力にて押圧させる最適押圧力制御
    手段とを備え、前記圧脈波センサを最適押圧位置におい
    て最適押圧力にて押圧した状態で前記圧脈波を検出する
    形式の圧脈波検出装置であって、 前記最適押圧位置制御手段により最適押圧位置が決定さ
    れるに際して、少なくとも2種類の第1押圧力値および
    第2押圧力値においてそれぞれ発生した第1脈波振幅お
    よび第2脈波振幅を算出する脈波振幅算出手段と、 該脈波振幅算出手段により算出された第1脈波振幅およ
    び第2脈波振幅に基づいて前記最適押圧力制御手段によ
    り連続的に変化させられる前記圧脈波センサの押圧開始
    圧を決定する押圧開始圧決定手段とを、含むことを特徴
    とする圧脈波検出装置。
  2. 【請求項2】 前記最適押圧力制御手段によって前記圧
    脈波センサの押圧力が連続的に変化させられる過程で発
    生する圧脈波のうち、前記第1押圧力値または第2押圧
    力値と同様の押圧力で発生した圧脈波の振幅である第3
    脈波振幅を算出する第2の脈波振幅算出手段と、 該第3脈波振幅と前記第1脈波振幅または第2脈波振幅
    とを比較することにより、前記最適押圧力制御手段によ
    り前記圧脈波センサの押圧力が連続的に変化させられた
    期間における圧脈波の安定性を判定する脈波安定性判定
    手段とを、更に含むものである請求項1の圧脈波検出装
    置。
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