JPH08185522A - 画像信号符号化方法及び画像信号復号方法 - Google Patents

画像信号符号化方法及び画像信号復号方法

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JPH08185522A
JPH08185522A JP34055494A JP34055494A JPH08185522A JP H08185522 A JPH08185522 A JP H08185522A JP 34055494 A JP34055494 A JP 34055494A JP 34055494 A JP34055494 A JP 34055494A JP H08185522 A JPH08185522 A JP H08185522A
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signal
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chains
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JP34055494A
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Atsushi Murayama
淳 村山
Norihisa Shirota
典久 代田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/20Contour coding, e.g. using detection of edges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像信号の特徴点を検出し、連続する特徴点の
情報をチエーン符号化する場合に、画質を劣化させず
に、符号量を削減する。 【構成】同一の符号化情報を有する複数の符号化チエー
ン(S5)について、同一情報を有するチエーンの個数
と、符号化チエーン情報(S5)から同一の符号化情報
を削除したものとを多重化する多重化処理を施すように
したことにより、従来チエーン毎に付加されていた同一
符号化情報が同一符号化情報を有するチエーン個数で表
されることになるため、冗長成分を削除し得、符号量を
低減し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6〜図15) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図4) 作用(図1〜図4) 実施例 (1)第1実施例(図1及び図2) (2)第2実施例(図3〜図5) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号符号化方法及び
画像信号復号方法に関し、特に画像の特徴点を検出して
画像信号を高能率符号化する場合に適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、画像信号を高能率符号化する方法
として、入力画像をDCT(DiscreteCosine Transform
)によつて直交変換し、各周波数帯域ごとに、人間の
視覚特性に従つた適応量子化を行う方法や、ウエーブレ
ツト基底により画像をサブバンド分割し、各バンドごと
に重みづけして符号化する方法が用いられている。これ
らの方法によれば、視覚的にも歪みが目立ちにくく、高
圧縮率を得ることができる。しかし、さらに圧縮率をあ
げていくとブロツク歪みをはじめ、視覚上好ましくない
影響が顕著になる欠点がある。そこで、高圧縮率下でも
視覚上好ましくない歪みを出さない符号化方式として、
画像の構造の特徴的な点を抽出し、効率的に符号化す
る、画像の特徴点検出による構造抽出符号化方式が用い
られる。
【0004】例えば図6に示すように、画像の特徴点を
検出して画像信号を符号化する構造抽出符号化装置1
は、入力画像信号S1を平滑フイルタ又はウエーブレツ
トなどの帯域分割フイルタでなるフイルタ2を通過させ
ることによりフイルタ係数S2を生成し、これを量子化
器3及び2次元特徴点検出回路4に送出する。量子化器
3はフイルタ係数S2を量子化することにより量子化係
数S3を生成し、これをセレクト多重化回路5に送出す
る。2次元特徴点検出回路4はフイルタ係数S2から特
徴点を検出し、この結果現在の信号を特徴点として検知
した場合はフラグ1を、そうでない場合はフラグ0をセ
レクト信号S4としてセレクト多重化回路5に送出す
る。
【0005】セレクト多重化回路5は、セレクト信号S
4が1の時の特徴点についての量子化係数S3と特徴点
の座標をチエーンコーデイングしたものとを多重化し、
これを特徴点信号S5として可変長符号化回路6に送出
する。可変長符号化回路6は、特徴点信号S5に対して
エントロピー符号化を施すことにより可変長符号化特徴
点信号S6を形成する。バツフアメモリ7は可変長符号
化特徴点信号S6の情報量を平滑化し、これを出力信号
S7として出力する。
【0006】ここでセレクト多重化回路5は、図7に示
すように構成されている。すなわちセレクト多重化回路
5は量子化係数S3を係数フレームバツフア8Aに、セ
レクト信号S4をマスクフレームバツフア8Bにそれぞ
れ一旦蓄積する。チエーン符号化回路10は、マスクフ
レームバツフア8Bの内容を参照して、1画面中の連続
する特徴点をチエーンとして全て抽出し、それぞれのチ
エーンについて、各チエーンの開始点ではチエーンの開
始座標及びチエーン中の特徴点数を、開始点以降の特徴
点では座標を表すために前特徴点から現特徴点への方向
又はその方向の変化成分をチエーン符号信号S8として
出力する。
【0007】ここでハフマン符号化を適用した場合のチ
エーン符号化回路10の構成を図8に示す。図8におい
て、チエーン符号化回路10のX座標レジスタ12、Y
座標レジスタ13及び状態レジスタ14は、各フレーム
の先頭で0に初期化される。また方向探索器15は、X
座標レジスタ12と、Y座標レジスタ13がフレームの
最終座標を指し示すまで、状態レジスタ14の内容を参
照しながら第0〜第2の状態をとり、当該第0〜第2の
状態に応じて以下の動作を繰り返す。
【0008】すなわち方向探索器15は、第0の状態に
おいて、X座標レジスタ12とY座標レジスタ13に、
現在X座標レジスタ12とY座標レジスタ13にストア
されている座標の、ラインスキヤン順に見た次の点の座
標をストアし、これを現在処理を行う点座標とする。方
向探索器15はこの点座標のマスク値をマスクフレーム
バツフア8Bから入力し、マスク信号S4Aが0の場
合、なにも行わない。
【0009】これに対してマスク信号S4Aが1の場
合、この点の座標を探索X座標レジスタ16及び探索Y
座標レジスタ17にストアすると共に、カウンタ18を
0に初期化した後、この点のX、Y座標を開始点座標出
力S11としてセレクタ19に送出すると共にセレクタ
19、ラツチ回路21及び出力コントロール回路30に
有効データ選択信号S12として1を送出し、次に状態
レジスタ14に1を入れる。以上の処理を終了した後、
方向探索器15はマスクフレームバツフア8B内の、こ
の点の座標のマスク値を0にする。因に、カウンタ18
は3ビツトのカウンタでなり、カウント値として0〜7
を出力するようになされている。
【0010】方向探索器15は、状態レジスタ14に1
が入つていることを確認すると、第1の状態になり、こ
の第1の状態において、マスクフレームバツフア8B中
の、アドレス信号S9によつて指定された座標のマスク
値S4Aが0であつた場合、カウンタ18のカウント値
が7のときは状態レジスタ14に0をいれ、カウント値
が7未満のときは、カウンタ18のカウント値をインク
リメントする。これに対してマスク信号S4Aが1であ
つた場合、有効データ選択信号S12として1を出力す
ると共に、マスクフレームバツフア8Bの対応する点の
マスク値を0とし、次に状態レジスタ14に2を入れ
る。
【0011】方向探索器15は、状態レジスタ14に2
が入つていることを確認すると、第2の状態になり、こ
の第2の状態において、マスクフレームバツフア8B中
の、アドレス信号S9によつて指定された座標のマスク
信号S4Aが0であつた場合、カウンタ18のカウント
値が7のときは状態レジスタ14に0を入れ、カウント
値が7未満のときは、カウンタ18のカウント値をイン
クリメントする。これに対してマスク信号S4Aが1で
あつた場合、有効データ選択信号S12として1を出力
すると共に、マスクフレームバツフア8Bの対応する点
のマスク値を0にする。
【0012】探索X座標ROM23及び探索Y座標RO
M24は、カウンタ出力S14をアドレス信号入力とし
てX差分信号S15及びY差分信号S16をそれぞれ加
算回路25及び26に出力する。方向ROM27もま
た、カウンタ出力S14をアドレス信号入力として方向
信号S17をラツチ回路21、方向変化信号発生器28
及びセレクタ19に送出する。探索X座標ROM23、
探索Y座標ROM24、方向ROM27の内容の例を図
9に示す。ここで方向ROM27に用いられている方向
コードC0〜C7は、図10に示すようにAを中心とし
て8分割された各方向を表わすものである。
【0013】アドレス発生器22は、探索X座標レジス
タ16の内容とX差分信号S15の和である探索X座標
信号S18と、探索Y座標レジスタ17の内容とY差分
信号S16の和である探索Y座標信号S19を入力とし
て、係数フレームバツフア8A及びマスクフレームバツ
フア8B中の(X、Y)座標の読出しアドレスを指定す
るアドレス信号S9を出力する。
【0014】ラツチ回路21は有効データ選択信号S1
2が1のときの方向信号S17を、次に有効データ選択
信号S12が1になるまで保持した後、1サンプル分デ
イレイすることにより前方向信号S20を得、これを方
向変化信号発生器28に送出する。このときの有効デー
タ選択信号S12と方向信号S17、前方向信号S20
のタイミング関係を図11に示す。なお図11では、説
明のため方向信号S17の方向コードをC0〜C38の
番号順に並べて表しているが、実際には方向コードC0
〜C7が特徴点の検出結果に応じて配列されたものとな
る。
【0015】方向変化信号発生器28は、方向信号S1
7及び前方向信号S20を入力し、、図12及び図13
に示す表に従つて方向変化信号S21を生成する。すな
わち方向変化信号発生器28は、前方向に対して現方向
が変化していない場合には方向変化コードとしてD0
を、45〔°〕変化している場合にはD1を、90〔°〕変
化している場合にはD2を、……というように方向変化
に応じた方向変化コードD0〜D5又はD6を出力す
る。実際にはこの方向変化コードD0〜D6に対して、
図14に示すように、例えばD0やD1のように発生確
率の大きい方向変化コードに対しては少ないビツト数を
割り当て、例えばD3やD6のように発生確率の小さい
方向変化コードに対してはビツト数の大きい符号語を割
り当てる所謂ハフマン符号化を施すことより情報量を低
減するようになされている。
【0016】セレクタ19は有効データ選択信号S12
が1のとき、状態レジスタ14の値を参照し、当該状態
レジスタ14の値が0の場合には開始点座標出力S11
を、値が1の場合には方向信号S17を、値が2の場合
は方向変化信号S21を位置情報信号S22として出力
コントロール回路30に送出する。出力コントロール回
路30は、有効データ選択信号S12が1のときに、位
置情報信号S22をチエーン符号信号S8として出力す
るようになされている。
【0017】このようにチエーン符号化回路10は、第
0の状態でチエーン先頭の特徴点を検出すると、続く第
1の状態でチエーン先頭の特徴点の周囲の画素を探索
し、周囲に特徴点があつた場合にはこの特徴点を方向信
号S17で表わすことによりチエーン先頭の特徴点に繋
ぎ、続いて第2の状態に移つて第1の状態で検出した特
徴点の周囲の画素を探索し、周囲に特徴点があつた場合
にはこの特徴点を方向変化信号S21で表わすことによ
り第1の状態で検出した特徴点に繋ぐ。第2の状態で
は、前に検出した特徴点の周囲に再び特徴点を検出した
場合には順次これらの特徴点を方向変化信号S21で表
わすことにより繋いで行く。また第1又は第2状態にお
いて、前に検出した特徴点の周囲に次の特徴点が存在し
なかつた場合には、このチエーンはここで切断し、第0
の状態に戻つてラインスキヤン順に次のチエーンの先頭
になる特徴点を探索する。
【0018】ここで図7のセレクト多重化回路5の説明
に戻る。セレクト多重化回路5はアドレス指定信号S9
を係数フレームバツフア8Aに送出することにより、当
該係数フレームバツフア8Aから各特徴点の特徴点量子
化係数S30を読み出して、これを平均量計算回路9に
送出する。平均量計算回路9は1チエーン中の特徴点量
子化係数S30の平均値を算出し、当該算出結果を平均
特徴点量子化係数S31としてマルチプレクサ11に送
出する。マルチプレクサ11はチエーン符号信号S8と
平均特徴点量子化係数S31とを多重化して特徴点信号
S5として出力する。
【0019】かくしてセレクト多重化回路5は、図15
に示すように、各チエーンの開始座標、各チエーン中の
特徴点数(要素数)及び各特徴点の方向を表わすチエー
ン符号信号S8(図15(A))を形成し、これに各特
徴点についての特徴点量子化数S30(図15(B))
を多重化する。このときセレクト多重化回路5はチエー
ン毎に特徴点量子化係数S30を平均化して多重化する
ことにより特徴点信号S5(図15(C))を形成する
ようになされている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のチエーン符号化においては、チエーンの特徴点数及
び平均特徴点量子化係数を、1チエーンごとに多重化し
て符号化していた。しかし、チエーンの特徴点数や平均
特徴点量子化係数については、統計的に同じ値を持つチ
エーンが多数存在することが分かつている。従つて各チ
エーン毎にこれらの情報を符号化する従来の方法では、
同じ値を繰り返し符号化していることになるため、冗長
成分が多くなり、符号量が増える問題があつた。
【0021】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、画像信号の特徴点を検出し、連続する特徴点の情報
をチエーン符号化する場合に、画質を劣化させずに、符
号量を削減し得る画像信号符号化方法及びその復号方法
を提案しようとするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、入力画像信号(S1)の特徴点を
検出し、各特徴点の情報をチエーン符号化する画像信号
符号化方法において、各特徴点の情報を連鎖的に繋ぐよ
うに符号化することにより符号化チエーン(S5)を形
成し、同一の符号化情報を有する複数の符号化チエーン
(S5)について、同一情報を有するチエーンの個数
と、符号化チエーン情報(S5)から同一の符号化情報
を削除したものとを多重化する多重化処理を施すように
する。
【0023】
【作用】互いに同一符号化情報を有する複数の符号化チ
エーンは、先頭に同一符号化情報を有するチエーンの個
数と、同一符号化情報が削除された符号化チエーン情報
とが多重化されて1つのチエーンに統合される。この結
果、従来チエーン毎に付加されていた同一符号化情報が
同一符号化情報を有するチエーン個数で表されることに
なるため、冗長成分を削除し得、符号量を低減し得る。
【0024】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0025】(1)第1実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、40は全体として構造抽出符号化装置を示し、セレ
クト多重化回路5から出力される特徴点信号S5をチエ
ーン統合回路41に与える。
【0026】チエーン統合回路41は特徴点信号S5に
含まれる各チエーンの同一成分を削除することにより、
冗長成分を削除した統合特徴点信号L1を形成する。可
変長符号化回路6は統合特徴点信号L1に対してエント
ロピー符号化を施すことにより可変長符号化特徴点信号
L2を形成し、これをバツフアメモリ7に送出する。バ
ツフアメモリ7は可変長符号化特徴点信号L2の情報量
を平滑化することにより、画像の特徴点検出による構造
抽出符号化装置の出力信号である符号化信号L3を形成
する。
【0027】ここでチエーン統合回路41は、図2に示
すように構成されている。すなわちチエーン統合回路4
1は特徴点信号S5を分流回路42に入力すると、当該
分流回路41によつて特徴点信号S5をチエーン要素数
信号M1(各チエーン内の特徴点数を表わす信号)とチ
エーン符号信号M2(チエーン開始座標、平均量子化係
数及び各特徴点の方向を表わす信号)に分流する。
【0028】チエーン分類回路43はチエーン要素数信
号M1に基づいて、統合チエーンRAM44中の、チエ
ーン要素数信号M1で指定されたブロツク(ブロツク
0、ブロツク1、……、ブロツクn)に、チエーン符号
信号M3を書き加え、1フレーム中での処理を終了した
後、各ブロツクに書き込まれたチエーンの個数、すなわ
ちブロツク要素数をそれぞれのブロツクに書き加える。
そして1フレームについての処理が終了すると、統合チ
エーンRAM44内の内容はブロツク0から順にブロツ
ク毎に、ブロツク要素数、チエーン符号信号(チエーン
開始座標、平均量子化係数及び各特徴点の方向を表わす
信号)の順で読み出され、統合特徴点信号L1として出
力される。
【0029】以上の構成において、構造抽出符号化装置
40のチエーン統合回路41は、それぞれチエーン開始
点座標、チエーン中の特徴点数、特徴点座標(方向信
号)及び平均量子化係数により構成された複数の符号化
チエーンを入力すると、このうちチエーン中の特徴点数
(すなわちチエーンの長さ)が等しいチエーンを集めて
ブロツクを形成する。
【0030】そして同一ブロツクについては、そのブロ
ツクに含まれるチエーンの個数と、各チエーンの平均量
子化係数及び各チエーンの座標情報とを多重化すること
により統合チエーンを形成する。
【0031】この結果構造抽出符号化装置40において
は、従来チエーン毎に符号化していたチエーン中の特徴
点数をブロツク内のチエーン個数として一括して表わす
ことができるため、この分符号量を低減することができ
る。
【0032】以上の構成によれば、符号化チエーン中の
特徴点数(チエーンの長さ)が等しい符号化チエーンに
ついては、そのチエーンの個数と、特徴点数情報を削除
したチエーン符号とを多重化するようにしたことによ
り、重複する不要な情報を符号化対象から取り除くこと
ができ、符号量を低減し得る。
【0033】(2)第2実施例 図3において、50は全体として本発明による第2実施
例としてチエーン統合回路を示し、上述した第1実施例
のチエーン統合回路41に代えて図1の構造抽出符号化
装置40に適用される。チエーン統合回路50はチエー
ン中の特徴点数情報に加えて、平均量子化係数情報につ
いての符号量をも低減するようになされている。
【0034】実際上、チエーン統合回路50は特徴点信
号S5を分流回路51に入力すると、当該分流回路51
によつて特徴点信号S5をチエーン要素数信号K1とチ
エーン符号信号K2に分流する。チエーン分類回路52
はチエーン要素数信号K1に基づいて、統合チエーンR
AM53中の、チエーン要素数信号K1で指定されたブ
ロツク(ブロツク0、ブロツク1、……、ブロツクn)
に、チエーン符号信号K2を書き加え、1フレーム中で
の処理を終了した後、各ブロツクに書き込まれたチエー
ンの個数、すなわちブロツク要素数をそれぞれのブロツ
クに書き加える。そして1フレームについての処理が終
了すると、統合チエーンRAM53内の内容はブロツク
0から順にブロツク毎に、ブロツク要素数、チエーン符
号信号の順に読み出され、要素数統合チエーン信号K4
として出力される。
【0035】要素数統合チエーン信号K4は分流回路5
4によつてブロツク要素数信号K5、チエーン平均特徴
点量子化係数K6、ブロツクチエーン符号信号K7(ブ
ロツク内の各チエーン開始座標情報及び各特徴点の方向
を表わす信号)に分流される。チエーン分類回路55は
チエーン平均特徴点量子化係数K6に基づいて、統合チ
エーンRAM56中の、チエーン平均特徴点量子化係数
K6で指定されたブロツクに、ブロツクチエーン符号信
号K8を書き加え、1フレーム中での処理を終了した
後、各ブロツクに書き込まれたチエーンの個数、すなわ
ちブロツク要素数をそれぞれのブロツクに書き加える。
そして1フレームについての処理が終了すると、統合チ
エーンRAM56内の内容はブロツク0からブロツク毎
に、ブロツク要素数、ブロツクチエーン符号信号の順に
読み出され、統合チエーン信号K9として出力される。
【0036】統合チエーン信号K9は分流回路57によ
つて係数ブロツク要素数K10と係数ブロツクチエーン
符号信号K11に分流される。ブロツク要素数信号K
5、係数ブロツク要素数K10及び係数ブロツクチエー
ン符号信号K11はマルチプレクサ58に入力される。
マルチプレクサ58はブロツク要素数信号K5を各ブロ
ツクの先頭で、係数ブロツク要素数K10及び係数ブロ
ツクチエーン符号信号K11に多重化することにより、
統合特徴点信号K12を形成する。
【0037】このようにしてチエーン統合回路50は、
図4(A)に示すように、同一の要素数(特徴点数)及
び同一のチエーン平均量子化係数を有するチエーン(チ
エーン0及びチエーン1)を入力すると、図4(B)に
示すように、これらのチエーンを1つのブロツクとし
て、ブロツク要素数(すなわちこのブロツク内に含まれ
る特徴点数の等しいチエーンの個数)及び係数ブロツク
要素数(すなわちこのブロツク内に含まれる平均量子化
係数が等しいチエーンの個数)と、符号化チエーンから
この2つの情報を削除したチエーン符号とを多重化して
統合チエーンを形成する。かくして、チエーンの長さ及
びチエーンの平均特徴点量子化係数が等しい複数のチエ
ーンが同一ブロツクに統合される。
【0038】ここで構造抽出符号化装置40により形成
された符号化信号L3は、図5に示す構成の画像信号復
号化装置60によつて復号される。画像信号復号化装置
60は符号化信号L3を分流器61に入力し、当該分流
器61によつてブロツク平均特徴点量子化係数E1、ブ
ロツクチエーン要素数信号E2及びチエーン符号信号E
3に分流される。
【0039】チエーン復号化回路62はチエーン符号信
号E3をブロツクチエーン要素数信号E2で指定された
要素数を持つチエーンとして復号し、復号した座標信号
を復号座標信号E4として出力する。なお、チエーン符
号化回路62はチエーン要素数信号E2が入力されない
場合には、前のチエーンと同じ要素数を持つと見なすよ
うになされている。
【0040】フレームバツフア63は復号座標信号E4
によつて指定された座標に、ブロツク平均特徴点量子化
係数E1をストアする。なお、フレームバツフア6は平
均特徴点量子化係数E1が入力されない場合には、前の
チエーンと同じ平均特徴点量子化係数をストアする。画
像信号復号化装置60は1フレームについての処理が終
了した時点で、フレームバツフア63の内容を、復号特
徴点信号E5として出力する。
【0041】以上の構成において、チエーン統合回路5
0は、先ず同じ特徴点数を持つチエーンについて、特徴
点数の順に、その特徴点数を持つチエーンの個数と、チ
エーン符号から特徴点数の情報を除いたものを多重化し
て符号化する。
【0042】次に、符号化された同じ特徴点数を持つチ
エーンのチエーン符号のうち、同じ特徴点量子化係数を
持つチエーンについて、特徴点量子化係数の値の順に、
その特徴点量子化係数を持つチエーンの個数と、チエー
ン符号から特徴点量子化係数の情報を除いたものを多重
化して符号化する。
【0043】このようにチエーン統合回路50は、複数
の符号化チエーン間に複数種類の同一符号化情報が存在
する場合、第1の同一符号化情報(この実施例の場合、
チエーン内の特徴点数)に対して多重化統合処理を施し
た後、第1の同一符号化情報と異なる第2の同一符号化
情報(この実施例の場合、平均特徴点量子化係数)に対
して多重化統合処理を施すようにして、複数種類の同一
符号情報に対して再帰的に多重化統合を施す。
【0044】かくしてチエーン統合回路50を用いた構
造抽出符号化装置40によれば、各チエーン間での共通
情報であるチエーン内特徴点数及び平均特徴点量子化係
数情報をチエーン毎に符号化する必要がなくなり、この
分最終的な符号量を削減することができる。
【0045】(3)他の実施例 なお上述の第1実施例においては、チエーンの要素数が
同じチエーン同士を統合した場合について述べたが、図
2と同様の構成によつて、チエーンの平均特徴点量子化
係数が同じチエーン同士を統合することが可能であるの
で、以下に説明する。
【0046】すなわち図2において、チエーン統合回路
41は特徴点信号S5を分流回路42によつてチエーン
平均特徴点量子化信号M1とチエーン符号信号M2に分
流する。次にチエーン分類回路43は、チエーン平均特
徴点量子化信号M1によつて、統合チエーンRAM44
中の、チエーン平均特徴点量子化信号M1で指定された
ブロツクにチエーン符号信号M2を書き加え、1フレー
ム中での処理を終了した後、各ブロツクに書き込まれた
チエーンの個数、すなわちブロツク要素数をそれぞれの
ブロツクに書き加える。
【0047】そして1フレームについての処理を終了す
ると、統合チエーンRAM44内の内容をブロツク0か
ら順にブロツク毎に、ブロツク要素数、チエーン符号信
号の順で読み出し、統合特徴点信号L1として出力す
る。
【0048】また上述の実施例においては、セレクト多
重化回路5によつて形成された特徴点信号S5に対して
本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、要は入力画像信号の特徴点を検出し、各特徴
点の情報をチエーン符号化することにより形成された符
号化チエーンに同一符号化情報が存在するような場合に
広く適用し得る。
【0049】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、複数の符
号化チエーンに亘つて同一の符号化情報が存在する場合
に、これらの情報を1つ1つのチエーンについて符号化
するのではなく、同一の符号化情報を持つチエーンにつ
いて、その同一符号化情報を持つチエーンの個数と、同
一符号化情報を除いた符号を多重化するようにしたこと
により、冗長成分が削除でき、符号ビツト量を減少する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像信号符号方法を適用した構造
抽出符号化装置の全体構成を示すブロツク図である。
【図2】第1実施例によるチエーン統合回路の構成を示
すブロツク図である。
【図3】第2実施例によるチエーン統合回路の構成を示
すブロツク図である。
【図4】第2実施例によるチエーン統合回路の動作の説
明に供する略線図である。
【図5】本発明による画像信号復号方法を適用した画像
信号復号装置の一実施例を示すブロツク図である。
【図6】従来の構造抽出符号化装置の構成を示すブロツ
ク図である。
【図7】セレクト多重化回路の構成を示すブロツク図で
ある。
【図8】チエーン符号化回路の構成を示すブロツク図で
ある。
【図9】探索X座標ROM、探索Y座標ROM及び方向
ROMの内容を示す図表である。
【図10】方向コードの割付けを示す図表である。
【図11】有効データ選択信号と方向信号、前方向信号
のタイミングを示すタイミングチヤートである。
【図12】方向変化信号の説明に供する図表である。
【図13】方向変化信号の説明に供する図表である。
【図14】方向変化信号に対する符号語割当て例を示す
図表である。
【図15】セレクト多重化回路の入出力を示す略線図で
ある。
【符号の説明】
1、40……構造抽出符号化装置、41、50……チエ
ーン統合回路、44、53、56……統合チエーンRA
M、60……画像信号復号化装置、S1……入力画像信
号、S3……量子化係数信号、S4……セレクト信号、
S5……特徴点信号、S30……特徴点量子化係数信
号、S31……平均特徴点量子化係数信号、L1、K1
2……統合特徴点信号、L2……可変長符号化特徴点信
号、M1、K1……チエーン要素数信号、M2、K2…
…チエーン符号信号、K4……要素数統合チエーン信
号、K5……ブロツク要素数信号、K6……チエーン平
均特徴点量子化係数、K7……ブロツクチエーン符号信
号、K9……統合チエーン信号、K10……係数ブロツ
ク要素数、K11……係数ブロツクチエーン符号信号、
D0〜D6……方向変化信号、C0〜C7……方向信
号。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号の特徴点を検出し、各特徴点
    の情報をチエーン符号化する画像信号符号化方法におい
    て、 上記各特徴点の情報を連鎖的に繋ぐように符号化するこ
    とにより符号化チエーンを形成し、 同一の符号化情報を有する複数の上記符号化チエーンに
    ついて、同一符号化情報を有するチエーンの個数と、符
    号化チエーン情報から同一の符号化情報を削除したもの
    とを多重化する多重化処理を施すことを特徴とする画像
    信号符号化方法。
  2. 【請求項2】上記複数の符号化チエーン間に複数種類の
    同一符号化情報が存在する場合、第1の同一符号化情報
    に対して上記多重化処理を施した後、当該第1の同一符
    号化情報と異なる第2の同一符号化情報に対して上記多
    重化処理を施すようにして、複数種類の同一符号情報に
    対して再帰的に上記多重化を施すようにすることを特徴
    とする請求項1に記載の画像信号符号化方法。
  3. 【請求項3】検知すべき、上記同一符号化情報は、各チ
    エーンの長さであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の画像信号符号化方法。
  4. 【請求項4】検知すべき、上記同一符号化情報は、各チ
    エーンの平均特徴量であることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の画像信号符号化方法。
  5. 【請求項5】上記第1の同一符号化情報は各チエーンの
    長さであり、上記第2の同一符号化情報は各チエーンの
    平均特徴量であることを特徴とする請求項2に記載の画
    像信号符号化方法。
  6. 【請求項6】入力画像信号の特徴点を検出し、当該特徴
    点を連鎖的に繋ぐように符号化することにより符号化チ
    エーンを形成した後、同一の符号化情報を有する複数の
    符号化チエーンについて、当該同一情報を有するチエー
    ンの個数と、符号化チエーン情報から同一の符号化情報
    を削除したものとを多重化して符号化することにより得
    られた画像信号を復号する画像信号復号方法において、 上記同一符号化情報を上記チエーンの個数情報を参照し
    て、同一符号化情報が削除された各チエーンに割り当て
    て上記多重化された符号化チエーンを復号することを特
    徴とする画像信号復号方法。
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