JPH08185228A - 逆流防止装置 - Google Patents

逆流防止装置

Info

Publication number
JPH08185228A
JPH08185228A JP32757994A JP32757994A JPH08185228A JP H08185228 A JPH08185228 A JP H08185228A JP 32757994 A JP32757994 A JP 32757994A JP 32757994 A JP32757994 A JP 32757994A JP H08185228 A JPH08185228 A JP H08185228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
gas
gas pipe
pipe
upstream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32757994A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Sasahara
勝之 笹原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Kyushu Ltd filed Critical NEC Kyushu Ltd
Priority to JP32757994A priority Critical patent/JPH08185228A/ja
Publication of JPH08185228A publication Critical patent/JPH08185228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス供給装置と反応室とのガス供給配管途中に
設けられる逆流防止装置において、確実に弁の開閉し逆
流することなく円滑にガスの供給ができるとともに上流
側の不要なガスを抜き取ることができるようにする 【構成】遮断バルブ1の上流側ガス管2に第1の圧力計
3下流側ガス管4に第2の圧力計5を設け、第1の圧力
計3と第2の圧力計5の圧力差を比較回路6に入力しあ
らかじめ設定器7にて設定されていた順方向圧または逆
方向圧と比較して大小を判定し遮断バルブ1の開閉を行
なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス供給装置からCV
D装置などの反応室にガスを供給する配管途中に設けら
れる逆流防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、CVD装置などで半導体基板に成
膜を施す場合や膜を取去るためにエッチングする場合な
ど反応室に反応ガスを供給していた。しかしながら、反
応室側の配管の詰りなどの故障などによって下流側の圧
力が上昇し反応室から供給側に反応ガスが逆流するとい
ことが多々発生していた。このため、カス供給配管の配
管途中に逆流防止装置が設けられていた。
【0003】図3は従来の逆流防止装置の一例を示す図
である。最も簡単な逆流防止装置の一つとして、図3に
示すようなメカニカル構造の逆止弁(チャッキ弁)が用
いられていた。また、この逆止弁は、ガス供給装置側で
ある上流側ガス配管12と反応室側である下流側ガス配
管13との間に挿入し配設されていた。
【0004】この逆止弁による逆流防止装置は、通常の
ガス供給時に、上流側ガス管12の圧力が下流側ガス管
13の圧力よりもある値以上の状態になることで、バル
ブディスク10と弁座のパッキングとの気密を維持でき
る圧力であるクラッキング圧より高くなりバルブディス
ク10が下流側ガス管1側に押さえバネ14に抗して押
されることにより、ガスを上流側ガス管12より下流側
ガス管13へ流し反応室に供給していた。
【0005】また、この種のガス供給装置は処理に応じ
て種々のガスを供給していた。従って、一処理が終ると
別のガスに交換することが多々ある。このような場合
は、もともとこのガスはSiH4 ,PH3 ,WF6 のよ
うな危険ガスであるため前処理で使用したガスを完全に
抜き取る必要があった。
【0006】このガスを配管から抜取る場合は、まず、
カス供給装置のバルブを閉てガスの供給を停止してか
ら、下流側ガス管13すなわち二次配管へN2 ガスを供
給し、その後真空排気し二次配管を1Pa程度まで減圧
し、再度二次配管中にN2 を流しさらに1Pa程度に真
空引きし、この操作を繰り返してガスを希釈しながらガ
スを抜き取っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の逆流防
止装置であるメカニカルな構造の逆止弁では、バネ定数
によりクラッキング圧が決まるので。微量なガスを供給
するにはクラッキング圧を小さしなければならずバネ定
数を小さくしなければならなかった。しかしながらバネ
定数を小さくすると、再シール圧(遮断しようとする圧
力)も小さくなり下流側の僅かな圧力上昇により下流側
から上流側に逆流し上流側にリークしてしまうという問
題があった。また、バネ定数を大きくすると、上流側の
圧力が下流側の圧力よりかなり大きくならないと流れ
ず、流れる圧力に達してもガスの一時的の流れによる一
次配管の圧力の降下とガスの流れの停止による再度の圧
力上昇とを繰返し遮断バルブがハンチングしてしまいガ
スの供給が円滑にできないという問題がある。
【0008】また、別のガスに交換する際に、前の危険
なガスを抜き取ろうとして、下流側からポンプで真空引
きしてガスを排気する場合、上流側のガス管の圧力があ
る程度下がったところで遮断バルブが閉じてしまい上流
側ガス管の真空引きがうまく行われず、200〜300
Paより圧力が下がらず危険なガスが残るという問題が
ある。
【0009】従って、本発明の目的は、確実に弁の開閉
し逆流することなく円滑にガスの供給ができるとともに
上流側の不要なガスを抜き取ることができる逆流防止装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ガス供
給装置と反応室との間のガス配管途中に配設されるとと
もにソレノイドに通電することで開閉する遮断バルブ
と、この遮断バルブの上流側のガス配管内の圧力と前記
遮断バルブの下流側のガス配管内の圧力との圧力差を測
定する手段と、測定された前記圧力差と予じめ設定され
た圧力差と比較してその大きさに差があるか否かで前記
遮断バルブの開閉を制御する制御手段とを備える逆流防
止装置である。
【0011】また、前記圧力差を測定する手段は、前記
上流側のガス配管に取付けられる第1の圧力計と、前記
下流側のガス配管に取付けられる第2の圧力計とを含ん
で構成されるかまたは差圧計であることを特徴としてい
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の逆流防止装置の一実施例を
示す図である。この逆流防止装置は、図1に示すよう
に、ガス供給装置と反応室との間のガス配管中に配設さ
れるとともにソレノイドに通電することでバルブを開閉
する遮断バルブ1と、上流側ガス管2に取付けられガス
管内の圧力を測定する第1の圧力計3と、下流側ガス管
4に取付けられガス管内の圧力を測定する第2の圧力計
5と、これら第1の圧力計および第2の圧力計の出力を
入力するとともに第1の圧力計3と第2の圧力計5の圧
力差を算出しこの圧力差とあらかじめ設定器7に設定さ
れた順方向圧または逆方向圧と比較し遮断バルブ1の開
閉信号を出力する比較回路6とを備えている。
【0014】ここで言う順方向圧の定義は、上流側から
下流側への所望の流量のガスが流れるために必要の圧力
差と第1の圧力計3と第2の圧力計5までの配管内の摩
擦による圧力損失を加味した圧力値である。すなわち、
下流側から上流側に逆流することなく所望の流量のガス
が供給できる圧力差であって、比較回路6では、第1の
圧力計3の圧力値をAとし第2の圧力計5の値をBとす
ると、A−B−順方向圧>0を満たした場合、比較回路
6の信号によりソレノイドに通電しバルブ閉の状態の遮
断バルブ1はバルブ開となりガスは上流側から下流側に
供給される。従って、流量を微量にしたい場合は、この
順方向圧を低く設定すれば良い。
【0015】一方、逆方向圧の定義は、管内摩擦による
圧力損失を考慮しても下流側から上流側に逆流を引起す
最小の圧力差で定義する。すなわち、摩擦損失を0と考
えれば圧力差は0であるはずである。従って、ここで言
う逆方向圧は管内摩擦による圧力損失値である。第1の
圧力計3の圧力値Aと第2の圧力計5の圧力値Bが逆方
向圧より小さければ、すなわち、A−B−逆方向圧<0
を満たした場合、バルブ開の状態の遮断バルブ1をバ
ルブ閉にする。
【0016】なお、遮断バルブ1のバルブ開閉は、バル
ブディスクの開閉動作をソレノイドへ流す直流電流の向
きを変えて行なっても、ソレノイドバルブを介してバル
ブディスクを動作させるエアシリンダを作動させても良
い。いずれにしても従来のバネ作動の遮断バルブではな
い。
【0017】比較回路6は公知の回路で、例えば、コン
パレータとフリップフロップと組合せた回路で、設定器
7で設定された順方向圧もしくは逆方向圧に対応する設
定電圧を基準電圧として入力し、第1および第2の圧力
計の圧力差に対応する電圧と比較し出力としてハイレベ
ルまたはローレベルの電圧を出力するものである。そし
て、この出力をソレノイド電源に入力させ動作させ遮断
バルブ1の開閉を制御する。
【0018】ここで、上流側ガス管2から下流側ガス管
4に仮にN2 ガスを20cc/min流し、管内摩擦に
よる圧力低下を求めたところ、0.006Kg/cm2
(608Pa)の圧力損失であった。一方、ハンチング
がなく上述の量のガスを円滑に供給するためには圧力差
0.015g/cm2 を必要とした。そこで、順方向圧
を0.021Kg/cm2 に設定したところ、第1と第
2の圧力計3,5の圧力差が設定された順方向圧を超え
ると遮断バルブ1が開き20cc/minのガスが円滑
に供給することができた。
【0019】また、逆方向圧を前述の圧力損失を考慮し
て0.006Kg/cm2 (608Pa)に設定し、下
流側ガス管4をポンプで真空引きし始めると、上流側ガ
ス管2は圧力が高く遮断バルブ1は開いた状態で上流側
のガス管2のガスは排気される。そして上流側ガス管2
の圧力が608Pa以下になると上記の式を満足し遮断
バルブ1が閉じた。さらに上流側ガス管2のガスを排気
するために、逆方向圧の設定を下げ、例えば、逆方向圧
を0Kg/cm2 に設定し、下流側ガス管4から排気し
たところ、遮断バルブ1は開の状態を維持し上流側ガス
管2のガス圧が1Paなるまで排気することができた。
なお、実際には、圧力計の誤差などにより遮断バルブ1
が閉じても10cc/min程度の逆流が生じたが、バ
ルブ動作の極めて短時間の間であるので実質的には問題
なかった。
【0020】図2は本発明の逆流防止装置の他の実施例
を示す図である。この逆流防止装置は、図2に示すよう
に、ガス配管中に遮断バルブ1が取り付けられ上流側ガ
ス管2と下流側ガス管4との圧力差を測定出来る差圧計
8を組み込んでいる。それ以外は前述の実施例と同じで
ある。すなわち、この差圧計8より出力される圧力差信
号は比較回路6に入力される。そして、比較回路6では
この入力された差圧とあらかじめ設定器7にて設定され
た順方向圧または逆方向圧とを演算して遮断バルブ1を
開閉する。
【0021】この実施例では、直接差圧を測定する差圧
計8を設けることにより、第1の実施例で考えられる圧
力計自体の測定誤差により微少な逆流(微差圧)を検知
できないという問題を解消できるという利点がある。こ
こで使用する差圧計8は、例えば、半導体隔離板をもつ
半導体圧力センサを使用することが望ましい。ただし上
流側ガス管2と下流側ガス管4との圧力測定のポイント
の距離が離れている場合には、管長による圧力損失を考
慮して設定圧力の補正する必要がある。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ガ
スが供給される上流側の圧力値が下流側の圧力値と比べ
その圧力差がガスの流れによる圧力損失を加味した所望
の流量のガスが流れ得る圧力である順方向圧を上回ると
きに遮断バルブを開くことにより円滑に所望の流量のガ
スを供給できるという効果がある。また、前述の圧力差
が逆流を引起す逆方向圧に到達することを検知し遮断バ
ルブを遮断するので上流側への逆流が皆無となる。ま
な、意識的に逆方向圧を低くく設定することで遮断バル
ブを開いた状態に維持できるので、上流側に停留するガ
スを完全抜き取ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆流防止装置の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明の逆流防止装置の他の実施例を示す図で
ある。
【図3】従来の逆流防止装置の一例を示す図である。
【符号の説明】 1 遮断バルブ 2,12 上流側ガス管 3 第1の圧力計 4,13 下流側ガス管 5 第2の圧力計 6 比較回路 7 設定器 8 差圧計 10 バルブディスク 14 押さえバネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス供給装置と反応室との間のガス配管
    途中に配設されるとともにソレノイドに通電することで
    開閉する遮断バルブと、この遮断バルブの上流側のガス
    配管内の圧力と前記遮断バルブの下流側のガス配管内の
    圧力との圧力差を測定する手段と、測定された前記圧力
    差と予じめ設定された圧力差と比較してその大きさに差
    があるか否かで前記遮断バルブの開閉を制御する制御手
    段とを備えることを特徴とする逆流防止装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力差を測定する手段は、前記上流
    側のガス配管に取付けられる第1の圧力計と、前記下流
    側のガス配管に取付けられる第2の圧力計とを含んで構
    成されることを特徴とする請求項1記載の逆流防止装
    置。
  3. 【請求項3】 前記圧力差を測定する手段は差圧計であ
    ることを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
JP32757994A 1994-12-28 1994-12-28 逆流防止装置 Pending JPH08185228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32757994A JPH08185228A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 逆流防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32757994A JPH08185228A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 逆流防止装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08185228A true JPH08185228A (ja) 1996-07-16

Family

ID=18200640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32757994A Pending JPH08185228A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 逆流防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08185228A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051627A (ko) * 2000-12-23 2002-06-29 이구택 수소가스 역류 방지장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232114A (en) * 1975-09-08 1977-03-11 Hitachi Ltd Preventive system for gas overflow
JPH0517686U (ja) * 1991-08-21 1993-03-05 株式会社東和エンジニアリング 表示板装置
JPH05204466A (ja) * 1991-07-05 1993-08-13 Takenaka Komuten Co Ltd 流量制御弁の制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232114A (en) * 1975-09-08 1977-03-11 Hitachi Ltd Preventive system for gas overflow
JPH05204466A (ja) * 1991-07-05 1993-08-13 Takenaka Komuten Co Ltd 流量制御弁の制御方法
JPH0517686U (ja) * 1991-08-21 1993-03-05 株式会社東和エンジニアリング 表示板装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020051627A (ko) * 2000-12-23 2002-06-29 이구택 수소가스 역류 방지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100745372B1 (ko) 반도체 제조설비의 개스플로우량 감시장치 및 그 방법
TWI500876B (zh) 氣體減壓供應裝置、具備其之壓缸櫃、閥箱及基板處理裝置,以及氣體減壓供應方法
US6253783B1 (en) Method for sub-atmospheric gas delivery with backflow control
US20060124173A1 (en) Mass flow controller
JP6216389B2 (ja) 圧力式流量制御装置
JP3557087B2 (ja) マスフローコントローラ流量検定システム
KR20090006840A (ko) 압력식 유량 제어장치의 스로틀 기구 하류측 밸브의 작동 이상 검출방법
JP2005056031A (ja) チャンバへのガス供給装置及びこれを用いたチャンバの内圧制御方法
JP2007011984A (ja) 排気装置の圧力制御システム
JPH08185228A (ja) 逆流防止装置
JP2008115737A (ja) ガスエンジンにおける燃料供給制御装置
JP3062830B2 (ja) 燃料電池設備
JP2826479B2 (ja) ガス供給装置及びその操作方法
KR100962547B1 (ko) 역류 방지 시스템
JP2005249708A (ja) 高圧タンクシステムのガス漏れ検出装置
JP4645805B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005190764A (ja) 燃料電池システムにおける気密試験方法
CN104913200A (zh) 去离子水泄漏检测控制的装置
JP2005207363A (ja) 気体燃料供給システム
JPS614875A (ja) プラズマエツチング装置の真空排気方法
KR101415323B1 (ko) 저압 화학 기상증착설비
JP4160339B2 (ja) 多系列ガバナシステム
JPH0587325A (ja) 煤吹装置の蒸気圧力制御方法
JPH08171425A (ja) 圧力制御装置
JPH11258104A (ja) 風洞の風発生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970422