JP4160339B2 - 多系列ガバナシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体を輸送する管路系に設けられ、一次圧を二次圧に減圧して流量変動による圧力変動を抑えるガバナを、複数系列用いて形成する多系列ガバナシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、都市ガスの供給系統などの流体を輸送する管路系には、負荷に一定の圧力で流体を供給するために、供給される一次圧を減圧し、流量が変動しても二次圧の変動が抑えられるように整圧する機能を果すガバナが用いられている。たとえば住宅地に供給する都市ガスでは、炊事や風呂焚きなどが多く行われる時間帯に負荷が大きくなるけれども、他の時間帯には負荷はあまり大きくならない。ピーク時の負荷に対して通常はより小さい負荷となる場合は、複数のガバナを並列に接続して用いることが多い。
【0003】
図5は、(a)で、ガバナ1,2を2系列用いる場合の配管構成を簡略化して示す。このような多系列のガバナに関連する技術について、本件出願人は、たとえば特開平11−282543号公報などで開示している。各ガバナ1,2には緊急遮断弁3,4がそれぞれ接続される。各ガバナ1,2へは、一次管路5を介して一次圧力P1で流体が供給される。各ガバナ1,2は、一次圧力P1を二次圧力P2まで減圧する。すなわちP1>P2である。ガバナ1,2のうちのいずれかに故障などが生じて減圧機能が損なわれると、二次管路6に高い一次圧力P1がかかるおそれがある。そのような場合は、緊急遮断弁3,4が作動して、二次管路6の圧力増大を防止する。各ガバナ1,2の動作に異常が生じているような場合を除いて、通常、緊急遮断弁3,4は全開状態となっている。
【0004】
図5(b)は、ガバナ1,2の流量と二次側の圧力との関係を示す。流体の流量は、単体のガバナ1,2の全開状態に対するものを100%として示す。ガバナ1,2は、L1,L2に示すような動作特性を有する。ガバナ1,2の動作特性で、二次側の圧力は調整可能である。ただし、製造上のばらつきなどがあるので、ガバナ1,2の動作特性が完全に一致する可能性は小さい。通常、一方のガバナ1が動作して、他方のガバナ2が待機するように、他方のガバナ2の動作特性L2は、一方のガバナ1の動作特性L1よりも低圧力側で動作するように設定される。このような設定によって、一方のガバナ1がほとんど流量100%の全開状態になってから他方のガバナ2が動作するような動作特性が得られる。
【0005】
全体としての動作特性では、流量は単体の場合の2倍程度に達する。2倍の容量のガバナを単体で使用することも可能であるけれども、2系列に分けて使用する方が信頼性が高くなる。1つの系列に異常が生じても、もう1つの系列を使用して、半分までの負荷に対して流体の供給を続けることができるからである。また、大負荷に対応する場合、市販のガバナサイズでは対応できなくなり、小負荷用のガバナを複数用いなくてはならない場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5(a)に示すような従来の2系列ガバナシステムでは、一方のガバナ1が小流量域で使用され、他方のガバナ2が大流量域で使用される。ガバナ2は、ガバナ1が能力の100%である流量100%付近で稼働している状態となってから動作する。各ガバナ1,2は、100%付近で動作するときに、流量の増加で二次圧力が急激に低下する二次圧降下や、騒音発生などの不都合が生じる場合がある。ガバナ1,2を2系列以上で同時稼働させるときには、ガバナ1について、二次圧降下や騒音の問題が生じやすい。またガバナ1,2の構造によっては、たとえばゴムの弾性を利用する弁体など、弁開度が100%近い状態が続くと、弁体がケーシングなどの金属部分に接触して変形したり、損傷を受けたりするおそれもある。
【0007】
2系列のガバナシステムで、たとえば1系列目のガバナ1が80%の流量のときに2系列目が稼働し始めるように設定しても、負荷が増えると1系列目は100%に達してしまう。各系列のガバナ1,2を同じ設定圧に調整したとしても、誤差等が発生するため、負荷が増えるといずれかの系列が先に100%の弁開度に達してしまい、残りの系列が100%の弁開度に達するまで、二次圧降下や騒音の問題が生じる。
【0008】
本発明の目的は、二次圧降下や騒音の問題が生じにくい多系列ガバナシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一次側から供給される流体を二次側に減圧して供給し、供給流量が変動しても予め定める二次圧を保つように整圧するガバナを、並列に複数系列接続して形成する多系列ガバナシステムにおいて、
該二次圧付近の第1圧力で整圧するように動作が設定される第1系列のガバナと、
第1系列と並列に形成され、予め定める二次圧に保つ整圧を行う第2系列のガバナと、
第1系列のガバナの弁開度を検出する検出手段と、
検出手段によって検出される第1系列のガバナの弁開度に応答して、該弁開度が予め設定される通常の弁開度の上限に達すると、該第1系列のガバナの弁開度が該上限付近にとどまるように、第2系列のガバナの弁開度を調整する伝達機構を含み、
前記伝達機構は、
二次圧力を伝達する二次管路と、
前記二次管路からの流体の圧力によって制御されるパイロットバルブと、
前記パイロットバルブによって一次圧力を減圧して得られるパイロット圧力と、二次圧力との圧力差によって駆動されるダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムおよびばねを収納するダイヤフラム室と、
前記ばねおよび前記ダイヤフラムによって付勢される弁棒とを含むことを特徴とする多系列ガバナシステムである。
【0010】
本発明に従えば、一次側から供給される流体を二次側に減圧して供給し、供給流量が変動しても予め定める二次圧を保つように整圧するガバナを、並列に複数系列接続して形成する多系列ガバナシステムは、第1系列のガバナの動作状態を検出する検出手段を含む。検出手段は、二次圧付近の第1圧力で整圧するように動作が設定される第1系列のガバナの動作状態を検出する。第2系列のガバナは、検出手段によって検出される第1系列のガバナの動作状態に応答して、第1系列のガバナの動作状態が予め設定される通常動作状態の上限に達すると、第1系列のガバナの動作状態がその上限付近にとどまるように、流体の供給流量を調整する動作を行う。第1系列のガバナの通常動作状態の上限を、弁開度の最大値に対して余裕がある動作状態の範囲に設定しておけば、第1系列のガバナに二次圧降下や騒音の問題が生じにくい範囲で、第2系列のガバナの稼働を開始させることができ、全体として二次圧降下や騒音の問題の発生を抑えることができる。
【0013】
また本発明で、前記第2系列のガバナは、前記第1系列のガバナの弁開度の最大値と最小値との間に予め設定される弁開度を、前記第1系列の通常動作状態の上限として動作を行うことを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、第1系列のガバナの動作状態を弁開度で検出し、最大値と最小値との間に設定される弁開度を上限として、第1系列のガバナの弁開度がその上限付近にとどまるように、第2系列のガバナが稼働するので、負荷の流量に応じて上限を設定すれば、二次圧降下や騒音の問題の発生を容易に抑えることができる。
【0015】
また本発明で、前記第2系列のガバナは、前記供給流量の調整を、該ガバナの二次圧調整によって行うことを特徴とする。
【0016】
本発明に従えば、第1系列の動作状態が通常動作状態の上限を超えると、第2系列のガバナの二次圧が高くなるように調整する。この結果、第2系列のガバナから負荷に供給される流体が増加する。第1系列のガバナは負荷に供給する流体の流量を減少させることができ、動作状態を上限の範囲内に戻すことができる。第1系列のガバナの動作状態が通常動作状態の上限の範囲内に戻れば、第2系列のガバナの動作状態を、負荷に供給する流体の流量が減少するように戻すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、(a)で本発明の実施の一形態である2系列ガバナシステムの構成を簡略化して示し、(b)でその動作特性を示す。一次管路10から供給される都市ガスなどの流体は、2系列のガバナ11,12で整圧されて二次管路20の負荷に供給される。各ガバナ11,12には緊急遮断弁21,22がそれぞれ接続される。各ガバナ11,12へは、一次管路10から緊急遮断弁21,22を介して一次圧力P1で流体が供給される。2系列ガバナシステム30は、ガバナ11と緊急遮断弁21とを含む第1系列31と、ガバナ12と緊急遮断弁22とを含む第第2系列32とからなる。各ガバナ11,12は、一次圧力P1を二次圧力P2付近まで減圧する。すなわちP1>P2である。
【0018】
ガバナ11,12のうちのいずれかに故障などが生じて減圧機能が損なわれると、二次管路20に高い一次圧力P1がかかるおそれがあるので、緊急遮断弁21,22がそれぞれ設けられ、図示は省略しているけれども、それぞれガバナ11,12の二次圧など、動作の以上を検出することによって遮断動作が行われる。故障を生じているガバナを含む系統側の緊急遮断弁が遮断することによって二次管路20の圧力増大を防止する。通常、緊急遮断弁21,22は全開状態となっている。
【0019】
本実施形態では、第1系列31のガバナ11の動作状態として、弁開度を検出手段40によって検出する。第2系列32のガバナ12は、検出手段40が検出する第1系列のガバナ11の弁開度が通常動作状態の上限として設定される値付近にとどまるように動作する。ただし、ガバナ11の通常動作状態の検出は、弁開度ばかりではなく、ガバナ11の二次側の流量を計測したり、弁の開閉用の駆動力から検出することも可能である。
【0020】
図1(b)は、ガバナ11,12の流量と二次側の圧力との関係を示す。流体の流量は、弁開度にほぼ対応する。各ガバナ11,12は、L11,L12として示すような動作特性を、それぞれ有する。図5と同様に、負荷が小さいときは、第1系列31のガバナ11が動作して、第2系列32のガバナ12が待機するように、第2系列32のガバナ12の動作特性L12は、第1系列32のガバナ11の動作特性L11よりも低圧力側で動作するように設定しておく。ただし、第1系列31のガバナ11が弁開度として、たとえば80%を通常動作状態の上限として設定し、ガバナ11が上限付近にとどまるように、第2系列32のガバナ12が稼働を開始する。ガバナ12の設定圧は上昇するように調整され、結果的にL20に示すような動作特性が得られる。
【0021】
第1系列31のガバナ11の弁開度が上限の80%よりも大きくなると、第2系列32のガバナ12の設定圧が上昇するように調整され、ガバナ12の弁開度が大きくなって、流体がガバナ12を介しても負荷に供給される。この結果、第1系列31のガバナ11の弁開度は小さくなり、上限を大きく超えることはないようにすることができる。負荷の減少あるいは第2系列32のガバナ12の稼働で第1系列31のガバナ11の弁開度が上限よりも小さくなると、第2系列32のガバナ12の設定圧は下降し、弁開度は低下する。負荷が第1系列31のガバナ11の弁開度で上限である80%の範囲内であれば、第2系列32のガバナ12は、弁開度が0の全閉状態となる。すなわち、小流量時には、図5に示すような従来の小流量側と同様に、第1系列のガバナ11のみが動作して整圧作用を行う。
【0022】
図2は、図1の2系列ガバナシステム30のガバナ11,12単体として使用可能な例についての概略的な構成を示す。一次管路10と二次管路0とは、メインバルブ50にそれぞれ接続され、メインバルブ50内部の仕切壁51によって隔てられる。仕切壁51には、透過孔が設けられその周囲に弁座52が形成される。弁座52内の透過孔は、弁体53の先端を押しつけることによって閉鎖され、弁体53の先端を弁座52から離すことによって開放される。弁体53は、弁棒54の一端に装着される。弁体53および弁棒54は、スピンドル55を構成する。弁棒53の他端は、先端部59としてダイヤフラム室57の外部に突出する。
【0023】
弁棒54の中間付近は、ダイヤフラム56に接合される。ダイヤフラム56は、ダイヤフラム室57内に収納され、ダイヤフラム室57内部を2つの部屋に分ける。ダイヤフラム56によって分割される部屋には、二次圧の流体とパイロット圧の流体とがそれぞれ導入される。ダイヤフラム室57には、ばね58も収納され、スピンドル55の弁棒54を付勢する。パイロット圧と二次圧との圧力差は、ダイヤフラム51に作用する。スピンドル55の弁棒54には、ばね58よる付勢力も加わる。
【0024】
ダイヤフラム56の一方の表面側に作用するパイロット圧は、パイロットバルブ60によって、一次圧力P1を減圧して得られる。パイロットバルブ60の動作は、パイロット管路61を介して導入される二次管路20からの流体の圧力によって制御される。パイロット管路61とパイロットバルブ60の二次側との間には絞り63が設けられる。
【0025】
図3は、図1の2系列ガバナシステム30で、第2系列32のガバナ12の動作状態を制御するための構成を示す。ガバナ12のパイロットバルブ60の動作用の設定圧力は、調整ねじをモータ65から伝達機構66を介して与えられるトルクで回し、調整することができる。モータ65は、検出手段40からの検出出力に応答して動作し、前述のような設定圧力の調整を自動的に行うことができる。検出手段40は、弁棒54の先端部59の変位をロータリエンコーダなどによって検出し、予め設定されるテーブルデータを参照して、弁開度に対応させる。
【0026】
ガバナ11の動作状態は、パイロット圧力などから検出することも可能である。弁棒54の先端部59が外部に突出して弁開度が容易に検出可能ではない形式のガバナを使用するような場合は、パイロット圧を検出して動作状態を検出するようにすればよい。新たにガバナを設計したり、既成のガバナを改造したりする場合は、ガバナの内部に検出手段40を組み込むこともできる。ガバナ12側のモータ65や伝達機構66も、種々のアクチュエータや伝達機構を用いることができ、またパイロットバルブなどの内部に組み込むこともできる。また動作状態として、流量を直接検出してもよいことはもちろんである。
【0027】
検出する通常動作状態の上限は、図1(b)のL11として示す動作特性で、流量100%付近超過後に見られる二次降下の影響が及ばないように設定する。また、上限を低く設定しすぎると、第2系列32のガバナ12が早く弁開度100%に到達してしまい、ガバナ12側の二次圧降下や騒音が発生しやすくなる。上限を全開状態に近く設定すると、第1系列31側のガバナ11の方で、二次圧降下や騒音が発生しやすくなる。このため、通常動作状態の上限は、弁開度100%とその半分の50%ととの中間、たとえば70%〜80%程度とすることが好ましい。本実施形態では80%を上限としている。第2系列32のガバナ12が全開状態になってしまうと、さらに負荷が増加すれば、第1系列31のガバナ11も上限を超える弁開度で動作し、2系列ガバナシステム30全体として、ガバナ11単体での最大流量100%の2倍近い負荷に対応することができる。
【0028】
ガバナ11,12の動作特性から適切な通常動作状態の上限を設定すれば、2系列ガバナシステム30全体としては、各ガバナ11,12単体の上限の弁開度に対応する流量の2倍に相当する負荷に達するまで、二次圧降下や騒音などの問題が生じないようにすることができる。
【0029】
図4は、本発明の実施の他の形態であるn系列ガバナシステムの構成を簡略化して示す。本実施形態で、図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。nを3以上としても、第1系列31、第3系列33,…,第n系列3nのガバナ11,13,…,1nにそれぞれ検出手段40を設ける。各検出手段40は、ガバナ11,13,…,1nが通常動作状態の上限に達すると、順次、第2系列32、第1系列31、第3系列33、…、第n−1系列のガバナ12,11,13,…の動作状態をそれぞれ調整するようにすればよい。また、第1系列31、第2系列32、第3系列33、…、第n系列3nには、緊急遮断弁21,22,23,…,2nをそれぞれ設ける。
【0030】
以上で説明した実施の各形態で、第2系列32にガバナ12を用いて動作状態を調整しているけれども、単体では整圧動作を行うことができない流量調整弁を用いることもできる。検出手段40がガバナ11の弁開度などから動作状態を検出し、上限に達したら第2系列32で流量調整を行うようにすればよいからである。
【0031】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、第1系列のガバナの通常動作状態の上限を、弁開度の最大値に対して余裕がある動作状態の範囲に設定しておけば、第1系列のガバナに二次圧降下や騒音の問題が生じにくい範囲で、第2系列のガバナの稼働を開始させることができ、全体として二次圧降下や騒音の問題の発生を抑えることができる。
【0032】
た、第1系列のガバナの動作状態を弁開度で検出するので、通常動作状態の上限の判断を容易に行うことができる。
【0033】
また本発明によれば、たとえば第1系列のガバナの弁開度が70%〜80%程度など、最大値と最小値との間に設定される弁開度に達すると第2系列のガバナの稼働を開始させて、二次圧降下や騒音の問題の発生を容易に抑えることができる。
【0034】
また本発明によれば、第1系列の動作状態が通常動作状態の上限を超えると、第2系列のガバナから負荷に供給する流体を増加させ、第1系列のガバナから負荷に供給する流体の流量を減少させることができるので、第1系列のガバナの動作状態を通常動作状態の上限の範囲内に戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である2系列ガバナシステム30の構成を簡略化して示す配管系統図、およびその動作特性を示すグラフである。
【図2】図1の2系列ガバナシステム30に使用するガバナ11,12単体の概略的な構成を示す簡略化した断面図である。
【図3】図1の2系列ガバナシステムで、第2系列のガバナの動作状態を制御するための構成を示す簡略化した断面図である。
【図4】本発明の実施の他の形態であるn系列ガバナシステムの構成を簡略化して示す配管系統図である。
【図5】従来からの2系列ガバナシステムの構成を簡略化して示す配管系統図、およびその動作特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 一次管路
11,12,13,…,1n ガバナ
20 二次管路
21,22,23,…,2n 緊急遮断弁
30 2系列ガバナシステム
31 第1系列
32 第2系列
33 第3系列
3n 第n系列
40 検出手段
50 メインバルブ
55 スピンドル
59 先端部
60 パイロットバルブ
65 モータ

Claims (3)

  1. 一次側から供給される流体を二次側に減圧して供給し、供給流量が変動しても予め定める二次圧を保つように整圧するガバナを、並列に複数系列接続して形成する多系列ガバナシステムにおいて、
    該二次圧付近の第1圧力で整圧するように動作が設定される第1系列のガバナと、
    第1系列と並列に形成され、予め定める二次圧に保つ整圧を行う第2系列のガバナと、
    第1系列のガバナの弁開度を検出する検出手段と、
    検出手段によって検出される第1系列のガバナの弁開度に応答して、該弁開度が予め設定される通常の弁開度の上限に達すると、該第1系列のガバナの弁開度が該上限付近にとどまるように、第2系列のガバナの弁開度を調整する伝達機構を含み、
    前記伝達機構は、
    二次圧力を伝達する二次管路と、
    前記二次管路からの流体の圧力によって制御されるパイロットバルブと、
    前記パイロットバルブによって一次圧力を減圧して得られるパイロット圧力と、二次圧力との圧力差によって駆動されるダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムおよびばねを収納するダイヤフラム室と、
    前記ばねおよび前記ダイヤフラムによって付勢される弁棒とを含むことを特徴とする多系列ガバナシステム。
  2. 前記第2系列のガバナは、前記第1系列のガバナの弁開度の最大値と最小値との間に予め設定される弁開度を、前記第1系列の通常動作状態の上限として動作を行うことを特徴とする請求項1記載の多系列ガバナシステム。
  3. 前記第2系列のガバナは、前記供給流量の調整を、該ガバナの二次圧調整によって行うことを特徴とする請求項1または記載の多系列ガバナシステム。
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