JPH081832Y2 - ダンボール紙自動打抜機 - Google Patents

ダンボール紙自動打抜機

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JPH081832Y2
JPH081832Y2 JP1989120174U JP12017489U JPH081832Y2 JP H081832 Y2 JPH081832 Y2 JP H081832Y2 JP 1989120174 U JP1989120174 U JP 1989120174U JP 12017489 U JP12017489 U JP 12017489U JP H081832 Y2 JPH081832 Y2 JP H081832Y2
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勝信 津留崎
幸典 高柳
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三川鉄工協業組合
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、ダンボール紙を連続的に所定の形状に打ち
抜くダンボール紙自動打抜機に関する。
(ロ)従来の技術 ダンボール箱等を製造するに当たり、打ち抜くべき形
状よりも大きめのダンボールシートを型内に供給し、プ
レスによって所定の型に打ち抜いた後、ダンボール紙本
体と残りの不要部分(カス)とを分離してダンボール紙
本体のみを製品として搬出している。
従来の打抜機において、打ち抜いたダンボール製品と
カスと一緒に下部定盤から搬出する場合、キッカーによ
って下部定盤の端面に位置決めされたシートを、キッカ
ーと同一方向に往復する幅の狭い板によって払い出して
いた。
しかし、この装置では、板の幅が狭いため、シートを
左右均等な力で平均に搬出することが困難であった。ま
た、従来の打抜機として、左右一対の無端チェーンにバ
ーを通し、シートを引っ張って引き抜く方法があった
が、この場合、駆動チェーンを間欠運動させる必要があ
るため、装置として非常に複雑かつ高価になる欠点があ
った。
また、第4図に示すように、打ち抜かれたシートSを
引っ張って搬出する方式であるため、打ち抜かれた製品
aとカスbとが搬出中に分離しないようにするために、
切断されていない細い線状のつなぎcを入れる必要があ
った。このつなぎcは、シートを高速で搬出しようとす
ればする程、多く入れる必要があるが、搬出した後に製
品aとカスbとを取り外した場合、そのつなぎcの部分
が破れた状態となるため、製品の仕上がりが悪くなる。
そこで、本出願人は、先に、特願昭62-28932号で、以
下の構成を具備するダンボール紙自動打抜機を提示し
た。
即ち、かかるダンボール紙自動打抜機は、前記定盤の
昇降動作と同期的に循環する左右一対の無端チェーンを
前記定盤の側部に配置し、前記無端チェーンの相対する
位置にチェーンアタッチメントを取付けるとともに、両
チェーンアタッチメント間に前記面板上のダンボールシ
ートを搬出するためのスクレーパバーを設け、かつ、前
記下部定盤の側部に、前記チェーンアタッチメントの移
動案内用のアタッチメントガイドを形成したことを特徴
とする。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかし、かかるダンボール紙自動打抜機は、未だ、以
下の解決すべき課題を具備していた。
即ち、定盤の昇降動作に同期して無端チェーンを循環
するに際して、同期動作とともに、無端チェーンを間欠
運転する必要がある。
即ち、プレス加工している間は、無端チェーンを停止
し、その他の時間は、スクレーパによって払い出しを行
う時間を含めて無端チェーンを周回させる必要がある。
しかし、従来、かかる無端チェーンの間欠動作は専ら
セクターギヤと、クラッチと、ブレーキとの組み合わせ
からなる複雑な間欠運転機構によって行っており、その
ため、ダンボール紙自動打抜機を高価なものとしてい
た。
また、かかる従来の間欠運転機構は、割付角度を1回
転当たり180°としているため、無端チェーンの加速度
を充分に低減することができず、打抜後のダンボール紙
の型崩れを生じ、屑片払い落とし部において、効果的に
屑片を払い落とすことができなかった。
本考案は、上記した課題を解決することができるダン
ボール紙自動打抜機を提供することを目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、抜型を取付けた上部定盤と面板を取付けた
下部定盤とを備えたダンボール紙自動打抜機において、
下部定盤の昇降動作と同期的に循環する左右一対の無端
チェーンを下部定盤の側部に配置し、両無端チェーンの
相対する位置にチェーンアタッチメントを取付けるとと
もに、両チェーンアタッチメント間に前記面板上のダン
ボールシートを後方へ搬出するためのスクレーパバーを
架設し、かつ、下部定盤の側部に、前記チェーンアタッ
チメントの移動案内用のアタッチメントガイドを形成
し、さらに、無端チェーンの回動機構に間欠運転機構を
組み込み、同間欠運転機構をパラレルカムを用いたイン
デックス装置によって形成し、同インデックス装置の割
付角度を、1回転当たり250°〜280°としたことを特徴
とするダンボール紙自動打抜機に係るものである。
(ホ)作用及び効果 上記した構成によって、本考案は、以下の作用及び効
果を奏する。
即ち、本考案では、間欠運転機構をパラレルカムを用
いたインデックス装置によって形成したので、安価な間
欠運転機構を用いて、運転時間に対応する回転角度と停
止時間に対応する回転角度とを設定することができる。
また、同インデックス装置の割付角度を、1回転当た
り250°〜280°としたので、加速度曲線を緩くすること
ができ、打抜後のダンボール紙を型くずれを生じること
なく屑片払い落とし部に搬送することができ、同部にお
いて、屑片を確実かつ円滑に払い落とすことができる。
(ヘ)実施例 以下、本考案を添付図に示す実施例に基づいて、詳説
する。
まず、本考案に係るダンボール紙自動打抜機Aの全体
構成について、第1図及び第2図を参照して説明する。
図示するように、ダンボール紙自動打抜機Aは、実質
的に、給紙部Bと、給紙部Bの後方に連設した打抜部C
と、打抜部Cの上方に配設したダンボール紙後方搬出部
Dと、打抜部Cの後方に配設した屑片払い落とし部Eと
からなる。
まず、給紙部Bの構成について説明すると、同給紙部
Bは、複数のダンボール紙Pを積載可能な第1給紙コン
ベア10と、第1給紙コンベア10と打抜部Cとの間に介設
した第2給紙コンベア11と、第2給紙コンベア11の両側
に配設した給紙支持プレート12と、第2給紙コンベア11
の上方に配設したダンボール紙押さえ機構13とから構成
される。
次に、打抜部Cの構成について説明すると、第1図及
び第2図に示すように、打抜部Cは、抜型を取付けた上
部定盤20と、面板を取付けた下部定盤21と、下部定盤21
を昇降させるための定盤昇降装置22とからなる。
次に、ダンボール紙後方搬出部Dの構成について説明
すると、第1図及び第2図に示すように、ダンボール紙
後方搬出部Dは、打抜部Cの両側部に配置し、下部定盤
21の昇降動作と同期的に循環する左右一対の無端チェー
ン30,30と、同無端チェーン30,30を回動自在に支持する
プーリ30a,30bと、下部定盤21の両側部に配置し、両無
端チェーン30,30の相対する位置に取付けたチェーンア
タッチメント31,31と、両チェーンアタッチメント31,31
間に、前記面板上のダンボール紙Pを後方へ排出するた
め架設したスクレーパバー32と、無端チェーン30,30を
回動するための回動装置33と、両チェーンアタッチメン
ト31,31の移動を案内するために下部定盤21の両側面に
設けたアタッチメントガイド35,35とからなる。
次に、屑片払い落とし部Eの構成について説明する
と、第1図及び第2図に示すように、同部Eは、中間移
送用コンベア40と、その後方に配設した上下払い落とし
用コンベア41,42とから形成されている。
また、第1図及び第2図におけるその他の構成につい
て説明すると、屑片払い落とし部Eの後方には、排出コ
ンベア50が配設されており、同排出コンベア50の後方に
は、製品としてのダンボール紙Pを載置するための載置
部51を設けており、載置されたダンボール紙Pの枚数は
カウンター52によって自動的に計数されることになる。
また、第1図及び第2図において、給紙部Bと打抜部
Cとの間には、定盤昇降装置22による下部定盤21の昇降
動作に連動して、給紙部Bを構成する第2給紙コンベア
11を移動するための連動機構Fが配設されている。
かかる連動機構Fは、本実施例では、定盤昇降装置22
を構成する回動軸53に回動レバー54の基端を取付け、同
回動レバー54の他端にコネクティングロッド55の一端を
枢支連結し、同コネクティングロッド55の他端を、スラ
イドガイド56に摺動自在に取付けたスライドフレーム57
に枢支連結し、同スライドフレーム57の上部枠に設けた
ラック58を第2給紙コンベア11の駆動軸59に固着したピ
ニオン60と噛合させることによって構成している。
かかる構成によって、定盤昇降装置22の回動軸53の回
転によって、ピニオン60を周期的に正逆転することがで
き、同ピニオン60と一体をなすスプロケットホイル61,6
1を周期的に正逆転することができる。
従って、無端チェーン62に取付けたキッカー63を周期
的に前後に移動して、第1給紙コンベア10から第2給紙
コンベア11上に落下してきたダンボール紙Pを、打抜部
Cに周期的に移送することができる。
本発明は、上記構成において、ダンボール紙後方搬出
部Dの回動装置33の構成に特徴を有する。
即ち、本実施例では、回動装置33とプーリ30aとの間
に、間欠運転機構として、パラレルカムを用いたインデ
ックス装置Iを介設しており、同装置Iの入力軸36は回
動装置33の出力軸33aに連結されており、一方、同装置
Iの出力軸37は、プーリ30aに連結されている。
また、第3図に、インデックス装置Iのインデックス
入力軸36の回転角度,インデックス出力軸37の回転角
度,下部定盤21の昇降量、スクレーパバー32の加速度、
キッカー63の往復移動の相対関係を示す。
図示するように、下部定盤21の昇降動作に連動して回
転する回動装置33の出力軸33aと連結するインデックス
装置Iの入力軸36が0°〜280°回転する間にインデッ
クス出力軸37は360°回転し、入力軸36が残りの280°〜
360°回転しても、インデックス出力軸37は回転しない
ように割りつけられている。
従って、無端チェーン30に取付けたスクレーパバー32
は、打抜部Cにおいてダンボール紙Pが打ち抜かれてい
る時間は停止、打抜終了後に、移動してダンボール紙P
を打抜部Cから屑片払い落とし部Eに正確に搬出するこ
とができる。
以上説明してきたように、本実施例では、間欠運転機
構をパラレルカムからなるインデックス装置Iによって
形成したので、安価な間欠運転機構によって、正確に、
スクレーパバー32の運転時間に対応する回転角度(0°
〜280°)と停止時間に対応する回転角度(280°〜360
°)とを設定することができる。
従って、下部定盤21の昇降動作に同期して、無端チェ
ーン30を正確に運転及び停止させることができ、プレス
加工と払い出し動作とを連続的に正確かつ確実に行うこ
とができる。
しかも、インデックス装置Iの割付角度を、1回転当
たり280°(好ましくは250°〜280°)としたので、加
速度曲線を緩くすることができ、打抜後のダンボール紙
Pを型くずれを生じることなく屑片払い落とし部Eに搬
送することができ、同部において、屑片を確実かつ円滑
に払い落とすことができる。
さらに、本考案に関連するその他の構成上の特徴につ
いて、第4図〜第18図を参照して説明する。
第4図と第5図に、キッカー63の具体的構成を示す。
図示するように、キッカー63は、ガイドレール70上に
摺動自在に跨設したキッカーフレーム71と、同キッカー
フレーム71の上部と下部とに配設され、ガイドレール70
を挟持可能な上部転動ロール72及び一対の下部転動ロー
ル73,74と、キッカーフレーム71の前部上面に固着した
下部固定挟持片75と、下部固定挟持片75の上部に接離自
在に配設した上部可動挟持片76と、前端に上部可動挟持
片76の基端を取付けるとともに、後端をキッカーフレー
ム71の上部に回転自在に枢支した枢軸77に固着した揺動
フレーム78と、上端を枢軸77に固着するとともに、下端
を下方に向けて伸延する連動アーム79と、基端をキッカ
ーフレーム71の後部に設けた保持軸81に連結し、連動ア
ーム79を後方に弾性的に引っ張ることができるスプリン
グ80とから構成されている。
また、ガイドレール70の上面には上部転動ロール72が
走行するための走行溝82が穿設されている。
しかし、走行溝82は、ガイドレール70の前端では漸次
浅くなり、最前端では、ガイドレール70の上面と面一に
なっている。
かかる構成によって、上部転動ロール72がガイドレー
ル70の前端にある場合は、上部可動挟持片76は下部固定
挟持片75から離隔した位置にあり、第1給紙コンベア10
から第2給紙コンベア11上に落下してくるダンボール紙
Pを、両挟持片75,76間に挿入することができる。
そして、上部転動ロール72が打抜部Cに向けて進行す
ると、上部転動ロール72は走行溝82内を走行することに
なり、これによって、上部固定挟持片76が下部固定挟持
片75に向けて揺動し、両挟持片75,76によって、ダンボ
ール紙Pを確実に挟持することができる。
第6図〜第11図に、上記キッカー63が後退する直前に
ダンボール紙Pの後方に突出し、キッカー63の後退開始
直後にダンボール紙Pの後端部を掛止させるダンボール
紙位置決め装置Uを示す。
第6図〜第8図に示すように、下部定盤21の前端の中
央部には中央エプロン部90が連結されており、同中央エ
プロン部90から左右に間隔を開けて対称に左右エプロン
部91,92が連結されている。
そして、中央エプロン部90と、左右エプロン部91,92
との間には、左右キッカー導入溝93,94が形成されてい
る。
そして、左右エプロン部91,92の連結部には、ガイド9
5,96によって案内される昇降自在なストッパー97,98が
取付けられている。
また、第6図及び第8図から明らかなように、ストッ
パー97,98の下部には横移動バー99が挿通しており、同
横移動バー99は、そのストッパー挿通部99a,99bをテー
パ状に形成している。
従って、所望の手段で横移動バー99を横移動させる
と、テーパ関係によって、ストッパー97,98は垂直方向
に移動、即ち、昇降することになる。
次に、第9図〜第11図を参照して、キッカー63に連動
したストッパー97,98の作動について説明する。
第9図に示すように、下部定盤21の後端上まで、ダン
ボール紙Pを把持したキッカー63を進出する。なお、こ
の時点では、ストッパー97,98の上面は、下部定盤21の
上面と面一状態にある。
その後、横移動バー99の横移動によって、ストッパー
97,98が昇降して第10図に示すダンボール紙掛止位置を
採るとともに、キッカー63が、後方に後退する。
そして、第11図に示すように、ダンボール紙Pの後端
がストッパー97,98の上部に当接して、キッカー63のみ
が後方に後退する。
これによって、ダンボール紙Pを下部定盤21上に正確
に位置決めしながらセットすることができる。
なお、第3図に示すように、ストッパー97,98は、打
抜部Cの作動時には、再度下方に移動して、その後行わ
れるスクレーパバー32によるダンボール紙Pの排除動作
を阻害しないようにしている。
次に、第12図及び第13図を参照して、スクレーパバー
32、同スクレーパバー32を装着したチェーンアタッチメ
ント31,31及び同チェーンアタッチメント31,31の移動を
円滑にするため下部定盤21の両側面に設けたアタッチメ
ントガイド35,35の構成について詳細に説明する。
図示するように、下部定盤21の各側に配設したチェー
ンアタッチメント31は、その外面上部を無端チェーン30
に連結するとともに、その下部に転動ローラ101,102を
取付けており、同転動ローラ101,102は下部定盤21の各
側に設けたアタッチメントガイド35内を転動することが
できる。
また、スクレーパバー32は、第12図に示すように、充
分な剛性を有する逆L字状のバー本体32aと、同バー本
体32aに取付け、前方に向けて漸次上昇する弾性を有す
るダンボール紙挟持片32bとからなる。
かかる構成によって、下部定盤21の昇降動作に連動し
て、スクレーパバー32を円滑に移動することができると
ともに、ダンボール紙挟持片32bによって確実にダンボ
ール紙Pを挟持して、打抜部Cから屑片払い落とし部E
に搬出することができる。
次に、第1図、第2図及び第14図〜第18図を参照し
て、屑片払い落とし部Eの構成について詳細に説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、屑片払い落とし部E
を形成する上下払い落とし用コンベア41,42は、それぞ
れ、4個及び6個の無端ベルト41a,42aと、同無端ベル
ト41a,42aの両端を支持する回動ローラ41b,41c,42b,42c
と、案内ローラ41d,42dと、無端ベルト41a,41a間及び42
a,42a間の間隔調整、即ち、幅寄せを行うためのベルト
横移動装置G,Hと、無端ベルト41a,42aに揺動運動を与
え、ダンボール紙Fから打抜部分を落下するための打抜
片落下用ローラ42e,42eとからなる。
かかる構成によって、打抜後のダンボール紙Pにおけ
る打抜部分の位置、形状、大きさを考慮して、無端ベル
ト41a,42aを横方向に移動することができ、効率的にダ
ンボール紙Pから打抜部分を落下することができる。
また、第14図〜第18図に示すように、本実施例では、
上記した無端ベルト41a,42aの幅寄せ動作を自動的に行
えるようにしている。
即ち、第14図に示すように、上払い落とし用コンベア
41の上方及び下払い落とし用コンベア42の下方には、そ
れぞれ、ベルト横移動装置G(G−1,G−2,G−3,G−
4),H(H−1,H−2,H−3,H−4,H−5,H−6)が配設さ
れている。
なお、第14図において、ベルト移動装置G,Hの詳細な
構成は、一側に設けた装置のみ記載し、他は省略してい
る。
かかるベルト横移動装置Gの詳細な構成が第15図に示
されている。
ベルト横移動装置Gは、屑片払い落とし部Eの両側壁
間に架設し、一側側面にラック111を形成した八角形断
面の移動案内バー110と、同移動案内バー110に横移動自
在に取付けた移動ボックス112と、同移動ボックス112の
内部に配設したピニオン113と、出力軸114をピニオン11
3に固着した駆動モータ115と、移動ボックス112の下面
から下方に伸延し無端ベルト41aをその間に挟持可能な
一対のベルト挟持杆116,116aとから構成されている。
かかる構成によって、後述する操作盤120上の操作ス
イッチ121を作動することによって、ベルト横移動装置
G(G−1,G−2,G−3,G−4)を駆動し、一対のベルト
挟持杆116,116aを横方向に移動して、打抜後のダンボー
ル紙Pにおける打抜部分の位置、形状、大きさを考慮し
て、無端ベルト41aを横方向に移動することができ、効
率的にダンボール紙Pから打抜部分を落下することがで
きる。
なお、図示しないが、ベルト横移動装置H(H−1,H
−2,H−3,H−4,H−5,H−6)も実質的にベルト横移動装
置G(G−1,G−2,G−3,G−4)と同様な構成を有して
おり、同ベルト横移動装置Gを駆動して、一対のベルト
挟持杆116,116aを横方向に移動し、打抜後のダンボール
紙Pにおける打抜部分の位置、形状、大きさを考慮し
て、下払い落とし用コンベア42の無端ベルト42aを横方
向に移動することができ、上述したベルト横移動装置G
とともに、効率的にダンボール紙Fから打抜部分を落下
することができる。
なお、第14図及び第15図に示すように、移動ボックス
112の上面及び下面から上方及び下方にセンサプレート1
16が進出しており、その進出端は、屑片払い落とし部E
の両側壁間に架設した保護ケース118内に収納したポテ
ンショメータ等からなる装置側上下ベルト位置検出器
L1,L2,L3,L4及びM1,M2,M3,M4,M5,M6(図示せず)に接触
している。
そして、同装置側上下ベルト位置検出器L1,L2,L3,L4
及びM1,M2,M3,M4,M5,M6によって、各ベルト横移動装置
G(G−1,G−2,G−3,G−4)及びH(H−1,H−2,H−
3,H−4,H−5,H−6)の横移動量を、電気抵抗変化、即
ち電圧変化に変換し、それを後述する制御装置CPUに送
ることによって、各ベルト横移動装置G(G−1,G−2,G
−3,G−4)及びH(H−1,H−2,H−3,H−4,H−5,H−
6)の現在位置、即ち、上下払い落とし用コンベア41,4
2の各無端ベルト41a,42aの現在位置を制御装置CPUに入
力することができる。
また、本考案は、上記した構成において、屑片払い落
とし部E内に配置した多数のベルト横移動装置G,Hを、
ダンボール紙自動打抜機Aの一側側壁の表面に取付けた
操作盤120及び操作プレートQとによって簡易に行える
ようにした構成にも特徴を有する。
第16図及び第17図に操作盤120及び操作プレートQと
の構成が記載されている。
図示するように、操作盤120上には、運転開始スイッ
チ200,運転停止スイッチ201,ベルト横移動開始スイッチ
202,ベルト横移動停止スイッチ203等が取付けられてい
る。
一方、操作プレートQは、ダンボール紙自動打抜機A
の屑片払い落とし部Eの幅員と略等しい長さを具備して
おり、同操作プレートQは、表面の上下位置に、長尺の
上下スリット204,205を設けている。
そして、上スリット204には、上払い落とし用コンベ
ア41に設けた6個のベルト横移動装置G(G−1,G−2,G
−3,G−4)に対応する4個のベルト位置調整用カーソ
ル206,207,208,209が摺動自在に取付けられている。
一方、下スリット205には、下払い落とし用コンベア4
2に設けた6個のベルト横移動装置H(H−1,H−2,H−
3,H−4,H−5,H−6)に対応する6個のベルト位置調整
用カーソル210,211,212,213,214,215が摺動自在に取付
けられている。
そして、これらのベルト位置調整用カーソル206,207,
208,209及び210,211,212,213,214,215は、それぞれ、上
下スリット204,205の後方に設けたポテンショメータ等
からなる操作側上下ベルト位置設定器J1,J2,J3,J4及びK
1,K2,K3,K4,K5,K6(図示せず)に摺動自在に接続されて
いる。
また、第18図に上記したベルト横移動装置G,Hを制御
するための制御回路をブロック図として示す。
図示するように、制御装置CPUの入力インターフェー
ス300には、ベルト横移動開始スイッチ202,ベルト横移
動停止スイッチ203,装置側上下ベルト位置検出器L1,L2,
L3,L4及びM1,M2,M3,M4,M5,M6及び操作側上下ベルト位置
設定器J1,J2,J3,J4及びK1,K2,K3,K4,K5,K6が接続されて
いる。
一方、制御装置CPUの出力インターフェース301には、
モータ駆動回路302を介して、上下ベルト横移動装置G
(G−1,G−2,G−3,G−4)及びH(H−1,H−2,H−3,H
−4,H−5,H−6)のモータが接続されている。また、同
出力インターフェース301には、ランプ出力回路304を介
して、操作盤120上に設けた操作表示ランプR1,R2が接続
されている。
かかる構成に具備する操作盤120及び操作プレートQ
による屑片払い落とし部Eにおける上下ベルト41a,42a
の横移動動作について以下説明する。
まず、打抜後のダンボール紙Pにおける打抜部分の位
置、形状、大きさを考慮して、手で、操作側上下ベルト
位置設定器J1,J2,J3,J4及びK1,K2,K3,K4,K5,K6を移動す
る。
この場合、操作プレートQの長さを屑片払い落とし部
Eの幅員と等しくしている、即ち、原寸大としているの
で、目で見た間隔で正確に操作側上下ベルト位置設定器
J1,J2,J3,J4及びK1,K2,K3,K4,K5,K6を移動することがで
きる。
その後、ベルト横移動開始スイッチ202を押すと、装
置側上下ベルト位置検出器L1,L2,L3,L4及びM1,M2,M3,
M4,M5,M6が、上下ベルト横移動装置G(G−1,G−2,G−
3,G−4)及びH(H−1,H−2,H−3,H−4,H−5,H−6)
の現在位置情報を制御装置CPUに送るとともに、操作側
上下ベルト位置設定器J1,J2,J3,J4及びK1,K2,K3,K4,K5,
K6が新たに設定された位置情報を制御装置CPUに送るこ
とになる。
そして、制御装置CPUにおいて、入力情報の比較及び
演算が行われ、必要な制御出力が、モータ駆動回路cに
送られ、上下ベルト横移動装置G(G−1,G−2,G−3,G
−4)及びH(H−1,H−2,H−3,H−4,H−5,H−6)、
即ち、多数の上下無端ベルト41a,42aが最適のダンボー
ル紙処理位置に正確に移動することになる。
また、第19図に、打抜部Cと屑片払い落とし部Eとの
間に配設した中間移送用コンベア40を構成する無端ベル
ト40aの横移動を行うためのベルト横移動装置Sを示
す。
図示するようにかかるベルト横移動装置Sは、屑片払
い落とし部Eの両側壁間に架設した矩形断面の移動案内
バー310と、同移動案内バー310に横移動自在に取付けた
移動ボックス311と、同移動ボックス311の下面から下方
に伸延し無端ベルト40aをその間に挟持可能な一対のベ
ルト挟持杆312,312aとから構成されている。
かかる構成によって、手で移動ボックス311を押すこ
とによって、一対のベルト挟持杆312,312aを横方向に移
動して、打抜後のダンボール紙Pにおける打抜部分の位
置、形状、大きさを考慮して、無端ベルト41aを横方向
に移動することができ、効率的にダンボール紙Pから打
抜部分を落下することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るダンボール紙自動打抜機の全体構
成を示す概念的正面図、第2図は同平面図、第3図はキ
ッカーと、無端チェーンのスクレーパとインデックス装
置とのタイミングを示すタイミングチャート、第4図は
キッカーの一部断面側面図、第5図は同平面図、第6図
はストッパーの取付状態を示す下部定盤の前部端面図、
第7図は同平面図、第8図は第7図I−I線による断面
図、第9図〜第11図は下部定盤とストッパーとキッカー
との連動動作を示す説明図、第12図はスクレーパバーの
無端チェーンへの取付構造の正面図、第13図は第12図II
-II線による矢視図、第14図は屑片払い落とし部の内部
構造を示す第1図III-III線による横断面図、第15図は
ベルト横移動装置の斜視図、第16図は操作盤及び操作プ
レートの平面図、第17図は同正面図、第18図はベルト横
移動装置の制御回路のブロック図、第19図は中間移送用
コンベアにおける無端ベルトのベルト横移動装置の斜視
図、第20図はダンボール紙の斜視図である。 図中、 A:ダンボール紙自動打抜機 B:給紙部 C:打抜部 D:ダンボール紙後方搬出部 E:屑片払い落とし部 F:連動機構 P:ダンボール紙 I:インデックス装置 20:上部定盤 21:下部定盤 30:無端チェーン 31:チェーンアタッチメント 32:スクレーパバー 35:アタッチメントガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】抜型を取付けた上部定盤と面板を取付けた
    下部定盤とを備えたダンボール紙自動打抜機において、 下部定盤の昇降動作と同期的に循環する左右一対の無端
    チェーンを下部定盤の側部に配置し、両無端チェーンの
    相対する位置にチェーンアタッチメントを取付けるとと
    もに、両チェーンアタッチメント間に前記面板上のダン
    ボールシートを後方へ搬出するためのスクレーパバーを
    架設し、かつ、下部定盤の側部に、前記チェーンアタッ
    チメントの移動案内用のアタッチメントガイドを形成
    し、さらに、無端チェーンの回動機構に間欠運転機構を
    組み込み、同間欠運転機構をパラレルカムを用いたイン
    デックス装置によって形成し、同インデックス装置の割
    付角度を、1回転当たり250°〜280°としたことを特徴
    とするダンボール紙自動打抜機。
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