JPS6044297A - 食肉薄片の切断時における近接重ねの整列方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、食肉片の切断時における近接重ねの整列方
法に関するものである。

従来は食肉片となる肉塊を切断したり、また切断した食
肉片をパイレス（トレイ）内に近接１１ね（一端を折曲
げた食肉片同士をその一端側を前接位置にあたる食肉片
の一端側を除（以外の上面に一定間隔により順次に虞ね
て行（爪ね方）により整列する場合はハム用の機械を使
用していた。従って切断後の食肉片をパイレス内に移乗
して近接重ねをするときは串（爪）で差しながら行って
いた。このため食肉片側に串差しの跡が残って商品価値
が低下するうえ、その際常温では食肉片がダして串差し
操作が円滑にできないため、食肉片となる肉塊自体を一
３Ｃ程度まで低温化した状態のもとで行ってぃ１こ。

これにより温度管理が極めて困難で、上記近接重ね時に
おける整列作業の能率向上が図れなかった。また食肉片
の中の油身は通常食肉片の下側に配置するよ５ＩＣＩ、
てパイレス内に整列させるが、従来はこれを手作業によ
り行っていたりで多くの時間と労力を要し、かつ不揃い
になって見栄えも悪かった。さらに従来は上記のように
肉塊は自動切りであっても、パイレス内には手動にまり
入−れていたので極めて非能率的で、コスト高を招くと
いう各問題点があった。

この発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、その目的とするところは、整列搬送ベルトの戻
しと送りの組合せによる反復操作をもって規則的な間隔
による近接重ねが自動的に行えて省力化によりコストの
低減ができるうえ、常温下での操作が可能になって温度
管理が不要となり、また送り距離の調節により近接重ね
の整列枚数が自由に選択できるとともに、爪による搬送
が解消されて食肉片の商品価値を大幅に高めることがで
きる食肉片の切断時における近接重ねの整列方法を提供
することにある。

以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

まずＣの発明の主体となる食肉片の切断整列装置Ｃは次
のように構成されている。すなわち第１図および第２図
に示すように、この切断整列装置Ｃは、機体１の上部位
置に食肉ハとなる肉塊Ａを挿入・するために上下部を開
口しかつ両側部を間隔的に開口した長方筒体によるタン
ク２が縦型配置に取付けられている。このタンク２の後
部位制には切断厚み調整用送りモータ３が配置されてい
て、その出力軸には円筒面の外周に山形・状の送り６片
を設けた駆動送りローラ４Ａが、側面の開口部から全周
中の一部の送り６片を装入する態様をもって一体回転自
在に配置されている。またこの側にあたる駆動送りロー
ラ４への上下位置にはこの駆動送りローラ４Ａと同形に
よる送りローラ４Ｂが同様状に配置されている。さらに
この側面と対向１°るタンク２の他方側面にも一方側と
同形同数の送りローラ４Ｂが同様状に配置されている。

そして双方共にその個毎の図示しないスプロケットとチ
ェノとにより連結されている。なお最上位の送りローラ
４Ｂ間にはベベルギヤ軸５が配置され、この軸５と両送
りローラ４Ｂとに対するベベルギヤ６　Ａ’　、　６　
Ｂの嵌着およびその噛み合わせをもって、全ローラ４Ａ
、４Ｂは両側から肉塊Ａを挟着した状態でこの肉塊Ａを
下方へ送り込む同一方向への間欠回転が可能のように組
着されている。

次に前記タンク２の直下位置にあたる機体１内の一方側
には往復動モータ７が配置され、この出力軸に嵌着され
た駆動スズロケット８と、他方側の回転Ｉｌｌに嵌着し
たスプロケット９間には一連一のチェ７１０が水平態に
掛回されて、このチェ７ＩＯＫは前記タンク２の下端部
が連結されている。従って往復動モータ７の駆動により
前記のタンク２が同一高さ位置で左右への往復動が可能
となるように構成されている。

この態様によるタンク２の底部位置にはこのタンク２内
から下方へ送り込まれた肉塊人をスライス状に切断する
ための刃体１２が水平態による回転自在に配置されてい
る。この刃体１２はその直下位置に配置された縦型によ
る切断用モータ１１の出力軸に一体回転可能に軸嵌され
ている。

また前記タンク２の下方位置の背後には整列送りモータ
ト３が水平態に配置されて、この出力軸には駆動スプロ
ケッ）１４Ａが嵌着されている。そしてこの駆動スプロ
ケン）１４Ａがら一方向へ離れた位置毎に小径の送りス
プロケット１４Ｂがそれぞれ水平態に配置され℃、この
各スプロケツ）１４Ａ、１４ＢＶＣは後記する食肉片Ｂ
を整列状に載置搬送するための幅広による一連の整列搬
送ベルト１５が、タンク２の直下位置で一方向への循環
走行が可能のように配置されている。

さらに上記整列搬送ベルト１５の直下位置にはこの整列
搬送ベルト１５上に整列状に載置された食肉片Ｂをその
ままの状態で連携的に移乗を受けるためのバイレス１９
が、次に示す移送装置りによりこの位置では順次に上昇
してその最上部位置で前記の整列搬送ベルト１５から整
列状の食肉片Ｂをそのままの状態で移乗を受けるべく、
上記ベルト】５の前進方向に移動し、その隅部にあたる
位置では整列の食肉片Ｂを載置した状態で順次に降下す
るように配置されている。

前記による移送装置りは次のように構成されている。す
なわち第１図及び第２図に一部をもって示すようにこの
移送装置りは、その一方何で前後の上下位置にスプロケ
ツ）１６Ａ、１６Ｂがそれぞれ配置されていて、その各
上下のスプロケット１．６　Ａ　、　１６８間には昇動
チェン棚１７がチェノにおける懸回により上昇動が可能
のように上昇装置Ｄ１が配置されている。そしてこの昇
動テエン棚１７に間隔的に突設されているビン１７Ａ上
には前記のパイレス１９を載置するように構成されてい
る。またノくイレス１９の進行方向の隅部位置にも前記
と同様構成により図示しない降動チェン棚が、この位置
の前後の上下位置に配置されている図示しないスプロケ
ット間に対するチェノの懸回により降下動が可能のよう
に降下装！、’Ｄｚが配置されている。そして、上昇装
置り、と降下装置Ｄ！どの間に、パイレス１９に食肉片
Ｂを移し換る時にのみベルトの前進と同期して前進する
前進装置Ｄｓが配置される。

なお機体１の底部位置には方向自在車１ａが取付けられ
ていて、全方位に対する移動が可能のように構成されて
いる。また前記機体１の他方側上部位置には次に示ず制
御部１８が載置状に配置されていて、前記した切断厚み
調整用送りモータ３、往復動モータ７、整列送りモータ
１３および移送装置りの各連携駆動操作が相互に同期す
るための制御が可能のように設゛定されている。特に整
列送りモータ１３はその止転と逆転の反復動作により、
整列搬送ベルト１５が後記の各規定てよる初端−げの戻
し距Ｍ’ｔｓスライス整列の送り距離ｌＩｓ近接重ねに
おける次接初端曲げの戻し距＃６およびその近接重ね間
隔の送り距＠Ｐの設定動作が、切断厚み調整用送りモー
タ３と往復動モータ７とに正確に同期するように設定さ
れている。

前記の構成による切断整列装置Ｃと移送装置りとを用い
て食肉片の切断時における近接重ねの整列方法を説明す
る。

まずタンク２内に世１えば牛肉等による肉塊Ａをその油
身が駆動送りローラ４Ａ側に位置するようにして挿入し
１このち、制御部１８のスイッチに対するワンタッチ操
作により前記した各モータ３，７，１１．１３を駆動す
ると、切断厚み調整用送りモータ３の駆動により各ロー
ラ４Ａ、４Ｂが同一方向に個別に回動するため、タンク
２内の肉塊Ａは下１部間口側へ送り込まれる。

このとき同時に往復動モータ７の駆動によりチェノ１０
を介して上記のタンク２が左右方向ｌ＼往復動を開始す
ると、その下部開口位置では切断用モータ１１と一体的
に刃体１２が一方向に回転しているので、タンク２内の
肉塊Ａは、上記切断厚み調整用送りモータ３の送り柑に
より第８図に示す任意設定の肉厚ｔのもとで、スライス
状に切断される。このときその直下の振列敞送ベルト１
５は制御部１８の指令あるいは図示しないセンサー等に
よる検知作用により、前記の肉厚ｔに切断された食肉片
Ｂが第３図のようにその初端をベルト面に接触した時点
で初端−げの戻し距離ｌ！宛後退方向へ戻しの走行をす
る。従ってこの食肉片Ｂの初端は、ベルト１５上で内側
への曲げの助動作が与えられる。

この時点で整列搬送ベルト１５は、第４図に示すように
、スライス整列の送り距離ｌ、宛前進方向へ送りの走行
をする。従ってベルト１５上の食肉片Ｂはその一端側を
前記のｌ！宛折曲げられた状態のもとでベルト１５０面
上に接するようにして最初の整列が行われる。

次に、ベルト１５上の食肉片ＢＫ次の食肉片Ｂを後述す
る第７図に示すＰの幅だけ間隔をおいて重ねることが可
能にベルト１５をＰ＋ｌ、ＶＣ見合う位置まで後退即ち
スグロケツ）１４Ａを逆転させる。この動作を第５図の
最初の食肉片Ｂの上面に次に切断された食肉片Ｂの初端
が到達すると、前述と同様にこの初端到達が検知されて
、第６図に示すように、整列搬送ベルト１５は再び初端
曲げの戻し距離ｌ、宛後退方向へ戻しの走行をする。従
ってこの次接の食肉片Ｂの初端は、前記によりベルト１
５上に整列されている最初の食肉片Ｂの上面に当接した
状態で、前記と同様に内側への曲げの助動作が与えられ
る。

この時点で整列搬送ベルト１５は、第７図に示すように
、近接重ね間隔の送り距離Ｐ宛前進方向へ送りの走行を
する。従って最初の食肉片Ｂ上に当接している次接の食
肉片Ｂはその一端側を前記の１２宛折曲げられた状態の
もとで、かつ最初の食肉片Ｂに対して前記の送り距離Ｐ
宛後退した状態により、最初の食肉片Ｂ上に近接重ねの
もとて整列が行われる。

上記のように整列搬送ベルト１５の「戻し」と「送り」
の反復操作により上記ベルト１５上に規定数の食肉片Ｂ
が載置された時点で、その直下の昇動チェン棚１７の最
高位置に待機中のパイレス１９が、移送装置りによる送
りの操作をもつ℃同期速度により前進する１こめ、整列
搬送ベルト１５上の整列食肉片Ｂは、前記による整列状
態のままこのパイレス１９内に移乗される。なお上記に
より整列食肉片Ｂを移乗されたパイレス１９はそのまま
前進して、次設の降動チェン棚側に移動したのち、この
位置ではｔｒｙｔ次に降下させられることになる。

このようにして食肉片Ｂは切断時に整列搬送ベルト】５
上において第８図および第９図に示すように、規則的な
近接重ねによる整列が自動的に行われ、その整列状態の
ままでパイレス１９内に収容される全操作が、正確にか
つ自動的に行われるため、食肉片整列の作業能率を大幅
に向上することができる。また前身も初端が折り畳まれ
た食肉片Ｂの下側に配置されるので、見栄えが良くなっ
て食肉片の商品価値を＾めることかできる。

なお上記の実施例では食肉片Ｂの切断と近接重ねによる
整列方法を説明したが、この発明は、上記の実施例に駆
足することな（、例えばＭ２Ｏ図および第１１図に示す
ように、通常のハムＥや厚切りの食肉片もそのスライス
整列直径Ｅのもとで前記と同様に規則正しく近接重ねの
整列ができるものである。

以上に説明したようにこの発明は、整列搬送ベルトの戻
しと送りの組合せによる反復操作をもって規則的な間隔
による近接重ねが自動的に行えるため、省力化によりコ
ストの低減ができるうえ、常温下での操作が可能になっ
て温度管理が不要となり、また送り距離により近接重ね
の整列枚数が自由に選択できるとともに、爪による搬送
が解消されて食肉片の商品価値を大幅に高めることがで
きる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による整列方法の主体となる切断整列
装置とその内部における移送装置を示す概侠図、第２図
は同側面図、第３図はこの発明による整列方法の第１動
作にあたる食肉片の初端曲げ助動作を示す説明図、第４
図は同第２動作にあたる食肉片の最初の整列態様を示す
説明図、果５図は第４図の食肉片上に一定の１ね幅をも
たせて次接食肉片を載置可能にするためのベルトの動作
を示す説明図、第６図は第４図の食肉片上に対する次接
食肉片の初端曲り゛助動作を示す説明図、尤７図は同次
摂食肉片の前接食肉片に対する近接重ねの整列態様を示
す説明図、第８図は上記図により初端が折り畳まれた近
接重ねの食肉片の整列態様を示す側面図、第９図は同パ
イレス内の整列態様を示す断面図、第１０図ＩＬキ他の
実施例による／・ムや厚切り食肉片の整列態様を示す側
面図、第１１図は同パイレス内の整列態様を示す断面図
である。 ２・・・タンク ３・・・切断厚み調整用送りモータ ７・・・往復動モータ　１１・・・切断用モータ１２・
・・刃体　１３・・整列送りモータ１５・・・整列搬送
ベルト　Ａ・・・肉塊Ｂ・・・食肉片　Ｃ・・・切断整
列装置Ｄ・・・移送装置 ハ　・・・スライス整列の送り距離 ｌ、・・・初端曲げの戻し距離 Ｐ・・・近接重ね間隔の送り距離 ｔ・・・肉厚 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 整列搬送ベルトの戻し操作によりこのベルト上に到達接
   触した食肉片の初端を内側に曲げの助動作を与え、前記
   ベルトの送り操作により上記食肉片の初端を折曲げなか
   ら初端以後の残身片を前記のベルト、上に整列状に載置
   し、前記ベルトの再戻し操作によりこのベルト上に整列
   載置され１こ前記食肉片の整列上面に到達接触する次接
   食肉片の初端を内側に曲げの助動作を与えたのち、前記
   ベルトの再送り操作により次接食肉片の初端を折曲げな
   から初端以後の残身片を前記食肉片の整列上面に規定間
   隔のもとで整夕１状に近接重ねをするこの反復操作によ
   り一連の規則的な近接重ねの整列が自動的に行えるよう
   にしたことを特徴とする食肉片の切断時における近接重
   ねの整列方法。