JPH08183214A - カットシート状感熱紙カセット - Google Patents

カットシート状感熱紙カセット

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JPH08183214A
JPH08183214A JP33990494A JP33990494A JPH08183214A JP H08183214 A JPH08183214 A JP H08183214A JP 33990494 A JP33990494 A JP 33990494A JP 33990494 A JP33990494 A JP 33990494A JP H08183214 A JPH08183214 A JP H08183214A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41K1/00Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor
    • B41K1/32Portable hand-operated devices without means for supporting or locating the articles to be stamped, i.e. hand stamps; Inking devices or other accessories therefor for stencilling

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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面部に
サーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サーマル
ヘッドにより試験的に印字加熱する為のカットシート状
感熱紙カセットを提供すること。 【構成】 カットシート状感熱紙カセット130は、手
で掴む為の把持部140と、この把持部140の下端に
一体形成された本体基部150と、この本体基部150
から下方に付勢されたプラテン形成部180と、スタン
プ体1の印面部30よりも僅かに広幅のカットシート状
感熱紙160と、この本体基部150に脱着、回動可能
に取り付けられた蓋170とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カットシート状感熱紙
カセットに関し、特にスタンプ体の感熱孔版原紙からな
る印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行し
て、サーマルヘッドにより試験的に印字し印刷状態を確
認する為のカットシート状感熱紙カセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、その他種々の文字
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。
【0003】本願出願人は、前記従来のラバー製のスタ
ンプに代わるスタンプを作成する為に、実開平5−74
833号において、感熱性孔版原紙と、インク含浸体と
を主体とする孔版印刷用原板であって、合成樹脂製フィ
ルムに、インク含浸体と、その含浸体の周囲を囲繞する
枠体とを接着し、含浸体と枠体の表面に感熱性孔版原紙
を接着した孔版印刷用原板を提案した。この孔版印刷用
原板を、把持部を有するスタンプ部材の基部の下面に、
クッション材を介して接着し、その感熱性孔版原紙に、
サーマルヘッド等により、所望の文字列等のパターンを
穿孔すれば、スタンプ部材と孔版印刷用原板とからなる
スタンプが得られる。
【0004】本願出願人は、特開平4−226778号
において、スタンプ体と、このスタンプ体の印面部に加
熱穿孔する加熱印字装置とからなるスタンプ装置を提案
した。前記スタンプ体は、把持部と、本体ケースと、本
体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原紙を供
給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、穿孔さ
れた感熱性孔版原紙に接触させたインクパッドとからな
る。前記加熱穿孔装置は、スタンプ体を着脱自在に装着
する為の穿孔用装着部と、スタンプ体の感熱性孔版原紙
を送る送り機構と、スタンプ体の感熱性孔版原紙に加熱
穿孔するサーマルヘッドと、キーボードと、入力された
文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送り機構と
サーマルヘッドを制御する制御装置とで構成されてい
る。このスタンプ装置によれば、加熱印字装置によりス
タンプ体の印面部に所望の文字列のパターンを穿孔すれ
ば、スタンプ体の内部のインクパッドから印面部にイン
クが自動的に供給されるため、印面部に外部のインクを
塗布することなく多数回に亙って印刷できる。
【0005】更に、本願出願人は、前記後者のスタンプ
装置におけるスタンプ体に改良を加え、スタンプ体の印
面部を、インク含浸体と、その表面を固定的に覆う感熱
性孔版原紙とで構成した改良型スタンプ体を実用化しつ
つある。この改良型スタンプ体は、把持部と、その下端
に固定されたスタンプ部と、このスタンプ部の下面の印
面部(これは、インク含浸体と感熱性孔版原紙とからな
る)とを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記改良型スタンプ体
の印面部に文字列をミラー文字で穿孔する際、加熱印字
装置に入力する入力データに不備がある場合には、所期
の文字列を印刷できない状態に穿孔してしまうため、そ
のスタンプ体が使用できなくなり、高価なスタンプ体が
無駄になる。そこで、本出願人は、印面部に加熱先行す
る前に、予めテープ状の感熱紙等に前記文字列を印刷し
て、印刷状態を確認できるテープ状感熱紙カセットを、
特願平5−347878号にて提案した。かかるテープ
状感熱紙カセットを使用すれば、スタンプ体の印面部に
文字列を穿孔する前に、スタンプ体の印刷状態を確認す
ることができるので、高価なスタンプ体が無駄になって
しまうことを回避することが可能である。
【0007】ところで、前記特願平5−347878号
の明細書、図面に記載されたテープ状感熱紙カセット
は、単に、スタンプ体の印刷状態を事前に確認すること
ができるに止まり、印刷状態の確認にために印刷された
感熱紙は他の使用価値を有するものではない。従って、
このようにスタンプ体の印刷状態が印刷された感熱紙
は、その印刷状態を確認した後には廃棄せざるを得ない
ものであり、この結果、感熱紙の無駄が発生するという
問題があった。かかる場合、前記のように印刷された感
熱紙は、スタンプ体の印刷状態をそのまま忠実に表した
ものであるから、例えば、スタンプの印刷内容を表示す
る用紙として利用できれば非常に便利である。
【0008】しかしながら、前記テープ状感熱紙カセッ
トにおけるように、テープ状の感熱紙からスタンプ体の
印刷内容を表示するカットシート状の用紙を作成するこ
とは極めて困難なものであり、一方、かかる印刷内容を
表示する用紙を他の印字装置で作成する場合には、その
印字装置による用紙の印字状態とスタンプ体の印刷状態
とは異なるのが一般的であり、スタンプの使用者にとっ
て不便であるという問題があった。
【0009】本発明は前記従来における問題点を解消す
るためになされたものであり、感熱孔版原紙からなるス
タンプ体の印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに
先行してカットシート状感熱紙に確認的にスタンプ体の
印刷状態を印字するに際して、カットシート状感熱紙の
表裏を間違うことなく常に感熱紙の発色面に印刷状態を
印字することができるとともに、その印字状態を印字し
たカットシート状感熱紙をスタンプ体の印刷内容を表示
するシートとして使用することができるカットシート状
感熱紙カセットを提供することを目的とする。また、本
発明は、感熱紙カセットに対するカットシート状感熱紙
の装着及び取出を簡単、且つ、容易に行うことができる
カットシート状感熱紙カセットを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るカットシート状感熱紙カセットは、スタン
プ体の感熱孔版原紙からなる印面部にサーマルヘッドで
加熱穿孔するのに先行して、サーマルヘッドにより試験
的に印字する為のカットシート状感熱紙カセットであっ
て、把持部と、前記把持部の下端に固定され前記スタン
プ体の印面部に相当する平面状のプラテン部を有する本
体基部と、前記プラテン部の表面に沿うように位置する
とともにその長さ方向両端部において幅方向の中央部か
ら外れた位置に位置決め孔が設けられた引出部を有する
カットシート状感熱紙と、前記本体基部の下面に係合手
段によって脱着及び回動が可能であるとともに複数の前
記カットシート状感熱紙が配設される枠状の蓋と、前記
蓋の長さ方向一端部に形成され、前記カットシート状感
熱紙の位置決め孔に挿入される位置決めピンと、前記蓋
の長さ方向他端部に形成され、前記引出部を介してカッ
トシート状感熱紙を引き出す為の引出し口とを備えた構
成とされる。
【0011】このとき、前記カットシート状感熱紙は、
感熱紙の一面に粘着剤を介して離形紙が積層されてな
り、感熱紙にはハーフカットが設けられていることが望
ましい。また、前記係合手段は、前記本体基部の長さ方
向両端部に形成された突起と、前記蓋の長さ方向一端部
に形成された係合窓と、前記係合窓内の下部に形成され
前記突起に弾性的に係合される係止爪と、前記蓋の長さ
方向他端部に形成され前記突起に弾性的に係合される係
止爪とを備え、前記本体基部と前記蓋は、前記各突起と
各係止爪を介して相互に脱着可能であるとともに、本体
基部の長さ方向一端部の前記突起が前記係止爪から離れ
て前記係合窓内の上部に移動することにより回動可能と
されているのが望ましい。更に、前記位置決めピンは、
前記蓋の幅方向の中央部から外れた位置に設けられてい
ることが望ましい。
【0012】
【作用】前記構成を有する本発明に係るカットシート状
感熱紙カセットでは、スタンプ体の感熱孔版原紙からな
る印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行し
て、カセット内に配設されたカットシート状感熱紙に対
してサーマルヘッドにより試験的にスタンプ体の印刷内
容が加熱印字される。また、カットシート感熱紙に加熱
印字されたスタンプ体の印刷内容を確認した後において
は、蓋にカットシート状感熱紙を配置して閉じた状態
で、蓋の長さ方向他端部に形成された引出し口から、カ
ットシート状感熱紙の引出部が露出されているので、こ
の引出部を掴んでカセットから引き出すことにより、印
刷済みのカットシート状感熱紙を取り出すことができ
る。
【0013】ここに、カットシート状感熱紙カセット
は、把持部と本体基部とからなり、本体基部の下面に
は、スタンプ体の印面部に相当する平面状のプラテン部
と、係合手段によって脱着及び回動可能な蓋が設けられ
ている。この蓋を開けて、複数のカットシート状感熱紙
を配設した後に、蓋を閉じて、カットシート状感熱紙を
プラテン部の表面に沿う位置に配置する。
【0014】カットシート状感熱紙の蓋への配置は、蓋
の長さ方向一端部に設けられた位置決めピンに、カット
シート状感熱紙の長さ方向両端部の引出部に設けられた
位置決め孔を挿入することにより行なわれる。このと
き、位置決めピンと位置決め孔は、幅方向の中央部から
外れた位置に形成されているので、カットシート状感熱
紙の表裏を間違えることなく蓋に対して配置することが
でき、これにより常に感熱紙の発色面にスタンプ体の印
刷状態を印字することができる。また、蓋は枠形状を有
することから、カットシート状感熱紙が位置決めピンを
中心に左右に動くことはない。
【0015】また、カットシート状感熱紙が、感熱紙の
一面に粘着剤を介して離形紙が積層され、感熱紙に対し
てハーフカットが設けられている場合には、印面部の大
きさに相当するハーフカットの入ったカットシート状感
熱紙を選択することにより、スタンプ体の印面部に穿孔
する文字列、文字サイズ、文字列の配列状態等を確認し
た後、カットシート状感熱紙を離形紙から引き剥がして
スタンプ体の印面部の内容を表わすラベルとして使用す
ることができるものである。
【0016】更に、前記係合手段が、本体基部の長さ方
向両端部に突起を備える一方、蓋の長さ方向一端部に係
合窓、その係合窓内の下部に本体基部の突起に弾性的に
係合される係止爪、及び、蓋の長さ方向他端部に本体基
部の突起に弾性的に係合される係止爪とを備えている場
合には、カットシート状感熱紙を蓋に配置するに際し
て、蓋の係止爪と本体基部の突起との係合を解除して蓋
を本体基部からはずし、その後は、蓋の長さ方向他端部
において本体基部の突起が蓋の係止孔内の上部に移動さ
せることにより、蓋から離れた状態にある本体基部の突
起を中心に蓋を回動して開くことができる。これによ
り、蓋と本体基部との空間を広く確保ができて、蓋の長
さ方向他端部に設けられた位置決めピンに対して、カッ
トシート状感熱紙の引出部に設けられた位置決め孔を挿
入することが容易となり、カットシート状感熱紙を蓋に
対して簡単な配置することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の係るカットシート状感熱紙カ
セットについて、本発明を具体化した実施例に基づいて
図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施例は、スタン
プ体1と加熱印字装置50とからなるスタンプ装置と、
このスタンプ体1の印面部に文字列を加熱穿孔するのに
先行して、試験的に加熱印字する為のカットシート状感
熱紙カセット130に本発明を適用した場合の例であ
る。最初に、スタンプ装置について説明する。先ず、前
記スタンプ装置のスタンプ体1について、図1〜図4を
参照しつつ説明する。スタンプ体1は、手で握る為の把
持部2と、この把持部2に固定的に連結されるスタンプ
部3と、スタンプ部3の外周側を覆うスカート部材6
と、スタンプ部3に着脱自在に装着される保護キャップ
7とから構成されている。
【0018】前記把持部2の頂部には、ラベル10を貼
付する為の凹部11が形成され、把持部2の前壁12と
後壁13の下部には、ガイド溝15が形成され、前壁1
2には係合凹部16が形成され、左側壁14には係合穴
18が形成されている。前記スタンプ部3は、スタンプ
部本体4と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して
固定される外周保持部材5とで構成されている。この外
周保持部材5は、把持部2の前壁12と後壁13とから
延びた2対の係合爪17を介して、把持部2に固定され
ている。
【0019】前記スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹
部25を備えた合成樹脂製の基部材26と、この基部材
26の凹部25に装着された含浸体27であって油性イ
ンクを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面と基
部材26の外周側を覆い接着剤で基部材26の外周面に
接着された感熱性孔版原紙28とで構成されている。前
記基部材26は、耐油性に優れる合成樹脂材料又は金属
材料で構成され、その凹部25に含浸体27を装着する
ことで、含浸体27の位置ズレ及び含浸体27からのイ
ンクの流出を防止できる。前記含浸体27は、合成樹脂
材料の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、この含
浸体27には、油性インクが飽和状態に含浸されてい
る。前記感熱性孔版原紙28は、熱可塑性フィルムと、
多孔性支持体と、これらを接着する接着剤層とで構成さ
れている。
【0020】前記含浸体27の表面に密着した感熱性孔
版原紙28の部分が印面部30を構成し、印面部30
は、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたっている。前
記スカート部材6は、把持部2と外周保持部材5に対し
て昇降自在に付設され、スカート部材6の中央部の突出
部29と把持部2の上壁間に圧縮スプリング20が装着
され、このスプリング20により、スカート部材6は下
方へ弾性付勢され、突出部29には、スカート部材6を
上限位置にしたときに、係合穴18と水平直列状に対向
する係合穴19が形成されている。前記保護キャップ7
は、スタンプ部本体4の下端側を着脱自在に覆って保護
する為のもので、この保護キャップ7は、スカート部材
6の外周壁部に内嵌させて支持される。
【0021】前記印面部30に、例えば、図4に示すよ
うに、「ABC」のミラー文字の文字列と、その外側を
囲む6重の矩形枠とからなるパターンの多数の穿孔(ド
ットパターン穿孔)とが、加熱印字装置50のサーマル
ヘッド90により形成され、図4のパターンの鏡像であ
る「ABC」の文字列と6重の矩形枠を印刷可能なスタ
ンプが構成されるため、通常のラバー製の印面部を有す
るスタンプと同様に、例えば、約1000回にも亙って
前記パターンを印刷することができる。前記印面部30
を構成する感熱性孔版原紙28に加熱穿孔する場合に
は、スタンプ体1を、後述する加熱印字装置50の印字
用装着部71にセットし、その装置のガイドバー83
を、ガイド穴18、19、19に亙って挿通させること
で、スカート部材6を上限位置に保持して穿孔を行な
い、また、不使用時には、保護キャップ7を装着し、ま
た、印刷する際には、図3に示すように、保護キャップ
7を取外し、用紙の表面の印刷すべき位置にスカート部
材6を位置決めすることで、スタンプ部3の印面部30
を位置決めしてから、把持部2を下方へ押圧することで
印刷する。
【0022】次に、前記スタンプ装置の加熱印字装置5
0について、図5〜図12を参照しつつ説明する。図5
〜図7に示すように、加熱印字装置50は、本体フレー
ム51と、本体フレーム51の前部に設けられたキーボ
ード52及び液晶ディスプレイ53と、本体フレーム5
1の後部に設けられた加熱印字部54と、本体フレーム
51内に設けられた制御ユニット110等で構成されて
いる。前記キーボード52には、仮名キーとアルファベ
ットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キーとを含
む文字記号キー56、種々のファンクションキー(カー
ソル移動キー57、実行キー58、改行キー59、確定
/終了キー60、取消キー61、削除キー62、シフト
キー63、小文字スイッチ64、文字種設定スイッチ6
5、印字指令スイッチ66、等)、メインスイッチ67
が設けられている。
【0023】前記液晶ディスプレイ53は、前記スタン
プ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行
の文字列や枠取り等を表示可能に構成されている。次
に、前記加熱印字部54について説明する。図8〜図1
1に示すように、加熱印字部54には、サブフレーム7
0と、スタンプ体1を着脱自在に装着する為の印字用装
着部71と、この印字用装着部71に装着されたスタン
プ体1の印面部30にドッド状に穿孔する加熱印字機構
72等が設けられている。前記印字用装着部71につい
て説明すると、サブフレーム70の右側壁73には、ス
タンプ部3の前後方向幅が最大のスタンプ体1の下半分
の側面形状とほぼ同形の開口74が形成され、この開口
74を開閉する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的
に設けられ、開閉扉75とセクタギヤ76は、枢軸77
により右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サ
ブフレーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部
材78,79が設けられ、これらガイド部材78,79
の下端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部
80が相対向状に形成されている。
【0024】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して前後方向に小距離移動可能に設
けられ、これらローラ81は、スプリング82により後
方へ付勢されている。前側のガイド部材78に固定され
たガイドバー83は、ガイド部材78,79間の中間位
置に配設され、ガイドバー83の右端部の上面には、右
方下がり傾斜状のテーパー面84が形成され、また、ガ
イドバー83の左端部には、スタンプ体1の左限界位置
を規制する係止部85が形成されている。
【0025】前記スタンプ体1を開口74から挿入し、
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定される。前記スタンプ体1
を、印字用装着部71に装着する際に、ガイドバー83
が、スタンプ体1のガイド穴18,19,19に亙って
挿通され、これにより、スカート部材6が、図2に示す
上限位置に上昇させた状態に保持される。
【0026】前記加熱印字機構72について説明する
と、印字用装着部71の下方において、サブフレーム7
0の右端壁73と左端壁86とに亙って、キャリッジ8
7を案内する為の左右方向に延びるガイドロッド88
と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載
されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91
を操作する為の左右方向に延びるヘッド切換えロッド8
9とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド8
9に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されてい
る。前記キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド
切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持さ
れ、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定
の長さのラック92が形成されている。前記キャリッジ
87には、カム当接板93と、ヘッド放熱板94とが、
前後方向向きの支軸95により上下揺動自在に装着さ
れ、ヘッド放熱板94には、サーマルヘッド90が固定
され、ヘッド放熱板94は、それに固定されたピン96
に外装されたスプリング97により、カム当接板93に
対して上方へ弾性付勢されている。
【0027】前記カム体91は、楕円形状に形成され
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。前記ヘッド切換えロッド89の右端部には、サブ
フレーム70の右端壁73の外側において、セクタギヤ
76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉75を開く
とカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉扉75を
閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えられるよう
に構成してある。
【0028】前記サブフレーム70の前壁99には、キ
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構103とが付設されてい
る。それ故、ステッピングモータ100の回転駆動力が
駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ステッピン
グモータ100により、キャリッジ87を左右方向へ移
動駆動することができる。前記サーマルヘッド90は、
サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のもので、こ
のサーマルヘッド90には、例えば、96個の発熱素子
が前後方向向きに1列に設けられている。
【0029】次に、前記加熱印字機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。図12に示すように、制御ユ
ニット110には、キーボード52と、サーマルヘッド
90と、キャリッジ送りモータ100と、液晶ディスプ
レイ53と、スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する
為の2つの近接スイッチ104,105及びカットシー
ト状感熱紙カセット130を検知する為の近接スイッチ
106が接続されている。
【0030】前記スタンプ体1は、本実施例の場合、図
9に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示の広幅タイ
プの2種類あり、2つの近接スイッチ104,105
は、図7〜図9に示すように、後側のガイド部材79の
下壁部に立て向きに付設され、近接スイッチ104,1
05により、広幅タイプのスタンプ体1が検知され、近
接スイッチ104により、狭幅タイプのスタンプ体1が
検知される。更に、近接スイッチ104の左方に所定距
離隔てた位置には、後述のカットシート状感熱紙カセッ
ト130を検出する為の近接スイッチ106が同様に付
設されている。図12に示すように、制御ユニット11
0には、CPU111と、ROM112と、RAM11
3と、印字用CG−ROM114と、ディスプレイ53
への表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボー
ド52及び近接スイッチ104〜106に接続された入
力インタフェース116と、出力インタフェース117
とが設けられ、これらはバス118により相互に接続さ
れている。制御ユニット110には、出力インタフェー
ス117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119、モ
ータ駆動回路120、ディスプレイ駆動回路121が設
けられている。
【0031】前記ROM112には、この加熱印字装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。前記RAM113に
は、入力データを記憶する入力バッファ124、印字用
ドトパターンデータを記憶する印字データバッファ12
5、シフトレジスタ126、その他種々のカウンタやレ
ジスタが設けられている。前記印字用CG−ROM11
4には、印字対象となる多数の文字のドットパターンデ
ータがコードデータと対応付けて記憶され、また、表示
用CG−ROM115には、印字対象となる多数の文字
の表示用ドットパターンデータがコードデータと対応付
けて記憶されている。
【0032】ここで、前記スタンプ体1の印面部30に
所望の文字列を加熱穿孔して、スタンプとして使用可能
なスタンプ体1とする場合、前記加熱印字装置50のキ
ーボード52から、制御ユニット110に、所望の文字
列を入力すると、制御ユニット110において前記所望
の文字列のミラー文字の印字用ドットパターンデータが
作成されて記憶される。その後、スタンプ体1を印字用
装着部71にセットした状態において、制御ユニット1
10と加熱印字機構72により、印面部30に加熱穿孔
する。こうして、印面部30に文字列等を加熱穿孔した
後には、含浸体27のインクが文字列等の穿孔から滲み
出すため、通常のラバー製のスタンプと同様に、多数回
に亙って前記文字列等を印刷することができる。
【0033】尚、後述するカットシート状感熱紙160
に試験的に加熱印字する文字列は、ミラー文字ではない
正規の文字であることが必要であることから、制御ユニ
ット110のプログラムメモリに、所定の指令信号に応
じて、加熱穿孔すべきミラー文字の文字列等の加熱印字
の為の印字用ドットパターンデータを、印字用データバ
ッファ125から、ミラー文字ではない正規の文字の文
字列等の加熱印字の為の印字用ドットパターンデータに
変換しつつ読み出す制御プログラムを格納しておき、そ
の正規の文字の文字列等の印字用ドットパターンデータ
でもって、カットシート状感熱紙カセット130のカッ
トシート状感熱紙160に加熱印字するように構成して
ある。
【0034】次に、本発明の特徴的構成であるカットシ
ート状感熱紙カセット130について、図13〜図20
を参照しつつ説明する。図13はカットシート状感熱紙
カセットの縦断正面図であり、図14はカットシート状
感熱紙カセットの正面図であり、図15はカットシート
状感熱紙カセットの正面図である。また、図16はカッ
トシート状感熱紙カセットの蓋にカットシート状感熱紙
を配置した状態の説明図であり、図17はカットシート
状感熱紙カセットの蓋からカットシート状感熱紙を引出
した状態の説明図である。また、図18はカットシート
状感熱紙カセットの左側面図であり、図19はカットシ
ート状感熱紙カセットを加熱印字装置に装着した状態の
要部の部分切欠き縦断側面図である。図20はハーフカ
ットの入ったカットシート状感熱紙の説明図である。
【0035】カットシート状感熱紙カセット130は、
図13、14、15に示すように、手で掴む為の把持部
140と、この把持部140の下端に一体形成された本
体基部150と、この本体基部150から下方に付勢さ
れたプラテン形成部180と、前記スタンプ体1の印面
部30よりも僅かに広幅のカットシート状感熱紙160
と、この本体基部150に脱着、回動可能に取り付けら
れた蓋170とで構成されている。前記把持部140は
合成樹脂製で、前記スタンプ体1の把持部2とほぼ同形
状に形成され、把持部140は中空状で、左側壁には、
加熱印字装置50の前記係合部材83を挿通させる為の
スリット口141が形成され、前面と後面の下部には、
前記スタンプ体1のガイド溝15と同様のガイド溝14
2(図14、図15参照)が形成されている。
【0036】前記本体基部150は、把持部140の下
端に一体的に連なっており、内部の上壁には、左右一対
のバネ支持部151、また、前面154と後面154
(図18参照)には、左右一対の係合窓152(図15
参照)と左右一対の突起153(図14、図15参照)
が形成されている。このとき、左側の突起153は、前
面154と後面154の下方に配置される。前記プラテ
ン形成部180は、本体基部150の下方に位置し、上
面には、本体基部150のバネ支持部151に対応する
位置に左右一対のバネ支持部181、また、前面と後面
には、本体基部150に対応する左右一対の係合爪18
2(図15参照)、更に、前面と後面の中央には、ガイ
ド溝184(図15参照)が形成され、また、下面に
は、粘着剤186により矩形状のラバーシート185が
貼付されている。
【0037】従って、本体基部150のバネ支持部15
1とバネ支持部181に圧縮バネ183を装着すること
により、また、本体基部150の係合窓152に係合爪
182を係合させることにより、更に、図示しない本体
基部150の内側にある摺動部材にガイド溝184を摺
動させることにより、プラテン形成部180は下方へ付
勢されると同時に本体基部150に支持される。前記カ
ットシート状感熱紙160は、上面に感熱層が形成され
た感熱紙の下面に粘着剤を介して離形紙が積層された、
いわゆる、感熱ラベルシートから構成されている。かか
るカットシート状感熱紙160は、プラテン形成部18
0と蓋170の間に位置し、図16に示すように、前記
スタンプ体1の印面部30よりも僅かに広幅な形状の両
端に引出部161を有し、その引出部161の幅中央か
らはずれた位置に位置決め孔162が設けられ、また、
その位置決め孔162から外側に向かって切込み163
が設けてある。また、図20に示すように、文字列の印
字領域を囲むようにハーフカット165、166、16
7が入ったカットシート状感熱紙160も用いられる。
【0038】前記蓋170は、枠状の形状を有し、その
内部にカットシート状感熱紙160が配置され、内部下
面の左には、カットシート状感熱紙160の位置決め孔
162に対応する位置決めピン171が、右側面下方に
は、カットシート状感熱紙160の引出し口176、及
び、下面には、前記スタンプ体1の印面部30よりも僅
かに広幅な形状の開口172が形成されている。また、
前面と後面の右側には、本体基部150の突起153に
対応する係合爪173、前面と後面の左側には、本体基
部150の突起153に対応する係合窓174、その係
合窓174の内部の下には、本体基部150の突起15
3に対応する係合爪173が形成され、また、左側面に
は、本体基部150の側面154との干渉を防ぐための
切り欠き175が形成されている。
【0039】続いて、上述した加熱印字装置50を用い
て、カットシート状感熱紙カセット130に加熱印字す
る操作に基づき、カットシート状感熱紙カセット130
の作用について説明する。始めに、図14の通常の状態
から、図15に示すように、カットシート状感熱紙カセ
ット130の蓋170を開くため、蓋170の係合爪1
73と本体基部150の突起153との係合を解除す
る。係合爪173は弾性変形可能な合成樹脂でできてい
るので、この解除は、把持部140と蓋170を持って
引き離すことにより可能である。
【0040】この解除の後、図面左側(長さ方向一端
部)の突起153は、本体基部150の下方に配置され
ており、また、図面左側の係合窓174は、蓋170の
係合爪173の上方に空間を有するので、突起153が
係合窓173内の上部に移動されて、その結果、図15
に示すように、蓋170が突起153を中心に回動して
開くことができる。従って、通常の状態から蓋170を
回動して開くことより、蓋170と本体基部150との
空間を広く確保することができ、後述する複数のカット
シート状感熱紙160を蓋170に容易、且つ、均等に
セットすることができる。
【0041】次に、蓋170にカットシート状感熱紙1
60をセットする。このセットは、カットシート状感熱
紙160の引出部161にある位置決め孔162を、蓋
170に設けた位置決めピン171に挿入することによ
り行なう。このとき、位置決め孔162及び位置決めピ
ン171は、蓋170の幅方向における中央よりずれた
位置に設けられている。従って、カットシート状感熱紙
160の表裏を間違えることなく、カットシート状感熱
紙160の感熱紙が必ず開口172側となるように、蓋
170にカットシート状感熱紙160をセットすること
ができる。これは、特に、図20に示すハーフカットの
入ったカットシート状感熱紙160を印刷する場合に、
ハーフカット内に確実に印刷させるために有効である。
また、蓋170の枠内部に、カットシート状感熱紙16
0を配置するので、カットシート状感熱紙160が位置
決めピン171を中心として回転移動することはない。
【0042】次に、図15に示す蓋170が開いた状態
から、図14の通常の状態にもどすため、カットシート
状感熱紙カセット130の蓋170を閉じて、蓋170
の係合爪173と本体基部150の突起153を係合さ
せる。係合爪173は弾性変形可能な合成樹脂でできて
いるので、この係合は、把持部140と蓋170を持っ
て重ね合わせることにより可能である。これに伴い、蓋
170の内部に配置されたカットシート状感熱紙160
は、プラテン形成部180の下方に移動し、プラテン形
成部180の付勢力により、プラテン形成部180と蓋
170の間に固定される。これにより、蓋170の内部
に配置するカットシート状感熱紙160の枚数にかかわ
らず、カットシート状感熱紙160は蓋170に付勢さ
れて、カットシート状感熱紙160が上下に動くことな
く、後述する確実な加熱印字が可能になる。
【0043】従って、この状態のカットシート状感熱紙
カセット130では、プラテン部180の下方に位置
し、蓋170の開口172に現れるカットシート状感熱
紙160の部分に、前記加熱印字装置50のサーマルヘ
ッド90により加熱印字することができる。この加熱印
字は、図9に示す前記スタンプ体1の場合と同様に、加
熱印字装置50にカットシート状感熱紙カセット130
を装着し(図19参照)、加熱印字装置50により行な
う。よって、前記スタンプ体1の印面部30に加熱穿孔
する為の前記所望の文字列のデータを、キーボード52
から制御ユニット110に入力設定後、前記スタンプ体
1の印面部30に加熱穿孔する前に、カットシート状感
熱紙カセット130を、加熱印字装置50の印字用装着
部71にセットし、制御ユニット110と加熱印字機構
72により、プラテン部180の下方のカットシート状
感熱紙160に、ミラー文字でない正規の文字の前記文
字列等を加熱印字し、その後、カットシート状感熱紙カ
セット130を印字用装着部71から取り外す。
【0044】カットシート状感熱紙カセット130を加
熱印字装置50から取り出した後は、加熱印字されたカ
ットシート状感熱紙160を、カットシート状感熱紙カ
セット130から引き出す。このとき、蓋170の右側
面下方には、カットシート状感熱紙160の引出し口1
76があり、通常の状態では、図16に示すように、カ
ットシート状感熱紙160の引出部161が、前記引出
し口176から露出している。また、位置決め孔162
から外側に向かって切込み163が、蓋の外部に設けて
ある。従って、図17に示すように、引出部161をも
って、矢印A方向に引き出すことにより、容易にカット
シート状感熱紙160を1枚づつ引き出すことができ
る。
【0045】こうして、カットシート状感熱紙160に
加熱印字された文字列等が所期の満足すべきものである
場合には、文字列等のデータを修正する必要がないの
で、未だ加熱穿孔していない新しいスタンプ体1を、加
熱印字装置50に装着して、そのスタンプ体1の印面部
30に加熱穿孔する。一方、加熱印字されたカットシー
ト状感熱紙160は、スタンプ体1のラベル10として
活用することができる。特に、図20に示すように、ハ
ーフカット165、166、167を有し、かつ、シー
ル機能が付いたカットシート状感熱紙160を用いれ
ば、加熱印字装置50により、ハーフカット165、1
66、167内に加熱印字することによって、種々のス
タンプ体1にあったラベル10が容易に作成できる。
【0046】カットシート状感熱紙160に加熱印字さ
れた文字列等が所期の満足すべきものでない場合には、
加熱印字装置50の制御ユニット110に入力設定した
文字列等のデータに修正を施し、或いは、新たに文字列
等のデータを入力し直してから、前記同様に、カットシ
ート状感熱紙カセット130のカットシート状感熱紙1
60に加熱印字するなど、前記同様に繰り返すものとす
る。
【0047】以上詳細に説明した通り、本実施例に係る
カットシート状感熱紙カセット130では、カットシー
ト状感熱紙160の蓋170への配置は、蓋170に設
けられた位置決めピン171に、カットシート状感熱紙
160の引出部161に設けられた位置決め孔162を
挿入することにより行なわれるとともに、位置決めピン
171と位置決め孔162は、それぞれ蓋170の幅方
向の中央部から外れた位置に形成されているので、カッ
トシート状感熱紙160の表裏を間違えることなく蓋1
70に対して正確に配置することができる。これによ
り、加熱印字装置50を介して常に感熱紙160の発色
面にスタンプ体1の印刷状態を印字することができる。
また、蓋170は枠形状を有することから、カットシー
ト状感熱紙160が位置決めピン171を中心に左右に
動くことはない。
【0048】また、カットシート状感熱紙160が、感
熱紙の一面に粘着剤を介して離形紙が積層され、感熱紙
に対してハーフカット165、166、167が設けら
れているので、スタンプ体1の印面部30に穿孔する文
字列、文字サイズ、文字列の配列状態等を確認した後、
カットシート状感熱紙160を離形紙から引き剥がして
スタンプ体1の印面部30の内容を表わすラベル10と
して使用することができるものである。
【0049】更に、本体基部150の左側一対の突起1
53に対して係合する蓋170の係止爪173を、蓋1
70の係合窓174の下方に設けたことにより、蓋17
0を開く場合に、蓋170の上部と本体基部150の下
部の面した部分が一度離れた状態から、蓋170が本体
基部150の突起153を中心に回動して開くことが可
能になるので、蓋170と本体基部150との空間を広
くすることができ、従って、カットシート状の感熱紙1
60を蓋170に容易に配置することができる。
【0050】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
でなはく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々の変形、改良が可能であることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、感熱孔版原
紙からなるスタンプ体の印面部にサーマルヘッドで加熱
穿孔するのに先行してカットシート状感熱紙に確認的に
スタンプ体の印刷状態を印字するに際して、カットシー
ト状感熱紙の表裏を間違うことなく常に感熱紙の発色面
に印刷状態を印字することができるとともに、その印字
状態を印字したカットシート状感熱紙をスタンプ体の印
刷内容を表示するシートとして使用することができるカ
ットシート状感熱紙カセットを提供することができる。
また、本発明は、感熱紙カセットに対するカットシート
状感熱紙の装着及び取出を簡単、且つ、容易に行うこと
ができるカットシート状感熱紙カセットを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
体の斜視図である。
【図2】スタンプ体の印面部に加熱穿孔する状態を示す
スタンプ体の縦断正面図である。
【図3】スタンプ体で印刷する状態を示すスタンプ体の
縦断正面図である。
【図4】スタンプ体の印面部に加熱穿孔するパターンの
一例を示す図である。
【図5】スタンプ装置の加熱印字装置の斜視図である。
【図6】加熱印字装置とスタンプ体の斜視図である。
【図7】加熱印字装置の平面図である。
【図8】加熱印字装置の部分切欠き正面図である。
【図9】加熱印字装置の部分切欠き縦断側面図である。
【図10】加熱印字装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図11】印字用装着部に装着後のスタンプ体と加熱印
字部の縦断正面図である。
【図12】加熱印字装置の制御系のブロック図である。
【図13】カットシート状感熱紙カセットの縦断正面図
である。
【図14】カットシート状感熱紙カセットの正面図であ
る。
【図15】カットシート状感熱紙カセットの正面図であ
る。
【図16】カットシート状感熱紙カセットの蓋にカット
シート状感熱紙を配置した状態の説明図である。
【図17】カットシート状感熱紙カセットの蓋からカッ
トシート状感熱紙を引出した状態の説明図である。
【図18】カットシート状感熱紙カセットの左側面図で
ある。
【図19】カットシート状感熱紙カセットを加熱印字装
置に装着した状態の要部の部分切欠き縦断側面図であ
る。
【図20】ハーフカットの入ったカットシート状感熱紙
の説明図である。
【符号の説明】
1 スタンプ体 30 印面部 50 加熱印字装置 90 サーマルヘッド 130 カットシート状感熱紙カセット 140 把持部 150 本体基部 152 係合窓 153 突起 160 カットシート状感熱紙 161 引出部 162 位置決め孔 163 切込み 165、166、167 ハーフカット 170 蓋 171 位置決めピン 172 開口 173 係合爪 174 係合窓 176 引出し口 180 プラテン形成部 182 係合爪 183 圧縮バネ A 引き出し方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面
    部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サー
    マルヘッドにより試験的に印字する為のカットシート状
    感熱紙カセットであって、 把持部と、前記把持部の下端に固定され前記スタンプ体
    の印面部に相当する平面状のプラテン部を有する本体基
    部と、前記プラテン部の表面に沿うように位置するとと
    もにその長さ方向両端部において幅方向の中央部から外
    れた位置に位置決め孔が設けられた引出部を有するカッ
    トシート状感熱紙と、前記本体基部の下面に係合手段に
    よって脱着及び回動が可能であるとともに複数の前記カ
    ットシート状感熱紙が配設される枠状の蓋と、前記蓋の
    長さ方向一端部に形成され、前記カットシート状感熱紙
    の位置決め孔に挿入される位置決めピンと、前記蓋の長
    さ方向他端部に形成され、前記引出部を介してカットシ
    ート状感熱紙を引き出す為の引出し口とを備えたことを
    特徴とするカットシート状感熱紙カセット。
  2. 【請求項2】 前記カットシート状感熱紙は、感熱紙の
    一面に粘着剤を介して離形紙が積層されてなり、感熱紙
    にはハーフカットが設けられたことを特徴とする請求項
    1に記載のカットシート状感熱紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記係合手段は、前記本体基部の長さ方
    向両端部に形成された突起と、前記蓋の長さ方向一端部
    に形成された係合窓と、前記係合窓内の下部に形成され
    前記突起に弾性的に係合される係止爪と、前記蓋の長さ
    方向他端部に形成され前記突起に弾性的に係合される係
    止爪とを備え、 前記本体基部と前記蓋は、前記各突起と各係止爪を介し
    て相互に脱着可能であるとともに、本体基部の長さ方向
    一端部の前記突起が前記係止爪から離れて前記係合窓内
    の上部に移動することにより回動可能とされたことを特
    徴とする請求項1に記載のカットシート状感熱紙カセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記位置決めピンは、前記蓋の幅方向の
    中央部から外れた位置に設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載のカットシート状感熱紙カセット。
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