JP3029086B2 - サーマル印字装置 - Google Patents

サーマル印字装置

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JP3029086B2
JP3029086B2 JP7034519A JP3451995A JP3029086B2 JP 3029086 B2 JP3029086 B2 JP 3029086B2 JP 7034519 A JP7034519 A JP 7034519A JP 3451995 A JP3451995 A JP 3451995A JP 3029086 B2 JP3029086 B2 JP 3029086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱性孔版原紙にて構
成したスタンプユニットの印面部に文字列パターンを加
熱穿孔可能であり、また、印面部に加熱穿孔される文字
列パターンの確認を行うべく印面部への加熱穿孔に先行
して感熱紙カセット内に収納されたカットシート状感熱
紙に文字列パターンを印字可能なサーマル印字装置に関
し、特に、サーマル印字装置に対して感熱紙カセットが
装着されるか、又は、スタンプユニットが装着されるか
に対応して、文字列パターンの印字範囲及び穿孔範囲に
おける各印字開始位置及び穿孔開始位置を変えることに
より、カットシート状感熱紙の有効利用を可能としたサ
ーマル印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、その他種々の文字
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。
【0003】かかる状況下において、前記ラバー製のス
タンプにとって代わるものとして本願出願人は、特開平
4−226778号において、スタンプ体と、このスタ
ンプ体の印面部に加熱穿孔する加熱印字装置とからなる
スタンプ装置を提案した。ここに、前記スタンプ体は、
把持部と、本体ケースと、本体ケース内に設けられ、テ
ープ状の感熱性孔版原紙を供給して巻き取る供給リール
及び巻取りリールと、穿孔された感熱性孔版原紙に接触
させたインクパッドとからなり、また、前記加熱印字装
置は、スタンプ体を着脱自在に装着する為の穿孔用装着
部と、スタンプ体の感熱性孔版原紙を送る送り機構と、
スタンプ体の感熱性孔版原紙に加熱穿孔するサーマルヘ
ッドと、キーボードと、入力された文字列を感熱性孔版
原紙に穿孔するように、送り機構とサーマルヘッドを制
御する制御装置とで構成されている。このスタンプ装置
によれば、加熱印字装置によりスタンプ体の印面部に所
望の文字列パターンを穿孔することにより、スタンプ体
の内部のインクパッドから印面部にインクが自動的に供
給されるため、印面部に外部のインクを塗布することな
く多数回に亙って印刷できるものである。
【0004】ところで、前記スタンプ体の印面部に文字
列をミラー文字で穿孔する際、加熱印字装置に入力する
入力データに不備がある場合には、所期の文字列を印刷
できない状態に穿孔してしまうため、そのスタンプ体が
使用できなくなり、高価なスタンプ体が無駄になる。そ
こで、本出願人は、印面部に加熱先行する前に、予めテ
ープ状の感熱紙等に前記文字列を印刷して、印刷状態を
確認できるテープ状感熱紙カセットを、特願平5−34
7878号にて提案した。かかるテープ状感熱紙カセッ
トを使用すれば、スタンプ体の印面部に文字列を穿孔す
る前に、スタンプ体の印刷状態を確認することができる
ので、高価なスタンプ体が無駄になってしまうことを回
避することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−226778号に記載されたスタンプ装置の加
熱印字装置を介して、前記特願平5−347878号の
テープ状感熱紙カセットに収納された感熱紙に予め文字
列パターンを印字してスタンプ体の印面部に穿孔される
文字列パターンの確認を行う場合、以下に説明する問題
点がある。
【0006】ここで、従来のスタンプ装置の加熱印字装
置を介して、テープ状感熱紙カセットの感熱紙に確認的
に文字列パターンの印字を行う場合における問題点につ
いて図27及び図28に基づき説明する。図27は各種
のサイズを有するスタンプ体の印面部に文字列パターン
を穿孔する場合における文字列パターンの穿孔範囲を模
式的に示す説明図、図28は感熱紙に文字列パターンを
印字する場合における文字列パターンの印字範囲を模式
的に示す説明図である。
【0007】先ず、図27において、スタンプ体は印面
部の面積に対応して複数種類のサイズ、例えば、4種類
のサイズ(Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ、SSサイ
ズ)が存在し、Lサイズを有するスタンプ体の印面部に
文字列パターンの穿孔を行う場合には、図27(A)に
示すように、矩形状の穿孔範囲200における四隅位置
の内上隅位置を穿孔開始位置Pとして文字列パターンの
作成を行い、矢印方向に文字列パターンを穿孔範囲20
0内に穿孔していく。また、同様に、Mサイズを有する
スタンプ体の印面部については、図27(B)に示すよ
うに、矩形状の穿孔範囲201における上隅位置を穿孔
開始位置Pとして文字列パターンの作成を行い、矢印方
向に文字列パターンを穿孔する。また、同様に、Sサイ
ズのスタンプ体については、図27(C)に示すよう
に、穿孔範囲202の上隅位置を穿孔開始位置Pとして
文字列パターンの作成、穿孔を行い、更に、SSサイズ
のスタンプ体については、図27(D)に示すように、
穿孔範囲203の上隅位置を穿孔開始位置として文字列
パターンの作成、穿孔を行う。
【0008】これに対して、Lサイズのスタンプ体の印
面部に穿孔すべき文字列パターンの確認を行うべく感熱
紙(Lサイズのスタンプ体の印面部と同一面積を有す
る)に文字列パターンを印字する場合には、前記図27
(A)の穿孔範囲200と同一範囲を有する印字範囲2
04における上隅位置を印字開始位置Qとして文字列パ
ターンを作成し、印字を行う(図28(A)参照)。こ
の場合、穿孔範囲200と印字範囲204とが同一の大
きさを有しており、文字列パターンの確認時に感熱紙は
有効に使用され得る。
【0009】しかし、Mサイズのスタンプ体の印面部に
穿孔すべき文字列パターンの確認を行う場合には、感熱
紙がLサイズ用の印字面積を有しているにも拘らず、前
記図27(B)の穿孔範囲201と同一範囲を有する印
字範囲205の上隅位置を印字開始位置Qとして文字列
パターンの作成、印字を行っている(図28(B)参
照)。かかる場合、感熱紙における印字範囲205分し
か使用されず、印字範囲205以外の感熱紙部分は無駄
に消費されることとなる。これでは、文字列パターンを
確認する際のコストが高くなり、また、資源の無駄使い
となる。
【0010】前記事情は、Sサイズ及びSSサイズのス
タンプ体の印面部に穿孔すべき文字列パターンの確認を
行う場合においても同じである。即ち、Sサイズのスタ
ンプ体の場合、前記図27(C)の穿孔範囲202と同
一範囲を有する印字範囲206の上隅位置を印字開始位
置Qとして文字列パターンの作成、印字を行い、また、
SSサイズのスタンプ体の場合には、前記図27(D)
の穿孔範囲203と同一範囲を有する印字範囲207の
上隅位置を印字開始位置Qとして文字列パターンの作
成、印字を行っている。従って、いずれの場合において
も印字範囲206、207以外の感熱紙部分が無駄に消
費され、文字列パターンの確認時におけるコストが高く
なり、また、資源の無駄使いとなるものである。
【0011】前記したように、従来のスタンプ装置の加
熱印字装置では、スタンプ体のサイズがLサイズである
場合には問題がないものの、スタンプ体の印面部におけ
る穿孔範囲と感熱紙の印字範囲とを同一範囲とし、且
つ、穿孔開始位置Pと印字開始位置Qとを同一に設定し
ているので、スタンプ体が他のサイズを有する場合に
は、文字列パターンの確認時に感熱紙が無駄に消費され
ることとなり、文字列パターンの確認コストが高くなる
とともに、資源の無駄使いとなる問題が存在するもので
ある。
【0012】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、サーマル印字装置に対して感熱
紙カセットが装着されるか、又は、スタンプユニットが
装着されるかに対応して、文字列パターンの印字範囲及
び穿孔範囲における各印字開始位置及び穿孔開始位置を
変えることにより、カットシート状感熱紙の有効利用を
図ることができるサーマル印字装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るサーマル印字装置は、感熱孔版原紙にて構
成したスタンプユニットの印面部に文字列パターンを加
熱穿孔可能であるとともに、印面部に加熱穿孔される文
字列パターンの確認を行うべく印面部への加熱穿孔に先
行して感熱紙カセット内に収納されたカットシート状感
熱紙に文字列パターンを印字可能なサーマル印字装置に
おいて、サーマル印字装置に装着されたスタンプユニッ
ト又は感熱紙カセットを検出する検出手段と、前記文字
列パターンの穿孔範囲又は印字範囲を設定する設定手段
と、前記設定手段を介して設定された穿孔範囲又は印字
範囲に従って文字列パターンの穿孔又は印字を行うサー
マルヘッドと、前記検出手段により感熱紙カセットが検
出された場合、前記設定手段を介して設定された印字範
囲に関して前記サーマルヘッドにより所定印字開始位置
から印字を開始させる印字制御手段と、前記検出手段に
よりスタンプユニットが検出された場合、前記設定手段
を介して設定された穿孔範囲に関して前記サーマルヘッ
ドにより前記印字開始位置とは異なる所定穿孔開始位置
から穿孔を開始させる穿孔制御手段とを備えた構成とさ
れる。
【0014】ここに、前記印字範囲及び穿孔範囲は共に
矩形状を有し、前記印字開始位置は印字範囲における四
隅位置のいずれかに設定されているとともに、前記穿孔
開始位置は穿孔範囲を上下方向に2分割する中央線を基
準として設定されることが望ましい。また、前記カット
シート状感熱紙には、前記設定手段により設定された印
字範囲に対応して上下2段に文字列パターン形成部が設
けられていることが望ましい。更に、前記カットシート
状感熱紙は、感熱紙の一面に粘着剤を介して離形紙が積
層されてなり、感熱紙には前記文字列パターン形成部に
沿ってハーフカットが設けられることが望ましい。
【0015】
【作用】前記構成を有する本発明に係るサーマル印字装
置では、先ず、検出手段を介してサーマル印字装置にス
タンプユニットが装着されたか、又は、感熱紙カセット
が装着されたかが検出される。検出手段により感熱紙カ
セットが検出された場合、設定手段を介して印字範囲が
設定され、また、スタンプユニットが検出された場合に
は、穿孔範囲が設定される。
【0016】そして、スタンプユニットの印面部に加熱
穿孔される文字列パターンの確認を行うべく印面部への
加熱穿孔に先行して、感熱紙カセット内のカットシート
状感熱紙に文字列パターンを印字する場合には、印字制
御手段によりサーマルヘッドの印字制御が行われ、前記
印字範囲に関して所定の印字開始位置から文字列パター
ンがカットシート状感熱紙に印字される。
【0017】また、スタンプユニットの印面部に文字列
パターンを加熱穿孔する場合には、穿孔制御手段により
サーマルヘッドの穿孔制御が行われ、前記穿孔範囲に関
して印字開始位置とは異なる所定の穿孔開始位置から文
字列パターンが印面部に加熱穿孔される。
【0018】このとき、前記印字開始位置と穿孔開始位
置とは、相互に異なる位置に設定されており、従って、
カットシート状感熱紙に文字列パターンを印字してその
確認を行う場合に、カットシート状感熱紙の無駄が生じ
ない位置に印字開始位置を設定することにより、カット
シート状感熱紙の無駄をなくすことが可能となる。
【0019】更に、印字開始位置が矩形状の印字範囲の
四隅位置のいずれかに設定されるとともに、穿孔開始位
置が矩形状の穿孔範囲を上下に2分割する中央線を基準
として設定されている場合には、カットシート状感熱紙
の有効利用を簡単、且つ、容易に図ることが可能であ
る。また、印字範囲に対応してカットシート状感熱紙に
上下2段に文字列パターン形成部が設けられている場合
には、1枚のカットシート状感熱紙をもって文字列パタ
ーンの確認を2回行うことが可能となる。また、カット
シート状感熱紙が、感熱紙の一面に粘着剤を介して離形
紙が積層されるとともに、文字列パターン形成部に沿っ
てハーフカットが設けられている場合には、文字列パタ
ーンを確認した後に感熱紙をスタンプユニットのスタン
プ内容を表すラベルとして使用することが可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るサーマル印字装置につい
て、本発明を具体化した実施例に基づき図面を参照しつ
つ詳細に説明する。本実施例は、スタンプユニット1と
加熱印字装置50とからなるスタンプ装置と、このスタ
ンプユニット1の印面部に文字列を加熱穿孔するのに先
行して、試験的に加熱印字する為のカットシート状感熱
紙カセット130に本発明を適用した場合の例である。
最初に、スタンプ装置について説明する。
【0021】先ず、スタンプ装置の加熱印字装置50に
ついて、図1〜図8を参照しつつ説明する。図1〜図3
に示すように、加熱印字装置50は、本体フレーム51
と、本体フレーム51の前部に設けられたキーボード5
2及び液晶ディスプレイ53と、本体フレーム51の後
部に設けられた加熱印字部54と、本体フレーム51内
に設けられた制御ユニット110(図8参照)等で構成
されている。
【0022】前記キーボード52には、仮名キーとアル
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、印字指令スイッチ66、等)、メインス
イッチ67が設けられている。前記液晶ディスプレイ5
3は、前記スタンプユニット1で印刷する印刷対象のパ
ターンに相当する複数行の文字列や枠取り等を表示可能
に構成されている。
【0023】次に、前記加熱印字部54について説明す
る。図4〜図7に示すように、加熱印字部54には、サ
ブフレーム70と、スタンプユニット1を着脱自在に装
着する為の印字用装着部71と、この印字用装着部71
に装着されたスタンプユニット1の印面部30にドット
状に穿孔する加熱印字機構72等が設けられている。
【0024】前記印字用装着部71について説明する
と、サブフレーム70の右側壁73には、スタンプ部3
の前後方向幅が最大のスタンプユニット1の下半分の側
面形状とほぼ同形の開口74が形成され、この開口74
を開閉する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的に設
けられ、開閉扉75とセクタギヤ76は、枢軸77によ
り右側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフ
レーム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材7
8,79が設けられ、これらガイド部材78,79の下
端には、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80
が相対向状に形成されている。
【0025】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して前後方向に小距離移動可能に設
けられ、これらローラ81は、スプリング82により後
方へ付勢されている。
【0026】前側のガイド部材78に固定されたガイド
バー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設
され、ガイドバー83の右端部の上面には、右方下がり
傾斜状のテーパー面84が形成され、また、ガイドバー
83の左端部には、スタンプユニット1の左限界位置を
規制する係止部85が形成されている。
【0027】前記スタンプユニット1を開口74から挿
入し、スタンプユニット1の把持部2の前後1対のガイ
ド溝15に、前後1対のガイド部80を係合させること
で、スタンプユニット1が1対のガイド部80で支持さ
れ、スタンプユニット1は、1対のローラ81を介して
スプリング82で後方へ付勢されて前後方向位置が正確
に設定され、また、スタンプユニット1が係止部85に
当接し、右側のローラ81が把持部2の係合凹部16に
係合した状態で、スタンプユニット1の左右方向位置が
正確に設定される。
【0028】前記スタンプユニット1を、印字用装着部
71に装着する際に、ガイドバー83が、スタンプユニ
ット1のガイド穴18,19,19に亙って挿通され、
これにより、スカート部材6が、図9に示す上限位置に
上昇させた状態に保持される。
【0029】前記加熱印字機構72について説明する
と、印字用装着部71の下方において、サブフレーム7
0の右端壁73と左端壁86とに亙って、キャリッジ8
7を案内する為の左右方向に延びるガイドロッド88
と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載
されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91
を操作する為の左右方向に延びるヘッド切換えロッド8
9とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド8
9に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されてい
る。前記キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド
切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持さ
れ、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定
の長さのラック92が形成されている。
【0030】前記キャリッジ87には、カム当接板93
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。
【0031】前記カム体91は、楕円形状に形成され
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
【0032】前記ヘッド切換えロッド89の右端部に
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
【0033】前記サブフレーム70の前壁99には、キ
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構103とが付設されてい
る。
【0034】それ故、ステッピングモータ100の回転
駆動力が駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ス
テッピングモータ100により、キャリッジ87を左右
方向へ移動駆動することができる。前記サーマルヘッド
90は、サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のも
ので、このサーマルヘッド90には、例えば、96個の
発熱素子が前後方向向きに1列に設けられている。
【0035】次に、前記加熱印字機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。図8に示すように、制御ユニ
ット110には、キーボード52と、サーマルヘッド9
0と、キャリッジ送りモータ100と、液晶ディスプレ
イ53と、加熱印字部54に装着されたものが、スタン
プユニット1であるか、又は、カットシート状感熱紙カ
セット130であるかを検出する3つの近接スイッチ1
04、105、及び、106が接続されている。CPU
111は、各近接スイッチ104、105、106から
出力されるオン・オフ信号の組合せに基づいて、スタン
プユニット1かカットシート状感熱紙カセット130か
を判断する。
【0036】スタンプユニット1は、本実施例の場合、
後述するように、印面部30の広狭に対応して、広い順
に4種類のサイズ(Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ、S
Sサイズ)が存在する。
【0037】図8に示すように、制御ユニット110に
は、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、印字用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104〜106に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。制御ユニット110には、出力インタフェース
117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119、モー
タ駆動回路120、ディスプレイ駆動回路121が設け
られている。
【0038】前記ROM112には、この加熱印字装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。
【0039】前記RAM113には、入力データを記憶
する入力バッファ124、印字用ドトパターンデータを
記憶する印字データバッファ125、シフトレジスタ1
26、その他種々のカウンタやレジスタが設けられてい
る。
【0040】前記印字用CG−ROM114には、印字
対象となる多数の文字のドットパターンデータがコード
データと対応付けて記憶され、また、表示用CG−RO
M115には、印字対象となる多数の文字の表示用ドッ
トパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され
ている。
【0041】ここで、前記スタンプユニット1の印面部
30に所望の文字列を加熱穿孔して、スタンプとして使
用可能なスタンプユニット1が使用される場合、前記加
熱印字装置50のキーボード52から、制御ユニット1
10に、所望の文字列を入力すると、制御ユニット11
0において前記所望の文字列のミラー文字の印字用ドッ
トパターンデータが作成されて記憶される。その後、ス
タンプユニット1を印字用装着部71にセットした状態
において、制御ユニット110と加熱印字機構72によ
り、印面部30に加熱穿孔する。こうして、印面部30
に文字列等を加熱穿孔した後には、含浸体27のインク
が文字列等の穿孔から滲み出すため、通常のラバー製の
スタンプと同様に、多数回に亙って前記文字列等を印刷
することができる。
【0042】尚、後述するカットシート状感熱紙160
に試験的に加熱印字する文字列は、ミラー文字ではない
正規の文字であることが必要であることから、制御ユニ
ット110のプログラムメモリに、所定の指令信号に応
じて、加熱穿孔すべきミラー文字の文字列等の加熱印字
の為の印字用ドットパターンデータを、印字用データバ
ッファ125から、ミラー文字ではない正規の文字の文
字列等の加熱印字の為の印字用ドットパターンデータに
変換しつつ読み出す制御プログラムを格納しておき、そ
の正規の文字の文字列等の印字用ドットパターンデータ
でもって、カットシート状感熱紙カセット130のカッ
トシート状感熱紙160に加熱印字するように構成して
ある。
【0043】次に、スタンプ装置に使用されるスタンプ
ユニット1について、図9〜図12を参照しつつ説明す
る。スタンプユニット1は、手で握る為の把持部2と、
この把持部2に固定的に連結されるスタンプ部3と、ス
タンプ部3の外周側を覆うスカート部材6と、スタンプ
部3に着脱自在に装着される保護キャップ7とから構成
されている。
【0044】前記把持部2の頂部には、ラベル10を貼
付する為の凹部11が形成され、把持部2の前壁12と
後壁13の下部には、ガイド溝15が形成され、前壁1
2には係合凹部16が形成され、左側壁14には係合穴
18が形成されている。
【0045】前記スタンプ部3は、スタンプ部本体4
と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して固定され
る外周保持部材5とで構成されている。この外周保持部
材5は、把持部2の前壁12と後壁13とから延びた2
対の係合爪17を介して、把持部2に固定されている。
【0046】前記スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹
部25を備えた合成樹脂製の基部材26と、この基部材
26の凹部25に装着された含浸体27であって油性イ
ンクを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面と基
部材26の外周側を覆い接着剤で基部材26の外周面に
接着された感熱性孔版原紙28とで構成されている。$
前記基部材26は、耐油性に優れる合成樹脂材料又は
金属材料で構成され、その凹部25に含浸体27を装着
することで、含浸体27の位置ズレ及び含浸体27から
のインクの流出を防止できる。前記含浸体27は、合成
樹脂材料の弾力性のある発泡体又は不織布からなり、こ
の含浸体27には、油性インクが飽和状態に含浸されて
いる。前記感熱性孔版原紙28は、熱可塑性フィルム
と、多孔性支持体と、これらを接着する接着剤層とで構
成されている。
【0047】前記含浸体27の表面に密着した感熱性孔
版原紙28の部分が印面部30を構成し、印面部30
は、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたっている。
【0048】前記スカート部材6は、把持部2と外周保
持部材5に対して昇降自在に付設され、スカート部材6
の中央部の突出部29と把持部2の上壁間に圧縮スプリ
ング20が装着され、このスプリング20により、スカ
ート部材6は下方へ弾性付勢され、突出部29には、ス
カート部材6を上限位置にしたときに、係合穴18と水
平直列状に対向する係合穴19が形成されている。
【0049】前記保護キャップ7は、スタンプ部本体4
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、この
保護キャップ7は、スカート部材6の外周壁部に内嵌さ
せて支持される。
【0050】前記印面部30に、例えば、図12に示す
ように、「ABC」のミラー文字の文字列と、その外側
を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの多数の穿孔
(ドットパターン穿孔)とが、加熱印字装置50のサー
マルヘッド90により形成され、図12のパターンの鏡
像である「ABC」の文字列と6重の矩形枠を印刷可能
なスタンプが構成されるため、通常のラバー製の印面部
を有するスタンプと同様に、例えば、約1000回にも
亙って前記パターンを印刷することができる。
【0051】前記印面部30を構成する感熱性孔版原紙
28に加熱穿孔する場合には、スタンプユニット1を、
後述する加熱印字装置50の印字用装着部71にセット
し、その装置のガイドバー83を、ガイド穴18、1
9、19に亙って挿通させることで、スカート部材6を
上限位置に保持して穿孔を行ない、また、不使用時に
は、保護キャップ7を装着し、また、印刷する際には、
図11に示すように、保護キャップ7を取外し、用紙の
表面の印刷すべき位置にスカート部材6を位置決めする
ことで、スタンプ部3の印面部30を位置決めしてか
ら、把持部2を下方へ押圧することで印刷する。
【0052】続いて、カットシート状感熱紙カセット1
30について、図13〜図20を参照しつつ説明する。
図13はカットシート状感熱紙カセットの縦断正面図で
あり、図14はカットシート状感熱紙カセットの正面図
であり、図15はカットシート状感熱紙カセットの正面
図である。また、図16はカットシート状感熱紙カセッ
トの蓋にカットシート状感熱紙を配置した状態の説明図
であり、図17はカットシート状感熱紙カセットの蓋か
らカットシート状感熱紙を引出した状態の説明図であ
る。また、図18はカットシート状感熱紙カセットの左
側面図であり、図19はカットシート状感熱紙カセット
を加熱印字装置に装着した状態の要部の部分切欠き縦断
側面図である。図20はハーフカットの入ったカットシ
ート状感熱紙の説明図である。
【0053】カットシート状感熱紙カセット130は、
図13、14、15に示すように、手で掴む為の把持部
140と、この把持部140の下端に一体形成された本
体基部150と、この本体基部150から下方に付勢さ
れたプラテン形成部180と、前記スタンプユニット1
の印面部30よりも僅かに広幅のカットシート状感熱紙
160と、この本体基部150に脱着、回動可能に取り
付けられた蓋170とで構成されている。
【0054】前記把持部140は合成樹脂製で、前記ス
タンプユニット1の把持部2とほぼ同形状に形成され、
把持部140は中空状で、左側壁には、加熱印字装置5
0の前記ガイドバー83を挿通させる為のスリット口1
41が形成され、前面と後面の下部には、前記スタンプ
ユニット1のガイド溝15と同様のガイド溝142(図
14、図15参照)が形成されている。
【0055】前記本体基部150は、把持部140の下
端に一体的に連なっており、内部の上壁には、左右一対
のバネ支持部151、また、前面154と後面154
(図18参照)には、左右一対の係合窓152(図15
参照)と左右一対の突起153(図14、図15参照)
が形成されている。このとき、左側の突起153は、前
面154と後面154の下方に配置される。
【0056】前記プラテン形成部180は、本体基部1
50の下方に位置し、上面には、本体基部150のバネ
支持部151に対応する位置に左右一対のバネ支持部1
81、また、前面と後面には、本体基部150に対応す
る左右一対の係合爪182(図15参照)、更に、前面
と後面の中央には、ガイド溝184(図15参照)が形
成され、また、下面には、粘着剤186により矩形状の
ラバーシート185が貼付されている。
【0057】従って、本体基部150のバネ支持部15
1とバネ支持部181に圧縮バネ183を装着すること
により、また、本体基部150の係合窓152に係合爪
182を係合させることにより、更に、図示しない本体
基部150の内側にある摺動部材にガイド溝184を摺
動させることにより、プラテン形成部180は下方へ付
勢されると同時に本体基部150に支持される。
【0058】前記カットシート状感熱紙160は、上面
に感熱層が形成された感熱紙の下面に粘着剤を介して離
形紙が積層された、いわゆる、感熱ラベルシートから構
成されている。かかるカットシート状感熱紙160は、
プラテン形成部180と蓋170の間に位置し、図16
に示すように、前記スタンプユニット1の印面部30よ
りも僅かに広幅な形状の両端に引出部161を有し、そ
の引出部161の幅中央からはずれた位置に位置決め孔
162が設けられ、また、その位置決め孔162から外
側に向かって切込み163が設けてある。
【0059】また、図20に示すように、文字列の印字
領域を囲むようにハーフカット164、165、16
6、167が入ったカットシート状感熱紙160も用い
られる。即ち、図20(A)に示すカットシート状感熱
紙160は、Lサイズのスタンプユニット1における印
面部30に穿孔される文字列を確認するためのものであ
り、ハーフカット164の若干内側に印字範囲190が
設けられている。また、図20(B)に示すカットシー
ト状感熱紙160は、Mサイズのスタンプユニット1の
印面部30に穿孔される文字列を確認するため使用さ
れ、同様に、ハーフカット165の内側に上下2段に渡
って印字範囲191が設けられている。これと同様に、
図20(C)及び図20(D)に示すカットシート状感
熱紙160は、それぞれSサイズを有するスタンプユニ
ット1の印面部30に穿孔される文字列を確認するた
め、及び、SSサイズを有するスタンプユニット1の印
面部30に穿孔される文字列の確認するために使用され
るものであり、それぞれ各ハーフカット166、167
の内側には、上下2段に渡って各印字範囲192、19
3が設けられている。
【0060】前記蓋170は、枠状の形状を有し、その
内部にカットシート状感熱紙160が配置され、内部下
面の左には、カットシート状感熱紙160の位置決め孔
162に対応する位置決めピン171が、右側面下方に
は、カットシート状感熱紙160の引出し口176、及
び、下面には、前記スタンプユニット1の印面部30よ
りも僅かに広幅な形状の開口172が形成されている。
【0061】また、前面と後面の右側には、本体基部1
50の突起153に対応する係合爪173、前面と後面
の左側には、本体基部150の突起153に対応する係
合窓174、その係合窓174の内部の下には、本体基
部150の突起153に対応する係合爪173が形成さ
れ、また、左側面には、本体基部150の側面154と
の干渉を防ぐための切り欠き175が形成されている。
【0062】続いて、上述した加熱印字装置50を用い
て、カットシート状感熱紙カセット130に加熱印字す
る操作に基づき、カットシート状感熱紙カセット130
の作用について説明する。
【0063】始めに、図14の通常の状態から、図15
に示すように、カットシート状感熱紙カセット130の
蓋170を開くため、蓋170の係合爪173と本体基
部150の突起153との係合を解除する。係合爪17
3は弾性変形可能な合成樹脂でできているので、この解
除は、把持部140と蓋170を持って引き離すことに
より可能である。
【0064】この解除の後、図面左側(長さ方向一端
部)の突起153は、本体基部150の下方に配置され
ており、また、図面左側の係合窓174は、蓋170の
係合爪173の上方に空間を有するので、突起153が
係合窓173内の上部に移動されて、その結果、図15
に示すように、蓋170が突起153を中心に回動して
開くことができる。
【0065】従って、通常の状態から蓋170を回動し
て開くことより、蓋170と本体基部150との空間を
広く確保することができ、後述する複数のカットシート
状感熱紙160を蓋170に容易、且つ、均等にセット
することができる。
【0066】次に、蓋170にカットシート状感熱紙1
60をセットする。このセットは、カットシート状感熱
紙160の引出部161にある位置決め孔162を、蓋
170に設けた位置決めピン171に挿入することによ
り行なう。このとき、位置決め孔162及び位置決めピ
ン171は、蓋170の幅方向における中央よりずれた
位置に設けられている。
【0067】従って、カットシート状感熱紙160の表
裏を間違えることなく、カットシート状感熱紙160の
感熱紙が必ず開口172側となるように、蓋170にカ
ットシート状感熱紙160をセットすることができる。
これは、特に、図20に示すハーフカットの入ったカッ
トシート状感熱紙160を印刷する場合に、ハーフカッ
ト内に確実に印刷させるために有効である。
【0068】また、蓋170の枠内部に、カットシート
状感熱紙160を配置するので、カットシート状感熱紙
160が位置決めピン171を中心として回転移動する
ことはない。
【0069】次に、図15に示す蓋170が開いた状態
から、図14の通常の状態にもどすため、カットシート
状感熱紙カセット130の蓋170を閉じて、蓋170
の係合爪173と本体基部150の突起153を係合さ
せる。係合爪173は弾性変形可能な合成樹脂でできて
いるので、この係合は、把持部140と蓋170を持っ
て重ね合わせることにより可能である。
【0070】これに伴い、蓋170の内部に配置された
カットシート状感熱紙160は、プラテン形成部180
の下方に移動し、プラテン形成部180の付勢力によ
り、プラテン形成部180と蓋170の間に固定され
る。
【0071】これにより、蓋170の内部に配置するカ
ットシート状感熱紙160の枚数にかかわらず、カット
シート状感熱紙160は蓋170に付勢されて、カット
シート状感熱紙160が上下に動くことなく、後述する
確実な加熱印字が可能になる。
【0072】従って、この状態のカットシート状感熱紙
カセット130では、プラテン部180の下方に位置
し、蓋170の開口172に現れるカットシート状感熱
紙160の部分に、前記加熱印字装置50のサーマルヘ
ッド90により加熱印字することができる。この加熱印
字は、図9に示す前記スタンプユニット1の場合と同様
に、加熱印字装置50にカットシート状感熱紙カセット
130を装着し(図19参照)、加熱印字装置50によ
り行なう。
【0073】よって、前記スタンプユニット1の印面部
30に加熱穿孔する為の前記所望の文字列のデータを、
キーボード52から制御ユニット110に入力設定後、
前記スタンプユニット1の印面部30に加熱穿孔する前
に、カットシート状感熱紙カセット130を、加熱印字
装置50の印字用装着部71にセットし、制御ユニット
110と加熱印字機構72により、プラテン部180の
下方のカットシート状感熱紙160に、ミラー文字でな
い正規の文字の前記文字列等を加熱印字し、その後、カ
ットシート状感熱紙カセット130を印字用装着部71
から取り外す。
【0074】カットシート状感熱紙カセット130を加
熱印字装置50から取り出した後は、加熱印字されたカ
ットシート状感熱紙160を、カットシート状感熱紙カ
セット130から引き出す。
【0075】このとき、蓋170の右側面下方には、カ
ットシート状感熱紙160の引出し口176があり、通
常の状態では、図16に示すように、カットシート状感
熱紙160の引出部161が、前記引出し口176から
露出している。また、位置決め孔162から外側に向か
って切込み163が、蓋の外部に設けてある。
【0076】従って、図17に示すように、引出部16
1をもって、矢印A方向に引き出すことにより、容易に
カットシート状感熱紙160を1枚づつ引き出すことが
できる。
【0077】こうして、カットシート状感熱紙160に
加熱印字された文字列等が所期の満足すべきものである
場合には、文字列等のデータを修正する必要がないの
で、未だ加熱穿孔していない新しいスタンプユニット1
を、加熱印字装置50に装着して、そのスタンプユニッ
ト1の印面部30に加熱穿孔する。
【0078】一方、加熱印字されたカットシート状感熱
紙160は、スタンプユニット1のラベル10として活
用することができる。特に、図20に示すように、ハー
フカット164、165、166、167を有し、か
つ、シール機能が付いたカットシート状感熱紙160を
用いれば、加熱印字装置50により、ハーフカット16
4、165、166、167内に加熱印字することによ
って、種々のスタンプユニット1にあったラベル10が
容易に作成できる。
【0079】カットシート状感熱紙160に加熱印字さ
れた文字列等が所期の満足すべきものでない場合には、
加熱印字装置50の制御ユニット110に入力設定した
文字列等のデータに修正を施し、或いは、新たに文字列
等のデータを入力し直してから、前記同様に、カットシ
ート状感熱紙カセット130のカットシート状感熱紙1
60に加熱印字するなど、前記同様に繰り返すものとす
る。
【0080】次に、前記構成を有するスタンプ装置を使
用して、カットシート状感熱紙カセット130のカット
シート状感熱紙160に予め文字列を印字する印字動
作、及び、スタンプユニット1の印面部30に文字列を
穿孔する穿孔動作について、印字範囲及び穿孔範囲との
関係を考慮しつつ図21に基づき説明する。図21はス
タンプ装置の制御プログラムのフローチャートである。
【0081】先ず、カットシート状感熱紙160に印字
される文字列を確認する場合について説明する。スタン
プ装置の電源をオンすると、RAMの各種メモリ等の初
期化が行われた後、ステップ(以下、Sと略記する)1
において、各カットシート状感熱紙160における印字
範囲190〜193のサイズ、又は、スタンプユニット
1の印面部30のサイズを設定するための印面サイズ設
定画面が液晶ディスプレイ53に表示される。ここに、
印面サイズは、各カットシート状感熱紙160のサイズ
に対応する印字範囲190〜193、及び、スタンプユ
ニット1のサイズ(Lサイズ、Mサイズ、Sサイズ、S
Sサイズの4種類がある)に対応する印面部30の穿孔
範囲の大きさを表すものであり、かかる印面サイズとし
ては、図22に示すように、Lサイズ、M、サイズ、S
サイズ、SSサイズの4種類がある。尚、各印面サイズ
については後述する。
【0082】次に、前記のように液晶ディスプレイ53
上に印面サイズ設定画面が表示された状態で、キーボー
ド5におけるカーソル移動キー57を操作し、所望の印
面サイズが選択され、確定/終了キー60により印面サ
イズが設定される。因みに、図22では印面サイズとし
てLサイズが選択されている。
【0083】続くS2では、スタンプ装置の加熱印字部
54にカットシート状感熱紙カセット130が装着され
たかどうか判断される。かかる判断は、前記した3つの
各近接スイッチ104〜106のオン・オフの組合せに
基づいて行われる。カットシート状感熱紙カセット13
0が装着されたと判断された場合(S2:YES)、S
3において、前記S2にて設定された印面サイズがLサ
イズであるかどうか判断される。Lサイズが設定されて
いる場合(S3:YES)には、カットシート状感熱紙
160の印字範囲を縦27mm、横70mmに設定した
後(S4)、S11に移行する。尚、かかる印字範囲
は、前記図20(A)に示す印字範囲190に対応す
る。
【0084】また、S3にてLサイズが設定されていな
い場合(S3:NO)には、S5においてMサイズが設
定されているかどうか判断される。Mサイズが設定され
ている場合(S5:YES)には、印字範囲を縦9m
m、横70mmに設定した後(S6)、S11に移行す
る。尚、かかる印字範囲は、前記図20(B)に示す印
字範囲191に対応する。
【0085】これと同様にして、S5にてMサイズが設
定されていない場合(S5:NO)、S7においてSサ
イズが設定されているかどうか判断され、Sサイズが設
定されている場合(S7:YES)には、印字範囲を縦
6mm、横50mmに設定した後(S8)、S11に移
行する。この時の印字範囲は、図20(C)に示す印字
範囲192に対応する。
【0086】また、S7においてSサイズが設定されて
いない場合(S7:NO)には、S9にてSSサイズが
設定されているかどうか判断される。SSサイズが設定
されている場合(S9:YES)、S10で印字範囲を
縦9mm、横30mmに設定した後(S10)、S11
に移行する。かかる印字範囲は、前記図20(D)に示
す印字範囲193に対応する。
【0087】S11においては、印字開始位置が原点
(縦0mm、横0mm)に設定される。このように設定
される印字開始位置について、図23に基づき説明す
る。図23は各印面サイズに対応してカットシート状感
熱紙160の印字範囲と印字開始位置との関係を模式的
に示す説明図である。図23(A)は、スタンプユニッ
トの印面サイズがLサイズである場合に対応するカット
シート状感熱紙160の印字範囲190を示し、矩形状
の印字範囲190の四隅位置の内、左上隅位置が印字開
始位置Rとされる。かかる印字開始位置Rを基準とし
て、文字列データが前記印字用CG−ROM114等を
介して作成され、その作成された文字列データが矢印方
向に印字される。
【0088】また、図23(B)は、スタンプユニット
1の印面サイズがMサイズである場合に対応するカット
シート状感熱紙160の印字範囲191を示し、上下2
段に渡って配置された上側印字範囲191の左上隅位置
が印字開始位置Rとされる。そして、前記と同様、印字
開始位置Rを基準として、文字列データが作成され、そ
の文字列データが矢印方向に印字される。
【0089】更に、図23(C)は、スタンプユニット
1の印面サイズがSサイズである場合に対応するカット
シート状感熱紙160の印字範囲192を示し、上下2
段に配置された上側印字範囲192の左上隅位置が印字
開始位置Rとされる。文字列データの作成、印字方向に
ついては前記と同様である。
【0090】また、図23(D)は、スタンプユニット
1の印面サイズがSSサイズである場合に対応するカッ
トシート状感熱紙160の印字範囲193を示し、上下
2段に配置された上側印字範囲193の左上隅位置が印
字開始位置Rとされる。文字列データの作成、印字方向
については前記と同様である。
【0091】前記図23から理解されるように、カット
シート状感熱紙160における印字開始位置Rは、各印
面サイズL、M、S、SSについて共通な位置に設定さ
れている。
【0092】前記のようにS11で印字開始位置Rが設
定された後、印字開始位置Rを基準として文字列データ
が作成されるとともに、S12においてサーマルヘッド
90によりカットシート状感熱紙160における各印字
範囲190、191、192、193内に文字列の印字
が行われる。ここで、例えば、印面サイズがSサイズの
スタンプユニット1における印面部30に穿孔されるべ
き文字列を確認するため、カットシート状感熱紙160
(図20(C)参照)における各印字範囲192に文字
列を印字した例について図24、図25を参照して説明
する。図24は印面サイズがSサイズであるスタンプユ
ニット1に対応するカットシート状感熱紙160に文字
列を1回印字した例を示す平面図、図25は印面サイズ
がSサイズであるスタンプユニット1に対応するカット
シート状感熱紙160に文字列を2回印字した例を示す
平面図である。
【0093】図24、図25において、Sサイズに対応
するカットシート状感熱紙160では印字範囲192が
上下2段に渡って形成されており、また、印字開始位置
Rは前記図23(C)に示すように上側印字範囲192
の左上隅位置に設定されていることから、先ず、印字開
始位置Rを基準として上側印字範囲192に文字列「カ
セットサイズ10」が印字される。この後、カットシー
ト状感熱紙カセット130をスタンプ装置から取り外し
てから印字後の感熱紙160を引出し、印字された文字
列が正しいかどうか確認される。このとき、文字列「カ
セットサイズ10」が誤りであり、正しくは「カセット
サイズ11」である場合には、前記したように、再度文
字列のデータを修正するとともに、カットシート状感熱
紙160を180度反転してカセット130内にセット
する。そして、再度カットシート状感熱紙カセット13
0をスタンプ装置の加熱印字部54に装着すれば、前記
と同様の処理を経て、正しい文字列「カセットサイズ1
1」が印字範囲192内に印字されるものである。この
ように、Sサイズに対応するカットシート状感熱紙16
0を使用すれば、従来の場合とは異なり、1つのカット
シート状感熱紙160を使用して文字列の確認を2回行
うことができるものである。尚、かかる事情は、Mサイ
ズに対応するカットシート状感熱紙、SSサイズに対応
するカットシート状感熱紙であっても同様である。尚、
前記S9にてSSサイズが設定されていないと判断され
た場合(S9:NO)には、S13において液晶ディス
プレイ53上にエラー表示が行われる。
【0094】次に、前記したように、カットシート状感
熱紙160を介して、スタンプユニット1の印面部30
に穿孔されるべき文字列の確認をした後、文字列をスタ
ンプユニット1の印面部30に穿孔する場合について説
明する。前記S2において、スタンプ装置の加熱印字部
54にカットシート状感熱紙カセット130が装着され
ていない場合(S2:NO)、S14にてスタンプユニ
ット1が装着されたかどうか判断される。かかる判断
は、前記と同様、3つの各近接スイッチ104〜106
のオン・オフの組合せに基づいて行われる。スタンプユ
ニット1が装着されたと判断された場合(S:YE
S)、S15において前記S2にて設定された印面サイ
ズがLサイズであるかどうか判断される。Lサイズが設
定されている場合(S15:YES)には前記S4に移
行し、印面部30における穿孔範囲を縦27mm、横7
0mmに設定した後(S4)、S11に移行する。S1
1では、前記と同様にして、穿孔開始位置Tが原点(縦
0mm、横0mm)に設定される。尚、かかる穿孔範囲
は、後述する図26(A)に示す穿孔範囲194に対応
する。また、S14にてスタンプユニット1が装着され
ていないと判断された場合(S14:NO)、処理を終
了する。
【0095】また、S15にてLサイズが設定されてい
ない場合(S15:NO)には、S16においてMサイ
ズが設定されているかどうか判断される。Mサイズが設
定されている場合(S16:YES)には、前記S6と
同様、穿孔範囲を縦9mm、横70mmに設定した後
(S17)、S22に移行する。尚、かかる穿孔範囲
は、後述する図26(B)に示す穿孔範囲195に対応
する。
【0096】これと同様にして、S16にてMサイズが
設定されていない場合(S16:NO)、S18におい
てSサイズが設定されているかどうか判断され、Sサイ
ズが設定されている場合(S18:YES)には、穿孔
範囲を縦6mm、横50mmに設定した後(S19)、
S22に移行する。この時の穿孔範囲は、図26(C)
に示す穿孔範囲196に対応する。
【0097】また、S18においてSサイズが設定され
ていない場合(S18:NO)には、S20にてSSサ
イズが設定されているかどうか判断される。SSサイズ
が設定されている場合(S20:YES)、S21で穿
孔範囲を縦9mm、横30mmに設定した後(S2
1)、S22に移行する。かかる穿孔範囲は、図26
(D)に示す穿孔範囲197に対応する。
【0098】S22においては、印面サイズがLサイズ
である場合を除き、穿孔開始位置が各印面サイズ(Mサ
イズ、Sサイズ、SSサイズ)に対応して穿孔範囲を上
下方向に2分割する中央線を基準として設定される。こ
のように設定される穿孔開始位置について、図26に基
づき説明する。図26は各印面サイズに対応して印面部
30における穿孔範囲と穿孔開始位置との関係を模式的
に示す説明図である。
【0099】図26(A)は、スタンプユニットの印面
サイズがLサイズである場合に対応する穿孔範囲194
を示し、矩形状の印字範囲194の四隅位置の内、左上
隅位置が穿孔開始位置Tとされる。かかる処理は前記S
11で行われる処理と同一であり、このようにLサイズ
について原点(縦0mm、横0mm)を基準に設定する
のは、前記印字範囲190と穿孔範囲194とは同一穿
孔範囲を有することに基づく。従って、かかる穿孔開始
位置Tを基準として、文字列データが前記印字用CG−
ROM114等を介して作成され、その作成された文字
列データが矢印方向に印字されるものである。
【0100】また、図26(B)は、スタンプユニット
1の印面サイズがMサイズである場合に対応する穿孔範
囲195を示し、穿孔開始位置Tは、穿孔範囲195を
上下に2分割する中央線Lを基準として、中央線Lから
上下方向に4.5mm、横方向に70mmの線分で区画
される穿孔範囲195の左上隅位置に設定されている。
そして、前記と同様、穿孔開始位置Tを基準として、文
字列データが作成され、その文字列データが矢印方向に
印字される。
【0101】更に、図26(C)は、スタンプユニット
1の印面サイズがSサイズである場合に対応する穿孔範
囲196を示し、穿孔開始位置Tは、穿孔範囲196を
上下に2分割する中央線Lを基準として、中央線Lから
上下方向に3mm、横方向に50mmの線分で区画され
る穿孔範囲196の左上隅位置に設定されている。そし
て、前記と同様、穿孔開始位置Tを基準として、文字列
データが作成され、その文字列データが矢印方向に印字
される。
【0102】また、図26(D)は、スタンプユニット
1の印面サイズがSSサイズである場合に対応する穿孔
範囲197を示し、穿孔開始位置Tは、穿孔範囲197
を上下に2分割する中央線Lを基準として、中央線Lか
ら上下方向に4.5mm、横方向に30mmの線分で区
画される穿孔範囲197の左上隅位置に設定されてい
る。文字列データの作成、印字方向については前記と同
様である。
【0103】前記図26から理解されるように、印面部
30の穿孔範囲における穿孔開始位置はT、印面サイズ
がLサイズである場合を除き、各各印面サイズM、S、
SSについて中央線Lを基準として設定されることが分
かる。
【0104】但し、印面サイズがLサイズの場合は、中
央線Lを基準として設定できるが、印字範囲190と穿
孔範囲194とは同一範囲を有するので、原点を基準と
して設定している。
【0105】前記のようにS22で穿孔開始位置Tが設
定された後、印字開始位置Tを基準としてミラー文字に
対応する文字列データが作成されるとともに、S12に
おいてサーマルヘッド90によりスタンプユニット1の
印面部30における各穿孔範囲194、195、19
6、197内に文字列の印字が行われる。尚、前記S2
0においてSSサイズでないと判断された場合(S2
0:NO)には、S23にて液晶ディスプレイ53にエ
ラー表示が行われる。
【0106】以上詳細に説明した通り本実施例に係るサ
ーマル印字装置では、スタンプ装置の加熱印字部54に
装着されたものがカットシート状感熱紙カセット130
であるか、又は、スタンプユニット1であるかを判断
し、カットシート状感熱紙カセット130が装着された
場合には、スタンプユニット1の各印面サイズに対応し
て印字範囲190、191、192、193を設定する
とともに、印字開始位置Rを各印字範囲190、19
1、192、193の左上隅位置(原点)に設定し、そ
の印字開始位置Rを基準に文字列データを作成して各印
字範囲190、191、192、193内に文字列デー
タを印字し、また、スタンプユニット1が装着されたと
判断された場合には、各印面サイズに対応して穿孔範囲
194、195、196、197を設定するとともに、
Mサイズ、Sサイズ、SSサイズを有する印面サイズに
ついては、穿孔開始位置Tを各穿孔範囲195、19
6、197を上下方向に2分割する中央線Lを基準に設
定し、その穿孔開始位置Tを基準に文字列データ作成し
て各穿孔範囲195、196、197内に文字列データ
を穿孔するように構成される。
【0107】従って、印字開始位置Rと穿孔開始位置T
とは、相互に異なる位置に設定されることから、前記図
20(B)〜(D)に示すような、印字範囲191〜1
93が上下2段に渡って形成されているカットシート状
感熱紙160を使用することにより、1つのカットシー
ト状感熱紙160を介して文字列の確認を2回行うこと
ができる。これにより、カットシート状感熱紙160の
無駄をなくして有効利用を図ることができるものであ
る。
【0108】また、カットシート状感熱紙160とし
て、感熱紙の一面に粘着剤を介して離形紙が積層される
とともに、印字範囲190〜193に沿ってハーフカッ
ト164〜167が形成されたラベルシートを使用すれ
ば、前記のように文字列の確認を行った後に、感熱紙を
スタンプユニット1のスタンプ内容を表すラベルとして
使用することができる。尚、本発明は前記実施例に限定
されるものでなはく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々の変形、改良が可能であることは勿論であ
る。
【0109】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、サーマル印
字装置に対して感熱紙カセットが装着されるか、又は、
スタンプユニットが装着されるかに対応して、文字列パ
ターンの印字範囲及び穿孔範囲における各印字開始位置
及び穿孔開始位置を変えることにより、カットシート状
感熱紙の有効利用を図ることができるサーマル印字装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ装置の加熱印字装置の斜視図である。
【図2】加熱印字装置とスタンプユニットの斜視図であ
る。
【図3】加熱印字装置の平面図である。
【図4】加熱印字装置の部分切欠き正面図である。
【図5】加熱印字装置の部分切欠き縦断側面図である。
【図6】加熱印字装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図7】印字用装着部に装着後のスタンプユニットと加
熱印字部の縦断正面図である。
【図8】加熱印字装置の制御系のブロック図である。
【図9】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
ユニットの斜視図である。
【図10】スタンプユニットの印面部に加熱穿孔する状
態を示すスタンプユニットの縦断正面図である。
【図11】スタンプユニットで印刷する状態を示すスタ
ンプユニットの縦断正面図である。
【図12】スタンプユニットの印面部に加熱穿孔するパ
ターンの一例を示す図である。
【図13】カットシート状感熱紙カセットの縦断正面図
である。
【図14】カットシート状感熱紙カセットの正面図であ
る。
【図15】カットシート状感熱紙カセットの正面図であ
る。
【図16】カットシート状感熱紙カセットの蓋にカット
シート状感熱紙を配置した状態の説明図である。
【図17】カットシート状感熱紙カセットの蓋からカッ
トシート状感熱紙を引出した状態の説明図である。
【図18】カットシート状感熱紙カセットの左側面図で
ある。
【図19】カットシート状感熱紙カセットを加熱印字装
置に装着した状態の要部の部分切欠き縦断側面図であ
る。
【図20】ハーフカットの入ったカットシート状感熱紙
の説明図である。
【図21】スタンプ装置の制御プログラムのフローチャ
ートである。
【図22】印面設定サイズ画面を示す説明図である。
【図23】各印面サイズに対応してカットシート状感熱
紙の印字範囲と印字開始位置との関係を模式的に示す説
明図である。
【図24】印面サイズがSサイズであるスタンプユニッ
トに対応するカットシート状感熱紙に文字列を1回印字
した例を示す平面図である。
【図25】印面サイズがSサイズであるスタンプユニッ
トに対応するカットシート状感熱紙に文字列を2回印字
した例を示す平面図である。
【図26】各印面サイズに対応して印面部における穿孔
範囲と穿孔開始位置との関係を模式的に示す説明図であ
る。
【図27】従来のスタンプ装置の加熱印字部において、
各種のサイズを有するスタンプ体の印面部に文字列パタ
ーンを穿孔する場合における文字列パターンの穿孔範囲
を模式的に示す説明図である。
【図28】感熱紙に文字列パターンを印字する場合にお
ける文字列パターンの印字範囲を模式的に示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 スタンプユニット 30 印面部 50 加熱印字装置 52 キーボード 53 液晶ディスプレイ 57 カーソル移動キー 60 確定/終了キー 90 サーマルヘッド 104、105、106 近接スイッチ 111 CPU 112 ROM 113 RAM 130 カットシート状感熱
紙カセット 160 カットシート状感熱
紙 165、166、167 ハーフカット 190、191、192、193 印字範囲 194、195、196、197 穿孔範囲 L 中央線 R 印字開始位置 T 穿孔開始位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41C 1/055 B41K 1/32 B41L 13/02 B41J 2/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱孔版原紙にて構成したスタンプユニ
    ットの印面部に文字列パターンを加熱穿孔可能であると
    ともに、印面部に加熱穿孔される文字列パターンの確認
    を行うべく印面部への加熱穿孔に先行して感熱紙カセッ
    ト内に収納されたカットシート状感熱紙に文字列パター
    ンを印字可能なサーマル印字装置において、 サーマル印字装置に装着されたスタンプユニット又は感
    熱紙カセットを検出する検出手段と、 前記文字列パターンの穿孔範囲又は印字範囲を設定する
    設定手段と、 前記設定手段を介して設定された穿孔範囲又は印字範囲
    に従って文字列パターンの穿孔又は印字を行うサーマル
    ヘッドと、 前記検出手段により感熱紙カセットが検出された場合、
    前記設定手段を介して設定された印字範囲に関して前記
    サーマルヘッドにより所定印字開始位置から印字を開始
    させる印字制御手段と、 前記検出手段によりスタンプユニットが検出された場
    合、前記設定手段を介して設定された穿孔範囲に関して
    前記サーマルヘッドにより前記印字開始位置とは異なる
    所定穿孔開始位置から穿孔を開始させる穿孔制御手段と
    を備えたことを特徴とするサーマル印字装置。
  2. 【請求項2】 前記印字範囲及び穿孔範囲は共に矩形状
    を有し、前記印字開始位置は印字範囲における四隅位置
    のいずれかに設定されているとともに、前記穿孔開始位
    置は穿孔範囲を上下方向に2分割する中央線を基準とし
    て設定されることを特徴とする請求項1記載のサーマル
    印字装置。
  3. 【請求項3】 前記カットシート状感熱紙には、前記設
    定手段により設定された印字範囲に対応して上下2段に
    文字列パターン形成部が設けられていることを特徴とす
    る請求項2記載のサーマル印字装置。
  4. 【請求項4】 前記カットシート状感熱紙は、感熱紙の
    一面に粘着剤を介して離形紙が積層されてなり、感熱紙
    には前記文字列パターン形成部に沿ってハーフカットが
    設けられたことを特徴とする請求項3記載のサーマル印
    字装置。
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