JPH07276770A - テープ状感熱紙カセット - Google Patents
テープ状感熱紙カセットInfo
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- JPH07276770A JPH07276770A JP7070494A JP7070494A JPH07276770A JP H07276770 A JPH07276770 A JP H07276770A JP 7070494 A JP7070494 A JP 7070494A JP 7070494 A JP7070494 A JP 7070494A JP H07276770 A JPH07276770 A JP H07276770A
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- Japan
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- tape
- thermal paper
- stamp
- paper
- shaped thermal
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面部に
サーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サーマル
ヘッドにより試験的に加熱印字し、更に、印面表示ラベ
ルを作成する為のテープ状感熱紙カセットを提供するこ
と。 【構成】 テープ状感熱紙カセット130は、手で掴む
為の把持部141とこの把持部141の下端に設けられ
た本体基部142とが着脱可能に形成されている。本体
基部142には、スタンプ体の印面部よりも僅かに広幅
のテープ状感熱紙131と、感熱紙131と同幅の粘着
テープ140とがロール状になって収容されており、前
記感熱紙131は加熱印字装置50においてサーマルヘ
ッド90により印面イメージが印刷される。印刷の後、
オペレータが操作ノブ156を操作すると、感熱紙13
1はローラ154により粘着テープ140と貼合わされ
て、印面表示ラベルとして開口部159より排出され
る。
サーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サーマル
ヘッドにより試験的に加熱印字し、更に、印面表示ラベ
ルを作成する為のテープ状感熱紙カセットを提供するこ
と。 【構成】 テープ状感熱紙カセット130は、手で掴む
為の把持部141とこの把持部141の下端に設けられ
た本体基部142とが着脱可能に形成されている。本体
基部142には、スタンプ体の印面部よりも僅かに広幅
のテープ状感熱紙131と、感熱紙131と同幅の粘着
テープ140とがロール状になって収容されており、前
記感熱紙131は加熱印字装置50においてサーマルヘ
ッド90により印面イメージが印刷される。印刷の後、
オペレータが操作ノブ156を操作すると、感熱紙13
1はローラ154により粘着テープ140と貼合わされ
て、印面表示ラベルとして開口部159より排出され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ状感熱紙カセッ
トに関し、特にスタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面
部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サー
マルヘッドにより試験的に印字し、印面内容を表すラベ
ルを作成する為のテープ状感熱紙カセットに関するもの
である。
トに関し、特にスタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面
部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サー
マルヘッドにより試験的に印字し、印面内容を表すラベ
ルを作成する為のテープ状感熱紙カセットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、会社名、住所、その他種々の文字
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。
列を、用紙の表面に印刷する為のスタンプであって、印
面部がラバーで構成された種々のスタンプが使用されて
いる。この種のスタンプは、通常注文に応じて個別に作
成される関係上、高価で、かつ注文から入手までの期間
が長くなる。
【0003】本願出願人は、前記従来のラバー製のスタ
ンプに代わるスタンプを作成する為に、実開平5−74
833号公報において、感熱性孔版原紙と、インク含浸
体とを主体とする孔版印刷用原板であって、合成樹脂製
フィルムに、インク含浸体と、その含浸体の周囲を囲繞
する枠体とを接着し、含浸体と枠体の表面に感熱性孔版
原紙を接着した孔版印刷用原板を提案した。
ンプに代わるスタンプを作成する為に、実開平5−74
833号公報において、感熱性孔版原紙と、インク含浸
体とを主体とする孔版印刷用原板であって、合成樹脂製
フィルムに、インク含浸体と、その含浸体の周囲を囲繞
する枠体とを接着し、含浸体と枠体の表面に感熱性孔版
原紙を接着した孔版印刷用原板を提案した。
【0004】この孔版印刷用原板を、把持部を有するス
タンプ部材の基部の下面に、クッション材を介して接着
し、その感熱性孔版原紙に、サーマルヘッド等により、
所望の文字列等のパターンを穿孔すれば、スタンプ部材
と孔版印刷用原板とからなるスタンプが得られる。
タンプ部材の基部の下面に、クッション材を介して接着
し、その感熱性孔版原紙に、サーマルヘッド等により、
所望の文字列等のパターンを穿孔すれば、スタンプ部材
と孔版印刷用原板とからなるスタンプが得られる。
【0005】本願出願人は、特開平4−226778号
公報において、スタンプ体と、このスタンプ体の印面部
に加熱穿孔する加熱印字装置とからなるスタンプ装置を
提案した。前記スタンプ体は、把持部と、本体ケース
と、本体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原
紙を供給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、
穿孔された感熱性孔版原紙に接触させたインクパッドと
からなる。
公報において、スタンプ体と、このスタンプ体の印面部
に加熱穿孔する加熱印字装置とからなるスタンプ装置を
提案した。前記スタンプ体は、把持部と、本体ケース
と、本体ケース内に設けられ、テープ状の感熱性孔版原
紙を供給して巻き取る供給リール及び巻取りリールと、
穿孔された感熱性孔版原紙に接触させたインクパッドと
からなる。
【0006】前記加熱穿孔装置は、スタンプ体を着脱自
在に装着する為の穿孔用装着部と、スタンプ体の感熱性
孔版原紙を送る送り機構と、スタンプ体の感熱性孔版原
紙に加熱穿孔するサーマルヘッドと、キーボードと、入
力された文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送
り機構とサーマルヘッドを制御する制御装置とで構成さ
れている。
在に装着する為の穿孔用装着部と、スタンプ体の感熱性
孔版原紙を送る送り機構と、スタンプ体の感熱性孔版原
紙に加熱穿孔するサーマルヘッドと、キーボードと、入
力された文字列を感熱性孔版原紙に穿孔するように、送
り機構とサーマルヘッドを制御する制御装置とで構成さ
れている。
【0007】このスタンプ装置によれば、加熱印字装置
によりスタンプ体の印面部に所望の文字列のパターンを
穿孔すれば、スタンプ体の内部のインクパッドから印面
部にインクが自動的に供給されるため、印面部に外部の
インクを塗布することなく多数回に亙って印刷できる。
によりスタンプ体の印面部に所望の文字列のパターンを
穿孔すれば、スタンプ体の内部のインクパッドから印面
部にインクが自動的に供給されるため、印面部に外部の
インクを塗布することなく多数回に亙って印刷できる。
【0008】更に、本願出願人は、前記後者のスタンプ
装置におけるスタンプ体に改良を加え、スタンプ体の印
面部を、インク含浸体と、その表面を固定的に覆う感熱
性孔版原紙とで構成した改良型スタンプ体を実用化しつ
つある。この改良型スタンプ体は、把持部と、その下端
に固定されたスタンプ部と、このスタンプ部の下面の印
面部(これは、インク含浸体と感熱性孔版原紙とからな
る)とを備えている。
装置におけるスタンプ体に改良を加え、スタンプ体の印
面部を、インク含浸体と、その表面を固定的に覆う感熱
性孔版原紙とで構成した改良型スタンプ体を実用化しつ
つある。この改良型スタンプ体は、把持部と、その下端
に固定されたスタンプ部と、このスタンプ部の下面の印
面部(これは、インク含浸体と感熱性孔版原紙とからな
る)とを備えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記改良型スタンプ体
の印面部に文字列をミラー文字で穿孔する際、加熱印字
装置に入力する入力データが不備である場合には、所期
の文字列を印刷できない状態に穿孔してしまうため、そ
のスタンプ体が使用できなくなり、高価なスタンプ体が
無駄になってしまうという問題がある。
の印面部に文字列をミラー文字で穿孔する際、加熱印字
装置に入力する入力データが不備である場合には、所期
の文字列を印刷できない状態に穿孔してしまうため、そ
のスタンプ体が使用できなくなり、高価なスタンプ体が
無駄になってしまうという問題がある。
【0010】そこで、印面部に加熱先行する前に、予め
感熱紙等に前記文字列を印刷させることが考えられる
が、加熱印字装置は、通常のサーマルプリンタとは異な
る特殊な構造の装置であるため、シート状の感熱紙に印
刷することは出来ない。
感熱紙等に前記文字列を印刷させることが考えられる
が、加熱印字装置は、通常のサーマルプリンタとは異な
る特殊な構造の装置であるため、シート状の感熱紙に印
刷することは出来ない。
【0011】本発明の目的は、スタンプ体の感熱孔版原
紙からなる印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに
先行して、サーマルヘッドにより試験的に加熱印字する
為のテープ状感熱紙カセットを提供することである。
紙からなる印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに
先行して、サーマルヘッドにより試験的に加熱印字する
為のテープ状感熱紙カセットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のテープ状感熱紙カセットは、スタンプ体の感
熱孔版原紙からなる印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔
するのに先行して、サーマルヘッドにより試験的に印字
する為のものであり、更に、把持部と、この把持部に固
定され、その下端部に前記スタンプ体の印面部に相当す
る平面状のプラテン部を有する本体基部とを含むダミー
スタンプ体と、前記プラテン部とほぼ同幅に形成され、
その少なくとも一部がプラテン部の表面に沿うように配
設されるテープ状感熱紙と、前記ダミースタンプ体の長
さ方向一端部に形成され、前記テープ状感熱紙のロール
を収容する為の感熱紙ロール収容部と、一面に粘着剤を
塗布した離型紙によって前記テープ状感熱紙とほぼ同幅
に形成され、その粘着剤側がテープ状感熱紙の非発色面
に対向するように配設される粘着テープと、前記粘着テ
ープのロールを収容する為の粘着テープロール収容部
と、前記ダミースタンプ体の長さ方向他端部に設けら
れ、感熱紙ロールからプラテン部の表面を経て供給され
るテープ状感熱紙を紙送りし、さらに、テープ状感熱紙
と粘着テープを貼り合わせ、ダミースタンプ体の外へ排
出する為の紙送り手段とを備えている。
に本発明のテープ状感熱紙カセットは、スタンプ体の感
熱孔版原紙からなる印面部にサーマルヘッドで加熱穿孔
するのに先行して、サーマルヘッドにより試験的に印字
する為のものであり、更に、把持部と、この把持部に固
定され、その下端部に前記スタンプ体の印面部に相当す
る平面状のプラテン部を有する本体基部とを含むダミー
スタンプ体と、前記プラテン部とほぼ同幅に形成され、
その少なくとも一部がプラテン部の表面に沿うように配
設されるテープ状感熱紙と、前記ダミースタンプ体の長
さ方向一端部に形成され、前記テープ状感熱紙のロール
を収容する為の感熱紙ロール収容部と、一面に粘着剤を
塗布した離型紙によって前記テープ状感熱紙とほぼ同幅
に形成され、その粘着剤側がテープ状感熱紙の非発色面
に対向するように配設される粘着テープと、前記粘着テ
ープのロールを収容する為の粘着テープロール収容部
と、前記ダミースタンプ体の長さ方向他端部に設けら
れ、感熱紙ロールからプラテン部の表面を経て供給され
るテープ状感熱紙を紙送りし、さらに、テープ状感熱紙
と粘着テープを貼り合わせ、ダミースタンプ体の外へ排
出する為の紙送り手段とを備えている。
【0013】尚、前記紙送り手段は、紙送りローラと、
この紙送りローラを回動操作するための操作ノブと、テ
ープ状感熱紙及び粘着テープを紙送りローラに圧接させ
る弾性部材と、紙送りローラの紙送り方向と逆方向への
回転を阻止するクラッチバネとを備えてもよい。
この紙送りローラを回動操作するための操作ノブと、テ
ープ状感熱紙及び粘着テープを紙送りローラに圧接させ
る弾性部材と、紙送りローラの紙送り方向と逆方向への
回転を阻止するクラッチバネとを備えてもよい。
【0014】尚、前記ダミースタンプ体の把持部と本体
基部との着脱を可能にし、本体基部を補給品にしてもよ
い。
基部との着脱を可能にし、本体基部を補給品にしてもよ
い。
【0015】
【作用】上記構成を有した本発明のテープ状感熱紙カセ
ットは、スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面部にサ
ーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サーマルヘ
ッドにより試験的に加熱印字する為のものである。
ットは、スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面部にサ
ーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サーマルヘ
ッドにより試験的に加熱印字する為のものである。
【0016】このテープ状感熱紙カセットにおいては、
ダミースタンプ体が、把持部と本体基部とからなり、本
体基部の下端部には、前記スタンプ体の印面部に相当す
る平面状のプラテン部が設けられ、前記プラテン部とほ
ぼ同幅のテープ状感熱紙のロールが、ダミースタンプ体
の一端側の感熱紙ロール収容部に収容され、前記テープ
状感熱紙とほぼ同幅であり粘着剤を一面に塗布した離型
紙からなる粘着テープのロールが、粘着テープロール収
容部に収容されている。そして、感熱紙ロールからプラ
テン部の表面を経て供給されるテープ状感熱紙は、ダミ
ースタンプ体の他端側に設けられた紙送り手段で粘着テ
ープと貼り合わされて、ダミースタンプ体の外部へ紙送
りされる。
ダミースタンプ体が、把持部と本体基部とからなり、本
体基部の下端部には、前記スタンプ体の印面部に相当す
る平面状のプラテン部が設けられ、前記プラテン部とほ
ぼ同幅のテープ状感熱紙のロールが、ダミースタンプ体
の一端側の感熱紙ロール収容部に収容され、前記テープ
状感熱紙とほぼ同幅であり粘着剤を一面に塗布した離型
紙からなる粘着テープのロールが、粘着テープロール収
容部に収容されている。そして、感熱紙ロールからプラ
テン部の表面を経て供給されるテープ状感熱紙は、ダミ
ースタンプ体の他端側に設けられた紙送り手段で粘着テ
ープと貼り合わされて、ダミースタンプ体の外部へ紙送
りされる。
【0017】前記ダミースタンプ体が、前記スタンプ体
とほぼ同形状に構成され、その下端部に、スタンプ体の
印面部に相当する平面状のプラテン部が設けられ、この
プラテン部の表面に沿うようにテープ状感熱紙をセット
できるため、スタンプ体の印面部に加熱穿孔するのに先
行して、その加熱穿孔の為の装置に、このダミースタン
プ体をセットして、プラテン部の表面のテープ状感熱紙
に加熱印字することができる。よって、オペレータは、
スタンプ体の印面部に穿孔する文字列、文字サイズ、文
字列の配列状態等の良否を予め簡単に確認することがで
きる。
とほぼ同形状に構成され、その下端部に、スタンプ体の
印面部に相当する平面状のプラテン部が設けられ、この
プラテン部の表面に沿うようにテープ状感熱紙をセット
できるため、スタンプ体の印面部に加熱穿孔するのに先
行して、その加熱穿孔の為の装置に、このダミースタン
プ体をセットして、プラテン部の表面のテープ状感熱紙
に加熱印字することができる。よって、オペレータは、
スタンプ体の印面部に穿孔する文字列、文字サイズ、文
字列の配列状態等の良否を予め簡単に確認することがで
きる。
【0018】また、テープ状感熱紙に、粘着テープを貼
り合わせて排出されることにより、スタンプ体の印面内
容を表示するためのラベルとして利用でき、さらに、装
置をラベルプリンターとして使用することも可能とな
る。
り合わせて排出されることにより、スタンプ体の印面内
容を表示するためのラベルとして利用でき、さらに、装
置をラベルプリンターとして使用することも可能とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0020】本実施例は、スタンプ体1と加熱印字装置
50とからなるスタンプ装置と、このスタンプ体1の印
面部に文字列を加熱穿孔するのに先行して、試験的に加
熱印字する為のテープ状感熱紙カセット130に本発明
を適用した場合の一例である。
50とからなるスタンプ装置と、このスタンプ体1の印
面部に文字列を加熱穿孔するのに先行して、試験的に加
熱印字する為のテープ状感熱紙カセット130に本発明
を適用した場合の一例である。
【0021】最初に、スタンプ装置について説明する。
【0022】先ず、前記スタンプ装置のスタンプ体1に
ついて、図1〜図4を参照しつつ説明する。スタンプ体
1は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定的
に連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を
覆うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着
される保護キャップ7とから構成されている。
ついて、図1〜図4を参照しつつ説明する。スタンプ体
1は、手で握る為の把持部2と、この把持部2に固定的
に連結されるスタンプ部3と、スタンプ部3の外周側を
覆うスカート部材6と、スタンプ部3に着脱自在に装着
される保護キャップ7とから構成されている。
【0023】前記把持部2の頂部には、ラベル10を貼
付する為の凹部11が形成され、把持部2の前壁12と
後壁13の下部には、ガイド溝15が形成され、前壁1
2には係合凹部16が形成され、左側壁14には係合穴
18が形成されている。
付する為の凹部11が形成され、把持部2の前壁12と
後壁13の下部には、ガイド溝15が形成され、前壁1
2には係合凹部16が形成され、左側壁14には係合穴
18が形成されている。
【0024】前記スタンプ部3は、スタンプ部本体4
と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して固定され
る外周保持部材5とで構成されている。この外周保持部
材5は、把持部2の前壁12と後壁13とから延びた2
対の係合爪17を介して、把持部2に固定されている。
と、このスタンプ部本体4が下方より挿入して固定され
る外周保持部材5とで構成されている。この外周保持部
材5は、把持部2の前壁12と後壁13とから延びた2
対の係合爪17を介して、把持部2に固定されている。
【0025】前記スタンプ部本体4は、下面側に浅い凹
部25を備えた合成樹脂製の基部材26と、この基部材
26の凹部25に装着された含浸体27であって油性イ
ンクを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面及び
基部材26の外周側を覆い接着剤で基部材26の外周面
に接着された感熱性孔版原紙28とで構成されている。
部25を備えた合成樹脂製の基部材26と、この基部材
26の凹部25に装着された含浸体27であって油性イ
ンクを含浸させた含浸体27と、含浸体27の下面及び
基部材26の外周側を覆い接着剤で基部材26の外周面
に接着された感熱性孔版原紙28とで構成されている。
【0026】前記基部材26は、耐油性に優れる合成樹
脂材料又は金属材料で構成され、その凹部25に含浸体
27を装着することで、含浸体27の位置ズレ及び含浸
体27からのインクの流出を防止できる。前記含浸体2
7は、合成樹脂材料の弾力性のある発泡体又は不織布か
らなり、この含浸体27には、油性インクが飽和状態に
含浸されている。前記感熱性孔版原紙28は、熱可塑性
フィルムと、多孔性支持体と、これらを接着する接着剤
層とで構成されている。
脂材料又は金属材料で構成され、その凹部25に含浸体
27を装着することで、含浸体27の位置ズレ及び含浸
体27からのインクの流出を防止できる。前記含浸体2
7は、合成樹脂材料の弾力性のある発泡体又は不織布か
らなり、この含浸体27には、油性インクが飽和状態に
含浸されている。前記感熱性孔版原紙28は、熱可塑性
フィルムと、多孔性支持体と、これらを接着する接着剤
層とで構成されている。
【0027】前記含浸体27の表面に密着した感熱性孔
版原紙28の部分が印面部30を構成し、印面部30
は、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたっている。
版原紙28の部分が印面部30を構成し、印面部30
は、スタンプ部3の下面のほぼ全域にわたっている。
【0028】前記スカート部材6は、把持部2と外周保
持部材5に対して昇降自在に付設され、スカート部材6
の中央部の突出部29と把持部2の上壁間に圧縮スプリ
ング20が装着され、このスプリング20により、スカ
ート部材6は下方へ弾性付勢され、突出部29には、ス
カート部材6を上限位置にしたときに、係合穴18と水
平直列状に対向する係合穴19が形成されている。
持部材5に対して昇降自在に付設され、スカート部材6
の中央部の突出部29と把持部2の上壁間に圧縮スプリ
ング20が装着され、このスプリング20により、スカ
ート部材6は下方へ弾性付勢され、突出部29には、ス
カート部材6を上限位置にしたときに、係合穴18と水
平直列状に対向する係合穴19が形成されている。
【0029】前記保護キャップ7は、スタンプ部本体4
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、この
保護キャップ7は、スカート部材6の外周壁部に内嵌さ
せて支持される。
の下端側を着脱自在に覆って保護する為のもので、この
保護キャップ7は、スカート部材6の外周壁部に内嵌さ
せて支持される。
【0030】前記印面部30に、例えば、図4に示すよ
うに、「ブラザー工業(株)」のミラー文字の文字列
と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの
多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、加熱印字装置
50のサーマルヘッド90により形成され、図4のパタ
ーンの鏡像である「ブラザー工業(株)」の文字列と6
重の矩形枠を印刷可能なスタンプが構成されるため、通
常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様に、例え
ば、約1000回にも亙って前記パターンを印刷するこ
とができる。
うに、「ブラザー工業(株)」のミラー文字の文字列
と、その外側を囲む6重の矩形枠とからなるパターンの
多数の穿孔(ドットパターン穿孔)とが、加熱印字装置
50のサーマルヘッド90により形成され、図4のパタ
ーンの鏡像である「ブラザー工業(株)」の文字列と6
重の矩形枠を印刷可能なスタンプが構成されるため、通
常のラバー製の印面部を有するスタンプと同様に、例え
ば、約1000回にも亙って前記パターンを印刷するこ
とができる。
【0031】前記印面部30を構成する感熱性孔版原紙
28に加熱穿孔する場合には、スタンプ体1を、後述す
る加熱印字装置50の印字用装着部71にセットし、そ
の装置のガイドバー83を、ガイド穴18、19、19
に亙って挿通させることで、スカート部材6を上限位置
に保持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護キ
ャップ7を装着し、また、印刷する際には、図3に示す
ように、保護キャップ7を取外し、用紙の表面の印刷す
べき位置にスカート部材6を位置決めすることで、スタ
ンプ部3の印面部30を位置決めしてから、把持部2を
下方へ押圧することで印刷する。
28に加熱穿孔する場合には、スタンプ体1を、後述す
る加熱印字装置50の印字用装着部71にセットし、そ
の装置のガイドバー83を、ガイド穴18、19、19
に亙って挿通させることで、スカート部材6を上限位置
に保持して穿孔を行ない、また、不使用時には、保護キ
ャップ7を装着し、また、印刷する際には、図3に示す
ように、保護キャップ7を取外し、用紙の表面の印刷す
べき位置にスカート部材6を位置決めすることで、スタ
ンプ部3の印面部30を位置決めしてから、把持部2を
下方へ押圧することで印刷する。
【0032】次に、前記スタンプ装置の加熱印字装置5
0について、図5〜図12を参照しつつ説明する。
0について、図5〜図12を参照しつつ説明する。
【0033】図5〜図7に示すように、加熱印字装置5
0は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前部に
設けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ53
と、本体フレーム51の後部に設けられた加熱印字部5
4と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット1
10等で構成されている。
0は、本体フレーム51と、本体フレーム51の前部に
設けられたキーボード52及び液晶ディスプレイ53
と、本体フレーム51の後部に設けられた加熱印字部5
4と、本体フレーム51内に設けられた制御ユニット1
10等で構成されている。
【0034】前記キーボード52には、仮名キーとアル
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、印字指令スイッチ66、等)、メインス
イッチ67が設けられている。
ファベットキー兼用の複数の文字キーと複数の記号キー
とを含む文字記号キー56、種々のファンクションキー
(カーソル移動キー57、実行キー58、改行キー5
9、確定/終了キー60、取消キー61、削除キー6
2、シフトキー63、小文字スイッチ64、文字種設定
スイッチ65、印字指令スイッチ66、等)、メインス
イッチ67が設けられている。
【0035】前記液晶ディスプレイ53は、前記スタン
プ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行
の文字列や枠取り等を表示可能に構成されている。
プ体1で印刷する印刷対象のパターンに相当する複数行
の文字列や枠取り等を表示可能に構成されている。
【0036】次に、前記加熱印字部54について説明す
る。
る。
【0037】図8〜図11に示すように、加熱印字部5
4には、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自在
に装着する為の印字用装着部71と、この印字用装着部
71に装着されたスタンプ体1の印面部30にドッド状
に穿孔する加熱印字機構72等が設けられている。
4には、サブフレーム70と、スタンプ体1を着脱自在
に装着する為の印字用装着部71と、この印字用装着部
71に装着されたスタンプ体1の印面部30にドッド状
に穿孔する加熱印字機構72等が設けられている。
【0038】前記印字用装着部71について説明する
と、サブフレーム70の右側壁73には、スタンプ部3
の前後方向幅が最大のスタンプ体1の下半分の側面形状
とほぼ同形の開口74が形成され、この開口74を開閉
する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的に設けら
れ、開閉扉75とセクタギヤ76は、枢軸77により右
側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフレー
ム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材78,
79が設けられ、これらガイド部材78,79の下端に
は、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80が相
対向状に形成されている。
と、サブフレーム70の右側壁73には、スタンプ部3
の前後方向幅が最大のスタンプ体1の下半分の側面形状
とほぼ同形の開口74が形成され、この開口74を開閉
する開閉扉75にはセクタギヤ76が固定的に設けら
れ、開閉扉75とセクタギヤ76は、枢軸77により右
側壁73に回動自在に枢着されている。前記サブフレー
ム70の上部には、前後1対の平行なガイド部材78,
79が設けられ、これらガイド部材78,79の下端に
は、左右方向に水平かつ平行に延びるガイド部80が相
対向状に形成されている。
【0039】前側のガイド部材78には、左右1対のロ
ーラ81が長穴を介して前後方向に小距離移動可能に設
けられ、これらローラ81は、スプリング82により後
方へ付勢されている。
ーラ81が長穴を介して前後方向に小距離移動可能に設
けられ、これらローラ81は、スプリング82により後
方へ付勢されている。
【0040】前側のガイド部材78に固定されたガイド
バー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設
され、ガイドバー83の右端部の上面には、右方下がり
傾斜状のテーパー面84が形成され、また、ガイドバー
83の左端部には、スタンプ体1の左限界位置を規制す
る係止部85が形成されている。
バー83は、ガイド部材78,79間の中間位置に配設
され、ガイドバー83の右端部の上面には、右方下がり
傾斜状のテーパー面84が形成され、また、ガイドバー
83の左端部には、スタンプ体1の左限界位置を規制す
る係止部85が形成されている。
【0041】前記スタンプ体1を開口74から挿入し、
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定される。
スタンプ体1の把持部2の前後1対のガイド溝15に、
前後1対のガイド部80を係合させることで、スタンプ
体1が1対のガイド部80で支持され、スタンプ体1
は、1対のローラ81を介してスプリング82で後方へ
付勢されて前後方向位置が正確に設定され、また、スタ
ンプ体1が係止部85に当接し、右側のローラ81が把
持部2の係合凹部16に係合した状態で、スタンプ体1
の左右方向位置が正確に設定される。
【0042】前記スタンプ体1を、印字用装着部71に
装着する際に、ガイドバー83が、スタンプ体1のガイ
ド穴18,19,19に亙って挿通され、これにより、
スカート部材6が、図2に示す上限位置に上昇させた状
態に保持される。
装着する際に、ガイドバー83が、スタンプ体1のガイ
ド穴18,19,19に亙って挿通され、これにより、
スカート部材6が、図2に示す上限位置に上昇させた状
態に保持される。
【0043】前記加熱印字機構72について説明する
と、印字用装着部71の下方において、サブフレーム7
0の右端壁73と左端壁86とに亙って、キャリッジ8
7を案内する為の左右方向に延びるガイドロッド88
と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載
されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91
を操作する為の左右方向に延びるヘッド切換えロッド8
9とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド8
9に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されてい
る。前記キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド
切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持さ
れ、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定
の長さのラック92が形成されている。
と、印字用装着部71の下方において、サブフレーム7
0の右端壁73と左端壁86とに亙って、キャリッジ8
7を案内する為の左右方向に延びるガイドロッド88
と、キャリッジ87を案内し且つキャリッジ87に搭載
されたサーマルヘッド90の位置を切換えるカム体91
を操作する為の左右方向に延びるヘッド切換えロッド8
9とが架着され、カム体91は、ヘッド切換えロッド8
9に回動不能かつ軸方向へスライド自在に装着されてい
る。前記キャリッジ87は、ガイドロッド88とヘッド
切換えロッド89とに、左右方向に移動自在に支持さ
れ、キャリッジ87の前端部には、その全長に亙る所定
の長さのラック92が形成されている。
【0044】前記キャリッジ87には、カム当接板93
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。
と、ヘッド放熱板94とが、前後方向向きの支軸95に
より上下揺動自在に装着され、ヘッド放熱板94には、
サーマルヘッド90が固定され、ヘッド放熱板94は、
それに固定されたピン96に外装されたスプリング97
により、カム当接板93に対して上方へ弾性付勢されて
いる。
【0045】前記カム体91は、楕円形状に形成され
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
て、カム当接板93の下面に当接され、ヘッド切換えロ
ッド89を回動させてカム体91を横向き姿勢にする
と、サーマルヘッド90はヘッド放熱板94とともに下
方へリリースされ、また、カム体91を立向き姿勢にす
ると、サーマルヘッド90は、カム当接板93とスプリ
ング97を介して、上方へ揺動して穿孔位置に切換えら
れる。
【0046】前記ヘッド切換えロッド89の右端部に
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
は、サブフレーム70の右端壁73の外側において、セ
クタギヤ76に噛合したギヤ98が設けられ、開閉扉7
5を開くとカム体91が横向き姿勢となり、また、開閉
扉75を閉じるとカム体91が立て向き姿勢に切換えら
れるように構成してある。
【0047】前記サブフレーム70の前壁99には、キ
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構103とが付設されてい
る。
ャリッジ87を駆動するステッピングモータ100と、
ラック92に噛合した駆動ギヤ101と、ステッピング
モータ100出力軸の出力ギヤ102の回転を駆動ギヤ
101に伝達する減速ギヤ機構103とが付設されてい
る。
【0048】それ故、ステッピングモータ100の回転
駆動力が駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ス
テッピングモータ100により、キャリッジ87を左右
方向へ移動駆動することができる。前記サーマルヘッド
90は、サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のも
ので、このサーマルヘッド90には、例えば、96個の
発熱素子が前後方向向きに1列に設けられている。
駆動力が駆動ギヤ101に減速して伝達されるため、ス
テッピングモータ100により、キャリッジ87を左右
方向へ移動駆動することができる。前記サーマルヘッド
90は、サーマルプリンタのサーマルヘッドと同様のも
ので、このサーマルヘッド90には、例えば、96個の
発熱素子が前後方向向きに1列に設けられている。
【0049】次に、前記加熱印字機構72と液晶ディス
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。
プレイ53とを駆動制御する制御ユニット110を含む
制御系について説明する。
【0050】図12に示すように、制御ユニット110
には、キーボード52と、サーマルヘッド90と、キャ
リッジ送りモータ100と、液晶ディスプレイ53と、
スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する為の2つの近
接スイッチ104,105及びテープ状感熱紙カセット
130を検知する為の近接スイッチ106が接続されて
いる。
には、キーボード52と、サーマルヘッド90と、キャ
リッジ送りモータ100と、液晶ディスプレイ53と、
スタンプ体1の有無と前後幅とを検知する為の2つの近
接スイッチ104,105及びテープ状感熱紙カセット
130を検知する為の近接スイッチ106が接続されて
いる。
【0051】前記スタンプ体1は、本実施例の場合、図
9に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示の広幅タイ
プの2種類あり、2つの近接スイッチ104,105
は、図7〜図9に示すように、後側のガイド部材79の
下壁部に立て向きに付設され、近接スイッチ104,1
05により、広幅タイプのスタンプ体1が検知され、近
接スイッチ104により、狭幅タイプのスタンプ体1が
検知される。更に、近接スイッチ104の左方に所定距
離隔てた位置には、後述のテープ状感熱紙カセット13
0を検出する為の近接スイッチ106が同様に付設され
ている。
9に実線で図示の狭幅タイプと、鎖線で図示の広幅タイ
プの2種類あり、2つの近接スイッチ104,105
は、図7〜図9に示すように、後側のガイド部材79の
下壁部に立て向きに付設され、近接スイッチ104,1
05により、広幅タイプのスタンプ体1が検知され、近
接スイッチ104により、狭幅タイプのスタンプ体1が
検知される。更に、近接スイッチ104の左方に所定距
離隔てた位置には、後述のテープ状感熱紙カセット13
0を検出する為の近接スイッチ106が同様に付設され
ている。
【0052】図12に示すように、制御ユニット110
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、印字用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104〜106に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。制御ユニット110には、出力インタフェース
117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119、モー
タ駆動回路120、ディスプレイ駆動回路121が設け
られている。
には、CPU111と、ROM112と、RAM113
と、印字用CG−ROM114と、ディスプレイ53へ
の表示の為の表示用CG−ROM115と、キーボード
52及び近接スイッチ104〜106に接続された入力
インタフェース116と、出力インタフェース117と
が設けられ、これらはバス118により相互に接続され
ている。制御ユニット110には、出力インタフェース
117に夫々接続された、ヘッド駆動回路119、モー
タ駆動回路120、ディスプレイ駆動回路121が設け
られている。
【0053】前記ROM112には、この加熱印字装置
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。
50の全体の作動を制御する制御プログラムを記憶した
プログラムメモリ122と、仮名・漢字変換等の為の辞
書メモリ123が設けられている。
【0054】前記RAM113には、入力データを記憶
する入力バッファ124、印字用ドトパターンデータを
記憶する印字データバッファ125、シフトレジスタ1
26、その他種々のカウンタやレジスタが設けられてい
る。
する入力バッファ124、印字用ドトパターンデータを
記憶する印字データバッファ125、シフトレジスタ1
26、その他種々のカウンタやレジスタが設けられてい
る。
【0055】前記印字用CG−ROM114には、印字
対象となる多数の文字のドットパターンデータがコード
データと対応付けて記憶され、また、表示用CG−RO
M115には、印字対象となる多数の文字の表示用ドッ
トパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され
ている。
対象となる多数の文字のドットパターンデータがコード
データと対応付けて記憶され、また、表示用CG−RO
M115には、印字対象となる多数の文字の表示用ドッ
トパターンデータがコードデータと対応付けて記憶され
ている。
【0056】ここで、前記スタンプ体1の印面部30に
所望の文字列を加熱穿孔して、スタンプとして使用可能
なスタンプ体1とする場合、前記加熱印字装置50のキ
ーボード52から、制御ユニット110に、所望の文字
列を入力すると、制御ユニット110において前記所望
の文字列のミラー文字の印字用ドットパターンデータが
作成されて記憶される。その後、スタンプ体1を印字用
装着部71にセットした状態において、制御ユニット1
10と加熱印字機構72により、印面部30に加熱穿孔
する。こうして、印面部30に文字列等を加熱穿孔した
後には、含浸体27のインクが文字列等の穿孔から滲み
出すため、通常のラバー製のスタンプと同様に、多数回
に亙って前記文字列等を印刷することができる。
所望の文字列を加熱穿孔して、スタンプとして使用可能
なスタンプ体1とする場合、前記加熱印字装置50のキ
ーボード52から、制御ユニット110に、所望の文字
列を入力すると、制御ユニット110において前記所望
の文字列のミラー文字の印字用ドットパターンデータが
作成されて記憶される。その後、スタンプ体1を印字用
装着部71にセットした状態において、制御ユニット1
10と加熱印字機構72により、印面部30に加熱穿孔
する。こうして、印面部30に文字列等を加熱穿孔した
後には、含浸体27のインクが文字列等の穿孔から滲み
出すため、通常のラバー製のスタンプと同様に、多数回
に亙って前記文字列等を印刷することができる。
【0057】次に、本発明の特徴的構成であるテープ状
感熱紙カセット130について、図13〜図16を参照
しつつ説明する。
感熱紙カセット130について、図13〜図16を参照
しつつ説明する。
【0058】テープ状感熱紙カセット130は、基本的
に、手で掴む為の把持部141とこの把持部141の下
端に着脱可能に形成された本体基部142とから構成さ
れており、その本体基部の内部には、前記スタンプ体1
の印面部30よりも僅かに広幅のテープ状感熱紙131
と、前記テープ状感熱紙131と同幅で、粘着剤と離型
紙とからなる粘着テープ140とが格納されている。
尚、テープ状感熱紙131はその感熱紙ロール131a
の外面側が感熱面に、一方、粘着テープ140はその粘
着テープロール140aの外面側が粘着面になるように
構成している。
に、手で掴む為の把持部141とこの把持部141の下
端に着脱可能に形成された本体基部142とから構成さ
れており、その本体基部の内部には、前記スタンプ体1
の印面部30よりも僅かに広幅のテープ状感熱紙131
と、前記テープ状感熱紙131と同幅で、粘着剤と離型
紙とからなる粘着テープ140とが格納されている。
尚、テープ状感熱紙131はその感熱紙ロール131a
の外面側が感熱面に、一方、粘着テープ140はその粘
着テープロール140aの外面側が粘着面になるように
構成している。
【0059】前記テープ状感熱紙カセット130におけ
る把持部141及び本体基部142について説明する
と、両部材は共に合成樹脂製であり、把持部141の方
は、前記スタンプ体1の把持部2とほぼ同形状に形成さ
れ、その内部は中空状であり、図16に示すようにその
前壁の前後方向中央部には、加熱印字装置50の前記係
合部材83を挿通させる為のスリット溝143が形成さ
れている。また、把持部141の前面と後面の下部に
は、前記スタンプ体1のガイド溝15と同様の前後1対
のガイド溝144が形成されており、更に、前面と後面
の下端、略中央部には、本体基部142との着脱のため
にツメ172が形成されている。
る把持部141及び本体基部142について説明する
と、両部材は共に合成樹脂製であり、把持部141の方
は、前記スタンプ体1の把持部2とほぼ同形状に形成さ
れ、その内部は中空状であり、図16に示すようにその
前壁の前後方向中央部には、加熱印字装置50の前記係
合部材83を挿通させる為のスリット溝143が形成さ
れている。また、把持部141の前面と後面の下部に
は、前記スタンプ体1のガイド溝15と同様の前後1対
のガイド溝144が形成されており、更に、前面と後面
の下端、略中央部には、本体基部142との着脱のため
にツメ172が形成されている。
【0060】また、本体基部142は、前記スタンプ体
1のスタンプ部3とほぼ同形状のプラテン形成部142
aと、プラテン形成部142aの左端から所定長さ張り
出した第1張出し部142bと、プラテン形成部142
aの右端から所定長さ張り出した第2張出し部142c
とからなる。また、本体基部142は、そのプラテン形
成部142aの上端に、把持部141の下端のツメ17
2に係合する為の組み付け穴173が形成されており、
把持部141と一体的に連なることが可能である。
1のスタンプ部3とほぼ同形状のプラテン形成部142
aと、プラテン形成部142aの左端から所定長さ張り
出した第1張出し部142bと、プラテン形成部142
aの右端から所定長さ張り出した第2張出し部142c
とからなる。また、本体基部142は、そのプラテン形
成部142aの上端に、把持部141の下端のツメ17
2に係合する為の組み付け穴173が形成されており、
把持部141と一体的に連なることが可能である。
【0061】前記プラテン形成部142aには、その右
方に、粘着テープロール収容部151を形成し、この粘
着テープロール収容部151内には、粘着テープロール
140aがその巻心を固設された軸170に通して、そ
の軸心が前後方向に向く状態に収容されている。
方に、粘着テープロール収容部151を形成し、この粘
着テープロール収容部151内には、粘着テープロール
140aがその巻心を固設された軸170に通して、そ
の軸心が前後方向に向く状態に収容されている。
【0062】プラテン形成部142aの下面に、粘着剤
148により矩形状のラバーシート149を貼付して形
成されたプラテン部150は、前記スタンプ体1の印面
部30よりも僅かに広幅で且つ長く形成されている。
148により矩形状のラバーシート149を貼付して形
成されたプラテン部150は、前記スタンプ体1の印面
部30よりも僅かに広幅で且つ長く形成されている。
【0063】前記第1張出し部142bには、感熱紙ロ
ール収容部146が形成され、この感熱紙ロール収容部
146に、感熱紙ロール131aをその軸心が前後方向
に向く状態に収容している。
ール収容部146が形成され、この感熱紙ロール収容部
146に、感熱紙ロール131aをその軸心が前後方向
に向く状態に収容している。
【0064】第1張出し部142bの右側壁には、紙押
さえ用の板バネ152の取付け部152aが固定され、
この板バネ152の付勢部152bは、左方下がり傾斜
状に形成されて、第1張出し部142bの底壁のフェル
ト片171に向けて弾性付勢され、感熱紙ロール131
aから引き出されるテープ状感熱紙131を、付勢部1
52bの先端の押さえ部152cとフェルト片171と
の間に適当な弾性力で挟持し、テープ状感熱紙131を
引き出す際に抵抗する適当な引出し抵抗を発生するよう
に構成してある。尚、感熱紙ロール131aの位置を規
制する為の2本の位置規制バー146a、板バネ152
の切欠きを夫々挿通した3本のリブ146b、板バネ1
52を上方より装着する為の開口146cも設けられて
いる。
さえ用の板バネ152の取付け部152aが固定され、
この板バネ152の付勢部152bは、左方下がり傾斜
状に形成されて、第1張出し部142bの底壁のフェル
ト片171に向けて弾性付勢され、感熱紙ロール131
aから引き出されるテープ状感熱紙131を、付勢部1
52bの先端の押さえ部152cとフェルト片171と
の間に適当な弾性力で挟持し、テープ状感熱紙131を
引き出す際に抵抗する適当な引出し抵抗を発生するよう
に構成してある。尚、感熱紙ロール131aの位置を規
制する為の2本の位置規制バー146a、板バネ152
の切欠きを夫々挿通した3本のリブ146b、板バネ1
52を上方より装着する為の開口146cも設けられて
いる。
【0065】第2張出し部142cには、箱状のローラ
収容部147が形成され、このローラ収容部147内
に、ラバー製のローラ154が前後方向向きに装着さ
れ、ローラ軸155は、ローラ収容部147の前壁と後
壁とで支持され、また、ローラ収容部147の後壁の外
側へ突出したローラ軸155の部分には、ローラ154
を回動操作する為の操作ノブ156が固着されている。
収容部147が形成され、このローラ収容部147内
に、ラバー製のローラ154が前後方向向きに装着さ
れ、ローラ軸155は、ローラ収容部147の前壁と後
壁とで支持され、また、ローラ収容部147の後壁の外
側へ突出したローラ軸155の部分には、ローラ154
を回動操作する為の操作ノブ156が固着されている。
【0066】更に、ローラ収容部147の下側には、ほ
ぼ三角形断面状の板バネ157が設けられ、この板バネ
157の付勢部157bは、右方上がり傾斜状に形成さ
れて、ローラ154表面に向けて弾性付勢され、図13
に実線で示すように、感熱紙ロール131aからプラテ
ン部150の表面を経てローラ154の所へ導かれたテ
ープ状感熱紙131と、粘着テープロール140aから
粘着テープ引出し口を経てローラ154の所へ導かれた
粘着テープ140とを、付勢部157bの先端の押さえ
部157cとローラ154との間に適当な弾性力で挟持
するように構成してある。更に、ローラ154の紙送り
方向(図13にて反時計回り方向)への回転だけを許
し、その反対方向への回転を規制するクラッチバネ15
8が、操作ノブ156の軸部に装着されている。
ぼ三角形断面状の板バネ157が設けられ、この板バネ
157の付勢部157bは、右方上がり傾斜状に形成さ
れて、ローラ154表面に向けて弾性付勢され、図13
に実線で示すように、感熱紙ロール131aからプラテ
ン部150の表面を経てローラ154の所へ導かれたテ
ープ状感熱紙131と、粘着テープロール140aから
粘着テープ引出し口を経てローラ154の所へ導かれた
粘着テープ140とを、付勢部157bの先端の押さえ
部157cとローラ154との間に適当な弾性力で挟持
するように構成してある。更に、ローラ154の紙送り
方向(図13にて反時計回り方向)への回転だけを許
し、その反対方向への回転を規制するクラッチバネ15
8が、操作ノブ156の軸部に装着されている。
【0067】従って、手動で操作ノブ156を回転させ
てローラ154を紙送り方向へ回転させることにより、
テープ状感熱紙131と粘着テープ140とを貼り合わ
せながら、確実に紙送りできるように構成してある。つ
まり、ローラ154と、操作ノブ156と、板バネ15
7と、クラッチバネ158とで本発明の紙送り手段が構
成されている。
てローラ154を紙送り方向へ回転させることにより、
テープ状感熱紙131と粘着テープ140とを貼り合わ
せながら、確実に紙送りできるように構成してある。つ
まり、ローラ154と、操作ノブ156と、板バネ15
7と、クラッチバネ158とで本発明の紙送り手段が構
成されている。
【0068】前記第2張出し部142cの右端壁には、
粘着テープ140と貼り合わされたテープ状感熱紙13
1を外部へ導く為の開口部159が形成され、この開口
部159の下端に、板バネ157の右端部に形成された
ギザギザの刃160が配置され、開口部159から外部
へ延びる粘着テープ140付きのテープ状感熱紙131
を、刃160で切断可能に構成してある。
粘着テープ140と貼り合わされたテープ状感熱紙13
1を外部へ導く為の開口部159が形成され、この開口
部159の下端に、板バネ157の右端部に形成された
ギザギザの刃160が配置され、開口部159から外部
へ延びる粘着テープ140付きのテープ状感熱紙131
を、刃160で切断可能に構成してある。
【0069】以上説明したテープ状感熱紙カセット13
0の作用について説明する。
0の作用について説明する。
【0070】テープ状感熱紙カセット130は、前記ス
タンプ体1の印面部30に文字列を加熱穿孔するのに先
行して、加熱印字装置50のサーマルヘッド90によ
り、試験的に加熱印字し、更に、印面表示のためのラベ
ルとして使用する為のものである。そして、テープ状感
熱紙カセット130は、前記スタンプ体1と同様に、加
熱印字装置50にテープ状感熱紙カセット130を装着
することで、プラテン部150の表面のテープ状感熱紙
131の部分に、前記加熱印字装置50のサーマルヘッ
ド90により、スタンプ体1への穿孔パターン形成時と
同等な加熱印字することができるものである。
タンプ体1の印面部30に文字列を加熱穿孔するのに先
行して、加熱印字装置50のサーマルヘッド90によ
り、試験的に加熱印字し、更に、印面表示のためのラベ
ルとして使用する為のものである。そして、テープ状感
熱紙カセット130は、前記スタンプ体1と同様に、加
熱印字装置50にテープ状感熱紙カセット130を装着
することで、プラテン部150の表面のテープ状感熱紙
131の部分に、前記加熱印字装置50のサーマルヘッ
ド90により、スタンプ体1への穿孔パターン形成時と
同等な加熱印字することができるものである。
【0071】具体的に記述すると、オペレータは、前記
スタンプ体1の印面部30に加熱穿孔する為の前記所望
の文字列のデータをキーボード52から制御ユニット1
10に入力設定後、前記スタンプ体1の印面部30に加
熱穿孔する前に、テープ状感熱紙カセット130を加熱
印字装置50の印字用装着部71にセットする。加熱印
字装置50側では、近接スイッチ106によりテープ状
感熱紙カセット130の装着を認識し、感熱紙131へ
の印字に適する各種設定、例えばミラー穿孔の設定から
正像印字への設定の切換等を行う。その後、制御ユニッ
ト110と加熱印字機構72により、プラテン部150
の表面のテープ状感熱紙131の部分をサーマルヘッド
が自走しながら、ミラー文字でない正規の文字の前記文
字列等を加熱印字する。
スタンプ体1の印面部30に加熱穿孔する為の前記所望
の文字列のデータをキーボード52から制御ユニット1
10に入力設定後、前記スタンプ体1の印面部30に加
熱穿孔する前に、テープ状感熱紙カセット130を加熱
印字装置50の印字用装着部71にセットする。加熱印
字装置50側では、近接スイッチ106によりテープ状
感熱紙カセット130の装着を認識し、感熱紙131へ
の印字に適する各種設定、例えばミラー穿孔の設定から
正像印字への設定の切換等を行う。その後、制御ユニッ
ト110と加熱印字機構72により、プラテン部150
の表面のテープ状感熱紙131の部分をサーマルヘッド
が自走しながら、ミラー文字でない正規の文字の前記文
字列等を加熱印字する。
【0072】加熱印字終了後、オペレータはテープ状感
熱紙カセット130を印字用装着部71から取り外す。
そして、オペレータは、テープ状感熱紙131に印字さ
れた文字列等の印字状態(これが、スタンプ体1で用紙
の表面に穿孔されるパターンに相当する)から、文字
列、文字サイズ、文字列の配列状態等を評価する。
熱紙カセット130を印字用装着部71から取り外す。
そして、オペレータは、テープ状感熱紙131に印字さ
れた文字列等の印字状態(これが、スタンプ体1で用紙
の表面に穿孔されるパターンに相当する)から、文字
列、文字サイズ、文字列の配列状態等を評価する。
【0073】こうして、テープ状感熱紙131に加熱印
字された文字列等が所期の満足すべきものである場合に
は、文字列等のデータを修正する必要がないので、未だ
加熱穿孔していない新しいスタンプ体1を、加熱印字装
置50に装着して、そのスタンプ体1の印面部30にデ
ータを鏡像で加熱穿孔する。また、オペレータは、テー
プ状感熱紙カセット130の操作ノブ156を手動で回
動操作して、テープ状感熱紙131と粘着テープ140
を貼合わせながら排出し、刃160でテープカットを行
うことで、印面内容を表示するラベルを入手することが
出来る。このラベルはスタンプ体1の把持部141に貼
付ける等、スタンプ体1の印面の識別に好適なものであ
る。
字された文字列等が所期の満足すべきものである場合に
は、文字列等のデータを修正する必要がないので、未だ
加熱穿孔していない新しいスタンプ体1を、加熱印字装
置50に装着して、そのスタンプ体1の印面部30にデ
ータを鏡像で加熱穿孔する。また、オペレータは、テー
プ状感熱紙カセット130の操作ノブ156を手動で回
動操作して、テープ状感熱紙131と粘着テープ140
を貼合わせながら排出し、刃160でテープカットを行
うことで、印面内容を表示するラベルを入手することが
出来る。このラベルはスタンプ体1の把持部141に貼
付ける等、スタンプ体1の印面の識別に好適なものであ
る。
【0074】一方、テープ状感熱紙131に加熱印字さ
れた文字列等が所期の満足すべきものでない場合には、
加熱印字装置50の制御ユニット110に入力設定した
文字列等のデータに修正を施し、或いは、新たに文字列
等のデータを入力し直してから、前記同様に、テープ状
感熱紙カセット130のテープ状感熱紙131に加熱印
字するなど、前記同様に繰り返すものとする。
れた文字列等が所期の満足すべきものでない場合には、
加熱印字装置50の制御ユニット110に入力設定した
文字列等のデータに修正を施し、或いは、新たに文字列
等のデータを入力し直してから、前記同様に、テープ状
感熱紙カセット130のテープ状感熱紙131に加熱印
字するなど、前記同様に繰り返すものとする。
【0075】尚、上記実施例において、制御ユニット1
10のプログラムメモリには、所定の指令信号に応じ
て、加熱穿孔すべきミラー文字の文字列等の加熱印字の
為の印字用ドットパターンデータを、印字用データバッ
ファ125から、ミラー文字ではない正規の文字の文字
列等の加熱印字の為の印字用ドットパターンデータに変
換しつつ読み出す制御プログラムが格納してある。そし
て、その正規の文字の文字列等の印字用ドットパターン
データでもって、テープ状感熱紙カセット130のテー
プ状感熱紙131に加熱印字するように構成してある。
10のプログラムメモリには、所定の指令信号に応じ
て、加熱穿孔すべきミラー文字の文字列等の加熱印字の
為の印字用ドットパターンデータを、印字用データバッ
ファ125から、ミラー文字ではない正規の文字の文字
列等の加熱印字の為の印字用ドットパターンデータに変
換しつつ読み出す制御プログラムが格納してある。そし
て、その正規の文字の文字列等の印字用ドットパターン
データでもって、テープ状感熱紙カセット130のテー
プ状感熱紙131に加熱印字するように構成してある。
【0076】この場合、加熱印字された文字列等がミラ
ー文字でない正規の文字の文字列等(スタンプ体1で捺
印されるのと同様の文字列等)となるので、印字状態を
確認するのが容易になる。また、スタンプ体の印面内容
を表示するラベルとして適切な印字がなされることとな
る。
ー文字でない正規の文字の文字列等(スタンプ体1で捺
印されるのと同様の文字列等)となるので、印字状態を
確認するのが容易になる。また、スタンプ体の印面内容
を表示するラベルとして適切な印字がなされることとな
る。
【0077】以上説明したように、本実施例のテープ状
感熱紙カセット130を活用することにより、スタンプ
体1の印面部30に加熱穿孔する前に、テープ状感熱紙
カセット130のテープ状感熱紙131に加熱印字し
て、印面部30に加熱穿孔する文字列の印字状態(文字
列、文字サイズ、文字列の配列状態等)を確認すること
ができるため、不適切な文字列等のデータで、印面部3
0に加熱穿孔してスタンプ体1を無駄にするのを確実に
防止することができる。
感熱紙カセット130を活用することにより、スタンプ
体1の印面部30に加熱穿孔する前に、テープ状感熱紙
カセット130のテープ状感熱紙131に加熱印字し
て、印面部30に加熱穿孔する文字列の印字状態(文字
列、文字サイズ、文字列の配列状態等)を確認すること
ができるため、不適切な文字列等のデータで、印面部3
0に加熱穿孔してスタンプ体1を無駄にするのを確実に
防止することができる。
【0078】また、テープ状感熱テープ131の印字像
が所期の満足すべき適切な印字状態である場合には、そ
のまま、その粘着テープ付きテープ状感熱紙131をス
タンプ面の印面内容を表示するラベルとして使用するこ
とが出来、さらには、加熱印字装置50を種々の所望の
文字列を印字するラベルプリンタとして有効に活用させ
ることも可能である。
が所期の満足すべき適切な印字状態である場合には、そ
のまま、その粘着テープ付きテープ状感熱紙131をス
タンプ面の印面内容を表示するラベルとして使用するこ
とが出来、さらには、加熱印字装置50を種々の所望の
文字列を印字するラベルプリンタとして有効に活用させ
ることも可能である。
【0079】次に、前記テープ状感熱紙カセット130
を部分的に変更した変更態様について説明する。
を部分的に変更した変更態様について説明する。
【0080】1〕 本実施例の感熱紙カセット130で
は、テープ状感熱紙131を、ローラ154と付勢部1
57bの先端の押さえ部157cとの間に挟持した状態
で、操作ノブ156を操作してローラ154を回転させ
ることでテープ状感熱紙131を送り出しているが、ロ
ーラ154の代わりに、フェルト部材等で構成され、前
記押さえ部157cとの協働でテープ状感熱紙131を
挟持する部材を設け、開口部159から露出しているテ
ープ状感熱紙131の先端を手で引っ張ることにより、
テープ状感熱紙131を送り出すように構成してもよ
い。
は、テープ状感熱紙131を、ローラ154と付勢部1
57bの先端の押さえ部157cとの間に挟持した状態
で、操作ノブ156を操作してローラ154を回転させ
ることでテープ状感熱紙131を送り出しているが、ロ
ーラ154の代わりに、フェルト部材等で構成され、前
記押さえ部157cとの協働でテープ状感熱紙131を
挟持する部材を設け、開口部159から露出しているテ
ープ状感熱紙131の先端を手で引っ張ることにより、
テープ状感熱紙131を送り出すように構成してもよ
い。
【0081】
【発明の効果】請求項1のテープ状感熱紙カセットによ
れば、前記作用の欄で説明したように、ダミースタンプ
体と、テープ状感熱紙と、感熱紙ロール収容部と、粘着
テープと、粘着テープロール収容部と、紙送り手段とを
設け、前記ダミースタンプ体を、前記スタンプ体とほぼ
同形状に構成し、その下端部に、スタンプ体の印面部に
相当する平面状のプラテン部を設け、このプラテン部の
表面に沿うようにテープ状感熱紙をセットできるように
構成したため、スタンプ体の印面部に加熱穿孔するのに
先行して、その加熱穿孔の為の装置に、このダミースタ
ンプ体をセットして、プラテン部の表面のテープ状感熱
紙に加熱印字することができるから、スタンプ体の印面
部に加熱穿孔する文字列、文字サイズ、文字列の配列状
態等の良否を予め簡単に確認することができる。
れば、前記作用の欄で説明したように、ダミースタンプ
体と、テープ状感熱紙と、感熱紙ロール収容部と、粘着
テープと、粘着テープロール収容部と、紙送り手段とを
設け、前記ダミースタンプ体を、前記スタンプ体とほぼ
同形状に構成し、その下端部に、スタンプ体の印面部に
相当する平面状のプラテン部を設け、このプラテン部の
表面に沿うようにテープ状感熱紙をセットできるように
構成したため、スタンプ体の印面部に加熱穿孔するのに
先行して、その加熱穿孔の為の装置に、このダミースタ
ンプ体をセットして、プラテン部の表面のテープ状感熱
紙に加熱印字することができるから、スタンプ体の印面
部に加熱穿孔する文字列、文字サイズ、文字列の配列状
態等の良否を予め簡単に確認することができる。
【0082】また、印字された像が所期の満足すべき文
字列等であれば、この印字後のテープ状感熱紙を粘着テ
ープと貼合わせて排出することにより、スタンプ体の印
面内容を表示するラベルとして使用できる。さらに、こ
のカセットを利用することで、スタンプ体を加熱穿孔す
る装置を、種々所望の文字列等を印字するためのラベル
プリンターとして使用することも可能である。
字列等であれば、この印字後のテープ状感熱紙を粘着テ
ープと貼合わせて排出することにより、スタンプ体の印
面内容を表示するラベルとして使用できる。さらに、こ
のカセットを利用することで、スタンプ体を加熱穿孔す
る装置を、種々所望の文字列等を印字するためのラベル
プリンターとして使用することも可能である。
【0083】請求項2のテープ状感熱紙カセットによれ
ば、前記紙送り手段は、紙送りローラと、この紙送りロ
ーラを回動操作するための操作ノブと、テープ状感熱紙
及び粘着テープを紙送りローラに圧接させる弾性部材
と、紙送りローラの紙送り方向と逆方向への回転を阻止
するクラッチバネとを備えているため、簡単な構成でも
って、テープ状感熱紙を確実に紙送りし、粘着テープと
貼合わせて排出口へ排出することができる。
ば、前記紙送り手段は、紙送りローラと、この紙送りロ
ーラを回動操作するための操作ノブと、テープ状感熱紙
及び粘着テープを紙送りローラに圧接させる弾性部材
と、紙送りローラの紙送り方向と逆方向への回転を阻止
するクラッチバネとを備えているため、簡単な構成でも
って、テープ状感熱紙を確実に紙送りし、粘着テープと
貼合わせて排出口へ排出することができる。
【0084】請求項3のテープ状感熱紙カセットによれ
ば、ダミースタンプ体の把持部と本体基部との着脱を可
能にし、本体基部を補給品にしたことにより、消耗品で
あるテープ状感熱紙及び粘着テープの補給が容易とな
り、テープ状感熱紙カセットの外観を高めることができ
る。
ば、ダミースタンプ体の把持部と本体基部との着脱を可
能にし、本体基部を補給品にしたことにより、消耗品で
あるテープ状感熱紙及び粘着テープの補給が容易とな
り、テープ状感熱紙カセットの外観を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスタンプ装置のスタンプ
体の斜視図である。
体の斜視図である。
【図2】スタンプ体の印面部に加熱穿孔する状態を示す
スタンプ体の縦断正面図である。
スタンプ体の縦断正面図である。
【図3】スタンプ体で印刷する状態を示すスタンプ体の
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図4】スタンプ体の印面部に加熱穿孔するパターンの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図5】スタンプ装置の加熱印字装置の斜視図である。
【図6】加熱印字装置とスタンプ体の斜視図である。
【図7】加熱印字装置の平面図である。
【図8】加熱印字装置の部分切欠き正面図である。
【図9】加熱印字装置の部分切欠き縦断側面図である。
【図10】加熱印字装置の加熱穿孔部の斜視図である。
【図11】印字用装着部に装着後のスタンプ体と加熱印
字部の縦断正面図である。
字部の縦断正面図である。
【図12】加熱印字装置の制御系のブロック図である。
【図13】同実施例に係るテープ状感熱紙カセットの縦
断正面図である。
断正面図である。
【図14】テープ状感熱紙カセットの平面図である。
【図15】テープ状感熱紙カセットの底面図である。
【図16】テープ状感熱紙カセットの左側面図である。
【図17】テープ状感熱紙カセットを加熱印字装置に装
着した状態の要部の部分切欠き縦断側面図である。
着した状態の要部の部分切欠き縦断側面図である。
1 スタンプ体 28 感熱性孔版原紙 30 印面部 50 加熱印字装置 90 サーマルヘッド 130 テープ状感熱紙カセット 131 テープ状感熱紙 131a 感熱紙ロール 140 粘着テープ 140a 粘着テープロール 141 把持部 142 本体基部 146 感熱紙ロール収容部 150 プラテン部 151 粘着テープロール収容部 154 ローラ 156 操作ノブ 157 板バネ 158 クラッチバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 スタンプ体の感熱孔版原紙からなる印面
部にサーマルヘッドで加熱穿孔するのに先行して、サー
マルヘッドにより試験的に印字する為のテープ状感熱紙
カセットであって、 把持部と、この把持部に固定され、その下端部に前記ス
タンプ体の印面部に相当する平面状のプラテン部を有す
る本体基部とを含むダミースタンプ体と、 前記プラテン部とほぼ同幅に形成され、その少なくとも
一部がプラテン部の表面に沿うように配設されるテープ
状感熱紙と、 前記ダミースタンプ体の長さ方向一端部に形成され、前
記テープ状感熱紙のロールを収容する為の感熱紙ロール
収容部と、 一面に粘着剤を塗布した離型紙によって前記テープ状感
熱紙とほぼ同幅に形成され、その粘着剤側がテープ状感
熱紙の非発色面に対向するように配設される粘着テープ
と、 前記粘着テープのロールを収容する為の粘着テープロー
ル収容部と、 前記ダミースタンプ体の長さ方向他端部に設けられ、感
熱紙ロールからプラテン部の表面を経て供給されるテー
プ状感熱紙を紙送りし、さらに、テープ状感熱紙と粘着
テープを貼り合わせ、ダミースタンプ体の外へ排出する
為の紙送り手段とを備えたことを特徴とするテープ状感
熱紙カセット。 - 【請求項2】 前記紙送り手段は、紙送りローラと、こ
の紙送りローラを回動操作するための操作ノブと、テー
プ状感熱紙及び粘着テープを紙送りローラに圧接させる
弾性部材と、紙送りローラの紙送り方向と逆方向への回
転を阻止するクラッチバネとを備えたことを特徴とする
請求項1に記載のテープ状感熱紙カセット。 - 【請求項3】 前記ダミースタンプ体の把持部と本体基
部との着脱を可能にし、本体基部を補給品にしたことを
特徴とする請求項1に記載のテープ状感熱紙カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070494A JPH07276770A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | テープ状感熱紙カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070494A JPH07276770A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | テープ状感熱紙カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276770A true JPH07276770A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13439258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7070494A Pending JPH07276770A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | テープ状感熱紙カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07276770A (ja) |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7070494A patent/JPH07276770A/ja active Pending
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