JPH09109532A - スタンプ用テープカセット及びスタンプ体及びスタンプ体の製造方法 - Google Patents

スタンプ用テープカセット及びスタンプ体及びスタンプ体の製造方法

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JPH09109532A
JPH09109532A JP29357695A JP29357695A JPH09109532A JP H09109532 A JPH09109532 A JP H09109532A JP 29357695 A JP29357695 A JP 29357695A JP 29357695 A JP29357695 A JP 29357695A JP H09109532 A JPH09109532 A JP H09109532A
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stamp
stencil sheet
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tape cassette
heat
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JP29357695A
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Hiroshi Taira
比呂志 平
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿孔画像を形成した孔版原紙をテープカセッ
トから外し易く、且つ、該孔版原紙をスタンプ体に装着
し易くしたスタンプ用テープカセットを提供すること。 【解決手段】 スタンプ用テープカセット20は、内部
に供給スプール22に渦巻き状に装着されたテープ状の
孔版原紙23等を収容し、外部にテープ保持具40を着
脱自在に備える。テープ保持具40を装着したテープカ
セット20を加熱穿孔装置に装着して孔版原紙23に穿
孔を行う。穿孔後の孔版原紙23はテープ保持具40内
に導入される。テープカセット20を加熱穿孔装置から
外し、テープ保持具40を手前側へ回動させてテープカ
セット20から外すと共に孔版原紙23を切断する。穿
孔済みの孔版原紙23を保持した状態のテープ保持具4
0をスタンプ体に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱性孔版原紙を
インク含浸体の表面に配置してスタンプ印刷するように
したスタンプ体と、このスタンプ体に適用するテープ状
の感熱性孔版原紙を収容したスタンプ用テープカセット
と、前記スタンプ体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従前のスタンプ体は、その上部に把持部
を設け、下端面にゴム製の印面部を形成した構造のもの
であったが、このスタンプ体は注文後入手までにかなり
の期間がかかり高価であることから、最近では、スタン
プ体の上部に把持部を設け、スタンプ体の下面部にイン
クを含浸させたインク含浸体を設け、穿孔画像を形成し
た感熱性孔版原紙をインク含浸体の下面に密着状に配置
してなるスタンプ体が提案されている。
【0003】例えば、実開平4−226780号公報に
は、スタンプ体の下端部にインク含浸体を配設し、スタ
ンプ体の内部の供給スプールから繰り出したテープ状の
感熱性孔版原紙をインク含浸体の下面に沿って延ばし
て、巻取りスプールに巻き取るように構成し、そのスタ
ンプ体をサーマルヘッドを有する加熱穿孔装置にセット
して、インク含浸体の表面側の感熱性孔版原紙の印面部
に所望の穿孔画像を形成してなるスタンプ体が記載され
ている。
【0004】また、特開平7−156360号公報に
は、スタンプ体の上部に把持部を設け、スタンプ体の下
端部にインク含浸体を配設し、スタンプ体の下端部に着
脱自在に保持枠を外嵌させて鍔状部で係止するように構
成し、穿孔画像を形成した感熱性孔版原紙をスタンプ体
の下端面に配置し、保持枠を外嵌させることで孔版原紙
の外周部をスタンプ体の下端部外周面と保持枠間に挟持
固定するように構成したスタンプ体が記載されている。
【0005】また、実開平5−41843号公報には、
スタンプ体の上部に把持部を設け、スタンプ体の下端部
にインク含浸体を配設し、スタンプ体の下部に着脱自在
に外嵌固定される矩形筒体状のスカート部材を設け、ス
カート部材の下端面に穿孔画像形成済みの感熱性孔版原
紙を配置してスカート部材の下端面の外周部に貼り付け
てから、そのスカート部材をスタンプ体に外嵌固定する
ように構成したスタンプ体が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記実開平4−−22
6780号公報のスタンプ体においては、その内部に感
熱性孔版原紙を巻き付けた供給スプール、巻取りスプー
ル、案内用の複数のローラ部材等を組み込むため、構造
が複雑化し、大型化し、高価になるうえ、穿孔画像を形
成する為の専用の加熱穿孔装置が必要であるため、実用
性に欠ける。
【0007】前記特開平7−156360号公報におい
ては、穿孔画像を形成した感熱性孔版原紙をテープカセ
ットから分断して、スタンプ体に装着しなければならな
い。しかし、感熱性孔版原紙は厚さ数10μmの薄膜体
であるため、穿孔印字後テープカセットから取外し、そ
の感熱性孔版原紙をスタンプ体に装着するまでに、孔版
原紙を指で保持して取り扱うため、孔版原紙を損傷しや
すく、取扱いが面倒であり、インクで手を汚したりす
る。使用済みの感熱性孔版原紙をスタンプ体から取り外
す際にも、同様に取扱いが面倒であり、インクで手を汚
したりするという問題がある。
【0008】前記実開平5−41843号公報のスタン
プ体においては、穿孔画像を形成した孔版原紙をスカー
ト部に貼り付ける際に、前記と同様に、孔版原紙を損傷
しやすく取扱いが面倒であり、使用済みの感熱性孔版原
紙をスタンプ体から取り外す際にも、取扱いが面倒で、
インクで手を汚したりするという問題がある。しかも、
スカート部の下端面の狭幅の外周部に孔版原紙を貼り付
けるため、そのスカート部から孔版原紙が剥離しやす
く、耐久性に欠けるという問題がある。本発明の目的
は、穿孔画像を形成した感熱性孔版原紙をテープカセッ
トから取外し易くすること、前記孔版原紙をスタンプ体
に装着し易くすること、使用済みの孔版原紙をスタンプ
体から取外し易くすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のスタンプ用テ
ープカセットは、スタンプ体の印面部に適用する穿孔画
像を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容したテ
ープカセットであって、穿孔画像形成の際にサーマルヘ
ッドを有する加熱穿孔装置に着脱自在に装着されるスタ
ンプ用テープカセットにおいて、前記テープカセットの
感熱性孔版原紙を導出する導出口よりも原紙送り方向下
流側部分に、穿孔画像形成済みの所定長さの感熱性孔版
原紙を直線状に案内し保持するテープ保持具を着脱自在
に設けたものである。
【0010】前記スタンプ体の印面部に適用する穿孔画
像が形成された感熱性孔版原紙を作成する場合、スタン
プ用テープカセットにテープ保持具を装着した状態で、
そのテープカセットをサーマルヘッドを有する加熱穿孔
装置に着脱自在に装着し、テープカセットから孔版原紙
を送り出しながら導出口外へ送りだされた孔版原紙の部
分に穿孔印字する。このとき、孔版原紙の穿孔画像形成
済みの所定長さ部分がテープ保持具により直線状に案内
されつつ保持される。そこで、テープ保持具の上流側に
おいて孔版原紙を分断し、孔版原紙を保持したテープ保
持具をテープカセットから取り外し、そのテープ保持具
を介して孔版原紙をスタンプ体に装着することができ
る。このように、テープ保持具を介して、穿孔画像形成
済みの薄膜状の孔版原紙を取外したり、スタンプ体に装
着したりすることができる。
【0011】請求項2のスタンプ用テープカセットは、
請求項1の発明において、前記テープ保持具に、スタン
プ体の印面部を突出させる為の印面開口を形成するとと
もに、印面開口の内側近傍部に感熱性孔版原紙のテープ
幅方向両端部を案内する案内溝を形成したものである。
それ故、孔版原紙に穿孔印字する際に、穿孔画像が形成
された孔版原紙のテープ幅方向両端部が案内溝で直線状
に案内されて保持され、穿孔印字が終了すると印面部に
適用される穿孔画像が形成された所定長さ部分が印面開
口から外部に臨む状態になる。ここで、例えば、この孔
版原紙を保持したテープ保持具をテープカセットから取
外してからスタンプ体の下部に装着し、スタンプ体の下
端部のインク含浸体を印面開口に嵌合させると、孔版原
紙がインク含浸体の下面に密着して印面部となる。
【0012】請求項3のスタンプ用テープカセットは、
請求項1又は請求項2の発明において、前記テープ保持
具が、印面開口が形成された正面壁とこの正面壁からテ
ープカセットの上下両面に沿って直角に延びる1対の係
合壁とで断面コ字状に形成され、1対の係合壁には、テ
ープカセットの上下両面の1対の枢支ピンに係脱自在に
係合する1対のピン穴が形成されたものである。テープ
保持具が、正面壁と1対の係合壁とを有し、1対の係合
壁をテープカセットに係合させることでテープ保持具を
テープカセットに確実に係合でき、その係合状態におい
て、テープカセットの1対の枢支ピンがテープ保持具の
1対のピン穴に係合するため、テープ保持具をテープカ
セットに対して回動可能になるから、テープ保持具を着
脱するのが容易になる。
【0013】請求項4のスタンプ用テープカセットは、
請求項3の発明において、前記正面壁のうちの導出口側
の端部には感熱性孔版原紙を切断する為のカッター部が
形成されたものである。それ故、テープ保持具をテープ
カセットから取り外す際に、テープ保持具の上流側の端
部においてカッター部により孔版原紙を分断できる。
【0014】請求項5のスタンプ体は、上部に把持部を
有するスタンプ本体と、前記スタンプ本体の下面部に装
着されインクを含浸させたインク含浸体と、穿孔画像が
形成され且つインク含浸体の下面に密着状に取付けられ
て印面部を形成する感熱性孔版原紙と、前記印面部を突
出させる為の印面開口とこの印面開口の内側近傍部にお
いて感熱性孔版原紙のテープ幅方向両端部を直線状に案
内する案内溝とを有し感熱性孔版原紙を保持した状態で
スタンプ本体に着脱可能に装着されるテープ保持具とを
備え、前記テープ保持具が、穿孔画像を形成可能なテー
プ状の感熱性孔版原紙を収容したテープカセットのうち
の感熱性孔版原紙を導出する導出口よりも原紙送り方向
下流側部分に着脱自在に装着され且つテープカセットが
加熱穿孔印字装置に装着されて加熱穿孔装置により感熱
性孔版原紙に穿孔画像を形成する際には、テープ保持具
が穿孔画像形成済みの所定長さの感熱性孔版原紙を案内
溝を介して直線状に案内し保持するように構成されたも
のである。
【0015】このスタンプ体のテープ保持具は、請求項
2に記載のものと同様のものであり、請求項1、請求項
2と同様に、テープ保持具をテープカセットに装着した
状態において、テープカセットを加熱穿孔装置に装着し
て孔版原紙に穿孔画像を形成し、その穿孔画像が形成さ
れた孔版原紙の所定長さ部分をテープ保持具に直線状に
案内保持させ、穿孔画像が形成された印面部に対応する
部分をテープ保持具の印面開口から外部に臨む状態にし
て、その孔版原紙をテープ保持具に保持したままテープ
保持具を介してテープカセットから取外し、そのテープ
保持具をスタンプ本体に着脱自在に装着すると、スタン
プ本体の下面部のインク含浸体に孔版原紙が密着した状
態で、そのインク含浸体と孔版原紙とが印面開口から突
出して印面部となる。それ故、スタンプ本体の把持部を
握って印刷対象体に印面部を押圧すると、インク含浸体
のインクが穿孔画像から染み出して穿孔画像のミラー像
が印刷されることになる。
【0016】請求項6のスタンプ体の製造方法は、スタ
ンプ体の印面部に適用する穿孔画像を形成可能なテープ
状の感熱性孔版原紙を収容したテープカセットに、穿孔
画像形成済みの所定長さの感熱性孔版原紙を直線状に案
内し保持するテープ保持具を予め装着する第1工程と、
次にテープカセットをサーマルヘッドを有する加熱穿孔
装置に装着して、テープカセットから導出した孔版原紙
に穿孔画像を形成する第2工程と、次に加熱穿孔装置か
らテープカセットを取外し後、穿孔画像形成済みの所定
長さの孔版原紙を保持したテープ保持具をテープカセッ
トから取外す第3工程と、次にテープ保持具に保持した
孔版原紙にスタンプ体の下面部のインク含浸体が密着す
るようにテープ保持具をスタンプ体に装着して、印面部
をテープ保持具の印面開口から突出させる第4工程とを
備えたものである。
【0017】以上のように、第1工程において、テープ
カセットに、穿孔画像形成済みの所定長さの感熱性孔版
原紙を直線状に案内し保持するテープ保持具を予め装着
し、第2工程において、そのテープカセットを加熱穿孔
装置に装着して孔版原紙に穿孔画像を形成し、第3工程
において、加熱穿孔装置からテープカセットを取外し
後、穿孔画像形成済みの所定長さの孔版原紙を保持した
テープ保持具をテープカセットから取外し、第4工程に
おいて、テープ保持具に保持した孔版原紙に、スタンプ
体の下面部のインク含浸体が密着するようにテープ保持
具をスタンプ体に装着して、印面部をテープ保持具の印
面開口から突出させる。
【0018】このスタンプ体の製造方法においては、穿
孔画像を形成済みの孔版原紙をテープ保持具を介してテ
ープカセットから取外し、そのテープ保持具を介してス
タンプ体に装着するため、孔版原紙の取扱いが簡単にな
り、孔版原紙の損傷を防止でき、インクで手が汚れるの
を防止できる。使用済みの孔版原紙をスタンプ体から取
り外す際にもテープ保持具を介して取り外せるためイン
クで手を汚すこともない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。本実施形態において
は、感熱性孔版原紙に加熱穿孔印字する加熱穿孔装置、
スタンプ用テープカセット、スタンプ体、の順に説明す
る。但し、以下の説明はスタンプ体の製造方法について
の説明を含む。
【0020】加熱穿孔装置1について説明すると、図1
に示すように、この加熱穿孔装置1は印字媒体としての
テープに文字や記号やマーク等をサーマルヘッドで印字
する装置であり、一般には種々のテープ状ラベルを作成
するのに適用されるもので、既存のものとほぼ同様のも
のであるので簡単に説明する。この加熱穿孔装置1の前
部に設けられたキーボード2には、平かな、カタカナ、
アルファベット、数字、記号等の複数の文字記号キー、
カーソル移動キー、その他種々の指令を入力する為の複
数の機能キー等が設けられ、この加熱穿孔装置1の制御
装置には、この装置を制御する種々の制御プログラム、
かな入力文字列を漢字に変換する漢字変換プログラム等
も格納されている。
【0021】キーボード2の後側の右側部分には、液晶
ディスプレイ3が設けられ、この液晶ディスプレイ3に
は、複数行にわたって複数の文字や記号を表示可能であ
り、キーボード2から入力された文字列を表示して漢字
変換したり、印字対象の文字列を印字状態と同様のイメ
ージにて表示可能に構成されている。キーボード2の後
側の左側部分には、カセット装着部4が設けられ、この
カセット装着部4には、スタンプ用テープカセット20
やその他の種々のテープカセットを1つずつ着脱自在に
装着して、テープカセットから導出される印字媒体とし
てのテープに印字することができる。
【0022】図1はカバー5を開放した状態を示し、こ
のカバー5を閉じると、カセット装着部4と、液晶ディ
スプレイ5の後側の部分がカバー5により覆われること
になる。前記カセット装着部4の前側近傍部には、サー
マルヘッド6と送り駆動ローラ7とを有するヘッドホル
ダー8が、その右端部を回動中心として前後方向に水平
に揺動可能に設けられ、カセット装着部4には後述のプ
ラテンローラ25を駆動するプラテン駆動軸9と、スタ
ンプ用テープカセット20の供給スプール22を支持す
る支軸10とが設けられている。
【0023】次に、スタンプ用テープカセット20につ
いて説明する。図2〜図6に示すように、スタンプ用テ
ープカセット20(以下、テープカセットという)は、
カセット装着部4に着脱自在に装着されるもので、合成
樹脂製の偏平なほぼ直方体状のケース21と、その内部
に収容された供給スプール22、供給スプール22に渦
巻き状に装着された十分に長いテープ状の感熱性孔版原
紙23(以下、孔版原紙という)、ガイドローラ24、
プラテンローラ25と、テープ保持具40等を有する。
【0024】前記供給スプール22は、ケース21内の
左部にあり、この供給スプール22から延びる孔版原紙
23はケース21内の右部のガイドローラ24で案内さ
れて導出路26へ延び、その導出路26の左端部の導出
口27からケース21外へ導出される。前記導出口27
は、ケース21の前壁部の中央部のやや右側部分に形成
され、この導出口27の左側近傍部位にはプラテンロー
ラ25が配置され、導出口27から出た孔版原紙23は
プラテンローラ25の表面に当接してケース21の前壁
の左半部の案内壁部28に沿って左方へ直線状に導出さ
れる。
【0025】テープカセット20をカセット装着部4に
装着した状態では、支軸10が供給スプール22の軸穴
に挿入され、プラテン駆動軸9がプラテンローラ25の
軸穴に挿入係合される。テープカセット20の上下両面
のうちの前部の左部には、テープ保持具40の係合壁4
3を係合させる為の段落部29が形成され、これら上下
両面の段落部29の右端近傍部には枢支ピン30が夫々
突設され、上下両面の段落部29の左端の後端部には1
対の係合凹部31が夫々凹設されている。
【0026】前記孔版原紙23について説明すると、テ
ープ状の孔版原紙23は、図7に示すように、熱可塑性
フィルム23aと、多孔性膜体23cと、熱可塑性フィ
ルム23aと多孔性膜体23cとを接着する接着層23
bとからなり、熱可塑性フィルム23aは、厚さ1〜4
μm(好ましくは厚さ2μm)の熱可塑性合成樹脂材料
(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、塩化ビニリデン−塩化ビニル重合体等)で構成さ
れ、多孔性膜体23cは、厚さ20〜100μmの、天
然繊維(例えば、マニラ麻、こうぞ、みつまた等)、合
成繊維(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルニトリル等)、又はレー
ヨン等の半合成繊維を主原料とする多孔性薄葉紙で構成
されている。この孔版原紙23は、熱可塑性フィルム2
3aが外側になるように供給スプール22に装着されて
いるため、プラテンローラ25の位置において熱可塑性
フィルム23aがサーマルヘッド7に当接するようにな
っている。
【0027】次に、テープ保持具40について説明する
と、図2〜図6に示すように、テープ保持具40は、テ
ープカセット20に装着した状態では、穿孔印字される
孔版原紙23を案内して保持し、その穿孔画像が形成さ
れた孔版原紙23の所定長さ部分を保持した状態で、後
述のスタンプ体50に装着してスタンプ体50の部品と
して活用する為のものである。テープ保持具40は、合
成樹脂製の成形品であり、左右に細長い矩形状の印面開
口41を有する正面壁42と、この正面壁42から直角
状に後方へ延びてテープカセット20の1対の段落部2
9に係合される1対の係合壁43とを一体形成したもの
で、正面壁42と1対の係合壁43とで断面ほぼコ字状
をなしている。
【0028】前記正面壁42にはスタンプ体50の印面
部59を突出させる為の印面開口41が形成され、この
正面壁42のうちの印面開口41の内側近傍部には、孔
版原紙23のテープ幅方向の両端部を直線状に案内する
上下1対の案内溝44が全長に亙って相対向状に形成さ
れ、正面壁42の右端部には孔版原紙23を切断する為
のギザギザのカッター部45が形成されている。前記1
対の係合壁43の右端部には、前記1対の枢支ピン30
が係脱自在に係合する1対のピン穴46が形成され、1
対の係合壁43の左端部の後端部の内面には前記1対の
係合凹部31に係脱自在に係合する1対の係合突部47
が形成されている。
【0029】図2は、テープ保持具40を装着した状態
におけるテープカセット20を示し、図3はテープ保持
具40を取り外した状態におけるテープカセット20を
示し、図2の状態ではテープカセット20の案内壁部2
8が、テープ保持具40の印面開口41の内側近傍部位
置し、孔版原紙23は、正面壁42の内面と案内壁部2
8間の通路48(図5参照)を左方へ送られることにな
るが、このとき、孔版原紙23の幅方向両端部が上下1
対の案内溝44で案内され保持される。前記テープ保持
具40をテープカセット20に装着する際には、1対の
係合壁43を相離隔方向へ弾性変形させつつ1対の段落
部29に係合させて、1対の枢支ピン30を1対のピン
穴46に嵌め、1対の係合突部47を1対の係合凹部3
1に係合させると図2の係合状態になる。
【0030】前記テープ保持具40をテープカセット2
0から取り外す際には、テープ保持具40の左側部分を
手前に引いて1対の枢支ピン30の回りに回動させてか
ら、1対の係合壁43を相離隔方向へ弾性変形させて、
1対の枢支ピン30から離脱させればよい。
【0031】次に、前記加熱穿孔装置1にテープカセッ
ト20を装着して穿孔印字し、穿孔画像が形成された孔
版原紙23を作成する際の作用について説明する。最初
に、加熱穿孔装置1に、印面部59でスタンプ印刷する
印刷対象の文字列のデータを入力して印面編集を行な
い、その印刷対象文字列のミラー文字を穿孔印字する為
の印字データを制御装置内に格納する。次に、加熱穿孔
装置1のカセット装着部4にテープカセット20を装着
しない状態において、テープカセット20に、図2に示
すようにテープ保持具40を装着する。次に、このテー
プカセット20をカセット装着部4に装着し、孔版原紙
23を供給可能な状態とし、ヘッドボルダー8を図示外
のアクチュエータにより図6に示す印字位置に切換え、
次に、プラテンローラ25と、案内壁部28に当接する
送り駆動ローラ7とを駆動して孔版原紙23を所定量送
り動作させると、図6に示すように、孔版原紙23の先
端部が送り駆動ローラ7の所まで搬送されるので印字可
能状態になる。
【0032】次に、加熱穿孔装置1に印字作動させる
と、孔版原紙23が送り駆動ローラ7とプラテンローラ
25とで送られつつ、サーマルヘッド6により孔版原紙
23に穿孔印字が実行される。このとき、孔版原紙23
の先端側の穿孔印字済みの部分は、案内壁部28と正面
壁42の間の通路48と案内溝44内へ導入され、その
孔版原紙23のテープ幅方向の両端部が上下1対の案内
溝44で直線状に案内され保持されて、左方向へ移動し
ていく(図8参照)。
【0033】こうして、穿孔画像の形成が完了すると、
図9に示すように、孔版原紙23の先端部がテープ保持
具40の左端外へ延びた状態となり、孔版原紙23の送
りが終了する。この状態において、穿孔画像(例えば、
「ABCD」のミラー文字)が形成された部分が印面開
口41に臨んだ状態になる。次に、テープカセット20
を加熱穿孔装置1のカセット装着部4から外し、図10
に示すように、テープ保持具40を手前側へ回動させ、
孔版原紙23を右手の指でプラテンローラ25に押さえ
付けた状態で、テープ保持具40の1対の係合壁43を
弾性変形させて1対の枢支ピン30から外し、孔版原紙
23の左端部をテープ保持具40に対して拘束した状態
で、カッター部45で孔版原紙23を切断する。尚、図
9の状態において、孔版原紙23の左端部をテープ保持
具40に対して拘束した状態で、プラテンローラ25の
付近の孔版原紙23を2つの指で掴んで手前側へ引っ張
ることにより、カッター部45で孔版原紙23を切断し
てもよい。
【0034】こうして、孔版原紙23を切断後には、穿
孔画像を形成済みの孔版原紙23の所定長さ部分をテー
プ保持具40に保持したままテープカセット20から取
り外すことができる。その後、後述のように、この孔版
原紙23を保持したテープ保持具40をスタンプ体50
に装着し、スタンプ体50の一部として活用することに
なる。以上のように、孔版原紙23のうちの穿孔画像形
成済みの部分を指で掴んだりすることなく、孔版原紙2
3をテープ保持具40を介して、簡単にテープカセット
20から取り外すことができる。
【0035】次に、前記テープ保持具40を適用したス
タンプ体50について、図11〜図13を参照して説明
する。このスタンプ体50は、スタンプ本体51と、イ
ンクを含浸させたインク含浸体52と、前記のように作
成した穿孔画像を形成した孔版原紙23と、この孔版原
紙23を保持したテープ保持具40等で構成されてい
る。合成樹脂製のスタンプ本体51の上部には、手で掴
む為の板状の把持部53が形成され、スタンプ本体51
の下部には把持部53と一体の矩形状の嵌合基部54
と、この嵌合基部54の下面から突出状に一体形成され
た印面取付部55が形成され、この印面取付部55には
矩形凹部56が凹設され、この矩形凹部56に直方体状
のインクを含浸させたインク含浸体52が装着されて矩
形凹部56から所定量突出した状態に構成してある。
【0036】前記印面取付部55は、テープ保持具40
の印面開口41に孔版原紙23とともに内嵌するサイズ
に形成され、嵌合基部54はテープ保持具40の1対の
係合壁43間に内嵌するサイズに形成され、嵌合基部5
4の両側面の右端部には枢支ピン30と同様の1対の枢
支ピン57が突設され、嵌合基部54の両側面の左端部
には係合凹部31と同様の1対の係合凹部58が形成さ
れている。前記のように、穿孔画像を形成した孔版原紙
23を保持したテープ保持具40をスタンプ本体51に
装着する場合、最初に、テープ保持具40の1対の係合
壁43を相離隔方向へ弾性変形させて1対の枢支ピン5
7を1対のピン穴46に係合させ、その後、テープ保持
具40を印面取付部55の方へ回動させることにより、
テープ保持具40をスタンプ本体51の印面取付部55
と嵌合基部54とに着脱可能に嵌合させ、1対の係合突
部47を1対の係合凹部58に係合させると、図13に
示すように、インク含浸体52の下面に孔版原紙23が
密着して印面開口41よりも下方へ少し突出した印面部
59となり、印面部59の外周側の孔版原紙23の外周
部分は、印面取付部55と印面開口41の外周面間に挟
持された状態となり、孔版原紙23が浅い箱状となって
インクが穿孔画像以外の個所から外部へ漏出しないよう
になる。
【0037】以上のように製作されたスタンプ体50の
把持部53を握って印面部59を用紙の表面に押圧する
と、インク含浸体52のインクが孔版原紙の穿孔画像か
ら染み出すため、所期の文字列をスタンプ印刷すること
ができる。インク含浸体52には、十分な量のインクが
含浸されているため、約1000回にも亙ってスタンプ
印刷できることになる。尚、その印面部59が不要にな
った場合には、テープ保持具40をスタンプ本体51か
ら取り外し、テープ保持具40から孔版原紙23を取外
し、再度前記と同様に、テープ保持具40をテープカセ
ット20に装着して、加熱穿孔装置1にセットし、別の
穿孔画像を形成した孔版原紙23を作成して、その孔版
原紙23をテープ保持具40とともにスタンプ本体51
に装着することになる。
【0038】以上説明したスタンプ体50の作用につい
て説明する。インク含浸体52の大部分を印面取付部5
5の矩形凹部56に収容し、そのインク含浸体52の外
面側を孔版原紙23で覆い、孔版原紙23の印面部59
以外の外周部を印面取付部55の外周面と印面開口41
の外周面間に挟持してあるため、インク含浸体52のイ
ンクが穿孔画像以外の個所から外部に漏出する虞がな
い。このように孔版原紙23の外周部が印面取付部55
の外周面と印面開口41の外周面間に挟持してあるた
め、スタンプ印刷の際にも印面部59が用紙に付着して
も印面部59がインク含浸体52から剥離する虞がな
い。
【0039】しかも、テープカセット20に着脱自在に
装着でき且つスタンプ本体51に着脱自在に装着できる
テープ保持具40を設け、穿孔印字した孔版原紙23を
テープ保持具40を介してスタンプ本体51に装着でき
るようにしたので、穿孔画像を形成した孔版原紙23の
画像形成部分を掴んだり汚したりすることなく、テープ
保持具40に孔版原紙23を保持した状態で、スタンプ
本体51に装着できるから、穿孔画像形成済みの孔版原
紙23の損傷を防止でき、その孔版原紙23の取扱が簡
単になり、インクで手を汚したりすることもない。使用
済みの孔版原紙23を取り外す際にも、同様にテープ保
持具40を介して取外し、テープ保持具40から孔版原
紙23を取外せばよいため、インクで手を汚したりする
ことなく簡単に取外すことができる。
【0040】ここで、前記実施形態を部分的に変更した
変更形態について説明する。 1〕 加熱穿孔装置1のヘッドホルダー8をカセット装
着部4の前面側に配置せずに、テープカセット20に形
成したヘッドホルダー挿入部に挿入させるようにし、プ
ラテンローラ25をカセット装着部4の前面側に配置し
た加熱穿孔装置を適用してもよい。この場合、テープカ
セット20の供給スプール22には、熱可塑性フィルム
23aが内面側になるように孔版原紙23を巻き付ける
ことになるし、テープカセット20の構造も多少変更さ
れる。
【0041】2〕 テープ保持具40は金属製としても
よく、複数部品で構成してもよく、また、テープ保持具
40をテープカセット20に枢支する機構は前記実施形
態以外の構造(例えば、テープカセット20側の枢支用
突部を係合壁43の枢支用凹部に係合させる機構等)で
もよい。或いは、テープ保持具40は、テープカセット
20に回動自在に装着するとは限らず、前方から後方へ
のスライドだけで係合させるように構成してもよく、そ
の場合、カッター部45を孔版原紙23の内側に位置す
るように設け、テープ保持具40を前方へ引く際にカッ
ター部45で孔版原紙23を切断するように構成しても
よい。
【0042】また、テープ保持具40は、テープカセッ
ト20に対して左方から右方へのスライドで係合させる
ように構成してもよいし、また、回動とスライドとの組
合せによりテープ保持具40をテープカセット20に着
脱するように構成してもよい。 前記カッター部45は
一例に過ぎず、少なくともカッター部45を金属板で構
成し、その金属板の塑性変形を介して角度調節自在に構
成してもよいし、また、カッター部45はナイフの刃の
ような連続した刃に形成してもよい。
【0043】3〕 前記実施形態のスタンプ体50は一
例に過ぎず、通常のスタンプと同様に種々の形態を取る
ことができる。例えば、把持部53は柱状部の頂部に球
状部を形成したものでもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1のスタンプ用テープカセットに
おいては、感熱性孔版原紙を導出する導出口よりも原紙
送り方向下流側部分に、穿孔画像形成済みの所定長さの
感熱性孔版原紙を直線状に案内し保持するテープ保持具
を着脱自在に設けたので、穿孔画像を形成済みの孔版原
紙をテープ保持具を介してテープカセットから取り外
し、その孔版原紙をテープ保持具を介してスタンプ体に
装着することができる。このように、テープ保持具を介
して、穿孔画像形成済みの薄膜状の孔版原紙をテープカ
セットから取外したり、スタンプ体に装着したりするこ
とができるから、薄膜状の孔版原紙を指で掴むんで取り
扱う必要がなくなるため孔版原紙の損傷を防止でき、そ
の取扱いが簡単化し、インクで手を汚すこともない。
【0045】請求項2のスタンプ用テープカセットにお
いては、基本的に請求項1と同様の効果を奏するが、テ
ープ保持具に、スタンプ体の印面部を突出させる為の印
面開口と、感熱性孔版原紙のテープ幅方向両端部を案内
する案内溝を形成したので、孔版原紙に穿孔印字する際
に、穿孔画像形成済みの孔版原紙のテープ幅方向両端部
が案内溝で直線状に案内保持され、穿孔印字終了後には
穿孔画像形成済みの所定長さ部分が印面開口から外部に
臨む状態になる。それ故、この孔版原紙を保持したテー
プ保持具をテープカセットから取り外してからスタンプ
体に装着してスタンプ体の一部として活用することがで
きる。
【0046】請求項3のスタンプ用テープカセットにお
いては、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏する
が、テープ保持具が、正面壁と1対の係合壁とを有し、
1対の係合壁をテープカセットに係合させることでテー
プ保持具をテープカセットに確実に係合でき、その係合
状態において、テープカセットの1対の枢支ピンがテー
プ保持具の1対のピン穴に係合するため、テープ保持具
をテープカセットに対して回動可能になるから、テープ
保持具を着脱するのが容易になる。
【0047】請求項4のスタンプ用テープカセットにお
いては、請求項3と同様の効果を奏するが、前記正面壁
のうちの導出口側の端部に、感熱性孔版原紙を切断する
為のカッター部を形成したので、テープ保持具をテープ
カセットから取り外す際に、テープ保持具の上流側の端
部においてカッター部により孔版原紙を分断できる。
【0048】請求項5のスタンプ体においては、スタン
プ本体と、インク含浸体と、このインク含浸体に密着し
て印面部を形成する穿孔画像形成済みの感熱性孔版原紙
と、スタンプ本体に着脱可能に装着されるテープ保持具
とを備えており、このテープ保持具が、印面部を突出さ
せる為の印面開口と、感熱性孔版原紙のテープ幅方向両
端部を直線状に案内する案内溝とを有する。テープ保持
具がテープカセットに着脱自在に装着され加熱穿孔装置
によりテープカセットの感熱性孔版原紙に穿孔画像を形
成する際には、テープ保持具が穿孔画像形成済みの所定
長さの感熱性孔版原紙を案内溝を介して直線状に案内し
保持する。
【0049】そして、印面部に対応する穿孔画像形成済
みの所定長さ部分をテープ保持具の印面開口から外部に
臨む状態にして、その孔版原紙をテープ保持具に保持し
たままテープ保持具を介してテープカセットから取外
し、そのテープ保持具をスタンプ本体に着脱自在に装着
すると、スタンプ本体の下面部のインク含浸体に孔版原
紙が密着した状態で、そのインク含浸体と孔版原紙とが
印面開口から突出して印面部となる。このように、テー
プカセットに着脱自在で且つスタンプ体に着脱自在のテ
ープ保持具を設けたため、そのテープ保持具を介して、
孔版原紙の加熱穿孔装置からの取外し、スタンプ体への
装着、使用済みの孔版原紙のスタンプ体からの取外し等
を簡単に行うことができ、孔版原紙の損傷を防止でき、
インクで手を汚すこともなくなる。
【0050】請求項6のスタンプ体の製造方法において
は、第1工程において、テープカセットに、穿孔画像形
成済みの所定長さの感熱性孔版原紙を直線状に案内し保
持するテープ保持具を予め装着し、第2工程において、
そのテープカセットを加熱穿孔装置に装着して孔版原紙
に穿孔画像を形成し、第3工程において、加熱穿孔装置
からテープカセットを取外し後、穿孔画像形成済みの所
定長さの孔版原紙を保持したテープ保持具をテープカセ
ットから取外し、第4工程において、テープ保持具に保
持した孔版原紙にスタンプ体の下面部のインク含浸体が
密着するようにテープ保持具をスタンプ体に装着して、
印面部をテープ保持具の印面開口から突出させる。
【0051】従って、穿孔画像を形成済みの孔版原紙を
テープ保持具を介してテープカセットから取外し、その
テープ保持具を介してスタンプ体に装着するため、孔版
原紙の取扱いが簡単になり、孔版原紙の損傷を防止で
き、インクで手を汚すのを防止でき、使用済みの孔版原
紙をスタンプ体から取り外す際にもテープ保持具を介し
て取り外せるため、孔版原紙の取扱いが簡単になり、イ
ンクで手を汚すこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る加熱穿孔装置の平面図
である。
【図2】スタンプ用テープカセット(テープ保持具装着
状態)の斜視図である。
【図3】スタンプ用テープカセット(テープ保持具非装
着状態)の斜視図である。
【図4】テープ保持具の斜視図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】スタンプ用テープカセットの横断面図である。
【図7】感熱性孔版原紙の一部拡大断面図である。
【図8】穿孔印字状態を示す要部斜視図である。
【図9】穿孔印字後の状態におけるスタンプ用テープカ
セットの斜視図である。
【図10】穿孔印字後の感熱性孔版原紙とテープ保持具
を取り外す状態におけるスタンプ用テープカセットとテ
ープ保持具の斜視図である。
【図11】倒立状態にしたスタンプ本体の斜視図であ
る。
【図12】倒立状態にしたスタンプ体の斜視図である。
【図13】スタンプ体の縦断面図である。
【符号の説明】
1 加熱穿孔装置 20 スタンプ用テープカセット 22 供給スプール 23 感熱性孔版原紙 27 導出口 30 枢支ピン 40 テープ保持具 41 印面開口 42 正面壁 43 係合壁 44 案内溝 45 カッター部 46 ピン穴 50 スタンプ体 51 スタンプ本体 52 インク含浸体 53 把持部 59 印面部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンプ体の印面部に適用する穿孔画像
    を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容したテー
    プカセットであって、穿孔画像形成の際にサーマルヘッ
    ドを有する加熱穿孔装置に着脱自在に装着されるスタン
    プ用テープカセットにおいて、 前記テープカセットの感熱性孔版原紙を導出する導出口
    よりも原紙送り方向下流側部分に、穿孔画像形成済みの
    所定長さの感熱性孔版原紙を直線状に案内し保持するテ
    ープ保持具を着脱自在に設けたことを特徴とするスタン
    プ用テープカセット。
  2. 【請求項2】 前記テープ保持具に、スタンプ体の印面
    部を突出させる為の印面開口を形成するとともに、印面
    開口の内側近傍部に感熱性孔版原紙のテープ幅方向両端
    部を案内する案内溝を形成したことを特徴とする請求項
    1に記載のスタンプ用テープカセット。
  3. 【請求項3】 前記テープ保持具は、印面開口が形成さ
    れた正面壁とこの正面壁からテープカセットの上下両面
    に沿って直角に延びる1対の係合壁とで断面コ字状に形
    成され、1対の係合壁には、テープカセットの上下両面
    の1対の枢支ピンに係脱自在に係合する1対のピン穴が
    形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のスタンプ用テープカセット。
  4. 【請求項4】 前記正面壁のうちの導出口側の端部に
    は、感熱性孔版原紙を切断する為のカッター部が形成さ
    れたことを特徴とする請求項3に記載のスタンプ用テー
    プカセット。
  5. 【請求項5】 上部に把持部を有するスタンプ本体と、 前記スタンプ本体の下面部に装着されインクを含浸させ
    たインク含浸体と、 穿孔画像が形成され且つインク含浸体の下面に密着状に
    取付けられて印面部を形成する感熱性孔版原紙と、 前記印面部を突出させる為の印面開口と、この印面開口
    の内側近傍部において感熱性孔版原紙のテープ幅方向両
    端部を直線状に案内する案内溝とを有し、感熱性孔版原
    紙を保持した状態でスタンプ本体に着脱可能に装着され
    るテープ保持具とを備え、 前記テープ保持具が、穿孔画像を形成可能なテープ状の
    感熱性孔版原紙を収容したテープカセットのうちの感熱
    性孔版原紙を導出する導出口よりも原紙送り方向下流側
    部分に着脱自在に装着され且つテープカセットが加熱穿
    孔印字装置に装着されて加熱穿孔装置により感熱性孔版
    原紙に穿孔画像を形成する際には、テープ保持具が穿孔
    画像形成済みの所定長さの感熱性孔版原紙を案内溝を介
    して直線状に案内し保持するように構成されたことを特
    徴とするスタンプ体。
  6. 【請求項6】 スタンプ体の印面部に適用する穿孔画像
    を形成可能なテープ状の感熱性孔版原紙を収容したテー
    プカセットに、穿孔画像形成済みの所定長さの感熱性孔
    版原紙を直線状に案内し保持するテープ保持具を予め装
    着する第1工程と、 次にテープカセットをサーマルヘッドを有する加熱穿孔
    装置に装着して、テープカセットから導出した孔版原紙
    に穿孔画像を形成する第2工程と、 次に加熱穿孔装置からテープカセットを取外し後、穿孔
    画像形成済みの所定長さの孔版原紙を保持したテープ保
    持具をテープカセットから取外す第3工程と、 次にテープ保持具に保持した孔版原紙にスタンプ体の下
    面部のインク含浸体が密着するようにテープ保持具をス
    タンプ体に装着して、印面部をテープ保持具の印面開口
    から突出させる第4工程と、 を備えたことを特徴とするスタンプ体の製造方法。
JP29357695A 1995-10-16 1995-10-16 スタンプ用テープカセット及びスタンプ体及びスタンプ体の製造方法 Pending JPH09109532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031517A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd インクリボンカセットおよび切断ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011031517A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Dainippon Printing Co Ltd インクリボンカセットおよび切断ユニット

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