JPH0818283A - 部品組立装置 - Google Patents

部品組立装置

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JPH0818283A
JPH0818283A JP6149871A JP14987194A JPH0818283A JP H0818283 A JPH0818283 A JP H0818283A JP 6149871 A JP6149871 A JP 6149871A JP 14987194 A JP14987194 A JP 14987194A JP H0818283 A JPH0818283 A JP H0818283A
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JP
Japan
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nozzle
substrate
coating
load
amount
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JP6149871A
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English (en)
Inventor
Yoshio Tomizawa
喜男 富沢
Kazuhiro Nagao
和浩 長尾
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板上の各作業位置個別にノズルの下降量を
制御すると共にノズルや基板への衝撃荷重の低減をはか
ると共に騒音の減少をはかる。 【構成】 作業者により塗布作業の自動運転開始前に扱
うプリント基板に対する塗布順序に基づいて塗布ノズル
が各塗布位置上に下降される。このとき、ノズルが基板
に当接した際に検出装置により所定荷重となったことが
検出されるまでの下降量が計測装置により計測され、そ
の下降量データが記憶装置に記憶される。そして、生産
運転時には各塗布位置毎に設定した該下降量データに基
づいてノズルが下降動作される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の基板支持具によ
り支持されたプリント基板に電子部品を組み立てる部品
組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、特開平4−
10490号公報に開示されたものがある。しかし、こ
の場合バックアップピンにより基板全体を一律に調整す
るのみで、例えば基板内の各塗布位置あるいは各装着位
置での個別の調整は行っていなかった。
【0003】そのため、ノズルから吐出された塗布剤を
基板に塗布する際あるいはノズルに吸着されているチッ
プ部品を基板に装着する際に、ノズルの下限レベルは基
板上面の基準位置から更に所定量押し込んだ位置に設定
し、この押し込み量を設定しておくことによって、基板
の支持を行っている。そして、基板の支持された状態に
関係なく基板に塗布剤を塗布する、また基板に部品を装
着するようにしていた。
【0004】しかし、前記一律の押し込み量では例えば
基板が上反りしていた場合の当接時には必要以上の衝撃
荷重や振動、騒音が発生してしまう。また、下反り基板
を扱った場合には、ノズルの下降が不十分となり例えば
塗布剤の転写不足や塗布剤の持ち帰りによる次の塗布位
置での過多供給や、過多供給による糸引きが発生するお
それがある。また、部品の装着に於いても部品の装着不
良による不良品が発生してしまうおそれがある。更に、
表面に段差がある基板に対して、その段差に応じて下降
量を調整していなかった。
【0005】また、近年のサイクルタイムの高速化をは
かった装置に於いては下降時の加速度の増大に伴ってノ
ズルや基板にかかる衝撃荷重が増し、場合によってはノ
ズルの破損や基板の割れ等が発生するおそれがあり安定
に作業させることができなかった。また、運転時の騒音
がひどく作業者の労働条件が悪かった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのため、本発明は基
板上の各作業位置個別にノズルの下降量を制御すると共
にノズルや基板への衝撃荷重の低減をはかると共に騒音
の減少をはかることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
は一対の基板支持具により支持されたプリント基板に電
子部品を組み立てる部品組立装置に於いて、後工程装置
で前記基板に部品を装着可能とするために該装着位置に
塗布剤を塗布する上下動可能な塗布ノズルと、生産運転
開始前に当該基板に対する塗布順序に基づいて該ノズル
が前記基板支持具に支持される基板の各塗布位置に当接
した際の荷重を検出する検出装置と、該検出装置により
ノズルの当接時の荷重が所定量となるまでのノズルの下
降量を計測する計測装置と、該計測装置により計測され
た各下降量を記憶する記憶装置と、塗布作業時に該記憶
装置に記憶された下降量データに基づいて前記ノズルを
下降させる制御装置とを設けたものである。
【0008】また、請求項2の発明は一対の基板支持具
により支持されたプリント基板に電子部品を組み立てる
部品組立装置に於いて、後工程装置で前記基板に部品を
装着可能とするために該装着位置に塗布剤を塗布する上
下動可能な塗布ノズルと、該ノズルが前記基板支持具に
支持される基板に当接した際の荷重を検出する検出装置
と、該検出装置により所定の荷重量が検出された時点で
前記ノズルの下降を停止させる制御装置とを設けたもの
である。
【0009】更に、請求項3の発明は一対の基板支持具
により支持されたプリント基板に電子部品を組み立てる
部品組立装置に於いて、前記基板に部品を装着する上下
動可能な吸着ノズルと、生産運転開始前に当該基板に対
する装着順序に基づいて該ノズルが前記基板支持具に支
持される基板の各装着位置に当接した際の荷重を検出す
る検出装置と、該検出装置によりノズルの当接時の荷重
が所定量となるまでのノズルの下降量を計測する計測装
置と、該計測装置により計測された下降量を記憶する記
憶装置と、装着作業時に該記憶装置に記憶された下降量
データに基づいて前記ノズルを下降させる制御装置とを
設けたものである。
【0010】また、請求項4の発明は一対の基板支持具
により支持されたプリント基板に電子部品を組み立てる
部品組立装置に於いて、前記基板に部品を装着する上下
動可能な吸着ノズルと、該ノズルが前記基板支持具に支
持される基板に当接した際の荷重を検出する検出装置
と、該検出装置により所定の荷重量が検出された時点で
前記ノズルの下降を停止させる制御装置とを設けたもの
である。
【0011】
【作用】以上の構成から、請求項1の発明では作業者に
より塗布作業の自動運転開始前に扱うプリント基板に対
する塗布順序に基づいて塗布ノズルが各塗布位置上に下
降される。このとき、ノズルが基板に当接した際に検出
装置により所定荷重となったことが検出されるまでの下
降量が計測装置により計測され、その下降量データが記
憶装置に記憶される。そして、生産運転時には各塗布位
置毎に設定した該下降量データに基づいてノズルが下降
動作される。
【0012】また、請求項2の発明では塗布順序に基づ
いて塗布ノズルが各塗布位置上に下降され、検出装置に
より所定荷重となったことが検出されたら、ノズルの下
降動作が停止される。更に、請求項3の発明では作業者
により装着作業の自動運転開始前に扱うプリント基板に
対する装着順序に基づいて吸着ノズルが各装着位置上に
下降される。このとき、ノズルが基板に当接した際に検
出装置により所定荷重となったことが検出されるまでの
下降量が計測装置により計測され、その下降量データが
記憶装置に記憶される。そして、生産運転時には各塗布
位置毎に設定した該下降量データに基づいてノズルが下
降動作される。
【0013】また、請求項4の発明では装着順序に基づ
いて吸着ノズルが各装着位置上に下降され、検出装置に
より所定荷重となったことが検出されたら、ノズルの下
降動作が停止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2に示す1はX軸モータ2及びY軸モータ3
の駆動によりXY移動されるXYテーブル4上に載置さ
れるプリント基板である。5は前記基板1に塗布剤とし
ての接着剤を塗布する塗布ユニットで、6は接着剤を吐
出して基板1に接着剤を塗布する塗布ノズルで、7は該
ノズル6の上方に接続され、接着剤を貯蔵するシリンジ
で、図示しないエア供給源から供給される圧縮空気が送
り込まれて、ノズル6の吐出部6A(図3参照)より接
着剤が吐出される。
【0015】以下、前記塗布ユニット5について図6に
基づき詳述する。8、9は塗布ノズル6を保持するロー
タギア及びノズルホルダで、夫々挿入孔10、11内に
挿入される。該ロータギア8とノズルホルダ9は上下位
置に対して所定間隔を存するようにロータギア8下部に
設けられた一対の凹部12とノズルホルダ9上部に設け
られた一対の凹部13に渡って緩衝機構の圧縮バネ14
が介在され、該バネ14による緩衝時にノズルホルダ9
(ノズル6)の上昇をガイドするボルト15がロータギ
ア8の上方から挿入され、該ボルト15のネジ部16が
ノズルホルダ9に嵌まり込むことによりロータギア8と
ノズルホルダ9とが離反するように付勢されるも規制さ
れた状態で取り付けられる。ロータギア8側ではノズル
6のフランジ部17が挿入孔10の底面部に当接される
まで挿入されることによりノズル6の下限位置が設定さ
れる。
【0016】34は前記ノズルホルダ9の凹部13に埋
設された歪ゲージ式のロードセル等から成る荷重検出装
置で、ノズル6が下降されてストッパピン26が基板1
に当接した際の荷重を圧縮バネ14の付勢力から計測
し、所定の荷重量になった時点で後述するCPU67に
信号を送る。以下、前記ノズルホルダ9へのノズル6の
固定機構について説明する。
【0017】19は前記ノズル6の周側面の全周に渡り
形成された溝18に入り込むノズル固定ピンである。2
0はノズルホルダ9と該ホルダ9の側面に固定されたバ
ネストッパ21間に渡って形成された挿入孔で、ピン1
9の先端部のストッパフランジ22が滑り軸受23の一
端に当接されるまで挿入される。
【0018】24は前記バネストッパ21の一端部とバ
ネフランジ22とで前記ピン19が貫通される形で係止
される圧縮バネである。25はローレット付ツマミであ
る。26はノズル6の吐出部6A先端に吐出させた接着
剤と基板1との所定間隔を作るストッパピンである。
【0019】27は前記ロータギア8を保持して塗布ノ
ズル6を上下動するノズル上下アームで、図1に示す上
下モータ28の駆動により上下動する図示しない上下機
構により固定ベース29に取り付けられたリニアガイド
30に案内されて上下動される。即ち、該アーム27は
ベアリング31を介して前記ロータギア8に固定されて
いるため、アーム27の上下動によりノズル6も上下動
される。また、ロータギア8上部のギア部32に図示し
ない回動機構により回動される図示しないギアが噛合す
ることによりノズル6は回動される。尚、図6では便宜
的にノズル内部の接着剤の供給通路については省略して
ある。
【0020】以下、前記塗布ノズル6の構成について説
明する。35はノズルボディで、下部にノズル先端部3
6の嵌合部37が嵌合される嵌合溝38が形成されてお
り、フランジ部39の平面がノズルボディ35の下部に
当接するまで挿入される。こうして、ノズルボディ35
にノズル先端部36を嵌合させた状態で、袋ナット40
の挿入孔41を介して該袋ナット40をノズル先端部3
6の下部から通してノズルボディ35下部の側面に形成
されたネジ部42を介してナット止めする。
【0021】43は図示しない上流側装置から受け取っ
た基板1を前記XYテーブル4へ供給する供給コンベア
で、44は該テーブル4上で接着剤が塗布された基板1
を下流側装置へ排出する排出コンベアである。図3の4
5はXYテーブル4上に配置された基板位置決め機構で
ある。46、47は供給コンベア43からコンベア48
に乗り移って搬送されて来る基板1の両側端部を支持し
ながら案内するXYテーブル4の基板搬送部を構成する
一対の固定ブロックで、一方の固定ブロック46は断面
コの字形の固定プレート49上部に、他方の固定ブロッ
ク47は該固定プレート49の底面部に後述する移動機
構によりリニアガイド50を介して移動される可動プレ
ート51上部に設けられている。
【0022】52は前記可動プレート51を移動させる
移動機構のパルスモータで、該モータ52の駆動により
ベアリング53を介して固定プレート49に支持された
ボールネジ54が回動し、スライダ部55が固定された
可動プレート49がリニアガイド50に案内されて基板
幅方向に水平移動される。また、可動プレート49上の
固定ブロック47は圧縮バネ等の図示しない付勢手段に
より付勢されて該ブロック47を介して基板1を他方の
固定ブロック46側に押し付けて位置決めしている。
【0023】56は前記固定ブロック46、47に支持
された基板1の裏面に多数立設されたバックアップピン
57を押し当てて、例えば基板1が下反りしていても水
平に支持されるようにする上下動可能なバックアップベ
ースである。尚、図4に示すようにコンベア48で搬送
されてきた基板1を該コンベア48上方でバックアップ
しながら、基板1の上面を固定ブロック46、47の係
止部で係止するようにしたため、バックアップベース5
6の図示しない上下動機構による上下動量を調整するこ
とにより、各種基板1の厚さに対応できる。
【0024】また、図5に示すように該ベース56には
穴基準で位置決めを行う基板1にも対応できるように基
板1に穿設された位置決め穴58に入り込む位置決め用
の位置決めピン59が基板搬送方向の上流側と下流側の
夫々の位置に立設可能となっている。図1に示す65は
塗布動作に関するNCデータ等の各種データを記憶する
記憶装置としてのRAMで、67は塗布動作に関する各
種プログラムを記憶する記憶装置としてのROM66に
従い塗布装置を統括制御する制御装置としてのCPUで
ある。
【0025】68は操作部で、始動キー69、停止キー
70等を備えている。71はインターフェースである。
以下、動作について説明する。先ず、生産運転が開始さ
れる前に扱う基板1に対するノズル6の各塗布位置での
下降量の設定動作について説明する。
【0026】搬送されてくる基板1の基板幅に対応して
供給コンベア43、XYテーブル4の基板支持部のコン
ベア48及び排出コンベア44のコンベア幅を調整する
と共にXYテーブル4を基板搬送レベル(図示しないセ
ンサにより検出される高さ原点位置)に上昇させる。次
に、供給コンベア43からコンベア48を介してXYテ
ーブル4上に基板1が搬送されて来て、基板1が所望位
置に位置されると供給コンベア43及びコンベア48の
駆動が停止される。
【0027】続いて、XYテーブル4の基板搬送部を上
下機構により下降させる。このとき、バックアップベー
ス56上のバックアップピン57により基板1がバック
アップされ、基板1が下限位置まで下降された後、基板
1の位置決めが行われる。基板1の位置決めが行われた
後、作業者は図8に示す塗布に関するNCデータ内の塗
布順序を示す塗布ステップ(M−NO)の1番目(00
01)のX座標データ[mm]やY座標データ[mm]
で示す基板1上の座標位置(X1,Y1)が図9に示す
塗布条件データ内のDナンバー(D−NO)に設定され
ている塗布ノズル6(即ち、図8の塗布データにDナン
バー001と設定されているため、図9の塗布条件デー
タ内の001に設定されているノズル番号1のノズル6
(例えば図2の最も左のノズル6)の下方位置に位置さ
れるようにXYテーブル4を駆動させる。続いて、上下
モータ28を駆動させて所望位置から該ノズル6を徐々
に下降させる。そして、ノズル6の吐出部6Aより幾分
長いストッパピン26が基板1に当接して、荷重検出装
置34がRAM65に設定されている所定荷重(例えば
P1kgf、尚1kgfは9.8N(ニュートン)であ
る。)を検出したらCPU67に信号を送る。信号を受
け取ったCPU67は、前記上下モータ28の駆動を停
止させて、ノズル6の下降を停止させると共に、この塗
布位置での下降量をモータ28のパルス数から求め、R
AM65に記憶する。
【0028】次に、作業者は塗布ステップ(M−NO)
の2番目(0002)の塗布位置(X2、Y2)がDナ
ンバー(D−NO)に設定されている同じくノズル番号
1のノズル6の下方位置に位置されるようにXYテーブ
ル4を駆動させる。続いて、上下モータ28を駆動させ
て所望位置から該ノズル6を徐々に下降させ、ノズル6
のストッパピン26が基板1に当接して、荷重検出装置
34がRAM65に設定されている前記所定荷重を検出
したらCPU67に信号を送り、信号を受け取ったCP
U67は、前記上下モータ28の駆動を停止させて、ノ
ズル6の下降を停止させると共に、この塗布位置での下
降量をモータ28のパルス数から求め、RAM65に記
憶する。
【0029】更に、作業者は塗布ステップ(M−NO)
の3番目(0003)の塗布位置(X3、Y3)がDナ
ンバー(D−NO)に設定されているノズル番号2のノ
ズル6(図2の左から2番目のノズル6)の下方位置に
位置されるようにXYテーブル4を駆動させる。続い
て、上下モータ28を駆動させて所望位置から該ノズル
6を徐々に下降させ、ノズル6のストッパピン26が基
板1に当接して、荷重検出装置34がRAM65に設定
されている前記所定荷重を検出したらCPU67に信号
を送り、信号を受け取ったCPU67は、前記上下モー
タ28の駆動を停止させて、ノズル6の下降を停止させ
ると共に、この塗布位置での下降量をモータ28のパル
ス数から求め、RAM65に記憶する。
【0030】以下、同様に各塗布位置での対応するノズ
ル6により所定荷重が検出されるまでの下降量データを
RAM65に順次記憶させていく。以上のようにして上
下モータ28のパルス数から求めた各塗布位置での使用
する各ノズル6での下降量データをRAM65に設定し
た後、生産運転が開始される。
【0031】前述した下降量の設定動作時に使用した基
板1が生産運転の1枚目の基板1である。塗布作業は、
前述したRAM65に記憶された図8に示す塗布動作に
関するNCデータに基づき行われ、塗布ステップ000
1ではX座標データ[mm]やY座標データ[mm]で
示す基板1上の座標位置(X1,Y1)にZ(角度デー
タ)Z1で接着剤を図9に示す塗布条件データで示され
る塗布条件で塗布する。図8のNCデータのD(塗布条
件データ番号)が001と設定されており、図9の塗布
条件データの対応するDナンバー001に設定されたノ
ズル番号1、ゲージ1、塗布時間T1を基にノズル番号
1のノズル6にゲージ1(本実施例では各ノズル6毎に
2種類(ゲージ1、ゲージ2)の吐出圧力が選択設定さ
れている。)の吐出圧力で接着剤を塗布時間T1だけシ
リンジ7に図示しないエアチューブを介して供給源から
エアを送り込んでノズル6から所定量の接着剤を吐出さ
せて、基板1上に接着剤を塗布する。このとき、CPU
67は前述したようにして求めた当該ノズル6での当該
塗布位置での下降量データに基づいてノズル6を下降さ
せる。これにより、ノズル6(ストッパピン9)は所定
荷重で基板1に当接されるため、基板1に対して適切な
接着剤の転写が行える。また過大な衝撃を与えることな
しに、また受けることなしに基板1に接着剤を塗布する
ことができる。また、騒音も低減できる。
【0032】次に、ステップ0002では図8の塗布デ
ータで示す基板1上の座標位置(X2,Y2)にZ(角
度データ)Z2でノズル番号1のノズル6にゲージ2の
吐出圧力で塗布時間T2だけシリンジ7を加圧して、吐
出された接着剤を塗布する。この場合も、CPU67は
前述したようにして求めた当該塗布位置での該ノズル番
号1のノズル6による当接時の荷重が所定荷重となる下
降量データに基づいてノズル6を下降させる。
【0033】次に、ステップ0003では図8の塗布デ
ータで示す基板1上の座標位置(X3,Y3)にZ(角
度データ)Z3でノズル番号2のノズル6にゲージ1の
荷重で塗布時間T3だけシリンジ7を加圧して、吐出さ
れた接着剤を塗布する。この場合も、CPU67は前述
したようにして求めた当該塗布位置での該ノズル番号2
のノズル6による当接時の荷重が所定荷重となる下降量
データに基づいてノズル6を下降させる。
【0034】以下、同様にしてステップ0004以降の
塗布作業が続けられる。そして、該基板1への塗布が完
了したら、可動プレート51を移動させて固定ブロック
47を所定移動量拡げて基板1の位置決めを開放して、
次の基板1の受入れに備える。そして、2枚目以降の基
板1に対しても同様に塗布作業を行う。次に、機種切替
えにより前述した基板1と異なる種類の基板1に対して
塗布作業を行う場合について説明する。
【0035】この場合も、前述したように当該基板1の
各塗布位置毎に対応する塗布ノズル6での下降量データ
を設定する必要がある。即ち、基板種毎の特徴(例え
ば、反りが発生している基板とか、1枚の基板内で基板
厚が異なる箇所のある(段差のある)基板とか、裏面へ
の先付け部品の存在等の関係によるバックアップピン5
7による押し上げ位置の違いによる基板の凹凸等)に応
じてノズル6の下降量を設定するためである。
【0036】従って、当該基板1がXYテーブル4上に
位置決めされた後該基板に対する塗布に関するNCデー
タ及び塗布条件データを基に前述したように塗布ステッ
プ順にその塗布位置での対応するノズル6の下降量デー
タを設定する。そして、当該基板1の全ての塗布位置で
の使用するノズル6の下降量データの設定が完了した
後、生産運転を開始し、該基板に接着剤を塗布する。
【0037】尚、本実施例では機種切替えを行った場合
に1枚目の基板1に対して生産運転を開始する直前に該
基板の各塗布位置でのノズル6の下降量データの設定を
行っているが、例えばこの装置で扱う全ての基板種の基
板(塗布に関するNCデータ)に対してその代表として
1枚の基板1でもって下降量データの設定動作を完了さ
せておき、生産運転開始時には、既に設定された当該機
種の下降量データをRAM65から読み出して、該下降
量データに基づいて塗布作業を行わせても良い。また、
1度設定した下降量データを基に塗布作業を行い、機種
切替えが行われるまではその下降量データに従ってノズ
ル6を下降させているが、1枚毎下降量データを設定し
た後該基板1に対して塗布作業を行うようにしても良
い。更に、下降量データの再設定動作タイミングを所定
枚数の基板への作業完了毎に行うようにしても良い。ま
た、生産運転中に下降されてきたノズル6による荷重が
所定荷重になったことを荷重検出装置34が検出し、そ
の信号を受け取ったCPU67が上下モータ28を停止
させ、ノズル6の下降を停止させ、モータ28を逆動さ
せてノズル6を上昇させるようにしても良い。
【0038】更に、本発明は塗布装置だけに限らず、例
えば図10に示すようなXY移動及び上下動可能な吸着
ノズル81で図示しない供給装置から供給されるチップ
状電子部品82を吸着し、基板1上の装着する部品装着
装置に適用しても良い。この場合も前述したように各装
着位置で吸着ノズル91の先端部を前記塗布装置のノズ
ル6のように基板1に当接させ、該ノズル91の所望位
置に取り付けた図示しない荷重検出装置で所定荷重が検
出されるまでの下降量データをRAM65に予め記憶さ
せる。そして、生産運転時にその下降量データから各種
部品82のRAM65に記憶された図示しない部品の厚
さデータから読み出した厚みを減算してノズル81を下
降させる。また、装着位置に対応する部品82を吸着し
た状態でノズル81を下降させて、基板当接時に所定荷
重となる該ノズル81の下降量を求めても良い。尚、図
10のようにノズル側がXY移動する機構であればXY
テーブルとする必要はない。また、前記XYロボ型の部
品装着装置に限らず間欠回転する回転体の外縁部に放射
状に取り付けられる吸着ノズルにより装着作業を行うロ
ータリ型の部品装着装置に適用しても良い。このような
部品装着装置に於いても前記塗布装置と同様に下降量デ
ータの設定のタイミング等は種々変更可能とする。
【0039】
【発明の効果】以上、請求項1の発明によれば塗布作業
の生産運転開始前に扱う基板の各塗布位置でのノズルの
下降量データを設定したため、例えば凹凸のある基板と
か、反りの発生した基板とか、基板厚にバラツキのある
基板等でも確実に塗布作業が行えると共にノズルの基板
への当接時の衝撃荷重を低減でき、騒音も減少できる。
【0040】また、請求項2の発明によれば塗布作業時
に塗布作業を行う基板の各塗布位置でノズルの当接時の
荷重が所定荷重になった時点でノズルの下降を停止させ
るようにしたため、下降量データの設定動作を行う必要
がなく、作業性が良くなると共に前述したような例えば
凹凸のある基板とか、反りの発生した基板とか、基板厚
にバラツキのある基板等でも確実に塗布作業が行え、ノ
ズルの基板への当接時の衝撃荷重を低減でき、騒音も減
少できる。
【0041】更に、請求項3の発明によれば装着作業の
生産運転開始前に扱う基板の各装着位置でのノズルの下
降量データを設定したため、例えば凹凸のある基板と
か、反りの発生した基板とか、基板厚にバラツキのある
基板等でも確実に装着作業が行えると共にノズルの基板
への当接時の衝撃荷重を低減でき、騒音も減少できる。
また、請求項4の発明によれば装着作業時に装着作業を
行う基板の各装着位置でノズルの当接時の荷重が所定荷
重になった時点でノズルの下降を停止させるようにした
ため、下降量データの設定動作を行う必要がなく、作業
性が良くなると共に前述したような例えば凹凸のある基
板とか、反りの発生した基板とか、基板厚にバラツキの
ある基板等でも確実に装着作業が行え、ノズルの基板へ
の当接時の衝撃荷重を低減でき、騒音も減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗布装置の構成回路図である。
【図2】塗布装置の正面図である。
【図3】基板位置決め機構の側面図である。
【図4】基板位置決め機構の側面図である。
【図5】基板位置決め機構の側面図である。
【図6】塗布ユニットの塗布ノズル固定機構を示す一部
断面図である。
【図7】塗布ノズルの分解図である。
【図8】NCデータを示す図である。
【図9】塗布条件データを示す図である。
【図10】本発明を部品装着装置に適用した実施例を示
す図である。
【符号の説明】
1 プリント基板 4 XYテーブル 6 塗布ノズル 28 上下モータ 34 荷重検出装置 65 RAM 67 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板支持具により支持されたプリ
    ント基板に電子部品を組み立てる部品組立装置に於い
    て、後工程装置で前記基板に部品を装着可能とするため
    に該装着位置に塗布剤を塗布する上下動可能な塗布ノズ
    ルと、生産運転開始前に当該基板に対する塗布順序に基
    づいて該ノズルが前記基板支持具に支持される基板の各
    塗布位置に当接した際の荷重を検出する検出装置と、該
    検出装置によりノズルの当接時の荷重が所定量となるま
    でのノズルの下降量を計測する計測装置と、該計測装置
    により計測された各下降量を記憶する記憶装置と、塗布
    作業時に該記憶装置に記憶された下降量データに基づい
    て前記ノズルを下降させる制御装置とを設けたことを特
    徴とする部品組立装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板支持具により支持されたプリ
    ント基板に電子部品を組み立てる部品組立装置に於い
    て、後工程装置で前記基板に部品を装着可能とするため
    に該装着位置に塗布剤を塗布する上下動可能な塗布ノズ
    ルと、該ノズルが前記基板支持具に支持される基板に当
    接した際の荷重を検出する検出装置と、該検出装置によ
    り所定の荷重量が検出された時点で前記ノズルの下降を
    停止させる制御装置とを設けたことを特徴とする部品組
    立装置。
  3. 【請求項3】 一対の基板支持具により支持されたプリ
    ント基板に電子部品を組み立てる部品組立装置に於い
    て、前記基板に部品を装着する上下動可能な吸着ノズル
    と、生産運転開始前に当該基板に対する装着順序に基づ
    いて該ノズルが前記基板支持具に支持される基板の各装
    着位置に当接した際の荷重を検出する検出装置と、該検
    出装置によりノズルの当接時の荷重が所定量となるまで
    のノズルの下降量を計測する計測装置と、該計測装置に
    より計測された下降量を記憶する記憶装置と、装着作業
    時に該記憶装置に記憶された下降量データに基づいて前
    記ノズルを下降させる制御装置とを設けたことを特徴と
    する部品組立装置。
  4. 【請求項4】 一対の基板支持具により支持されたプリ
    ント基板に電子部品を組み立てる部品組立装置に於い
    て、前記基板に部品を装着する上下動可能な吸着ノズル
    と、該ノズルが前記基板支持具に支持される基板に当接
    した際の荷重を検出する検出装置と、該検出装置により
    所定の荷重量が検出された時点で前記ノズルの下降を停
    止させる制御装置とを設けたことを特徴とする部品組立
    装置。
JP6149871A 1994-06-30 1994-06-30 部品組立装置 Pending JPH0818283A (ja)

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